JP4956047B2 - 屋根構造 - Google Patents

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本発明は、建物の躯体に付帯する出窓等の突出型付帯物の屋根を改修して、その屋根に流れる雨水の排水性を改善するための屋根構造に関するものである。
従来、建物の躯体に付帯する出窓の屋根として特許文献1〜3に記載のものがある。
また、出窓の屋根における雨水の排水方法として、屋根に軒先側に向けて傾斜する勾配を設けることにより雨水を軒先側に誘導して軒先から地上へと排水する方法が知られている。
この従来の屋根は、図7に示すように建物10の外壁11から半多角形状に張り出すように設けられた出窓200の屋根部210に軒元から軒先へ向かって下り傾斜する板金220が設けられている。
この屋根部210の板金220を流れる雨水は、出窓200の軒元側から軒先側中央に集まるように流れて、出窓200の軒先側中央から地面に落水するようになっている(図7の1点鎖線)。
実用新案登録第2548539号公報 実公平7−21811号公報 特開2004−84354号公報
しかしながら、上記した従来の出窓200のように屋根面積の大きいものでは、雨水の受水量が多くなることに伴って、軒先から流れ落ちる雨水の量も多くなってしまう。
このため、屋根部210から流れ落ちた雨水が、出窓200の窓や外壁11に飛び散った際にその跳ね音によって住人に不快感を与えたり、雨水の跳ね返りによって出窓200の窓や外壁11が劣化したりするという恐れがあった。
また、図7に示すような半多角形状に張り出す出窓200においては、その出窓200の形状に合った樋を作製するのに手間がかかる点や、板金220の周縁に沿って樋を設置した際に出窓200の外観が悪化するという点から軒先に樋を取り付けることは困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、屋根の外観を悪化させることなく軒先からの雨水の垂れ流れを防止することのできる屋根構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明は、建物の躯体に突出するように付帯する突出型付帯物と、前記突出型付帯物の上端部に設けられ且つ中央部を下方に沈み込む形状に湾曲させられた板金と、前記突出型付帯物の突出方向に延び且つ前記突出方向と交差する方向に間隔をおいて前記板金上に配設されている複数の支持部材と、前記複数の支持部材を介して前記板金上に支持された付帯屋根と、を備える屋根構造であって、前記複数の支持部材の厚みを前記突出型付帯物の突出方向に交差する方向の一端側から他端側に向かうにつれて次第に小さくすることにより、前記付帯物屋根が記突出型付帯物の突出方向に交差する方向に前記複数の支持部材により前記板金上に傾斜支持させられ、前記付帯物屋根の周縁から上方に向けて立ち上がる枠部材が前記付帯物屋根の周縁に沿って設けられ、前記付帯物屋根の最低部の周辺に設けられた前記枠部材に樋具が設けられることを特徴とする。
また、前記突出型付帯物が出窓であることを特徴とする。
このように構成された本発明は、建物の躯体に突出するように付帯する突出型付帯物に付帯物屋根を設けると共に突出型付帯物に設けられた支持部材によって付帯物屋根を支持し、突出型付帯物の軒先側から軒元側に向かうにつれて支持部材の厚みを次第に小さくして付帯物屋根を軒先側から軒元側に向けて下り傾斜させると共に、付帯物屋根の最低部の周辺に樋具を設けることにより、付帯物屋根に流れる雨水を付帯物屋根の軒元側に集水して樋具に排水することができるので、軒先からの雨水の垂れ流しを防止することができる。
このため、雨水の跳ね音や跳ね返りによる窓や外壁の腐食等による劣化を防止することができる。
しかも、付帯物屋根の最低部の周辺に樋具を取り付けるので、樋具を付帯物屋根の周縁に沿って設ける場合に比べて突出型付帯物の屋根の外観を見栄えよくすることができる。
また、突出型付帯物の上側に支持部材を介して付帯物屋根を設置する屋根構造なので、引渡し済みの建物等のように屋根を解体することのできない建物であっても、屋根を解体せずに付帯物屋根を設けることができる。
さらに、突出型付帯物の突出方向に間隔を置いて支持部材を複数配設し、軒先側の支持部材から軒元側の支持部材になるにつれてその厚みを次第に小さくすることにより、少ない部材(支持部材)で付帯物屋根を傾斜させることができるので、その分突出型付帯物に加わる荷重を少なくすることができ、突出型付帯物の耐久性を確保することができる。
しかも、突出型付帯物上における付帯物屋根の設置作業の負担を軽減することができると共に、作業時間を短縮することができる。
