JP4952002B2 - イオンビーム照射装置 - Google Patents

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Description

この発明は、イオン源から引き出したイオンビームを基板に照射してイオン注入等の処理を施すイオンビーム照射装置に関する。基板にイオン注入を行う場合は、この装置はイオン注入装置またはイオンドーピング(登録商標)装置とも呼ばれる。
基板にイオンビームを照射してイオン注入等の処理を施す場合に、基板処理の均一性を良くする等のために、イオンビーム電流分布の均一性が良いことが重要である。
イオンビーム電流分布の均一性を向上させる技術として、例えば、特許文献1には、複数のフィラメントを有するイオン源の各フィラメント電流を制御して、基板位置での1次元のイオンビーム電流分布の均一性を向上させる技術が記載されている。
また、特許文献2には、1次元で走査される電子ビームをイオン源のプラズマ生成容器内に入射して、この電子ビームによってガスを電離させてプラズマを生成させることによって、イオン源から引き出すイオンビームの1次元のビーム電流分布を向上させる技術が記載されている。
特開2000−315473号公報(段落0012−0015、図1) 特開2005−38689号公報(段落0006−0008、図1)
上記特許文献1および2に記載の技術は、どちらも、1次元(具体的には、イオンビームの断面形状の長手方向)でのイオンビーム電流分布の向上しか行うことができない。即ち、特許文献1に記載の技術は、2次元のイオンビーム電流分布の均一性を向上させることはできない。特許文献2に記載の技術も、2次元のイオンビーム電流分布の均一性を向上させることはできない。しかも、イオン源から引き出すイオンビームの均一性を向上させることはできても、基板位置でのイオンビーム電流分布の均一性を確保できる保証はない。
より高度な基板処理のためには、基板位置での2次元のイオンビーム電流分布の均一性を向上させることが重要である。
例えば、イオンビームが、その進行方向と交差する面内におけるX方向(長手方向)の寸法が当該X方向と直交するY方向の寸法よりも大きい、断面長方形の形状をしている場合、大型の基板の全面にイオンビーム照射を行うために、基板をY方向に沿って機械的に走査(メカニカルスキャン)する場合があるが、イオンビーム電流分布のX方向の均一性が大事なことは勿論のこととして、Y方向の均一性が悪いと、そのようなイオンビームは通常はY方向の裾野の広がり方も不均一な場合が多く、その均一性の悪い部分の影響を避けるために、基板のY方向のオーバースキャン(イオンビーム外へ走査すること)の距離を大きくしなければならず、その結果、基板の走査距離が大きくなって装置が大型化する。
また、イオンビームの断面形状や、基板走査の有無に拘わらず、イオンビーム電流分布のX方向やY方向の均一性が悪いと、イオンビーム電流が大きい箇所での基板表面に、イオンビーム照射に伴うチャージアップ(帯電)が集中して、その箇所での放電発生によって基板表面に(例えば、当該基板表面に形成された半導体デバイス等に)ダメージを与える可能性も高くなる。
また、イオンビームのサイズを基板全体をカバーできる大きさにして、基板を走査しない場合は、当該基板の全面に均一性良く処理を施すためには、イオンビーム電流分布の2次元での均一性が良いことが特に重要である。
そこでこの発明は、基板位置での2次元のイオンビーム電流分布の均一性を向上させることができるイオンビーム照射装置を提供することを主たる目的としている。
この発明に係る第1のイオンビーム照射装置は、ガスが導入されるプラズマ生成容器内にアーク放電発生用の複数のフィラメントを有するイオン源を備えていて、当該イオン源から引き出したイオンビームを基板に照射する構成のイオンビーム照射装置であって、電子ビームを発生させてそれを前記イオン源のプラズマ生成容器内へ放出して当該電子ビームによって前記ガスを電離させてプラズマを生成するものであって当該電子ビームを前記プラズマ生成容器内において2次元で走査する1以上の電子ビーム源と、前記各電子ビーム源に、前記電子ビームの発生量制御用の引出し電圧および2次元走査用の走査電圧をそれぞれ供給する1以上の電子ビーム用電源と、2次元に分布した複数のモニタ点を有していて、前記基板の位置に相当する位置における前記イオンビームの2次元のイオンビーム電流分布を測定するイオンビームモニタと、前記イオンビームモニタからの測定データに基づいて前記電子ビーム用電源を制御することによって、前記各電子ビーム源から発生させる電子ビームの2次元における量および走査軌跡を実質的に一定に保ちつつ、前記イオンビームモニタで測定したイオンビーム電流が相対的に多いモニタ点に対応するイオン源内位置での前記電子ビームの走査速度を相対的に大きくすることと、測定したイオンビーム電流が相対的に少ないモニタ点に対応するイオン源内位置での前記電子ビームの走査速度を相対的に小さくすることの少なくとも一方を行って、前記イオンビームモニタで測定される2次元のイオンビーム電流分布を均一化する機能を有している制御装置とを備えていることを特徴としている。
この第1のイオンビーム照射装置においては、イオンビームモニタによって、基板相当位置における2次元のイオンビーム電流分布が測定される。そして、制御装置は、イオンビームモニタからの測定データに基づいて各電子ビーム用電源を制御して、イオン源のプラズマ生成容器内における電子ビームの走査速度を制御して、当該電子ビームによって生成するプラズマの密度を制御する。具体的には、各電子ビーム源から発生させる電子ビームの2次元における量および走査軌跡を実質的に一定に保ちつつ、イオンビームモニタで測定したイオンビーム電流が相対的に多いモニタ点に対応するイオン源内位置での電子ビームの走査速度を相対的に大きくすることと、測定したイオンビーム電流が相対的に少ないモニタ点に対応するイオン源内位置での電子ビームの走査速度を相対的に小さくすることの少なくとも一方を行って、イオンビームモニタで測定される2次元のイオンビーム電流分布を均一化する制御を行う。これによって、基板位置での2次元のイオンビーム電流分布の均一性を向上させることができる。
