JP4954465B2 - イオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置 - Google Patents

イオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置 Download PDF

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Description

本発明は、イオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置に関し、特に、それに用いられるエネルギー分析装置に関する。
イオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置(イオン注入装置とも呼ばれる。以下、単にビーム照射装置という。)は、ビームソースから引き出されたイオンまたは荷電粒子を質量分析し、所望のイオン種または荷電粒子のみを選択してウエハに照射(注入)するための装置である。
この種のビーム照射装置の中には、イオンや荷電粒子のウエハへの照射/注入をより精度良く行うために、質量分析装置に加えて、角度エネルギーフィルター(AEF:Angular Energy Filter)と呼ばれる後段エネルギー分析装置を備えるものがある。
角度エネルギーフィルターは、イオンビームまたは荷電粒子ビームを通過させるための開口部を有する分析電磁石を含み、その開口を通過するイオンビーム/荷電粒子ビームをローレンツ力により偏向させて、所定のエネルギーを持つイオンまたは荷電粒子のみをウエハに照射する。
近年のウエハの大径化に対応するため、ビームの照射範囲の拡大が求められており、それに対応するため、分析電磁石の開口は大きくなる傾向にある。ここで、ビームの照射範囲を拡大する場合、ビームのイオン/荷電粒子密度を一様にするために、その断面形状は、一方向に長く、それに直交する方向に短い楕円形あるいは長円形となる。あるいは、ビームの照射範囲を擬似的に拡大するため、ビームを一方向に沿って往復走査することが行われ、ビームの連続断面は、楕円形あるいは長円形または帯状となる。それゆえ、分析電磁石の開口形状は、通常、長方形であり、その磁極は短辺側に位置する。したがって、分析電磁石の開口を大きくしようとすればするほど、磁極間ギャップは広くなり、磁場分布の広がり(漏洩磁場)が大きくなる。
ビーム照射装置は、イオン照射に伴うウェハのチャージアップを抑制するためにプラズマシャワー装置を備えるが、開口の大きな電磁石を含む後段エネルギー分析装置が用いられると、その漏洩磁場が、チャージアップ抑制用のプラズマシャワー電子のウェハ中和効果に悪影響を与えるおそれがある。したがって、後段エネルギー分析装置の漏洩磁場は抑制されなければならない。
また、ウエハに対するイオンビーム/荷電粒子ビームの注入角度(照射角度)は、照射位置によらず一定でなくてならない。つまり、イオンビームまたは荷電粒子ビームが、分析電磁石の開口内のどこを通っても同じ角度で曲がるように、分析電磁石は、ビームの経路上に一様な(BL積が同じ)磁場分布を形成する必要がある。
分析電磁石の磁極間ギャップが狭い従来のエネルギー分析装置では、漏洩磁場を抑えるためにフィールドクランプが用いられている。
また、他の従来のエネルギー分析装置として、超伝導材を用いて漏洩磁場を抑えるようにしたものもある(例えば、特許文献1参照。)。
他方、分析電磁石の開口内に生成される磁場分布を一様にする従来の方法としては、ヨークの中央に主コイルを巻回し、その両側に補助コイルを巻回し、主コイルを用いて発生させた磁場を、補助コイルを用いて調整する方法がある(例えば、特許文献2及び3参照。)。
特開平06−111759号公報(要約) 特開平10−302706号公報(図3) 特開平10−302707号公報(図4)
従来のフィールドクランプを用いて分析磁石の漏洩磁場を抑える方法は、開口の小さい磁気ギャップの狭い分析電磁石には適しているが、開口の大きな分析電磁石からの漏洩磁場を抑えるには不十分であるという問題点がある。
また、従来の超伝導材を用いて漏洩磁場を抑えるものは、C型磁石に適用されるものであって、中央に開口部を有する分析電磁石への適応ができないという問題点がある。加えて、この超伝導材は、ビームの旋回径方向内外両側へ漏洩する磁場を抑えるものであって、ビーム進行方向への漏洩磁場、即ち、ウエハ近傍への漏洩磁場を抑えることができないという問題点もある。
