JP5116089B2 - Led発光方法とled照明装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数の発光ダイオードを直列に接続してなるLEDアレイを点燈させるためのLED発光方法と、同方法の実施に直接使用するLED照明装置に関する。
近年、環境への配慮から省電力化への対応が種々の技術分野で推進されており、照明に関しても消費電力の小さい発光ダイオードを利用したLED照明装置の実用化が進められている。
従来のLED照明装置は、図17に示すように、複数の発光ダイオードLED1、2、…、n−1、nを直列に接続してLEDアレイを形成し、当該LEDアレイに電流を流して点燈する構成となっていた。例えば、特許文献1に開示されたLED照明装置は、AC100V商用電源を全波整流し、その電圧をLEDアレイと電流制限用抵抗を直列に接続した回路の両端に印加することで点燈させている。
特開2000−030877号公報
上記したように、複数の発光ダイオードを直列に接続してなるLEDアレイの両端に全波整流した電圧を印加した場合、次のような欠点があることを本願発明者は発見した。すなわち、図18に示すように、AC100Vの商用電源が全波整流された電圧は山形の波形を示し、0Vから徐々に電圧が上昇していきピーク電圧(約141.4V)に達すると、次は徐々に電圧が下降していく。このような変化が繰り返されている。そして、直列に接続された複数の発光ダイオードからなるLEDアレイの両端に、かかる電圧を印可した場合、当該印加電圧が、LEDアレイを構成する各発光ダイオードを発光させるために必要な順方向電圧の総和(図18のVa)に達したとき、LEDアレイの各発光ダイオードは一斉に点燈する。続いて、印加電圧が、上記順方向電圧の総和(図18のVa)よりも下がると、LEDアレイの各発光ダイオードは一斉に消灯する。
このため、電圧を印加していてもLEDアレイが消灯している期間(図18のt1、t2、t3、t4)が存在することとなり、供給電圧に対する光変換効率が悪いという欠点があった。
本発明は、このような問題を解決するためのなされたもので、その目的は、複数の発光ダイオードを直列に接続してなるLEDアレイを対象として、供給電圧に対する光効率的の向上を図り、省電力で明るいLEDアレイの照明を実現することにある。
上記目的を達成するために、本発明方法は、複数の発光ダイオードを直列に接続してなるLEDアレイを点燈させるためのLED発光方法であって、
交流電源を全波整流し、当該全波整流された電圧が、LEDアレイを構成するすべての発光ダイオードを点燈可能な値に満たないときは、LEDアレイを構成する個別の発光ダイオードに順次電流を流して当該発光ダイオードを順次発光させていくことを特徴とする。
このように、個別の発光ダイオードに順次電流を流して当該発光ダイオードを発光させていくことで、上述したような電圧を印加していてもLEDアレイが消灯している期間(例えば、図18のt1、t2、t3、t4)を無くすことができ、その結果、供給電圧に対する光変換効率が向上する。
さらに、本発明方法では、全波整流された電圧が、LEDアレイを構成するすべての発光ダイオードを点燈可能な値を越えたときは、LEDアレイの一端から他端に向かって直列に電流が流れるよう制御することが好ましい。
また、本発明装置は、複数の発光ダイオードを直列に接続してなるLEDアレイを点燈させるためのLED照明用装置であって、LEDアレイを発光させるためのLED発光ユニットを有し、当該LED発光ユニットが、次の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、LED発光ユニットは、
交流電源を全波整流するための全波整流回路と、
全波整流回路から出力された電流を、LEDアレイを構成する任意の発光ダイオードへ分岐して流す分岐路と、
分岐路を経由して任意の発光ダイオードに流れる電流を制限する分流制限手段と、
を備えた構成となっている。
かかるLED発光ユニットは、例えば、次のような構成で具現化することができる。
すなわち、LED発光ユニットは、
交流電源を全波整流するための全波整流回路と、
全波整流回路の正極側出力端子にLEDアレイのアノード側終端を接続するとともに、全波整流回路の負極側出力端子にLEDアレイのカソード側終端を接続し、
さらに、LEDアレイのカソード側終端から数えて一番目に位置する発光ダイオードのアノードと、LEDアレイのカソード側終端から数えて一番目に位置する発光ダイオードのカソードとを分岐路で接続し、
同様にして、順次、LEDアレイのカソード側終端から数えてn番目(nは任意の自然数)に位置する発光ダイオードのアノードと、LEDアレイのカソード側終端から数えてn番目に位置する発光ダイオードのカソードとを分岐路で接続していき、
各分岐路に、当該分岐路を流れる電流を制限する分流制限手段を設けた構成とすることができる。
このように、全波整流回路から出力された電流を、分岐路を経由して任意の発光ダイオードへ流すことで、LEDアレイへの印加電圧が、LEDアレイを構成する各発光ダイオードを発光させるために必要な順方向電圧の総和(例えば、図18のVa)に達しなくとも、任意の発光ダイオードを個別に発光させていくことができ、その結果、上述したような電圧を印加していてもLEDアレイが消灯している期間(例えば、図18のt1、t2、t3、t4)を無くすことができ、供給電圧に対する光変換効率が向上する。
分流制限手段は、分岐路に流れる電流を、当該分岐路を経由して任意の発光ダイオードを発光させるために必要十分な値に制限する。これにより、発光ダイオードの損傷を防止するとともに、印加電圧の上昇に応じて電流を流す分岐路が順次増加していくため、印加電圧に対応して効率的に発光ダイオードを発光させていくことが可能となる。
この分流制限手段は、例えば、分岐路に設けた定電流回路によって構成することができる。
また、本発明装置は、LED発光ユニットを次のように構成することもできる。
すなわち、LED発光ユニットは、
交流電源を全波整流するための全波整流回路と、
全波整流回路から出力された電流を、LEDアレイを構成する任意の発光ダイオードへ分岐して流す分岐路と、
LEDアレイに流れる電流を制限する電流制限手段と
を備えた構成となっている。
かかるLED発光ユニットは、例えば、次のような構成で具現化することができる。
すなわち、LED発光ユニットは、
交流電源を全波整流するための全波整流回路と、
全波整流回路の正極側出力端子にLEDアレイのアノード側終端を接続するとともに、全波整流回路の負極側出力端子にLEDアレイのカソード側終端を接続し、
さらに、LEDアレイのアノード側終端と、LEDアレイのカソード側終端から数えて一番目に位置する発光ダイオードのアノードとを分岐路で接続し、
同様にして、順次、LEDアレイのアノード側終端と、LEDアレイのカソード側終端から数えてn番目(nは任意の自然数)に位置する発光ダイオードのアノードとを分岐路で接続していき、
且つ、LEDアレイに流れる電流を制限する電流制限手段と
