JP6109566B2 - Icタグを備えて成る複合容器蓋及び包装容器 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、頂板にICタグが埋め込まれたキャップが開示されている。
また、特許文献3には、容器口部に装着されるキャップ本体に連結された上蓋を開封した時、キャップ本体に設けられているアンテナが破断され、これにより、開封の事実を認識できることが開示されている。
このような問題を解決するために、本出願人は、開封しない限りキャップを容器口部から取外すことができず、開封時にICタグのアンテナ回路が確実に破断され通信不可能になるか或いは破断されたことが通信情報として読み取れることで、優れた開封明示機能及び品質保証機能を有する複合容器蓋及び包装容器を提案した(特願2012−142370号)。
1.突起部又は凸部の何れか一方が形成される円弧が、全周の3/4以下の範囲であり、突起部又は凸部が円弧上に均等な配分で形成されていること、
2.インナーキャップの突起部の傾斜面が、インナーキャップの開栓方向側の端面に形成され、他方の端面はストレートであること、
3.インナーキャップの筒状壁が、該筒状壁の外側に連結部を介して一体に成形された外側筒状壁を有し、該外側筒状壁の上端の一部に前記複数個の突起部が形成されていると共に、外側筒状壁の外面に上下2段の周方向突条及びストッパーバンドを係止する位置決め用リブが形成されており、前記オーバーキャップのストッパーバンド内面又はスカート内面に、前記位置決め用リブと係止する係止部が形成され、該ストッパーバンドの下端が少なくとも筒状壁の下端より下方に位置していること、
4.ICタグが、開封検出用アンテナ回路を備えており、前記カッターとなる突起は該開封検出用アンテナ回路を破断可能に設けられていること、
が好適である。
またインナーキャップに形成された突起部の容器蓋の側方から見た形状が、上端を頂点とする三角形状、及びオーバーキャップに形成された凸部の容器蓋の側方から見た形状が、下端を頂点とする三角形状であることから、突起部及び凸部がぶつかり合うことなく容易に係合される。特にこれらの突起部及び凸部の係合面が同じ傾斜を有することにより、突起部及び凸部が滑らかに係合されることから、上述したオーバーキャップの係止突部のインナーキャップの突条を乗り越えやすいことと相俟って、オーバーキャップの押し込みが非常にスムーズになり、操作性に優れている。
更にオーバーキャップの回転が確実にインナーキャップに伝達されるため、複合容器蓋全体が一体となってスムーズに回転するため、リシール性にも優れている。
またICタグの破損のおそれなく、複合容器蓋を容器口部に装着することができ、キャッピング性にも優れている。
更にまた、容器口部に既存のキャップが装着された容器口部の形状に対応した容器係止部材が容器口部に固定することによって、内容物が充填され且つ口部にキャップが装着されている既存の包装容器にも効果的に適用することが可能になり、携帯電話等を用いての開封確認を行うことができ、また、各種キャンペーンや懸賞の応募に極めて効果的に使用できる。
図1及び図2は、本発明の容器蓋を構成するインナーキャップの一例を示す図であり、図2(B)は、図2(A)のX−X断面図であり、図2(C)は、図2(A)の側面図である。
インナーキャップ10は、図1及び図2から明らかなように、頂板11と、頂板周縁から降下している筒状壁12とを有しており、筒状壁12の内面には、螺条13が設けられている。即ち、この螺条13と容器口部の外面の螺条との螺子係合により、インナーキャップ10は、容器口部に固定することができる。
インナーキャップ10の頂板11の上面には、その中心部分に、後述するオーバーキャップの突起を受け入れ可能な凹部14aが形成されたICタグ取り付け領域14が形成されており、上面には、図示していないが、凹部14aを覆うようにICタグを取り付けることができる。ICタグは、頂板11上に接着剤或いはヒートシール等によって載置されていてもよいが、頂板11に嵌め込まれていてもよい。
