JP5708800B2 - 通信制御方法、装置及びプログラム、測定装置 - Google Patents

通信制御方法、装置及びプログラム、測定装置 Download PDF

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Description

本技術は、通信データ量の制御技術に関する。
時々刻々と発生するイベントデータ(例えば市場データや気象データなど)を収集して分析を行う方法として、CEP(Complex Event Processing)が知られている。CEPにおいては、CEPを実行するCEPエンジンが、直近の期間で収集したイベントデータをメモリに保存しておき、簡易な処理を高速で行っていく。CEPによれば、イベントデータを一旦データベースに保存した後に再度取り出して処理を行うよりも、はるかに高速に処理を行うことができる。しかし、CEPの問題点として、CEPが受信するイベントデータの量を制御する適切な仕組みが無いことが指摘されている。
従来、センサから収集したデータをコンピュータによって処理する技術として、以下のような技術が存在する。具体的には、ユーザ端末に搭載されたセンサのうち、ユーザの状況を推定するのに無効なセンサを特定し、当該センサから得られた観測値を除去することにより、ユーザの状況推定のために有効な観測値のみを用いて推定を実施する技術が存在する。しかし、この技術ではデータの送信間隔等は予め設定されていると考えられ、センサが送信するデータの量を制御することは考慮されていない。
また、以下のような技術も存在する。具体的には、公共移動通信情報網による通信が不可能な地域に所在する野生動物、人、車両等の移動個体の所在や行動等を、センサから得られたデータによって管理する技術が存在する。この技術においては、予め設定された間隔でデータの送受信を行ったりポーリング機能等に基づきデータの送受信を行っており、センサとデータを管理する装置との間の通信データの量を適切に制御することはできない。
また、以下のような技術も存在する。具体的には、大気汚染物質センサをセンサステーションに搭載し、大気汚染物質センサの駆動電源をセンサステーションにより制御する技術が存在する。しかし、この技術は省電力を目的として電源の供給を制御するものであり、センサから送信されるデータの量を直接に制御することはできない。
特開2010−122751号公報 特開2007−129654号公報 特開2005−301835号公報
従って、本技術の目的は、一側面において、データを収集して処理するシステムにおいて、収集するデータの量を適切に制御するための技術を提供することである。
本技術の第1の態様に係る通信制御方法は、複数の測定装置の測定データをそれぞれ受信するコンピュータに、(複数の測定装置に含まれる第1の測定装置の測定データの受信に応じ、第1の測定装置の測定データと、上記コンピュータが有する複数の測定装置の測定データとの関係を表す指標値を生成し、()指標値に応じて、複数の測定装置より測定データの送信を中断させる測定装置を選択し、(C)選択した測定装置に測定データの送信を中断させるためのデータを送信する処理を含む。
本技術の第2の態様に係る通信制御方法は、(D)測定データの送信を中断するためのデータの受信に応じ、測定データの送信を中断し、(E)測定データの送信中断を再開するための再開条件を受信した場合、当該再開条件が満たされるか監視、(F)再開条件が満たされたことを検出した場合、測定データの送信を再開する処理を含む。
図1は、第1の実施の形態に係るシステム概要図である。 図2は、第1の実施の形態に係るコンピュータの機能ブロック図である。 図3は、第1の実施の形態に係る測定装置の機能ブロック図である。 図4は、第1の実施の形態に係るコンピュータが行う処理の処理フローを示す図である。 図5は、第1の実施の形態に係る測定装置が行う処理の処理フローを示す図である。 図6は、第2の実施の形態に係るシステム概要図である。 図7は、第2の実施の形態に係るCEPエンジンの機能ブロック図である。 図8は、第2の実施の形態に係るセンサの機能ブロック図である。 図9は、第2の実施の形態に係る管理データ格納部に格納されているデータの一例を示す図である。 図10は、第2の実施の形態に係るセンサデータ格納部に格納されているデータの一例を示す図である。 図11は、第2の実施の形態に係るシステムにおいて行われる処理の概要を説明するための図である。 図12は、第2の実施の形態に係る送信処理の処理フローを示す図である。 図13は、第2の実施の形態に係るフラグ設定処理の処理フローを示す図である。 図14は、第2の実施の形態に係る判定処理の処理フローを示す図である。 図15は、第2の実施の形態に係るCEPエンジンが行う処理の処理フローを示す図である。 図16は、第2の実施の形態に係るCEPエンジンが行う処理の処理フローを示す図である。 図17は、第3の実施の形態に係る判定処理の処理フローを示す図である。 図18は、第3の実施の形態に係るセンサデータ格納部に格納されているデータの一例を示す図である。 図19は、第4の実施の形態に係る判定処理の処理フローを示す図である。 図20は、第4の実施の形態に係るセンサデータ格納部に格納されているデータの一例を示す図である。 図21は、第5の実施の形態に係るセンサデータ格納部に格納されているデータの一例を示す図である。 図22は、コンピュータの機能ブロック図である。
[実施の形態1]