(a)前記制御装置を、前記各電子ビーム用電源から前記各電子ビーム源に供給する前記走査電圧の元になる走査信号を前記各電子ビーム用電源に供給する機能と、前記イオンビームモニタで測定した2次元分布のイオンビーム電流の平均値を算出する機能と、前記算出した平均値が所定の設定イオンビーム電流に実質的に等しくなるように、前記イオン源の各フィラメントに流すフィラメント電流を一律に制御する機能と、前記イオンビームモニタで測定した2次元分布のイオンビーム電流と前記設定イオンビーム電流との差である2次元分布の誤差を算出する機能と、前記算出した誤差が所定の許容誤差より大きい前記イオンビームモニタ上のモニタ点およびそのモニタ点での誤差の正負を決定する機能と、前記決定したモニタ点に対応する前記電子ビーム源およびその走査電圧を決定する機能と、前記決定した誤差の正負に基づいて、前記測定したイオンビーム電流の方が大のモニタ点に対応する走査電圧時の前記電子ビームの走査速度を、電子ビームの走査軌跡を実質的に一定に保ちつつ、前記誤差の大きさに比例して増大させ、かつ、前記測定したイオンビーム電流の方が小のモニタ点に対応する走査電圧時の前記電子ビームの走査速度を、電子ビームの走査軌跡を実質的に一定に保ちつつ、前記誤差の大きさに比例して減少させて、前記イオンビームモニタ上の実質的に全てのモニタ点で前記誤差が前記許容誤差以下になるように、前記走査信号の波形を整形する機能と、前記整形後の走査信号のデータおよび前記フィラメント電流のデータを保存する機能とを有しているものとし、かつ(b)前記各電子ビーム用電源を、前記制御装置から供給される走査信号を増幅して前記走査電圧を作る増幅器を有しているものとしても良い。
「実質的に全て」というのは、全てが好ましいけれども、重要でない幾つかのモニタ点を除外しても構わないという趣旨である。以下においても同様である。
この発明に係る第2のイオンビーム照射装置は、ガスが導入されるプラズマ生成容器内にアーク放電発生用の複数のフィラメントを有するイオン源を備えていて、当該イオン源から引き出したイオンビームを基板に照射する構成のイオンビーム照射装置であって、電子ビームを発生させてそれを前記イオン源のプラズマ生成容器内へ放出して当該電子ビームによって前記ガスを電離させてプラズマを生成するものであって当該電子ビームを前記プラズマ生成容器内において2次元で走査する1以上の電子ビーム源と、前記各電子ビーム源に、前記電子ビームの発生量制御用の引出し電圧および2次元走査用の走査電圧をそれぞれ供給する1以上の電子ビーム用電源と、2次元に分布した複数のモニタ点を有していて、前記基板の位置に相当する位置における前記イオンビームの2次元のイオンビーム電流分布を測定するイオンビームモニタと、前記イオンビームモニタからの測定データに基づいて前記電子ビーム用電源を制御することによって、前記各電子ビーム源から発生させる電子ビームの2次元における走査速度および走査軌跡を実質的に一定に保ちつつ、前記イオンビームモニタで測定したイオンビーム電流が相対的に多いモニタ点に対応するイオン源内位置での前記電子ビームの発生量を相対的に少なくすることと、測定したイオンビーム電流が相対的に少ないモニタ点に対応するイオン源内位置での前記電子ビームの発生量を相対的に多くすることの少なくとも一方を行って、前記イオンビームモニタで測定される2次元のイオンビーム電流分布を均一化する機能を有している制御装置とを備えていることを特徴としている。
この第2のイオンビーム照射装置においては、イオンビームモニタによって、基板相当位置における2次元のイオンビーム電流分布が測定される。そして、制御装置は、イオンビームモニタからの測定データに基づいて各電子ビーム用電源を制御して、電子ビーム源からの電子ビームの発生量を制御して、当該電子ビームによってプラズマ生成容器内で生成するプラズマの密度を制御する。具体的には、各電子ビーム源から発生させる電子ビームの2次元における走査速度および走査軌跡を実質的に一定に保ちつつ、イオンビームモニタで測定したイオンビーム電流が相対的に多いモニタ点に対応するイオン源内位置での電子ビームの発生量を相対的に少なくすることと、測定したイオンビーム電流が相対的に少ないモニタ点に対応するイオン源内位置での電子ビームの発生量を相対的に多くすることの少なくとも一方を行って、イオンビームモニタで測定される2次元のイオンビーム電流分布を均一化する制御を行う。これによって、基板位置での2次元のイオンビーム電流分布の均一性を向上させることができる。
(a)前記制御装置を、前記各電子ビーム用電源から前記各電子ビーム源に供給する前記引出し電圧の元になる引出し信号を前記各電子ビーム用電源に供給する機能と、前記イオンビームモニタで測定した2次元分布のイオンビーム電流の平均値を算出する機能と、前記算出した平均値が所定の設定イオンビーム電流に実質的に等しくなるように、前記イオン源の各フィラメントに流すフィラメント電流を一律に制御する機能と、前記イオンビームモニタで測定した2次元分布のイオンビーム電流と前記設定イオンビーム電流との差である2次元分布の誤差を算出する機能と、前記算出した誤差が所定の許容誤差より大きい前記イオンビームモニタ上のモニタ点およびそのモニタ点での誤差の正負を決定する機能と、前記決定したモニタ点に対応する前記電子ビーム源およびその走査電圧を決定する機能と、前記決定した誤差の正負に基づいて、前記測定したイオンビーム電流の方が大のモニタ点に対応する走査電圧時の前記引出し電圧を前記誤差の大きさに比例して減少させ、かつ、前記測定したイオンビーム電流の方が小のモニタ点に対応する走査電圧時の前記引出し電圧を前記誤差の大きさに比例して増大させて、前記イオンビームモニタ上の実質的に全てのモニタ点で前記誤差が前記許容誤差以下になるように、前記引出し信号の波形を整形する機能と、前記整形後の引出し信号のデータおよび前記フィラメント電流のデータを保存する機能とを有しているものとし、かつ(b)前記各電子ビーム用電源を、前記制御装置から供給される引出し信号を増幅して前記引出し電圧を作る増幅器を有しているものとしても良い。