を備えた構成とすることができる。
このような構成によって、全波整流回路から出力された電流を、分岐路を経由して任意の発光ダイオードへ流すことで、LEDアレイへの印加電圧が、LEDアレイを構成する各発光ダイオードを発光させるために必要な順方向電圧の総和(例えば、図18のVa)に達しなくとも、任意の発光ダイオードを個別に発光させていくことができ、その結果、上述したような電圧を印加していてもLEDアレイが消灯している期間(例えば、図18のt1、t2、t3、t4)を無くすことができ、供給電圧に対する光変換効率が向上する。
電流制限手段は、LEDアレイに流れる電流を、当該LEDアレイを構成する各発光ダイオードを発光させるために必要十分な値に制限する。これにより、発光ダイオードの損傷を防止するとともに、印加電圧の上昇に応じて電流の流れる分岐路が順次増加していくため、印加電圧に対応して効率的に発光ダイオードを発光させていくことが可能となる。
この電流制限手段は、例えば、LEDアレイのカソードから全波整流回路の負極側端子に至るまでの経路に設けた定電流回路によって構成することができる。
さらに、LEDアレイのアノード側終端と各分岐路との間に、全波整流回路から出力される電圧が、LEDアレイの全発光ダイオードを発光させるために必要な順方向電圧の総和に達したとき、各分岐路への電流の流れを遮断する電流経路選択手段を設けた構成とすれば、分岐路での抵抗による熱損失を回避していっそう効率的なLEDの発光を実現することができる。
また、本発明装置は、上述した構成に加え、さらに交流電源から全波整流回路を経由して交流電源へ帰還する主電流回路に流れる主電流を制御するための調光ユニットを備えた構成とすることができる。
調光ユニットは、主電流回路へ直列逆接続されたスイッチング素子を備える主電流スイッチング回路と、この主電流スイッチング回路に流れる主電流を制御する制御部とで構成され、
制御部は、主電流回路の主電流が流れるスイッチング素子のゲート電荷を放電することによりオフ制御するゲート電荷放電回路と、主電流のオフ制御と同時にその主電流を逆位相側のスイッチング素子のゲートに通電し電荷を充電するゲート電荷充電回路と、ゲート電荷放電回路を所定のタイミングで作動させるゲート電荷放電回路と、タイミングを決定する放電タイミング設定回路とを備えた構成となっている。
以上説明したように、本発明によれば、複数の発光ダイオードを直列に接続してなるLEDアレイを対象として、供給電圧に対する光効率的の向上を図り、省電力で明るいLEDアレイの照明を実現することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明の第1実施形態に係るLED照明装置の外観を示す斜視図、図2は同じくLED照明装置の回路図である。
本実施形態に係るLED照明装置は、LED発光ユニット1と調光ユニット2を含んでいる。LED発光ユニット1は、図1に示すように、多数の発光ダイオードを放熱用のセラミックシート3の上に配設し、光拡散用のカバー4で覆った外観形状をしており、図2に示すような回路を構成している。また、調光ユニット2は、図2に示すような回路構成をしており、LED発光ユニット1と電気的に接続されている。
まず、本発明の第1実施形態に係るLED発光ユニットについて説明する。
図3は図2の全体回路からLED発光ユニットの回路部分を取り出して示す回路図である。また、図4は同LED発光ユニットにおける電圧と電流の関係を示す波形図である。
図3に示すように、このLED発光ユニット1は、全波整流回路10と、LEDアレイ11と、複数の定電流回路部CC1、CC2、CC3、…とを含む回路構成となっている。ここで、全波整流回路10は、一般家庭に配電されているAC100Vの商用電源E(交流電源)に接続され、商用電源Eの交流電圧を全波整流して出力している。
本実施形態では、全波整流回路10にダイオードブリッジ回路を適用しており、入力される商用電源Eを全波整流する機能を有している。この全波整流回路10は、図3中に示すブリッジ回路の上下端に接続される端子E1及び端子U1から電力が入力され、ブリッジ回路の左右端(以下では、図中の全波整流回路10の右側を正極側、左側を負極側と称する)から全波整流した電力が出力される。この端子U1は、後述する調光ユニット2を介して、端子U2及び端子E2に接続しており、これによりLED照明装置は2線式のLED照明装置として構成される。
LEDアレイ11は、アノード側の終端が全波整流回路10の正極側出力端子に接続されるともに、カソード側の終端が定電流回路部CC1を介して全波整流回路10の負極側出力端子に接続されている。
このLEDアレイ11は、複数の発光ダイオード(以下、LEDと省略する)LED1、2、…、nを直列に接続した構成となっている。本実施形態では、例えば、これら各LED1、2、…、nは、約3.5Vの印加電圧をもって白色に発光する。
ここで、LEDアレイ11のカソード側終端から数えて一番目に位置するLED1のアノードと、LEDアレイ11のカソード側終端から数えて一番目に位置するLEDnのカソードとを分岐路B1で接続してある。同様にして、LEDアレイ11のカソード側終端から数えて二番目に位置するLED2のアノードと、LEDアレイ11のカソード側終端から数えて二番目に位置するLEDn−1のカソードとを分岐路B2で接続してある。このように、順次、LEDアレイ11のカソード側終端に近いLED3、4、…のアノードと、カソード側終端に近いLEDn−2、n−3、…のカソードとを、分岐路B3、B4、…で接続してある。
この分岐路B1、B2、B3、…により接続されるLEDの数は、当該分岐路を経由してLEDを発光させるために必要な順方向電圧の総和が、LEDアレイ11の全LEDを発光させるために必要な順方向電圧の総和に達するまでの数に設定してある。例えば、LEDアレイ11の全LEDを発光させるために必要な順方向電圧の総和が100Vとした場合、LED一個を発光させるために3.5V必要であれば、100/3.5=28.57で、さらに分岐路にて接続されるLEDの数は偶数であるから、分岐路B1、B2、B3、…により接続されるLEDの数は30個となる。ただし、商用電圧100Vのピーク値は、141.4Vに達するのでLED1個の最大許容電圧を考慮してLEDの数を決定する。
定電流回路部CC2、CC3、CC4、…は、分岐路B1、B2、B3、…を経由してLEDに流れる電流を制限する分流制限手段として機能しており、各分岐路B1、B2、B3、…に直列に挿入してある。これらの定電流回路部CC2、CC3、CC4…は、所定の電流量を流すように動作する内部回路が形成されている。本実施形態では、この定電流回路部CC2、CC3、CC4、…の内部回路を、二つのNPN型のバイポーラ・トランジスタQと、二つの抵抗Rとを用いて形成している。具体的に、定電流回路部CC2に基づいて内部回路を説明すると、コレクタがLEDアレイ11に接続されているトランジスタQ03に対し、コレクタ−ベース間に抵抗R03が挿入されるとともに、エミッタ−ベース間に対してトランジスタQ04のコレクタ−ベース間が相対するように接続される。即ちトランジスタQ03のベースがトランジスタQ04のコレクタに接続され、且つトランジスタQ03のエミッタがトランジスタQ04のベースに接続される。さらにトランジスタQ04は、エミッタがLEDアレイ11に接続されるとともに、エミッタ−ベース間に抵抗R04が挿入される。以上の構成により定電流回路部CC2が形成される。
