JP4954316B2 - ドキュメント作成装置、ドキュメント作成方法、ドキュメント作成プログラム及び記録媒体 - Google Patents

ドキュメント作成装置、ドキュメント作成方法、ドキュメント作成プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、見開き原稿を分割してコピーする機能を備えたドキュメント作成装置、ドキュメント作成方法、ドキュメント作成プログラム及び記録媒体に関する。
従来、本などの見開き原稿の左右または上下のページにまたがってレイアウトされた構成要素がある場合に、その構成要素を分割することなく印刷または画像データとして保存することのできる画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の画像形成装置は、見開き原稿の左右または上下のページの画像を別々に形成することの指示が入力された場合に、左右または上下のページにまたがってレイアウトされている構成要素があるか否かを判定し、判定結果が肯定的である場合には原稿画像データを分割せずに出力する一方、判定結果が否定的である場合には画像分割手段に原稿画像データを供給し、原稿画像を左右または上下に2分割した画像を表す分割画像データを生成して出力する構成となっている。
ここで、図10A〜図10Cを参照して、本などの見開き原稿の概念について説明する。
図10Aは、本などの見開き原稿の概念図、図10Bは1ページ原稿の概念図である。
図10Aに示す見開き原稿は、左右の2ページに各々独立した画像が印刷されており、中央の余白部分で2つ折りすることにより、本を構成するようになっている。
一方、このような見開き原稿の左右2ページにまたがって、例えば図10Bに示すような1ページ分の画像を印刷する場合があり、この場合には、中央の画像形成部位にて2つ折りすることにより、本を構成することになる。
すなわち、作製された本には、通常、図10Aに示す見開きの2ページに各々独立して画像が印刷された2ページ原稿と、図10Bに示す画像が2ページにまたがって印刷された1ページ原稿とが混在している場合がある。
特開2005−303740号公報
ところで、このように見開き原稿として2ページ原稿と1ページ原稿とが混在している本などの見開き原稿をコピーする場合、開いた中央部分(すなわち、本の折り目部分)はどうしても画像形成装置の原稿ガラス台に密着して載置できないため、図10A及び図10Cに示すように、その部分、すなわち分割位置となる中央部分(折り目部分)に一定幅の影150が生じる場合がある。
そして、このように中央部分(折り目部分)に一定幅の影150が生じるような見開き原稿を分割してコピーする場合、特許文献1記載のものでは、この折り目部分の影150の影響によって構成要素に分割することが困難になり、見開き原稿として判定することが困難であるといった問題があった。一方、この一定幅の影150部分を構成要素として判定してしまった場合には、本来、分割可能である図10Aに示す原稿画像を、分割不可と判定してしまう可能性があるといった問題もあった。
つまり、本来は分割可能であるにも係わらず、判定結果が肯定的となる(すなわち、分割位置に構成要素があると判定される)ため、見開きの2ページに各々独立した画像が印刷された2ページ原稿を分割せずに1ページ原稿として出力してしまう可能性があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたものであり、その目的は、読み取った見開き原稿の中央部分(折り目部分)が影となるような原稿画像データであっても、見開き2ページに各々独立して画像が印刷された2ページ原稿であるのか、2ページにまたがって画像が印刷された1ページ原稿であるのかを確実に認識して、分割の可否を的確に判断することのできるドキュメント作成装置、ドキュメント作成方法、ドキュメント作成プログラム及び記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のドキュメント作成装置は、見開き原稿を分割してコピーする機能を備えたドキュメント作成装置であって、見開き原稿を読み取って原稿画像データを生成する画像読取手段と、前記原稿画像データを印刷する印刷手段と、前記画像読取手段にて生成された見開き原稿の全ページの原稿画像データのそれぞれから、分割する位置を含む分割予定領域のデータを抽出する抽出手段と、前記抽出手段にて抽出された全ページの分割予定領域のデータに基づいて分割予定領域の基準データを作成する作成手段と、前記基準データと前記分割予定領域のデータとを比較し、その差分データが予め設定された判定閾値よりも大きい場合には分割否と判定し、前記判定閾値よりも小さい場合には分割可と判定する分割判定手段と、前記判定手段の判定結果が分割否である場合には、前記原稿画像データを分割せずに前記印刷手段にて印刷し、前記判定手段の判定結果が分割可である場合には、前記原稿画像データを分割して前記印刷手段にて印刷する画像分割処理手段と、を備えたことを特徴としている。
すなわち、本発明のドキュメント作成装置によれば、画像読取手段にて生成された見開き原稿の全ページの原稿画像データのそれぞれから、分割する位置を含む分割予定領域のデータを抽出し、抽出された全ページの分割予定領域のデータに基づいて分割予定領域の基準データを作成する構成としている。より具体的には、前記作成手段は、前記抽出手段にて抽出された全ページの分割予定領域のデータについて分割方向の輝度変化が同じ傾向を示す分割予定領域のデータを特定し、その特定した分割予定領域のデータの平均を取って前記基準データを作成する構成としている。
