JP4955502B2 - 光源点灯用回路およびそれを備えた発光装置 - Google Patents

光源点灯用回路およびそれを備えた発光装置 Download PDF

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Description

本発明は、発光ダイオード(LED)や白熱電球等からなる一又は複数の光源を点灯するための光源点灯用回路、およびその光源点灯用回路を組み込んでなる発光装置に関する。本発明において発光装置とは、例えば、照光式押ボタンスイッチや表示灯、警告灯などの点灯式表示装置、照明器具、電光式ディスプレイ、信号灯、その他、LEDや白熱電球等を光源として備える各種の発光機器を含むものである。
従来、照光式押ボタンスイッチや表示灯などの表示装置として、工作装置や制御装置などの産業機器の駆動をオン/オフ制御するスイッチ機能と表示機能を備えた照光式押ボタンスイッチや、スイッチ機能のないLED表示機能のみの表示灯などが知られている。
この種表示装置の具体例として、例えば図7に示すように、光源としてのLED101を内蔵した押ボタン102、該押ボタン102のオン/オフ切換え操作により交流電源からの入力電圧(一般にAC100V,200Vなど)を前記産業機器に供給する駆動オン/オフ切換え回路103、前記入力電圧をトランス104により降圧してLED101に供給する光源点灯用回路などを備えてなる照光式押ボタンスイッチや、図示しないが、前記押ボタン102、駆動オン/オフ切換え回路103などを備えず、光源としてのLED101と、入力電圧をトランス104で降圧してそのLED101に供給する光源点灯用回路のみを備えた表示灯が存在している。
また、複数のLEDを光源とする照明器具として、例えば特許文献1に開示されるようなバルブ内に複数のLEDを内蔵した電球型のLED照明具や、特許文献2、3に開示されるようなスタンド式の照明具も知られている。
上記したように従来の点灯式表示装置は、トランスを使用するため小型化、軽量化が困難であるばかりか、入力電圧が100V,200Vのいずれかに限定されてしまうという問題があった。また、LED101は微小電流で点灯してしまうため、誘導電圧(微小電流)などによりLED101が誤作動(誤点灯)してしまうという問題があった。
このような問題を解消する回路として、例えば特許文献4に開示されるような、トランスを用いない交流用駆動回路が知られている。
また、LEDを光源とする照明具などでは、一般的に抵抗器により電流制限を行っているため、大電流対応型などでは抵抗器の発熱も多く、消費電力が大きくなってしまうという問題があった。
このような問題を解消するために、例えば前述の電球型LED照明具においては、図8に示すようなコンデンサ分圧型の電源回路を搭載しているものもある。
特開2004−134249号公報 特開2000−98941号公報 特開2004−103380号公報 特開2002−153066号公報
前記した従来の交流用駆動回路は、トランスを用いない回路構成のため、上述した従来のトランス式の点灯用回路による問題点を解消し得るものの、LEDに定電流を常時供給するための蓄電用コンデンサを備えており、該蓄電用コンデンサは大型のコンデンサであるため、照光式押ボタンスイッチや表示灯、照明具などのさらなる小型軽量化が困難であるばかりか、蓄電用コンデンサの寿命(一般に2000〜3000時間程度)で製品寿命が決まってしまうという問題があった。また、定電流を供給してLEDを常時点灯させる方式の為、LEDの寿命が短くなるという問題もあった。
また、前記したコンデンサ分圧型電源回路では、大電流化したいときには高耐圧の無極性コンデンサの大容量化が必要となり、現実的でないという問題があった。