これらの定電流回路部CC2、CC3、CC4、…は、全波整流回路10からの電流を、LED二個を発光させる電流分に制御する機能を有している。これによりLEDアレイ11の外側にあるLED1とLEDnから順に、LED2とLEDn−1、LED3とLEDn−2、…のように次々と電流を供給していくことが可能となる。
なお、LEDアレイ11の負極端子と全波整流回路10の間に設けられる定電流回路部CC1は、他の定電流回路部CC2、CC3、CC4、…と同一の回路構成であるが、LED発光ユニット1全体に流れる電流を定電流化するための回路として用いている。よって、定電流回路部CC1は回路の全電流を制御するため、LEDアレイ11の順方向電流値の最大値に設定してある。これに対して各定電流回路部CC2、CC3、CC4、…は、LEDアレイ11のLED1、2、…、nに応じて順方向電流値の最適値に設定してある。
LED発光ユニット1は、以上のような回路構成によって形成され、各LED1、2、…、nが発光することで照明装置として機能する。以下、このLED発光ユニット1の動作について説明していく。
LED発光ユニット1に入力されるAC100Vの商用電源Eは、図4(a)に示すように電圧が交流波形で入力される。そしてこの商用電源Eが全波整流回路10に入力されることで、図4(b)に示すように全波整流される。これにより商用電源Eの電圧は、0Vから141.4Vまで上昇してまた0Vまで下がる山形の波形が繰り返されることになる。本実施形態のLED発光ユニット1では、この商用電源Eの電圧波形の変化に応じて、LED二個分の順方向電圧を超えるたびに順次点燈させる構成としている。
具体的には、AC電圧がLED二個分の順方向電圧(3.5V×2=7V程度)を超えると、図3の最上段に配置されているLEDnから分岐路B1を経由して定電流回路部CC2に電流が流れる。さらに定電流回路部CC2では、抵抗R03によりトランジスタQ03のベースに電流が流れ、トランジスタQ03のコレクタ−エミッタ間がオン(導通状態)となる。その結果、抵抗R04、LED1、定電流回路部CC1へと通電される。定電流回路部CC1では、抵抗R02によりトランジスタQ02のベースに電流が流れ、トランジスタQ02のコレクタ−エミッタ間がオンとなる。その結果、電流が抵抗R01を介して全波整流回路10の負極側に流れ、LED1、LEDnが共に点燈する。
しかし、このとき定電流回路部CC2の抵抗R03によりトランジスタQ03のベースに電流が流れ、トランジスタQ03がオンし、抵抗R04に電流が流れ、抵抗R04の両端電圧が0.6V以上になるとトランジスタQ04もオンとなり、トランジスタQ03のベース電流がトランジスタQ04のコレクタ−エミッタ間で短絡されるため、トランジスタQ03はオフとなり、LED1、LEDnに流れる電流は、定電流回路部CC2により定電流制御される。
同様に、定電流回路部CC1の抵抗R02によりトランジスタQ02のベースに電流が流れ、トランジスタQ02がオンし、抵抗R01に電流が流れ、抵抗R01の両端電圧が0.6V以上になるとトランジスタQ01もオンとなり、トランジスタQ02のベース電流がトランジスタQ01のコレクタ−エミッタ間で短絡されるため、トランジスタQ02はオフとなり、主電流回路の電流が定電流制御される。
次に、AC電圧が更に上昇してLED四個分の順方向電圧(14V程度)を超えると、最上段と次段に配置されているLEDn、LEDn−1から分岐路B2を経由して定電流回路部CC3に電流が流れる。さらに定電流回路部CC3では、抵抗R05によりトランジスタQ05のベースに電流が流れ、トランジスタQ05のコレクタ−エミッタ間がオンとなる。その結果、抵抗R06、LED2、LED1、定電流回路部CC1へと通電される。定電流回路部CC1では、前述と同様に抵抗R02によりトランジスタQ02のベースに電流が流れ、トランジスタQ02のコレクタ−エミッタ間がオンとなる。その結果、抵抗R01を介して全波整流回路10の負極側に流れ、LED1、LED2、LEDn−1、LEDnは共に点燈する。
また前述と同様に、定電流回路部CC3の抵抗R05によりトランジスタQ05のベースに電流が流れ、トランジスタQ05がオンし、抵抗R06に電流が流れ、抵抗R06の両端電圧が0.6V以上になるとトランジスタQ06もオンとなり、トランジスタQ05のベース電流がトランジスタQ06のコレクタ−エミッタ間で短絡されるためトランジスタQ5はオフとなり、LED1、LED2、LEDn−1、LEDnに流れる電流は、定電流回路部CC2、CC3により定電流制御される。
同様に、定電流回路部CC1の抵抗R02によりトランジスタQ02のベースに電流が流れ、トランジスタQ02がオンし、抵抗R01に電流が流れ、抵抗R01の両端電圧が0.6V以上になるとトランジスタQ01もオンとなり、トランジスタQ02のベース電流がトランジスタQ01のコレクタ−エミッタ間で短絡されるため、トランジスタQ02はオフとなり、主電流回路の電流が定電流制御される。
さらに、AC電圧が上昇してLED六個分、八個分、…と次々に順方向電圧を超えることで、分岐路B3、B4、…を順次経由して電流の流れるLEDの数が増えていく。すなわち、AC電圧が約7V上昇する毎に、上段および下段の電流が流れたLEDから順次点燈していく。
そして、全波整流回路10から出力される電圧が、LEDアレイ11の全発光ダイオードを発光させるために必要な順方向電圧の総和に達した付近から、LEDアレイ11に流れる電流は、分岐路を経由せず、LEDアレイ11のアノード側終端から直列に接続された各発光ダイオードLEDn、LEDn−1、…、LED1を経由してLEDアレイ11のカソード側終端へと流れる。したがって、分岐路の抵抗による熱損失は最小限に抑えられている。
さらに、全波整流回路10から出力される電圧がピーク電圧より下がり始めるときは、LEDアレイ11の中間部に配置されているLEDから各終端に位置するLEDn、LED1に向けて順次消灯してゆくことになるが、商用電源(周波数を50Hzとした場合)を全波整流しているため、脈流電源の周波数は2倍(100Hz)となっており、LEDのチラつきが視感されることはない。
ここで、LED発光ユニットに流れる電流波形は、図4(c)に示すように電圧変化に対応した山形形状となり、電流が流れない期間がほとんどなくなる。なお、図4(d)は、同図(c)の電流波形を一部拡大して示す図である。同図に示すごとく、電流の流れるLEDが増加または減少する毎に、段状に電流値は変化していく。
図5は、第1実施形態に係るLED発光ユニットの電流波形と、従来のLED照明装置の電流波形と比較する概略図である。