図1に、第1の実施の形態に係るシステム概要図を示す。コンピュータ11には、例えばインターネット等のネットワークであるネットワーク10を介して測定装置12乃至14が有線又は無線により接続されている。測定装置12乃至14は、データ(例えば位置データや気象データ)を測定し、測定したデータ(以下、測定データと呼ぶ)をコンピュータ11に送信する。コンピュータ11は、測定装置12乃至14から受信した測定データに対して所定の分析処理を行い、分析結果を出力する。なお、図1では測定装置は3つしか示していないが、測定装置の数に限定は無い。
図2に、図1に示したコンピュータ11の機能ブロックを示す。図2の例では、コンピュータ11は、第1処理部111と、第2処理部112と、第3処理部113とを含む。
第1処理部111は、測定装置12乃至14からデータを受信し、受信したデータを第2処理部112に出力する。第2処理部112は、第1処理部111から受け取ったデータを用いて処理を行い、処理結果を第3処理部113に出力する。第3処理部113は、第2処理部11から受け取ったデータに応じて、測定データの送信頻度を変更させるためのデータを生成し、測定装置12乃至14の少なくともいずれかに送信する処理を行う。
図3に、図1に示した測定装置12乃至14の機能ブロック図を示す。図3の例では、測定装置は、第1変更部101と、監視部102と、第2変更部103とを含む。
第1変更部101は、コンピュータ11から受信したデータを用いて、測定データの送信頻度を変更する処理を行う。また、第1変更部101は、受信したデータを監視部102に出力する。監視部102は、第1変更部101から受け取ったデータを用いて処理を行い、処理結果を第2変更部103に出力する。第2変更部103は、監視部102から受け取ったデータを用いて、測定データの送信頻度を元に戻す処理を行う。なお、測定データは、送信部(図示せず)がコンピュータ11に送信するようになっている。
次に、図4及び図5を用いて、図1に示したシステムにおいて行われる処理について説明する。はじめに、図4を用いて、コンピュータ11が行う処理について説明する。
まず、コンピュータ11における第1処理部111は、測定装置12乃至14のうちいずれかの測定装置(ここでは、測定装置12とする)から測定データを受信する(図4:ステップS1)。そして、第1処理部111は、受信した測定データを第2処理部112に出力する。
そして、第2処理部112は、第1処理部111から受け取った測定データと、記憶部(図示せず)に格納されている、測定装置13及び測定装置14の測定データとの関係を表す指標値を計算する(ステップS3)。指標値は、例えば測定装置の疎密に関する指標値や、測定装置間の距離に関する指標値である。また、第2処理部112は、計算した指標値を第3処理部113に出力する。
そして、第3処理部113は、第2処理部112から受け取った指標値に基づき、測定装置12乃至14の少なくともいずれかの測定装置に、測定データの送信頻度を変更させるためのデータ及び送信頻度を元に戻すための条件を送信する(ステップS5)。ここでは、例えば測定データの送信元の測定装置に対して送信する。そして処理を終了する。
以上のような処理を実施することにより、コンピュータ11が、受信する測定データの量を適切に制御することができるようになる。
次に、図5を用いて、測定装置12乃至14が行う処理について説明する。ここでは、便宜上、測定装置12が処理を行う場合を例にして説明する。
まず、測定装置12における第1変更部101は、測定データの送信頻度を変更するためのデータ及び送信頻度を元に戻すための条件をコンピュータ11から受信する。そして、第1変更部101は、測定データの送信頻度を変更するためのデータに従い、送信部(図示せず)が測定データを送信する頻度を変更する(図5:ステップS11)。例えば、送信部(図示せず)に新たな送信頻度を通知する。また、第1変更部101は、送信頻度を元に戻すための条件を監視部102に出力する。
そして、監視部102は、測定データの送信頻度を元に戻すための条件が満たされるかを監視する(ステップS13)。監視部102は、測定データの送信頻度を元に戻すための条件が満たされたことを検出した場合に、その旨を第2変更部103に出力する。
そして、測定データの送信頻度を元に戻すための条件が満たされていない場合(ステップS15:Noルート)、ステップS13の処理に戻る。一方、測定データの送信頻度を元に戻すための条件が満たされたことが検出された場合(ステップS15:Yesルート)、第2変更部103は、送信頻度を元に戻す処理を実行する(ステップS17)。例えば、送信部(図示せず)に元の送信頻度を通知する。そして処理を終了する。
以上のような処理を実施すれば、測定装置がコンピュータ11に送信する測定データの量が適切に制御されるようになる。
[実施の形態2]
背景技術で述べたように、CEPのシステムには、CEPエンジンが受信するイベントデータの量を状況に応じて適切に制御する仕組みが無いという問題がある。
例えば、多数のセンサが移動しながらイベントデータを測定する場合を考える。この場合、センサが密集してしまうと、分析にとって無意味な多量のデータがCEPエンジンに送信されるため、データの送受信及び分析に関する無駄なコストが生じてしまう。また、センサが密集した状態で多量のデータが送信されると、特定の伝送路に輻輳が発生し、測定データが失われることがある。さらに、測定データの送信が適切に行われていないことをセンサが検出すると、送信を一旦止めてから再度送信を行うことがある。これは、輻輳がさらに悪化する原因になる。
そこで、第2の実施の形態では、以下のような処理を行うことによりこの問題に対処している。
図6に、第2の実施の形態に係るシステム概要図を示す。第2の実施の形態では、CEPを実行するCEPエンジン21と、車両22乃至24に搭載されたセンサとが通信を行うようになっている。具体的には、例えばインターネット等のネットワークであるネットワーク20に、CEPエンジン21が有線又は無線により接続されており、また車両22乃至24に搭載されたセンサが無線により接続されている。
