JP4955048B2 - 記録方法 - Google Patents

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Description

本願は、記録方法の技術分野に属し、より詳細には、一又は複数種類の記録速度により記録情報を記録することが可能な記録方法の技術分野に属する。
近年、記録情報を記録することが可能な大容量の記録媒体としてのDVD(Digital Versatile Disc)が広く一般化しつつあり、更にこの記録可能なDVDに対する記録速度も日進月歩に高速化しつつある。
一方、従来の光ディスクとしてのCD(Compact Disc)又は上記DVDにおいては、その汎用性を高め普及を図るべく、予め設定された規格に則ってそのディスクの製造やそのディスクのための情報記録装置等が開発・製造されていた。そして、記録速度の向上についても、異なる種類の情報記録装置間での汎用性を高めつつ記録情報の記録を行うため、予め設定される記録速度の規格に沿って各メーカ等が光ディスクの開発・製造及び情報記録装置の開発・製造を行ってきた。
このとき、当該規格は、それが周知徹底される必要性から、多種類に渡る協議や認証試験等を経て正式化され頒布されるものである。
一方、光ディスクに対する情報記録を行う情報記録装置において、装填された光ディスクから読み取られた第1の回転数(第1の記録速度)での記録条件と、当該情報記録装置内に格納された第1及び第2の回転数(第1及び第2の記録速度)での記録条件とに基づき、装填された光ディスクの第2の回転数での記録条件を求め、光ディスクに情報を記録する情報記録装置が下記特許文献1に開示されている。
他方、光ディスクのリードインエリアのプリグループに記録されるATIP(Absolute Time In Pre-groove)情報のリードアウト開始情報中に、記録可能速度の情報を含ませて記録し、その光ディスクを情報記録装置に挿入すると、このリードアウト開始情報が読み取られ、当該リードアウト開始情報により指示される記録可能速度の範囲内の設定可能な最高速度にそのときの記録速度が自動設定されて記録が行われる構成が、下記特許文献2に開示されている。
特開平4−114318号公報 特開2000−113458号公報
しかしながら、上述した規格につき、近年の光ディスクに対する記録速度の向上の顕著な要請を考慮したとき、更なる高速の記録速度が新たに実現される度に新たな記録速度の規格としての協議や認証試験等を繰り返していると、結果的にその規格の実現が遅れ、折角の高速記録化のための技術が十分に汎用化されて活用されない場合があるという問題点があった。
そこで、本願は上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、将来において記録速度の更なる向上が図られた場合であってもこれに対応して情報記録装置等を正確に制御して記録情報の記録が行えると共に、記録速度の設定に関する規格を将来的に容易に拡充することが可能な記録方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、記録媒体に記録速度範囲情報を記録する記録方法であって、前記記録媒体に対して記録情報を記録する際に必ず用いることが可能である記録速度である基本記録速度を含む記録速度の範囲を示す前記記録速度範囲情報を複数種類設定する工程と、前記複数種類の前記記録速度範囲情報のうち、前記記録媒体に一の前記記録速度範囲情報を割り当てる工程と、前記記録媒体に前記記録速度範囲情報を記録する工程と、を含み、一の前記記録速度範囲情報に含まれる前記基本記録速度が、他の前記記録速度範囲情報により示される記録速度の範囲外の記録速度となるように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の記録方法により予め記録された記録媒体に記録情報を記録する記録方法であって、前記記録媒体から前記記録速度範囲情報を取得する工程と、取得した前記記録速度範囲情報に基づいて、前記記録情報が前記記録媒体に記録可能であるかを判定する工程と、前記記録媒体に記録可能であると判定したとき、取得した前記記録速度範囲情報に含まれる前記基本記録速度で少なくとも前記記録媒体に前記記録情報を記録する工程と、を含む。