既述したように、本実施形態のLED発光ユニット1はAC電圧に追従する方式を採用しているため、供給する商用電源Eが低い電圧の状態でも、その電圧に応じたLED分だけ点燈する。従って、LEDアレイ11に入力される電流は、電圧の上昇とともに上昇していき、図5に示すように、電圧波形に応じた幅の広い電流面積を形成する。一方、従来のLED照明装置は、商用電源Eの電圧がピーク電圧の近傍まで上昇しないとLEDに電流が流れない。よって、幅の狭い電流面積が形成される。すなわち、本実施形態のLED発光ユニット1は、供給電圧に対しての光変換効率が向上することになり、LEDアレイ11の明るさはおよそ1.5倍となる。
次に本発明の第1実施形態に係る調光ユニット2について説明する。
図2に示すように、本実施形態のLED照明装置は、交流電源から前記全波整流回路10を経由して商用電源(交流電源)Eへ帰還する主電流回路に流れる主電流を制御するための調光ユニット2を備えている。
図6は、図2の全体回路から調光ユニットの回路部分を取り出して示す回路図であり、図7は、同調光ユニットの作用を模式的に示すブロック図である。
本実施形態の調光ユニット2は、図6、図7に示すように、主電流回路12の商用電源(交流電源)EとLED発光ユニット1との配線の途中、即ち主電流回路12の途中に設けられる構成であり、図7の調光ユニット2は、逆位相装置20と商用電源EとLED発光ユニット1との結線を2線で行う構成としている。また逆位相装置20は、主電流回路12に接続される直列逆接続されたスイッチング素子を備える主電流スイッチング回路21と、該主電流スイッチング回路21に通電される主電流を制御する制御部22とから構成されている。
図7に示すように、主電流スイッチング回路21は、主電流回路12に接続される直列逆接続されたスイッチング素子を備える。この主電流スイッチング回路21は、主電流回路12に接続される直列逆接続されたフライホイールダイオードD1,D2内蔵のスイッチング素子としてMOS−FET(もしくは、絶縁ゲートバイポーラ・トランジスタ(以下、IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistorと略する)でもよい)Q1,Q2とから構成される回路である。
主電流スイッチング回路21は、MOS−FETQ1のゲートに所定の電荷があらかじめ蓄えられている状態で、そのMOS−FETQ1のドレイン側に交流波形の正側が加わると、ドレイン−ソース間がオンとなり、直列逆接続されている逆位相側のMOS−FETQ2のダイオードD2を通じてLED発光ユニット1に電流を流す。これによりLEDアレイ11のLEDが点燈する。またLED発光ユニット1に電流が流れている間にMOS−FETQ1のゲート電荷が放電されると、MOS−FETQ1のドレイン−ソース間がオフとなりLED発光ユニット1への通電が停止される。
一方、MOS−FETQ2のゲートに所定の電荷が蓄えられている状態では、そのMOS−FETQ2のドレイン側に交流波形の正側が加わると、ドレイン−ソース間がオンとなり、MOS−FETQ1のダイオードD1を通じてLED発光ユニットLに電流を流す。これによりLEDアレイ11のLEDが点燈する。またMOS−FETQ2のゲート電荷が放電されると、LED発光ユニット1への通電が停止される。
また、制御部22は、スイッチング素子により主電流スイッチング回路21を流れる主電流をオフ制御するゲート電荷放電回路23と、主電流のオフ時に主電流を逆位相側のスイッチング素子のゲートに通電し電荷を充電するゲート電荷充電回路24と、スイッチング素子のゲート電荷を放電するタイミングを決定する放電タイミング設定回路25と、を備える。
制御部22において、ゲート電荷放電回路23は、NPN型スイッチングトランジスタQ3とコレクタ抵抗R3とMOS−FETQ1のゲート間に接続されることからなるMOS−FETQ1側ゲート電荷放電回路と、NPN型スイッチングトランジスタQ4とコレクタ抵抗R4とMOS−FETQ2のゲート間に接続されことからなるMOS−FETQ2側ゲート電荷放電回路と、から構成される。
MOS−FETQ1側ゲート電荷放電回路のトランジスタQ3が、後述する放電タイミング設定回路25で設定された調光のタイミングでオンすると、MOS−FETQ1のゲートの電荷はトランジスタQ3と抵抗R3を介して放電し、LED発光ユニット1への通電は停止される。またMOS−FETQ2側ゲート電荷放電回路のトランジスタQ4がオンすると、MOS−FETQ2のゲートの電荷はトランジスタQ4と抵抗R4を介して放電し、LED発光ユニット1への通電は停止される。
ゲート電荷充電回路24は、主電流回路12の主電流の一部をMOS−FETQ2のゲートに通電するための抵抗R1、整流用ダイオードD3からなるMOS−FETQ2側充電回路と、主電流回路12の主電流の一部をMOS−FETQ1のゲートに通電するための抵抗R2、整流用ダイオードD4からなるMOS−FETQ1側充電回路と、から構成される。
MOS−FETQ2側充電回路は、放電タイミング設定回路25で設定された調光のタイミングでMOS−FETQ1に通電する主電流がオフされた時、同時に逆位相側のMOS−FETQ2のゲートに主電流の一部を通電し、MOS−FETQ2の規定値電圧まで電荷を充電する。同様に、MOS−FETQ1側充電回路は、MOS−FETQ2がオフされた時に逆位相側のMOS−FETQ1のゲートにその規定値電圧まで電荷を充電する。
放電タイミング設定回路25は、NPN型スイッチングトランジスタQ6、PNP型スイッチングトランジスタQ5、抵抗R5,R6,R7,R8,R9、R10、LED発光ユニット1の明るさ調節(調光)用可変抵抗VR1、コンデンサC1,C2、とから構成されるプログラマブルユニジャンクション回路(ゲート電荷を放電するタイミングをプログラマブルに設定できる回路)である。
放電タイミング設定回路25において、トランジスタQ5のコレクタとトランジスタQ6のベースとが接続されている。放電タイミング設定回路25は、トランジスタQ5のエミッタ電圧(A)とベース電圧(G)を常時比較し、エミッタ電圧よりもベース電圧が低くなったタイミングでコレクタ電流が流れるように設定されている。即ち、トランジスタQ5,Q6を共にオンさせることにより、抵抗R9に電流(K)を流し、調光のタイミングを決定できるようになっている。また、調光のタイミングの変更は、可変抵抗VR1の可変により行う。
次に、上記の調光ユニットの動作について詳細に説明する。
商用電源Eの電源側E1が正である場合、主電流は商用電源Eの電源側E1からLED発光ユニット1、抵抗R1、ダイオードD5、抵抗R5、抵抗R6、コンデンサC1、MOS−FETQ2の内臓ダイオードD2を経て商用電源Eの電源側E2に流れ、コンデンサC1が充電される。また、商用電源Eの接地側E2が正である場合、主電流は商用電源Eの接地側E2から抵抗R2、ダイオードD6、コンデンサC1、MOS−FETQ1の内臓ダイオードD1を経て商用電源Eの電源側E1に流れ、コンデンサC1が充電される。即ち、ダイオードD5,D6を通過した主電流は全波整流された脈流のある直流電源となり、コンデンサC1には全波整流された電圧で充電される。