本発明はこのような従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、トランスや蓄電用コンデンサ、分圧用コンデンサなどを用いることなく、LEDなどの光源に適正な範囲の電力を適時に供給し得るようにして、照光式押ボタンスイッチや表示灯などの点灯式表示装置、照明器具、電光式ディスプレイ、信号灯、その他、LEDや白熱電球等を光源として備える各種の発光機器の小型軽量化に極めて有用であり、また、例えば80V〜279Vのフリー電源のような広範囲な入力電圧にも対応でき、製品寿命を長く維持すること、消費電力を大幅に低減することが可能な光源点灯用回路およびそれを備えた発光装置を提供することにある。
以上の目的を達成するために本発明は、発光ダイオードや白熱電球等からなる一又は複数の光源を点灯するための光源点灯用回路であって、交流電源を整流するための整流回路と、前記整流回路の出力の立ち上がり時にはその出力電圧が予め設定された所定の設定値に達するまで前記光源への出力供給を行い、前記整流回路の出力の立ち下がり時にはその出力電圧が前記所定の設定値以下になった時に前記光源への出力供給を行う供給電圧制限回路を備え、前記整流回路の出力電圧が前記所定の設定値を超えている間は出力供給を遮断し、整流後の電圧の高い部分の波形をカットして、前記一又は複数の光源をパルス点灯させる。
これによれば、トランスや蓄電用コンデンサを用いることのない、小型軽量で、且つ広範囲な入力電圧(例えば80V〜279Vのフリー電源など)にも対応可能な回路としながら、適正な範囲の電力を適時に供給して光源を点灯することができる。また、寿命が短い割に高価な蓄電用コンデンサを用いないことに加え、パルス点灯方式であることからLEDなどの光源の寿命を延ばすことができ、耐用年数の長い点灯用回路を安価に提供することができる。また、整流後の電圧の高い部分の波形がカットされるので、この部分の消費電力が無視され、消費電力を大幅に低減することが可能になる。
また本発明は、前記一又は複数の光源に供給される電流の最大値を、前記各光源の許容最大電流値以下に制限するピーク電流制限回路をさらに備えると良い。
これによれば、光源に供給される電流を、各光源の許容最大電流値以下に制限して、過電流の入力による光源損傷の虞れを防止することができる。
尚、近年においては、許容最大電流値の大きなLEDが開発されており、このようなLEDを光源とする場合は、ピーク電流制限回路は必ずしも必要とされない。
また本発明は、前記一又は複数の光源に供給される電圧が微小値である時に、前記供給電圧制限回路からの光源への出力供給を遮断して、各光源の誤点灯を防止する起動電圧制限回路を備えると良い。
これによれば、誘導電圧(微小電流)などにより光源が誤作動(誤点灯)する虞れを防止することができる。
本発明において、交流電源が高電圧(例えば200V)である時に、前記整流回路の出力の立ち上がり時にはその出力電圧が第一の設定値より高い第二の設定値に達するまで前記光源への出力供給を行い、前記整流回路の出力の立ち下がり時にはその出力電圧が前記第二の設定値以下になった時に前記光源への出力供給を行うよう、前記供給電圧制限回路を制御する高電圧入力対応回路を備え、前記整流回路の出力電圧が第二の設定値を超えている間は出力供給を遮断して、前記光源をパルス点灯させるよう構成することもできる(本出願人による特願2003−15076号参照)。但し、この場合、入力電圧が第一の設定値(例えば100V)か第二の設定値(例えば200V)に限られてしまう。
よって、本発明において、前記交流電源からの入力電圧が変動した時に、前記整流回路の出力電圧における前記所定の設定値を、前記入力電圧の変動に合せて連続的に(ほぼリニアに)変化させる入力電圧変動対応制御回路をさらに備え、該入力電圧変動対応制御回路により、前記一又は複数の光源へ供給する電流値のパルス幅を変化させて、各光源への供給電流値(平均値又は実効値)がほぼ一定になるよう制御し、広範囲な入力電圧に対応可能とすると良い。
入力電圧変動対応制御回路は、前記入力電圧が変動した時、各光源への供給電流値がほぼ一定になるよう、前記一又は複数の光源へ供給する電流値のパルス幅を変化させ、各光源をほぼ一定の明るさでパルス点灯させるものである。