実施形態のDVDにおける物理フォーマット等を示す図であり、(a)は当該物理フォーマットを示す図であり、(b)は記録速度範囲情報の概念を説明する図である。 実施形態のレコーダの概要構成を示すブロック図である。 実施形態の記録処理を示すフローチャートである。
次に、本願を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、記録可能なDVD及び当該DVDに対して記録情報を記録する情報記録装置としてのレコーダに対して本願を適用した場合の実施の形態である。
(I)DVDの実施形態
始めに、本願に係る記録用のDVDの実施形態について、図1を用いて説明する。なお、図1は当該実施形態に係るDVDにおける物理的な記録フォーマットを示す図である。
図1(a)に示すように、実施形態に係る記録用のDVD100は、具体的には色素膜等をその記録層として用いたDVD−R(DVD-Recordable)、相変化膜をその記録層として用いたDVD−RW(DVD-Re-Recordable)やDVD−RAM(DVD-Rewritable)として実現されるものであり、その内周側から、当該DVD100に対して記録情報を記録再生する際に最初に読み出されるべき制御情報等が記録されているリードインエリアLIと、当該DVD100に対する情報の記録再生の際に読み出されて種々の制御処理に用いられる制御情報が記録されている制御情報エリアSCと、実際に記録再生の対象となる記録情報が記録される(又は記録されている)データエリアDAと、当該DVD100に対する記録情報の記録再生を終了する際に読み出されるべき制御情報等が記録されているリードアウトエリアLOと、により構成されている。
このとき、制御情報エリアSCにおいては、DVD100の種類を示すディスクタイプ情報や規格バージョン番号を示す情報等、データエリアDAの再生に必要な再生制御情報20と、DVD100に記録情報を記録する際に用いられるものとして予め設定した記録速度の範囲を示す本願に係る記録速度範囲情報21と、DVD100に記録情報を記録する際に物理的に用い得る最も速い記録速度を示す本願に係る最高記録速度情報22と、DVD100に記録情報を記録する際に物理的に用い得る最も遅い記録速度を示す本願に係る最低記録速度情報23と、上記制御情報としての他の情報である他情報24と、が、いわゆるプリライト又はエンボスピット等により記録トラック上に予め記録されている。このとき、他情報24としては、後述するストラテジ波形を各記録速度毎に設定するためのストラテジ情報等が含まれている。
なお、このとき、制御情報エリアSCはリードインエリアLI内に形成されていても良く、更にはいわゆるランドプリピットや記録トラックのウオブリングを用いることにより当該記録トラックのサブ情報として読み出すことができるよう、記録情報が記録される記録領域内に重複して形成されていても良い。
次に、上記記録速度範囲情報21について、より詳しく図1(b)を用いて説明する。
上述した如く、記録速度範囲情報21は、DVD100の製造後の出荷時に既にDVD100内に記録されているものであり、それが記録されているDVD100に記録情報を記録する際に用いられるべき記録速度の範囲を示す情報として当該DVD100の製造者が予めその内容(記録速度範囲情報21により示される範囲内に入る記録速度)を設定しておくものである。
そして、当該記録速度範囲情報21の内容の設定においては、そのDVD100に対して記録情報を記録する際に必ず用いることが可能である記録速度が、基本記録速度として少なくとも一つ設定される。また、記録速度の範囲が相互に異なる二種類のDVD100があるとき、少なくとも一の種類のDVD100に対応する基本記録速度は、他の種類のDVD100に記録されている記録速度範囲情報21により示される記録速度の範囲外の記録速度となるように、予め各DVD100毎の記録速度範囲情報の内容が設定されている。
より具体的には、例えば図1(b)に示すように、等倍速記録(図1(b)において「×1」と示す)及び二倍速記録(図1(b)において「×2」と示す)用のDVD100には、その記録速度が等倍速又は二倍速である旨を示す第1記録速度範囲情報21−1が記録されている。そして、この第1記録速度範囲情報21−1においては上記基本記録速度が等倍速とされており(図1(b)において二重丸で示す)、当該第1記録速度範囲情報21−1が記録されているDVD100用の情報記録装置においては、少なくとも等倍速による記録情報の記録が可能となるように当該情報記録装置における各パラメータ等が設定されていなければならない。