また、商用電源Eの電源側E1が正である場合、主電流は商用電源Eの電源側E1からLED発光ユニット1、抵抗R1、ダイオードD3、を経てMOS−FETQ2のゲートへと流れる。このとき、ゲート電圧は、ツェナーダイオードZD2によりMOS−FETQ2の規定値電圧に制限された電圧でMOS−FETQ2のゲートに電荷が充電される。なお、MOS−FETQ2のドレイン−ソース間は、逆電圧となっているため、MOS−FETQ2のゲートに電荷が充電されても、MOS−FETQ2はオンしない。
一方、商用電源Eの接地側E2が正である場合、主電流は商用電源Eの接地側E2から抵抗R2、ダイオードD4、を経て、MOS−FETQ1のゲートへと流れる。このとき、ゲート電圧は、ツェナーダイオードZD1によりMOS−FETQ1の規定値電圧に制限された電圧でMOS−FETQ1のゲートに電荷が充電される。なお、MOS−FETQ1のドレイン−ソース間は、逆電圧となっているため、MOS−FETQ1のゲートに電荷が充電されても、MOS−FETQ1はオンしない。
MOS−FETQ2のゲート電荷が規定値電圧で充電された状態で、交流波形が次の周期に変化し商用電源Eの接地側E2が正になった場合は、MOS−FETQ2のドレイン−ソース間がオンし、商用電源Eの接地側E2からMOS−FETQ2、ダイオードD1、LED発光ユニット1、商用電源Eの電源側E1へと流れ、LED発光ユニット1が点燈する。
また、MOS−FETQ1のゲート電荷が規定値電圧で充電された状態で、交流波形が次の周期に変化し商用電源Eの電源側E1が正になった場合は、MOS−FETQ1のドレイン−ソース間がオンし、商用電源Eの電源側E1からLED発光ユニットL、MOS−FETQ1、ダイオードD2、商用電源Eの接地側E2へと流れ、LED発光ユニット1が点燈する。
本発明では、放電タイミング設定回路25でゲート電荷放電回路23のトランジスタQ3及びQ4をオンさせるタイミングで調光のタイミングを決定する。
例えば、MOS−FETQ1のドレイン−ソース間がオン状態でLED発光ユニット1が点燈している場合、MOS−FETQ1のドレイン−ソース間電圧(順方向電圧約0.7V)は、抵抗R1、ダイオードD5、抵抗R5、抵抗R6を介してトランジスタQ5のベースに順方向電圧の約0.7Vが加えられる。このとき、トランジスタQ5のベース電圧よりもコンデンサC1に充電されている電圧が高いため、コンデンサC1の電荷は放電されることになる。コンデンサC1の放電により、トランジスタQ5のベース電圧が低減しエミッタ電圧よりも下がったときにトランジスタQ5、Q6が共にオンする。トランジスタQ5、Q6が共にオンすると、トランジスタQ6のエミッタ抵抗R9に電流が流れる。
図8において、(a)はトランジスタQ5のエミッタ電圧波形であり、(b)はトランジスタQ5のベース電圧波形であり、(c)はトランジスタQ6のエミッタ電圧波形である。
エミッタ抵抗R9に電流が流れると、抵抗R8及び配線30を介してゲート電荷放電回路23のトランジスタQ3、トランジスタQ4のベースに電流が流れ主電流スイッチング回路21のMOS−FETQ1側ゲート電荷を放電することにより、MOS−FETQ1を半サイクルのある時点でオフすることができる。MOS−FETQ1のオフと同時に、ゲート電荷充電回路24によりMOS−FETQ2のゲートに通電し電荷の充電が可能となり、次の周期に変化した場合、MOS−FETQ2がオンしLED発光ユニット1の調光が可能となる。
図9において、(a)は調光90度時のMOS−FETQ1のドレイン−ソース間電圧波形であり、(b)はトランジスタQ6のエミッタ電圧波形であり、(c)は調光90度時のLED発光ユニット1の両端電圧波形である。なお、MOS−FETQ1は図9(b)のトランジスタQ6のエミッタ電圧波形(ヒゲ状のパルス)発生時にオフし、MOS−FETQ2のゲートは同図(a)の電圧で充電される。
調光のタイミングは、コンデンサC1の放電時間により決定される。コンデンサC1の放電時間の設定値は、コンデンサC1に並列に接続されている可変抵抗VR1及び抵抗R7により決定できる。
以上のように、スイッチング素子のゲートに蓄えられた電荷を調光のタイミングで放電することにより、LED発光ユニット1への通電を半サイクルの途中で止めることができる。また同時に、途中で通電を止められた主電流を逆位相側のスイッチング素子のゲートに通電し電荷を充電することにより、次の半サイクルが開始するときに、逆位相側のスイッチング素子をオンすることができる。これにより図4(e)に示すように、LED発光ユニット1のLEDアレイ11に調光した電流波形を供給することが可能となり、動作を半サイクルごとに繰り返す調光が実施される。従って、従来のように電流トランスを使って電源部を設ける必要がなく、調光ユニットケースの小型化が可能となる。また、CPU等による位相制御も必要なく、逆位相装置20と商用電源EとLED発光ユニット1との結線を2線で行うこともできる。
なお、本実施形態ではスイッチング素子としてMOS−FETを適用したが、MOS−FET以外にもIGBTなどを適用することができる。IGBTを適用した場合、MOS−FETのドレイン−ソース間は、コレクタ−エミッタ間に相当することになる。
以上のように、第1実施形態のLED照明装置は、照明用LED二個分の順方向電圧(3.5V×2=7V程度)を超える度に順次点燈することにより、商用電源Eの全サイクルの殆どで点燈する光変換効率の優れたLED発光機能と、逆位相制御調光機能とを備えることとなる。このためLED照明装置は、省エネルギーで経済的にも有益となる。また一般に、照明用白色LEDの寿命(光束維持率が70%まで低下する期間)は4万時間とされており、一日に10時間LEDを点燈したとして、11年間以上交換の必要がないため経済効果が大きい。
なお、LED照明装置のLED発光ユニット1は並列接続が可能であり、調光ユニット2もこの並列接続に合わせて設計することで、10ユニット以上の接続が可能である。また発光色調の異なるLEDを多数組み合わせることにより、従来の照明機器(電球、蛍光灯等)の代替とすることもできる。
本実施形態に係る調光ユニット2は、主電流回路12の途中に逆位相装置20を設けている。これにより、逆位相装置20、交流電源E、およびLED発光ユニット1の間の結線を2線で行えるため、従来から行われている屋内配線の変更は必要ない。
また調光ユニット2は、調光と同時に主電流回路12を流れる主電流で逆位相側のスイッチング素子のゲートに電荷を蓄え、次の半サイクルで逆位相側のスイッチング素子をオンするものであるため、電流トランスを使用した電源部を用いる必要がなく、調光器ユニットケースを小型化にすることが可能となる。また、従来技術のようにCPU等による位相制御を使用としないため、簡単な回路として形成できる。これにより、調光器ユニットケースを一層小型化することが可能となるとともに、安価な調光ユニットが提供できる。
