JP4956038B2 - 穿刺アダプタ及び超音波プローブ - Google Patents

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Description

本発明は、超音波診断装置下において穿刺術を行う際に用いられる穿刺アダプタ及びその穿刺アダプタを備える超音波プローブ。
従来から、注射針等の穿刺針を生体内に刺入して、腫瘍などの組織の採取等の検査や、薬剤の局所投与或いは穿刺針からのマイクロ波やラジオ波の照射等の温熱治療などを行う穿刺術が行われている。このような穿刺術は、損傷により大出血を起こす危険性のある血管などを避けるために、或いは、目的である腫瘍などの組織に対して確実に穿刺するために、一般的には、超音波診断装置によって生成される超音波断層像を参照しながら行われている。
図9は、従来の超音波診断装置の概略構成を示す図である。図9に示すように、超音波診断装置は、超音波診断装置本体1、超音波プローブ2、及び、超音波診断装置本体1と超音波プローブ2とを電気的に接続する伝送ケーブル3とから構成されている。また、確実に穿刺を行うために、図9に示すように超音波プローブ2には、穿刺アダプタ40が装着され、穿刺針5を支持し案内するために用いられる。つまり、超音波断層像を参考にしつつ、検査または治療のための穿刺針5を超音波断層像90に示される患部に確実に穿刺するように案内する(例えば、特許文献1参照。)。
穿刺針の刺入方向は、患部の位置によって変化させる必要があるが、特許文献1に記載のように、案内方向の異なる穴を複数設けた穿刺アダプタがある。
また、穿刺術には、用途に応じて異なる径の穿刺針が用いられる。したがって、穿刺針の径ごとに穿刺アダプタを用意しておかなければならない。また、例えば手術中に異なる径の穿刺針を使用する場合、超音波プローブに取り付けた穿刺アダプタを次に使用する穿刺針の径に合ったものに交換しなければならない。
そこで、2つの部材で穿刺針を挟持するようにして案内し、その2つの部材の距離を調整可能にすることにより、異なる径の穿刺針に対応するようにしたものがある。図10は、従来の穿刺アダプタ41の構成を示す図で、図10(a)は正面図、図10(b)は右側面図である。図10に示すように、従来の穿刺アダプタ41において、可動穿刺ガイド90は、調整ネジ20を回すことにより固定穿刺ガイド80に対して矢印X方向に移動可能に取り付けられている。そして、調整ネジ20を回すにより可動穿刺ガイド90と固定穿刺ガイド80とで穿刺針5を挟持させるようにして穿刺針5を案内する。
特開平1−97440号公報
しかしながら、調整ネジ20による締め付けが強すぎれば、穿刺針5と可動穿刺ガイド90及び固定穿刺ガイド80との摩擦力が大きくなり、穿刺針5をスムーズに操作できない。また、穿刺針5と可動穿刺ガイド90及び固定穿刺ガイド80との間に隙間を持たせるようにすると、隙間が大きい場合には穿刺針5との間にガタを生じ刺入位置精度が悪くなる。
そこで、従来の穿刺アダプタ41においては、調整ネジ20を締めて可動穿刺ガイド90と固定穿刺ガイド80とで穿刺針5を挟み込んだら、穿刺針5を前後に動かしつつ、調整ネジ20を緩ませる方向に回したり締める方向に回したりして、穿刺針5がガタつくことなく且つスムーズに動くように調整が行われていた。このように、従来の穿刺アダプタ41は、調整に手間を要していた。また、このように調整を行っても、可動穿刺ガイド90及び固定穿刺ガイド80の案内面の加工精度のばらつきや、穿刺針5の径のばらつき等があるため、摩擦力やガタが変化が発生する場合がありスムーズに操作できないことがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、穿刺針がガタつくことなく且つ操作者がスムーズに操作することが容易な穿刺アダプタ及び超音波プローブを提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、被検体に当接して超音波の走査を行う超音波プローブに装着され、前記被検体に対し刺入する穿刺針を刺入方向に案内するための穿刺アダプタであって、第1保持部材に保持される第1の回動体と、前記第1の回動体と前記穿刺針を挟持できるように配置され、第2保持部材に保持される第2の回動体とを備え、前記第1の回動体と前記第2の回動体の一方はV字形状の溝が形成され、他方は該V字形状に収容可能な凸形状が形成されており、前記穿刺針を前記第1の回動体と前記第2の回動体で挟