JP4952921B2 - データ転送システム、データ転送方法、及びデータ転送用プログラム - Google Patents

データ転送システム、データ転送方法、及びデータ転送用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、データ転送システム、データ転送方法及びデータ転送用プログラムに関し、特に、移動体の内外が無線ネットワークによって接続されているような環境におけるデータ転送システム、データ転送方法及びデータ転送用プログラムに関する。
従来のデータ転送システムの一例が、特開2005−148923号公報(特許文献1)に開示されている。
図1に示すように、このデータ転送システムは、ホームサーバ10と、電車サーバ20を含む。
このデータ転送システムは、次のように動作する。電車を予約する処理である電車予約1が行われると、ホームサーバ10にスケジュール予約関係の情報2が送られるとともに、電車サーバ20に座席予約情報3が送られる。このような情報を加味して、ホームサーバ10に予定表が作成されていく。予定表に基づいて、或いは、電車予約1に基づいて、ホームサーバ10から電車サーバ20に対して、利用者が電車に乗る時刻よりも前に予めコンテンツがデータ転送4される。乗車5した後、利用者は電車内において電車サーバ20に転送済みのコンテンツやデータに対して閲覧や編集6を行うことができる。下車7すると、電車サーバ20からホームサーバに対して編集作業により変更された差分データが転送8される。
電車サーバ20は、電車の停車中は電車外部のネットワークと接続されており、電車の走行中は電車内の利用者(ユーザ)は外部との通信ができなくなることを想定している。このような環境において、このデータ転送システムを利用することによって外部とのネットワークが遮断されるような状況であっても、電車の利用者は、本来は電車外部に保存されているはずのデータにアクセスすることができるようになる。
この技術の課題は、ユーザが予約とは違う場所に移動した場合、すなわち予約した場所以外の任意の場所に移動した場合は、一定時間以上データにアクセスできなくなることである。その理由は、次の通りである。この技術は、データの転送場所を決定する際に電車予約を前提条件としている。このような状況で、ユーザが予約した電車とは異なる電車に乗車した場合、転送したデータにアクセスすることができなくなる可能性がある。
上記で説明したように、電車サーバ20は、電車の停車中は電車外部のネットワークと接続されており、電車の走行中は電車内の利用者(ユーザ)は外部との通信ができなくなることを想定している。電車が走行中にのみ外部との通信が遮断されるとすると、ユーザが乗車している電車と、転送したデータを保持している電車が駅で停車中は当該データにアクセスすることができるが、ユーザが乗車している電車、もしくは転送したデータを保持している電車が駅から離れた場合は、ユーザはデータにアクセスできなくなる。ホームサーバに転送の元となったデータが残されている場合は、ホームサーバにあるデータを再度、ユーザの乗車している電車に転送すれば良いが、電車サーバに転送されているデータを編集した場合やホームサーバに転送の元となったデータが残されていない場合は、電車予約によって作成されたデータ転送スケジュールが完了するまで当該データにはアクセスできなくなる。この技術は、電車だけに限らず、バスや飛行機など予約可能な移動体であれば適用することができるが、上記に示した問題と同様の問題が発生する。
また、特開2003−216519号公報(特許文献2)に電子データ転送プログラムが開示されている。
この公知技術では、ユーザがB地区からA地区へ移動すると、ユーザに伴って移動する位置検出装置がその移動を検知し、転送指示装置へ情報を送信する。転送指示装置はB地区のファイルサーバの電子データをA地区のファイルサーバへ転送させる命令を作成し、ファイルサーバへ送信する。これにより、ユーザの最寄りの位置にあるファイルサーバに電子データが移動することとなる。
更に、特開2004−280281号公報(特許文献3)に移動者の移動に連動したデータ移動システム及びデータ移動方法が開示されている。
この公知技術では、移動者がAエリアからBエリアへ移動経路上を移動する場合、移動者がAエリアからBエリアへ移動経路上の移動を開始し、境界地点を通過した時、この移動者の位置情報が携帯通信装置から位置情報通知によりBエリアにある携帯通信網に通知され、この位置情報が、携帯通信網からの位置情報通知により位置情報管理サーバに伝送される。また、位置情報管理サーバは、移動者のデータをAエリアのサーバからBエリアのサーバに伝送する。
特開2005−148923号公報 特開2003−216519号公報 特開2004−280281号公報
移動体内と移動体外を接続している無線ネットワークの切断を事前に察知して、ユーザが転送済みのデータに対してネットワーク切断後もアクセス可能かどうかを判断し、アクセスが不可能であれば移動体内のデータを移動体の外にあるサーバに転送することができれば、背景技術で説明した課題を解決することができると考えられる。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。但し、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明のデータ転送システムは、互いに接続される装置(100,300)の各々の位置を計測し、各装置(100,300)の移動方向及び移動速度を算出し、各装置(100,300)間の距離を測定する位置測定部(110,210,310)と、各装置(100,300)間の距離が所定の閾値を超えた場合、ネットワーク切断の可能性があると判定する切断警告発信部(240)と、各装置(100,300)の移動方向又は移動速度が異なり、切断警告発信部(240)からネットワーク切断の可能性があることを通知された場合、各装置(100,300)の1つであるデータサーバ(300)内のデータを他の場所(400,700)へ移動させる必要があるかどうかを判定するデータ移動判定部(320)と、データサーバ(300)内のデータを他の場所(400,700)へ移動させる必要がある場合、データサーバ(300)内のデータを他の場所(400,700)へ移動させるデータ投下部(330)とを具備する。なお、移動する各装置(100,300)は、移動体(600)内のアクセスポイント(500)、又は移動体(600)を指す場合もある。この場合、位置測定部(110,310)は、位置測定部(510)を指す。
データ移動判定部(320)は、各装置(100,300)の移動方向及び移動速度が同じ場合、データサーバ(300)内のデータを他の場所(400,700)へ移動させる必要がないと判定する。
切断警告発信部(240)は、各装置(100,300)の移動方向及び移動速度が同じ場合、ネットワーク切断の可能性についての判定を制限する。
