JP5249834B2 - 照明装置 - Google Patents
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Description
ところで、位相制御回路では、電源ノイズ等に起因してトライアックが誤動作し、半周期中に位相制御が正常に働かないことが間欠的に生じる場合がある。このような場合、上記の照明装置では、誤動作が生じた半周期とその前後の正常な半周期とで明るさが異なることとなり、明るさにちらつきが生じてしまうという問題がある。
<構成>
図1は、本発明の実施形態に係る電球形の照明装置の概略構成を示す一部切り欠き図である。
照明装置1は、白熱電球に模した外観形状を有している。円筒状のケース2は、樹脂等の絶縁材料で形成されており、その一端にはE型口金3が設けられ、他端には円板状のヒートシンク5が設けられている。口金3とヒートシンク5で封塞されたケース2の内部空間には、点灯装置4が収容されている。ヒートシンク5のケース封塞面とは反対側の面には発光モジュール6が搭載されていると共に、発光モジュール6を覆うグローブ7が取着されている。
図2は、本発明の実施形態に係る照明回路の構成を示す回路図である。
照明回路10では、ダイオードブリッジDB2がトライアック15を介して交流電源ACに接続されている。ダイオードブリッジDB2のプラス端子には、LED1からLED8までの8組、合計45個のLEDが直列に接続されている。各組に含まれるLEDの個数は次の通りである。
LED2:8個
LED3:7個
LED4:7個
LED5:6個
LED6:5個
LED7:3個
LED8:1個
LED1の末端のノードN1はスイッチ素子FET1を介してダイオードブリッジDB2のマイナス端子に接続されている。ノードN2からノードN8についても同様である。
N=Veff×1.1×√2/Vf
ここでは、交流電源の電圧実効値をVeff[V]、LED単体に仕様電流を流したときに誘起される電圧をVf[V]とする。なお、仕様電流とは、LEDの発光効率を最適に維持できる電流値、または、照明器具設計をする場合の、使用環境下による放熱設計やあかり条件に適した電流値をいう。
図5に、図4に記憶されたテーブルに従ってFETのオンオフ制御をした場合における、交流電源ACに直列接続されるLEDの個数の変化を示す。ここでは、0[deg]から90[deg]までの範囲(交流電源の半周期の前半に相当)が示されている。また、図中の破線は、ピーク電圧が141[V]の交流電源の電圧を示している。
位相が12[deg]から22[deg]までの第2区間では、テーブルに従ってFET2がオンされ、FET1,3−8がオフされる。このとき、LED1とLED2に含まれる16個のLEDが交流電源ACに直列に接続される。
また、テーブルから明らかなように、91[deg]から180[deg]までの範囲(交流電源の半周期の後半に相当)では、位相が増加するにつれて、直列接続されるLEDの個数が減少していく。
本実施形態では、LEDを交流(厳密には全波整流された脈流)で点灯させるので、平滑用の電解コンデンサを必要としない。したがって、電球形の照明装置のケースの寸法を小さくすることができ、結果的に、照明装置の小型化を図ることができる。また、電解コンデンサは電源回路の寿命の長短を決定させる主要素子である。これを使用しないことから電源回路の寿命を安定的に長くすることができる。
<動作>
次に、マイコンの動作について説明する。図6,図7は、マイコンの動作を示すフロー図である。図8は、交流電源の周期と電圧のサンプリング間隔との関係を示す図である。
次に、交流電源の周波数を検出し(ステップS12)、電源投入直後に交流波形をサンプリングし、周波数を自動算出する。周波数が50[Hz]なら(ステップS13:50Hz)、位相90[deg]を5[ms]に対応付け(ステップS14)、周波数が60[Hz]なら(ステップS13:60Hz)、位相90[deg]を4.16[ms]に対応付ける(ステップS15)。
