JP5438105B2 - 照明装置および照明システム - Google Patents

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Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を備えた照明装置および照明システムに関する。
近年、地球環境に配慮する観点から、LED等の発光素子が一般照明に利用されてきている。例えば、非特許文献1は、商用電源から供給された交流電圧を整流平滑回路により直流電圧に変換し、直流電圧をLEDアレイに印加しつつLEDアレイを定電流制御で点灯させる照明装置を開示している。また、特許文献1は、商用電源から供給される交流電圧をそのままLEDアレイに印加する交流点灯方式の照明装置を開示している。
特表2008−544569号公報
http://www.ednjapan.com/content/issue/2006/09/idea/idea01.html
ところで、従来、白熱電球の調光装置として、トライアック等を用いた位相制御装置が広く普及している。位相制御装置はその回路構成が簡易なことから、白熱電球のみならずLED照明装置にも適用することが考えられる。また、白熱電球は、調光による明るさの低下に伴い、発光色の色温度が低下する(赤みを増す)という独特の雰囲気を有している。LED照明装置においても、用途によっては、調光による明るさの変化に応じて発光色の色温度を変化させることが考えられる。
しかしながら、非特許文献1の照明装置では、定電流制御において電流値の設定を変化させることにより調光する方式であるため、位相制御装置を用いて調光することは想定されていない。また、特許文献1の照明装置では、位相制御装置の適用は可能であるものの、調光レベルに応じて発光色の色温度を変化させることはできない。
そこで、本発明は、調光が可能であり、かつ、調光レベルに応じて発光色の色温度を変化させることができる、LED等の発光素子を備えた照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、位相制御された交流電力を受ける照明装置であって、複数の発光部を含み、前記複数の発光部が発光色の異なる2種類以上の発光部から構成されている発光部アレイと、前記発光部アレイに供給される電圧に応じて、電力供給路に直列に挿入される発光部の個数およびそれに含まれる発光部における発光色毎の個数の比率が変化するように、前記発光部アレイに含まれる複数の発光部の電気的な接続関係を切り替えるスイッチ手段とを備える。
上記構成によれば、発光部アレイに含まれる複数の発光部のうち、電力供給路に直列に挿入された発光部が点灯する。発光部アレイに供給される電圧に応じて点灯する発光部の個数が変化するので調光を実現することができる。さらに、そのとき点灯する発光部における発光色毎の個数の比率が変化するので、調光レベルに応じて発光色の色温度を変化させることができる。
本発明の第1実施形態に係る電球形の照明装置の概略構成を示す一部切り欠き図 本発明の第1実施形態に係る照明回路の構成を示す回路図 LEDアレイに供給される電圧、オンにされるスイッチ素子の番号、および、LEDアレイの発光の合成色のテーブル 本発明の第2実施形態に係る照明回路の構成を示す回路図 LEDアレイに供給される電圧、オンにされるスイッチ素子の番号、および、LEDアレイの発光の合成色のテーブル 図5に示すテーブルに従ってFETのオンオフ制御をした場合における、電力供給路に直列に挿入されるLEDの個数の変化を示す図 交流電圧の位相角、LEDアレイに供給される電圧、および、電力供給路に直列に挿入されるLEDの個数を示すテーブル 3種類の調光レベルにおける、電力供給路に直列に挿入されるLEDの個数の時間変化を示す図 マイコン12の内部構成を示す図 交流電源の電圧位相、オンにされるスイッチ素子の番号、および、LEDアレイの発光の合成色のテーブル マイコンの動作を示すフロー図 交流電源の周期と電圧のサンプリング間隔との関係を示す図 LED構成の変形例を示す回路図 LED構成の変形例を示す回路図 発光モジュールにおけるLEDの配置を例示する図 発光モジュールの変形例を示す図 LED構成の変形例を示す回路図 照明システムの構成を示す図
本発明を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る電球形の照明装置の概略構成を示す一部切り欠き図である。
照明装置1は、白熱電球に模した外観形状を有している。円筒状のケース2は、樹脂等の絶縁材料で形成されており、その一端にはE型口金3が設けられ、他端には円板状のヒートシンク5が設けられている。口金3とヒートシンク5で封塞されたケース2の内部空間には、点灯装置4が収容されている。ヒートシンク5のケース封塞面とは反対側の面には発光モジュール6が搭載されていると共に、発光モジュール6を覆うグローブ7が取着されている。
