JP4952443B2 - 防蟻性能試験装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば建物において使用される木材や断熱材等からなる試験体を用いて、その試験体の防蟻性能を把握するための試験装置に関する。
シロアリは、湿度が高くて通風が良好でない等の条件下であれば、土壌から基礎を経て建物へ侵入し、建物の土台や柱等の木質部分に対して大きな食害をもたらす習性を持っている。このようなシロアリによる食害を防止するために、土台や柱等の木材として、シロアリによって食害され難い樹種の木材を用いたり、薬剤を塗布又は加圧注入した処理木材を用いるといった対策がなされている。
また、近年では、建物の高気密、高断熱化に伴い、基礎の外側や内側に断熱材を張り付けて床下空間の断熱性を高めるようにした基礎断熱工法を採用した建物が広く普及しており、これに伴って、シロアリによって食害され難い無機発泡体等からなる断熱材や薬剤を混入した防蟻断熱材も商品化されている。
上記のような木材の防蟻性能を実際に把握する方法としては、例えば日本木材保存協会において規格されている室内防蟻効力試験や野外防蟻効力試験等が知られており、また断熱材の防蟻性能の把握も同様の方法によって行われていることが多い。
ところが、上記のような方法は、シロアリが木材や断熱材自体を好んで食害するかどうかを確認するには適しているが、木材や断熱材の実際の使用状況における防蟻性能を把握する方法としては不十分であった。
シロアリは、1mm以上の隙間があれば進入すると言われており、木材や断熱材の実際の使用状況において、それら木材や断熱材を施工したときに生じる隙間にシロアリが入り込んで行き場を失ったときには、好んで食害することのないとされる木材や断熱材であっても食害されることがある。すなわち、上記試験の結果、防蟻性能ありと認定された木材や断熱材であっても、実際の使用においてシロアリによる食害がもたらされることがあり、今一つ信頼性に欠けていた。
そこで、木材や断熱材の実際の使用状況を再現して、防蟻性能を把握するようにした施設が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2000−262200号公報
しかしながら、上記のような施設は、実際に構築した基礎の天端面に土台となる木材を取り付け、さらに基礎の外側や内側に断熱材を張り付けてなる土台基礎構造を多種類用意するといった大掛かりなもので、防蟻性能の把握に際して多大な手間と費用を要するといった不具合があった。
そこで、この発明は、上記の不具合を解消して、建物に使用される木材や断熱材の防蟻性能を、実際の使用状況に即した厳しい条件下において、簡単且つ安価に把握することができる防蟻性能試験装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、この発明に係る防蟻性能試験装置1は、木材や断熱材等からなる試験体2、2の防蟻性能を把握するためのものであって、一対の試験体2、2間に、シロアリを閉じ込めるための隙間6を形成して、この隙間6に前記試験体2、2を臨ませるとともに、前記隙間6に閉じ込められたシロアリが前記試験体2、2の内部を食害しながら進むことによって到達する位置に餌材20を配置したことを特徴とする。
具体的には、一対の柱状の試験体2、2を用いて、これら一対の試験体2、2における互いに対向する縦方向に沿った側面3、3間に、シロアリによって食害されないスペーサ4を介在させることで、前記側面3、3間において上端部が前記スペーサ4によって閉塞された前記隙間6を形成するとともに、前記試験体2、2の上面12、12に前記餌材20を設置している。
また、前記一対の試験体2、2における互いに隣接する縦方向に沿った前面10、10間及び後面11、11間に跨って、シロアリによって食害されない閉塞板15、15を夫々張り合わせて、これら閉塞板15、15によって前記隙間6の縦方向に沿った両端開口部を塞いでいる。そして、前記閉塞板15、15を透明若しくは半透明として、前記試験体2、2の食害状況を外部から視認可能としている。