次に、交流電源の電圧のゼロクロスを検出する(ステップS19)。ゼロクロスが検出されたとき(ステップS19:YES)、それが初回であれば(ステップS20:YES)、一定のサンプリング間隔だけ待機し(ステップS21)、電圧が変化したか否かを判断し(ステップS22)、電圧が変化している場合には(ステップS22:YES)、電圧変化率が閾値より大きいか否かを判断する(ステップS23)。電圧が変化し、かつ、電圧変化率が閾値より大きい場合に、交流電源の位相制御に基づく電圧の立ち上がりであると判断する。ここでは、位相制御に基づいて電圧が瞬時に変化することを「電圧の立ち上がり」といい、位相制御されずに電圧がサイン波に沿って変化することは「電圧の立ち上がり」には含めない。電圧変化率の閾値は、位相制御に基づく電圧変化であるか、サイン波に沿う電圧変化であるかを判別可能な値に定められる。電圧が立ち上がっていなければ(ステップS22:NOまたはステップS23:NO)、サンプリング間隔の待機(ステップS21)と電圧の立ち上がりの判定(ステップS22,S23)とを繰り返す。
次に、検出された時間Δtに対応する位相を特定し、図4に示されたテーブルを参照してオンすべきFETn(nは1以上8以下の整数)を特定し(ステップS25)、時間Δtを示す情報をメモリに保存し(ステップS26)、特定されたFETnをオンさせる(ステップS27)。時間Δtから位相を特定するときには、ステップS13−S15の結果を利用する。
一方、ステップS20において、ゼロクロスの検出が二回目以降であれば(ステップS20:NO)、メモリに保存されている時間Δtを示す情報を読み出す(ステップS34)。メモリには、事前に、ステップS26において時間Δtを示す情報が保存されている。
ステップS40からステップS51までの処理は、一部を除いてステップS29からステップS33までの処理と同じである。異なるのは、前者では、ステップS40以降も交流電源の電圧の立ち上がりを検出しているのに対し、後者ではステップS29以降は交流電源の電圧の立ち上がり検出をしない点である。以下、異なる点だけ説明する。
メモリに保存されている時間Δtは、以前の半周期中における点灯開始タイミングを示している。したがって、ステップS34からS38までの処理により、以前の半周期中における点灯開始タイミングに達するまでに電圧の立ち上がりが検出された場合には、そのときからLEDの点灯を開始させ、電圧の立ち上がりが検出されずに以前の半周期中における点灯開始タイミングに達すれば、そのときからLEDの点灯を開始させることになる。すなわち、電圧の立ち上がりが検出されなくても、点灯開始タイミングになれば強制的にLEDの点灯制御が開始されることになる(ステップS40−S51)。
図9に、上記動作を実行したときにおける、交流電源に直列接続されるLEDの個数の時間変化を示す。LEDの個数の時間変化に併せて、トライアックゲート信号、照明装置への供給電圧およびメモリに保存された情報の時間変化も表す。
図10は、位相制御回路が誤動作した場合における交流電源に直列接続されるLEDの個数の時間変化を示す。ここでは、調光レベルの設定が中間値の場合において、半周期T33で位相制御が正常に働かなかった例を示している。
半周期T33では、電圧はサイン波に沿って変化するので、位相制御に基づく電圧の立ち上がりは検出されない。そのままメモリに保存された時間Δt2に達すると、それ以降はゼロクロスからの経過時間に応じて直列接続されるLEDの個数が切り替わる。電圧の立ち上がりが検出されていないので、メモリは更新されない。
このように、半周期T33では、電圧の立ち上がりが検出されなくても、点灯開始タイミングになれば強制的にLEDが点灯されることになる。しかも、半周期T33とその前後の半周期T32,T34との点灯開始タイミングが同一なので、ちらつきを防止することができる。
図11は、位相制御回路が誤動作した場合における交流電源に直列接続されるLEDの個数の時間変化を示す。
半周期T42では、メモリに保存された時間Δt1に達するまでに電圧が立ち上がる。そのため、電圧の立ち上がり以降、ゼロクロスからの経過時間に応じて直列接続されるLEDの個数が切り替わる。メモリには、ゼロクロスから電圧の立ち上がりまでの時間Δt2を示す情報が保存される。
半周期T44では、メモリに保存された時間Δt2に達するまでに電圧が立ち上がる。そのため、電圧の立ち上がり以降、ゼロクロスからの経過時間に応じて直列接続されるLEDの個数が切り替わる。メモリには、ゼロクロスから電圧の立ち上がりまでの時間Δt4を示す情報が保存される。