さらに、本実施形態の調光ユニット2は、直列逆接続するスイッチング素子からなる主電流スイッチング回路21を使用し逆位相制御を行うため、高周波ノイズおよび可聴領域のノイズが低減し、低ノイズの逆位相装置20として提供できる。また、ノイズ抑制用のチョークコイル等を使用せずに低ノイズ化が図れるため、調光器ユニットケースをより小型化にすることが可能となる。
なお、本実施形態のLED照明装置の実験によれば、MOS−FETQ1又はQ2のゲート規定値電圧15Vで電荷を蓄えた場合、その規定電圧でMOS−FETQ1又はQ2のドレイン−ソース間をオンすることができた。また、500Wの調光が可能であった。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形例や応用例が可能なことは勿論である。例えば、LED照明装置のLED発光ユニット1の回路構造として、以下にあげる変形例を適用することもできる。
〔変形例1〕
図10は、第1実施形態に係るLED発光ユニットの変形例1を示す回路図である。
同図に示すように、LED発光ユニット1は、分流制限手段としての定電流回路部CC2、CC3、CC4、…に、定電流ダイオードDを採用してもよい。この定電流回路部CC2、CC3、CC4、…の特徴は、第1実施形態において複数個のバイポーラ・トランジスタ及び抵抗で構成した回路を、一個の定電流ダイオードDに代替し回路を単純化したところにある。定電流ダイオードDの耐圧を考慮した設計を行えば、第1実施形態の定電流回路と同じ作用効果を得ることができる。また定電流ダイオードDの代わりに抵抗器を使用し、LEDアレイ11の段ごとに抵抗値を設定することにより、同等の動作をさせることもできる。
〔変形例2〕
図11は、第1実施形態に係るLED発光ユニットの変形例2を示す回路図である。
同図に示すように、LED発光ユニット1は、LEDアレイ11のLED一個毎にLEDアレイ11のカソード側終端に繋がる分岐路B1、B2、B3、…を設け、かつ各分岐路B1、B2、B3、…に定電流回路部CC2、CC3、CC4、…を接続し、順方向電圧(3.5V程度)を超える度に最上段のLEDnから順次点燈させる構成とすることができる。この場合も、分流制限手段としての定電流回路部CC2、CC3、CC4、…に、定電流ダイオードDを適用し、その耐圧を考慮した設計を行えば第1実施形態による定電流回路と同じ作用効果を得ることができる。また定電流回路部CC2、CC3、CC4、…は、定電流ダイオードDの代わりに、第1実施形態に示すようなトランジスタ回路の置き換えも可能であり、他にも抵抗器を使用し、LEDアレイ11の段ごとに抵抗値を設定することにより、同等の動作をさせることもできる。
〔変形例3〕
図12は、第1実施形態に係るLED発光ユニットの変形例3を示す回路図であり、図13は、図12のLED発光ユニットにおける電圧と電流の関係を示す波形図である。
図12に示すように、LED発光ユニット1は、分流制限手段としての定電流回路部に、電流制限回路とカットオフ付定電流回路を備えたものである(以下、当該定電流回路部をカットオフ付定電流回路部CC’と称する)。
図12におけるカットオフ付定電流回路部CC2’に基づいて回路の構成を説明すると、トランジスタQ03はコレクタ−ベース間に抵抗R03が挿入されるとともに、エミッタ−ベース間に対してトランジスタQ04のコレクタ−ベース間が相対するように接続される。即ち、トランジスタQ03のベースがトランジスタQ04のコレクタに接続され、且つトランジスタQ03のエミッタがトランジスタQ04のベースに接続される。さらにトランジスタQ04のエミッタ−ベース間には抵抗R04が挿入される。またトランジスタ04のコレクタ−エミッタ間には、トランジスタ05のコレクタ−エミッタ間が並列となるように接続される。即ちトランジスタQ05のコレクタはトランジスタQ04のコレクタに接続され、トランジスタQ05のエミッタはトランジスタQ04のエミッタに接続される。さらにトランジスタ05のベースは、抵抗R5を介してLED2のアノード側に接続している。以上のようにカットオフ付定電流回路部CC2’が形成され、以下のカットオフ付定電流回路部CC3’、CC4’、…も同じように回路が構成される。なお、定電流回路部CC1は、第1実施形態と同様の回路を適用している。
以下、このLED発光ユニット1の動作について説明する。AC電圧がLED二個分の順方向電圧(3.5V×2=7V程度)を超えると、図12の最上段に配置されているLEDnからカットオフ付定電流回路部CC2’に電流が流れる。さらにカットオフ付定電流回路部CC2’の抵抗R03によりトランジスタQ03のベースに電流が流れ、Q03がオンとなる。その結果、抵抗R04、LED1、定電流回路部CC1へと通電される。定電流回路部CC1では、抵抗R02によりトランジスタQ02のベースに電流が流れトランジスタQ02がオンとなる。その結果、抵抗R01を介して全波整流回路10の負極側に流れ、LED1、LEDnが共に点燈する。
ただし、カットオフ付定電流回路部CC2’の回路構成では、LED1、LEDnには定電流制限された電流が流れ続けているが、電源電圧が時間経過と共に上昇し、LEDの順方向電圧四個分の電圧まで達すると、新たにLED2、LEDn−1にも電流が流れ始めることになる。このことにより、トランジスタQ05のベースには抵抗R05を介して電流が流れ込む。即ち、トランジスタQ05がオンとなり、トランジスタQ03がオフとなる。その結果、カットオフ付定電流回路部CC2’を介してLED1、LEDnに流れる電流がカットオフ(遮断)されることになる。しかし、LED2、LEDn−1、カットオフ付定電流回路部CC2’、定電流回路部CC1を介して流れる電流は、カットオフ付定電流回路部CC3’に流れることになり、電流経路がスムーズに移行される。
よって図13に示すように、LED発光ユニット1に供給される商用電源Eの電流波形は、電圧が時間経過と共に上昇して順方向電圧二個分の電圧まで達する度に、LEDアレイ11に流れる電流をカットオフ付定電流回路部CC2’経路、カットオフ付定電流回路部CC3’経路、カットオフ付定電流回路部CC4’経路、…という具合に電流の経路を切り替える波形を描く。その結果、LEDアレイ11の上段および下段のLEDから、よりスムーズに点燈させていくことが可能となる。
〔第2実施形態〕
図14は、第2実施形態に係るLED発光ユニットを示す回路図である。
同図に示すように、本発明の第2実施形態に係るLED発光ユニット1は、第1実施形態と同様に、全波整流回路10及びLEDアレイ11を備えている。第2実施形態のLED発光ユニット1において第1実施形態と異なる点は、LEDアレイ11のアノード側終端と各LED1、2、…、nのアノードとをそれぞれ繋ぐ分岐路B1’、B2’、…、Bn−1’を設け、各分岐路B1’、B2’、…、Bn−1’に、分流制限手段としての分流回路部S1、S2、…、Sn−1を配設したことである。