同様に、二倍速記録から八倍速記録(図1(b)において「×8」と示す)用のDVD100には、その記録速度が二倍速から八倍速の範囲で設定可能である旨を示す第2記録速度範囲情報21−2が記録されている。そして、この第2記録速度範囲情報21−2においては上記基本記録速度が四倍速とされており、当該第2記録速度範囲情報21−2が記録されているDVD100用の情報記録装置においては、少なくとも四倍速による記録情報の記録が可能となるように当該情報記録装置における各パラメータ等が設定されていなければならない。
更に同様に、十二倍速記録(図1(b)において「×12」と示す)から十六倍速記録(図1(b)において「×16」と示す)用のDVD100には、その記録速度が十二倍速又は十六倍速であることを示す第3記録速度範囲情報21−3が記録されている。そして、この第3記録速度範囲情報21−3においては上記基本記録速度が十二倍速とされており、当該第3記録速度範囲情報21−3が記録されているDVD100用の情報記録装置においては、少なくとも十二倍速による記録情報の記録が可能となるように当該情報記録装置における各パラメータ等が設定されていなければならない。
なお、これら第1記録速度範囲情報21−1、第2記録速度範囲情報21−2又は第3記録速度範囲情報21−3としては、上記した各記録速度自体の値そのものが記録されているのではなく、そのDVD100に適用される記録速度が、例えば第1記録速度範囲情報21−1として別途規格上で規定されている記録速度の範囲に入るものであるものとして情報記録装置が認識し得る態様(より具体的には、例えば「第1記録範囲情報」なる名称そのものが記録されている態様)で各記録速度範囲情報が記録されている。
以上の図1(b)に示す例においては、第1記録速度範囲情報21−1の基本記録速度(等倍速)は、第2記録速度範囲情報21−2により示される記録速度の範囲外の記録速度になっており、また第2記録速度範囲情報21−2の基本記録速度(四倍速)は、第1記録速度範囲情報21−1により示される記録速度の範囲外の記録速度になっている。
更に、第2記録速度範囲情報21−2の基本記録速度(四倍速)は、第3記録速度範囲情報21−3により示される記録速度の範囲外の記録速度になっており、また第3記録速度範囲情報21−3の基本記録速度(十二倍速)は、第2記録速度範囲情報21―2により示される記録速度の範囲外の記録速度になっている。
なお、この例において、第1記録速度範囲情報21−1の基本記録速度を二倍速に変更しても良いし、或いは第2記録速度範囲情報21−2の基本記録速度を二倍速に変更しても良い。これは、第1記録速度範囲情報21−1の基本記録速度を二倍速に変更しても、第2記録速度範囲情報21−2の基本記録速度(四倍速)は、第1記録速度範囲情報21−1により示される記録速度の範囲外の記録速度という条件が保たれるからである。また同様に、第2記録速度範囲情報21−2の基本記録速度を二倍速に変更しても、第1記録速度範囲情報21−1の基本記録速度(等倍速)は、第2記録速度範囲情報21−2により示される記録速度の範囲外の記録速度という条件が保たれるからである。
更にまた、上述した実施形態において、例えば第2記録速度範囲情報21−2が記録されているDVD100につき、そのDVD100が、当該第2記録速度範囲情報21−2により示される記録速度範囲(すなわち、二倍速、四倍速(基本記録速度)、六倍速及び八倍速)の全てにおいて記録可能に構成されている必要はなく、その基本記録速度により記録情報を記録することが可能であるように構成されてさえいれば、例えば二倍速、四倍速及び六倍速で記録情報を記録することは可能であるが八倍速でこれを記録することができない構成であることも許容されるものである。
(II)レコーダの実施形態
次に、上述した物理フォーマットを用いて各制御情報が既に記録されているDVD100に対して記録情報を記録するレコーダの実施態様について、具体的に図2及び図3を用いて説明する。