また、本発明は、建物の躯体に突出するように付帯する突出型付帯物に付帯物屋根を設けると共に突出型付帯物に設けられた支持部材によって付帯物屋根を支持し、突出型付帯物の突出方向に交差する方向の一端側から他端側に向かうにつれて支持部材の厚みを次第に小さくして付帯物屋根を突出型付帯物の突出方向に交差する方向に傾斜させる。そして、付帯物屋根の周縁から上方に向けて立ち上がる枠部材を付帯物屋根の周縁に沿って設けて、付帯物屋根の最低部の周辺に設けられた枠部材に樋具を設けることにより、付帯物屋根に流れる雨水を付帯物屋根の最低部に集水して樋具に排水することができる。
このため、付帯物屋根の軒先からの雨水の垂れ流しを防止することができる。
また、付帯物屋根の周縁に枠部材を設けているので、付帯物屋根の周縁から雨水が落水することなく付帯物屋根の最低部に集水させることができる。
また、突出型付帯物が出窓であることにより、出窓の屋根の軒先からの雨水の垂れ流しを防止することができる。
これにより、住人が出窓から出入りする際に出窓の屋根からの落水を気にすることなく出入りすることができる。
また、出窓の屋根の軒先から雨水が垂れ流れることがないので、出窓から見る屋外の見通しをよくすることができる。
以下、本発明の最良の実施の形態に係る屋根構造を実施例に基づいて説明する。
図1は、この発明に係る出窓20の屋根部21に設けられた付帯物屋根30の構成を示した断面図である。
尚、以降の説明では、図7に示す建物10等の従来と共通する構成に関しては同一の符号を用いて説明する。
まず、構成から説明すると、本発明に係る建物10には、図2に示すように躯体としての外壁11の外方に半多角形状に突出する突出型付帯物としての出窓20が設けられ、この出窓20の上側に付帯物屋根30が設けられている。
この付帯物屋根30は、図3に示すように平面視、正12角形の半分の半多角形状に形成されており、半多角形状に構成された付帯物屋根30の板金31と、この板金31の周縁に沿って半多角形状に設けられた枠部材としての屋根枠32と、付帯物屋根30の板金31を支持する支持部材としての木桟36a〜36fとから概略構成されている。
この板金31は、図3に示すように多角形状の板金31a、31bが木桟36a〜36f上に敷設されることにより半多角形状に形成され、その板金31a、31b間や板金31b、31b間の目地部は長尺状の目地カバー板31c、31cによってそれぞれ塞がれている。
また、各木桟36a〜36fは、図1に示すように断面視矩形状を呈していると共に、軒先側の木桟36aから軒元側の木桟36b〜36fになるにつれて各木桟36a〜36fの上下方向の厚みが次第に小さくなるように形成されている。
しかも、各木桟36a〜36fは、出窓20の屋根部21が備える板22の上に、板22の外壁11からの突出方向に間隔を置いて配設されており、この各木桟36a〜36fに支持された板金31は軒先側から軒元側に下り傾斜するように設置されている。
さらに、木桟36a〜36fは、外壁11の延在方向と平行になるようにそれぞれ配設されている(図3を参照)。
ここで、上記した出窓20の屋根部21が備える板22は、木桟36a〜36fや後述する箱樋37等を設置するための下地板であり、合板等を用いることが好ましい。
また、図1に示すように上記軒元側の木桟36fよりも外壁11側の板22上には外壁11と接するように断面視矩形状の木桟36gが配設されており、その木桟36gと板金31を支持する木桟36fとの間には樋溝34が形成されている。
さらに、樋溝34には板金31を流れる雨水が集水される箱樋37が設けられていると共に、金属製の受水板33が木桟36gの上面と板金31とに跨り、かつ樋溝34と箱樋37を覆うように設置されている。
この受水板33は、図2、3に示すように屋根枠32の枠内において建物10の外壁11の延在方向に延伸する長尺状の板体であり、その板面の延伸方向に間隔を置いて孔33aが複数設けられている。
また、この受水板33の孔33aは、図3に示すように付帯物屋根30の軒元側(板金31よりも軒元側)に設けられた箱樋37の上に位置している。尚、箱樋37は外壁11の延在方向に延伸している。
従って、図2の1点鎖線で示すように板金31の傾斜に沿って流れる雨水は、孔33aに入水して、受水板33の下に設けられた図3に示す箱樋37に流れ込むようになっている。
また、箱樋37に流れ込んだ雨水は、屋根枠32に取り付けられた樋具としての竪樋35に導かれて排水されるようになっている(図3を参照)。