入力電圧の変動に伴うパルス幅の変化は、図5に示すような関係となる。すなわち、光源が白熱電球の場合、入力電圧が変動してもほぼ同一の明るさを得るには、パルス幅を図5に示すように変化させる必要があり、例えば入力電圧が100Vの場合はパルス幅が3.6mSとなり、150Vに変動した場合はパルス幅が2.6mSとなり、200Vに変動した場合はパルス幅が2.1mSとなるよう、入力電圧変動対応制御回路により、前記所定の設定値を、第一の設定値V〜第nの設定値Vnまで連続的に変化させることで、光源への供給電流値(実効値)をほぼ一定にして、光源の明るさをほぼ同一とすることができる。
光源がLEDの場合は、平均電流によりその明るさが決定されるので、前記と同様に、入力電圧変動対応制御回路により、前記所定の設定値を第一の設定値V〜第nの設定値Vnまで連続的に変化させることで、光源への供給電流値(平均値)をほぼ一定にして、光源の明るさをほぼ同一とすることができる。
これによれば、入力電圧が例えば80V〜279Vのフリー電源のように変動しても、光源に対する供給の割合が大きく変化するようなことなく、適正な範囲の電力を適時に供給して光源を一定の明るさでパルス点灯させることができる。
そして、本発明は、前記整流回路の出力電圧における前記所定の設定値を変化させる可変手段(例えば可変抵抗など)を含み、該可変手段の操作により、前記一又は複数の光源へ供給する電流のパルス幅を変化させて各光源の明るさをコントロールする調光制御回路を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、可変手段の操作で各光源の明るさを任意に調整することができる。
本発明は、少なくとも、発光ダイオードや白熱電球等からなる一又は複数の光源と、該光源を点灯するための光源点灯用回路を組み込んでなる発光装置であって、前記光源点灯用回路が、前記した本発明の光源点灯用回路であることを特徴とする。
ここで、発光装置の具体的態様としては、例えば、照光式押ボタンスイッチや表示灯、警告灯などの点灯式表示装置、照明器具、電光式ディスプレイ、信号灯などをあげることができる。
このような構成になる発光装置は、トランスや蓄電用コンデンサを不要とした光源点灯用回路を搭載するので、従来におけるトランス搭載型や蓄電用コンデンサ搭載型の発光装置に比べて大幅な小型軽量化、低コスト化、長寿命化、省電力化が実現できるなど、多くの利点を奏する。
本発明の光源点灯用回路は以上説明したように構成したので、トランスや蓄電用コンデンサを用いることのない、小型軽量で、且つ、例えば80V〜279Vのフリー電源のような広範囲な入力電圧にも対応可能な回路としながら、適正な範囲の電力を適時に供給して光源を点灯することができる。また、寿命が短い割に高価な蓄電用コンデンサを用いないことに加え、パルス点灯方式であることから光源の寿命を延ばすことができ、耐用年数が長く消費電力も小さい点灯用回路を安価に提供することができる。しかも、調光制御回路を備えるので、可変抵抗やその他の外部部品等により、光源の明るさを任意に調整することができる。
ピーク電流制限回路を備えた場合は、光源に供給される電流を、光源の許容最大電流値以下に制限して、過電流の入力による光源損傷の虞れを防止することができる。
起動電圧制限回路を備えた場合は、誘導電圧(微小電流)などにより光源が誤作動(誤点灯)する虞れを防止することができる。
入力電圧変動対応制御回路を備えた場合は、交流電源が、例えば80V〜279Vの範囲で変動するフリー電源のような広範囲電源であっても、光源に対する出力供給の割合がほぼ変化することなく、適正な範囲の電力を適時に供給して光源を同じ明るさでパルス点灯させることができる。
また、本発明の発光装置は、トランスや蓄電用コンデンサを不要とした光源点灯用回路を搭載するので、従来品に比べ、大幅な小型軽量化、低コスト化,長寿命化,低消費電力化が実現できる照光式押ボタンスイッチや表示灯又は警告灯などの点灯式表示装置、照明器具、電光式ディスプレイ、信号灯などの、新規な発光機器を提供し得るなど、多くの利点を奏する。
以下、本発明の実施形態の一例を図面に基づいて説明する。