なお、図2は実施形態に係るレコーダの概要構成を示すブロック図であり、図3は当該レコーダにおいて実行される記録処理を示すフローチャートである。
図2に示すように、実施形態のレコーダRは、スピンドルモータ1と、ピックアップ2と、ドライバ3と、ストラテジ制御部4と、変調部5と、合成部6と、A/Dコンバータ7と、デコーダ8と、CPU9と、メモリ10と、ディスプレイ11と、入力部12と、サーボ制御部13と、により構成されている。
次に全体動作を説明する。
先ず、レコーダRに装填されているDVD100に対して記録されるべき記録情報Sinは、それが外部から入力されると、A/Dコンバータ7によりディジタル化され、ディジタル記録情報Sdinとして合成部6へ出力される。
そして、合成部6においては、CPU9からの制御情報Scmに基づき、ディジタル記録情報Sdinに対して記録後の記録情報の再生時に用いられる上記再生制御情報20等を重畳・合成し、合成記録情報Smixを生成して変調部5へ出力する。
次に、変調部5は、CPU9からの制御情報Sceに基づき、合成記録情報Smixに対して例えば8−16変調等の変調処理を施し、変調情報Senとしてストラテジ制御部4に出力する。
そして、ストラテジ制御部4は、CPU9からの制御情報Scsに基づき、変調情報Senに基づいてピックアップ2内の図示しない半導体レーザを変調駆動するための駆動パルスであってDVD100上に形成される記録ピットの形状を整形するための処理が施された駆動パルスを生成し、パルス信号Ssrとしてドライバ3へ出力する。
これにより、ドライバ3は、パルス信号Ssrを予め設定された増幅率により増幅し、実際に上記半導体レーザを駆動するための駆動信号Sdを生成してピックアップ2へ出力する。
次に、ピックアップ2は、当該駆動信号Sdを用いて内蔵する上記半導体レーザを駆動し、情報記録用の光ビームBを生成してDVD100に出力する。そして、この光ビームBがDVD100内の図示しない記録層に照射されることで、上記記録情報Sinの内容に応じた記録ピットが当該記録層に形成され、これにより上記記録情報Sinの記録が実行される。
このとき、ピックアップ2は、記録情報Sinの記録に先立って一定強度の上記光ビームBをDVD100の制御情報エリアSCに照射し、上記した記録速度範囲情報21、最高記録速度情報22、最低記録速度情報23及びストラテジ情報を検出し、これらを検出信号Spuとしてデコーダ8に出力する。
そして、デコーダ8は、当該検出信号Spu内の各情報の内容を復号し、復号情報SdcとしてCPU9へ出力する。
これにより、CPU9は、当該復号情報Sdcの内容に基づいて上記各構成要素の動作を制御すべく各制御情報Scs(上記ストラテジ情報を含む)、Sce及びScm並びに後述する制御情報Sscを生成して夫々に対応する各構成部材に出力し、これらの構成部材を統括制御する。
一方、DVD100の回転速度(換言すれば、記録情報Sinの記録速度)は、サーボ制御部13からの制御情報Sssに基づいて制御される。
また、上記光ビームBの焦点位置の制御(すなわち、DVD100における記録層に平行な方向のトラッキングサーボ制御並びに当該記録層に垂直な方向のフォーカスサーボ制御)は、サーボ制御部13からの制御情報Sspに基づいて制御される。
このため、サーボ制御部13は、CPU9からの制御情報Sscに基づき、上記各制御情報Sss及びSspを生成して夫々スピンドルモータ1及びピックアップ2(より具体的には、当該ピックアップ2内の図示しないアクチュエータ)に出力する。
なお、これらの動作をCPU9が統括制御するに際して必要な情報はメモリ情報Smとしてメモリ10内に一時的に記憶され、必要に応じて再度読み出されて当該統括制御に供される。
更に、レコーダRに実現させるべき動作を示す情報は入力部12において使用者により入力され、この入力操作に対応する操作信号Sopが入力部12から出力される。そして、この操作信号Sopの内容に基づいてCPU9が動作することによりレコーダRとしての所望の動作が実現される。
更にまた、当該レコーダRの動作状態等は、CPU9からの当該動作状態を示す表示信号Sdpに基づき、液晶ディスプレイ等よりなるディスプレイ11上に表示される。
次に、上記の構成を有するレコーダRにおける実施形態に係る記録処理について、具体的に図3を用いて説明する。