本発明のデータ転送システムは、データサーバ(300)内のデータを格納するための一時サーバ(700)と、一時サーバ(700)の容量及び使用状況に関する情報を記憶領域管理テーブルに格納する記憶領域探索部(270)と、記憶領域管理テーブルを参照し、データ投下部(330)に一時サーバ(700)の情報を提供する記憶領域管理部(250)とを更に具備する。
本発明のデータ転送システムは、データサーバ(300)内のデータを他の場所(400,700)へ移動させる際に、データの移動順序を計算する投下優先度計算部(370)と、データの移動順序を記憶する投下順序リスト(380)とを更に具備する。データ投下部(330)は、データの移動順序に従ってデータを移動させる。
データサーバが任意の場所に移動したとしても、データにアクセスできるようになる。その理由は、ユーザがアクセス不可能な場所にデータサーバが移動を開始すると、データサーバは、自らが保持しているデータをユーザがアクセス可能な場所に移動させるため、ユーザはファイルにアクセスすることができる。すなわち、乗車予約に基づいたデータ転送スケジュールが終了するまでデータへのアクセスを待つ必要がなくなる。
以下に、本発明の第1実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図2を参照すると、本発明のデータ転送システムは、ユーザPC100と、アクセスポイント200と、データサーバ300と、アクセスポイントサーバ400を備える。なお、これらの各装置は、複数でも良い。
ユーザPC100は、データを参照したり編集したりするための端末である。アクセスポイント200は、ユーザPC100やデータサーバ300が移動体外部のネットワークと接続するための装置である。アクセスポイント200は複数である場合が多い。この場合、ユーザPC100に接続されるアクセスポイント200と、データサーバ300に接続されるアクセスポイント200は、別の装置であっても良い。データサーバ300は、ユーザによって編集されるべきデータを格納するための装置である。ユーザPC100とデータサーバ300は、列車や航空機などの移動体内部に配置されている。アクセスポイントサーバ400は、アクセスポイント200に付属するデータ格納装置である。
ユーザPC100は、位置測定部110を備える。アクセスポイント200は、位置測定部210と、位置情報管理部220と、位置情報記憶部230と、切断警告発信部240を備える。データサーバ300は、位置測定部310と、データ移動判定部320と、データ投下部330と、ユーザアクセス記憶部340と、アクセスポイントサーバ記憶部350と、ユーザデータ記憶部360を備える。アクセスポイントサーバ400は、ユーザデータ記憶部410と、データ転送部420を備える。
位置測定部110,210,310は、位置の測定が必要な装置に各々一つずつ配置され、自身が配置された装置の位置を周期的に計測し、当該装置の移動速度や移動方向を算出する。また、他の位置測定部(自身以外の位置測定部110,210,310)との通信が可能な場合は、他の位置測定部との間で信号を送受信することによって、位置測定部同士の間の距離を測定する。
位置情報管理部220は、位置測定部110,210,310によって取得した位置情報を位置情報記憶部230に記憶する。このとき、移動速度や移動方向に関する情報があれば、関連付けて記憶する。
位置情報記憶部230は、位置測定部210によって得た情報を保存しておく記憶領域である。位置情報記憶部230は、識別子231と、距離232を有する。識別子231は、測定対象となる位置測定部110,310が配置されている装置を一意に表す値である。距離232は、装置間の距離を表している。また、移動速度や移動方向に関する情報があれば、同様に保存しておく。
図3に、位置情報記憶部230の例を示す。
図3では識別子231として装置名を使用しているが、識別子231は装置を一意に識別できる値であればIPアドレスやホスト名など、どのようなものでも良い。図3では、アクセスポイント200とデータサーバ300との距離232が10m、アクセスポイント200とユーザPC100との距離232が20mということになる。
切断警告発信部240は、位置情報記憶部230に保存されている距離232がある一定の値(閾値)を超えた場合に、ネットワーク切断の可能性があると判定し、データ移動判定部320に対して、ネットワーク切断の可能性があることを通知する。このとき、一定の値(閾値)は、ユーザによって与えられているものとする。なお、切断警告発信部240は、ユーザPC100やデータサーバ300の移動方向又は移動速度が異なっていれば、ネットワーク切断の可能性について判定を行い、ユーザPC100やデータサーバ300の移動方向及び移動速度が同じであれば、ユーザPC100とデータサーバ300が同じ移動体内にあると判定し、ネットワーク切断の可能性について判定を行わないようにすることも考えられる。すなわち、ユーザPC100やデータサーバ300の移動方向及び移動速度が同じであれば、ネットワーク切断の可能性についての判定を制限する。或いは、ユーザPC100やデータサーバ300の移動方向及び移動速度が同じであれば、ネットワーク切断の可能性がないと判定するようにしても良い。
データ移動判定部320は、切断警告発信部240によってネットワーク切断の可能性があることを通知された後に、データサーバ300内のデータを他の場所へ移動させる必要があるかどうかを判定する。判定には位置情報記憶部230に保存されている情報を用いる。判定は、「アクセスポイント200とデータサーバ300の距離」と「アクセスポイント200とユーザPC100との距離」を比較し、同じであれば、データサーバ300内のデータを他の場所へ移動させる必要はなく、そのままの状態にしておく。違う場合は、データサーバ300内のデータを他の場所へ移動させる必要があると判定する。二つの距離232が同一ということは、データサーバ300とユーザPC100が同一の場所に存在する、つまり装置として同じものということである。本発明はユーザPC100とデータサーバ300を異なる装置としてみなしているので、各装置の移動体内における設置場所や位置測定部110,210,310の測定誤差などによって、比較を行う際は適当な近似を与える必要がある。例えば、アクセスポイント200とデータサーバ300との距離232が10m、アクセスポイント200とユーザPC100との距離232が13mだった場合に、位置測定部110,210,310の測定誤差が±2mだとすると、今回の比較は「距離232が同じ」という判定を行う。
なお、位置測定部110,210,310が移動体の移動方向などを情報として取得することで、データ移動判定部320の判定制度を高めることができる。例えば、ユーザPC100やデータサーバ300の距離が変化した場合でも、ユーザPC100とデータサーバ300が同じ移動体内にあり、同じ移動体内でいずれか一方又は両方を移動させただけという可能性がある。従って、位置測定部110が取得したユーザPC100(又は移動体)の移動方向と、位置測定部110,210,310が取得したデータサーバ300(又は移動体)の移動方向が同じであれば、データ移動判定部320は、ユーザPC100とデータサーバ300が同じ移動体内にあり、データサーバ300内のデータを他の場所へ移動させる必要がないと判定するようにする。