持したときに、前記穿刺針の刺入にしたがって回動するように保持されることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明は、被検体に対し刺入する穿刺針を刺入方向に案内するための穿刺アダプタを備え、前記被検体に当接して超音波の走査を行う超音波プローブであって、前記穿刺アダプタは、第1保持部材に保持される第1の回動体と、前記第1の回動体と前記穿刺針を挟持できるように配置され、第2保持部材に保持される第2の回動体とを備え、前記第1の回動体と前記第2の回動体の一方はV字形状の溝が形成され、他方は該V字形状に収容可能な凸形状が形成されており、前記穿刺針を前記第1の回動体と前記第2の回動体で挟持したときに、前記穿刺針の刺入にしたがって回動するように保持されることを特徴としている。
本発明の穿刺アダプタまたは超音波プローブによれば、2つの回動体で穿刺針を挟持して穿刺針を刺入方向に案内するので、操作者は穿刺針の刺入の操作をスムーズに行うことができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る穿刺アダプタ4の第1の実施の形態における構成を示す外観図で、図1(a)は正面図、図1(b)は右側面図である。図1(a)及び(b)に示すように、本実施の形態の穿刺アダプタ4は、主に、超音波の送受信を行って超音波断層像を生成するための超音波プローブ2(一点鎖線で示す)に着脱自在に装着するための装着部10、ガイドローラ6(第1ローラ)を有する固定ガイド部18、及び、ガイドローラ7(第2ローラ)を有する可動ガイド部19とで構成される。ガイドローラ6とガイドローラ7は対をなし、本実施の形態では2対のガイドローラ6とガイドローラ7が矢印Aで示す穿刺針5の刺入方向に一列に配置されている。そして、2対のガイドローラ6とガイドローラ7は穿刺針5を挟持し刺入方向に案内する。
ここで、本実施の形態の2つのガイドローラ6及び2つのガイドローラ7は、それぞれ本発明の第1の回動体および第2の回動体を構成するものである。ただし、本発明の第1の回動体および第2の回動体はこの構成に限られず、例えば1対のガイドローラ6とガイドローラ7、或いは、1つのガイドローラ6を2つのガイドローラ7の中間に配置した構成などであってもよい。
図2に、固定ガイド部18の構成を示す。図2(a)は正面図、図2(b)は右側面図である。図2に示すように、固定ガイド部18は、固定保持部材8(第1保持部材)及び2つのガイドローラ6を含んで構成される。固定保持部材8は、装着部10と一体で形成されている。また、固定保持部材8には、図2(a)に示すように、穿刺針の刺入方向の前側及び後側(図では左側及び右側)にコの字状の切り欠き8a、8bが形成されている。ガイドローラ6は、ガイドローラ6に一体で形成された軸部6aが、固定保持部材8のコの字状の切り欠き8a、8bのそれぞれの上下の面の図示しない支持部に軸支され、回転可能になされている。ただし、軸部6aはガイドローラ6を貫通する軸であってもよい。また、固定保持部材8の中央近傍の上部には、後述の間隔調整ネジ20を螺合するためのネジ孔8dが貫通している。また、図2(b)に示す装着部10の下側の斜面部10aは、可動ガイド部19を固定ガイド部18に取り付ける際の案内面である。
図3に、可動ガイド部19の構成を示す。図3(a)は正面図、図3(b)は右側面図、図3(c)は図3(a)に示す断面C−Cにおける断面図である。図3に示すように、可動ガイド部19は、可動保持部材9(第2保持部材)、2つのガイドローラ7、間隔調整ネジ20、止め輪21及び制動手段11を含んで構成される。可動保持部材9の断面形状は、固定保持部材8の断面形状とほぼ同形状に形成され、図3(a)に示すように、刺入方向の前側及び後側(図では左側及び右側)にコの字状の切り欠き9a、9bが形成されている。ガイドローラ7の軸部7aは、可動保持部材9のコの字状の切り欠き9a、9bのそれぞれの上下の面の図示しない支持部に軸支され、回転可能になされている。ただし、軸部7aはガイドローラ7を貫通する軸であってもよい。また、1つのガイドローラ7(図3(a)では右側のガイドローラ7)には、制動手段11が設けられている。制動手段11は、ガイドローラ7の回転を制動するためのものである(詳細後述)。また、可動保持部材9の上部の中央近傍には、間隔調整ネジ20を備える。間隔調整ネジ20は、図3(c)に示すように、摘み部20c、軸部20a及びネジ部20bが形成され、可動保持部材9には、貫通孔9cが形成されている。間隔調整ネジ20の軸部20aは貫通孔9cに挿入され、ネジ部20bが貫通孔9cから突出し、摘み部20cと反対側に組み付けられた止め輪21によって軸方向に係止されている。また、図3(a)に示す斜面部9dは、固定ガイド部18に取り付ける際の案内面である。
