JP2008096061A - 気化冷却装置 - Google Patents

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高之 森井
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Abstract

【課題】 被冷却物の全体を均一に且つ効率良く気化冷却することのできる気化冷却装置を提供する。
【解決手段】 反応釜1の外周にジャケット部2を取り付ける。ジャケット部2内に冷却流体管路6を配置する。冷却流体管路6に、熱交換部としてのエゼクタ18を介在して冷却流体供給管5を接続する。エゼクタ18に加熱用の蒸気供給管19を接続する。
反応釜1を冷却する場合は、冷却流体管路6からジャケット部2内へ所定温度に維持された冷却流体を噴射することによって、反応釜1の全体に所定温度の冷却流体が供給され、反応釜1をムラなく気化冷却することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷却流体の蒸発潜熱によって冷却室で被冷却物を冷却する気化冷却装置に関する。
気化冷却装置は、複数の冷却流体噴射口を有する冷却流体管路を接続して、冷却流体噴射口から冷却流体を噴射すると共に、冷却室を吸引手段と接続したもので、冷却物を気化冷却することができるものである。
この気化冷却装置においては、冷却を行う初期段階に、冷却流体供給管内の冷却流体の温度を精度良く所定値に維持することができないために、被冷却物の全体を均一に且つ効率良く気化冷却することができない問題があった。供給する冷却流体の温度が所定値よりも低い場合は、冷却流体が蒸発気化するまでに時間を要して時間遅れを生じてしまい、一方、冷却流体の温度が所定値よりも高い場合は十分な冷却が行えないためである。
特開2006−258316号公報
解決しようとする課題は、被冷却物の全体を均一に且つ効率良く冷却することのできる気化冷却装置を提供することである。
本発明は、被冷却物を冷却する冷却室を形成して、当該冷却室に冷却流体を供給する冷却流体供給管を接続すると共に、冷却室を吸引手段と接続したものにおいて、冷却流体供給管の冷却室側近傍に、冷却流体を所定温度に維持する熱交換部を配置すると共に、冷却室内に冷却流体の流下する冷却流体管路を配置して、当該冷却流体管路に冷却流体を外部に噴射する冷却流体噴射口を複数個設けたものである。
本発明の気化冷却装置は、冷却流体供給管の冷却室側近傍に、冷却流体を所定温度に維持する熱交換部を配置したことによって、供給する冷却流体の温度を、冷却室の近傍で任意に調節することがき、被冷却物の全体をムラなく冷却することができる。
本発明は、冷却室の近傍に熱交換部を配置するものであるが、熱交換部としては、冷却流体の温度より高いあるいは低い熱交換流体と、冷却流体が直接に接触してあるいは間接的に接触して熱交換するものを用いることができる。
本実施例においては、冷却室として反応釜1のジャケット部2を用いた例を示す。反応釜1の内部に入れた図示しない被冷却物を、ジャケット部2に供給する冷却源としての冷却流体によって冷却するものである。
反応釜1のほぼ全周にわたりジャケット部2を形成して、このジャケット部2に吸引手段としての組み合わせ真空ポンプ4と、冷却流体供給管5を接続する。冷却流体供給管5には、熱交換部としてのエゼクタ18を介在して、ジャケット部2内に配置した冷却流体管路6と接続する。
エゼクタ18は、ジャケット部2に極力接近した位置に配置すると共に、エゼクタ18の吸引口には加熱用の蒸気供給管19を接続する。冷却流体供給管5から供給される冷却流体と、蒸気供給管19から供給される加熱用の蒸気とが、エゼクタ18内で混合され所定温度に制御されて、冷却流体管路6へと供給される。
エゼクタ18をジャケット部2の近傍に配置したことによって、エゼクタ18で所定温度に制御された冷却流体の温度が変化するまでに、冷却流体を冷却流体管路6へ供給することができ、ジャケット部2内へ温度精度良くコントロールされた冷却流体を供給することができる。
なお、本実施例においては、熱交換部としてエゼクタ18を用いて冷却流体を所定温度へ昇温する例を示したが、直接式あるいは間接式熱交換器等を熱交換部として用いることによって、冷却流体を加熱のみならず、任意に冷却することもできる。
冷却流体供給管5の下方部は、組み合わせ真空ポンプ4の循環路15の一部と接続すると共に、上方部を冷却流体管路6の一端部と接続する。冷却流体管路6は、ジャケット部2内に螺旋状に配置して、図示はしないが冷却流体管路6の反応釜1側に複数の冷却流体噴射口を設ける。