第1および第2のイオンビーム照射装置において、前記イオン源の各フィラメントは、y方向に直線状に伸びており、かつy方向と実質的に直交するx方向に互いに間をあけて並設されており、当該間に前記電子ビーム源がそれぞれ配置されている、という構成を採用しても良い。
請求項1〜4に記載の発明によれば、上記のような構成を有しているので、基板位置での2次元のイオンビーム電流分布の均一性を向上させることができる。その結果、より高度な基板処理が可能になる。
請求項5に記載の発明によれば、イオンビームの断面寸法を大きくすることが容易になる、という更なる効果を奏する。その結果、より大型の基板を処理することが容易になる。
図1は、この発明に係るイオンビーム照射装置の一実施形態を示す概略斜視図である。このイオンビーム照射装置は、イオン源2から引き出したイオンビーム4を、質量分離器(例えば質量分離マグネット)6を通して質量分離を行い、更に必要に応じて加速または減速を行った後、照射位置にある基板8に照射して、基板8にイオン注入等の処理を施すよう構成されている。イオンビーム4の経路は、図示しない真空容器内に収納されて、真空雰囲気に保たれる。質量分離器6を設けない場合もある。
基板8に照射されるイオンビーム4は、この例では図2にも示すように、その進行方向と交差(例えば直交)する面内におけるX方向(長手方向。例えば垂直方向)の寸法が、当該X方向と直交するY方向(例えば水平方向)の寸法よりも大きい、断面長方形の形状をしている。このような形をしているイオンビーム4は、リボン状、シート状または帯状のイオンビームと呼ばれる場合もある。但し、Y方向の寸法が紙のように薄いという意味ではない。一例を挙げると、X方向の寸法は400mm〜800mm程度、Y方向の寸法は100mm〜200mm程度である。
基板8は、例えば、半導体基板、ガラス基板等である。
基板8は、この実施形態では、図示しない駆動装置によって、矢印Aに示すように、前記Y方向に沿って機械的に往復駆動(メカニカルスキャン)される。イオンビーム4のX方向の寸法は、基板8の同方向の寸法よりも若干大きく、このことと、上記往復駆動とによって、基板8の全面にイオンビーム4を照射することができる。
なお、この実施形態のように基板8の機械的走査を併用すれば、より大型の基板8の全面にイオンビーム4を照射することができるけれども、基板8の機械的走査を行わないようにしても良い。その場合は、イオン源2から引き出すイオンビーム4の断面形状や断面寸法を、基板8に応じたものにすれば良い。
後で詳述するけれども、イオン源2(より具体的にはそれを構成するプラズマ生成容器18)内には、複数の電子ビーム源Gが設けられている。各電子ビーム源Gには、それに対応する複数の電子ビーム用電源14から、電子ビームの発生量制御用の引出し電圧および2次元走査用の走査電圧がそれぞれ供給される。電子ビーム源Gおよび電子ビーム用電源14の数は、この実施形態ではそれぞれ二つであるが、それに限られるものではなく、それぞれ1以上で任意である。
イオンビーム照射位置にある基板8の位置に相当する位置に、イオンビームモニタ10が設けられている。但し、両者は相互に邪魔にならないようにしている。例えば、イオンビームモニタ10によるイオンビーム4の測定時に、それの邪魔にならない位置に基板8を移動させておけば良い。基板8の処理時に、イオンビームモニタ10を移動させるようにしても良い。
このイオンビーム照射装置は、更に、イオンビームモニタ10からの測定データDAに基づいて各電子ビーム用電源14を制御する制御装置12が設けられている。制御装置12は、この実施形態では、後述するフィラメント電流Ifの制御も行うことができる。
図3に示すように、イオン源2は、プラズマ生成用のガス(蒸気の場合を含む)20が導入される、例えば直方体状をしたプラズマ生成容器18内に複数(この実施形態では三つ)のフィラメント22を有しており、この各フィラメント22と陽極を兼ねるプラズマ生成容器18との間でアーク放電を発生させてガス20を電離させてプラズマ24を生成し、このプラズマ24から、引出し電極系26によって、上記イオンビーム4を引き出す構成をしている。引出し電極系26は、例えば、1枚以上の多孔の電極を有している。そのイオンビーム引出し領域28の形状は、イオンビーム4の断面形状に対応した形状、この例では図4に示すように細長い長方形をしている。
ガス20は、所望の元素(例えば、B、P、As 等のドーパント)を含むガスである。より具体例を挙げれば、BF3 、PH3 、AsH3 、B26 等の原料ガスを含むガスである。
プラズマ生成容器18の周りには、プラズマ24の生成・維持のための多極磁場(マルチカスプ磁場)形成用の磁石30が配置されている。このような構造のイオン源2は、バケット型イオン源(または多極磁場型イオン源)とも呼ばれる。
イオン源2の各フィラメント22は、図4、図5も参照して、y方向に直線状に伸びており、かつ当該y方向と実質的に直交するx方向に互いに間をあけて並設されている。当該間に、例えば両フィラメント22の中間に、電子ビーム源Gがそれぞれ配置されている。
なお、この明細書では、イオン源2内における直交方向(直交座標)を小文字のx、yで表しており、基板8およびイオンビームモニタ10における直交方向(直交座標)を大文字のX、Yで表している。
各フィラメント22は、図5に示すように、電流導入端子32を経由して、電圧可変のフィラメント電源34からフィラメント電流Ifが供給されて加熱され、熱電子を放出する。フィラメント22の一方端とプラズマ生成容器18との間には、前記アーク放電発生用の直流のアーク電源36が接続されている。フィラメント電源34は、この実施形態では、制御装置12から供給されるフィラメント電流制御信号Sfに応答して、上記フィラメント電流Ifを変化(増減)させることができる。
フィラメント電源34は、一つのフィラメント22に一つずつ設けている。アーク電源36は、この例では全てのフィラメント22に共用のものであるが、一つのフィラメント22に一つずつ設けても良い。共用のものにすれば、構成を簡素化することができる。