発光モジュール6は、基板6aの表面に配線パターンが配設され、その配線パターンにLEDチップ6bが実装され、そのLEDチップ6bを樹脂成型部材6cで内包して形成されたものである。樹脂成型部材6cには、LEDチップ6bから出射された光の波長を変換する材料(例えば、蛍光体物質)が含有されており、波長変換部材として機能する。LEDチップ6bの出射光の一部は樹脂成型部材6c内部を通過中に波長変換され、波長変換されずにそのまま出射された光と混色して所望の色温度の光となる。LEDチップと波長変換材料を含有する樹脂成型部材との組み合わせで所望の色温度を実現している場合には、LEDチップとこれを内包する樹脂成型部材部分との組が「発光部」に相当し、LEDチップのみで所望の色温度を実現している場合には、LEDチップが「発光部」に相当する。
本実施形態では、発光モジュール6には、発光色の色温度が2800[K],3500[K],5000[K],6700[K]の4種類のLEDが実装されている。
口金3が照明器具に装着されると、商用の交流電源から電力が供給される。供給された電力は点灯装置4を介して発光モジュール6に送られる。以下、点灯装置4および発光モジュール6に設けられた照明回路について説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る照明回路の構成を示す回路図である。
点灯回路10において、ダイオードブリッジDBおよび電解コンデンサC1により整流平滑回路が構成されている。整流平滑回路は、電流ヒューズおよびトライアック15を介して交流電源ACに接続されている。また、整流平滑回路の二次側には、LED1からLED8までの8組、合計48個のLEDから構成されているLEDアレイが接続されている。LEDの発光色は、組単位で設定されており、本実施形態では、以下の通り、LED1からLED8にかけて色温度が順に高くなるように設定されている。
LED1:2800[K]
LED2:2800[K]
LED3:3500[K]
LED4:3500[K]
LED5:5000[K]
LED6:5000[K]
LED7:6700[K]
LED8:6700[K]
LEDアレイのノードN0は、ダイオードブリッジDBのプラス端子に接続されている。LED1の末端のノードN1は、スイッチ素子FET1を介してダイオードブリッジDBのマイナス端子に接続されている。LED2の末端のノードN2は、スイッチ素子FET2を介してダイオードブリッジDBのマイナス端子に接続されている。ノードN3−ノードN8についても同様に、それぞれスイッチ素子FET3−FET8を介してダイオードブリッジDBのマイナス端子に接続されている。
マイコン12は、LEDアレイに供給される電圧に応じて、スイッチ素子FET1−FET8のオンオフを制御する機能を果たす。マイコン12の具体的な製品としては、例えば、マイクロチップテクノロジー社のPIC18F252を利用することができる。マイコン12の電源端子Vinには、直流電源部11が接続されている。直流電源部11は、マイコン12を動作させるために、直流電圧5[V]を生成するものである。アナログ入力端子Ainには、抵抗素子R1,R2から構成された分圧器が接続されている。これにより、マイコン12は、LEDアレイに供給される直流電圧を検出することができる。デジタル出力端子DO0−DO7には、それぞれスイッチ素子FET1−FET8のゲート端子が接続されている。スイッチ素子とマイコン12との組が、LEDアレイに含まれる48個のLEDの接続関係を切り替えるスイッチ手段として機能する。
LEDアレイとダイオードブリッジDBのプラス端子との間に過電流保護素子であるポリスイッチ14が挿入されており、これによってもLEDアレイに過剰な電流が流れないようにされている。ポリスイッチ14は、PTCサーミスタの一種であり、例えば、タイコエレクトロニクスレイケム株式会社製のLVR005Sを利用することができる。特に、マイコン12の演算の遅れや不安定な動作により、交流電源の電圧瞬時値に対して、直列接続されるLEDの個数が過小となる場合が考えられる。このような場合にポリスイッチ14があればLEDに過電流が流れるのを防止することができる。なお、過電流保護素子としての機能があれば、PTCサーミスタに限らず、電流ヒューズ等も利用可能である。ただし、PTCサーミスタは、温度低下により再復帰できるので、溶断するたびに交換を要する電流ヒューズよりも使い勝手がよい。
上記の構成により、スイッチ素子FET1−FET8のオンオフにより交流電源ACからの電力供給路に直列に挿入されるLEDの個数を切り替えることができる。例えば、FET1がオン,FET2−FET8がオフの場合には、LED1に含まれる6個のLEDが電力供給路に直列に挿入されて点灯することになる。FET2がオン,FET1,FET3−8がオフの場合には、LED1およびLED2に含まれる12個のLEDが電力供給路に直列に挿入されて点灯することになる。
LEDの個数が切り替わると、それに伴い、その個数に含まれるLEDにおける発光色毎の個数の比率が切り替わる。例えば、LED1,LED2が点灯する場合には、点灯するLEDの総数12個に対して、2800[K]のLEDが12個含まれる。したがって、以下に示すように、LEDアレイの発光色の色温度は2800[K]となる。
2800[K]×12[個]/12[個]
=2800[K]