図1(a)は本実施形態の光源点灯用回路のブロック図、図2は該光源点灯用回路のさらに詳細な態様例としての回路構成図を示す。
図1(a)に示すように、この光源点灯用回路は、整流回路4、供給電圧制限回路5、光源(一又は複数のLED(発光ダイオード)又は白熱電球)6、ピーク電流制限回路7、起動電圧制限回路8、入力電圧変動対応制御回路9、調光制御回路10などを備える。
整流回路4は、交流電源3を整流するための回路である。
供給電圧制限回路5は、整流回路4の出力の立ち上がり時にはその出力電圧が予め設定された所定の設定値(後述するV〜Vn)に達するまで光源6への出力供給を行い、整流回路4の出力の立ち下がり時にはその出力電圧が前記所定の設定値以下になった時に光源6への出力供給を行う回路である。
ピーク電流制限回路7は、光源6に供給される電流の最大値を、光源6の許容最大電流値Ilim以下に制限する回路である。
起動電圧制限回路8は、交流電源3が低電圧である時(後述する起動最小電圧値V0−1に満たない時)に、供給電圧制限回路5からの光源6への出力供給を遮断して、光源6の誤点灯を防止する回路である。
光源6は、例えば押ボタンスイッチなどを照光する光源、照明器具や電光式ディスプレイの光源などである。該光源6が複数のLEDである場合を図1(b)に、一個のLEDである場合を図1(c)に、一個の白熱電球である場合を図1(d)に示す。
入力電圧変動対応制御回路9は、交流電源3からの入力電圧が変動した時に、整流回路4の出力における前記所定の設定値を、交流電源3の変動に合せて、第一の設定値V〜第nの設定値Vnまで連続的に変化させ、光源6へ供給する電流値のパルス幅を変化させ、光源6への供給電流値(平均値又は実効値)がほぼ一定となるように光源6への出力供給を行うよう、供給電圧制限回路5を制御する回路である。
以下、本実施形態の光源点灯用回路の構成の詳細について、図2を参照しながら説明する。
この光源点灯用回路は、一対の接続端子1,2を介して、電源電圧が80V〜279Vに変動するフリー電源としての交流電源3に接続される。尚、電源電圧の値はこれに限定されるものではない。
整流回路4は、ブリッジ回路である。
供給電圧制限回路5a,5bは、抵抗R2,R4、ツェナーダイオードZD7の分圧比により予め任意に設定された電圧(所定の設定値)になったことを、抵抗R2とR4の間の分圧点aで検出してスイッチングトランジスタQ3をオン/オフ制御し、これにより、メインスイッチとなるトランジスタQ5を、前記所定の設定値以上にてオフさせることにより、整流回路4の出力電圧Vが前記所定の設定値を超えている間は出力供給を遮断して光源6をパルス点灯(パルス駆動)させるよう構成されている。前記所定の設定値は、抵抗R2,R4、ツェナーダイオードZD7の組み合わせにより予め任意に設定することができる。
ピーク電流制限回路7は、ダイオードD4、抵抗R9、ツェナーダイオードZD5、トランジスタQ4からなる定電流回路で、光源6のパルス駆動のピーク電流を制限する目的で設けられ、抵抗R9に流れる電流が光源6の許容最大電流値Ilimより大きくなった時(例えば60〜100mA)に、抵抗R9の両端電圧(電圧降下)と、ツェナーダイオードZD5のツェナー電圧とを比較してトランジスタQ4を制御し、それにより、メインスイッチであるトランジスタQ5を制御して、光源6に供給される電流の最大値を許容最大電流値Ilim以下に制限するよう構成されている。
起動電圧制限回路8a,8bは、抵抗R13、抵抗R8、ツェナーダイオードZD8、充電用コンデンサC2、抵抗R1、FETQ6、抵抗R10、スイッチングトランジスタQ1からなり、抵抗R13,R8、ツェナーダイオードZD8の分圧比により任意に設定された電圧(起動最小電圧値V0−1)を、抵抗R13とR8の間の分圧点bで検出してFETQ6をオン/オフさせ、供給電圧制限回路5a,5bからの光源6への出力供給を制限するよう構成されている。すなわち、交流電源3が低電圧であって分圧点bが起動最小電圧値V0−1に満たない時はFETQ6をオフとし、これによりトランジスタQ1がオン、トランジスタQ5がオフとなるため、供給電圧制限回路5a,5bからの光源6への出力供給が遮断される一方、交流電源3の電圧を上げて分圧点bが起動最小電圧値V0−1以上を検出した場合はFETQ6をオンとし、これによりトランジスタQ1がオフ、トランジスタQ5がオンとなって、供給電圧制限回路5a,5bからの光源6への出力供給を正常とするようになっている。