更にICタグ取り付け領域14よりも外側であって、筒状壁12より内側の位置には、後述するオーバーキャップのスプリングタブの先端を係合可能な係合部16,16・・・が形成されている。
更に、インナーキャップ10の筒状壁12の外面下方には、図2(C)に示すように、後述するオーバーキャップに形成されるストッパーバンドを係止可能な周方向に延びる位置決め用リブ17が外方に突出して形成されている。これによりインナーキャップの頂板11に設けられたICタグの上面とオーバーキャップの頂壁パネルの下面との間に、ICタグ破壊のためにオーバーキャップに形成されるカッターとなる突起が、ICタグに当接することがない距離の間隔が保持される。
またスカート22の下端には、弱化部23を介してストッパーバンド24がスカート22と一体に成形されており、このストッパーバンド24の内面には、インナーキャップ10の位置決め用リブ17と係止する複数個の係止部25,25・・・が均等に形成されている。このようにストッパーバンド24の内面上部に位置決め用リブ17と係止する係止部25,25・・・を形成することにより、オーバーキャップ20がインナーキャップ10を完全に覆い、インナーキャップは外部から触ることができないことから、インナーキャップ10に何らかの操作を加え、複合容器蓋全体を容器口部から取外せる可能性がなく、内容物の入れ替え後に再び複合容器蓋を再シールして販売するような不正使用を確実に防止することができる。尚、ストッパーバンド24の下端が、筒状壁12の下端より下方に位置している方が、不正使用の防止には有効である。
尚、ストッパーバンド24には、弱化部23を破断するための摘み部24a、及び摘み部24aの付け根近傍には、弱化部23に連結する縦方向弱化部24bが形成されている。
また突起部15及び凸部28がいずれも垂直面15c,28bを有していることから、オーバーキャップ20を回転させると、突起部15及び凸部28は確実に係合することから、インナーキャップ10をオーバーキャップと共に確実回転させることが可能となる。
尚、オーバーキャップ20のスカート22の外面には、オーバーキャップ20の回転を容易にするためのローレット29が形成されている。
またこの係止突部30は、上面に係止面及び下面に下方に行くに従ってオーバーキャップの内径が増加するテーパ面を有することにより、オーバーキャップ20の上方への移動を規制すると共に、オーバーキャップの降下を容易にすることが可能となる。
また図5に示すように、閉栓状態では、インナーキャップの頂板上面とオーバーキャップの頂壁パネルの下面との間に、突起26がICタグに当接することがない間隔が保持されるように、ストッパーバンド24の下端と位置決め用リブ17の係止により、オーバーキャップ20のインナーキャップ10に対する下限位置が制御され、スプリングタブ27による弾性力と、オーバーキャップ20の係止突部30とインナーキャップ10の上段突条18aの係合によって、オーバーキャップ20とインナーキャップ10のがたつきを防止すると共にオーバーキャップ20の上方への移動を規制する。
この容器係止部材50,50は、円形の天面51と天面51の周縁部から垂下する側壁52とからなり、側壁52の外面にはインナーキャップ10の筒状壁10が螺子係合するように螺条53が形成され、容器係止部材50は天面51の中心を通り軸方向に延びる平面により切り離された2部材から形成されている。
また容器係止部材50,50の下方外面には、オーバーキャップ20のストッパーバンド24が切り離される前は、ストッパーバンド24と係止する段差部54が形成されている。
既存のキャップが装着されている容器口部40に、これを取り囲むように、既存のキャップが装着された容器口部40に対応する外面を有する容器係止部材50,50を嵌め込む。この時、容器口部に巻き締められたキャップの裾部に係止するように側壁52の外面下方には内方に突出する係合突部55が形成されている。この状態で、前述したインナーキャップ10とオーバーキャップ20からなる複合容器蓋を装着する(図5の状態)。