また、移動方向と共に、移動速度や距離の変化を参照することで、更にデータ移動判定部320の判定制度を高めることができる。例えば、データ移動判定部320は、ユーザPC100とデータサーバ300の移動方向が同じで、移動速度や距離の変化が一時的なものである場合、データサーバ300内のデータを他の場所へ移動させる必要がないと判定するようにする。移動方向が同じでも、移動速度や距離の変化が続くようであれば、ユーザPC100とデータサーバ300が異なる移動体内にあり、データサーバ300内のデータを他の場所へ移動させる必要があると判定するようにする。移動速度や距離の変化については、測定誤差でないことが分かる程度に大きな変化であることが好適である。移動速度や距離の変化が一時的なものであるかどうか判定するには、周期的に移動速度や距離の変化を監視する必要があるが、監視する時間間隔が大きいと、データの移動が間に合わなくなる可能性がある。そこで、最初に移動速度や距離の変化を検出した時から監視する時間間隔を短くすることが考えられる。例えば、位置測定部110,210,310が、通常は5分間隔で監視しておき、移動速度や距離の変化を検出した時点で、1分間だけ10秒間隔で監視するようにし、移動速度や距離の変化を所定の回数検出した場合、データ移動判定部320が、データサーバ300内のデータを他の場所へ移動させる必要があると判定するようにする。この間(1分間)に移動速度や距離の変化を所定の回数検出しなかった場合、移動速度や距離の変化が一時的なものであり、データサーバ300内のデータを他の場所へ移動させる必要がないと判定する。その後、再び5分間隔で監視する。
すなわち、データ移動判定部320が判定する内容は、「データとユーザが一緒に移動しているかどうか」である。データとユーザが一緒に移動しているようであればデータを他の場所に転送する必要はない。データ移動判定部320が無いと、アクセスできない場所にデータを転送したり、ネットワークの切断と接続を繰り返したりするような場所では、データ転送を繰り返したりすることになる。「任意の場所に移動した場合は、一定時間以上データにアクセスできなくなる」という課題に対し、この「一定時間」を極力軽減させるための手段として、データ移動判定部320は、無駄なデータ転送時間を無くすという意味において効果を発揮すると考えられる。
データ投下部330は、データ移動判定部320によって、データサーバ300内に存在するデータの移動が必要であると判断された場合に、データをアクセスポイントサーバ400に移動する。例えば、データ移動判定部320からのデータ移動の指示、又はデータ移動が必要である旨の通知に従い、データをアクセスポイントサーバ400に移動する。最初に、データ投下部330は、後述の転送データリスト430を作成し、アクセスポイントサーバ400のユーザデータ記憶部410に保存する。背景技術では電車を例に挙げたが、電車を含めた移動体は、移動中に各地に設置されたアクセスポイント200を転々と経由することになる。しかもアクセスポイント200に接続することのできる時間は限られており、アクセスポイント200に接続されている間にデータの移動が完了するとは限らない。このような場合には、アクセスポイント200に接続されている間にできるだけデータをアクセスポイントサーバ400へ移動させ、切断後は、次のアクセスポイント200にて、次のアクセスポイントサーバ400へデータの移動を行うことになる。よって、データ投下部330は、各アクセスポイント200に配置されたアクセスポイントサーバ400にデータを分散配置することになる。
転送データリスト430は、各アクセスポイントサーバ400に分散配置されたデータを一箇所に集めるために必要なヘッダ情報である。分散配置されたデータを一箇所に集めることができれば、ヘッダ情報の構造や処理手順はどのようなものでも構わない。ここでは一例としてリンクリストを用いて説明する。
図4に、転送データリスト430の例を示す。
転送データリスト430は、ユーザ名431、要素番号432、ポインタ433を要素に持つ。転送データリスト430は、各アクセスポイントサーバ400に一つ配置される。データの移動を開始した最初のアクセスポイント200では、図中の転送データリスト430(A)のように、要素番号432に「1」を持ち、ポインタ433に「HEAD」という要素を持つ転送データリスト430をアクセスポイントサーバ400に配置することになる。次のアクセスポイント200では、図中の転送データリスト430(B)のように、要素番号432は「2」を持ち、ポインタ433に前回接続していた場所であるアクセスポイントサーバ名を要素として持つことになる。前回接続していたアクセスポイントサーバ名は、アクセスポイントサーバ記憶部350から取得する。最後の転送データリスト430の要素番号432は「TAIL」という要素を持つ。次に、データサーバ300がアクセスポイント200と通信可能な状態にある場合は、通信可能な間にデータをアクセスポイントサーバ400に移動させ続ける。データをアクセスポイントサーバ400に移動させている間にネットワークが切断された場合は、データの移動が完了した時点までの状態を一時的に保存しておき、別の場所にあるアクセスポイント200に到着しネットワーク接続が回復した場合には、一時保存しておいた状態からデータの移動を再開する。
ユーザアクセス記憶部340は、データサーバ300にアクセスしている装置の識別子231を記憶しておく。ここでの識別子231は装置を一意に識別できる値であれば、IPアドレスやホスト名など、どのようなものでも良い。
アクセスポイントサーバ記憶部350は、データサーバ300が接続していたアクセスポイント200の履歴を保存しておく記憶領域であり、アクセスポイント名が時系列で保存されている。アクセスポイントサーバ記憶部350に蓄積されているアクセスポイント200の履歴は、データ投下部330が転送データリスト430を作成する際に利用される。
ユーザデータ記憶部360,410は、転送データリスト430とユーザのデータを記憶しておくための領域であり、データサーバ300とアクセスポイントサーバ400にそれぞれ配置される。なお、ユーザデータ記憶部360には、データ投下部330により他の場所に移動されるデータが格納されている。