さらに、従来の磁場分布を一様にする方法は、分析電磁石の開口内の磁場分布にのみ着目しており、漏れ磁場については全く考慮されていないという問題点がある。
そこで、本発明は、磁場の広がりを制御しつつ、ビーム全体を一様に屈曲させることができるエネルギー分析装置を備えたイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、分析電磁石からのビーム進行方向への漏洩磁場を十分に抑えることができ、一様な磁場分布を生成することができるエネルギー分析装置を備えたイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願発明は、ビーム整形装置により整形されたビーム断面が円形あるいは一方向に長い長円形または楕円形のイオンビーム/荷電粒子ビーム、またはビームの連続断面が一方向に長い長円形状もしくは楕円形状となるよう前段の質量分析装置ならびにビーム整形装置により整形されたのち偏向走査されるとともにP−レンズにより再平行化されたイオンビーム/荷電粒子ビームを、後段エネルギー分析装置によりエネルギー分析を行った後、基板に照射されるよう構成したイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、前記後段エネルギー分析装置は、偏向磁石を含み、前記偏向磁石は、前記イオンビーム/荷電粒子ビームを通過させる空間部をその中央に有する略四角形状のヨークから構成されるコアと、該ヨークの上部ヨーク及び下部ヨークにそれぞれ巻回される主コイル及び副コイルと、前記上部ヨーク及び下部ヨークの両外側の側部のヨーク部にそれぞれ巻回された漏れ磁場キャンセル用補正コイルとを有し、前記主コイル及び前記副コイルを制御して、前記空間部に前記イオンビーム/荷電粒子ビームの前記一方向に関して均一な磁場を生じさせて、前記偏向磁石の磁場分布の広がりを制御しつつ、前記偏向走査されるとともに再平行化されたイオンビーム/荷電粒子ビームを前記一方向に関して偏向走査の範囲にわたってビームの通過位置によらず全体に均一な角度で屈曲させるようにするとともに、前記主コイル及び前記副コイルならびに前記漏れ磁場キャンセル用補正コイルは同じ向きに巻回され、前記漏れ磁場キャンセル用補正コイルは漏洩磁場を打ち消すように前記主コイル及び副コイルとは逆向きの電流を流すコイルとして構成し、前記漏れ磁場キャンセル用補正コイルを制御して前記偏向磁石の漏洩磁場を抑えるようにして、前記後段エネルギー分析装置を構成したことを第1の特徴とする。
また、本発明は、上記第1の特徴を有するイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、前記偏向磁石は、前記イオンビーム/荷電粒子ビームの前記一方向において均一な磁場となるようヨークに対して電磁石のコイルを主と副として複数段設けて、該複数段のコイルを調整することにより磁場補正を行うよう構成されていることを第2の特徴とする。
また本発明は、上記第1または第2の特徴を有するイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、前記偏向磁石は、漏れ磁場キャンセル用補正コイルを有し、偏向磁石の漏れ磁場をキャンセルするように構成されていることを第3の特徴とする。
さらに、本発明は、上記第1または第2の特徴を有するイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、前記偏向磁石は、主コイル、副コイル及び漏れ磁場キャンセル用補正コイルを有し、これらコイルに流す電流のバランスでBL積の一様性を出すように構成されていることを第4の特徴とする。
さらにまた、本発明は上記第4の特徴を有するイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、前記偏向磁石の前後に配設した磁気シールドの開口形状により前記BL積の一様性を出すように構成したことを第5の特徴とする。
また、本発明は、上記第1乃至第5のいずれかの特徴を有するイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置おいて、前記偏向磁石のヨークは、ビーム屈曲の外側をビーム進行方向に長く、ビーム屈曲の内側をビーム進行方向に直交する方向に長く構成され、前記偏向磁石が略扇形の分析磁石となるように構成されていることを第6の特徴とする。