尚、この竪樋35は、図3に示すように板金31の軒元側の最低部31dの周辺の屋根枠32部分に取り付けられており、その屋根枠32部分には箱樋37と竪樋35とを連通する貫通孔32aが形成されている。
従って、この貫通孔32aを介して箱樋37の一端が竪樋35へ連通し、雨水が竪樋35に導かれるようになっている。
一方、屋根枠32は、図1に示すように板22の軒先側の周縁から上方に突出するように設けられた断面視矩形状の横木32cと、その横木32cの上に、横木32cの軒先側の側面から突出するように設けられた断面視矩形状の横木32bとから概略構成されている。
しかも、その横木32bには、その軒先側の側面と上面及び横木32bの軒元側の側面に接する板金31の端縁部を覆うように笠木32dが設けられている。
また、横木32cには、その軒先側の側面と板22の下面とを覆うように外壁下地板32e、32fが断面視L字状の格好で取り付けられている。
しかも、板22の下面に取り付けられた外壁下地板32fは、屋根部21の軒先側に配設された断面視矩形状の横木26の軒先側に取り付けられた外壁下地板23の上部に連接するように取り付けられている。尚、この外壁下地板32e、32f、23は、それぞれ外壁塗装が施されるようになっている。
さらに、横木26は板22を下方から支持する部材であり、この横木26とともに、軒元側に配設された断面視矩形状の横木28にも板22は支持されている。
また、屋根部21の底部となる石膏ボード24は、建物10の躯体12に支持固定されており、その下側にサッシ枠等の出窓20の建具25が設けられている。
このように構成された本発明は、出窓20の屋根部21が備える板22上に木桟36a〜36fを配設して、その木桟36a〜36fに付帯物屋根30の板金31を設置して支持させた屋根構造において、軒先側の木桟36aから軒元側の木桟36b〜36fになるにつれてその上下方向の厚みが次第に小さくなるように形成すると共に、板金31の最低部31dの周辺の屋根枠32部分に竪樋35を設けることにより、板金31に流れる雨水を付帯物屋根30の軒元側に集水して竪樋35に排水することができるので、軒先からの雨水の垂れ流しを防止することができる。
このため、雨水の跳ね音や跳ね返りによる出窓20の窓や建物10の外壁11の腐食等による劣化を防止することができる。
しかも、付帯物屋根30が備える板金31の最低部31dの周辺の屋根枠32に竪樋35を設けるので、樋具を付帯物屋根30の周縁に沿って設ける場合に比べて出窓20の屋根部21の外観を見栄えよくすることができる。
また、出窓20の屋根部21の上に木桟36a〜36fを介して付帯物屋根30を設置する屋根構造なので、引渡し済みの建物のような屋根を解体することのできない建物であっても、出窓20の屋根部21を解体せずに付帯物屋根30を設けることができる。
さらに、少ない部材(木桟36a〜36f)で付帯物屋根30の板金31を傾斜させることができるので、その分既存の出窓20に加わる荷重を少なくすることができ、出窓20の耐久性を確保することができる。
しかも、出窓20の屋根部21における付帯物屋根30の設置作業の負担を軽減することができると共に、作業時間を短縮することができる。
また、建物10の外壁11の延在方向に延伸すると共に、その一端が貫通孔32aを介して竪樋35に連通する箱樋37を付帯物屋根30の軒元側に設けることにより、付帯物屋根30の板金31に流れる雨水を効率よく竪樋35に導くことができる。
これにより、例えば大量の雨水が付帯物屋根30の軒元側に集中して、付帯物屋根30の周縁から溢れ出して落水するような事態を防止することができる。
さらに、付帯物屋根30の板金31の周縁から上方に向けて立ち上がる屋根枠32を付帯物屋根30の周縁に沿って設けることにより、付帯物屋根30の板金31の周縁から雨水が垂れ流れることを防止することができる。
また、出窓20の屋根部21に付帯物屋根30を設けることにより、出窓20の屋根部21からの落水を防止できるので、住人が出窓20から出入りする際に屋根部21からの落水を気にすることなく出入りすることができる。
また、出窓20の軒先から雨水が垂れ流れることがないので、出窓20から見る屋外の見通しを改善することができる。
図4は、上述した出窓20の屋根部21に設けられた付帯物屋根30構成を基本とするもので、出窓20に代える出窓200の屋根部210および屋根部210に設けられた付帯物屋根40を示したものである。また、この図4は、屋根部210および付帯物屋根40を説明する断面構成を部分的に示した説明図である。
尚、以降の実施例2の説明では、建物10等の実施例1と共通する構成に関しては同一の符号を用いて説明する。