なお、コンデンサC2は、抵抗R13,R8、ツェナーダイオードZD8の分圧比による電圧(分圧点bの電圧)を安定化するためのものである。
入力電圧変動対応制御回路9は、広範囲な入力電圧(例えば80V〜279V)への対応を可能にする回路である。
すなわち、前述した所定の設定値を各入力電圧に対して一定とした場合は光源6の明るさが変化してしまう。例えば、光源6が白熱電球の場合、該光源6を、入力電圧が変動してもほぼ同一の明るさにしたい場合、パルス幅を図5に示すように変化させなければならない。そこで、この光源6を駆動させる場合、このようなパルス幅に制御されるように、前記所定の設定値を第一の設定値V〜第nの設定値Vnまで連続的に変動させる入力電圧変動対応制御回路を備えた。
光源6がLEDの場合は、平均電流により明るさが決定される。前記同様に所定の設定値を平均電流がほぼ一定となるよう変化させる入力電圧変動対応制御回路を備えることで、前記入力電圧変動に対して光源6への供給電流値をほぼ一定にすることができ、明るさをほぼ同一とすることができる。
図示例の入力電圧変動対応制御回路9は、抵抗R12、抵抗R15、ツェナーダイオードZD6、充電用コンデンサC1抵抗R5、FETQ2、抵抗R16からなる回路9−1〜9−n(中間の回路9−2,9−3,…は図示を省略する)を複数備え、夫々の回路9−1〜9−nが、抵抗R12,R15、ツェナーダイオードZD6の分圧比により任意に設定された電圧(遮断電圧変更電圧値V0−2)を、抵抗R12とR15の間の分圧点cで検出してFETQ2をオン/オフさせ、FETQ2のオンにより抵抗R4に抵抗R16が並列接続された回路構成となるようにして、前記分圧点aにおける閾値電圧(予め設定された所定の設定値)を、第一の設定値V1から第二の設定値V2に変更するよう構成され、この動作により、整流回路4の出力の立ち上がり時にはその出力電圧が第一の設定値V1より高い第二の設定値V2に達するまで光源6への出力供給を行い、整流回路4の出力の立ち下がり時にはその出力電圧が第二の設定値V2以下になった時に光源6への出力供給を行うべく供給電圧制限回路5a,5bを制御する、すなわち、光源6への出力供給の遮断電圧を、第一の設定値V1から第二の設定値V2へ変更するようになっている。第二の設定値V2は、抵抗R2,R4,R16、ツェナーダイオードZD7の組み合わせにより任意に設定することができる。
よって、この任意に設定可能な所定の設定値V1、V2、V3、V4、…、Vnを、夫々の回路9−1〜9−nにおいて適宜に設定する(例えば、図5に示すように、白熱電球のパルス幅の各ポイントに対して、夫々の回路9−1〜9−nにおいて適切な設定値V1〜Vnにて設ける)ことにより、80V〜279Vの入力電圧変動に対して連続的にパルス幅を変動させ、光源6をほぼ同一の明るさに維持することができる。
なお、コンデンサC1は、抵抗R12,R15、ツェナーダイオードZD6の分圧比による電圧(分圧点cの電圧)を安定化するためのものである。
調光制御回路10は、例えば図中の抵抗R4を可変抵抗とすることで、a点の電圧が変化するため、前記所定の設定値が変化し、光源6の明るさを任意に調整することができる。
つぎに、この光源点灯用回路の動作について、図2〜図4を用いて説明する。なお、図3は交流電源3の電圧が100Vの場合で、全波整流された電圧V、第一の設定値V、許容最大電流値Ilim、時間tの関係を示している。
整流回路4によって全波整流された出力は、供給電圧制限回路5a,5bを介して光源6に与えられる。
供給される電圧Vが誘導電圧などの微小電流であって、分圧点bが起動最小電圧値V0−1よりも低い間(例えば、70V未満の間)であることを判断する分圧電圧値である時は、FETQ6の閾値電圧に満たないため、FETQ6がオフになる。これにより、スイッチングトランジスタQ1がオンし、メインスイッチのトランジスタQ5がオフになり、光源6への出力供給は遮断される。