さらに、本発明は、上記第1乃至第6のいずれかの特徴を有するイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、前記偏向磁石のヨークは、中央に空間部のある略四角形状に構成し、その空間部をビームラインが通るように構成されていることを第7の特徴とする。
また、本発明は、ビーム断面が円形あるいは一方向に長い長円形または楕円形のイオンビーム/荷電粒子ビーム、またはビームの連続断面が一方向に長い長円形状もしくは楕円形状となるよう偏向走査されたイオンビーム/荷電粒子ビームを、後段エネルギー分析装置によりエネルギー分析を行った後、基板に照射されるよう構成したイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、前記後段エネルギー分析装置の偏向磁石のヨーク外側には、漏れ磁場を防ぐために両側部に漏れ磁場キャンセル用補正コイルを設けたことを第8の特徴とする。
また、本発明は、上記第8の特徴を有するイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、前記漏れ磁場キャンセル用補正コイルは、漏洩磁場を打ち消すような逆向きの電流を流すコイルであることを第9の特徴とする。
さらに、本発明は、上記第8または第9の特徴を有するイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、前記漏れ磁場キャンセル用補正コイルは、前記ヨークの両側部を覆うよう配置されていることを第10の特徴とする。
また、本発明は、上記第1または第2の特徴を有するイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、偏向磁石のヨーク両端部外側に漏れ磁場キャンセル用補正コイルを設けるとともに、偏向磁石のビームライン下流側にプラズマシャワーを設けるよう構成したことを第11の特徴とする。
本発明によれば、偏向磁石の磁場分布の広がりを制御しつつ、ビーム全体を一様に屈曲させることができるエネルギー分析装置を備えたイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置が得られる。
また、本発明によれば、偏向磁石のヨーク両端部外側に漏れ磁場キャンセル用補正コイルを設けたことにより、漏れ磁場を抑えることができ、プラズマシャワー電子のウェハ中和効果への悪影響を低減することができるエネルギー分析装置を備えたイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置が得られる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1(a)及び(b)は、本発明の一実施の形態に係るイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置(以下、ビーム照射装置と略す。)の概略構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図示のビーム照射装置は、イオンソース11、質量分析磁石装置12、ビーム整形装置13、偏向走査装置14、P−レンズ15、加速/減速電極(A/Dコラム)16、角度エネルギーフィルター(AEF)17、及びプロセスチャンバー18を有している。
このビーム照射装置において、イオンソース11で発生されたイオンまたは荷電粒子は、図示しない引き出し電極によりイオンビームまたは荷電粒子ビーム(以下、ビームと呼ぶ。)として引き出される。引き出されたビームは、質量分析磁石装置12により質量分析されて必要なイオン種のみが選択される。必要なイオン種のみから成るビームは、ビーム整形装置13によりその断面形状が整形される。ビーム整形装置13は、Q(Quadrant)−レンズ等により構成される。整形された断面形状を持つビームは、偏向走査装置14により図1(a)の上下方向にスキャンされる。偏向走査装置14は、その上流側近傍、下流側近傍にそれぞれ、少なくとも1つの遮蔽電極14−1,14−2を備えている。なお、ここでは偏向走査装置14として、偏向走査電極を用いる場合を想定しているが、偏向走査磁石を用いることもできる。