そして、可動ガイド部19の斜面部9dを装着部10の斜面部10aに沿うようにし、ネジ部20bがネジ孔8dに螺合するように摘み部20cを回転させて、図1に示したように可動ガイド部19を固定ガイド部18に取り付ける。ここで、摘み部20cをいずれかの方向に回転させると間隔調整ネジ20は図1(b)の矢印B方向(挟持方向)に移動する。間隔調整ネジ20は軸方向が可動保持部材9に係止されているので、可動ガイド部19は、間隔調整ネジ20とともに矢印B方向に移動する。したがって、穿刺針5をガイドローラ6とガイドローラ7の間に挿入して、摘み部20cを回転させて間隔調整ネジ20を締めることによりガイドローラ7をガイドローラ6の方向に移動させて、ガイドローラ6とガイドローラ7とで穿刺針5を挟持することができる。
次に、ガイドローラ6及びガイドローラ7の形状について説明する。図4(a)は、細い穿刺針5aを挟持する様子を示す図で、図4(b)は、太い穿刺針5bを挟持する様子を示す図である。また、図4(c)は、挟持される穿刺針5近傍の拡大図である。
図4に示すように、ガイドローラ7は、外周に沿ってV字状の溝7bが形成されている。ただし、溝7bの形状はV字状に限るものではなく、溝7bの開口部が最も広くなるように、開口部に向かって広がるように形状されていることが好ましい。一方、ガイドローラ6は、外周に沿ってガイドローラ7の溝7bに収容可能な形状、図4では、溝7bのV字に収容されるように逆V字状に凸部6bが外周に沿って形成されている。このような形状により、図4(c)に示すように接点穿刺針5は、ガイドローラ7に対しては二点で接した状態となるので軸方向にずれることなく軸中心に位置するように挟持される。また、ガイドローラ6の凸形状の凸部6bがガイドローラ7の凹形状の溝7bに収容されるので各ローラが近接でき、図4(a)に示すように細い穿刺針5aを挟持し、太い穿刺針5bは図4(b)に示すように挟持することができる。また、ガイドローラ6の凸部は、矩形であってもよく、この場合ガイドローラ6は円盤状のローラとなる。また、ガイドローラ6に溝形状し、ガイドローラ7に凸部を形成してもよい。
さらに、本実施の形態における穿刺針5を操作するための力について説明する。図5は、穿刺針5を操作するための力を説明するための模式図である。ここで、間隔調整ネジ20の締め付けは、ガイドローラ6及びガイドローラ7で穿刺針5を少なくとも挟持可能な程度とし、そのときに軸6a及び軸7aとそれぞれを軸支する支持部との間で発生する摩擦力をそれぞれf2及びf1とする。
穿刺針5を操作するための力をPとすると、Pはガイドローラ6及びガイドローラ7にかかる負荷トルクに対応する力である。ガイドローラ7にかかる負荷トルクT1は、軸7aの摺動面(外周)に発生する摩擦力f1によるトルクで、軸7aの径をr1とすれば、T1=r1×f1となる。ここで、本実施の形態では、軸7aの径r1を小さく形成しているので、T1は小さなトルクとなる。T2も同様である。したがって、Pはこの小さなトルク(T1+T2)に対抗する力であればよい。したがって、穿刺針5は容易に操作することができる。
また、ガイドローラ7における穿刺針5との接点の半径をR1、接点においてトルクT1に対抗する力をF1とすれば、F1×R1=T1=r1×f1となり、F1=f1×(r1/R1)となる。したがって、F1は、摩擦力f1に半径の比(r1/R1)を乗じたものであるから、摩擦力f1に比べて小さくなる。また、間隔調整ネジ20による締め付けがばらつきf1がばらついても半径の比によりそのばらつきも僅かなものとなる。したがって、間隔調整ネジ20による締め付けを厳密に調整して行う必要がない。
さらに、本実施の形態において、ガイドローラ7に対する回転方向に制動力を与える制動手段11をさらに備える。これは、操作者が所望の力で穿刺針5を操作できるようにするためのものである。また、制動手段11は、本実施の形態のようにガイドローラ7に備える構成に限られず、ガイドローラ6またはガイドローラ7の少なくともいずれか1つに備えればよい。
図6は、制動手段11の構成を示す図で、図3(a)に示す断面D−Dにおける断面図である。