本などを見開きにしてコピーする場合、見開き原稿の中央部(本の折り目部分)に一定幅の影などができる場合がある。そして、このような本の全ての見開きページをコピーしたとき、画像読取手段にて読み取られた全ての見開きページの原稿画像データには、本の折り目の影を示すデータが、分割方向の中央部に含まれることになる。
すなわち、画像読取手段にて読み取られた原稿画像データが、見開き原稿をコピーしたデータである場合、画像読取手段の光学センサで読み取られた原稿画像データの走査方向(分割方向)の輝度変化は、走査方向の中央部(折り目部分)で輝度レベルのピーク(輝度レベルの最大値または最小値)が現れるような変化となる。
本発明ではこの点に着目し、画像読取手段にて生成された見開き原稿の全ページの原稿画像データのそれぞれから、分割する位置、すなわち折り目部分の影を含む分割予定領域のデータを抽出し、この抽出された全ページの分割予定領域のデータに基づいて分割予定領域の基準データを作成する構成としている。このように、折り目部分の影のデータを含む基準データを作成することで、基準データと見開き原稿の原稿画像データとの比較に際して、折り目部分の影の影響を排除することができる。すなわち、影の部分は基準データと画像読取手段にて生成された見開き原稿の全ページの原稿画像データとの両方に含まれるので無視することができる。そのため、その他の領域でのデータ比較によるデータの一致度によって、分割の可否を的確に判断することが可能となる。従って、本などの各見開き原稿の原稿画像データにおいて、見開き2ページ原稿(左右ページに独立した画像が印刷されている原稿)と見開き1ページ原稿(左右のページにまたがって画像が印刷されている原稿)とが混在している場合であっても、見開き2ページ原稿は確実に分割して印刷し、見開き1ページ原稿は分割せずに印刷することが可能となる。
また、本発明のドキュメント作成装置によれば、前記分割判定手段は、前記基準データと前記分割予定領域のデータとの比較判定を、前記原稿画像の分割予定領域の中の少なくとも2つ以上の領域において行う構成とすることができる。より具体的には、前記2つ以上の領域は、前記原稿画像の前記分割予定領域を分割方向に直交する直交方向に区分した2つ以上の直交方向区分領域とすることができる。
見開き原稿に見開き1ページ原稿の画像が印刷されている場合において、その画像の種類や大きさ、形状、印刷位置等によっては、分割方向の1領域だけで分割の可否を判定すると誤判定してしまう可能性がある。例えば、図7に示すような見開き1ページ原稿106の場合、その上部には左右のページにまたがる表106aが印刷されており、中央部から下部にかけては、左右に分かれてその説明文等160b,160cが印刷されている。この見開き原稿106は、1ページ原稿であると判定する必要があるが、この見開き1ページ原稿106を、例えば原稿の高さ方向(Y)の中央部において分割方向(走査方向)Xに走査した場合、その走査線上には上部の表106aが含まれないため、分割可能な見開き2ページ原稿と判定してしまうことになる。そのため、本発明では、基準データと分割予定領域のデータとの比較判定を、原稿画像の分割予定領域の中の少なくとも2つ以上の直交方向区分領域において判定することで、より精度の高い分割可否の判定を行う構成としている。
この場合、前記分割判定手段は、前記直交方向区分領域ごとに前記基準データと前記分割予定領域のデータとを比較し、前記直交方向区分領域のうち少なくとも1つ以上の直交方向区分領域において、その差分データが予め設定された判定閾値よりも大きい場合には、分割否と判定するように構成すればよい。これにより、図7のような見開き1ページ原稿を、見開き1ページ原稿として確実に判定することが可能となる。
また、本発明によれば、前記分割判定手段は、前記基準データと前記分割予定領域のデータとの比較の結果、その差分データが前記分割閾値より小さいと判定したときには、前記基準データと前記分割予定領域のデータとの分割方向のずれ量を取得し、前記画像分割処理手段は、前記分割判定手段からのずれ量に基づいて分割位置を補正して前記原稿画像データを分割する構成とすることができる。すなわち、前記画像分割処理手段は、前記分割判定手段からのずれ量に基づき、前記基準データのピーク値(輝度レベルの最大値または最小値)と前記分割予定領域のピーク値(輝度レベルの最大値または最小値)とが一致するように前記原稿画像データの分割位置を補正する。
このような構成とすれば、分割位置付近の画像に同一性があれば、原稿の画像ずれや読み取り誤差を補正することになり、正確な位置での分割コピーが可能となる。
また、本発明のドキュメント作成方法は、見開き原稿を分割してコピーするドキュメント作成装置において実行されるドキュメント作成方法であって、見開き原稿を読み取って原稿画像データを生成する原稿画像データ生成手順と、前記原稿画像データ生成手順にて生成された見開き原稿の全ページの原稿画像データのそれぞれから、分割する位置を含む分割予定領域のデータを抽出する抽出手順と、前記抽出手順にて抽出された全ページの分割予定領域のデータについて分割方向の輝度変化が同じ傾向を示す分割予定領域のデータを特定し、その特定した分割予定領域のデータの平均を取って基準データを作成する作成手順と、前記基準データと前記分割予定領域のデータとを比較し、その差分データが予め設定された判定閾値よりも大きい場合には分割否と判定し、前記判定閾値よりも小さい場合には分割可と判定する判定手順と、前記判定手順の判定結果が分割否である場合には、前記原稿画像データを分割せずに印刷手段にて印刷し、前記判定手順の判定結果が分割可である場合には、前記原稿画像データを分割して印刷手段にてそれぞれ印刷する手順と、を実行することを特徴としている。また、本発明のドキュメント作成プログラムは、コンピュータに、上記ドキュメント作成方法の各手順を実行させることを特徴としている。また、このドキュメント作成プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録したものも、本発明の範疇に含まれる。