偏向走査装置14によりスキャンされたビームは、電極または磁場により構成されたP−レンズ15により再平行化され、偏向角0度の軸に平行にされる。図1(a)では、偏向走査装置14によるビームのスキャン範囲を黒い太線と二重破線とで示している。P−レンズ15からのビームは、1つ以上の加速/減速電極16により加速又は減速されて角度エネルギーフィルター17へ送られる。角度エネルギーフィルター17では、ビームのエネルギーに関する分析が行われ、必要なエネルギーを持つイオンのみが選択される。図1(b)に示されるように、角度エネルギーフィルター17においては、選択されたイオン種のみがやや下方に偏向される。このようにして選択されたイオン種のみから成るビームが、プロセスチャンバー18内に導入された被照射物であるウェハ19に照射される。ウェハ19に照射されなかったビームは、プロセスチャンバー18内に設けられているビームストッパ18−1に入射してそのエネルギーが消費される。
なお、図1(a)において、ウェハ19に隣接して示した矢印は、ビームがこれら矢印の方向にスキャンされることを示し、図1(b)においてウェハ19に隣接して示した矢印は、ウェハ19がこれら矢印の方向に移動することを示している。つまり、ビームが、例えばx軸方向に往復スキャンされるものとすると、ウェハ19は、図示しない駆動機構によりx軸に直角なy軸方向に往復移動するように駆動される。これにより、ウェハ19の全面にビームを照射することができる。
次に、図2乃至図6を参照して、本発明のビーム照射装置に用いられる角度エネルギーフィルター17について詳細に説明する。
図2に示すように、角度エネルギーフィルター17は、分析電磁石21と、分析電磁石21の略中央の空間部に挿入配置されたAEF(ビームライン)チャンバー22と、AEFチャンバー22のビーム入射側及びビーム出射側にそれぞれ配置された磁気シールド23,24とを有している。この角度エネルギーフィルター17は、磁気シールド23が加速/減速電極16に、磁気シールド24がプロセスチャンバー20にそれぞれ固定されるよう、加速/減速電極16とプロセスチャンバー18との間に配置固定されている。
図3は、分析電磁石21の構成を示す縦断面図である。図3に示すように、分析電磁石21は、その中央部に、ビームを通過させるための長方形の空間部(開口)31が形成された略四角形状(フレーム形状)のコア32を有している。コア32の一部である上部ヨーク33及び下部ヨーク34の中央には、それぞれ第1及び第2の主コイルM1及びM2が巻回されている。また、上部ヨーク33及び下部ヨーク34には、主コイルM1及びM2の各々の両側に、第1乃至第4の副コイルS1〜S4が巻回されている。さらに、コア32には、これら副コイルS1〜S4の外側に、上部ヨーク33及び下部ヨーク34の両側部を覆うように漏れ磁場キャンセル用補正コイルC1及びC2が巻回されている。
コア32は、図4に示すように、上部ヨーク33が矢印で示すビーム進行方向に長く、下部ヨーク34がビーム進行方向に垂直な方向(図の上下方向)に長い形状に形成されており、その側面41は上部ヨーク33側が広く、下部ヨーク34側が狭い略扇形となっている。なお、通常、コア32には、コイルの保護のための面取り処理がなされる(図3参照)。
図3に戻ると、主コイルM1及びM2、副コイルS1〜S4、及び漏れ磁場キャンセル用補正コイルC1及びC2は、空間部31内に矢印Bで示す向きに磁場を形成するように、上部ヨーク33及び下部ヨーク34に巻回され、図示しない電源に接続される。主コイルM1及びM2と副コイルS1〜S4とは、主にビームを曲げるための磁場生成に用いられ、漏れ磁場キャンセル用補正コイルC1及びC2はその漏洩磁場を打ち消すために用いられる。
詳述すると、主コイルM1及びM2とは互いに直列接続され、上部ヨーク33と下部ヨーク34の内部に、それぞれ矢印Bと逆向きの磁場を発生させるように図示しない第1の直流電源に接続される。また、副コイルS1〜S4は、主コイルM1及びM2と同様に、互いに直列接続され、上部ヨーク33と下部ヨーク34の内部に、それぞれ矢印Bと逆向きの磁場を発生させるように図示しない第2の直流電源に接続される。さらに、漏れ磁場キャンセル用補正コイルC1及びC2は、互いに直列接続され、コア32の両側部(磁極となる部分を含む)内部に矢印Bと同じ向きの磁場を発生させるように図示しない第3の直流電源に接続される。全てのコイルが同じ向きに巻回されている場合、主コイルM1及びM2と副コイルS1〜S4には第1及び第2の直流電源から同一方向の電流が供給され、漏れ磁場キャンセル用補正コイルC1及びC2にはこれとは逆方向の電流が第3の直流電源より供給される。