まず、構成から説明すると、出窓200の上側に設置された付帯物屋根40は、図4に示すように既存の出窓200が備える屋根部210の板金220の上側に設けられるようになっている。
即ち、実施例2に係る付帯物屋根40は、図7に示す既存の出窓200の屋根部210が備える板金220上に設置されるものであり、この屋根構造はリフォーム等を行う建物に適用されるものである。
尚、既存の出窓200の屋根部210の板金220は、図4に示すようにその板金220の延在方向(図4の一点鎖線の方向)の一方の側縁から他方の側縁に向けて略放物線状に形成されて、その中央部が沈み込むように湾曲している。
この付帯物屋根40は、図6に示すように半多角形状を呈しており、半多角形状に形成された板金41と、この板金41の周縁に沿って半多角形状に設けられた枠部材としての屋根枠42と、付帯物屋根40の板金41を支持する支持部材としての断面視矩形状の木桟46a〜46iとから概略構成されている。
また、この木桟46a〜46iは、図4に示すように板金41の下面側において既存の屋根部210の板金220の延伸方向に間隔を置いて配設されている。
しかも、その板金220の延伸方向の一端側の木桟46aから他端側の木桟46b〜46iになるにつれて各木桟46a〜46iの上下方向の厚みが次第に小さくなるように形成されている。
従って、付帯物屋根40の板金41は、既存の屋根部210の板金220の延伸方向の一方側に下り傾斜するように設置されている。
また、図6に示すように付帯物屋根40の外壁11からの突出方向に対して平行に配設された木桟46a〜46iは、支持部材としての木桟47a〜47cに支持されている。
この木桟47a〜47cは、図6に示すように付帯物屋根40の外壁11からの突出方向に間隔を置いて複数配設されていると共に、各木桟47a〜47cが、木桟46b〜46hに対して直交するように配設されている。
尚、既存の出窓200の屋根部210が備える板金220は、図4に示すようにその周縁部に配設された横木29、29等によって支持されている。
また、付帯物屋根40の板金41は、図4、5に示すように屋根枠42の枠内に隠れる格好となっており、板金41の傾斜する外観は露出しないようになっている。
また、この屋根枠42は、図4に示すように板金41の周縁から上方に立ち上がり、付帯物屋根40の板金41の周縁から既存の出窓200の屋根部210の上部にまで垂れ下がるように延伸する断面視矩形状の板体であると共に、板金41の周縁に接着材や釘等で固定されている。
このような付帯物屋根40では、図4、5の1点鎖線で示すように板金41の傾斜に沿って流れる雨水が、屋根枠42によって流れる方向を変えながら板金41の最低部41aに集まるように流れて、屋根枠42に取り付けられた樋具としての竪樋45に導かれて排水されるようになっている。
尚、この竪樋45は、板金41の軒元側の最低部41aの周辺の屋根枠42部分に取り付けられており、その屋根枠42部分には、図4に示すように竪樋45に連通する貫通孔42aが形成されている。
従って、板金41の最低部41aに集められた雨水は、この貫通孔42aを介して竪樋45へと導かれるようになっている。
このように構成された本発明は、既存の出窓200の屋根部210の板金220の上に木桟47a〜47cと木桟46a〜46iを配設して、木桟46a〜46iに付帯物屋根40の板金41を設置して支持させた屋根構造において、出窓200の屋根部210の突出方向に交差する方向の一端側の木桟46aから他端側の木桟46b〜46iになるにつれてその上下方向の厚みが次第に小さくなるように形成すると共に、付帯物屋根40の板金41の周縁から上方に向けて立ち上がる屋根枠42を付帯物屋根40の板金41の周縁に沿って設けて、付帯物屋根40の板金41の最低部41aの周辺の屋根枠42に竪樋45を設けることにより、付帯物屋根40に流れる雨水を付帯物屋根40の板金41の最低部41aに集水して竪樋45に排水することができる。
このため、付帯物屋根40の軒先からの雨水の垂れ流しを防止することができる。
また、付帯物屋根40の板金41の周縁に屋根枠42を設けているので、付帯物屋根40の周縁から雨水が落水することなく板金41の最低部41aに集水させることができる。
さらに、少ない部材(木桟46a〜46i)で付帯物屋根40の板金41を傾斜させることができるので、その分既存の出窓200に加わる荷重を少なくすることができ、出窓200の耐久性を確保することができる。
しかも、既存の出窓200の屋根部210における付帯物屋根40の設置作業の負担を軽減することができると共に、作業時間を短縮することができる。