また、例えば、LED1−LED3が点灯する場合には、点灯するLEDの総数18個に対して、2800[K]のLEDが12個、3500[K]のLEDが6個含まれる。したがって、以下に示すように、LEDアレイの発光色の色温度(合成色の色温度)はそれらの平均である3000[K]となる。
(2800[K]×12[個]+3500[K]×6[個])/18[個]
=3033[K]
≒3000[K]
このように、LEDアレイの発光色の色温度を変化させることができる。
図3に、LEDアレイに供給される電圧、オンにされるスイッチ素子の番号、および、LEDアレイの発光の合成色のテーブルを示す。
LEDアレイに供給される電圧は、交流電源の交流電圧が110[V]の場合、調光レベルに応じて15[V]程度から155[V]まで変動する。調光レベルが最大(定格点灯)のとき、LEDアレイには155[V]の電圧が供給される。このとき、マイコン12がスイッチ素子FET8をオンにするので、LED1−LED8が点灯し、その結果、LEDアレイの発光色の色温度が4500[K]となる。トライアック15の調光レベルを低下させていくと、LED8からLED1まで降順に不点灯となっていくので、LEDアレイの明るさが低下していくとともに、LEDの発光色の色温度が低下していく。これにより、白熱電球を調光点灯させたときと同等の特性をLED照明装置にて実現することができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係る照明回路の構成を示す回路図である。
第1実施形態では、LEDアレイを直流点灯させるのに対し、第2実施形態では、LEDアレイを交流点灯させる。そのため、第2実施形態では、整流平滑回路に代えて整流回路が設けられている。また、交流点灯に適したようにLEDアレイの構成が変更されている。これら以外の構成は第1実施形態と同様である。
LEDアレイでは、LED1からLED8までの8組、合計46個のLEDが直列に接続されている。各組に含まれるLEDの個数および色温度は次の通りである。
LED1:9個,2800[K]
LED2:8個,2800[K]
LED3:8個,3500[K]
LED4:7個,3500[K]
LED5:6個,5000[K]
LED6:4個,5000[K]
LED7:3個,6700[K]
LED8:1個,6700[K]
LEDの総数N[個]は、次の関係式により決定されている。
N=Veff×1.1×√2/Vf
ここでは、交流電源の基準電圧(実効値)をVeff[V]、LED単体に仕様電流を流したときに誘起される電圧をVf[V]とする。なお、仕様電流とは、LEDの発光効率を最適に維持できる電流値、または、照明器具設計をする場合の、使用環境下による放熱設計やあかり条件に適した電流値をいう。
本実施形態では、Veff=100[V]、Vf=3.4[V]から、N=46[個]としている。Veff×1.1×√2により得られる電圧は、交流電源のピーク電圧を1.1倍したものである。商用の交流電源の電圧は±10%程度の公差がある。1.1倍することにより、交流電源の電圧が公差の範囲で10%上昇した場合でも、LEDに過剰な電流が流れないように配慮されている。
図5に、LEDアレイに供給される電圧、オンにされるスイッチ素子の番号、および、LEDアレイの発光の合成色のテーブルを示す。
マイコン12は、LEDアレイに供給される電圧(瞬時値)を検出し、検出された電圧に応じたスイッチ素子FETをオンにする。これにより、電力供給路に直列に挿入されるLEDの個数を切り替えることができる。また、LEDの個数が切り替わると、それに伴い、その個数に含まれるLEDの発光色毎の個数の比率が切り替わる。その結果、LEDアレイの発光色の色温度を変化させることができる。なお、本実施形態では、LED1−LED8の各組に含まれるLEDの個数が第1実施形態の場合と異なるので、オンにするスイッチ素子毎のLEDアレイの発光色が第1実施形態の場合と異なる。
図6に、図5に示されたテーブルに従ってFETのオンオフ制御をした場合における、電力供給路に直列に挿入されるLEDの個数の変化を示す。ここでは、0[deg]から90[deg]までの範囲(交流電源の半周期の前半に相当)が示されている。また、図中の破線は、ピーク電圧が155[V]の交流電源の電圧を示している。
電圧が0[V]から30[V]までの範囲であれば、FET1がオンされ、FET2−8がオフされる。このとき、LED1に含まれる9個のLEDが電力供給路に直列に挿入される。
電圧が31[V]から59[V]までの範囲であれば、FET2がオンされ、FET1,3−8がオフされる。このとき、LED1とLED2に含まれる17個のLEDが電力供給路に直列に挿入される。
以降、同様に、電圧が増加するにつれて、直列に挿入されるLEDの個数が増加していき、電圧が153[V]から155[V]までの範囲では、LED1−LED8に含まれる46個全てのLEDが電力供給路に直列に挿入される。
また、テーブルから明らかなように、91[deg]から180[deg]までの範囲(交流電源の半周期の後半に相当)では、電圧が低下するにつれて、電力供給路に直列に挿入されるLEDの個数が減少していく。