本発明のドキュメント作成方法及びドキュメント作成プログラムによれば、本などの各見開き原稿に、見開き2ページ原稿と見開き1ページ原稿とが混在し、この見開き原稿を読み取った原稿画像データに本の折り目部分の影データ等が含まれる場合であっても、その影データに影響されることなく、見開き2ページ原稿は見開き2ページ原稿として確実に判定し、見開き1ページ原稿は見開き1ページ原稿として確実に判定することが可能となる。従って、見開き2ページ原稿は確実に分割して印刷し、見開き1ページ原稿は分割せずに印刷することが可能となる。
本発明によれば、見開き原稿に、見開き2ページ原稿と見開き1ページ原稿とが混在している印刷物を分割コピーする場合において、この見開き原稿を読み取った原稿画像データに印刷物の折り目部分の影データが含まれる場合であっても、その影データに影響されることなく、見開き2ページ原稿は見開き2ページ原稿として確実に判定し、見開き1ページ原稿は見開き1ページ原稿として確実に判定することができる。これにより、見開き2ページ原稿は確実に分割して印刷し、見開き1ページ原稿は分割せずに印刷することができる。
本発明のドキュメント作成装置の全体構成を概略的に示す機能ブロック図である。 分割コピーモードの処理動作の具体例1を示すフローチャートである。 分割コピーモードの処理動作の具体例1を示すフローチャートである。 見開き2ページ原稿と、その見開き原稿の分割予定領域を、分割する方向に投影処理したときの投影データの例を示す説明図である。 見開き2ページ原稿と、その見開き原稿の分割予定領域を、分割する方向に投影処理したときの投影データの例を示す説明図である。 見開き1ページ原稿と、その見開き原稿の分割予定領域を、分割する方向に投影処理したときの投影データの例を示す説明図である。 見開き2ページ原稿と、その見開き原稿の分割予定領域を、分割する方向に投影処理したときの投影データの例を示す説明図である。 作成された基準データの一例を示す説明図である。 (a)は、画像処理部の一時記憶媒体に記憶されている見開き2ページ原稿の原稿画像データの例を示す説明図、(b)は、輝度変化を示す投影データの例を示す説明図、(c)は、基準データの例を示す説明図、(d)は、投影データと基準データとの差分データの例を示す説明図である。 (a)は、画像処理部の一時記憶媒体に記憶されている見開き1ページ原稿の原稿画像データの例を示す説明図、(b)は、輝度変化を示す投影データの例を示す説明図、(c)は、基準データの例を示す説明図、(d)は、投影データと基準データとの差分データの例を示す説明図である。 見開き1ページ原稿の他の例を示す説明図である。 具体例2にかかる分割判定部での判定処理動作を示すフローチャートである。 (a)は、画像処理部の一時記憶媒体に記憶されている見開き2ページ原稿の原稿画像データの例を示す説明図、(b)は、輝度変化を示す投影データの例を示す説明図、(c)は、基準データの例を示す説明図、(d)は、投影データと基準データとの差分データの例を示す説明図である。 本などの見開き2ページ原稿の概念図である。 1ページ原稿の概念図である。 1ページ原稿の中央部に影が印刷された状態の概念図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明のドキュメント作成装置の全体構成を概略的に示す機能ブロック図であり、本実施形態では、このドキュメント作成装置を画像形成装置であるデジタル複合機に適用した場合について説明する。
本実施形態のデジタル複合機1は、見開き原稿を分割してコピーする機能(以下、分割コピーモードともいう。)を備えた複合機であって、大別すると、原稿を走査して画像データを読み取るための読取機構部(光学センサであるCCDユニットや原稿の自動送り装置等)を備えた読取装置(画像読取手段)2と、読取装置2によって読み取られた画像データを印刷する印刷機構部(給紙ユニット、搬送ユニット、画像形成ユニット、転写ユニット、定着ユニット等)を備えた印刷装置(印刷手段)3と、ユーザーによる各種の操作を受け付ける図示しないタッチパネル搭載の液晶表示パネルを備えた表示・操作装置4と、これら各装置2〜4を制御する制御装置5とから構成されている。
制御装置5は、本発明のドキュメント作成装置の主要部を構成するものであって、制御部51、画像読取部52、画像処理部53、分割予定領域データ抽出部54、基準データ作成部55、分割判定部56、画像分割処理部57、画像出力部58から構成されている。
画像読取部52は、読取装置2によって読み取られた見開き原稿の見開き1ページ分の原稿画像データを図示しないメモリなどに格納し、格納した原稿画像データを画像処理部53へ転送する処理を行う。
画像処理部53は、画像読取部52から転送されてきた原稿画像データを指定の解像度に変換して、画像分割処理部57と分割予定領域データ抽出部54とに転送する処理を行う。
分割予定領域データ抽出部54は、画像処理部53にて指定の解像度に変換された見開き原稿の全ページの原稿画像データのそれぞれから、分割する位置を含む分割予定領域のデータを抽出して、基準データ作成部55と分割判定部56とに転送する処理を行う。
基準データ作成部55は、分割予定領域データ抽出部54から転送されてきた全ページの分割予定領域のデータに基づいて分割予定領域の基準データを作成し、作成した基準データを分割判定部56に転送する処理を行う。
分割判定部56は、基準データ作成部55から転送されてきた基準データと、分割予定領域データ抽出部54から転送されてきた分割予定領域データとを比較し、その差分データが予め設定された規定値よりも大きい場合には分割否と判定し、規定値よりも小さい場合には分割可と判定する処理を行い、その判定結果を画像処理分割部57に出力する。