図5(a)に、主コイルM1及びM2(あるいは副コイルS1及びS3、又はS2及びS4)により生成される磁場の向きを示す。また、図5(b)に、漏れ磁場キャンセル用補正コイルC1及びC2により生成される磁場の向きを示す。
図5(a)及び(b)において、ビーム出射側の磁気シールド24とウェハ19との間には、プラズマシャワー装置51が設けられている。
図5(a)と図5(b)との比較から理解されるように、主コイルM1及びM2が分析電磁石21の空間部31内に生成する磁場と、漏れ磁場キャンセル用補正コイルC1及びC2が同じく空間部31内に生成する磁場とは、その向きが同じである。しかし、主コイルM1及びM2が分析電磁石21の周囲に生成する磁場と、漏れ磁場キャンセル用補正コイルC1及びC2が分析電磁石21の周囲に生成する磁場とは、その向きが逆になっている。したがって、各コイルに供給される電流を適切に制御する(バランスさせる)ことにより、分析電磁石21の空間部31内に所望の磁束密度を持つ一様な磁場を形成するとともに、分析電磁石21の周囲に生成される磁場を互いに打ち消すことができる。つまり、漏れ磁場キャンセル用補正コイルC1及びC2に流す電流を制御することにより、磁場分布の広がりを制御して漏洩磁場を抑制することができる。また、主コイルM1及びM2、副コイルS1〜S4、及び漏れ磁場キャンセル用補正コイルC1及びC2に流す電流を調整して、ビームが空間部31の何処を通過するかによらず同じ偏向角で曲がる一様な磁場分布、即ちBL積の一様な磁場を生成することができる。
磁気シールド23,24は、磁場分布を調整し、空間部31内のビーム通過位置によらずに偏向角が同じになるようにするための各コイルに流す電流の調整を容易にする。即ち、磁気シールド23及び24は、BL積の一様な磁場分布の実現を容易にする。磁気シールド23,24の磁場分布の調整は、その開口形状をイオン種、ビーム断面形状(例えば、円形または楕円形、あるいは長円形など)、走査範囲、及び注入エネルギー等に対応させて適切な形状とすることにより行われる。磁気シールド23,24の開口形状としては、例えば、長方形、あるいは、図6(a)や図6(b)に示すものがある。磁気シールド23の開口形状と磁気シールド24の開口形状は、通常、同一である。ただし、図2あるいは図5(a)及び(b)から理解されるように、その断面形状は、分析電磁石の形状に対応して、磁気シールド41は直線状であるが、磁気シールド42は、屈曲している。
以上のようなエネルギー分析装置を用いることにより、本実施の形態に係るビーム照射装置は、ビームの断面形状や走査範囲に拘らず、分析電磁石の空間部を通過するビームを、その通過位置に拘らず一様に(即ち、全体を均一に)屈曲させてウェハに照射(注入)することができる。また、プラズマシャワー装置からの電子も、漏れ磁場の影響を受けることなくウェハに照射され、ウェハのチャージアップを中和することができる。
本発明の一実施の形態に係るイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置の概略構成図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図1のイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置に含まれる角度エネルギーフィルターの構成を示す縦断面図である。 図2の角度エネルギーフィルターに用いられる分析電磁石の構成を示す縦断面図である。 図3の分析電磁石に用いられるコアの斜視図である。 (a)は、図3の分析電磁石の主コイルM1及びM2(あるいは副コイルS1及びS3、又はS2及びS4)により生成される磁場の向きを示す図、(b)は、漏れ磁場キャンセル用補正コイルC1及びC2により生成される磁場の向きを示す図である。 (a)及び(b)は、それぞれ、図2の角度エネルギーフィルターに用いられる磁気シールドの開口形状の例を示す図である。
符号の説明
11 イオンソース
12 質量分析磁石装置
13 ビーム整形装置
14 偏向走査装置
15 P−レンズ
16 加速/減速電極
17 角度エネルギーフィルター
18 プロセスチャンバー
18−1 ビームストッパ
19 ウェハ
21 分析電磁石
22 AEFビームラインチャンバー
23,24 磁気シールド
31 空間部(開口)
32 コア
33 上部ヨーク