さらに、前記隙間6の下端部に、シロアリを前記隙間6内へ誘引する誘引材5を設けている。
また、前記試験体2、2の縦方向に沿った外部露出面13、13において、シロアリの這い上がりや食害状況を確認可能としている。そして、この外部露出面13、13に、シロアリの前記餌材20までの這い上がりを規制する這い上がり規制部22を設けている。
この発明の防蟻性能試験装置では、シロアリを強制的に隙間に閉じ込めて、隙間に臨ませた試験体の内部を食害して進むか、試験体の内部を食害せずに戻るかの選択を迫るようにしていることから、試験後の試験体や餌材の食害状況を観察してシロアリの挙動を確認することで、実際の使用状況に即した厳しい条件下での木材や断熱材の防蟻性能を経時的に把握することができ、防蟻性能の認定に際しての信頼性を向上することができる。しかも、土台基礎構造を多種類用意する大掛かりな施設と比べて、構造が簡単で、防蟻性能試験も手軽に行うことができ、防蟻性能の把握に際しての手間と費用を大幅に削減することができる。
また、一対の試験体の互いに対向する側面間にスペーサを介在させることで、側面間において上端部がスペーサによって閉塞された隙間を形成しているので、スペーサの厚みを適宜調整することで、側面間の距離すなわち隙間の広さを任意に設定することができる。従って、隙間の広さをシロアリがそのまま這い上がれる2mm前後の設定したものと、シロアリが試験体を僅かに食害しながらでないと這い上がれない1mm以下に設定したものとを用意することで、シロアリの隙間内の這い上がりに際して、隙間を拡張しないで済めば這い上がるが隙間を拡張してまでは這い上がらない、隙間を拡張してまでも這い上がるといった挙動を確認することができ、防蟻性能をより詳細に把握することができる。
さらに、一対の試験体の互いに隣接する前面間及び後面間に跨って、透明若しくは半透明の閉塞板を夫々張り合わせて、これら閉塞板によって隙間の両端開口部を塞ぐことで、試験装置を分解したり試験体を切断することなく、試験体の食害状況を外部から視認可能となり、確認作業を簡単に行うことができる。
さらにまた、隙間の下端部に誘引材を設けることで、シロアリを隙間内へ確実に効率良く誘い込むことができ、防蟻性能試験をより効果的に行うことができる。
また、試験体の外部露出面において、隙間に閉じ込められてない状態でのシロアリの這い上がりや食害状況を確認可能とすることで、シロアリが試験体を単に好んで食するかどうかの確認も併せて行うことができ、防蟻性能をより詳細に把握することができる。しかも、外部露出面に這い上がり規制部を設けて、シロアリの餌材までの這い上がりを規制することで、シロアリは試験体の内部を食害しながら進まなければ餌材に到達することができず、試験体が餌材までの単なる通り道となって餌材が食害されることを防止して、防蟻性能の認定を精度良く行うことができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この発明の一実施形態に係る防蟻性能試験装置1は、例えば建物の断熱基礎工法において用いられる各種の防蟻断熱材を試験体2、2として、その試験体2、2の防蟻性能を把握するものである。
図1乃至図5に示すように、試験体2、2は、略角柱状に形成されている。具体的には、断面が1辺約30mmの略正方形で、高さが約210mmとされている。そして、これら一対の試験体2、2における互いに対向する縦方向に沿った内側面3、3間に、スペーサ4及び誘引材5を介在させることで、シロアリを導いて閉じ込めるための隙間6が形成されている。
スペーサ4は、シロアリによって食害されない例えばアクリル板からなり、幅約30mm、高さ約20mmの略長方形状に形成され、試験体2、2の上面12、12から約40mm下がった位置において内側面3、3間に挟み込まれて、隙間6の上端部を塞いでいる。