画像分割処理部57は、分割判定部56の判定結果が分割否である場合には、画像処理部53から転送されてきた原稿画像データを分割せずに画像出力部58に出力する一方、分割判定部56の判定結果が分割可である場合には、画像処理部53から転送されてきた原稿画像データを分割して画像出力部58に出力する処理を行う。
画像出力部58は、画像分割部57から転送されてきた原稿画像データを印刷用の画像データに変換して印刷装置3へ出力する処理を行う。
印刷装置3は、送られてきた印刷データを印字出力する。
表示・操作装置4は、ユーザーが分割コピーモードを指示する際に用いられる。また、分割コピーモードを実施した際の分割結果なども表示されるようになっている。
制御部51は、図示は省略しているがCPU、ROM、RAM等を備えており、表示・操作装置4からのユーザーの分割コピーモードの指示設定情報に基づいて各部の動作を制御するようになっている。また、分割コピーモードを実行するためのドキュメント作成プログラムはROMに格納されており、CPUは、分割コピーモードが選択されると、ドキュメント作成プログラムをROMから順次読み出してRAM上に展開し、順次実行して、ドキュメント作成(すなわち、分割コピー)を行うようになっている。
<分割コピーモードの具体例1の説明>
次に、上記構成のデジタル複合機1において、分割コピーモードが選択された場合の処理動作の具体例1について、図2A,図2Bに示すフローチャート、及び図3A〜図3D、図4、図5(a)〜(d)、及び図6(a)〜(d)に示す動作説明図を参照して説明する。
ユーザーは、見開き2ページ原稿と見開き1ページ原稿の混載した原稿を読取装置2に載置し、表示・操作装置4のタッチパネルを操作して印刷サイズや分割コピーの設定を行い、スタートキーを押下することにより、分割コピーモードを開始する。
すなわち、読取装置2は、セットされた複数枚の原稿の読み取り動作を開始し、読み取った原稿の見開きページの原稿画像データを画像読取部52へ順次転送する(ステップS1)。
画像読取部52は、読取装置2によって順次読み取られた見開き1ページの原稿画像データを図示しないメモリなどに一旦格納し、格納した見開き1ページの原稿画像データを画像処理部53へ順次転送する(ステップS2)。
画像処理部53は、画像読取部52から順次転送されてくる見開き1ページの原稿画像データを指定の解像度に変換して、図示しない内部のHDDなどの一時記憶媒体に順次保存する(ステップS3)。
次に、画像処理部53は、一時記憶媒体に保存している各見開き1ページの原稿画像データを、まず分割予定領域データ抽出部54に順次転送する(ステップS4)。
分割予定領域データ抽出部54は、画像処理部53から転送されてきた全ての見開き1ページの原稿画像データから、分割する位置を含む分割予定領域のデータを抽出して、基準データ作成部55に転送する(ステップS5)。また、分割予定領域データ抽出部54は、抽出した各ページの分割予定領域のデータを、分割判定部56から送信要求があるまで、図示しない内部メモリに保存する。
ここで、分割予定領域の抽出方法について説明する。読取装置2にセットされた原稿は自動で検知できるので、分割予定領域は自動的に抽出することができる。例えば、原稿がA3サイズであれば、分割サイズはその半分のA4サイズであり、従って、分割予定領域もそのA4サイズの境界線を挟んで分割方向の所定領域を分割予定領域として抽出すればよい。所定領域は予め設定しておけばよい。また、ユーザーによって分割サイズが設定された場合には、その設定された分割サイズの境界線を挟んで分割方向の所定領域を分割予定領域として抽出すればよい。
基準データ作成部55は、分割予定領域データ抽出部54から転送されてきた全ページの分割予定領域のデータに基づいて、分割予定領域の基準データを作成する(ステップS6)。
ここで、ステップS6の処理、すなわち基準データ作成部55での基準データの作成手順について、図3A〜図3Dに示す説明図を参照して説明する。
基準データ作成部55は、分割予定領域データ抽出部54から転送されてきた全ページの分割予定領域のデータから、分割する方向(光学センサの走査方向)の輝度変化が同じ傾向を示す分割予定領域のデータを特定し、その特定した分割予定領域のデータの平均を取って基準データを作成する。
例えば、図3Aに示す見開き原稿100の分割予定領域Wを、分割する方向(光学センサの走査方向)Xに投影処理すると、その投影データD1は、図3Aに示すように、影が現れている折り目部分101の輝度平均値(輝度レベル)が低下し、その両側部分では比較的高い輝度平均値(輝度レベル)となる波形変化の投影データとなる。
基準データ作成部55では、このようにして各原稿画像データの分割予定領域Wの投影データを順次取得し、データの波形変化(すなわち、輝度変化)が同じ傾向にある投影データを特定する。
例えば、図3A及び図3Bに示す例では、投影データD1と投影データD2とは、分割予定領域Wにおける輝度変化の傾向が似ているため、これらの投影データD1,D2を基準データの作成候補として特定(登録)する。
一方、図3Cに示す見開き原稿102の原稿画像データの場合、分割予定領域Wにおける投影データD3の輝度変化の傾向は、先の投影データD1,D2と比べて明らかに異なるため(輝度レベルのピーク(この場合はボトム)が存在しないため)、投影データD3は基準データの作成候補から外す(登録しない)。