なお、図6に示すように、各範囲でのLEDの個数は、該当する範囲での電圧瞬時値からVf[V]を割って得られた数値に設定されている。例えば、電圧瞬時値が0[V]から30[V]までの場合には、LEDの個数は、電圧瞬時値30[V]からLEDの仕様電圧3.4[V]を割って得られた9個となる。したがって、各範囲では、交流電源の電圧瞬時値に応じて適切な個数のLEDが直列接続されることになる。また、各範囲は、交流電圧の半周期(位相角で0[deg]から90[deg]まで)が概ね8等分されるように定められている。
図7は、交流電圧の位相角、LEDアレイに供給される電圧、および、電力供給路に直列に挿入されるLEDの個数を示すテーブルである。図7(a)に示すように、日本では、交流電源の基準電圧が100[V]なので、±10[%]の公差を考慮して、交流電圧の瞬時値のピークを155[V]と想定している。位相角が0[deg]から11[deg]までの区間では、直列に挿入されるLEDの個数は、位相角が11[deg]のときの電圧瞬時値30[V]からLEDの仕様電圧Vf=3.4[V]を割って得られた9[個]となる。これ以外の区間でも同様に算出されている。
図7(b)は、欧州などの交流電源の基準電圧が230[V]の場合、図7(c)は、アメリカなどの交流電源の基準電圧が120[V]の場合、図7(d)は、中国などの交流電源の基準電圧が110[V]の場合のテーブルである。これらについても、図7(a)と同様に作成されている。
図8に、3種類の調光レベルにおける、電力供給路に直列に挿入されるLEDの個数の時間変化を示す。LEDの個数の時間変化に併せて、トライアックゲート信号および照明装置への供給電圧も表す。
図8(a)は、調光レベルの設定が最大の場合を示している。トライアック15を用いた場合には、調光レベルの設定を最大にしても供給電圧はゼロクロスからわずかに遅れて立ち上がる。ゼロクロスから電圧の立ち上がりまでの期間では、直列接続されるLEDの個数はゼロである。電圧の立ち上がりから次のゼロクロスまでの期間では、検出された電圧に応じて直列接続されるLEDの個数が切り替わっている。
図8(b)は、調光レベルの設定が中間値の場合を示している。この場合、位相が90[deg]に達するまで電圧が立ち上がらず、直列接続されるLEDの個数もゼロである。電圧は位相が90[deg]のときに立ち上がり、それ以降は検出された電圧に応じて直列接続されるLEDの個数が切り替わる。
図8(c)は、調光レベルの設定が最小の場合を示している。トライアック15を用いた場合には、調光レベルの設定を最小にしたとき、半周期の終期付近で電圧が立ち上がり、わずかな期間だけ電力が供給される。この電力から直流電圧で15[V]程度は確保できるので、調光レベルの設定が最小の場合でもマイコン12は動作可能である。
このように、本実施形態では、調光レベルに応じてLEDアレイの点灯期間を変化させることができる。したがって、位相制御による調光点灯が可能である。なお、調光点灯させたときには、交流電圧の半周期毎にLEDアレイが明滅することになるが人間の目では感受することができず、平均化された明るさに感じ取られる。同様に、本実施形態では、交流電圧の半周期中にLEDアレイの色温度が順次変化するが、人間の目では平均化された色温度に感じ取られる。なお、感覚的な色の差は色差(ΔE)といい、CIE均等色空間における色の三刺激値のuv色度座標と、L輝度から以下のように定義される。
ΔE(CIELUV)=((ΔL)+(Δu)+(Δv)1/2
本実施形態では、LEDを交流(厳密には全波整流された脈流)で点灯させるので、平滑用の電解コンデンサを必要としない。したがって、電球形の照明装置のケースの寸法を小さくすることができ、結果的に、照明装置の小型化を図ることができる。また、電解コンデンサは電源回路の寿命の長短を決定させる主要素子である。これを使用しないことから電源回路の寿命を安定的に長くすることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、交流電圧のゼロクロスからの経過時間を、LEDアレイに供給される電圧を示す情報として取り扱う。点灯回路の回路構成自体は第2実施形態のものと共通であるが、マイコン12の動作が第2実施形態と異なる。
図9に、マイコン12の内部構成を示す。マイコン12は、マイコン12は、アナログデジタルコンバータ121、タイマー122、CPU123、ROM124、RAM125、入力ポート126および出力ポート127を備えている。入力ポート126には、アナログ入力端子Ain、デジタル入力端子DI0,DI1が設けられている。出力ポート127には、デジタル出力端子DO0−DO7が設けられている。CPU123は、ROM124およびRAM125に記憶されたプログラムおよびデータに従って動作する。
図10に、交流電源の電圧位相、オンにされるスイッチ素子の番号、および、LEDアレイの発光の合成色のテーブルを示す。交流電源の電圧位相は、ゼロクロスからの経過時間に相当し、オンされるスイッチ素子の番号は、直列に挿入されるLEDの個数に相当する。
電圧位相の欄では、0[deg]から180[deg]までの範囲(交流電源の半周期に相当)が16区間に分割されている。FET番号の欄では、各区間にオンされるFETの番号が示されている。
図11は、マイコンの動作を示すフロー図である。図12は、交流電源の周期と電圧のサンプリング間隔との関係を示す図である。