車両22乃至24は移動及び停止を繰り返しながら、搭載されたセンサによりイベントデータ(例えば温度のデータ)を測定し、位置情報と共にCEPエンジン21に送信する。CEPエンジン21は、センサから受信したイベントデータに対してCEP(例えば、温度の分布を分析する処理など)を実行し、実行結果を出力する。なお、図6では車両を3つしか示していないが、数に限定は無い。
図7に、CEPエンジン21の機能ブロック図を示す。図7の例では、CEPエンジン21は、受信部211と、管理部212と、データ処理部217と、処理結果格納部218とを含む。また、管理部212は、計算部213と、判断部214と、制御部215と、管理データ格納部216とを含む。
受信部211は、センサから受信したデータをデータ処理部217及び管理部212に出力する。データ処理部217は、センサから受信したイベントデータに対しCEPを実行し、実行結果を処理結果格納部218に格納する。計算部213は、受信部211から受け取ったデータを用いて、後述する指標値を計算したり、管理データ格納部216に格納されているデータを更新する処理等を行う。判断部214は、計算部213により計算された指標値に基づき、測定データの送信頻度を変更するか判断する処理等を行う。制御部215は、送信頻度を変更させるためのフラグや中断条件及び再開条件をセンサに送信する処理等を行う。
図8に、車両22乃至24に搭載されたセンサの機能ブロック図を示す。図8の例では、センサは、測定部201と、送信制御部202と、送信部206とを含む。また、送信制御部202は、データ管理部203と、センサデータ格納部204と、判定部205とを含む。
測定部201は、イベントデータを測定し、イベントデータを送信制御部202及び送信部206に出力する。送信部206は、測定部201により測定されたイベントデータ等をCEPエンジン21に送信する。データ管理部203は、センサデータ格納部204に格納されているデータを管理する処理等を行う。判定部205は、CEPエンジン21から受信した中断条件及び再開条件が満たされるか判定する処理等を行う。なお、センサは位置情報取得部(図示せず)を有しており、位置情報取得部により車両の位置情報を取得できるようになっている。
図9に、CEPエンジン21における管理データ格納部216に格納されているデータの一例を示す。図9の例では、センサIDと、フラグと、送信中断事由と、温度と、位置とが格納されるようになっている。
図10に、センサにおけるセンサデータ格納部204に格納されているデータの一例を示す。図10の例では、センサIDと、フラグと、中断条件と、再開条件と、温度とが格納されるようになっている。フラグは、「ON」又は「OFF」が設定される。
次に、図11乃至図16を用いて、図6に示したシステムにおいて行われる処理について説明する。まず、図11を用いて、図6に示したシステムにおいて行われる処理の概要を説明する。
図11に示すように、本実施の形態では、センサがイベントデータを測定すると、位置情報と共にCEPエンジン21に送信する。CEPエンジン21は、センサから測定データ及び位置情報を収集し、管理データ格納部216において管理する。
CEPエンジン21は、位置情報により、センサ同士が接近したことを検出する。図11の例では、センサ4とセンサ5が接近していることを検出したため、センサ5によるイベントデータの送信を中断させている。ここで、CEPエンジン21は、管理データ格納部216において、センサ5に対して「OFF」のフラグを設定する。また、センサ5は、センサデータ格納部204においてフラグを「OFF」に設定する。このように、CEPエンジン21とセンサとの間でフラグの同期を取りつつ、送信の中断が適切に行われるようにする。
次に、図12乃至図14を用いて、車両22乃至24に搭載されたセンサが行う処理について説明する。まず、イベントデータ取得時の処理について説明する。センサにおける測定部201は、イベントデータ(例えば温度のデータ)を測定する(図12:ステップS21)。そして、測定部201はイベントデータを送信部206に出力し、またデータ管理部203に送信可否の判断を要求する。
そして、データ管理部203は、センサデータ格納部204(図8)においてフラグが「ON」に設定されているか判断する(ステップS23)。フラグが「ON」に設定されていない(すなわち「OFF」に設定されている)と判断された場合(ステップS23:Noルート)、送信部206によるイベントデータの送信を行わず、処理を終了する。一方、フラグが「ON」に設定されていると判断された場合(ステップS23:Yesルート)、データ管理部203は、送信可能であることを送信部206に通知する。
そして、送信部206は、イベントデータ及び位置情報取得部(図示せず)から取得した位置情報をCEPエンジン21に送信する(ステップS25)。そして処理を終了する。
このように、イベントデータの取得時にセンサデータ格納部204に設定されているフラグを確認することにより、イベントデータの送信可否を判断することができる。
次に、フラグの更新処理について説明する。まず、データ管理部203は、CEPエンジン21からフラグを受信したか判断する(図13:ステップS31)。CEPエンジン21からフラグを受信したと判断された場合(ステップS31:Yesルート)、データ管理部203は、「OFF」を示すフラグを受信したか判断する(ステップS33)。「OFF」を示すフラグを受信したと判断された場合(ステップS33:Yesルート)、データ管理部203は、センサデータ格納部204においてフラグが「OFF」に設定されているか判断する(ステップS35)。フラグが「OFF」に設定されている場合(ステップS35:Yesルート)、フラグを変更しないので、処理を終了する。