図6に示すように、上記各電子ビーム源Gは、この実施形態では、電子(熱電子)を放出するフィラメント40と、当該電子を電子ビーム38として引き出す陽極44と、両者40、44間に配置されていて電子ビーム38のエネルギーを変えずに電子ビーム発生量を制御する引出し電極42と、外部に取り出す電子ビーム38をx方向に走査する一対の走査電極46と、外部に取り出す電子ビーム38をy方向を走査する一対の(一方のみ図に表れている)走査電極48とを有している。
このような構成によって、各電子ビーム源Gは、電子ビーム38を発生させてそれをイオン源2のプラズマ生成容器18内へ放出して、当該電子ビーム38によってガス20を電離させてプラズマ24を生成することができる。かつ、当該電子ビーム38をイオン源2内(より具体的にはプラズマ生成容器18内)において2次元で走査することができる。その走査軌跡の一例を図4中に簡略化して示す。この電子ビーム源Gは、簡単に言えば、フィラメント22によって生成するプラズマ24の密度分布を補正するためのものである。この実施形態ではこのような電子ビーム源Gを複数、より具体的には二つ有している。但し二つに限られるものではなく、1以上で任意である。
各電子ビーム用電源14は、図6に示す例では、フィラメント40を加熱するフィラメント電源50と、フィラメント40と引出し電極42間に電子ビーム発生量制御用の直流の引出し電圧Veを印加する引出し電源52と、フィラメント40と陽極44間に直流の陽極電圧Vaを印加するエネルギー制御電源54と、一対の走査電極46間にx方向走査用の走査電圧Vxを印加する増幅器56と、一対の走査電極48間にy方向走査用の走査電圧Vyを印加する増幅器58とを有している。制御装置12は、一例として、走査電圧Vx、Vyの元になる走査信号Sx、Syを供給する機能を有しており、増幅器56、58は、制御装置12から供給される走査信号Sx、Syをそれぞれ増幅(電圧増幅)して、上記走査電圧Vx、Vyをそれぞれ作る(出力する)。走査電圧Vx、Vyは、この例では、陽極44の電位を基準にして、±方向に振られる。このような構成によって、各電子ビーム用電源14は、それに対応する各電子ビーム源Gに、電子ビーム38の発生量制御用の引出し電圧Ve、2次元走査用の走査電圧Vx、Vy等をそれぞれ供給することができる。
電子ビーム源Gから取り出される電子ビーム38のエネルギーは、簡単に言えば、上記陽極電圧Vaの大きさによって決まり、当該エネルギーはVa[eV]となる。この電子ビーム38のエネルギーは、プラズマ生成容器18内において電子衝撃によって前記ガス20を電離させることができる大きさにしておく。例えば、ガス20が前述したような種類のガスである場合、500eV〜3keV程度に、より具体的には1keV程度にすれば良い。
イオンビームモニタ10は、X、Y方向の2次元に分布した複数のモニタ点を有していて、基板8の位置に相当する位置におけるイオンビーム4の2次元のイオンビーム電流分布を測定するものである。このイオンビームモニタ10は、例えば、図8に示すように、X、Y方向の2次元に配列された複数の(多数の)ファラデーカップ60を有している。各ファラデーカップ60が各モニタ点に相当する。但し図8は概略図であり、ファラデーカップ60の個数は図8に示すものに限られない。
なお、上記モニタ点は、数学上の面積を有しない点のことではなく、イオンビームモニタ10内に複数箇所存在するような、ある面積を有する小さな測定箇所のことである。
図1中のイオン源2からイオンビームモニタ10までを簡略化して示すと図7のようになる。70はイオンビーム輸送系をまとめて示すものである。イオン源2におけるx方向とイオンビームモニタ10におけるX方向とは、互いに実質的に平行に取ることができるけれども、イオンビーム輸送系70は必ずしも直線状ではないので(図1参照)、イオン源2におけるy方向とイオンビームモニタ10におけるY方向とは、必ずしも図7に示すように互いに平行になるものではないが、それで支障はない。
制御装置12は、この実施形態では、CPU、記憶装置、入力用のAD変換器、出力用のDA変換器等を有するコンピュータから成る。この制御装置12は、次の(1)または(2)の制御を行う機能を有している。(1)、(2)両方の制御を同時に行うことはない。
(1)電子ビームの走査速度制御
この場合の制御装置12は、イオンビームモニタ10からの測定データDAに基づいて各電子ビーム用電源14を制御することによって、各電子ビーム源Gから発生させる電子ビーム38の2次元における量および走査軌跡を実質的に一定に保ちつつ、(a)イオンビームモニタ10で測定したイオンビーム電流が相対的に多いモニタ点に対応するイオン源内位置での電子ビーム38の走査速度を相対的に大きくすることと、(b)測定したイオンビーム電流が相対的に少ないモニタ点に対応するイオン源内位置での電子ビーム38の走査速度を相対的に小さくすることの両方を行って、イオンビームモニタ10で測定される2次元のイオンビーム電流分布を均一化する機能を有している。
(2)電子ビーム量の制御
この場合の制御装置12は、イオンビームモニタ10からの測定データDAに基づいて各電子ビーム用電源14を制御することによって、各電子ビーム源Gから発生させる電子ビーム38の2次元における走査速度および走査軌跡を実質的に一定に保ちつつ、(a)イオンビームモニタ10で測定したイオンビーム電流が相対的に多いモニタ点に対応するイオン源内位置での電子ビーム38の発生量を相対的に少なくすることと、(b)測定したイオンビーム電流が相対的に少ないモニタ点に対応するイオン源内位置での電子ビーム38の発生量を相対的に多くすることの両方を行って、イオンビームモニタ10で測定される2次元のイオンビーム電流分布を均一化する機能を有している。
上記(1)、(2)いずれの場合も、制御装置12は、上記(a)、(b)の制御の内の少なくとも一方を行うものでも良いけれども、両方を行う方が、イオンビーム電流分布を均一化する制御は速くなるので好ましい。なお、上記「機能」は「手段」と言い換えることもできる。後述する他の機能についても同様である。
上記(1)、(2)の制御のより具体例を以下に説明する。
(1)電子ビームの走査速度制御