本実施例においては、ジャケット部2の左側上部に流量調節弁7を介在した蒸気供給管8を接続する。この蒸気供給管8から、所定圧力すなわち所定温度の加熱用蒸気を、ジャケット部2へ供給することによって、反応釜1内の被加熱物を加熱することもできるものである。
ジャケット部2の右側下方に排出管9を接続して、組み合わせ真空ポンプ4のエゼクタ10と接続する。排出管9には、開閉弁11と気液分離器12をそれぞれ取り付ける。気液分離器12は、排出管9から流下してくる蒸気と液体をそれぞれ分離することができるものであり、分離された蒸気は蒸気エゼクタ3へ吸引され、一方、分離された液体は管路20を通って下方のエゼクタ10へ吸引される。
蒸気エゼクタ3は、蒸気供給管8を分岐した分岐管21に入口側を接続し、出口側を管路22によって再度、蒸気供給管8の流量調節弁7の手前側に接続したもので、排出管9から流下してくるジャケット部2内の一部の蒸気を、蒸気エゼクタ3で吸引して再度、蒸気供給管8からジャケット部2へ供給することによって、ジャケット部2内の加熱用蒸気を強制的に循環させることができるものである。
組み合わせ真空ポンプ4を、エゼクタ10とタンク13と循環ポンプ14を順次に循環路15で連通して形成する。タンク13の上部には、冷却流体としての冷却水を補給する冷却水補給管16を接続する。循環路15の一部を分岐して余剰水排出管17と、上述した冷却流体供給管5をそれぞれ接続する。冷却流体供給管5は、組み合わせ真空ポンプ4を循環する循環流体の一部を、ジャケット部2の冷却流体管路6へ供給することによって、反応釜1を気化冷却することができるものである。
ジャケット部2の左側面に、管路23と開閉弁24を介在して組み合わせ真空ポンプ4のエゼクタ10と接続する。この管路23は、ジャケット部2内で発生した冷却流体の気化蒸気をエゼクタ10へ吸引するためのものである。
反応釜1内の被冷却物を冷却する場合は、冷却流体供給管5及びエゼクタ18から所定温度に制御された冷却流体を冷却流体管路6内へ供給して、冷却流体管路6内を冷却流体で満たすと同時に、図示しない冷却流体管路6の反応釜1側に設けた複数の冷却流体噴射口から反応釜1の外表面全体へ冷却流体を噴射する。
一方、組み合わせ真空ポンプ4の循環ポンプ14を駆動して、エゼクタ10の発生する吸引力で排出管9または管路23を介してジャケット部2内を所定の圧力状態、例えば、大気圧以下の真空状態、とすることにより、反応釜1の外表面へ噴射される冷却流体が反応釜1内の被冷却物の熱を奪って蒸発気化することにより、その蒸発潜熱によって被冷却物を気化冷却することができる。
このように反応釜1を冷却する場合に、熱交換部としてのエゼクタ18で所定温度に維持された冷却流体を、反応釜1の外表面に供給することができ、反応釜1の全体をムラなく気化冷却することができると共に、ジャケット部2内で発生した気化蒸気の一部を噴射する冷却流体の一部で冷却して凝縮すると同時に、冷却流体管路6の外表面でも冷却して凝縮することによって、ジャケット部2内での気化蒸気の対流が促進され、被冷却物の冷却効率を向上させることができる。
ジャケット部2で被冷却物を冷却した冷却流体の気化蒸気及び気化しきれなかった冷却流体の一部は、排出管9または管路23を通ってエゼクタ10に吸引されタンク13に至る。
エゼクタ10で発生することのできる吸引力は、エゼクタ10を流下する流体の温度によって決まるために、冷却水補給管16から適宜所定温度の冷却水をタンク13へ補給することによって、エゼクタ10を流下する流体温度を調節して、エゼクタ10の吸引力をコントロールすることができる。
本発明の気化冷却装置の実施例を示す構成図。
符号の説明
1 反応釜
2 ジャケット部
4 吸引手段
5 冷却流体供給管
6 冷却流体管路
9 排出管
10 エゼクタ
13 タンク
14 循環ポンプ
15 循環路
18 熱交換部
19 蒸気供給管

Claims (1)

  1. 被冷却物を冷却する冷却室を形成して、当該冷却室に冷却流体を供給する冷却流体供給管を接続すると共に、冷却室を吸引手段と接続したものにおいて、冷却流体供給管の冷却室側近傍に、冷却流体を所定温度に維持する熱交換部を配置すると共に、冷却室内に冷却流体の流下する冷却流体管路を配置して、当該冷却流体管路に冷却流体を外部に噴射する冷却流体噴射口を複数個設けたことを特徴とする気化冷却装置。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04369373A (ja) * 1991-06-14 1992-12-22 Tlv Co Ltd 減圧気化冷却装置
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