図6に示すように、制動手段11は、制動力調整ネジ12、押さえバネ13、ブレーキ板14とを含んで構成される。
可動保持部材9には、コの字状の切り欠き9a(図3参照)の上部を貫通するネジ孔9c、下部を貫通する軸孔9dが形成されている。
ガイドローラ7の一方の軸7aは軸孔9dにより軸支され、他方の軸7a´は、ネジ孔9cに螺合する制動力調整ネジ12の端面12dに形成された軸穴12cにより軸支される。さらに、制動力調整ネジ12の端面12dとガイドローラ7の端面7dとの間には、端面7d側にブレーキ板14、端面12d側に圧縮バネである押さえバネ13(付勢手段)をそれぞれ軸7a´を貫通するように備える。ブレーキ板14は押さえバネ13の押圧力により付勢され端面7dにより係止される。このような構成により、押さえバネ13の押圧力により、ガイドローラ7が回転するときに、端面7dとブレーキ板14との間、及び、他方の端面7cと可動保持部材9との間でそれぞれ摩擦力をする。この摩擦力が回転方向の制動力となる。また、制動力調整ネジ12を回転させ上下させることにより、押さえバネ13のたわみ量を変化させて押圧力を変化させ、回転方向の摩擦力(制動力)を変化させることができる。操作者は、制動力調整ネジ12の摘み部12aを持って制動力調整ネジ12を回転させ所望の制動力に調整することが可能である。したがって、操作者は所望の力により穿刺針5を操作できる。このように制動力調整ネジ12は本発明の押圧力調整手段としての機能を有する。
また、本実施の形態では、超音波プローブに穿刺アダプタを装着する構成としたが、超音波プローブが上述の穿刺アダプタの機構を備える構成であってもよい。
[第2の実施の形態]
次に、図面を参照して本考案の第2の実施の形態を説明する。なお、以下には第1の実施の形態と実質的に同様の構成については、詳細な説明を省略し、主に異なる点について述べる(以下の他の実施の形態も同様)。
本実施の形態の特徴は、付勢手段により可動ガイド部19の可動保持部材9を固定ガイド部18の固定保持部材8の方向に付勢することにより穿刺針5をガイドローラ6とガイドローラ7とで穿刺針5を挟持するようにした調整機構を備える点にある。
図7は、第2の実施の形態における調整機構の構成を示す断面図である。図7に示す断面図は、図3(a)に示す断面C−Cに相当する位置の断面で、固定ガイド部18及び装着部10を含むものである。
図7に示すように、装着部10の斜面部10a(図2参照)の右端近傍に側板部10bが形成され、軸16が側板部10bから固定保持部材8に亘って備えられている。また、可動保持部材9は、側板部10bと固定保持部材8との間に配置され、軸16は、可動保持部材9に形成された貫通孔9eを貫通し、可動保持部材9を保持する。また、可動保持部材9に形成されたバネ収容部9fに圧縮バネ15が、その一端が側板部10bで係止され、他端が可動保持部材9を固定保持部材8方向に付勢するように収容される。この圧縮バネ15により、ガイドローラ7はガイドローラ6方向に付勢される。
ここで、ガイドローラ6とガイドローラ7の間に穿刺針5を挿入すると、圧縮バネ15によりガイドローラ7はガイドローラ6方向に付勢され、穿刺針5を挟持する。このような調整機構によれば、穿刺針5をガイドローラ6とガイドローラ7の間に挿入するだけで、穿刺針5が挟持される。
[第3の実施の形態]
本実施の形態の特徴は、検査または治療のために穿刺針5を刺入する位置を変更可能にした点にある。
本実施の形態として、経直腸プローブ2´を用いて経会陰穿刺を行う場合を例として説明する。経直腸プローブ2´は、患者の直腸に挿入され、例えば前立腺の超音波リニア断層像を再構成するためのもので、経直腸プローブ2´に用いる穿刺アダプタ4´は超音波リニア断層像に示される前立腺部に検査または治療のために刺入される穿刺針5を支持し案内するためのものである。
図8は、経直腸プローブ2´に用いる穿刺アダプタ4´の構成を示す図である。以下、図8を用いて、本実施の形態の特徴である刺入する位置を変更可能にするガイドローラ7´の形状について説明する。また、本実施の形態においても第1の実施の形態と同様にガイドローラ6´とガイドローラ7´との間隔を調整機構により調整して穿刺針5を挟持するようになっているが、図8においては調整機構等を詳細に示す図は省略する。
図8に示すように、ガイドローラ7´の外周面の周方向にV字状の溝7´bが、所定のピッチpで複数(図では3つ)形成されている。この溝7´bとガイドローラ6により穿刺針を挟持する位置S1、S2及びS3が構成される。