整流回路4によって出力された電圧Vが上がり、分圧点bが起動最小電圧値V0−1を超えたことを判断する分圧電圧値に達するとFETQ6の閾値電圧以上となり、FETQ6がオンになる。これにより、スイッチングトランジスタQ1がオフし、トランジスタQ5がオンになり、光源6への出力供給が行われる。
整流回路4によって出力された電圧Vが、図3(A)中に示す第一の設定値Vよりも低い間は、光源6への出力供給が継続される。
なお、この時、ピーク電流制限回路7を備えた場合は、光源6には、図3(B)に示すような、許容最大電流値Ilimを超えることのない電流を流すことができる。
整流回路4によって出力された電圧Vが、第一の設定値Vを超えると、スイッチングトランジスタQ3がオンになる。これにより、トランジスタQ5がオフになり、光源6への出力供給が遮断される。
整流回路4によって出力された電圧Vが、第一の設定値Vよりも低くなると、スイッチングトランジスタQ3がオフになり、トランジスタQ5がオンして、光源6への出力供給が行われる。
このようにして、光源6への出力供給が断続的に行われることで、図3(C),図3(D)に示すように、光源6がパルス点灯する。また、図3(C)では、光源6には、許容最大電流値Ilimを超えることのない電流が供給されるので、過電流の入力により光源6が損傷する虞れは無い。
図4は交流電源3の電圧が高電圧(例えば200V)に変動した場合で、全波整流された電圧V、第一の設定値V、交流電源3の電圧が高電圧に変化した時の第二の設定値V、許容最大電流値Ilim、時間tの関係を示している。
入力電圧変動対応制御回路9は、交流電源3の電圧が、例えば当初100Vであったものが120Vや200Vへ変動した場合に、第一の設定値Vを高電圧に変化した時の第二の設定値Vの方向に連続的に変化させることにより、光源6への供給電流をほぼ一定とすることができる。
なお、この時、ピーク電流制限回路7を備えた場合は、光源6には、図4(C)に示すような、許容最大電流値Ilimを超えることのない電流を流すことができる。
このようにして、光源6への出力供給が断続的に行われることで、図4(C),図4(D)に示すように、光源6がパルス点灯する。また、図4(C)では、光源6には、許容最大電流値Ilimを超えることのない電流が供給されるので、過電流の入力により光源6が損傷する虞れは無い。
また、入力電圧変動対応制御回路9の作動により、光源6に対する出力供給の割合がほぼ変化することなく、交流電源が100Vである場合と同様に、適正な範囲の電力を適時に供給して光源6を明るくパルス点灯することができる。
さらに、必要に応じて、調光制御回路10を備えることにより、外部部品(可変抵抗R4)等により光源6へ供給する電流のパルス幅を変化させ明るさを任意に調整することもできる。
図6に、本発明に係る点灯式表示装置の実施形態の一例としての照光式押ボタンスイッチを示す。
この照光式押ボタンスイッチは、光源としてのLED101を内蔵した押ボタン102、押ボタン102のオン/オフ切換え操作により交流電源からの入力電圧(一般にAC100V,200Vなど)を不図示の産業機器等に供給する駆動オン/オフ切換え回路103、前記入力電圧をLED101に供給する光源点灯用回路110を備えており、該光源点灯用回路110は、図1に示す前述の光源点灯用回路とすることで、トランスや蓄電用コンデンサを搭載しない小型軽量の回路構成であって、駆動オン/オフ切換え回路103のケーシング内に内蔵されている。
このような構成になる本例の照光式押ボタンスイッチは、従来におけるトランス搭載型(図7参照)や蓄電用コンデンサ搭載型の照光式押ボタンスイッチに比べ、大幅な小型軽量化、低コスト化、長寿命化を図ることができる。
また、光源点灯用回路110は、図1に示す前述の光源点灯用回路構成とすることでIC化することも可能であり、その場合、押ボタン102の保持ケース102a内に内蔵したり、さらには、LED101に内蔵するまで超小型化することもできる。