この場合は、電子ビーム用電源14には図6に示したものを用いる。つまり、引出し電源52から出力する引出し電圧Veを一定にしておいて、電子ビーム源Gから発生させる電子ビーム量は一定にしておく。エネルギー制御電源54から出力する陽極電圧Vaも一定にしておいて、電子ビーム38のエネルギーも一定にしておく。この場合に、制御装置12を用いて行う制御のフローチャートを図9〜図11に示す。
制御に先立ち、イオンビームモニタ10上のモニタ点P(X,Y)と、そのモニタ点P(X,Y)のイオンビーム電流を増減させるのを分担する電子ビーム源Gおよびその電子ビーム源Gに供給する走査電圧(Vx,Vy)との対応関係を予め調べてそれを制御装置12内に保存しておく。(X,Y)は、X,Y座標上の2次元の位置を表している。
この対応関係は、イオンビームモニタ10上の任意のモニタ点P(X,Y)に着目すれば、そのモニタ点P(X,Y)のイオンビーム電流を増減させる電子ビーム源Gはどれか、かつその電子ビーム源Gに供給する走査電圧VxおよびVyの組み合わせ、即ち(Vx,Vy)はどんな値か、という関係であり、次の数1で表すことができる。添字のi,j,k,m,nは、より具体的な位置を表しており、整数である。この対応関係は、例えば、どの電子ビーム源Gのどんな走査電圧(Vx,Vy)のときに、どのモニタ点P(X,Y)のイオンビーム電流が増減するかを調べることによって決定することができる。この対応関係は、装置構成によって一義的に決まるので、装置構成に変更がない限り、一度決めれば良い。そして、この対応関係を表すデータを制御装置12(より具体的にはその記憶装置)内に格納しておけば良い。
[数1]
P(Xi ,Yj )←→(Gk ,Vxm ,Vyn
それ以降を図9等を参照して説明する。基板8に照射したいイオンビーム電流Isetおよびその許容誤差εを制御装置12に設定する(ステップ100)。この設定したイオンビーム電流Isetを設定イオンビーム電流と呼ぶ。許容誤差εは、設定イオンビーム電流Isetに対して、実際のイオンビーム電流、具体的にはイオンビームモニタ10で測定するイオンビーム電流Imon(X,Y)がどの程度までずれるのを許容するかというものである。
次に、フィラメント条件の粗設定を行う(ステップ101)。これは、プラズマ24の生成に電子ビーム源Gを用いずフィラメント22だけを用いてイオン源2からイオンビーム4を引き出して、イオンビームモニタ10で測定されるイオンビーム電流Imon(X,Y)を手動で粗く設定することである。具体的には、各フィラメント電源34を調整してイオン源2の各フィラメント22に流すフィラメント電流Ifを粗く設定する。このとき、アーク電源36から流すアーク電流の調整を併用しても良い。この粗設定も、イオン源2やイオンビーム照射装置の構成に変更がない限り、原則的には、1回行えば良い。
上記フィラメント条件の粗設定をより精密に行えば、後の制御(例えばステップ105以降の制御)をより速く完了させることが可能になる。図15の例の場合も同様である。
例えば、上記粗設定では、全てのモニタ点P(X,Y)で、測定イオンビーム電流Imon(X,Y)が設定イオンビーム電流Isetに近く、かつその分布がある程度均一になるように設定するのが好ましい。そのようにした概略例を図12、図13Aに示す。図12、図13は、図8に示すX軸上(即ちY=0の位置)における分布である。図12は設定イオンビーム電流Isetよりも測定イオンビーム電流Imon(X,Y)を若干小さくした例を示し、図13Aでは若干大きくした例を示す。どちらに設定しても良い。
なお、大まかに言えば、図12に示すように、測定イオンビーム電流Imon(X,Y)のピークの位置は、ほぼフィラメント22の位置に対応している。AG1 は一方の電子ビーム源Gの寄与領域、AG2 は他方の電子ビーム源Gの寄与領域である。但しこの図はあくまでも概略図である。
次に、制御装置12から各電子ビーム用電源14(より具体的にはその各増幅器56、58)に、初期波形の走査信号Sx、Syを供給して、同波形の走査電圧Vx、Vyを出力させる(ステップ102)。この初期波形は、例えば、三角波である。周波数は、例えば、走査信号Sxのそれが10kHz、走査信号Syのそれが1kHzである。
各電子ビーム源Gは、上記初期波形で2次元に走査される電子ビーム38を発生させる。これとフィラメント22とを用いて、イオン源2内でプラズマ24を生成させて、イオンビーム4を引き出す(ステップ103)。そして、このイオンビーム4をイオンビームモニタ10で受けて、イオンビーム電流Imon(X,Y)を測定する(ステップ104)。その例が前述した図12、図13Aに示すものであるが、以下では図13Aを例に説明する。
更に、制御装置12において以下の演算等の処理を行う。即ち、イオンビームモニタ10からの測定データDAに基づいて、イオンビームモニタ10で測定した2次元分布のイオンビーム電流Imon(X,Y)の平均値Iaveを算出する(ステップ105)。これはある一つの値である。
次に、上記平均値Iaveと上記設定イオンビーム電流Isetとを比較して、両者が実質的に等しいか否かを判定し(ステップ106)、実質的に等しければステップ108に進み、そうでなければステップ107に進む。「実質的に等しい」というのは、等しいか、所定の小さな誤差範囲に入っているということである。「ほぼ等しい」と言い換えることもできる。
ステップ107は、フィラメント電流制御サブルーチンであり、その中身を図10に示す。ここでは、まず、平均値Iaveが設定イオンビーム電流Isetより大か否かを判定し(ステップ200)、大であればステップ201に進み、そうでなければステップ202に進む。
ステップ201では、制御装置12から供給するフィラメント制御信号Sfによって各フィラメント電源34を制御して、イオン源2の全てのフィラメント22に流すフィラメント電流Ifを所定量だけ一律に(換言すれば一様に。即ち同じ量だけ。以下同様)下げる。ステップ202では、上記とは反対に、全てのフィラメント22に流すフィラメント電流Ifを所定量だけ一律に上げる。上記所定量は、例えば、フィラメント条件の粗設定終了時(ステップ101)のフィラメント電流Ifの1〜2%程度である。この所定量を大きくすれば制御は速くなるが収束しない恐れが高くなり、逆に小さくすれば制御は遅くなるが上記恐れはなくなるので、両者の兼ね合いで決めれば良い。