なお、輝度変化の傾向が似通っているかどうかの判定手法としては、各投影データを2次元ベクトルとして数値化し、その数値の平均を取って比較することで判定することができる。ただし、この判定手法は基準データを作成する一例であって、例えば2次元的な画像を考えると、輝度分布の平均値から基準データを生成し、基準データと各ページの分割予定位置とのピアソンの相関係数を求めて近似度を判定することも可能である。2つの画像の相関を確認するために、ピアソンの相関係数を求める方法は従来周知の技術である。
また、図3Dに示すように、分割予定領域Wに図示のような明確な分割基準線R1があるような原稿103の原稿画像データから基準データを生成する場合には、投影データD4のように輝度変化に明確なボトム値D41が存在する。従って、作成候補の各投影データを、このボトム値D41の位置を合わせるように分割方向Xに位置補正してから、平均を取ることで、より相関性のある基準データを作成することができる。
図4は、このようにして作成された基準データD0の一例を示している。ただし、図4に示す基準データD0は、図3A,図3B等の投影データから作成された基準データの一例を示している。
このようにして作成された基準データD0は、分割判定部56に転送される(ステップS7)。
分割判定部56は、基準データ作成部55で作成された基準データD0を受け取ると、分割予定領域データ抽出部54に対して各ページの分割予定領域のデータの送信を要求する(ステップS8)。
分割予定領域データ抽出部54は、このデータ送信要求に基づき、内部メモリに保存している各ページの分割予定領域データを分割判定部56に順次送信する(ステップS9)。
分割判定部56は、基準データD0と、分割予定領域データ抽出部54から送信されてくる全ページの原稿画像データの分割予定領域のデータとの差異(すなわち、差分データ)を順次求め(ステップS10)、その差分データと予め設定されている判定閾値との比較(判定処理)を順次行う(ステップS11)。
その結果、差分データが判定閾値よりも小さい場合(ステップS11でNoと判断された場合)には、両データに相関性があることから、比較対象の原稿画像データは分割可能と判定(すなわち、見開き2ページ原稿であると判定)し、分割可能信号を分割判定信号として画像処理分割部57に出力する(ステップS12)。
一方、ステップS11での差分データと判定閾値との比較の結果、差分データが判定閾値よりも大きい場合(ステップS11でYesと判断された場合)には、両データに相関性がないことから、比較対象の原稿画像データは分割不可能と判定(すなわち、見開き1ページ原稿であると判定)し、分割不可能信号を分割判定信号として画像処理分割部57に出力する(ステップS13)。
例えば、画像処理部53の一時記憶媒体に記憶されている原稿画像データが図5(a)に示す見開き2ページの原稿104の原稿画像データであった場合、この原稿画像データから分割予定領域データ抽出部54で抽出された分割予定領域Wの投影データは、図5(b)のような輝度変化を示す投影データD5となり、この投影データD5と、図5(c)に示す基準データD0との差分データD5′は、図5(d)に示すようなレベル変化の波形となり、予め設定されている判定閾値Lsより小さい(すなわち、差異が少ない、別言すれば一致度の高い)データとなっている。
これに対し、画像処理部53の一時記憶媒体に記憶されている原稿画像データが、例えば図6(a)に示す見開き1ページの原稿105の原稿画像データであった場合、この原稿画像データから分割予定領域データ抽出部54で抽出された分割予定領域Wの投影データは、図6(b)のような輝度変化を示す投影データD6となり、この投影データD6と、図6(c)に示す基準データD0との差分データD6′は、図6(d)に示すようなレベル変化の波形となり、予め設定されている判定閾値Lsより大きい(すなわち、差異が大きい、別言すれば一致度の低い)データとなっている。
すなわち、分割判定部56では、画像処理部53の一時記憶媒体に記憶されている原稿画像データが図5(a)に示す見開き2ページの原稿104の原稿画像データであった場合には、図5(b),(c),(d)に示すような比較処理による分割判定処理を経て、分割可能信号を画像処理分割部57に出力する一方、画像処理部53の一時記憶媒体に記憶されている原稿画像データが図6(a)に示すような見開き1ページの原稿105の原稿画像データであった場合には、図6(b),(c),(d)に示すような比較処理による分割判定処理を経て、分割不可能信号を画像処理分割部57に出力することになる。
分割判定部56から原稿分割処理部57に入力される分割可能信号または分割不可能信号は、読取装置2にセットされた原稿の読み取り順に送られてくる。また、画像処理部53の一時記憶媒体から画像分割処理部57に入力される原稿画像データも、読取装置2にセットされた原稿の読み取り順に送られてくる。すなわち、画像分割処理部57では、画像処理部53から入力される原稿画像データと、分割判定部56から入力される分割判定信号(分割可能信号または分割不可能信号)とを、タイミングを合わせて受け取ることができる。
従って、画像分割処理部57は、画像処理部53から入力され原稿画像データに対して、分割判定部56から入力された分割判定信号が分割可能信号であった場合(ステップS11でNoと判断された場合)には、ステップS12からステップS14へと処理を進め、画像処理部53から受け取っている例えばA3サンズの原稿画像データを2分割し、各分割原稿画像データを画像出力部58に順次出力する(ステップS14)。画像出力部58は、受け取った分割原稿画像データを印刷用の画像に順次変換し、A4サイズ原稿として印刷装置3へ順次出力する(ステップS15)。印刷装置3は、受け取った分割原稿画像データをA4サイズの記録紙に順次印刷して出力する(ステップS16)。すなわち、この場合には、図5(a)に示す見開き原稿104の原稿画像データを、右半分の原稿画像データと左半分の原稿画像データとに分割して、個別にA4サイズの記録紙に印刷して出力することになる。