一方、フラグが「OFF」に設定されていない(すなわち「ON」に設定されている)と判断された場合(ステップS35:Noルート)、データ管理部203は、センサデータ格納部204においてフラグを「OFF」に設定する(ステップS37)。そして、データ管理部203は、センサIDを含み且つフラグを「OFF」に設定したことを示す変更通知をCEPエンジン21に送信する(ステップS39)。そして処理を終了する。
一方、ステップS33において「OFF」を示すフラグを受信していない場合(ステップS33:Noルート)、「ON」を示すフラグを受信したので、データ管理部203は、センサデータ格納部204においてフラグが「ON」に設定されているか判断する(ステップS41)。フラグが「ON」に設定されていると判断された場合(ステップS41:Yesルート)、フラグを変更しないので、処理を終了する。
一方、フラグが「ON」に設定されていない(すなわち「OFF」に設定されている)と判断された場合(ステップS41:Noルート)、データ管理部203は、センサデータ格納部204においてフラグを「ON」に設定する(ステップS43)。また、データ管理部203は、センサIDを含み且つフラグを「ON」に設定したことを示す変更通知をCEPエンジン21に送信する(ステップS39)。そして処理を終了する。
一方、ステップS31において、CEPエンジン21からフラグを受信していないと判断された場合(ステップS31:Noルート)、判定部205は、判定処理を実施する(ステップS45)。判定処理については、図14を用いて説明する。
まず、判定部205は、センサデータ格納部204においてフラグが「ON」に設定されているか判断する(図14:ステップS51)。フラグが「ON」に設定されていると判断された場合(ステップS51:Yesルート)、判定部205は、中断条件が成立するか判断する(ステップS53)。中断条件が成立しないと判断された場合(ステップS53:Noルート)、フラグを変更しないので、元の処理に戻る。
なお、中断条件としては、例えば「車両が所定時間以上停止している」という条件や「送信を再開してから所定時間以上経過した」という条件、「他の車両との距離が所定距離以下になった」という条件、「所定範囲外に移動した」という条件等が考えられる。本実施の形態においては、このような中断条件を予めCEPエンジン21から受信しているとする。
一方、中断条件が成立したと判断された場合(ステップS53:Yesルート)、判定部205は、センサデータ格納部204においてフラグを「OFF」に設定する(ステップS55)。そして、判定部205は、センサIDを含み且つフラグを「OFF」に設定したことを示す変更通知をCEPエンジン21に送信し(ステップS57)、元の処理に戻る。
一方、ステップS51において、フラグが「ON」に設定されていない(すなわち「OFF」に設定されている)と判断された場合(ステップS51:Noルート)、判定部205は、再開条件が成立するか判断する(ステップS59)。再開条件が成立しないと判断された場合(ステップS59:Noルート)、フラグを変更しないので、元の処理に戻る。
なお、再開条件としては、例えば「送信を中断してから所定時間以上経過した」という条件や「送信を中断した時点の位置から所定距離以上移動した」という条件、「他の車両との距離が所定距離以上になった」という条件、「右折又は左折をした」という条件、「移動速度が所定速度以上である(そのため、間もなく他の車両との距離が所定距離以上になると推定される)」という条件等が考えられる。本実施の形態においては、このような再開条件を予めCEPエンジン21から受信しているとする。
そして、ステップS59において再開条件が成立すると判断された場合(ステップS59:Yesルート)、判定部205は、センサデータ格納部204においてフラグを「ON」に設定する(ステップS60)。また、判定部205は、センサIDを含み且つフラグを「ON」に設定したことを示す変更通知をCEPエンジン21に送信する(ステップS57)。そして元の処理に戻る。
なお、送信を再開した場合に、必ずしも変更通知をCEPエンジン21に送信しなくてもよい。CEPエンジン21では、イベントデータを受信することによって、フラグが変更されたことがわかるからである。
このような処理を実施することにより、イベントデータの送信の中断及び再開をセンサにおいて自的に判定することができるようになる。
図13の説明に戻り、判定処理(ステップS45)が終了すると、フラグ設定処理は終了する。
以上のような処理を実施することにより、CEPエンジン21からの要求、又は中断条件及び再開条件の成立によりフラグが更新され、センサが送信するイベントデータの量が適切に制御される。
次に、図15及び図16を用いて、CEPエンジン21が行う処理について説明する。まず、CEPエンジン21における受信部211は、車両22乃至24に搭載されたセンサのうちいずれかのセンサからデータを受信する(図15:ステップS61)。ここでは、変更通知、又はイベントデータ及び位置情報を受信するものとする。受信部211は、受信したデータを計算部213に出力する。
そして、計算部213は、ステップS61において変更通知を受信したか判断する(ステップS63)。変更通知を受信した場合(ステップS63:Yesルート)、計算部213は、管理データ格納部216(図9)において、変更通知に含まれるセンサIDに対応付けられているフラグを、変更通知に従い変更し(ステップS65)、ステップS61の処理に戻る。