誘引材5は、シロアリが好んで食害する例えばダンボールからなる誘引部7と、シロアリによって食害されない例えばアクリル板からなる一対のスペーサ部8、8とからなる。誘引部7は、幅約20mm、高さ約90mmの帯板状に形成され、一対のスペーサ部8、8は、幅約5mm、高さ約60mmの帯板状に形成されている。そして、誘引部7の上端及び下端が突出するようにして、誘引部7をスペーサ部8、8によって両側から挟み込むことで、全体的に平板状に形成されている。この誘引材5は、試験体2、2の下面から誘引部7の下端が張り出すようにして内側面3、3間に挟み込まれて、隙間6の下端部を塞いでいる。
また、一対の試験体2、2における互いに隣接する縦方向に沿った前面10、10及び後面11、11間に跨って、閉塞板15、15が夫々張り合わされて、これら閉塞板15、15によって隙間6の縦方向に沿った両端開口部が塞がれている。閉塞板15、15は、シロアリによって食害されない例えば透明のアクリル板からなり、幅約60mm、高さ約150mmの略長方形状に形成されている。このように、閉塞板15、15を透明にすることで、試験体2、2の食害状況が外部から視認可能となっている。なお、試験体2、2の食害状況を外部から視認可能であれば、閉塞板15、15を半透明のものにしても良い。
隙間6は、幅約30mm、高さ約90mmで、スペーサ4及び誘引材5の厚みを調整することによって、広さが2mm前後若しくは1mm以下に設定されている。そして、隙間6の下端部には、誘引材5の誘引部7の上端が張り出していて、外部のシロアリが誘引部7を食害しながら隙間6内へ効率良く誘引されるようになっている。
また、試験体2、2の上面12、12に跨って、シロアリが好んで食害する例えば木材からなる餌材20が設置されている。すなわち、餌材20は、隙間6に閉じ込められたシロアリが試験体2、2の内部を食害しながら進むことによって到達する位置に配置されている。この餌材20は、断面が1辺約30mmの略正方形で、高さが約10mmの略直方体状に形成されている。
この試験装置1の外周部には、スペーサ4に対応する上部位置及び誘引材5に対応する下部位置において、結束用テープ25、26が巻き付けられて、各構成部材が互いに密着するようにして一体的に組み付けられている。なお、上部位置の結束用テープ25は、シロアリによって食害されない例えば約5mm巾のアルミテープからなり、下部位置の結束用テープ26は、シロアリによって食害されない例えば約20mm巾のアルミテープからなる。
さらに、試験体2、2の縦方向に沿った外側面13、13は、シロアリの這い上がりや食害状況を確認するために外部に露出されており、この外側面である外部露出面13、13の上部位置に、シロアリの餌材20までの這い上がりを規制する這い上がり規制部22、22が夫々設けられている。この這い上がり規制部22、22は、例えばシロアリ忌避効果を有する防蟻剤を混入した塗料を塗布した約40mm巾の防蟻テープからなり、試験体2、2の上面12、12から約40mm下がった位置において、その両端部を前後の閉塞板15、15に接着するようにして、外部露出面13、13に夫々貼着されている。従って、試験体2、2の外部露出面13、13を這い上がるシロアリは、規制部22まで達すると、それ以上這い上がることができず、また閉塞板15、15の表面も滑って這い上がることができないので、試験体2、2の内部を食害しながら進まなければ、餌材20に到達できないようになっている。
次に、上記構成の防蟻性能試験装置1を用いた防蟻性能試験について説明する。室内試験においては、図1及び図2に示すように、シロアリの巣を備えたシロアリ飼育槽の土壌G中に試験装置1の下部が埋まるように設置する。具体的には、試験装置1の下から約70mmまでを土壌G中に埋めるようにする。野外試験においては、シロアリ生息地の土壌G中に試験装置1の下部が埋まるように設置して、この試験装置1を箱型容器や植木鉢、会所マス等で覆うようにする。この場合も室内試験と同様に、試験装置1の下から約70mmまでを土壌G中に埋めるようにする。