もっとも、上記フィラメント電流制御サブルーチン(ステップ107)および後述する電子ビーム走査速度制御サブルーチン(ステップ110)を含めたステップ100〜111の制御は、基板8に対するイオンビーム照射時にリアルタイムで行うのではなく、基板8の処理の前または中断時に適当な時期に行えば良く、制御のスピードが問題になることは殆どないので、スピードよりも安定性や確実性を重視した制御を行うようにすれば良い。例えば、分単位の時間がかかっても構わない。図15〜図16に示す制御の場合も同様である。
ステップ107のフィラメント電流制御サブルーチン後は、上記ステップ105に戻り、ステップ106でYESと判定されるまで上記制御を繰り返す。これによって、平均値Iaveが設定イオンビーム電流Isetに実質的に等しくなる。その状態の概略例を図13Bに示す。そしてステップ108に進む。
ステップ108では、上記2次元分布の測定イオンビーム電流Imon(X,Y)と設定イオンビーム電流Isetの差である2次元分布の誤差Ierr(X,Y)を、例えば次式に従って算出する。
[数2]
Ierr(X,Y)=Imon(X,Y)−Iset
次に、全てのモニタ点P(X,Y)で、上記誤差の大きさ(絶対値)|Ierr(X,Y)|が上記許容誤差ε以下であるか否かを判定し(ステップ109)、以下でない点が一つでもあればステップ110に進み、そうでなければステップ111に進む。
但し、この実施形態のように全てのモニタ点P(X,Y)について判定するのが好ましいけれども、重要でない幾つかのモニタ点P(X,Y)についての判定を除外するようにしても構わない。即ち、実質的に全てのモニタ点について判定すれば良い。
ステップ110は、電子ビーム走査速度制御サブルーチンであり、その中身を図11に示す。ここでは、まず、上記誤差の大きさ|Ierr(X,Y)|が許容誤差εより大きいモニタ点P(X,Y)の決定(換言すれば、特定。以下同様)と、その大きいモニタ点P(X,Y)での誤差Ierr(X,Y)の正負とを決定する(ステップ300)。上記数2から分かるように、この例では、測定イオンビーム電流Imon(X,Y)が設定イオンビーム電流Isetより大の場合が正であり、小の場合が負である。図13Bも参照。上記のようにして決定されるモニタ点P(X,Y)の数は、制御の初期では通常は多く、ステップ105〜109の制御が進むにつれて少なくなる。
次に、上記決定した各モニタ点P(X,Y)に対応する電子ビーム源Gおよびその走査電圧Vx、Vyを決定する(ステップ301)。これは、前述した対応関係(数1およびその説明参照)を用いて行うことができる。
次に、誤差Ierr(X,Y)が正の各モニタ点P(X,Y)に対応する走査電圧Vx、Vyのときの電子ビーム38の走査速度を、電子ビーム38の走査軌跡を実質的に一定に保ちつつ、誤差の大きさ|Ierr(X,Y)|に比例して増大させ、かつ、誤差Ierr(X,Y)が負の各モニタ点P(X,Y)に対応する走査電圧Vx、Vyのときの電子ビーム38の走査速度を、電子ビーム38の走査軌跡を実質的に一定に保ちつつ、誤差の大きさ|Ierr(X,Y)|に比例して減少させるように、上記走査信号Sx、Syの波形を整形する(ステップ302)。これによって、走査信号Sx、Syの波形は、初期の三角波から幾らか変形したものとなる。簡単に言えば、走査速度を増減させる位置での傾きが、初期波形の三角波から増減したような波形となる。
より精密な制御を行うためには、走査速度が異なる2点間の走査速度は、両点の走査速度を補間した走査速度にするのが好ましい。
電子ビーム38の走査速度を増大させると、増大させた位置での電子ビーム38によるプラズマ24の生成は少なく(薄く)なり、そこから引き出されるイオンビーム4のビーム電流は小さくなる。電子ビーム38の走査速度を減少させると、減少させた位置での電子ビーム38によるプラズマ24の生成は多く(濃く)なり、そこから引き出されるイオンビーム4のビーム電流は大きくなる。
なお、電子ビーム38の走査速度を増大させるということは、走査信号Sx、Syの時間変化率dSx/dt、dSy/dtひいては走査電圧Vx、Vyの時間変化率dVx/dt、dVy/dtを増大させ、走査速度を減少させるということは、同時間変化率dSx/dt、dSy/dtひいてはdVx/dt、dVy/dtを減少させるということである。電子ビーム38の走査軌跡を実質的に一定に保つということは、走査電圧VxとVyとの比率、例えばVx/Vyを実質的に一定に保って、電子ビーム38の走査方向を実質的に一定に保つということである。走査信号で言えば、走査信号SxとSyとの比率、例えばSx/Syを実質的に一定に保つということである。電子ビーム38の走査軌跡を実質的に一定に保つことによって、当該走査軌跡が変化することによってプラズマ生成状態が変化することを防止することができ、電子ビーム38の走査速度制御によるプラズマ生成状態の制御を純粋に行うことができる。
電子ビーム38の走査速度を誤差の大きさ|Ierr(X,Y)|に比例して増減させるときの比例定数は、適宜決めれば良い。この比例定数を大きくすれば、制御は速くなるが収束しない恐れが高くなり、逆に小さくすれば制御は遅くなるが上記恐れはなくなるので、両者の兼ね合いで決めれば良い。
そして、上記のようにして波形整形した後の走査信号Sx、Syを用いて、各電子ビーム源Gから発生させる電子ビーム38を走査する(ステップ303)。即ち、波形整形後の走査信号Sx、Syを増幅器56、58で増幅して得られる走査信号Vx、Vyを用いて電子ビーム38を走査する。これによって、上記誤差Ierr(X,Y)は小さくなり、それが許容誤差εよりも大きいモニタ点P(X,Y)の数も減る。もっとも、上記波形整形に伴って、測定イオンビーム電流Imon(X,Y)の平均値Iaveが変わる場合がある。その状態の概略例を図13Cに示す。