まず、照明装置1に電力が投入されることによりマイコン12の電源端子Vinに直流電圧5[V]が入力されると、マイコン12は初期化を行う(ステップS11)。
次に、交流電源の周波数を検出し(ステップS12)、電源投入直後に交流波形をサンプリングし、周波数を自動算出する。周波数が50[Hz]なら(ステップS13:50Hz)、位相90[deg]を5[ms]に対応付け(ステップS14)、周波数が60[Hz]なら(ステップS13:60Hz)、位相90[deg]を4.16[ms]に対応付ける(ステップS15)。
次に、アナログ入力端子Ainの入力を受け付け(ステップS16)、タイマー122をリセットし(ステップS17)、FET1−8の全てをオフにすることによりLEDを消灯させる(ステップS18)。
次に、交流電源の電圧のゼロクロスを検出する(ステップS19)。ゼロクロスが検出されたら(ステップS19:YES)、一定のサンプリング間隔だけ待機し(ステップS20)、交流電源の電圧が立ち上がったか否かを判定する(ステップS21)。電圧が立ち上がっていなければ(ステップS21:NO)、位相が180[deg]に達していない限り(ステップS22:NO)、サンプリング間隔の待機(ステップS20)と電圧の立ち上がりの判定(ステップS21)とを繰り返す。電圧の立ち上がりが検出されないまま位相が180[deg]に達してしまえば、ステップS17に戻す。
トライアック15を用いた位相制御では、調光レベルの設定に応じて電圧が立ち上がるタイミングが変化する。上記判定動作により電圧が立ち上がるタイミングを検出することができる。なお、図12に示すように、サンプリング間隔は、1つの区間を10以上に分割して得られる間隔とする。本実施形態では、半周期を16区間に分割しているので、1つの区間は60[Hz]時において0.521[ms]、50[Hz]時において0.625[ms]である。そこで、例えば、サンプリング間隔を60[Hz]時において50[μs]、50[Hz]時において62[μs]とすることとする。また、「電圧の立ち上がり」とは、0[V]からプラスに変化する場合も、0[V]からマイナスに変化する場合も含むものとする。
交流電源の電圧の立ち上がりが検出されれば(ステップS21:YES)、タイマーに示される時間を読み出すことにより、ゼロクロスが検出されたときから電圧の立ち上がりが検出されたときまでの時間Δtを検出する(ステップS23)。
次に、検出された時間Δtに対応する位相を特定し、図10に示されたテーブルに従ってオンすべきFETn(nは1以上8以下の整数)を特定し(ステップS24)、特定されたFETnをオンさせる(ステップS25)。時間Δtから位相を特定するときには、ステップS13−S15の結果を利用する。
次に、FETnをオンさせたまま第n区間に相当する時間だけ待機し(ステップS26)、位相が90[deg]未満か、90[deg]ちょうどか、90[deg]より大きいかを判定する(ステップS27)。位相が90[deg]未満であれば、数値nをインクリメントし(ステップS28)、ステップS25に戻す。位相が90[deg]ちょうどであれば、数値nをそのまま維持し(ステップS29)、ステップS25に戻す。位相が90[deg]より大きければ、位相が180[deg]を超えていない限り(ステップS30:NO)、数値nをデクリメントし(ステップS31)、ステップS25に戻す。この動作を繰り返すと、0[deg]から90[deg]までの区間では、位相の増加に応じて直列接続されるLEDの個数が増加し、90[deg]から180[deg]までの区間では、位相の増加に応じて直列接続されるLEDの個数が減少する。
位相が180[deg]に達すれば(ステップS30:YES)、ステップS17に戻す。これにより、半周期毎に同様の動作が繰り返される。
本実施形態では、交流電圧のゼロクロスからの経過時間に応じて電力供給路に直列に挿入されるLEDの個数を切り替えている。交流電圧の波形および実効値は既知なので、ゼロクロスからの経過時間は交流電圧の瞬時値に相当する。従って、本実施形態でも、交流電圧に応じて電力供給路に直列に挿入されるLEDの個数を切り替えているといえる。
また、実施形態2では、交流電源の基準電圧(実効値)が公差の範囲内で低下した場合に、LED8が常時不点灯となり、照度ムラが生じるおそれがある。しかしながら、本実施形態では、ゼロクロスからの経過時間に応じてオンにするLEDの個数を切り替えているので、そのようなことが生じない。
以上、本発明に係る照明装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限られない。例えば、以下のような変形例が考えられる。
(1)第2および第3実施形態では、ダイオードブリッジDBにより交流電圧を全波整流し、全波整流された電圧をLEDのアレイに供給しているが、本発明は、これに限らない。例えば、図13に示すように、ダイオードブリッジDBを排除し、正負の交流電圧をそのままLEDアレイに供給することとしてもよい。正極点灯回路(LED1−LED8)において、FET1−FET8の各ソース端子はノードN22に接続されている。また、負極点灯回路(LED9−LEDG)において、FET9−FET16の各ソース端子はノードN21に接続されている。すなわち、正極点灯回路と負極点灯回路とが交流電源に逆並列に接続されている。マイコン22は、交流電源の電圧が正の半周期では、FET1−8を選択的にオンにし、FET9−16の何れもオフとする。一方、交流電源の電圧が負の半周期では、FET9−16を選択的にオンにし、FET1−8の何れもオフとする。