一方、変更通知を受信していない(すなわち、イベントデータ及び位置情報を受信した)場合(ステップS63:Noルート)、計算部213は、データ処理部217にイベントデータの処理を要求する。そして、データ処理部217は、イベントデータに対してCEPを実行し(ステップS67)、実行結果を処理結果格納部218に格納する。
また、計算部213は、ステップS61において受信した位置情報と、管理データ格納部216に格納されている位置情報とを用いて、センサの位置に関する指標値を算出する(ステップS69)。センサの位置に関する指標値とは、例えば「ステップS61において受信した位置情報の送信元のセンサ(以下、送信元センサと呼ぶ)と当該送信元センサに最も近いセンサとの距離」や「送信元センサを中心とした所定範囲におけるセンサの粗密度合い」等である。但し、センサの位置に関する指標値はこのようなものに限られるわけではない。なお、計算部213は、計算した指標値を判断部214に出力する。
そして、判断部214は、ステップS69において計算された指標値と、予め定められた基準値(例えば距離に関する基準値や粗密度合いに関する基準値)とを比較することにより、送信元センサのイベントデータの送信を中断させるか判断する(ステップS71)。例えば、距離に関する指標値が基準値を下回っている場合、すなわち送信元センサと当該送信元センサに最も近いセンサとの距離が所定距離以下である場合に、イベントデータの送信を中断させる。また、例えば、粗密度合いに関する指標値が基準値を上回っている場合、すなわち送信元センサを中心とした所定範囲におけるセンサの粗密度合いが基準値以上である場合に、イベントデータの送信を中断させる。
そして、送信元センサのイベントデータの送信を中断させないと判断された場合(ステップS71:Noルート)、処理は端子Aを介して図16のステップS79に移行する。送信元センサのイベントデータの送信を中断させると判断された場合(ステップS71:Yesルート)、判断部214は、「OFF」を示すフラグの送信先のセンサを特定する(ステップS73)。なお、判断部214は、イベントデータの送信中断及び送信を中断するセンサを制御部215に通知する。
フラグの送信先のセンサは、送信元のセンサと当該送信元センサに最も近いセンサとの距離が所定距離以下である場合には、送信元センサ又は当該送信元センサに最も近いセンサすればよい。また、粗密度合いに関する指標値が基準値を上回っている場合、すなわちセンサが密集していると判断された場合には、センサ群の中から代表的な1又は複数のセンサを特定し、特定されたセンサ以外のセンサによるイベントデータの送信を中断させるようにしてもよい。
そして、制御部215は、イベントデータの送信を中断させるセンサに対して、「OFF」を示すフラグを送信する(ステップS75)。また、制御部215は、イベントデータの送信を中断させるセンサに対して、中断を再開させるための再開条件を送信する(ステップS77)。さらに、制御部215は、管理データ格納部216において、イベントデータの送信を中断させるセンサについて「OFF」のフラグを設定する。そして処理は端子Aを介して図16のステップS79に移行する。
図16の説明に移行し、判断部214は、管理データ格納部216において送信中断事由が登録されているセンサについて、送信中断事由が解消したか判断する(ステップS79)。例えば、中断を開始してからの時間を判断部214が計測しておき、所定時間以上経過したかを判断する。
送信中断事由が解消されたと判断された場合(ステップS79:Yesルート)、判断部214は、イベントデータの送信を再開させるセンサを制御部215に通知する。そして、制御部215は、イベントデータの送信を再開させるセンサに対して、「ON」を示すフラグを送信する(ステップS81)。また、制御部215は、イベントデータの送信を再開させるセンサに対して、送信を中断させるための中断条件を送信する(ステップS83)。さらに、制御部215は、管理データ格納部216において、イベントデータの送信を中断させるセンサについて「ON」のフラグを設定する。そして、処理はステップS85に移行する。
一方、送信中断事由が解消されていないと判断された場合(ステップS79:Noルート)、判断部214は、処理を終了するか判断する(ステップS85)。例えば、CEPエンジン21の管理者から終了指示がなされたかを判断する。処理を終了しないと判断された場合(ステップS85:Noルート)、処理は端子Bを介してステップS61の処理に戻る。一方、処理を終了すると判断した場合(ステップS85:Yesルート)、処理を終了する。
以上のような処理を実施することにより、センサから受信するイベントデータの量を適切に制御できるようになる。
[実施の形態3]
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、センサは中断条件が成立するか否かの判断を行わないという点で第2の実施の形態と異なっている。その他の部分については、第2の実施の形態と同様である。
そのため、CEPエンジン21は、ステップS83の処理(すなわち、中断条件をセンサに送信する処理)を行わない。
また、センサの処理は、第2の実施の形態と比較すると、判定処理の内容が異なっている。そこで、第3の実施の形態の判定処理について図17及び図18を用いて説明する。
まず、判定部205は、センサデータ格納部204においてフラグが「OFF」に設定されているか判断する(図17:ステップS91)。フラグが「OFF」に設定されていない(すなわち「ON」に設定されている)と判断された場合(ステップS91:Noルート)、フラグを変更しないので、元の処理に戻る。
