JP4954660B2 - 気化冷却装置 - Google Patents

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本発明は、気化冷却室で冷却流体の蒸発潜熱によって被冷却物を冷却する気化冷却装置に関する。
気化冷却装置は、気化冷却室内に複数の冷却流体噴射口を有する冷却流体管路を設けて、この冷却流体噴射口から被冷却物に冷却流体を噴射すると共に、気化冷却室を吸引手段と接続したもので、被冷却物の全体に且つ均一に冷却流体を供給することにより、被冷却物の全体をムラなく冷却することができるものである。
この気化冷却装置においては、気化冷却を行う初期段階に、冷却流体供給管内の冷却流体の温度を精度良く所定値に維持することができないために、被冷却物の全体を均一に且つ効率良く気化冷却することができない問題があった。供給する冷却流体の温度が所定値よりも低い場合は、冷却流体が蒸発気化するまでに時間を要して時間遅れを生じてしまい、一方、冷却流体の温度が所定値よりも高い場合は十分な冷却が行えないためである。
特開2006−258316号公報
解決しようとする課題は、被冷却物の全体を均一に且つ効率良く気化冷却することのできる気化冷却装置を提供することである。
本発明は、被冷却物を冷却する気化冷却室を形成して、当該気化冷却室に冷却流体を供給すると共に、気化冷却室を吸引手段と接続して被冷却物を気化冷却するものにおいて、気化冷却室内に所定量の冷却流体を溜め置く冷却流体溜部を形成して、当該冷却流体溜部の流体中に蒸気管を挿入し、当該冷却流体溜部に管路を介して循環ポンプとエゼクタを順次に接続し、当該管路に冷却流体を補給する冷却流体補給管を接続し、当該エゼクタの吸込口及びエゼクタの出口側を気化冷却室と接続して、冷却流体溜部の冷却流体温度を、冷却流体補給管からの補給量を適宜制御することにより、あるいは、蒸気管からの加熱度合を適宜制御することにより、任意にコントロールするものである。
本発明の気化冷却装置は、冷却流体溜部に循環ポンプとエゼクタを順次に接続して、エゼクタの吸込口及びエゼクタの出口側を気化冷却室と接続したことによって、エゼクタの吸込口で発生する真空吸引力で気化冷却室を所望の減圧状態に維持することができると共に、冷却流体溜部の所定温度の冷却流体を循環ポンプを介して気化冷却室へ供給することによって、被冷却物の全体をムラなく気化冷却することができる。
本発明は、気化冷却室に所定量の冷却流体を溜め置く冷却流体溜部を形成するものであるが、冷却流体溜部としては、気化冷却室の底部の一部を共用することができる。
本実施例においては、気化冷却室として反応釜1のジャケット部2を用いた例を示す。反応釜1の内部に入れた図示しない被冷却物を、ジャケット部2に供給する冷却源としての冷却流体によって冷却するものである。
反応釜1の上面を除くほぼ全周にわたりジャケット部2を形成して、このジャケット部2の底部を冷却流体溜部3とする。本実施例においては、冷却流体溜部3の流体中に蒸気管5を挿入する。蒸気管5の入口側には、供給蒸気量を制御するための制御弁6を取り付けると共に、蒸気管5の出口側には、蒸気の凝縮した復水だけを系外へ自動的に排出する蒸気トラップ7を取り付ける。蒸気管5から供給される蒸気によって冷却流体3が加熱されて蒸発して、ジャケット部2内に充満することにより反応釜1を蒸気加熱することもできるものである。
冷却流体溜部3の下端面に管路9を介して循環ポンプ10とエゼクタ11を順次に接続する。エゼクタ11の吸引口に管路12を介してジャケット部2内と連通する。管路12には、ジャケット部2からエゼクタ11方向への流体の通過を許容し、反対方向の流体の通過を防止することのできる逆止弁13を取り付ける。エゼクタ11の出口側は、管路14によってジャケット部2の上部と連通する。
循環ポンプ10の吐出側管路を分岐した分岐管15を配置して、その上端をジャケット部2の全周に取り付けた冷却流体噴射ノズル16と接続する。分岐管15には、供給する冷却流体量を制御するための制御弁17を取り付ける。また、管路9には、冷却流体を補給するための冷却流体補給管18を接続する。この冷却流体補給管18にも、供給する冷却流体量を制御するための制御弁23を取り付ける。
冷却流体溜部3の下端には、溜まっている冷却流体の温度を検出する温度センサ19を取り付けると共に、余剰流体排出管20を接続する。余剰流体排出管20には開閉弁21を取り付ける。また、ジャケット部2の上部には、ジャケット部2内の圧力を検出する圧力センサ22を取り付ける。それぞれのセンサ19,22は、図示しないコントローラを介して、制御弁6,17,23と電気的に接続する。
反応釜1内の被冷却物を冷却する場合は、循環ポンプ10を駆動して分岐管15と冷却流体噴射ノズル16から反応釜1の外表面へ冷却流体を噴射すると共に、管路12を介してエゼクタ11で発生する吸引力でもってジャケット部2内を所定の圧力状態、例えば大気圧以下の真空状態、に維持することによって、供給される冷却流体が反応釜1の熱を奪って蒸発気化して、反応釜1を気化冷却する。
ジャケット部2内で蒸発した気化蒸気は、冷却流体噴射ノズル16から供給される冷却流体により、あるいは、エゼクタ11を通り管路14から供給される冷却流体により、凝縮されて冷却流体溜部3へ滴下し、再度循環ポンプ10に至る。なお、冷却流体溜部3の冷却流体温度は、冷却流体補給管18からの補給量を適宜制御することにより、あるいは、蒸気管5からの加熱度合を適宜制御することにより、任意にコントロールすることができる。
このように反応釜1を冷却する場合に、ジャケット部2内へ任意の温度の冷却流体を供給することによって、反応釜1の全体を均一に気化冷却することができる。また、ジャケット部2内で発生した気化蒸気の一部を噴射する冷却流体の一部で冷却して凝縮することによって、ジャケット部2内での気化蒸気の対流が促進され、反応釜1内の被冷却物の冷却効率を向上させることができる。
本発明の気化冷却装置の実施例を示す構成図。
符号の説明
1 反応釜
2 ジャケット部
3 冷却流体溜部
5 蒸気管
9 管路
10 循環ポンプ
11 エゼクタ
15 分岐管
16 冷却流体噴射ノズル
18 冷却流体補給管
19 温度センサ
22 圧力センサ

Claims (1)

  1. 被冷却物を冷却する気化冷却室を形成して、当該気化冷却室に冷却流体を供給すると共に、気化冷却室を吸引手段と接続して被冷却物を気化冷却するものにおいて、気化冷却室内に所定量の冷却流体を溜め置く冷却流体溜部を形成して、当該冷却流体溜部の流体中に蒸気管を挿入し、当該冷却流体溜部に管路を介して循環ポンプとエゼクタを順次に接続し、当該管路に冷却流体を補給する冷却流体補給管を接続し、当該エゼクタの吸込口及びエゼクタの出口側を気化冷却室と接続して、冷却流体溜部の冷却流体温度を、冷却流体補給管からの補給量を適宜制御することにより、あるいは、蒸気管からの加熱度合を適宜制御することにより、任意にコントロールすることを特徴とする気化冷却装置。
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