一方、画像分割処理部57は、画像処理部53から入力され原稿画像データに対して、分割判定部56から入力された分割判定信号が分割不可能信号であった場合(ステップS11でYesと判断された場合)には、ステップS13からステップS17へと処理を進め、画像処理部53から受け取っている例えばA3サイズの原稿画像データを分割せずに画像出力部58に出力する(ステップS17)。画像出力部58は、受け取った原稿画像データを印刷用の画像に変換し、A3サイズ原稿として印刷装置3へ出力する(ステップS18)。印刷装置3は、受け取った原稿画像データをA3サイズの記録紙に印刷して出力する(ステップS19)。すなわち、この場合には、図6(a)に示す見開き1ページの原稿105の原稿画像データを、分割することなく、1ページ原稿画像データとして、A3サイズの記録紙に印刷して出力することになる。
分割判定部56、画像分割処理部57及び画像出力部58は、上記ステップS11〜ステップS19の処理を、読取装置2にて読み取られた原稿の全ページについて繰り返し実施し、全ページについて分割印刷の処理を終了すると(ステップS20でYesと判断されると)、分割コピーモードを終了する。
以上が、分割コピーモードの具体例1の説明である。
<分割コピーモードの具体例2の説明>
ところで、見開き原稿に見開き1ページ原稿の画像が印刷されている場合において、その画像の種類や大きさ、形状、印刷位置等によっては、分割方向の1領域だけで分割の可否を判定すると誤判定してしまう可能性がある。例えば、図7に示すような見開き1ページ原稿106の場合、その上部には左右のページにまたがるように細い線の表106aが印刷されており、中央部から下部にかけては、左右に分かれてその説明文等106b,106cがそれぞれ印刷されている。このような画像構成の見開き1ページ原稿106は、本来、1ページ原稿であると判定する必要があるが、この見開き原稿106を、例えば原稿の縦方向(Y)の中央部において分割方向(走査方向)Xに走査した場合、その走査線上には上部の表106aが含まれないため、分割可能な見開き2ページ原稿と判定してしまうことになる。
そこで、本実施形態では、分割コピーモードの具体例2として、基準データと分割予定領域のデータとの比較判定を、原稿画像の分割予定領域の中の少なくとも2つ以上の領域において行うことで、より精度の高い分割可否の判定を行う構成としている。
具体的に説明すると、本具体例2では、図7に示すように、原稿画像データの分割予定領域Wを、分割方向に直交する直交方向(以下、縦方向という。)Yに区分して、3つの直交方向区分領域(以下、縦方向区分領域という。)111〜113に分割している。
すなわち、図7に示す例では、第1縦方向区分領域111に表106aが含まれ、その下の第2縦方向区分領域112及び第2縦方向区分領域113には、印刷画像が何も含まれない構成となっている。
本具体例2においても、デジタル複合機1の機能ブロック図の構成は、図1に示す構成と同じである。違うところは、分割判定部56での判定処理動作であるので、ここでは分割判定部56による判定処理動作(すなわち、図2に示すフローチャートでは、ステップS10とステップS11の処理動作)についてのみ説明する。
図8は、本具体例2にかかる分割判定部56での判定処理動作の部分のみを示すフローチャートである。
すなわち、分割判定部56では、基準データD0と、分割予定領域データ抽出部54から送信されてくる全ページの原稿画像データの分割予定領域のデータとの差分データを順次求めるのであるが、このとき、各ページについて、分割予定領域のデータを、第1縦方向区分領域111に対応した第1分割予定領域のデータ、第2縦方向区分領域112に対応した第2分割予定領域のデータ、及び、第3縦方向区分領域113に対応した第3分割予定領域のデータにそれぞれ分割する。そして、第1分割予定領域のデータと基準データD0との差分データ(第1差分データ)、第2分割予定領域のデータと基準データD0との差分データ(第2差分データ)、第3分割予定領域のデータと基準データD0との差分データ(第3差分データ)、をそれぞれ求める(ステップS10−1)。
次に、分割判定部56は、一つの見開きページの原稿について、まず、第1差分データと判定閾値Lsとを比較する(ステップS11−1)。その結果、第1差分データが判定閾値よりも小さい場合(ステップS11−1でNoと判断された場合)には、次に、第2差分データと判定閾値Lsとを比較する(ステップS11−2)。その結果、第2差分データが判定閾値よりも小さい場合(ステップS11−2でNoと判断された場合)には、次に、第3差分データと判定閾値Lsとを比較する(ステップS11−3)。その結果、第3差分データが判定閾値よりも小さい場合(ステップS11−3でNoと判断された場合)には、両データに相関性があることから、比較対象の原稿画像データは分割可能と判定(すなわち、見開き2ページ原稿であると判定)し、分割可能信号を分割判定信号として画像処理分割部57に出力する(ステップS12)。
一方、上記ステップS11−1〜ステップS11−3の判定において一つでもYesと判定された場合には、両データに相関性がないことから、比較対象の原稿画像データは分割不可能と判定(すなわち、見開き1ページ原稿であると判定)し、分割不可能信号を分割判定信号として画像処理分割部57に出力する(ステップS13)。
上記の判定処理を図7に示した見開き1ページ原稿106に適用した場合には、ステップS11−1での判定結果がYesとなって、ステップS13に処理が進むことになる。
すなわち、具体例2の判定処理を行うことで、図7に示した見開き1ページ原稿106を見開き1ページ原稿として正確に判定することが可能となる。