これによれば、LEDの半分が半周期中に消灯していることから、熱ストレスの低減が可能となる。また、ダイオードブリッジDBを排除しているので、部品点数を削減することができる。これらのことから、さらなる小型化と長寿命化を図ることができる。
(2)実施形態では、交流電圧の公差を考慮して交流電圧のピーク値155[V]からLEDの総数を導き出して46個としている。しかしながら、公差の±10[%]をどのように扱うかは設計者の設計思想によるものであり、必ずしも155[V]からLEDの総数を導き出すことはない。例えば、交流電圧のピーク値141[V]からLEDの総数を導き出して42個としてもよい。この場合、交流電圧が公差の範囲内で上昇したとき過電圧分の多くは熱になるが、放熱設計に余裕をもたせておくことでLEDの定格寿命を確保することができる。また、LEDの定格寿命を多少低下させて使用したりすることもできる。
また、図14に示すように、過電圧保護用の抵抗R3を設けることとしてもよい。図14の構成では、交流電圧の瞬時値が144[V]以上になれば、FET7がオンになり、抵抗R3に電流が流れることになる。これにより、LEDに過電圧が印加されてしまうのを防止することができる。
(3)図15に、発光モジュールにおけるLEDの配置を例示する。図15では、発光色毎に異なる模様が付されている。図15(a),(d)では、ひとつの発光色のLEDがひとつの領域に集められて配置されている。また、図15(b),(c),(e),(f)では、ひとつの発光色のLEDが複数の領域に分散して配置されている。このように分散配置することで、各発光色を効果的に混色させることができる。また、図15(b),(c),(e),(f)では、さらに、各発光色の重心位置が一致するように配置されている。これにより、照射面における色ムラの発生を抑制することができる。また、交流点灯のときに最後に点灯するLED8を中央付近に配置することとしてもよい。これは、ランプ形状にした場合に、中央部が最後に点灯したほうが質感的にきれいであることと、二次光学系等を用いたときに反射板等で照射したときの照度ムラの抑制にもなるからである。
また、図15(f)に示すように、反射板6dを設けることとしてもよい。これにより、光の有効利用を図ることができる。
(4)LEDの発光色を異ならせる方法として、以下の方法が採用可能である。
A.樹脂成型部材6cに含有される蛍光体の種類を異ならせる。
B.樹脂成型部材6cを通過する光路長を異ならせる。
C.樹脂成型部材6cに含有される蛍光体濃度を異ならせる。
D.LEDの発光色自体を異ならせる。
上記Aでは、例えば、赤色蛍光体、橙色蛍光体、緑色蛍光体、青色蛍光体などを適宜選択して利用することができる。上記Bの具体例を図16(a)に示す。この例では、サブマウント6eを用いて、樹脂成型部材6cの上面からLEDまでの距離を4種類に異ならせている。これにより、単一の蛍光体を用いても各LEDの発光色の色温度を異ならせることができる。上記Cの具体例を図16(b)に示す。この例では、樹脂成型部材6cに分散している蛍光体の濃度を厚み方向に異ならせることにより各LEDの発光色の色温度を異ならせることができる。上記Dでは、例えば、赤色LED、緑色LED、青色LEDなどを利用することができる。
(5)人間の目は、明所視では波長が555[nm]の光に対して感度が高く、暗所視では波長が507[nm]の光に対して感度が高い。すなわち、暗所視の比視感度のピークは明所視の比視感度のピークよりも短波長側にある。このことから、暗い環境でもよく見える照明装置として、調光レベルが低下するにつれてLEDアレイの発光色の色温度を上昇する仕様もありえる。このような仕様を実現するには、例えば、以下の通り、LED1からLED8にかけて色温度が順に低くなるように設定すればよい。
LED1:6700[K]
LED2:6700[K]
LED3:5000[K]
LED4:5000[K]
LED5:3500[K]
LED6:3500[K]
LED7:2800[K]
LED8:2800[K]
(6)実施形態では、発光色の種類が4種類であるが、2種類以上あれば本発明の効果を奏することができる。
(7)実施形態では、LEDを組単位で電力供給路に挿入しているが、本発明はこれに限らない。例えば、LEDを1個単位で電力供給路に挿入することとしてもよい。
(8)実施形態では、白熱電球に似た外形の照明装置を例示しているが、本発明は、これに限らない。また、トライアックは照明装置の外部に備えられているが、照明装置に内蔵されることとしてもよい。
(9)第3実施形態では、ゼロクロス点からの電圧の立ち上がり検出をマイコンのアナログ入力端子で電圧変化を見ながら検出しているが、デジタル入力端子を用いて、ある閾値電圧による検出としてもよい。この場合、マイコンにアナログ入力端子を必要にしないため、安価なマイコンを使用することができる。