半周期T52では、電圧が立ち上がるまでにメモリに保存された時間Δt1に達する。そのため、時間Δt1以降、ゼロクロスからの経過時間に応じて直列接続されるLEDの個数が切り替わる。ただし、時間Δt1から時間Δt2までは電力供給されないので、直列接続されるLEDの個数が切り替わったとしても、LEDは消灯したままである。電圧が立ち上がる時間Δt2以降は、電力供給されるので、LEDが点灯する。メモリには、ゼロクロスから電圧の立ち上がりまでの時間Δt2を示す情報が保存される。
半周期T54では、電圧が立ち上がるまでにメモリに保存された時間Δt2に達する。そのため、時間Δt2以降、ゼロクロスからの経過時間に応じて直列接続されるLEDの個数が切り替わる。ただし、時間Δt2から時間Δt4までは電力供給されないので、LEDは消灯したままである。電圧が立ち上がる時間Δt4以降は電力供給されるので、LEDが点灯する。メモリには、ゼロクロスから電圧の立ち上がりまでの時間Δt4を示す情報が保存される。
上記構成によれば、半周期中に位相制御が正常に働かない場合があっても、明るさのちらつきが生じるのを防止することができる。なお、位相制御回路の誤動作の原因としては、電源ノイズの他に、位相制御回路と照明装置の適合性の問題が挙げられる。LEDを用いた照明装置は、白熱電球に比べて約1/10の電力で同じ明るさを得ることができる。既存の照明器具に内蔵された位相制御回路は、白熱電球が装着されることを前提として設計されているので、LEDを用いた照明装置を装着すると、設計値の約1/10しか負荷電流が流れないことになる。この場合に、トライアックの動作が不安定となることがある。これを解消するには、例えば、トライアックよりも負荷側に抵抗素子等を接続し、敢えて負荷電流を大きくすることが考えられるが、無意味に電力を消費することとなってしまう。本実施形態の照明装置であれば、そのような無意味な電力消費を招くことなく、明るさのちらつきが生じるのを防止することができる。
(1)実施形態では、配線に45個のLEDが直列に挿入されており、ノードN0がダイオードブリッジDB2のプラス端子に接続され、ノードN1−N8がそれぞれ別個のスイッチ素子FET1−FET8を介してダイオードブリッジDB2のマイナス端子に接続されている。しかしながら、本発明は、複数の発光素子と少なくとも1つのスイッチ素子とを含み、スイッチ素子のオンオフにより交流電源に直列に接続される発光素子の個数が切り替わるように構成された回路であれば、これに限らない。例えば、ダイオードブリッジDB2のプラス端子とマイナス端子との間に8本の配線を並列に設け、各配線に1または複数のLEDを直列に挿入すると共にスイッチ素子を挿入し、配線毎に直列に挿入されるLEDの個数を異ならせたものとしてもよい。また、45個のLEDに対し45個のスイッチ素子を設け、直列接続されるLEDの個数を1個単位で切り替え可能な回路構成としてもよい。
(2)実施形態では、ダイオードブリッジDB2により交流電圧を全波整流し、全波整流された電圧をLEDのアレイに供給しているが、本発明は、これに限らない。例えば、図12に示すように、ダイオードブリッジDB2を排除し、正負の交流電圧をそのままLEDのアレイに供給することとしてもよい。正極点灯回路(LED1−LED8)において、FET1−FET8の各ソース端子はノードN22に接続されている。また、負極点灯回路(LED9−LEDG)において、FET9−FET16の各ソース端子はノードN21に接続されている。すなわち、正極点灯回路と負極点灯回路とが交流電源に逆並列に接続されている。マイコン22は、交流電源の電圧が正の半周期では、FET1−8を順次オンにしつつ、FET9−16の何れもオフとする。一方、交流電源の電圧が負の半周期では、FET9−16を順次オンにしつつ、FET1−8の何れもオフとする。
(3)実施形態では、半周期を16区間に区分しているが、本発明は、これに限らない。区間の数を多くすれば、区間が切り替わる際の輝度の変動を抑制することができる。また、区間の数を少なくすれば、処理速度の低い廉価なマイコンを利用することができる。
(4)実施形態では、半周期の各区間を略等間隔にしているが、本発明は、これに限らない。例えば、位相変化に対して電圧変化が大きな領域(位相0−45[deg])では区間間隔を短くし、位相変化に対して電圧変化が小さな領域(位相46−90[deg])では区間間隔を長くするなどしてもよい。これにより、区間が切り替わる際の輝度の変動を抑制することができる。例として、連続する2つの区間でLEDの個数の差が大きい場合に(例えば、LED1とLED2と8個の差)、これらの区間をさらに細かく2分すれば、輝度差は1/2に半減されることになる。特に、ゼロクロス点直後からの電圧の立ち上がりが急峻なところを細分化すると効果的である。