<分割コピーモードの具体例3の説明>
なお、上記具体例2では、基準データの作成については特に言及していない。すなわち、上記具体例1と同じとして説明している。つまり、全ページの原稿画像データから1種類の基準データのみを作成する構成としている。
しかし、より正確に分割判定を行うのであれば、基準データについても、第1縦方向区分領域111に対応した第1基準データD01、第2縦方向区分領域112に対応した第2基準データD02、及び、第3縦方向区分領域113に対応した第3基準データD03をそれぞれ作成し、ステップS10−1では、第1分割予定領域のデータと第1基準データD01との差分データ(第1差分データ)、第2分割予定領域のデータと第2基準データD02との差分データ(第2差分データ)、第3分割予定領域のデータと基準データD03との差分データ(第3差分データ)、をそれぞれ求めるように構成すればよい。これにより、次のステップS11−1〜ステップS11−3の判定処理が誤判定のないより正確な判定処理となる。
<分割コピーモードの他の具体例の説明>
上記図3Dで説明したように、分割予定領域Wに明確な分割基準線R1があるような原稿103の原稿画像データから基準データを生成した場合には、その基準データは、投影データD4と同様に輝度変化に明確なボトム値が存在するデータ波形となる。従って、このボトム値の分割方向の発生位置を補正することで、より均一な位置(本来の分割位置)での分割コピーが可能となる。
例えば、図9(a)に示すように、読取装置2にて読み取られた原稿の分割予定領域Wに図示のような明確な分割基準線R1があるが、この分割基準線R1がセンター(分割方向の中央部)からずれているような原稿110の場合、この原稿画像データから分割予定領域データ抽出部54で抽出された分割予定領域Wの投影データは、図9(b)に示す輝度変化の投影データD7となり、この投影データD7と、図9(c)に示す基準データD0とを比較すると、投影データD7のボトム位置71と、基準データD0のボトム位置72とが分割方向XでX1だけずれている。従って、分割判定部56では、これらのピーク(ボトム位置71,72)の位置を合わせるように補正(基準データD0を左方向にX1ずらせる)してから、差分データを取得する。これにより、差分データについても、投影データのずれ量を補正したより正確な差分データを取得することができる。
また、分割判定部56は、このずれ量(左にX1移動)を分割判定信号とともに画像分割処理部57に出力する。
分割判定部57は、図9(a)に示す原稿の原稿画像データを分割印刷する際に、このずれ量を考慮し、原稿画像データの分割位置をこのずれ量X1だけずらせた位置(分割基準線R1)でデータを分割する。これにより、本来の分割位置で正確に分割された分割原稿画像データを印刷することができる。
なお、本発明では、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に、上記した分割コピーモードの処理動作、すなわちドキュメント作成方法の各手順を実行させるためのドキュメント作成プログラムを記録するものとすることもできる
この記録媒体としては、コンピュータで処理が行われるために図示していないメモリ、例えばROMのようなものそのものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであっても良い。いずれの場合においても、格納されているプログラムコードはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であっても良いし、あるいは、いずれの場合もプログラムコードを読み出し、読み出されたプログラムコードは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムコードが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成である場合には、通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするように流動的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。なお、このように通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであっても良い。
なお、上記実施形態では、基準データ作成部55での基準データの作成処理と、分割判定部56での判定処理及び画像分割処理部57での分割処理とを、見開き原稿の1回の読み取り動作で一連に行うように構成しているが、このような一連の処理に限定されるものではない。例えば、見開き原稿の全ページを1回読み取って、まず、基準データ作成部55での基準データの作成処理を実行し、その後、同じ見開き原稿の全ページを再度読み取って、今度は、分割判定部56での判定処理及び画像分割処理部57での分割処理を実行するというように、それぞれの処理を分けて行うように構成してもよい。
また、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 デジタル複合機(ドキュメント作成装置)
2 読取装置(画像読取手段)
3 印刷装置(印刷手段)
4 表示・操作装置
5 制御装置
51 制御部(制御手段)
52 画像読取部(画像読取手段)
53 画像処理部(画像処理手段)
54 分割予定領域データ抽出部(抽出手段)
55 基準データ作成部(作成手段)
56 分割判定部(分割判定手段)
57 画像分割処理部(画像分割処理手段)
58 画像出力部
100 見開き原稿
101 折り目部分
102 見開き原稿
103 原稿
104 見開き2ページの原稿
105 見開き1ページの原稿
