JP4954287B2 - Ｒｆｉｄ回路を備えた蓋−容器パッケージ - Google Patents

Description

本開示は、同一性認識又は他の目的で無線同一性認識回路（ＲＦＩＤ）を蓋−容器パッケージに配置すること、及びこのようなパッケージ用の蓋に関する。

本開示の概括的目的は、蓋、容器、及び蓋を容器から取り外した後でも容器に残るＲＦＩＤ回路を含むパッケージを提供することである。

ここに開示する実施例には、互いに別々に又は互いに組み合わせて実施できる多くの特徴が含まれる。

本開示の一つの特徴による不正表示蓋は蓋シェルを含み、この蓋シェルは、蓋を容器ネックフィニッシュに固定するためのスカートと、蓋を容器から最初に取り外すときにスカートから分離するようにスカートに壊れ易く連結された不正防止バンドとを含む。ＲＦＩＤタグ及びアンテナを含むＲＦＩＤ回路が、不正防止バンドによって、不正防止バンドとともにスカートから分離するように支持されており、蓋を容器から取り外した後に容器で作動状態にとどまる。ＲＦＩＤ回路は、好ましくは、不正防止バンドから延びるストップフランジによって支持されており、ストップフランジと不正防止バンドとの間に配置される。

本開示、並びにその追加の目的、特徴、及び利点は、以下の説明、添付の特許請求の範囲、及び本発明の例示の実施例によるパッケージの概略断面図である添付図面から最もよく理解されるであろう。

添付図面は、本発明の例示の実施例によるパッケージの概略断面図である。

添付図面は、本開示の例示の実施例によるパッケージ２０を示す。パッケージ２０は、容器２６のネックフィニッシュ２４に適用される蓋２２を含む。容器２６は、ガラス構造であってもよいしプラスチック構造であってもよい。蓋２２は、好ましくは、成型プラスチック構造でできていてもよく、ベース壁２８とスカート３０とを持つシェルを含む。スカートには、蓋２２を容器２６に固定するため、ネックフィニッシュ２４の一つ又はそれ以上の外ねじセグメント３４と係合する一つ又はそれ以上の内ねじセグメント３２が設けられている。（「ねじセグメント」という用語は、その通常の広い意味で使用され、連続したねじ及び不連続のねじの両方、及び容器ネックフィニッシュに設けられた単一のねじ及び多数のねじを含む。）スカート３０には、不正防止バンド(tamper band) ３６が設けられており、これは一つ又はそれ以上の壊れ易いブリッジ又はウェブ３８によって壊れ易く連結されている。不正防止バンド３６は、任意の適当な形状であってもよく、添付図面に示す形状は例示である。この例示の形状では、好ましくは、ストップフランジ４０が不正防止バンド３６から上方及び内方に延びている。これは、容器ネックフィニッシュ２４に設けられた外ビード４２と係合するためである。ストップフランジ４０は、代表的には、軸線方向に延び且つベース壁２８から角度をなして遠ざかる配向で成型され、成型後作業で「逆に」され、ベース壁２８に向かって軸線方向に及び半径方向に延びる配向にされる。最初に蓋２２をネックフィニッシュ２４から取り外したとき、ストップフランジ４０がビード４２と衝合することによりバンド３６の移動を制限し、そのため、バンド３６は、ブリッジ又はウェブ３８の破壊によりスカート３０から分離され、パッケージが開封された表示を提供する。蓋２２は、容器ネックフィニッシュと密封係合するため、一つ又はそれ以上のシーリングエレメント等の追加のエレメントを蓋シェルと一体に又は蓋シェルとは別体に備えていてもよい。

パッケージ２０には、ＲＦＩＤ回路４４が設けられている。この回路４４は、例示の実施例では、ＲＦＩＤタグ４６及びこのタグ４６に接続されたアンテナ４８を含む。これにより、タグ４６は、アンテナ４８を通して外部通信回路と通信できる。ＲＦＩＤ回路４４は、好ましくは、ストップフランジ４０によって、ストップフランジ４０と不正防止バンド３６との間に支持される。ＲＦＩＤ回路４４は、好ましくは、適当な基板５０に取り付けられているか或いはその中に封入されている。この基板は、ストップフランジ４０内に封入されているか或いは、ストップフランジ４０を図示の配向に返す前に適当な接着剤等によってストップフランジの表面上に取り付けられる。かくして、ＲＦＩＤ回路４４は、ストップフランジ４０と不正防止バンド３６との間で保護される。ストップフランジ４０は、好ましくは、端リップ５２を備えている。この端リップ５２は不正防止バンド３６に向かって延びており、ＲＦＩＤ回路４４を包囲して更に保護する。