なお、本発明に係る点灯式表示装置は照光式押ボタンスイッチに限定されず、前記押ボタン102、駆動オン/オフ切換え回路103などのスイッチ機能部を備えず、光源101による表示機能のみを備えた表示灯において、その光源を点灯するための回路を前記光源点灯用回路110とした表示灯においても実施可能である。
また、照明器具の一例として、前述した公知の電球型LED照明具、スタンド式照明具等に本例の光源点灯用回路を組み込むことで、低消費電力で、且つ広範囲入力電圧対応型のLED照明器具として提供することもできる。
以上、本発明に係る光源点灯用回路およびそれを備えた発光装置の実施形態例を図面を参照しながら説明したが、本発明はこれら形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に記載された技術的範疇において種々の変更が可能であることは言うまでも無い。
本発明に係る光源点灯用回路の実施形態の一例を示すブロック図。 図1に示す光源点灯用回路の回路構成の一例を示す回路図。 図2の実施形態における100V入力時の要部波形図。 図2の実施形態における高電圧入力時の要部波形図。 光源が白熱電球である場合におけるパルス幅と入力電圧の関係を示すグラフ。 本発明に係る点灯式表示装置としての照光式押ボタンスイッチの実施形態の一例を示す斜視図。 従来の点灯式表示装置としての照光式押ボタンスイッチの一例を示す斜視図。 従来のLED照明具に用いられるコンデンサ分圧型の回路図。
符号の説明
3:交流電源
4:整流回路
5、5a,5b:供給電圧制限回路
6:光源(一又は複数のLED,白熱電球)
7:ピーク電流制限回路
8、8a,8b:起動電圧制限回路
9:入力電圧変動対応制御回路
10:調光制御回路

Claims (5)

  1. 発光ダイオードや白熱電球等からなる一又は複数の光源を点灯するための光源点灯用回路であって、
    交流電源を整流するための整流回路と、
    前記整流回路の出力の立ち上がり時にはその出力電圧が予め設定された所定の設定値に達するまで前記光源への出力供給を行い、前記整流回路の出力の立ち下がり時にはその出力電圧が前記所定の設定値以下になった時に前記光源への出力供給を行う供給電圧制限回路と、
    前記整流回路の出力電圧における前記所定の設定値を変化させる可変手段を含み、該可変手段の操作により、前記一又は複数の光源へ供給する電流のパルス幅を変化させて各光源の明るさを調整する調光制御回路と、
    前記可変手段に対し、前記整流回路の入力電圧の変動に合わせて前記所定の設定値を変化させ、前記整流回路の入力電圧の変動に関わらず前記一又は複数の光源への供給電流値がほぼ一定となるように制御する入力電圧変動対応制御回路を備えたことを特徴とする光源点灯用回路。
  2. 前記一又は複数の光源に供給される電流の最大値を、前記各光源の許容最大電流値以下に制限するピーク電流制限回路をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の光源点灯用回路。
  3. 前記一又は複数の光源に供給される電圧が微小値である時に、前記供給電圧制限回路からの各光源への出力供給を遮断して、各光源の誤点灯を防止する起動電圧制限回路をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2記載の光源点灯用回路。
  4. 少なくとも、発光ダイオードや白熱電球等からなる一又は複数の光源と、該光源を点灯するための光源点灯用回路を組み込んでなる発光装置であって、前記光源点灯用回路が請求項1〜3のいずれか1項記載の光源点灯用回路であることを特徴とする発光装置。
  5. 照光式押ボタンスイッチや表示灯又は警告灯などの点灯式表示装置、照明器具、電光式ディスプレイ、信号灯のいずれかを構成する請求項4記載の発光装置。
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