データ転送部420は、各アクセスポイントサーバ400に分散配置されたデータを一箇所に集めるための手段である。分散配置されたデータを持つ各アクセスポイントサーバ400は、転送データリスト430を保持している。データ転送部420は転送データリスト430のポインタ433に示されるアクセスポイントサーバ400に向けて自分の保持しているデータを転送する。最終的にデータは、「HEAD」をポインタ433に持つ転送データリスト430の存在するアクセスポイントサーバ400に集められることになる。要素番号432に「TAIL」という要素を持つリストを持つアクセスポイントサーバ400は、自身のデータ転送が終了したら、データの転送が完了したことをポインタ433の指し示すアクセスポイントサーバ400に通知し、転送データリスト430を削除する。データの転送が完了したことを通知されたアクセスポイントサーバ400は、自身の持つ転送データリスト430の要素番号432を「TAIL」に書き換える。この作業を繰り返すことによってデータが「HEAD」に集約されることになる。
次に、図5A及び図5Bならびに図6のフローチャートを参照して、データ移動時の動作について詳細に説明する。
最初に、図5Aを参照する。
(1)ステップS101
切断警告発信部240はネットワーク切断の可能性をデータ移動判定部320に通知する。通知の前には、予め位置測定部110,210,310によってアクセスポイント200はユーザPC100とデータサーバ300との距離232を測定しており、その測定情報は位置情報記憶部230に記憶されているものとする。更に、切断警告発信部240は記憶されている距離232がユーザから与えられた閾値を超えていないかどうかを常に監視しているものとする。
(2)ステップS102
データ移動判定部320は、ユーザアクセス記憶部340にアクセスし、ファイルにアクセスしているユーザPC100の識別子231を取得する。
(3)ステップS103
データ移動判定部320は、取得したユーザPC100の識別子231に対応する距離情報を位置情報記憶部230から取得する。
(4)ステップS104
データ移動判定部320は、「データサーバ300とアクセスポイント200の距離232」と「ユーザPC100とアクセスポイント200の距離232」が同じかどうかを比較する。「データサーバ300とアクセスポイント200の距離232」は「ユーザPC100とアクセスポイント200の距離232」と同じ様に位置情報記憶部230から取得する。「データサーバ300とアクセスポイント200の距離232」と「ユーザPC100とアクセスポイント(AP)200の距離232」が同じなら、ファイルの移動は行わず、そのまま処理を終了する。
(5)ステップS105
データ移動判定部320は、「データサーバ300とアクセスポイント200の距離232」と「ユーザPC100とアクセスポイント200の距離232」が異なるなら、データ投下部330は最初の転送データリスト430を作成する。
(6)ステップS106
データ移動判定部320は、転送データリスト430をアクセスポイントサーバ400にコピーする。
(7)ステップS107
データ移動判定部320は、アクセスポイントサーバ400へデータの移動を開始する。
(8)ステップS108
データ投下部330は、ネットワークが切断されるまでデータの移動を続ける。データサーバ300とアクセスポイント200とのネットワークが切断されなければ、データの移動を完了させ処理を終了する。
(9)ステップS109
ネットワークが切断された場合は、位置情報記憶部230は、データを移動していたアクセスポイントサーバ400の識別子231(ホスト名やIPなど)を記憶しておき、移動先でネットワーク接続が回復するまで待機する。
次に、図5Bを参照する。
(10)ステップS110
図5Aに示したフローチャートを終了した直後のデータ投下部330は、アクセスポイント200とのネットワーク接続が回復されるのを待っている状態である。
(11)ステップS111
ネットワーク接続が回復すると、データ投下部330は、前回の接続場所をポインタ433として転送データリスト430を作成する。前回の接続場所とは、切断前にアクセスしていたアクセスポイントサーバ400であり、当該アクセスポイントサーバ400の識別子231をポインタ433として持つ転送データリスト430を作成する。転送データリスト430の要素番号432は、ネットワークが再接続された回数+1である。
(12)ステップS112
データ投下部330は、転送データリスト430を新たなアクセスポイントサーバ400にコピーする。
(13)ステップS113
データ投下部330は、残りのデータをアクセスポイントサーバ400に移動する。
(14)ステップS114
これらの処理を移動させるべきデータが無くなるまで繰り返す。
(15)ステップS115
データ投下部330は、アクセスポイントサーバ400へのデータの移動が完了するまでネットワークの切断が無ければ、アクセスポイントサーバ400に格納されている転送データリスト430の要素番号432を「TAIL」に書き換えて、処理を終了する。
次に、図6を参照する。
図6はデータ転送部420の状態遷移を表すフローチャートである。データ転送部420は、アクセスポイント200とデータサーバ300のネットワーク接続が切断された時点で処理を開始する。
(1)ステップS116
データ転送部420は、ポインタ433の示すアクセスポイントサーバ400にデータを転送する。
(2)ステップS117
データ転送部420は、保持しているデータの転送が完了するまで続ける。
(3)ステップS118
データ転送部420は、要素番号432が「TAIL」かどうか判定する。
(4)ステップS119
データ転送部420は、要素番号432が「TAIL」でなければ、次の移動先でアクセスポイントサーバ400に移動されているデータが転送されてくるはずなので、待機しておく。
(5)ステップS120
データ転送部420は、要素番号432が「TAIL」なら、データの転送が完了したことを接続先のアクセスポイントサーバ400へ通知する。
(6)ステップS121
データ転送部420は、転送データリスト430を消去して、処理を終了する。
データの転送が完了したことを通知された当該アクセスポイントサーバ400は、自身の持つ転送データリスト430の要素番号432を「TAIL」に書き換える。図6の処理を繰り返すことによって、最終的にデータは、データサーバ300からアクセスポイントサーバ400へデータを移動し始めた最初のアクセスポイントサーバ400へ集約されることになる。
本実施例では、アクセスポイント200とデータサーバ300のネットワーク接続が切れる前に、できるだけデータをユーザがアクセスすることのできる場所(アクセスポイントサーバ400)へ移動させるため、既存技術に比べてファイルにアクセスできない時間を短縮することができる。
なお、上記の実施例では、距離232のみを計測することでデータサーバ300とユーザPC100が一緒に動いていることを判定している。これには移動方向が含まれていないので、反対方向に同じ速度で移動する2つの移動体が存在する場合は、データ移動判定部320によるデータの移動命令がデータ投下部330に通知されない。このような状況を防ぐためには、距離に加えて移動方向を取得することのできる位置測定部110,210,310をアクセスポイント200、ユーザPC100、データサーバ300に配置すると良い。そうすることによって、より精度の高い移動判定を行うことができる。具体的には、GPSなどの位置情報取得装置などが上げられる。方向を位置情報に加えられるのであれば、「ステップS104」の処理は、「距離232が同じ」という条件に加えて「方向が同じ」という条件が加えられることになる。