106 見開き1ページ原稿
106a 表
106b,160c 説明分等
110 原稿
111 第1縦方向区分領域
112 第2縦方向区分領域
113 第3縦方向区分領域
150 影
D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7 投影データ
D5′,D6′ 差分データ
D0 基準データ
D01 第1基準データ
D02 第2基準データ
D03 第3基準データ
Ls 判定閾値
R1 分割基準線
W 分割予定領域
X 分割方向(走査方向)
Y 縦方向(分割方向に直交する方向)

Claims (10)

  1. 見開き原稿を分割してコピーする機能を備えたドキュメント作成装置であって、
    見開き原稿を読み取って原稿画像データを生成する画像読取手段と、
    前記原稿画像データを印刷する印刷手段と、
    前記画像読取手段にて生成された見開き原稿の全ページの原稿画像データのそれぞれから、分割する位置を含む分割予定領域のデータを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段にて抽出された全ページの分割予定領域のデータに基づいて分割予定領域の基準データを作成する作成手段と、
    前記基準データと前記分割予定領域のデータとを比較し、その差分データが予め設定された判定閾値よりも大きい場合には分割否と判定し、前記判定閾値よりも小さい場合には分割可と判定する分割判定手段と、
    前記判定手段の判定結果が分割否である場合には、前記原稿画像データを分割せずに前記印刷手段にて印刷し、前記判定手段の判定結果が分割可である場合には、前記原稿画像データを分割して前記印刷手段にて印刷する画像分割処理手段と、を備えたことを特徴とするドキュメント作成装置。
  2. 請求項1に記載のドキュメント作成装置であって、
    前記作成手段は、前記抽出手段にて抽出された全ページの分割予定領域のデータについて分割方向の輝度変化が同じ傾向を示す分割予定領域のデータを特定し、その特定した分割予定領域のデータの平均を取って前記基準データを作成することを特徴とするドキュメント作成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のドキュメント作成装置であって、
    前記分割判定手段は、前記基準データと前記分割予定領域のデータとの比較判定を、前記原稿画像の分割予定領域の中の少なくとも2つ以上の領域において行うことを特徴とするドキュメント作成装置。
  4. 請求項3に記載のドキュメント作成装置であって、
    前記2つ以上の領域は、前記原稿画像の前記分割予定領域を前記分割方向に直交する方向に区分した2つ以上の直交方向区分領域であることを特徴とするドキュメント作成装置。
  5. 請求項4に記載のドキュメント作成装置であって、
    前記作成手段は、前記直交方向区分領域ごとに前記基準データを作成し、
    前記分割判定手段は、前記直交方向区分領域ごとに前記基準データと前記分割予定領域のデータとを比較し、前記直交方向区分領域のうち少なくとも1つ以上の直交方向区分領域において、その差分データが予め設定された前記判定閾値よりも大きい場合には、分割否と判定することを特徴とするドキュメント作成装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のドキュメント作成装置であって、
    前記分割判定手段は、前記基準データと前記分割予定領域のデータとの比較の結果、その差分データが前記判定閾値より小さいと判定したときには、前記基準データと前記分割予定領域のデータとの分割方向のずれ量を取得し、
    前記画像分割処理手段は、前記分割判定手段からのずれ量に基づいて分割位置を補正して前記原稿画像データを分割することを特徴とするドキュメント作成装置。
  7. 請求項6に記載のドキュメント作成装置であって、
    前記画像分割処理手段は、前記分割判定手段からの差分データに基づき、前記基準データのピーク値と前記分割予定領域のピーク値とが一致するように前記原稿画像データの分割位置を補正することを特徴とするドキュメント作成装置。
  8. 見開き原稿を分割してコピーするドキュメント作成装置において実行されるドキュメント作成方法であって、
    見開き原稿を読み取って原稿画像データを生成する原稿画像データ生成手順と、
    前記原稿画像データ生成手順にて生成された見開き原稿の全ページの原稿画像データのそれぞれから、分割する位置を含む分割予定領域のデータを抽出する抽出手順と、
    前記抽出手順にて抽出された全ページの分割予定領域のデータについて分割方向の輝度変化が同じ傾向を示す分割予定領域のデータを特定し、その特定した分割予定領域のデータの平均を取って基準データを作成する作成手順と、
    前記基準データと前記分割予定領域のデータとを比較し、その差分データが予め設定された判定閾値よりも大きい場合には分割否と判定し、前記判定閾値よりも小さい場合には分割可と判定する判定手順と、
    前記判定手順の判定結果が分割否である場合には、前記原稿画像データを分割せずに印刷手段にて印刷し、前記判定手順の判定結果が分割可である場合には、前記原稿画像データを分割して印刷手段にてそれぞれ印刷する手順と、を実行することを特徴とするドキュメント作成方法。
  9. コンピュータに、請求項8に記載の各手順を実行させるためのドキュメント作成プログラム。
  10. 請求項9に記載のドキュメント作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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