図14のおける分流回路部S1に基づいてこの回路の構成を説明すると、トランジスタQ01は、コレクタ−ベース間に抵抗R01が挿入されるとともに、エミッタ−ベース間に対してトランジスタQ02のコレクタ−エミッタ間が接続される。またトランジスタQ02は、エミッタがLED1のアノード側に接続しており、ベースが抵抗R02を介して、分流回路部S2に配設されるトランジスタQ04のエミッタに接続している。以上のように分流回路部S1が形成され、以下の分流回路部S2、S3、S4、…も同じように回路が構成される。なお、LEDアレイ11の負極端子と全波整流回路10の負極側との間には、LEDアレイ11に流れる電流を制限する電流制限用抵抗R0が挿入されている。
以下、第2実施形態のLED発光ユニット1の動作について説明する。AC電圧がLED一個分の順方向電圧(3.5V程度)を超えると、図14の最下段に配置されている分流回路部S1は、抵抗R01によりトランジスタQ01のベースに電流が流れ、Q01がオンとなる。その結果、電流が全波整流回路10の正極側、トランジスタQ01、LED1、電流制限用抵抗R0、全波整流回路10の負極側に流れ、LED1が点燈する。
次にAC電圧が上昇して照明用LED二個分の順方向電圧(7.0V程度)を超えると、次段に配置されている分流回路部S2において、抵抗R03によりトランジスタQ03のベースに電流が流れ、Q03がオンとなる。よって分流回路部S01では、抵抗R02によりトランジスタQ02のベースに電流が流れ、Q02がオンとなる。トランジスタQ02がオンとなると、Q01のベース−エミッタ間が短絡されることになるためQ01がオフとなり、分流回路部S1の電流がオフになる。しかし、このとき同時に2段目に配置されている分流回路部S2では、Q03がオンとなっており、その結果、電流が全波整流回路10の正極側、トランジスタQ03、LED2、LED1、電流制限用抵抗R0、全波整流回路10の負極側に流れ、LED2及びLED1がともに点燈することになる。
このようにAC電圧が約3.5V上昇するたびに、電流の流れる分流回路部S1、S2、…、Sn−1を切り替えていくことにより、LED1、2、…、nが下段から順次点燈することになる。このときLED1、2、…、nに流れる電流は電流制限用抵抗R0のみを介してしか流れないので、抵抗による熱損失は最小限に抑えられている。
第2実施形態のLED発光ユニット1は、AC電圧に追従する方式を採用しているため、LEDは即座に点燈を開始することとなり、供給電圧に対しての光変換効率がよくLEDの明るさは増大する。また、AC電圧がピーク電圧より下がり始めるときは、最上部に配置されているLEDnから順次1つずつ消灯してゆくことになるが、商用電源E(周波数を50Hzとした場合)を全波整流しているため、脈流電源の周波数は2倍(100Hz)となりLEDのチラつきが視感されることはない。
〔第3実施形態〕
図15は、第3実施形態に係るLED発光ユニットを示す回路図であり、図16は、図15のLED発光ユニットにおける電圧と電流の関係を示す波形図である。
図15に示すように、本実施形態に係るLED発光ユニット1においても、全波整流回路10の正極側出力端子にLEDアレイ11のアノード側終端を接続してある。また、LEDアレイ11のカソード側終端は、LEDアレイ11に流れる電流を制限する電流制限手段としての定電流回路部CCを介して、全波整流回路10の負極側出力端子に接続してある。
さらに、本実施形態では、LEDアレイ11のアノード側終端と、LED1、2、…、nのアノードとを、分岐路B1’、B2’、…、Bn’で接続してある。各分岐路B1’、B2’、…、Bn’には、電流制限用抵抗CLR1、CLR2、…、CLRnが挿入してある。
また、LEDアレイ11のアノード側終端と、各分岐路B1’、B2’、…、Bn’に繋がる経路には、電流経路選択回路CSが挿入してある。この電流経路選択回路CSは、全波整流回路10から出力される電圧が、LEDアレイ11の全LEDを発光させるために必要な順方向電圧の総和に達したとき、各分岐路1’、B2’、…、Bn’への電流の流れを遮断する電流経路選択手段を構成する。
電流制限用抵抗CLR1、CLR2、…、CLRnは、各LED1、2、…、nがそれぞれ3.5Vの電圧となるように同一の抵抗値に設定されている。例えば、各電流制限用抵抗CLR1、CLR2、…、CLRnに対し5mAの電流を流す場合、各LED1、2、…、nに3.5Vの電圧を印加するには、各電流制限用抵抗CLRを700Ωとすればよい。
ここで、分岐路B1’、B2’、…、Bnにより接続されるLEDの数は、当該分岐路を経由してLEDを発光させるために必要な順方向電圧の総和が、LEDアレイ11の全LEDを発光させるために必要な順方向電圧の総和に達するまでの数に設定してある。例えば、LEDアレイ11の全LEDを発光させるために必要な順方向電圧の総和を100Vとした場合、LED一個を発光させるために3.5V必要であれば、100/3.5=28.57で、さらに分岐路にて接続されるLEDの数は偶数であるから、分岐路B1’、B2’、…、Bnにより接続されるLEDの数は30個となる。ただし、商用電圧100Vのピーク値は、141.4Vに達するのでLED1個の最大許容電圧を考慮してLEDの数を決定する。
この数を超えるLEDn+1、n+2、…、n+m(LEDアレイ11のアノード側終端に近いLED)には、分岐路は設けられていない。
電流経路選択回路CSは、NPN型のバイポーラ・トランジスタQ03、04、抵抗R03、04、05、定電流ダイオードD02で構成されている。トランジスタQ03は、コレクタが全波整流回路10の正極側とLEDアレイ11の正極端子の間に接続されている。またトランジスタQ03は、エミッタが抵抗R03の一端に接続され、この抵抗R03の他端は、電流制限用抵抗CLRの共通端子に接続されている。トランジスタQ03のベースは、定電流ダイオードD02を介してトランジスタQ03のコレクタに接続されるとともに、さらにトランジスタQ04のコレクタに接続されている。このトランジスタQ04のエミッタは、抵抗R03の他端と、電流制限用抵抗CLRの共通端子の間に接続されている。またトランジスタQ04のベースは、抵抗R04、抵抗R05の一端に接続されており、この抵抗R05の他端は、LEDアレイ11のLEDn+1カソード側とLEDnのアノード側の間に接続されている。発光ユニット1はこの様に構成することで、電流経路選択回路CSに流れる電流経路K1と、LEDアレイに流れる電流経路K2とに電流の経路を選択的に変更することができる。
なお、抵抗R04は、トランジスタQ04のバイアス電圧設定用であり、抵抗R05は、トランジスタQ04のベース電流設定用であり、抵抗R03はトランジスタQ3のエミッタ抵抗である。またダイオードD01は、電流経路K1が遮断された直後に電流制限用抵抗CLRnを介して電流制限用抵抗CLRの共通端子に逆流するのを防止するために挿入されている。なお、各電流制限用抵抗CLRに電流が逆流する場合は、その他の電流制限用抵抗CLRにも直列にダイオードDを挿入することが望ましい。