(10)第2および第3実施形態では、分圧抵抗R1,R2をダイオードブリッジDBよりも交流電源側に配し、交流電圧を検出することとしているが、本発明は、これに限らない。例えば、ダイオードブリッジDBよりも負荷側に分圧抵抗R1,R2を配し、全波整流された交流電圧を検出することとしてもよい。また、実施形態では、電圧検出には分圧抵抗による比電圧を検出する方法が採用されているが、これに限らず、ツェナーダイオードとフォトカプラによる微分検出方法を採用することとしてもよい。
(11)第3実施形態では、動作フローにより順次処理を実行しているが、処理速度を上げるために、ゼロクロス検出による割込み処理によるマルチタスク制御にしてもよい。但し、ゼロクロス割込みでは稀に発生の可能性がある異常信号などによる不定期のゼロクロスにより誤動作を招くおそれがあるため、動作フロー初期で検出した周波数情報を用いて、不定期に生じるゼロクロスはゼロクロスとして検出しないようにすることとしてもよい。
(12)実施の形態では、交流電圧の半波長、すなわち0[deg]から90[deg]までを略8等分しているが、分割数はこれに限らず、2分割以上であればよい。
(13)第3実施形態では、図11に示すように、1つの点灯区間を10に分割して得られる間隔をサンプリング間隔としているが、本発明はこれに限らない。例えば、点灯と消灯のタイミングの精度を上げるために、分割数を100や1000などに増やしてもよい。
(14)トライアック15は、二次側に負荷が接続されているときに動作が安定する。LEDが点灯している期間には点灯しているLEDが負荷となるのでトライアック15が安定動作することができる。一方、LEDが消灯している期間にはLED1−LED8の何れも負荷として働かないのでトライアック15の動作が不安定になるおそれがある。そこで、LEDが消灯している期間でもトライアック15を安定動作させるために、トライアック15の二次側に抵抗や発光素子やダイオードを直列か並列に挿入し、数十[mA]の負荷電流を流すようにしてもよい。図17は、LED構成の変形例を示す図である。負荷(抵抗R4)がマイコン12の内部回路を介してトライアックの二次側に接続されている。なお、図17の例では、負荷(抵抗R4)はマイコン12に内蔵されたスイッチ素子128を介しているが、常時接続しておく場合にはスイッチ素子128は不要である。
なお、この抵抗や発光素子やダイオードの負荷は、常時接続されることとしてもよいが、交流電圧の半周期中においてゼロクロスから電圧の立ち上がりが検出されるまでの期間、すなわち、LEDが消灯している期間だけ接続されることとしてもよい。そうすることで、消費電力の低減を図ることができる。これは、図17の例では、マイコン12が交流電圧の半周期中においてゼロクロスから電圧の立ち上がりが検出されるまでの期間には負荷(抵抗R4)に通電し、電圧の立ち上がりが検出されてから次のゼロクロスまでの期間には負荷(抵抗R4)への通電を停止させることで実現できる。通電および停止は、マイコン12に内蔵されたスイッチ素子128をオンオフ制御することにより実現できる。
また、調光レベルの設定が最小に近い場合、LEDが点灯していたとしてもトライアックを安定動作させるのに十分な負荷電流が流れないことがある。そこで、交流電圧の半周期中において電力供給路に直列に挿入されるLEDの最大の個数が所定個以上の場合にはLEDが消灯している期間だけ負荷を接続し、所定個未満の場合には負荷を常時接続することとしてもよい。例えば、半周期の前半まで(位相角が0〜90[deg])に電圧が立ち上がる場合には、位相角が90[deg]のときにLEDアレイの全てのLEDが点灯する。この場合、半周期中に点灯するLEDの最大の個数はLEDアレイに含まれるLEDの全数になる。また、半周期の後半(位相角が91〜180[deg])で電圧が立ち上がる場合には、半周期中に点灯するLEDの最大の個数は電圧が立ち上がるときの位相角に応じて決まる。マイコン12は、電圧の立ち上がりを検出すれば、そのときの位相角から半周期中に点灯するLEDの最大の個数を特定することができる。そのため、最大の個数が所定個以上であれば、次の半周期ではLEDが消灯している期間だけ負荷を接続し、所定個未満であれば、次の半周期では負荷を常時接続するという制御が可能である。
なお、負荷の接続箇所は、トライアックの二次側であればよく、ダイオードブリッジの一次側(交流側)でもよいし、ダイオードブリッジの二次側(脈流側)でもよい。
(15)実施形態では、波長変換部材を波長変換材料が含有された樹脂成型部材6cとしているが、本発明はこれに限らない。例えば、波長変換部材を、波長変換材料が含有されたガラス部材やセラミック部材としてもよい。
(16)上記実施形態の照明装置は、照明装置が取り付けられる照明器具と組み合わせて照明システムとして利用できる。図18は、照明システムの構成を示す図である。照明システムは、照明装置1と照明器具100とを備える。照明器具100は、天井等の取付面103に取り付けられており、椀状の反射鏡101とソケット102とを備える。ソケット102に、照明装置1の口金が螺合されることにより、照明装置1が照明器具100に取り付けられる。
本発明は、一般照明に利用可能である。
1 照明装置
2 ケース
3 口金
4 点灯装置