このようにして試験装置1を設置した状態において、土壌G中のシロアリは、誘引材5の誘引部7を食害しながら進むことで、隙間6内へ誘引される。このとき、隙間6の広さを2mm前後に設定した試験装置1では、隙間6内に導かれたシロアリは、隙間6に臨ませた試験体2、2の内側面3、3を食害することなく、そのまま這い上がってスペーサ4の位置まで到達することができる。また、隙間6の広さを1mm以下に設定した試験装置1では、隙間6内に導かれたシロアリは、隙間6に臨ませた試験体2、2の内側面3、3を僅かに食害して、隙間6を拡張しながら這い上がらなければスペーサ4の位置まで到達することができない。
シロアリは、スペーサ4の位置まで這い上がると、行き場を失って閉じ込められた状態となり、試験体2、2の上面12、12に設置されている餌材20まで到達するには、試験体2、2の内部を食害しながら進む必要がある。
これにより、隙間6内に閉じ込められたシロアリは、試験体2、2の内部を食害して進むか、試験体2、2の内部を食害せずに土壌G中の巣に戻るかの選択を迫られることになり、試験後の試験体2、2や餌材20の状態を観察することで、いずれを選択したのかを確認することができる。これにより、実際の使用状況に即した厳しい条件下で、試験体2、2の防蟻性能(シロアリのバリアとなり得るか否か)を経時的に把握することができる。しかも、隙間6の広さを2mm前後と1mm以下に設定した2種類の試験装置1を用いることで、シロアリの隙間6内の這い上がりに際して、隙間6を拡張しないで済めば這い上がるが隙間6を拡張してまでは這い上がらない、隙間6を拡張してまでも這い上がるといった挙動を確認することができ、試験体2、2の防蟻性能をより詳細に把握することができる。
また、試験装置1における試験体2、2の外部露出面13、13の状態を観察することで、具体的には蟻道の有無等を観察することで、隙間6に閉じ込められてない状態でのシロアリの這い上がり状況や試験体2、2の食害状況を確認することができる。すなわち、シロアリが試験体2、2を単に好んで食するかどうかの確認も併せて行うことができ、試験体2、2の防蟻性能をより詳細に把握することができる。
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態においては、試験体として防蟻断熱材を用いていたが、防蟻断熱材の代わりに建物の土台や柱等に使用する木材を用いることで、それら木材の防蟻性能を実際の使用状況に即した厳しい条件下で把握することができる。また、一対の試験体としては、同種のものに限らず、種類の異なるものを使用しても良い。
図6に示すように、4種類(No.1〜No.4)の異なる防蟻薬剤を混入したポリスチレンフォーム断熱材もしくはポリウレタンフォーム断熱材、3種類(No.5〜No.7)の防蟻薬剤を混入していない高強度タイプ断熱材、1種類(No.8)の防蟻薬剤を混入していない比較用ポリスチレンフォーム断熱材を夫々試験体2、2とした合計8種類の防蟻性能試験装置1・・、及び、No.1〜No.8の断熱材からなる合計8種類の試験体2・・の単体を使用して、防蟻性能試験を実施した。なお、各種類の防蟻性能試験装置1・・としては、隙間6の広さを0.5mm〜1.0mmに調整したものと、1.5mm〜3.0mmに調整したものの2仕様を夫々用意した。室内試験を採用して、各防蟻性能試験装置1・・及び各試験体2・・の単体をシロアリ飼育槽の土壌G中に設置した。
図7は、上記の防蟻性能試験の結果を示している。防蟻薬剤を混入したある程度の防蟻効力を有するNo.1の断熱材では、試験体2単体において這い上がりがあるものの食害は殆ど見受けられなかったのに対して、試験装置1においては隙間6内の這い上がりや食害が見受けられた。また、No.2の断熱材やNo.3の断熱材では、試験体2単体において這い上がりも食害も見受けられなかったのに対して、試験装置1においては隙間6内の這い上がりや食害が見受けられた。No.4の断熱材では、試験装置1でも試験体2単体でも同程度に這い上がりや食害が見受けられた。ある程度の防蟻効力を有するNo.5の高強度タイプ断熱材やNo.6の高強度タイプ断熱材では、試験体2単体において這い上がりがあるものの食害は殆ど見受けられなかったのに対して、試験装置1においては隙間6内の這い上がりや食害が見受けられた。No.7の高強度タイプ断熱材では、試験体2単体において這い上がりも食害も見受けられなかったのに対して、試験装置1においては隙間6内の這い上がりが見受けられた。全く防蟻効力のないNo.8の断熱材では、試験装置1でも試験体2単体でも同程度に這い上がりや食害が見受けられた。