またオーバーキャップ20を上方から押圧すると、前述したとおり、突起部15及び凸部28は、いずれもその先端が鋭角をなしていると共に傾斜面を有していることから、突起部15及び凸部28が同じ位置になり、ぶつかった場合にも、凸部28が突起部15の傾斜面をスムーズに移動して、オーバーキャップ20はスムーズに下降するため、オーバーキャップ20の係止突部30の全体が下段突条18bをスムーズに乗り越え、図8に示す状態が保持される。
すなわち、図9は、容器口部40に螺子係合により、直接インナーキャップ10が装着され、このインナーキャップ10の上に、オーバーキャップ20が装着されている。図9に示す具体例では、容器口部先端には、容器開口を覆うようにシール部材42が施され、容器内部の密封性を保持しているが、インナーキャップ10の頂板11の下面周縁部分にインナーリングを設けることによって、容器口部の内周面や外周面に密着し、容器内部の密封性を保持することもできる。またインナーキャップ10の位置決め用リブ17よりも下方には、弱化部を介してタンパーエビデントバンド19が形成されていることから、オーバーキャップ20のストッパーバンド24を切り離すことなく、オーバーキャップ20及びインナーキャップ10が、図9に示す状態を維持したまま、すなわち、ICタグのアンテナ回路を破壊することなく、キャップ全体を容器口部から取り除くことが有効に防止できる。
また突起部の傾斜面の角度は、特に限定されないが、軸方向に対して20乃至60°の範囲にあることが望ましく、また図に示す具体例では、他方の面は垂直(軸方向に対して0°)であったが、オーバーキャップの凸部を係合し得る限り、多少の傾斜がついていてもよい。
更に、図に示した具体例においては、オーバーキャップがインナーキャップを完全に覆っており、外部からインナーキャップを視認できなかったが、これに限定されるものではなく、例えば、インナーキャップの筒状壁の下端に弱化部を介してタンパーエビデントバントを形成し、このタンパーエビデントバンドを容器口部と係合させることによって、インナーキャップの開封履歴を示すことが可能になり、品質保証機能は確保される。
これにより、前述した図1乃至11に示した包装容器において、インナーキャップ10が一旦容器口部40から取り外されて容器が開封されると、オーバーキャップ20に設けられているICタグ1中の開封検出用アンテナ回路9が破断するが、ICチップ3やアンテナ5及びリード線7は破壊されていないため、外部読み取り装置によってICチップ3に入力されている情報を読み取ることができ、この情報の中には、開封検出用アンテナ回路が破断されているという情報も含まれる。
従って、インナーキャップ10にオーバーキャップ20が被せられたまま、容器口部40に装着してリシールされていた場合にも、一般の需要者は、例えば携帯電話などを用いてICチップ3の情報を読み取ることにより、開封されたことの事実を正確に読み取り、認識することができる。或いは、アンテナ5やリード線7或いは開封検出用アンテナ回路9等が破断されて、一般需要者がICタグ1の情報を読み取ることができない場合に、開封されたことの事実を正確に認識することができる。このことから、このような包装体は、いたずら防止機能に優れ、また内容物入れ替えなどの不正使用も、開封事実を認識することにより有効に防止することができる。
本発明においては、好適には、さらに、このICタグ1には、開封検出用アンテナ回路9が設けられており、この開封検出用アンテナ回路9もリード線7を介してICチップ3に接続されている。
尚、上記のICチップ3は、一般に、ポリイミド、ビスマレイミド樹脂などの電気絶縁性の硬化樹脂等により、封止されて保護されている。
また、開封検出用アンテナ回路9は、これが切断したときの抵抗変化によりICチップ3での電圧変化などをもたらすものであればよい。
上記のようなアンテナ5や開封検出用アンテナ回路9、及びこれらをICチップ3に接続するリード線7は、通常、アルミニウム、銅、銀、金などの低抵抗金属の薄膜(厚みが5乃至50μm程度)からなる。
また、図12では、樹脂フィルム2は円板形状を有しているが、その取り付け形態や開封検出用アンテナ回路9の破断位置などに応じて適当な形状を有していればよく、円形である必要はない。