また、既存の出窓200の屋根部210の上に木桟46a〜46i等を介して付帯物屋根40を設置する屋根構造なので、引渡し済みの建物のような屋根を解体することのできない建物であっても、既存の出窓200の屋根部210を解体せずに付帯物屋根40を設けることができる。
また、出窓200の屋根部210に付帯物屋根40を設けることにより、出窓200の屋根部210からの落水を防止できるので、住人が出窓200から出入りする際に屋根部210からの落水を気にすることなく出入りすることができる。
また、出窓200の軒先から雨水が垂れ流れることがないので、出窓200から見る屋外の見通しを改善することができる。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1、2では、出窓20の屋根部21が備える板22や既存の出窓200の屋根部210が備える板金220上に複数の木桟36a〜36f若しくは木桟46a〜46iを配設するようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば傾斜面を有する単一の板体を板22や板金220に敷設して各付帯物屋根30、40の各板金31、41を傾斜させるようにしてもよい。
また、本発明の屋根構造は、リフォーム等の既存の建物に施工するものに限定されるものではなく、一般の住宅建築の際にも上記屋根構造を利用した屋根の建築を行うことができる。
さらに、前記実施例1の屋根構造は、前記実施例2の屋根構造のように既存の出窓200の屋根部210を残したまま改修される構造ではなく、出窓20の屋根部21の構造を改修して付帯物屋根30とする構造になっているが、これに限定されるものではなく、例えば図7の既存の出窓200の屋根部210が備える板金220上に、図1の板22上の木桟36a〜36fや板金31等からなる実施例1の屋根構造を構築して既存の出窓の屋根部を残したまま実施例1の付帯物屋根を構築することもできる。
また、例えば実施例1の出窓20の屋根部21の構造を改修する屋根構造において、図1の屋根部21が備える板22上に、図4の出窓200の屋根部210が備える板金220上の木桟46a〜46iや板金41等の実施例2の屋根構造を構築することで出窓の屋根部の構造を改修する屋根構造に実施例2の付帯物屋根を適用することもできる。
さらに、前記実施例1では、付帯物屋根30の板金31の周縁に沿って屋根枠32を設けているが、これに限定されるものではなく、例えば板金31に屋根枠32を設けずに付帯物屋根30の軒元側の雨水が集水する部分に沿って樋を設けて排水するようにしてもよい。
本発明の実施例1に係る付帯物屋根を図3のA方向に見た際の構成を示す断面図である。 実施例1に係る付帯物屋根が設けられた出窓の概略構成を示す斜視図である。 実施例1に係る付帯物屋根を上方から見た際の構成を示す上面図である。 実施例2に係る付帯物屋根を図5のB方向に見た際の断面構成を部分的に示す説明図である。 実施例2に係る付帯物屋根が設けられた出窓の概略構成を示す斜視図である。 実施例2に係る付帯物屋根を上方から見た際の構成を示す上面図である。 建物の外壁に設けられた従来の出窓の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
10 建物
11 外壁(躯体)
20 出窓(突出型付帯物)
30、40 付帯物屋根
34 樋溝
35、45 竪樋(樋具)
36a〜36f 木桟(支持部材)
31d、41a 最低部
32、42 屋根枠(枠部材)
46a〜46i 木桟(支持部材)
47a〜47c 木桟(支持部材)

Claims (1)

  1. 建物の躯体に突出するように付帯する突出型付帯物と、
    前記突出型付帯物の上端部に設けられ且つ中央部を下方に沈み込む形状に湾曲させられた板金と、
    前記突出型付帯物の突出方向に延び且つ前記突出方向と交差する方向に間隔をおいて前記板金上に配設されている複数の支持部材と、
    前記複数の支持部材を介して前記板金上に支持された付帯屋根と、
    を備える屋根構造であって、
    前記複数の支持部材の厚みを前記突出型付帯物の突出方向に交差する方向の一端側から他端側に向かうにつれて次第に小さくすることにより、前記付帯物屋根が記突出型付帯物の突出方向に交差する方向に前記複数の支持部材により前記板金上に傾斜支持させられ、
    前記付帯物屋根の周縁から上方に向けて立ち上がる枠部材が前記付帯物屋根の周縁に沿って設けられ、
    前記付帯物屋根の最低部の周辺に設けられた前記枠部材に樋具が設けられることを特徴とする屋根構造。
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