このように、試験体2単体による試験において、防蟻性能ありと認定することができるような断熱材であっても、試験装置1による試験では、隙間6内の這い上がりや食害が見受けられる。このことから、試験体2単体による試験は、シロアリが断熱材を好んで食害するかどうかは確認できるが、実際の使用状況に即した厳しい条件下で断熱材がシロアリのバリアになり得るか否かまで確認することができず、これに対して、試験装置1による試験は、シロアリが断熱材を好んで食害するかどうかだけでなく、隙間に導かれて閉じ込められたシロアリの挙動から、実際の使用状況に即した厳しい条件下で断熱材がシロアリのバリアになり得るか否かまで確認することができ、断熱材の防蟻性能を把握する上でより信頼性の高い試験であることが判る。
この発明の一実施形態に係る防蟻性能試験装置を示す正面図である。 同じくその縦断面図である。 同じくその分解斜視図である。 同じくその分解斜視図である。 同じくその斜視図である。 防蟻性能試験の対象となる断熱材を示す図である。 防蟻性能試験の結果を示す図である。
符号の説明
1・・防蟻性能試験装置、2・・試験体、3・・側面、4・・スペーサ、5・・誘引材、6・・隙間、10・・前面、11・・後面、12・・上面、13・・外部露出面、15・・閉塞板、20・・餌材、22・・這い上がり規制部

Claims (7)

  1. 木材や断熱材等からなる試験体(2)(2)の防蟻性能を把握するための試験装置(1)であって、一対の試験体(2)(2)間に、シロアリを閉じ込めるための隙間(6)を形成して、この隙間(6)に前記試験体(2)(2)を臨ませるとともに、前記隙間(6)に閉じ込められたシロアリが前記試験体(2)(2)の内部を食害しながら進むことによって到達する位置に餌材(20)を配置したことを特徴とする防蟻性能試験装置。
  2. 一対の柱状の試験体(2)(2)を用いて、これら一対の試験体(2)(2)における互いに対向する縦方向に沿った側面(3)(3)間に、シロアリによって食害されないスペーサ(4)を介在させることで、前記側面(3)(3)間において上端部が前記スペーサ(4)によって閉塞された前記隙間(6)を形成するとともに、前記試験体(2)(2)の上面(12)(12)に前記餌材(20)を設置した請求項1記載の防蟻性能試験装置。
  3. 前記一対の試験体(2)(2)における互いに隣接する縦方向に沿った前面(10)(10)間及び後面(11)(11)間に跨って、シロアリによって食害されない閉塞板(15)(15)を夫々張り合わせて、これら閉塞板(15)(15)によって前記隙間(6)の縦方向に沿った両端開口部を塞いだ請求項2記載の防蟻性能試験装置。
  4. 前記閉塞板(15)(15)を透明若しくは半透明として、前記試験体(2)(2)の食害状況を外部から視認可能とした請求項3記載の防蟻性能試験装置。
  5. 前記隙間(6)の下端部に、シロアリを前記隙間(6)内へ誘引する誘引材(5)を設けた請求項2乃至4のいずれかに記載の防蟻性能試験装置。
  6. 前記試験体(2)(2)の縦方向に沿った外部露出面(13)(13)において、シロアリの這い上がりや食害状況を確認可能とした請求項3乃至5のいずれかに記載の防蟻性能試験装置。
  7. 前記試験体(2)(2)の縦方向に沿った外部露出面(13)(13)に、シロアリの前記餌材(20)までの這い上がりを規制する這い上がり規制部(22)を設けた請求項6記載の防蟻性能試験装置。
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