図3に示すように、実施形態の記録処理においては、先ずDVD100がレコーダRに装填されて入力部12における記録開始操作が行われると、DVD100におけるリードインエリアLIから必要な制御情報を読み出すと共に(ステップS1)、制御情報エリアSCから上記記録速度範囲情報21、最高記録速度情報22、最低記録速度情報23及びストラテジ情報を検出して復号し(ステップS2)メモリ10内に一時的に格納する。
次に、当該記録速度範囲情報21の内容に基づいて、レコーダRにおいて実行可能な記録速度の範囲内に装填されているDVD100を用いて実行可能な記録速度が入っているか否かを確認し(ステップS3)、レコーダRにおいて実行可能な記録速度の範囲内に装填されているDVD100を用いて実行可能な記録速度が入っていないときは(ステップS3;NO)、現在装填されているDVD100にはレコーダRによる情報記録が不可能であるので当該DVD100をレコーダRから排出し(ステップS4)、実施形態の記録処理を終了する。
一方、ステップS3の判定において、レコーダRにおいて実行可能な記録速度の範囲内に装填されているDVD100を用いて実行可能な記録速度が入っているときは(ステップS3;YES)、次に記録速度範囲情報21により示される記録速度の範囲(例えば図1(b)に示す第2記録速度範囲情報21−2の場合は、二倍速、四倍速、六倍速及び八倍速)並びに最高記録速度情報22の内容及び最低記録速度情報23の内容をCPU9において確認する(ステップS6)と共に、入力部9においてその時に所望される記録速度の指定操作が実行される(ステップS5)。なお、この場合に、DVD100への記録再生に伴うエラーレート等を検出し、その内容に基づいてCPU9が最適な記録速度を自動的に指定するように構成することもできる。
そして、指定された(ステップS5)記録速度を用いて実際の記録動作が可能であるか否かが、当該指定された記録速度と認識された記録速度範囲(すなわち、記録速度範囲情報21により示されている記録速度の範囲又は最高記録速度情報22により示されている最高記録速度以下で且つ最低記録速度情報23により示されている最低記録速度以上の記録速度)とを比較することにより判断され(ステップS7)、指定された記録速度を用いて実際の記録動作が可能であるときは(ステップS7;YES)、その指定された記録速度でDVD100を回転させるべく上記制御情報Sssがスピンドルモータ1に出力されて当該DVD100がその指定された記録速度で回転されつつ(ステップS8)記録情報Sinの記録が実行される(ステップS10)。
そして、記録情報Sinが全て記録されたか否かが確認され(ステップS11)、記録が終了していないときは(ステップS11;NO)上記ステップS10に戻って引き続き記録処理を継続し、一方記録が全て完了しているときは(ステップS11;YES)そのまま実施形態の記録処理を完了する。
他方、上記ステップS7の判定において、指定された記録速度を用いた記録動作が実行不可能であるときは(ステップS7;NO)、記録速度範囲情報21を用いて認識している記録速度のうち、指定された記録速度に最も近い記録速度を用いて記録情報Sinの記録を行う(ステップS9)。その後は、当該最も近い記録速度を用いて上記ステップS10及びS11を繰り返すことで記録情報Sinの記録を行う。
以上説明したように、実施形態のレコーダRの動作によれば、基本記録速度を少なくとも含む記録速度範囲情報21が制御情報エリアSC内に記録されているので、DVD100への記録情報Sinの記録時に当該記録速度範囲情報21を読み出して当該記録時における記録速度の設定に用いることで、将来において記録速度の更なる向上が図られた場合であってもこれに対応してレコーダR等を正確に制御して記録情報Sinの記録が行えると共に、記録速度の設定に関する規格を将来的に容易に拡充することができる。
なお、この場合、記録速度範囲情報21により示されている記録速度に基づいてそのレコーダR独自に設定した他の記録速度又は他のストラテジ処理の内容に基づいて実際の記録処理を実行することもできる。
また、一の種類のDVD100に対応する基本記録速度が、他の種類のDVD100に対応する記録速度範囲外の記録速度となるように当該各種類のDVD100における記録速度範囲情報21の内容が予め夫々に設定されているので、夫々の種類のDVD100を製造・販売する場合に各DVD100に最適な記録速度を特化しつつ広い範囲の記録速度に対応してDVD100を製造・販売することができる。