34 下部ヨーク
41 側面
51 プラズマシャワー装置

Claims (6)

  1. ビーム整形装置により整形されたビーム断面が円形あるいは一方向に長い長円形または楕円形のイオンビーム/荷電粒子ビーム、またはビームの連続断面が一方向に長い長円形状もしくは楕円形状となるよう前段の質量分析装置ならびにビーム整形装置により整形されたのち偏向走査されるとともにP−レンズにより再平行化されたイオンビーム/荷電粒子ビームを、後段エネルギー分析装置によりエネルギー分析を行った後、基板に照射されるよう構成したイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、
    前記後段エネルギー分析装置は、偏向磁石を含み、
    前記偏向磁石は、前記イオンビーム/荷電粒子ビームを通過させる空間部をその中央に有する略四角形状のヨークから構成されるコアと、該ヨークの上部ヨーク及び下部ヨークにそれぞれ巻回される主コイル及び副コイルと、前記上部ヨーク及び下部ヨークの両外側の側部のヨーク部にそれぞれ巻回された漏れ磁場キャンセル用補正コイルとを有し、
    前記主コイル及び前記副コイルを制御して、前記空間部に前記イオンビーム/荷電粒子ビームの前記一方向に関して均一な磁場を生じさせて、前記偏向磁石の磁場分布の広がりを制御しつつ、前記偏向走査されるとともに再平行化されたイオンビーム/荷電粒子ビームを前記一方向に関して偏向走査の範囲にわたってビームの通過位置によらず全体に均一な角度で屈曲させるようにするとともに、前記主コイル及び前記副コイルならびに前記漏れ磁場キャンセル用補正コイルは同じ向きに巻回され、前記漏れ磁場キャンセル用補正コイルは漏洩磁場を打ち消すように前記主コイル及び副コイルとは逆向きの電流を流すコイルとして構成し、前記漏れ磁場キャンセル用補正コイルを制御して前記偏向磁石の漏洩磁場を抑えるようにして、前記後段エネルギー分析装置を構成したことを特徴とするイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置。
  2. 請求項1に記載のイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、
    前記偏向磁石は、前記主コイル、前記副コイル及び前記漏れ磁場キャンセル用補正コイルに流す電流のバランスでBL積の一様性を出すように構成されていることを特徴とするイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置。
  3. 請求項2に記載のイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、
    前記偏向磁石の前後に配設した磁気シールドの開口形状により前記BL積の一様性を出すように構成したことを特徴とするイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置おいて、
    前記偏向磁石のヨークは、ビーム屈曲の外側をビーム進行方向に長く、ビーム屈曲の内側をビーム進行方向に直交する方向に長く構成され、前記偏向磁石が略扇形の分析磁石となるように構成されていることを特徴とするイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載のイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、
    前記漏れ磁場キャンセル用補正コイルは、前記ヨークの両側部を覆うよう配置されていることを特徴とするイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載のイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置において、
    偏向磁石のビームライン下流側にプラズマシャワーを設けるよう構成したことを特徴とするイオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置。
JP2004346783A 2004-11-30 2004-11-30 イオンビーム/荷電粒子ビーム照射装置 Expired - Fee Related JP4954465B2 (ja)

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