また、上記の実施例では、距離232のみを計測することでデータサーバ300とユーザPC100が一緒に動いていることを判定しているが、位置情報記憶部230に測定した距離232の履歴を保存しておき、位置情報管理部220に「ある一定時間における移動量」を計算させることにより、データ移動判定部320の移動判定の精度を、更に高めることができる。移動量を位置情報に加えられるのであれば、「ステップS104」の処理は、「距離232が同じ」ではなく「移動量が同じ」ということになる。
また、上記の実施例では、ユーザPC100やデータサーバ300が直接アクセスポイント200に接続しているが、図7のように、移動体600(600−i、i=1〜n:nは任意)内に移動体内アクセスポイント500(500−i、i=1〜n)を設置して、移動体内アクセスポイント500が移動体外に設置されているアクセスポイント200に接続するという形態をとるような通信方式においても、本発明を適用することができる。このような場合には、移動体内アクセスポイント500に位置測定部510を設置して、移動体外のアクセスポイント200との距離232を測定することになる。その場合も、本発明自体の処理手順に変更は生じない。なお、移動体内アクセスポイント500は、アクセスポイント200と同じ構成の装置でも良い。
次に、本発明の第2実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図8を参照すると、本発明の第2実施例では、第1実施例におけるアクセスポイントサーバ400の代わりに、一時サーバ700(700−i、i=1〜n:nは任意)が追加される。一時サーバ700は、ユーザデータ記憶部710と、データ転送部720と、記憶領域提供部730を備える。更に、アクセスポイント200には、第1実施例におけるアクセスポイント200の構成要素に加えて、記憶領域管理部250、記憶領域管理テーブル260、記憶領域探索部270が新たに加わる。この場合、アクセスポイント200は、位置測定部210と、位置情報管理部220と、位置情報記憶部230と、切断警告発信部240と、記憶領域管理部250と、記憶領域管理テーブル260と、記憶領域探索部270を備える。
一時サーバ700は、アクセスポイントサーバ400の代わりに、データサーバ300からユーザのデータを移動させるための記憶領域である。アクセスポイントサーバ400はアクセスポイント200に常設されており、データサーバ300からデータを移動させるための専用サーバである。一方、一時サーバ700は、パーソナルコンピュータやワークステーションなどから、遊休状態にある記憶領域の一部を当該サーバの所有者から貸与されているものである。よって、一時サーバ700をその所有者が利用する場合は、一時サーバ700の台数や記憶容量が、時間によって変化する。パーソナルコンピュータやワークステーションなどの計算機はデータ転送部420ならびに記憶領域提供部730を備えることによって本発明における一時サーバ700となる。
記憶領域提供部730は、自身が設置されている一時サーバ700の記憶領域のうち、データ投下部330のデータ移動先として提供することのできる領域、すなわちユーザデータ記憶部710が存在することを記憶領域探索部270に対して、通知する。記憶領域提供部730は、記憶領域探索部270の存在する場所を予め知っているものとする。また、提供することのできるユーザデータ記憶部710が一時サーバ700の所有者によって利用される場合には、当該ユーザデータ記憶部710が使用不可能になったことを記憶領域探索部270に通知する。しかし、すでにデータ投下部330によってデータが当該ユーザデータ記憶部710に移動されている場合、一時サーバ700の所有者は当該ユーザデータ記憶部710を利用することはできない。
記憶領域管理部250は、データ投下部330に対して、データサーバ300からデータを移動させることのできる一時サーバ700の情報を提供する。記憶領域管理部250は、一時サーバ700の情報として、サーバ名261と総容量262を記憶領域管理テーブル260から選択し提供する。
記憶領域管理テーブル260は、一時サーバ700から提供されているユーザ記憶領域の一覧を格納しておくためのテーブルである。
図9に記憶領域管理テーブル260の一例を示す。
記憶領域管理テーブル260は、サーバ名261と、総容量262と、使用量263と、状態264を有する。サーバ名261は、データサーバ700の識別情報を示す。総容量262は、ユーザデータ記憶部710の総容量を示す。使用量263は、ユーザデータ記憶部710のうちデータサーバ300がデータ移動のために使用している容量を示す。状態264は、データサーバ300がデータ移動のためにユーザデータ記憶部710を使用しているか、或いは使用可能かといった状態を示す。
使用量263については、利用されている場合は数値が記入され、使用されていない場合は、「N/A」が記入される。状態264は「使用中」「使用可能」「使用不可」の3種類が存在する。「使用中」はデータサーバ300から当該一時サーバ700に対してデータが移動されている途中状態を指す。「使用可能」は、一時サーバ700がデータ投下部330から要求に応じて総容量262と使用量263の差分量を提供できる状態を指す。「使用不可」は総容量262と使用量263の差分が0、もしくはほとんど使われており、データ投下部330からの要求に応じて当該一時サーバ700を提供できない状態を指す。
記憶領域探索部270は、記憶領域提供部730から送られてくるユーザデータ記憶部710に関する情報を記憶領域管理テーブル260に格納する。
次に、図10Aならびに図10Bのフローチャートを参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
最初に図10Aのフローチャートについて説明する。
(1)ステップS201
切断警告発信部240はネットワーク切断の可能性をデータ移動判定部320に通知する。通知の前には、予め位置測定部310によってアクセスポイント200はユーザPC100とデータサーバ300との距離232を測定しており、その測定情報は位置情報記憶部230に記憶されているものとする。更に、切断警告発信部240は記憶されている距離232がユーザから与えられた閾値を超えていないかどうかを常に監視しているものとする。
(2)ステップS202
データ移動判定部320は、ユーザアクセス記憶部340にアクセスし、ファイルにアクセスしているユーザPC100の識別子231を取得する。
(3)ステップS203