なお、第3の実施の形態においては、図18に示すようなデータがセンサデータ格納部204に格納されている。図18の例では、センサIDと、フラグと、再開条件と、温度とが格納されるようになっている。
一方、フラグが「OFF」に設定されていると判断された場合(ステップS91:Yesルート)、判定部205は、再開条件が成立するか判断する(ステップS93)。再開条件については、第2の実施の形態で述べたとおりである。
再開条件が成立しないと判断された場合(ステップS93:Noルート)、フラグを変更しないので、元の処理に戻る。
一方、再開条件が成立すると判断された場合(ステップS93:Yesルート)、判定部205は、センサデータ格納部204においてフラグを「ON」に設定する(ステップS95)。また、判定部205は、センサIDを含み且つフラグを「ON」に設定したことを示す変更通知をCEPエンジン21に送信する(ステップS97)。そして元の処理に戻る。
このようにすれば、中断条件が成立するか判定する機能をセンサが有していなくても、CEPエンジン21に送信するイベントデータの量を適切に制御することができる。
[実施の形態4]
次に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態は、センサは再開条件が成立するか否かの判断を行わないという点で第2の実施の形態と異なっている。その他の部分については、第2の実施の形態と同様である。
そのため、CEPエンジン21は、ステップS77の処理(すなわち、再開条件をセンサに送信する処理)を行わない。
また、センサの処理は、第2の実施の形態と比較すると、判定処理の内容が異なっている。そこで、第4の実施の形態の判定処理について図19及び図20を用いて説明する。
まず、判定部205は、センサデータ格納部204においてフラグが「ON」に設定されているか判断する(図19:ステップS101)。フラグが「ON」に設定されていない(すなわち「OFF」に設定されている)と判断された場合(ステップS101:Noルート)、フラグを変更しないので、元の処理に戻る。
なお、第4の実施の形態においては、図20に示すようなデータがセンサデータ格納部204に格納されている。図20の例では、センサIDと、フラグと、中断条件と、温度とが格納されるようになっている。
一方、フラグが「ON」に設定されていると判断された場合(ステップS101:Yesルート)、判定部205は、中断条件が成立するか判断する(ステップS103)。中断条件については、第2の実施の形態で述べたとおりである。
中断条件が成立しないと判断された場合(ステップS103:Noルート)、フラグを変更しないので、元の処理に戻る。
一方、中断条件が成立すると判断された場合(ステップS103:Yesルート)、判定部205は、センサデータ格納部204においてフラグを「OFF」に設定する(ステップS105)。また、判定部205は、センサIDを含み且つフラグを「OFF」に設定したことを示す変更通知をCEPエンジン21に送信する(ステップS107)。そして元の処理に戻る。
このようにすれば、再開条件が成立するかを判定する機能をセンサが有していなくても、CEPエンジン21に送信するデータの量を適切に制御することができる。
[実施の形態5]
次に、第5の実施の形態について説明する。第5の実施の形態は、センサは中断条件及び再開条件が成立するか否かの判断を行わないという点で第2の実施の形態と異なっている。その他の部分については、第2の実施の形態と同様である。
そのため、CEPエンジン21は、ステップS77の処理(すなわち、再開条件をセンサに送信する処理)及びステップS83の処理(すなわち、中断条件をセンサに送信する処理)を行わない。
一方、センサは、中断条件及び再開条件が成立するか否かの判断を行わないので、ステップS45の判定処理を行わない。従って、第5の実施の形態においては、図21に示すようなデータがセンサデータ格納部204に格納されている。図21の例では、センサIDと、フラグと、温度とが格納されるようになっている。
このように、センサはフラグを変更するか否かの判断を全く行わず、CEPエンジン21がイベントデータの送信頻度を完全に制御するようにしても、送信されるイベントデータの量は適切に制御される。
以上本技術の一実施の形態を説明したが、本技術はこれに限定されるものではない。例えば、上で説明したコンピュータ11、測定装置12、CEPエンジン21及びセンサの機能ブロック図は必ずしも実際のプログラムモジュール構成に対応するものではない。
また、上で説明した処理フローは、処理結果が変わらなければ処理の順番を入れ替えることも可能である。さらに、並列に実行させるようにしても良い。
なお、実施の形態2乃至5においては、車両に搭載したセンサを例にして説明をしたが、車両に限られるわけではなく、携帯電話等に実施の形態を適用するようにしてもよい。
また、実施の形態2乃至5においては、送信頻度を制御するためのフラグは「ON」又は「OFF」の2段階としたが、例えば最も近いセンサとの距離に応じて送信頻度を変更するなど、より細かく送信頻度を調整するようにしてもよい。
また、実施の形態2乃至5においては、センサが移動する場合を例にして説明したが、移動しないセンサに対して本実施の形態を適用するようにしてもよい。例えば気象データの定点観測を行うセンサが複数配置されている場合に、CEPエンジンが測定データを収集して測定値の分布を解析し、解析結果に基づき測定データの送信頻度を変更するか判断するようにしてもよい。
また、実施の形態2乃至5においては、センサによるイベントデータの送信を中断させるか否かの判断において、位置に関する指標値を用いなくても、例えば日時の条件等を用いるようにしてもよい。例えば、ラッシュの時間帯とそれ以外の時間帯とで送信頻度を変えたり、また平日と休祭日とで送信頻度を変えるようにしてもよい。