またICタグとして開封検出用アンテナ回路を設けた場合には、開封後にも携帯電話などを用いてICチップの情報を読み取ることができるため、懸賞等の各種キャンペーンを提供する場合等に有利に使用できる。
更に、開封操作が容易であることから、取扱性に優れている。
Claims (7)
- 螺子係合により容器の口部に設けられるインナーキャップ、該インナーキャップに被せて設けられるオーバーキャップ、及びICタグからなる複合容器蓋において、
前記インナーキャップは、頂板と、該頂板周縁から垂下し且つ内面に容器の口部外面と螺子係合する螺条を備えた筒状壁とから成り、前記頂板上面には、ICタグが取り付けられており、
前記オーバーキャップは、頂壁パネルと、該頂壁パネル周縁から垂下したスカートから成り、前記頂壁パネル下面には、前記ICタグの一部を破断するためのカッターとなる突起が形成されており、
前記ICタグは、少なくともICチップ及び情報送受信用アンテナを備えた樹脂フィルムから成り、
前記インナーキャップの上面の周縁部には、容器蓋側方から見た形状が上端を頂点とする三角形状の突起部が複数個形成されており、
前記オーバーキャップの頂壁パネル下面の周縁部には、前記複数個の突起部と係合可能な、容器蓋側方から見た形状が下端を頂点とする三角形状の凸部が複数個形成されており、
前記突起部又は前記凸部の何れか一方が、インナーキャップの上面周縁部の一部の円弧上又はオーバーキャップの頂壁パネル下面周縁部の一部の円弧上にのみ形成され、他方の前記突起部又は前記凸部が、インナーキャップの上面周縁部の全周又はオーバーキャップの頂壁パネル下面周縁部の全周に形成されており、
前記オーバーキャップの頂壁パネル下面には、オーバーキャップの閉栓方向且つ下方に垂下する少なくとも1個のスプリングタブが形成されていると共に、前記インナーキャップの頂板上面には、オーバーキャップを閉栓方向に回転させたときに、前記スプリングタブの先端と係合可能な係合部が形成されており、
前記オーバーキャップのスカート下端には、開栓に際してスカートから切り離し可能なストッパーバンドが形成されていると共に、前記インナーキャップの筒状壁外面には、インナーキャップの頂板上面とオーバーキャップの頂壁パネルの下面との間に、前記突起がインナーキャップの頂板に取り付けられたICタグに当接することがない距離の間隔が保持されるように、前記ストッパーバンドと係止可能な位置決め用リブが形成されており、
前記オーバーキャップのスカートの内面には、係止突部が形成されていると共に、前記インナーキャップの筒状壁外面には、上下2段の周方向に延びる突条が形成されており、前記ストッパーバンドの切り離し前は、前記係止突部の係止面が上段突条の下面で係止することによりストッパーバンドの上昇が抑制されており、
前記ストッパーバンドが切り離され、前記オーバーキャップを下方に降下させることにより、前記突起がICタグを破壊すると共に、前記インナーキャップの突起部とオーバーキャップの凸部が互いに係合して、オーバーキャップによるインナーキャップの開栓方向への回転が可能になると同時に、前記係止突部の係止面が下段突条の下面と係合することによりオーバーキャップの上昇が規制され、オーバーキャップ及びインナーキャップが一体に容器口部から取外し可能となることを特徴とする複合容器蓋。 - 前記突起部又は前記凸部の何れか一方が形成される前記円弧が、全周の3/4以下の範囲であり、前記突起部又は前記凸部が前記円弧上に均等な配分で形成されている請求項1記載の複合容器蓋。
- 前記インナーキャップの突起部の傾斜面が、複合容器蓋の開栓方向側の端面に形成され、他方の端面はストレートである請求項1又は2記載の複合容器蓋。
- 前記インナーキャップの筒状壁が、該筒状壁の外側に連結部を介して一体に成形された外側筒状壁を有し、該外側筒状壁の上端の一部に前記複数個の突起部が形成されていると共に、外側筒状壁の外面に上下2段の周方向突条及びストッパーバンドを係止する位置決め用リブが形成されており、前記オーバーキャップのストッパーバンド内面又はスカート内面に、前記位置決め用リブと係止する係止部が形成され、該ストッパーバンドの下端が少なくとも筒状壁の下端より下方に位置している請求項1〜3の何れかに記載の複合容器蓋。