このような構成により操作者はS1乃至S3のうちの所望の位置に穿刺針5を挿入し、図示しない調整機構によりガイドローラ6´とガイドローラ7´との間隔を調整して穿刺針5を挟持する。位置S1、S2及びS3から穿刺針を挟持する位置を選択することにより穿刺針5を所望の位置に刺入することが可能となる。
本発明に係る穿刺アダプタの一実施形態における構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 図1に示す固定ガイド部を示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 図1に示す可動ガイド部を示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は断面図である。 ガイドローラの形状を説明するための図で、穿刺針を挟持する様子を示す図である。 穿刺針を操作するための力を説明するための模式図である。 図1に示す制動手段の構成を示す図である。 第2の実施の形態における調整機構の構成を示す断面図である。 第3の実施の形態における経直腸プローブに用いる穿刺アダプタの構成を示す図である。 従来の超音波診断装置の概略構成を示す図である。 従来の穿刺アダプタの構成を示す図である。
符号の説明
1 超音波診断装置本体
2 超音波プローブ
4 穿刺アダプタ
5 穿刺針
6 ガイドローラ
7 ガイドローラ
8 固定保持部材
9 可動保持部材
10 装着部
11 制動手段
12 制動力調整ネジ
13 押さえバネ
14 ブレーキ板
15 圧縮バネ
16 軸
18 固定ガイド部
19 可動ガイド部
20 間隔調整ネジ
21 止め輪

Claims (9)

  1. 被検体に当接して超音波の走査を行う超音波プローブに装着され、前記被検体に対し刺入する穿刺針を刺入方向に案内するための穿刺アダプタであって、
    第1保持部材に保持される第1の回動体と、
    前記第1の回動体と前記穿刺針を挟持できるように配置され、第2保持部材に保持される第2の回動体とを備え、
    前記第1の回動体と前記第2の回動体の一方はV字形状の溝が形成され、他方は該V字形状に収容可能な凸形状が形成されており
    前記穿刺針を前記第1の回動体と前記第2の回動体で挟持したときに、前記穿刺針の刺入にしたがって回動するように保持されることを特徴とする穿刺アダプタ。
  2. 前記第2の回動体は、前記第1の回動体に対し前記挟持方向に移動可能に備えられた請求項1に記載の穿刺アダプタ。
  3. 前記第2保持部材は、前記第1保持部材に対し前記挟持方向に移動可能に備えられた請求項1に記載の穿刺アダプタ。
  4. 前記第1の回動体は、前記刺入方向に沿って配置された複数の第1ローラで構成され、
    前記第2の回動体は、前記第1ローラと対をなし前記第1ローラと前記穿刺針を挟持する位置に配置された複数の第2ローラで構成される請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の穿刺アダプタ。
  5. 前記第1または第2保持部材は、少なくとも1つの前記第1または第2ローラに対し前記回転を制動する制動力を与える制動手段をさらに備える請求項4に記載の穿刺アダプタ。
  6. 前記制動手段は、前記回転の方向と略直角方向に前記少なくとも1つの前記第1または第2ローラを押圧する付勢手段を含む請求項5に記載の穿刺アダプタ。
  7. 前記制動手段は、前記付勢手段による押圧力を変化させる押圧力調整手段をさらに含む請求項6に記載の穿刺アダプタ。
  8. 前記付勢手段は、バネで構成される請求項6または請求項7に記載の穿刺アダプタ。
  9. 被検体に対し刺入する穿刺針を刺入方向に案内するための穿刺アダプタを備え、前記被検体に当接して超音波の走査を行う超音波プローブであって、
    前記穿刺アダプタは、
    第1保持部材に保持される第1の回動体と、
    前記第1の回動体と前記穿刺針を挟持できるように配置され、第2保持部材に保持される第2の回動体とを備え、
    前記第1の回動体と前記第2の回動体の一方はV字形状の溝が形成され、他方は該V字形状に収容可能な凸形状が形成されており、
    前記穿刺針を前記第1の回動体と前記第2の回動体で挟持したときに、前記穿刺針の刺入にしたがって回動するように保持されることを特徴とする超音波プローブ。
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