なお、上で述べたコンピュータ11及びCEPエンジン21は、コンピュータ装置であって、図22に示すように、メモリ2501とCPU2503とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
なお、図及び図に示した各処理部は、CPU2503及びプログラムの組み合わせ、すなわち、CPU2503がプログラムを実行することにより実現してもよい。より具体的には、CPU2503は、HDD2505又はメモリ2501に記憶されたプログラムに従った動作を行うことで、上で述べたような処理部として機能してもよい。また、図及び図に示した各データ格納部は、図22におけるメモリ2501やHDD2505等として実現してもよい。
以上述べた本実施の形態をまとめると以下のようになる。
本実施の形態の第1の態様に係る通信制御方法は、(A)複数の測定装置のうち1の測定装置から当該1の測定装置の測定データを受信するステップと、(B)1の測定装置の測定データと、複数の測定装置の測定データとの関係を表す指標値を計算する計算ステップと、(C)計算された指標値に基づき、複数の測定装置のうち少なくともいずれかの測定装置に、測定データの送信頻度を変更させるためのデータを送信する送信ステップとを含む。
このような処理を実施すれば、測定装置から受信する測定データの量を適切に制御することができるようになる。これにより、コンピュータにおける無駄な処理コストを減らし、またネットワークの帯域を有効に利用できるようになる。なお、測定装置が移動していない場合でも、測定値の偏り等から送信頻度を変更する場合もある。また、計算された指標値によっては、測定データの送信頻度を変更させるためのデータを送信しない場合もある。
また、上で述べた送信ステップが、(c1)測定データの送信頻度を変更させるためのデータの送信先の測定装置に、測定データの送信頻度を元に戻すための条件をさらに送信するステップを含むようにしてもよい。このようにすれば、送信頻度を元に戻すか否かの判断を測定装置が自律的に行うことができるようになる。
また、測定データには位置情報が含まれるようにしてもよい。そして、上で述べた計算ステップが、(b1)1の測定装置の位置情報と複数の測定装置の位置情報とを用いて、1の測定装置を含む所定範囲における測定装置の疎密に関する指標値を計算するステップを含むようにしてもよい。また、上で述べた送信ステップが、(c2)計算された疎密に関する指標値と粗密に関する所定の基準値とを比較することにより、測定データの送信頻度を変更するか判断するステップを含むようにしてもよい。このような処理を行うことにより、測定装置の疎密の状態に応じて効率的に測定データを受信できる。
また、測定データには位置情報が含まれるようにしてもよい。そして、上で述べた計算ステップが、(b2)1の測定装置の位置情報と複数の測定装置の位置情報とを用いて、1の測定装置と複数の測定装置のうち当該1の測定装置に最も近い測定装置との距離に関する指標値を計算するステップを含み、上で述べた送信ステップが、(c3)計算された距離に関する指標値と距離に関する所定の基準値とを比較することにより、測定データの送信頻度を変更するか判断するステップを含むようにしてもよい。このような処理を行うことにより、測定装置間の距離に応じて効率的に測定データを受信できる。
また、上で述べた方法が、(D)測定データの送信頻度を変更すると判断した場合には、1の測定装置を含む所定範囲から1又は複数の測定装置を特定する処理ステップをさらに含むようにしてもよい。そして、上で述べた送信ステップが、(c4)特定された1又は複数の測定装置に、測定データの送信頻度を変更するためのデータを送信するステップを含むようにしてもよい。このようにすれば、例えばセンサが密集しているような場合においても、受信する測定データの量をより柔軟に制御することができるようになる。
また、上で述べた送信ステップが、(c5)測定データの送信頻度を変更すると判断した場合には、1の測定装置又は当該1の測定装置に最も近い測定装置に、測定データの送信頻度を変更するためのデータを送信するステップを含むようにしてもよい。接近している2つの測定装置から送信される測定データは、一方が無意味なものになる可能性があるため、このような処理を行うことにより効率的に測定データを受信できる。
また、上で述べた測定データの送信頻度を元に戻すための条件が、送信頻度を変更してからの経過時間に関する条件、送信頻度を変更してからの移動距離に関する条件、移動速度に関する条件及び他の測定装置との距離に関する条件の少なくともいずれかを含むようにしてもよい。このような条件であれば、送信頻度を元に戻すか否かの判断を測定装置において行うことができるようになる。
本実施の形態の第2の態様に係る通信制御方法は、(E)測定データの送信頻度を変更するためのデータを、測定データを収集して処理を実行するコンピュータから受信した場合、受信した当該データに従い、測定データの送信頻度を変更するステップと、(F)測定データの送信頻度を元に戻すための条件をコンピュータから受信した場合、当該条件が満たされるか監視するステップと、(G)測定データの送信頻度を元に戻すための条件が満たされたことを検出した場合、測定データの送信頻度を元に戻すステップとを含む。
このような処理であれば、測定データの送信頻度の変更が柔軟に行われるので、コンピュータにおける無駄な処理コストを減らし、またネットワークの帯域を有効に利用できるようになる。