データ移動判定部320は、取得したユーザPC100の識別子231に対応する距離情報を位置情報記憶部230から取得する。
(4)ステップS204
データ移動判定部320は、「データサーバ300とアクセスポイント200の距離232」と「ユーザPC100とアクセスポイント200の距離232」が同じかどうかを比較する。「データサーバ300とアクセスポイント200の距離232」は「ユーザPC100とアクセスポイント200の距離232」と同じ様に位置情報記憶部230から取得する。「データサーバ300とアクセスポイント200の距離232」と「ユーザPC100とアクセスポイント(AP)200の距離232」が同じなら、ファイルの移動は行わず、そのまま処理を終了する。
(5)ステップS205
ユーザPC100、データサーバ300とアクセスポイント200との距離232が異なる場合、データ移動判定部320は、データ投下部330に対してデータの移動を命令する。データ投下部330はアクセスポイント200に配置された記憶領域管理部250に一時サーバ700の情報を要求する。この処理においてデータ投下部330は、データを移動させるために必要な一時サーバ700のユーザデータ記憶部710の容量を記憶領域管理部250に通知する。記憶領域管理部250は、必要とされる容量を持ち、かつ状態264が「使用可能」である一時サーバ700を記憶領域管理テーブル260から一台、又は複数台選択し、選択した一時サーバ700のサーバ名261をデータ投下部330に対して送信する。また、記憶領域管理部250は、記憶領域管理テーブル260における選択した一時サーバ700の状態264を「使用可能」から「使用中」に変更する。
(6)ステップS206
データ投下部330は、各一時サーバ700に対して転送データリスト430を作成する。
(7)ステップS207
データ投下部330は、転送データリスト430を一時サーバ700にコピーする。一時サーバ700が複数台存在する場合は、一時サーバ700に対して適当な順で転送データリスト430をコピーしていく。ここでコピーされる転送データリスト430は、各一時サーバ700が全て同じ転送データリスト430を持つのではなく、第1実施例で述べたようにリンクリストを成している。よって、転送データリスト430は、要素番号432とポインタ433が各一時サーバ700によって異なる。
(8)ステップS208
そして、データ投下部330は、データを一時サーバ700にコピーする。
(9)ステップS209
ここで、データ投下部330は、データサーバ300とアクセスポイント200とのネットワークが切断しなければ、そのまま処理を続けて終了する。
(10)ステップS210
データ投下部330は、ネットワークが切断されれば、データの格納領域として使用されなかった一時サーバ700の状態264を「使用可能」、もしくは「使用不可」に遷移させる。このステップを詳細化すると、まず、ネットワークの切断を知ることになるアクセスポイント200は、記憶領域探索部270に対してネットワークが切断されたことを通知する。記憶領域探索部270は、記憶領域管理テーブル260のエントリのうち、状態264が「使用中」である一時サーバ700の記憶領域提供部730に対して、ネットワークが切断されたことを通知する。記憶領域提供部730は、自身が配置されている一時サーバ700のユーザデータ記憶部710使用量263を記憶領域探索部270に対して通知する。各一時サーバ700の使用量263を受け取った記憶領域探索部270は、各一時サーバ700の使用量263に応じて、状態264を「使用可能」もしくは「使用不可」に書き換える。状態遷移の判断基準は、各一時サーバ700の総容量262と使用量263の差分を取り、まだ利用可能なユーザデータ記憶部710が残っているなら「使用可能」、残っていないなら「使用不可」となる。
(11)ステップS211
最後に、位置情報記憶部230は、一時サーバ700の識別子231を記憶する。
次に、図10Bのフローチャートについて説明する。
(12)ステップS212
図10Aに示したフローチャートを終了した直後のデータ投下部330は、アクセスポイント200とのネットワーク接続が回復されるのを待っている状態である。
(13)ステップS213
そして、ネットワーク接続が回復する(S10)と、データ投下部330は、新たなアクセスポイント200にて、一時サーバ700の情報を取得する(S27)。一時サーバ700の情報の取得方法は、図10Aのフローチャートで説明した通りである。
(14)ステップS214
データ投下部330は、前回の接続場所をポインタ433として転送データリスト430を作成する。前回の接続場所とは、切断前にアクセスしていた一時サーバ700であり、当該一時サーバ700の識別子231をポインタ433として持つ転送データリスト430を作成する。
(15)ステップS215
データ投下部330は、転送データリスト430を新たな一時サーバ700にコピーする。
(16)ステップS216
また、データ投下部330は、残りのデータを一時サーバ700に移動させる。
(17)ステップS217
これらの処理を移動させるべきデータが無くなるまで繰り返す。
(18)ステップS218
データ投下部330は、一時サーバ700へのデータの移動が完了するまでネットワークの切断が無ければ、各一時サーバ700に格納されている転送データリスト430の要素番号432のうち、最も大きい数字を「TAIL」に書き換えて処理を終了する(S15)。
本実施例では、アクセスポイントサーバ400という専用のサーバを設ける代わりに、一時サーバ700を代替させることによって、データサーバ300からアクセスポイントサーバ400には移動しきれなかった大量のデータを一時サーバ700に移動させることができる。
上記の実施例にて、図11に示す通り、記憶領域管理テーブル260に、アクセスポイント200から一時サーバ700までのホップ数265をエントリとして追加することも可能である。この場合、記憶領域管理テーブル260は、サーバ名261と、総容量262と、使用量263と、状態264と、ホップ数265を有する。ホップ数265は、あるサーバとあるサーバがネットワーク通信を行う場合における、ルータの経由回数を示す。これにより、一時サーバ700の情報を取得する際に、アクセスポイント200により近い一時サーバ700を選択することができ、データの移動や転送にかかるネットワーク遅延を低減させることができる。
次に、本発明の第3実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図12を参照すると、本発明の第3実施例では、データサーバ300には、第1実施例におけるデータサーバ300の構成要素に加えて、投下優先度計算部370と、投下順序リスト380が新たに加わる。この場合、データサーバ300は、位置測定部310と、データ移動判定部320と、データ投下部330と、ユーザアクセス記憶部340と、アクセスポイントサーバ記憶部350と、ユーザデータ記憶部360と、投下優先度計算部370と、投下順序リスト380を備える。