蓋２２を最初にネックフィニッシュ２４に適用するとき（製品を容器２６に入れた後）、ストップ蓋４０及び不正防止バンド３６は、ネックフィニッシュ２４に設けられたビード４２を越えて移動するときに外方に膨らむ。ＲＦＩＤ回路４４は、同一性認識又は他の目的のため、例えばパッケージ２０を購入するときに価格を示す目的で通信できる。蓋２２が容器ネックフィニッシュから最初に取り外されるとき、ストップフランジ４０がビード４２に当たり、ブリッジ又はウェブ３８に力を加え、これによりブリッジ又はウェブが壊れ、蓋を取り外した後、不正防止バンド３６を容器ネックフィニッシュ２４に残す。ＲＦＩＤ回路４４は蓋２２を取り外した後でも作動状態を保持し、蓋２２を容器ネックフィニッシュに再び取り付けても作動状態を保持する。かくして、ＲＦＩＤ回路４４は、パッケージについての表示を提供するが、パッケージが開封されたかどうかは表示しない。

かくして、上文中に説明した全ての目的を完全に満たすパッケージ及び蓋を開示した。例示の実施例及び追加の変形及び変更と関連した開示を論じた。この他の変形及び変更は、以上の議論に鑑み、それ自体、当業者に明らかであろう。以上の開示は、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲内の全てのこのような変形及び変更を含もうとするものである。

２０ パッケージ
２２ 蓋
２４ ネックフィニッシュ
２６ 容器
２８ ベース壁
３０ スカート
３２ 内ねじセグメント
３４ 外ねじセグメント
３６ 不正防止バンド
３８ ブリッジ又はウェブ
４０ ストップフランジ
４２ 外ビード
４４ ＲＦＩＤ回路
４６ ＲＦＩＤタグ
４８ アンテナ

Claims (8)

1. 不正表示蓋であって、
   蓋シェルであって、前記蓋を容器ネックフィニッシュに固定するためのスカート（３０）と、前記蓋を前記容器から最初に取り外すときに前記スカートから分離するように前記スカートに壊れ易く連結された不正防止バンド（３６）とを含む、蓋シェルと、
   ＲＦＩＤタグ（４６）及びアンテナ（４８）を含むＲＦＩＤ回路（４４）と、を含む不正表示蓋において、
   前記ＲＦＩＤタグ（４６）及びアンテナ（４８）は、前記不正防止バンドによって、前記不正防止バンドとともに前記スカートから分離するように支持されており、前記蓋を前記容器から取り外した後に前記容器で作動状態にとどまることを特徴とする不正表示蓋。
2. 請求項１に記載の不正表示蓋において、
   前記不正防止バンド（３６）は、前記不正防止バンド（３６）から延びるストップフランジ（４０）を含み、前記ＲＦＩＤ回路（４４）は前記不正防止バンドと前記ストップフランジとの間に支持される、不正表示蓋。
3. 請求項２に記載の不正表示蓋において、
   前記ＲＦＩＤ回路（４４）は前記ストップフランジ（４０）によって支持される、不正表示蓋。
4. 請求項３に記載の不正表示蓋において、
   前記シェルは成型プラスチック構造である、不正表示蓋。
5. 請求項４に記載の不正表示蓋において、
   前記ストップフランジ（４０）は、前記不正防止バンドに向かって延び且つ前記ＲＦＩＤ回路（４４）を包囲するリップ（５２）を有する、不正表示蓋。
6. 請求項４に記載の不正表示蓋において、
   前記ＲＦＩＤ回路（４４）は、前記ストップフランジに封入された又は前記ストップフランジに接着された基板（５０）に設けられている、不正表示蓋。
7. パッケージにおいて、
   少なくとも一つの外ねじセグメント（３４）及び外ビードを備えたネックフィニッシュ（２４）を持つ容器（２６）と、
   スカート（３０）を持つ蓋（２２）であって、前記スカートには、
   前記蓋を前記ネックフィニッシュに固定するため、前記ネックフィニッシュに設けられた前記少なくとも一つの外ねじセグメントと係合するための少なくとも一つの内ねじセグメント（３２）と、
   不正防止バンド（３６）であって、前記蓋を前記ネックフィニッシュから最初に取り外すとき、前記外ビードと係合して前記不正防止バンドを前記スカートから分離するため、前記スカートから壊れ易く延びる、不正防止バンド（３６）と、
   ＲＦＩＤタグ（４６）及びアンテナ（４８）を含むＲＦＩＤ回路（４４）とを含み、前記ＲＦＩＤ回路は、前記不正防止バンドとともに前記スカートから分離するように前記不正防止バンドによって支持されており、前記蓋を前記容器から取り外した後に前記容器で作動状態にとどまる、パッケージ。
8. 請求項７に記載のパッケージにおいて、
   前記蓋は成型プラスチック構造であり、前記ＲＦＩＤ回路（４４）は、前記ストップフランジに封入された又は前記ストップフランジに取り付けた基板（５０）に設けられている、パッケージ。

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