5 ヒートシンク
6 発光モジュール
6a 基板
6b LEDチップ
6c 樹脂成型部材
6d 反射板
6e サブマウント
7 グローブ
10 点灯回路
11 直流電源部
12,22 マイコン
14 ポリスイッチ
15 トライアック
100 照明器具
101 反射鏡
102 ソケット
103 取付面
121 アナログデジタルコンバータ
122 タイマー
123 CPU
124 ROM
125 RAM
126 入力ポート
127 出力ポート
128 スイッチ素子

Claims (12)

  1. 位相制御された交流電力の供給を受ける照明装置であって、
    複数の発光部を含み、前記複数の発光部が発光色の異なる2種類以上の発光部から構成されている発光部アレイと、
    前記発光部アレイに供給される電圧に応じて、電力供給路に直列に挿入される発光部の個数およびそれに含まれる発光部における発光色毎の個数の比率が変化するように、前記発光部アレイに含まれる複数の発光部の電気的な接続関係を切り替えるスイッチ手段と
    を備えることを特徴とする照明装置。
  2. 前記スイッチ手段は、前記電力供給路に直列に挿入される発光部の個数が多くなるほど、それに含まれる発光部の合成された色温度が上昇または下降するように、前記発光部アレイに含まれる複数の発光部の電気的な接続関係を切り替えること
    を特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. さらに、前記交流電力を整流平滑する整流平滑回路を含み、
    前記複数の発光部は、発光色の色温度順に配線に直列に接続され、前記配線の一端が前記整流平滑回路のプラス端子に接続され、前記配線の一端から他端までの複数のノードがそれぞれ別個のスイッチ素子を介して前記整流平滑回路のマイナス端子に接続されており、
    前記スイッチ手段は、前記発光部アレイに供給される電圧が高いほど、前記複数のノードのうちの前記一端から離れたノードのスイッチ素子をオンすること
    を特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. さらに、前記交流電力を整流する整流回路を含み、
    前記複数の発光部は、発光色の色温度順に配線に直列に接続され、前記配線の一端が前記整流回路のプラス端子に接続され、前記配線の一端から他端までの複数のノードがそれぞれ別個のスイッチ素子を介して前記整流回路のマイナス端子に接続されており、
    前記スイッチ手段は、前記発光部アレイに供給される電圧が高いほど、前記複数のノードのうちの前記一端から離れたノードのスイッチ素子をオンすること
    を特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  5. 前記複数の発光部の総数をN[個]、前記交流電源の電圧実効値をVeff[V]、前記発光部単体に仕様電流を流したときに誘起される電圧をVf[V]としたとき、
    N=Veff×1.1×√2/Vf
    が満たされていること
    を特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記各発光部は、発光チップと、前記発光チップの出射光の波長を変換する波長変換材料を含有する波長変換部材とを含み、
    前記複数の発光部は、前記波長変換材料の種類を異ならせることにより発光色を異ならせていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  7. 前記各発光部は、発光チップと、前記発光チップの出射光の波長を変換する波長変換材料を含有する波長変換部材とを含み、
    前記複数の発光部は、前記波長変換部材の内部を通過する光路長を異ならせることにより発光色を異ならせていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  8. 前記複数の発光部は、発光色が異なる発光チップから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  9. さらに、前記発光部アレイに並列に負荷が接続されていることを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  10. さらに、前記交流電力の交流電圧の半周期中において、ゼロクロスから電圧の立ち上がりが検出されるまでの期間には前記負荷に通電し、電圧の立ち上がりが検出されてから次のゼロクロスまでの期間には前記負荷への通電を停止させる制御手段を備えること
    を特徴とする請求項9に記載の照明装置。
  11. さらに、前記交流電力の交流電圧の半周期中において前記電力供給路に直列に挿入されるLEDの最大の個数が所定個以上の場合には、LEDが消灯している期間だけ前記負荷に通電し、所定個未満の場合には前記負荷を常時接続する制御手段を備えること
    を特徴とする請求項9に記載の照明装置。
  12. 請求項1に記載の照明装置と、前記照明装置が取り付けられる照明器具と、を含む照明システム。
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