そこで、ステップ110の電子ビーム走査速度制御サブルーチン後は、上記ステップ105に戻る。そして、ステップ109でYESと判定されるまで上記制御を繰り返す。これによって、全ての(または実質的に全ての)モニタ点P(X,Y)で誤差の大きさ|Ierr(X,Y)|が許容誤差ε以下となる。かつ、平均値Iaveが設定イオンビーム電流Isetに実質的に等しくなる(ステップ106参照)。その状態の概略例を図13Dに示す。
ステップ109でYESと判定されれば、上記波形整形後の走査信号Sx、Syのデータおよび上記フィラメント電流Ifのデータを、更に必要に応じてその他のデータを、制御装置12(より具体的にはその記憶装置)内に保存する(ステップ111)。これによって、制御装置12を用いて2次元のイオンビーム電流分布を均一化する制御は終了する。
なお、図13は、X方向におけるイオンビーム電流分布が均一化される過程を示すものであるが、上記制御は2次元の制御であるので、Y方向におけるイオンビーム電流分布も、上記制御によって上記と同様にして均一化される。
上記均一化制御の終了後は、必要に応じて、上記保存データを用いてイオン源2からイオンビーム4を引き出して、基板8に対するイオンビーム照射処理(例えばイオン注入)を行えば良い。
以上のようにこのイオンビーム照射装置によれば、基板位置での2次元のイオンビーム電流分布の均一性を向上させることができる。その結果、より高度な基板処理が可能になる。
例えば、基板8をこの実施形態のようにY方向に機械的に走査する場合に、前述したようにイオンビーム電流分布のY方向の均一性が悪い場合に比べて、基板8のオーバースキャン距離を小さくすることが可能になり、その結果、基板8の走査距離を小さくして装置の小型化が可能になる。
また、イオンビーム4の断面形状や基板走査の有無に拘わらず、前述したようにイオンビーム電流分布のX方向やY方向の均一性が悪い場合に比べて、基板表面のチャージアップの集中を防止することが可能になる。
また、イオンビーム電流分布の2次元の均一性が良くなることによって、基板を走査しなくても基板の全面に均一性の良い処理を施すことが可能になる。
(2)電子ビーム量の制御
この場合の例を、主として図14〜図16を参照して説明する。これらの図において、上記(1)の制御と同一または相当する部分には同一符号を付しており、以下においては上記(1)の制御との相違点を主体に説明する。
この場合は、電子ビーム用電源14には図14に示すものを用いる。この電子ビーム用電源14は、前記直流の引出し電源52の代わりに、フィラメント40と引出し電極42間に電子ビーム発生量制御用の引出し電圧Veを印加する増幅器62を有している。制御装置12は、この例の場合は、引出し電圧Veの元になる引出し信号Seを供給する機能を有しており、増幅器62は、制御装置12から供給される引出し信号Seを増幅(電圧増幅)して引出し電圧Veを作る(出力する)。また、前記増幅器56、58の代わりに、単純に三角波の走査電圧Vx、Vyをそれぞれ出力する走査電源66、68を有している。つまり、この例では、走査電圧Vx、Vyの波形および大きさを一定にしておいて、電子ビーム源Gから発生させる電子ビーム38の走査速度および走査軌跡を一定にしておく。エネルギー制御電源54から出力する陽極電圧Vaも一定にしておいて、電子ビーム38のエネルギーも一定にしておく。走査電圧Vx、Vyの周波数は、例えば、それぞれ10kHz、1kHzであるが、これに限られるものではない。
この場合に制御装置12を用いて行う制御のフローチャートを図15、図16に示す。図15では、図9に示したステップ102をステップ112で置き換えており、ステップ110をステップ113で置き換えている。フィラメント電流制御サブルーチン(ステップ107)の中身は、図10に示したものと同じであるので、それを参照するものとする。
ステップ112では、制御装置12から各電子ビーム用電源14(より具体的にはその各増幅器62)に、初期波形の引出し信号Seを供給して、同波形の引出し電圧Veを出力させる。この初期波形は、例えば、電圧値一定の直流電圧である。
ステップ113は、電子ビーム量制御サブルーチンであり、その中身を図16に示す。ステップ300、301は図11のものと同じであるので重複説明を省略する。
ステップ301に続くステップ304では、上記誤差Ierr(X,Y)が正の各モニタ点P(X,Y)に対応する走査電圧Vx、Vyのときの引出し電圧Veを、上記誤差の大きさ|Ierr(X,Y)|に比例して減少させ、かつ、誤差Ierr(X,Y)が負の各モニタ点P(X,Y)に対応する走査電圧Vx、Vyのときの引出し電圧Veを、上記誤差の大きさ|Ierr(X,Y)|に比例して増大させるように、上記引出し信号Seの波形を整形する。これによって、引出し信号Seの波形は、初期の一定値から幾らか変形したものとなる。簡単に言えば、電子ビーム量を増減させる位置での電圧値が、初期波形の一定値から増減したような波形となる。
引出し信号Seひいては引出し電圧Veを増大させると、増大させた位置での電子ビーム量が増大し、その位置での電子ビーム38によるプラズマ24の生成は多く(濃く)なり、そこから引き出されるイオンビーム4のビーム電流は大きくなる。引出し信号Seひいては引出し電圧Veを減少させると、減少させた位置での電子ビーム量が減少し、その位置での電子ビーム38によるプラズマ24の生成は少なく(薄く)なり、そこから引き出されるイオンビーム4のビーム電流は小さくなる。
引出し電圧Veを誤差の大きさ|Ierr(X,Y)|に比例して増減させるときの比例定数は、適宜決めれば良い。この比例定数を大きくすれば、制御は速くなるが収束しない恐れが高くなり、逆に小さくすれば制御は遅くなるが上記恐れはなくなるので、両者の兼ね合いで決めれば良い。
そして、上記のようにして波形整形した後の引出し信号Seを用いて、各電子ビーム源Gから電子ビーム38を発生させる(ステップ305)。これによって、上記誤差Ierr(X,Y)は小さくなり、それが許容誤差εよりも大きいモニタ点P(X,Y)の数も減る。この場合も、上記波形整形に伴って、測定イオンビーム電流Imon(X,Y)の平均値Iaveが変わる場合がある。その状態の概略例は、図13Cに示したのと同様である。