投下優先度計算部370は、データ投下部330によってデータサーバ300からアクセスポイントサーバ400へデータを移動させる際に、データの移動順序を計算するための手段である。投下優先度計算部370は、データの移動順序を、データの移動が始まる前に計算し、投下順序リスト380として保存しておく。データ投下部330は、投下順序リスト380に従ってデータをアクセスポイントサーバ400に移動させることになる。データ移動の優先度は、当該データへの閲覧回数、更新頻度、実行時間などの累積情報を使って計算する。
投下順序リスト380は、アクセスポイントサーバ400に移動させるデータに対して、移動の順序を記したリストである。例えば、移動させるデータの移動単位が「ファイル毎」であれば、投下順序リスト380は、ファイル名を移動順に並べたリストとなる。
なお、上記の各実施例は、それぞれ組み合わせて実施することが可能である。
本発明は、車両(列車・車等)や飛行機などの移動体と移動体の外とが無線ネットワークによって接続されているような環境において、特に、無線ネットワークの切断を事前に察知して、移動体内のデータを移動体の外にあるサーバに転送することを可能にする。
本発明によれば、ホームサーバ、またはデータセンタからデータの供給を受けるようなコンピュータにおいて、データの分散配置を実現できることから、ホームサーバまたはデータセンタなど、データを固定的集積しておく場所を必要としなくなる。
以上のように、本発明では、アクセスポイント200内に位置測定部210と、切断警告発信部240を備え、データサーバ300内に位置測定部310と、データ移動判定部320を備え、ユーザPC100には位置測定部110を備えることを特徴とする。
また、アクセスポイント200内に位置測定部210と、切断警告発信部240を備え、データサーバ300内に位置測定部310と、データ移動判定部320を備え、ユーザPC100には位置測定部110を備えることを特徴とする。
アクセスポイント200は位置測定部210を用いてデータサーバ300とユーザPC100各々との距離を常に監視しておく。そして、データサーバ300とアクセスポイント200の距離が長くなってきたら、切断警告発信部240を用いてデータサーバ300に対してネットワーク接続が切断される恐れがあることを警告する。警告を受けたデータサーバ300はデータ移動判定部320を用いてデータサーバ300に蓄えられているデータを他の場所に移動させる必要があるかどうかを判定する。データサーバ300がユーザPC100と同じ方向に同じ速度で移動しているような場合は、同じ移動体内にユーザPC100とデータサーバ300が存在していると推定し、同じ移動体内にあるユーザPC100とデータサーバ300はアクセスポイント200を経由しないで直接通信を行うことによって、ファイルにアクセスすることができる。よって、データサーバ300に蓄えられているデータを他の場所に移動させる必要はなく、そのままの状態を保つ。データサーバ300がユーザPC100と異なる方向に異なる速度で移動しているような場合は、ユーザPC100とデータサーバ300は、異なる移動体に配置されていると推定し、データサーバ300に蓄えられているデータを移動体の外に設置されているサーバへ移動させる。
このような構成を採用し、移動体内と移動体外を接続している無線ネットワークの切断を事前に察知して、ユーザが転送済みのデータに対してネットワーク切断後もアクセス可能かどうかを判断し、アクセスが不可能であれば移動体内のデータを移動体の外にあるサーバに転送することのできるデータ転送システムを提供する。
図1は、公知技術の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1実施例の構成を示すブロック図である。 図3は、位置情報記憶部の構成を示すブロック図である。 図4は、転送データリストの構成を示すブロック図である。 図5Aは、第1実施例の動作を示す第1の流れ図である。 図5Bは、第1実施例の動作を示す第2の流れ図である。 図6は、データ転送部の動作を示す流れ図である。 図7は、本発明の第1実施例の変形例を示すブロック図である。 図8は、本発明の第2実施例の構成を示すブロック図である。 図9は、記憶領域管理テーブルの構成を示すブロック図である。 図10Aは、第2実施例の動作を示す第1の流れ図である。 図10Bは、第2実施例の動作を示す第2の流れ図である。 図11は、本発明の第2実施例における記憶領域管理テーブルの変形例を示すブロック図である。 図12は、本発明の第3実施例の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 ホームサーバ
2 電車予約
3 電車サーバ
4 座席予約
5 データ転送
6 乗車
7 データ閲覧編集
8 下車
9 データ(差分)転送
100 ユーザPC
110 位置測定部
200 アクセスポイント
210 位置測定部
220 位置情報管理部
230 位置情報記憶部
231 識別子
232 距離
240 切断警告発信部
250 記憶領域管理部
260 記憶領域管理テーブル
261 サーバ名
262 総容量
263 使用量
264 状態
265 ホップ数
270 記憶領域探索部
300 データサーバ
310 位置測定部
320 データ移動判定部
330 データ投下部
340 ユーザアクセス記憶部
350 アクセスポイントサーバ記憶部
360 ユーザデータ記憶部
370 投下優先度計算部
380 投下順序リスト
400 アクセスポイントサーバ
410 ユーザデータ記憶部
420 データ転送部
430 転送データリスト
431 ユーザ名
432 要素番号
433 ポインタ
500(−i,i=1〜n) 移動体内アクセスポイント
510(−i,i=1〜n) 位置測定部
600(−i,i=1〜n) 移動体
700(−i,i=1〜n) 一時サーバ
710(−i,i=1〜n) ユーザデータ記憶部
720(−i,i=1〜n) データ転送部
730(−i,i=1〜n) 記憶領域提供部

Claims (17)

  1. 互いにネットワーク接続される装置の各々の位置を計測し、前記各装置の移動方向及び移動速度を算出し、前記各装置間の距離を測定する位置測定部と、
    前記各装置間の距離が所定の閾値を超えた場合、ネットワーク切断の可能性があると判定する切断警告発信部と、
    前記各装置の移動方向又は移動速度が異なり、ネットワーク切断の可能性がある場合、前記各装置の1つであるデータサーバ内のデータを退避先サーバへ移動させる必要があるかどうかを判定するデータ移動判定部と、
    前記データサーバ内のデータを前記退避先サーバへ移動させる必要がある場合、前記データサーバ内のデータを前記退避先サーバへ移動させるデータ投下部と
    を具備する
    データ転送システム。
  2. 請求項1に記載のデータ転送システムであって、