本実施の形態の第3の態様に係る通信制御方法は、(H)複数の測定装置のうち1の測定装置から当該1の測定装置の測定データを受信するステップと、(I)1の測定装置の測定データと、複数の測定装置の測定データとの関係を表す指標値を計算する計算ステップと、(J)計算された指標値に基づき、測定データの送信頻度を変更するか判断する判断ステップと、(K)測定データの送信頻度を変更すると判断した場合には、複数の測定装置のうち少なくともいずれかの測定装置に、測定データの送信頻度を変更させるためのデータを送信する送信ステップとを含む。
なお、上記方法による処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。尚、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。

Claims (10)

  1. 複数の測定装置の測定データをそれぞれ受信するコンピュータに
    前記複数の測定装置に含まれる第1の測定装置の測定データの受信に応じ、前記1の測定装置の測定データと、前記コンピュータが有する前記複数の測定装置の測定データとの関係を表す指標値を生成し
    記指標値に応じて、前記複数の測定装置より測定データの送信を中断させる測定装置を選択し、
    前記選択した測定装置に測定データの送信を中断させるためのデータを送信する
    処理を実行させるためのプログラム。
  2. 前記送信する処理において、
    前記選択した測定装置に、測定データの送信を再開させるための条件をさらに送信する
    ことを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  3. 前記測定データには位置情報が含まれ、
    前記生成する処理は、前記1の測定装置の位置情報と前記複数の測定装置の位置情報とを用いて、前記1の測定装置を含む所定範囲における前記測定装置の密に関する指標値を計算し、
    前記選択する処理は、計算された前記密に関する指標値と粗密に関する所定の基準値とを比較することにより、測定データの送信を中断させる測定装置を選択するか判断する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のプログラム。
  4. 前記測定データには位置情報が含まれ、
    前記生成する処理は、前記1の測定装置の位置情報と前記複数の測定装置の位置情報とを用いて、前記1の測定装置と前記複数の測定装置のうち当該1の測定装置に最も近い測定装置との距離に関する指標値を計算し、
    前記選択する処理は、計算された前記距離に関する指標値と距離に関する所定の基準値とを比較することにより、測定データの送信を中断させる測定装置を選択するか判断する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のプログラム。
  5. 請求項3記載のプログラムであって、
    定データの送信を中断させる測定装置を選択すると判断した場合には、前記1の測定装置を含む所定範囲から1又は複数の測定装置を特定する
    処理をさらに前記コンピュータに実行させ、
    前記送信する処理は、特定された前記1又は複数の測定装置に、前記測定データの送信を中断させるためのデータを送信する
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 測定データの送信を中断するためのデータの受信に応じ、測定データの送信を中断し
    定データの送信中断を再開するための再開条件を受信した場合、当該再開条件が満たされるか監視し、
    前記再開条件が満たされたことを検出した場合、前記測定データの送信を再開する
    処理を測定装置に実行させるためのプログラム。
  7. 複数の測定装置の測定データをそれぞれ受信するコンピュータにより実行される通信制御方法であって
    前記複数の測定装置に含まれる第1の測定装置の測定データの受信に応じ、前記1の測定装置の測定データと、前記コンピュータが有する前記複数の測定装置の測定データとの関係を表す指標値を生成し
    記指標値に応じて、前記複数の測定装置より測定データの送信を中断させる測定装置を選択し、
    前記選択した測定装置に測定データの送信を中断させるためのデータを送信する
    処理を含通信制御方法。
  8. 複数の測定装置の測定データをそれぞれ受信する通信制御装置であって
    前記複数の測定装置に含まれる第1の測定装置の測定データの受信に応じ、前記1の測定装置の測定データと、前記通信制御装置が有する前記複数の測定装置の測定データとの関係を表す指標値を生成する生成部と、
    記指標値に応じて、前記複数の測定装置より測定データの送信を中断させる測定装置を選択する選択部と、
    前記選択した測定装置に測定データの送信を中断させるためのデータを送信する送信部と、
    を有する通信制御装置。
  9. 測定データの送信を中断するためのデータの受信に応じ、測定データの送信を中断し
    定データの送信中断を再開するための再開条件を受信した場合、当該再開条件が満たされるか監視
    前記再開条件が満たされたことを検出した場合、前記測定データの送信を再開する
    処理を含み、測定装置により実行される通信制御方法。
  10. 測定データの送信を中断するためのデータの受信に応じ、測定データの送信を中断する中断部と
    定データの送信中断を再開するための再開条件を受信した場合、当該再開条件が満たされるか監視する監視部と、
    前記再開条件が満たされたことを検出した場合、前記測定データの送信を再開する再開部と、
    を有する測定装置。
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