- 前記ICタグが、開封検出用アンテナ回路を備えており、前記カッターとなる突起は該開封検出用アンテナ回路を破断可能に設けられている請求項1〜4の何れかに記載の複合容器蓋。
- 口部を備えた容器と、該容器の口部に設けられる外周面に螺子が形成された容器係止部材と、該容器係止部材の螺子と係合するインナーキャップ、該インナーキャップに被せて設けられるオーバーキャップ、及びICタグからなる複合容器蓋とを有する包装容器において、
前記インナーキャップは、頂板と、該頂板周縁から垂下し且つ内面に前記容器係止部材の外面と螺子係合する螺条を備えた筒状壁とからなり、前記頂板上面には、ICタグが取り付けられており、
前記オーバーキャップは、頂壁パネルと、該頂壁パネル周縁から垂下したスカートから成り、前記頂壁パネル下面には、前記ICタグの一部を破断するためのカッターとなる突起が形成されており、
前記ICタグは、少なくともICチップ及び情報送受信用アンテナを備えた樹脂フィルムから成り、
前記インナーキャップの上面の周縁部には、容器蓋側方から見た形状が上端を頂点とする三角形状の突起部が複数個形成されており、
前記オーバーキャップの頂壁パネル下面の周縁部には、前記複数個の突起部と係合可能な、容器蓋側方から見た形状が下端を頂点とする三角形状の凸部が複数個形成されており、
前記突起部又は前記凸部の何れか一方が、インナーキャップの上面周縁部の一部の円弧上又はオーバーキャップの頂壁パネル下面周縁部の一部の円弧上にのみ形成され、他方の前記突起部又は前記凸部が、インナーキャップの上面周縁部の全周又はオーバーキャップの頂壁パネル下面周縁部の全周に形成されており、
前記オーバーキャップの頂壁パネル下面には、オーバーキャップの閉栓方向且つ下方に垂下する少なくとも1個のスプリングタブが形成されていると共に、前記インナーキャップの頂板上面には、オーバーキャップを閉栓方向に回転させたときに、前記スプリングタブの先端と係合可能な係合部が形成されており、
前記容器係止部材は、円形の天面と該天面の周縁部から垂下する側壁とからなり、該側壁の外面には螺条が形成され、該容器係止部材は天面の中心を通り軸方向に延びる平面により切り離された2部材から形成されており、
前記オーバーキャップのスカート下端には、開栓に際してスカートから切り離し可能なストッパーバンドが形成されていると共に、前記容器係止部材の側壁外面またはインナーキャップの筒状壁外面には、インナーキャップの頂板上面とオーバーキャップの頂壁パネルの下面との間に、前記突起がインナーキャップの頂板に取り付けられたICタグに当接することがない距離の間隔が保持されるように、前記ストッパーバンドと係止可能な位置決め用リブが形成されており、
前記オーバーキャップのスカートの内面には、係止突部が形成されていると共に、前記インナーキャップの筒状壁外面には、上下2段の周方向に延びる突条が形成されており、前記ストッパーバンドの切り離し前は、前記係止突部の係止面が上段突条の下面で係止することによりストッパーバンドの上昇が抑制されており、
前記ストッパーバンドが切り離され、前記オーバーキャップを下方に降下させることにより、前記突起がICタグを破壊すると共に、前記インナーキャップの突起部とオーバーキャップの凸部が互いに係合して、オーバーキャップによるインナーキャップの開栓方向への回転が可能になると同時に、前記係止突部の係止面が下段突条の下面と係合することによりオーバーキャップの上昇が規制され、オーバーキャップ及びインナーキャップが一体に容器口部から取外し可能となることを特徴とする包装容器。 - 前記ICタグが、開封検出用アンテナ回路を備えており、前記カッターとなる突起は該開封検出用アンテナ回路を破断可能に設けられている請求項6に記載の包装容器。
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