    前記データ移動判定部は、前記各装置の移動方向及び移動速度が同じ場合、前記データサーバ内のデータを前記退避先サーバへ移動させる必要がないと判定する
    データ転送システム。
  3. 請求項1又は2に記載のデータ転送システムであって、
    前記切断警告発信部は、前記各装置の移動方向及び移動速度が同じ場合、ネットワーク切断の可能性についての判定を制限する
    データ転送システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデータ転送システムであって、
    前記退避先サーバとして前記データサーバ内のデータを格納するための一時サーバと、
    前記一時サーバの容量及び使用状況に関する情報を記憶領域管理テーブルに格納する記憶領域探索部と、
    前記記憶領域管理テーブルを参照し、前記データ投下部に前記一時サーバの情報を提供する記憶領域管理部と
    を更に具備する
    データ転送システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のデータ転送システムであって、
    前記データサーバ内のデータを前記退避先サーバへ移動させる際に、データの移動順序を計算する投下優先度計算部と、
    前記データの移動順序を記憶する投下順序リストと
    を更に具備し、
    前記データ投下部は、前記データの移動順序に従ってデータを移動させる
    データ転送システム。
  6. 互いにネットワーク接続される装置の各々の位置を計測し、前記各装置の移動方向及び移動速度を算出し、前記各装置との間の距離を測定するための位置測定部と、
    前記各装置の位置、移動方向、移動速度、及び前記各装置との間の距離を、前記各装置の識別情報に関連付けて記憶する位置情報管理部と、
    前記各装置の移動方向又は移動速度が異なり、前記各装置との間の距離が所定の閾値を超えた場合、ネットワーク切断の可能性があると判定する切断警告発信部と
    を具備する
    アクセスポイント。
  7. 互いにネットワーク接続される端末の各々との通信を中継するアクセスポイントに位置情報を通知する位置測定部と、
    前記端末と移動方向又は移動速度が異なる時、前記アクセスポイントとの間の距離が所定の閾値を超え、前記アクセスポイントからネットワーク切断の可能性があると通知された場合、保有するデータを退避先サーバへ移動させる必要があるかどうかを判定するデータ移動判定部と、
    前記保有するデータを前記退避先サーバへ移動させる必要がある場合、前記保有するデータを前記退避先サーバへ移動させるデータ投下部と
    を具備する
    データサーバ。
  8. 互いにネットワーク接続される装置の各々の位置を計測し、前記各装置の移動方向及び移動速度を算出し、前記各装置間の距離を測定することと、
    前記各装置間の距離が所定の閾値を超えた場合、ネットワーク切断の可能性があると判定することと、
    前記各装置の移動方向又は移動速度が異なり、ネットワーク切断の可能性がある場合、前記各装置の1つであるデータサーバ内のデータを退避先サーバへ移動させる必要があるかどうかを判定することと、
    前記データサーバ内のデータを前記退避先サーバへ移動させる必要がある場合、前記データサーバ内のデータを前記退避先サーバへ移動させること
    を具備する
    データ転送方法。
  9. 請求項8に記載のデータ転送方法であって、
    前記各装置の移動方向及び移動速度が同じ場合、前記データサーバ内のデータを前記退避先サーバへ移動させる必要がないと判定すること
    を更に具備する
    データ転送方法。
  10. 請求項8又は9に記載のデータ転送方法であって、
    前記各装置の移動方向及び移動速度が同じ場合、ネットワーク切断の可能性についての判定を制限すること
    を更に具備する
    データ転送方法。
  11. 請求項8乃至10のいずれか一項に記載のデータ転送方法であって、
    前記退避先サーバとして前記データサーバ内のデータを格納するための一時サーバの容量及び使用状況に関する情報を記憶領域管理テーブルに格納することと、
    前記記憶領域管理テーブルに従って、前記一時サーバに前記データサーバ内のデータを格納すること
    を更に具備する
    データ転送方法。
  12. 請求項8乃至11のいずれか一項に記載のデータ転送方法であって、
    前記データサーバ内のデータを前記退避先サーバへ移動させる際に、データの移動順序を計算することと、
    前記データの移動順序に従ってデータを移動させること
    を更に具備する
    データ転送方法。
  13. 互いにネットワーク接続される装置の各々の位置を計測し、前記各装置の移動方向及び移動速度を算出し、前記各装置間の距離を測定するステップと、
    前記各装置間の距離が所定の閾値を超えた場合、ネットワーク切断の可能性があると判定するステップと、
    前記各装置の移動方向又は移動速度が異なり、前記切断警告発信部からネットワーク切断の可能性があることを通知された場合、前記各装置の1つであるデータサーバ内のデータを退避先サーバへ移動させる必要があるかどうかを判定するステップと、
    前記データサーバ内のデータを前記退避先サーバへ移動させる必要がある場合、前記データサーバ内のデータを前記退避先サーバへ移動させるステップと
    を具備する
    データ転送用プログラム。
  14. 請求項13に記載のデータ転送用プログラムであって、
    前記各装置の移動方向及び移動速度が同じ場合、前記データサーバ内のデータを前記退避先サーバへ移動させる必要がないと判定するステップ
    を更に具備する
    データ転送用プログラム。
  15. 請求項13又は14に記載のデータ転送用プログラムであって、
    前記各装置の移動方向及び移動速度が同じ場合、ネットワーク切断の可能性についての判定を制限するステップ
    を更に具備する
    データ転送用プログラム。
  16. 請求項13乃至15のいずれか一項に記載のデータ転送用プログラムであって、
    前記退避先サーバとして前記データサーバ内のデータを格納するための一時サーバの容量及び使用状況に関する情報を記憶領域管理テーブルに格納するステップと、
    前記記憶領域管理テーブルに従って、前記一時サーバに前記データサーバ内のデータを格納するステップと
    を更に具備する
    データ転送用プログラム。
  17. 請求項13乃至16のいずれか一項に記載のデータ転送用プログラムであって、
    前記データサーバ内のデータを前記退避先サーバへ移動させる際に、データの移動順序を計算するステップと、
    前記データの移動順序に従ってデータを移動させるステップと
    を更に具備する
    データ転送用プログラム。
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