更に、最高記録速度情報22と最低記録速度情報23とが併せて更に記録されているので、そのDVD100の記録速度の変化への追随性能を十二分に活用して多くの種類の記録速度を用いた幅広い態様の情報記録を行うことができる。
更にまた、最高記録速度情報22と最低記録速度情報23とが併せて更に記録されており、指定された記録速度が最高記録速度情報22と最低記録速度情報23とにより認識される記録速度の範囲に含まれるとき、当該指定された記録速度で記録情報SinをDVD100に記録するので、そのDVD100の記録速度の変化への追随性能を十二分に活用して多くの種類の記録速度を用いた幅広い態様の情報記録を行うことができる。
また、指定された記録速度がそのDVD100の記録速度の範囲に含まれないとき、記録情報SinをDVD100に記録する際にレコーダRにおいて用いることが可能な何れかの記録速度を用いて記録情報SinをDVD100に記録するので、そのDVD100に対して最適な記録速度を用いて記録情報Sinの記録を行うことができる。
なお、上述した実施形態においては、DVD100に対して記録情報Sinを記録するレコーダRに本願を適用した場合について説明したが、これ以外に、既存の記録可能なCDや、現在開発されているDVDよりも更に高記録容量の光ディスクに対する情報記録を行うレコーダに対して本願を適用することもできる。
また、図3に示すフローチャートに対応するプログラムを、インターネット等のネットワークを介して取得して記録しておき、又はフレキシブルディスク或いはハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、これらを汎用のマイクロコンピュータで読み出して実行することにより、当該汎用のマイクロコンピュータを実施形態に係るCPU9として機能させることも可能である。
1 スピンドルモータ
2 ピックアップ
3 ドライバ
4 ストラテジ制御部
5 変調部
6 合成部
7 A/Dコンバータ
8 デコーダ
9 CPU
10 メモリ
11 ディスプレイ
12 入力部
13 サーボ制御部
21 記録速度範囲情報
22 最高記録速度情報
23 最低記録速度情報
R レコーダ

Claims (3)

  1. 記録媒体に記録速度範囲情報を記録する記録方法であって、
    前記記録媒体に対して記録情報を記録する際に必ず用いることが可能である記録速度である基本記録速度を含む記録速度の範囲を示す前記記録速度範囲情報を複数種類設定する工程と、
    前記複数種類の前記記録速度範囲情報のうち、前記記録媒体に一の前記記録速度範囲情報を割り当てる工程と、
    前記記録媒体に前記記録速度範囲情報を記録する工程と、
    を含み、
    一の前記記録速度範囲情報に含まれる前記基本記録速度が、他の前記記録速度範囲情報により示される記録速度の範囲外の記録速度となることを特徴とする記録方法。
  2. 請求項1に記載の記録方法により予め記録された記録媒体に記録情報を記録する記録方法であって、
    前記記録媒体から前記記録速度範囲情報を取得する工程と、
    取得した前記記録速度範囲情報に基づいて、前記記録情報が前記記録媒体に記録可能であるかを判定する工程と、
    前記記録媒体に記録可能であると判定したとき、取得した前記記録速度範囲情報に含まれる前記基本記録速度で少なくとも前記記録媒体に前記記録情報を記録する工程と、
    を含むことを特徴とする記録方法。
  3. 請求項2に記載の記録方法において、
    前記記録媒体から最高記録速度情報及び最低記録速度情報を取得する工程をさらに含み、
    前記判定する工程は、
    取得した前記最高記録速度情報及び前記最低記録速度情報に基づいて、前記記録媒体に使用可能な記録速度範囲を識別する工程と、
    前記記録媒体に使用される前記記録速度範囲内の記録速度を割り当てる工程と、
    割り当てられた前記記録速度が取得した前記記録速度範囲に含まれるかを判別する工程と、
    をさらに含むことを特徴とする記録方法。
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