(5)実施形態では、電球形の照明装置としているので、トライアックが照明装置の外部に存在しているが、本発明は、これに限らない。例えば、トライアックを内蔵する照明装置としてもよい。この場合、簡易な構成で調光を実現することができる。
(6)実施形態では、ゼロクロス点からの電圧の立ち上がり検出をマイコンのアナログ入力端子で電圧変化を見ながら検出しているが、デジタル入力端子を用いて、ある閾値電圧による検出としてもよい。この場合、マイコンにアナログ入力端子を必要にしないため、安価なマイコンを使用することができる。
(7)実施形態では、分圧抵抗R1,R2をダイオードブリッジDB2よりも交流電源側に配し、交流電圧を検出することとしているが、本発明は、これに限らない。例えば、ダイオードブリッジDB2よりも負荷側に分圧抵抗R1,R2を配し、全波整流された交流電圧を検出することとしてもよい。また、実施形態では、電圧検出には分圧抵抗による比電圧を検出する方法が採用されているが、これに限らず、ツェナーダイオードとフォトカプラによる微分検出方法を採用することとしてもよい。
(8)実施形態では、電圧の立ち上がりが検出されるたびに、メモリに保存された時間Δtを示す情報を更新しているが、本発明は、これに限らない。例えば、メモリに保存された時間Δtを示す情報を固定的としてもよい。時間Δtが固定的であっても、半周期中の全期間に発光素子が消灯あるいは点灯してしまうという事態を回避することは可能である。
(9)実施形態では、動作フローにより順次処理を実行しているが、処理速度を上げるために、ゼロクロス検出による割込み処理によるマルチタスク制御にしてもよい。但し、ゼロクロス割込みでは稀に発生の可能性がある異常信号などによる不定期のゼロクロスにより誤動作を招くおそれがあるため、動作フロー初期で検出した周波数情報を用いて、不定期に生じるゼロクロスはゼロクロスとして検出しないようにすることとしてもよい。
(10)実施形態では、1つの区間を10に分割して得られる間隔をサンプリング間隔としているが、本発明はこれに限らない。例えば、点灯と消灯のタイミングの精度を上げるために、分割数を100や1000などに増やしてもよい。
(11)トライアック15は、2次側に負荷が接続されているときに動作が安定する。LEDが点灯している期間には点灯しているLEDが負荷となるのでトライアック15が安定動作することができる。一方、LEDが消灯している期間にはLED1−LED8の何れも負荷として働かないのでトライアック15の動作が不安定になるおそれがある。そこで、LEDが消灯している期間でもトライアック15を安定動作させるために、トライアック15の2次側に抵抗や発光素子やダイオードを直列か並列に挿入し、数十[mA]の負荷電流を流すようにしてもよい。
2 ケース
3 E型口金
4 点灯装置
5 ヒートシンク
6 発光モジュール
6a 基板
6b LED
6c 樹脂成型部材
7 グローブ
10 照明回路
11 直流電源部
12,22 マイコン
13 切替スイッチ
14 ポリスイッチ
15 トライアック
121 アナログデジタルコンバータ
122 タイマー
123 CPU
124 ROM
125 RAM
126 入力ポート
127 出力ポート
Claims (10)
- 交流電源から位相制御回路を介して電力供給を受ける照明装置であって、
複数の発光素子と少なくとも1つのスイッチ素子とを含み、前記スイッチ素子のオンオフにより前記交流電源に直列に接続される発光素子の個数が切り替わるように構成された回路と、
前記交流電源の半周期中における、調光レベルに応じた点灯開始タイミングを示す情報を保存しているメモリと、
前記交流電源の電圧のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段と、
前記交流電源の位相制御に基づく電圧の立ち上がりを検出する立ち上がり検出手段と、
前記点灯開始タイミングに達するまでに前記交流電源の電圧の立ち上がりが検出された場合に、その時点から次にゼロクロスが検出されるまでの期間に、前回ゼロクロスが検出されたときからの経過時間に応じて、前記交流電源の半周期の前半では前記交流電源に直列に接続される発光素子の個数が増加し、前記交流電源の半周期の後半では前記交流電源に直列に接続される発光素子の個数が減少する傾向となるように、前記スイッチ素子のオンオフを制御し、