以下、このLED発光ユニット1の動作について説明する。
全波整流回路10からの出力電圧が、LED一個を発光させることができる順方向電圧(例えば、3.5V程度)を超えると、電流経路選択回路CSでは、定電流ダイオードD02を介してトランジスタQ03のベースに電流が流れ、Q03がオンとなる。その結果、電流が、抵抗R03、分岐路B1’、電流制限用抵抗CLR1、LED1、定電流回路部CCを経由して流れる。定電流回路部CCでは、抵抗R02によりトランジスタQ02のベースに電流が流れトランジスタQ02がオンとなる。その結果、電流が抵抗R01を介して全波整流回路10の負極側に流れ、LED1が点燈する。
次に、全波整流回路10からの出力電圧が照明用LED二個分の順方向電圧(3.5V×2=7V程度)を超えると電流経路選択回路CSでは、定電流ダイオードD02を介してトランジスタQ03のベースに電流が流れ、Q03がオンとなる。その結果、電流が、抵抗R03、分岐路B1’、B2’電流制限用抵抗CLR1、2、LED2、LED1、定電流回路部CCを経由して流れる。定電流回路部CCでは、抵抗R02によりトランジスタQ02のベースに電流が流れトランジスタQ02がオンとなる。その結果、電流が抵抗R01を介して全波整流回路10の負極側に流れ、LED2、LED1は共に点燈する。
このように、LED発光ユニットは、電流が電圧の上昇時に電流経路K1を通ることで、AC電圧がLED一個分の順方向電圧(3.5V程度)を超える度に、LED1からLEDnまで順次点燈させていく。
さらに、電流経路選択回路CSは、全波整流回路10からの出力電圧がLEDアレイ11の全LEDを発光させるために必要な順方向電圧の総和(例えば100V)に達したとき、図15における電流経路K2を通り、LEDアレイ11に直列に電流を流す。これによりLEDアレイ11を構成するすべてのLED1、2、…、n−1、n、…、n+mが点燈することになる。
また、電流経路K2を通りLEDn+1に電流が流れると、LEDn+1のカソード側に接続されている抵抗R05にも電流が流れる。電流経路選択回路CSにおいて抵抗R05は、トランジスタQ04のベースに接続されているので、この抵抗R05を介してトランジスタQ04のベースに電流が流れ込み、トランジスタQ04がオンとなる。トランジスタQ04のコレクタは、トランジスタQ03のベースに接続されているため、トランジスタQ04がオンしたことにより、トランジスタQ03のベース−エミッタ間は短絡されて、トランジスタQ3のベース電流は引き出されトランジスタQ03はオフとなる。その結果、電流経路K1は遮断されることになる。電流経路K1に流れる電流は、定電流ダイオードD02に制限されるため3乃至4mAと低減されることになり、つまり電流は、AC電圧がLEDアレイ11の設定電圧を越えた時点で電流経路K2を選択したことになる。
したがって、図16に示すように、AC電圧がLEDアレイ11の設定電圧以下の場合は、電流経路K1を選択し、AC電圧がLEDアレイ11の設定電圧以上のときは、電流経路K2を選択した電流分布となる。このように電流経路を切り替えることにより、各抵抗の熱損失を低減することができ、省エネルギーで発光し、低コストで製作できる回路となる。
第1実施形態に係るLED照明装置の外観を示す斜視図である。 第1実施形態に係るLED照明装置の回路図である。 図2の全体回路からLED発光ユニットの回路部分を取り出して示す回路図である。 第1実施形態のLED発光ユニットにおける電圧と電流の関係を示す波形図であり、(a)は商用電源の電圧波形、(b)は全波整流した電圧波形、(c)はLEDアレイに供給される電圧及び電流波形、(d)は(c)のX部拡大図、(e)は調光ユニットで90°調光した場合の電圧及び電流波形である。 第1実施形態に係るLED発光ユニットの電流波形と、従来のLED照明装置の電流波形と比較する概略図である。 図2の全体回路から調光ユニットの回路部分を取り出して示す回路図である。 第1実施形態の調光ユニットの作用を模式的に示すブロック図である。 第1実施形態の調光ユニットにおける各電圧の波形図であり、(a)はトランジスタQ5のエミッタ電圧波形、(b)はトランジスタQ5のベース電圧波形、(c)はトランジスタQ6のエミッタ電圧波形である。 第1実施形態の調光ユニットにおける調光時の各電圧の波形図であり、(a)は調光90度時のMOS−FETQ1のドレイン−ソース間電圧波形、(b)はトランジスタQ6のエミッタ電圧波形、(c)は調光90度時のLED発光ユニット1の両端電圧波形である。 第1実施形態に係るLED発光ユニットの変形例1を示す回路図である。 第1実施形態に係るLED発光ユニットの変形例2を示す回路図である。 第1実施形態に係るLED発光ユニットの変形例3を示す回路図である。 図12のLED発光ユニットにおける電圧と電流の関係を示す波形図である。 第2実施形態に係るLED発光ユニットを示す回路図である。 第3実施形態に係るLED発光ユニットを示す回路図である。 図16のLED発光ユニットにおける電圧と電流の関係を示す波形図である。 従来のLED照明装置の構成を示す回路図である。 従来のLED照明装置が抱える課題を説明するための電圧−電流波形図である。
符号の説明
1:LED発光ユニット、2:調光ユニット、3:セラミックシート、4:カバー、
10:全波整流回路、11:LEDアレイ、12:主電流回路路、
20:逆位相装置、21:主電流スイッチング回路、22:制御部、23:ゲート電荷放電回路、24:ゲート電荷充電回路、25:放電タイミング設定回路、30:配線
B、B’:分岐路、CC:定電流回路部、CC’:カットオフ付定電流回路部、CS:電流経路選択回路、E:商用電源、LED:発光ダイオード、Q:トランジスタ、R:抵抗、S:分流回路部

Claims (1)

  1. 複数の発光ダイオードを直列に接続してなるLEDアレイを点燈させるためのLED照明用装置であって、
    前記LEDアレイを発光させるためのLED発光ユニットを有し、当該LED発光ユニットは、
    交流電源を全波整流するための全波整流回路と、
    前記全波整流回路から出力された電流を、前記LEDアレイを構成する任意の発光ダイオードへ分岐して流す分岐路と、
    前記LEDアレイに流れる電流を制限する電流制限手段と、
    を備え、
    前記全波整流回路の正極側出力端子に前記LEDアレイのアノード側終端を接続するとともに、前記全波整流回路の負極側出力端子に前記LEDアレイのカソード側終端を接続し、
    さらに、前記LEDアレイのアノード側終端と、前記LEDアレイのカソード側終端から数えて一番目に位置する発光ダイオードのアノードとを前記分岐路で接続し、
    同様にして、順次、前記LEDアレイのアノード側終端と、前記LEDアレイのカソード側終端から数えてn番目(nは任意の自然数)に位置する発光ダイオードのアノードとを前記分岐路で接続していくことを特徴とするLED照明装置。
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