前記交流電源の電圧の立ち上がりが検出されずに前記点灯開始タイミングに達した場合に、その時点から次にゼロクロスが検出されるまでの期間に、前記傾向と同じ傾向で、前記スイッチ素子のオンオフを制御するスイッチ制御手段と
を備えることを特徴とする照明装置。 - 前記交流電源の電圧の立ち上がりが検出された場合に、前記交流電源の電圧のゼロクロスが検出された時点から当該電圧の立ち上がりが検出された時点までの時間を示す情報を、次の半周期における点灯開始タイミングを示す情報として、前記メモリに保存するメモリ制御手段をさらに備えること
を特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 前記立ち上がり検出手段は、前記交流電源の電圧が上昇したとき、電圧の変化率が閾値以上であれば、位相制御に基づく電圧の立ち上がりであると判定すること
を特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 前記回路は、さらに、前記交流電源に接続されたダイオードブリッジを含み、前記複数の発光素子は配線に直列に挿入されており、前記配線の一端が前記ダイオードブリッジのプラス端子に接続され、前記配線の他端と前記配線の一端から他端までの複数の分岐点とがそれぞれ別個のスイッチ素子を介して前記ダイオードブリッジのマイナス端子に接続されており、
前記スイッチ制御手段は、
前記交流電源に直列に接続される発光素子の個数を増加させる場合には、前記配線の一端から他端に向かう順番にスイッチ素子を選択的にオンしていき、前記交流電源に直列に接続される発光素子の個数を減少させる場合には、前記配線の他端から一端に向かう順番にスイッチ素子を選択的にオンしていくこと
を特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 前記スイッチ制御手段は、
前記交流電源の半周期の前半の最後および前記交流電源の半周期の後半の最初に何れかのスイッチ素子をオンする場合には、前記配線の他端と前記ダイオードブリッジのマイナス端子との間にあるスイッチ素子をオンすること
を特徴とする請求項4に記載の照明装置。 - 前記複数の発光素子の総数をN[個]、交流電源の電圧実効値をVeff[V]、発光素子単体に仕様電流を流したときに誘起される電圧をVf[V]としたとき、
N=Veff×1.1×√2/Vf
が満たされていること
を特徴とする請求項5に記載の照明装置。 - さらに、前記交流電源の電圧のゼロクロスが検出されたときにリセットされるタイマーと、
前記交流電源の電圧のゼロクロスが検出されたときからの経過時間と前記交流電源に直列に接続される発光素子の個数とを対応付けており、前記交流電源の半周期の前半には経過時間が長くなるほど直列に挿入すべき発光素子の個数が増加する傾向を示し、前記交流電源の半周期の後半には経過時間が長くなるほど直列に挿入すべき発光素子の個数が減少する傾向を示すテーブルを保持する保持手段とを備え、
前記スイッチ制御手段は、
前記交流電源の電圧の立ち上がりが検出されたときから次に電圧のゼロクロスが検出されるまでの期間に、前記タイマーに示される経過時間が前記交流電源の半周期中に複数設定された所定タイミングに達するたびに、前記テーブルを参照し、該当するタイミングに対応する個数の発光素子が前記交流電源に直列に接続されるように前記スイッチ素子のオンオフを制御すること
を特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 前記回路は、さらに、前記交流電源と前記複数の発光素子とを結ぶ配線に挿入された過電流保護素子を含むこと
を特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - さらに、動作地域の周波数を検出する周波数検出手段を備え、
前記ゼロクロス検出手段は、検出された周波数を用いて、不定期に発生するゼロクロスについてはゼロクロスとして検出しないこと
を特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 前記回路において、前記スイッチ素子は、制御回路と絶縁されていること
を特徴とする請求項1に記載の照明装置。
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