そこで、ステップ113の電子ビーム量制御サブルーチン後は、上記ステップ105に戻る。そして、ステップ109でYESと判定されるまで上記制御を繰り返す。これによって、全ての(または実質的に全ての)モニタ点P(X,Y)で誤差の大きさ|Ierr(X,Y)|が許容誤差ε以下となる。かつ、平均値Iaveが設定イオンビーム電流Isetに実質的に等しくなる(ステップ106参照)。その状態の概略例は、図13Dに示したのと同様である。
ステップ109でYESと判定されれば、上記波形整形後の引出し信号Seのデータおよび上記フィラメント電流Ifのデータを、更に必要に応じてその他のデータを、制御装置12(より具体的にはその記憶装置)内に保存する(ステップ111)。これによって、制御装置12を用いて2次元のイオンビーム電流分布を均一化する制御は終了する。
この実施形態によっても、基板位置での2次元のイオンビーム電流分布の均一性を向上させることができる。その結果、より高度な基板処理が可能になる。
なお、イオン源2の各フィラメント22はU字状またはループ状をしたもの等でも良いけれども、上記実施形態のように、各フィラメント22を、y方向に直線状に伸びており、かつy方向と実質的に直交するx方向に互いに間隔をあけて並設されたものとし、当該間に電子ビーム源Gをそれぞれ配置すると、イオンビーム4の断面寸法を大きくすることが容易になる。その結果、より大型の基板8を処理することが容易になる。特に、長手方向(X方向)の寸法の非常に大きいイオンビーム4を引き出す長尺のイオン源2を構成するのに有利になるので、フラットパネルディスプレイ(FPD)製造用のイオンドーピング(登録商標)装置等に好適である。
また、図17に示す例のように、各電子ビーム源Gを、矢印Bに示すようにプラズマ生成容器18内とは別に真空排気される筒72内に収納して、電子ビーム源Gを差動排気するようにしても良い。そのようにすれば、電子ビーム源Gの真空度を良くすることができるので、プラズマ生成容器18内に導入された前記ガス20(図3参照)によって電子ビーム源Gの機能が低下するのを防止することができる。
上記筒72の前面付近に、図17に示す例のように、メッシュ電極74を設けておいても良い。そのようにすれば、メッシュ電極74によってプラズマ24をシールドすることができるので、プラズマ24が電子ビーム源Gに入り込んで電子ビーム源Gの機能が低下するのを防止することができる。
また、上記のような筒72やメッシュ電極74を設けるか否かとに拘わらず、各電子ビーム源Gをプラズマ生成容器18外の近傍に配置し、そこからプラズマ生成容器18内へ電子ビーム38を放出させるようにしても良い。
また、前述したように、フィラメント22および電子ビーム源G等の数は、上記実施形態のものに限定されるものではなく、必要とするイオンビーム4の断面寸法等に応じて適宜選定すれば良い。更にフィラメント22および電子ビーム源Gの配置の仕方も、上記実施形態のものに限定されるものではなく、必要とするイオンビーム4の断面寸法等に応じて適宜決定すれば良い。
この発明に係るイオンビーム照射装置の一実施形態を示す概略斜視図である。 図1中の基板とイオンビームの位置関係の一例を示す概略平面図である。 図1中のイオン源の構成の一例を示す概略断面図である。 図3に示すイオン源におけるフィラメントおよび電子ビーム源の配置並びに電子ビームの走査軌跡等の一例を示す概略平面図である。 図3に示すイオン源のフィラメントおよび電源の一例を示す概略図である。 図1中の電子ビーム源および電子ビーム用電源の構成の一例を示す図である。 図1中のイオン源からイオンビームモニタまでを簡略化して示す図である。 図1中のイオンビームモニタの構成の一例を示す概略平面図である。 図1中の制御装置を用いて2次元のイオンビーム電流分布を均一化する制御内容のより具体例を示すフローチャートである。 図9中のフィラメント電流制御サブルーチンの一例を示すフローチャートである。 図9中の電子ビーム走査速度制御サブルーチンの一例を示すフローチャートである。 図9中のフィラメント条件の粗設定を行った後のイオンビーム電流分布の一例を示す概略図である。 図9中のフィラメント電流制御および電子ビーム走査速度制御を経ることによって、X方向におけるイオンビーム電流分布が均一化される過程を示す概略図である。 図1中の電子ビーム源および電子ビーム用電源の構成の他の例を示す図である。 図1中の制御装置を用いて2次元のイオンビーム電流分布を均一化する制御内容の他の具体例を示すフローチャートである。 図15中の電子ビーム走査速度制御サブルーチンの一例を示すフローチャートである。 イオン源のプラズマ生成容器に対する電子ビーム源の配置の仕方の他の例を示す概略断面図である。
符号の説明
2 イオン源
4 イオンビーム
8 基板
10 イオンビームモニタ
12 制御装置
14 電子ビーム用電源
18 プラズマ生成容器
22 フィラメント
24 プラズマ
34 フィラメント電源
G 電子ビーム源
38 電子ビーム
46、48 走査電極
56、58、62 増幅器

Claims (5)

  1. ガスが導入されるプラズマ生成容器内にアーク放電発生用の複数のフィラメントを有するイオン源を備えていて、当該イオン源から引き出したイオンビームを基板に照射する構成のイオンビーム照射装置であって、
    電子ビームを発生させてそれを前記イオン源のプラズマ生成容器内へ放出して当該電子ビームによって前記ガスを電離させてプラズマを生成するものであって当該電子ビームを前記プラズマ生成容器内において2次元で走査する1以上の電子ビーム源と、
    前記各電子ビーム源に、前記電子ビームの発生量制御用の引出し電圧および2次元走査用の走査電圧をそれぞれ供給する1以上の電子ビーム用電源と、
    2次元に分布した複数のモニタ点を有していて、前記基板の位置に相当する位置における前記イオンビームの2次元のイオンビーム電流分布を測定するイオンビームモニタと、 前記イオンビームモニタからの測定データに基づいて前記電子ビーム用電源を制御することによって、前記各電子ビーム源から発生させる電子ビームの2次元における量および走査軌跡を実質的に一定に保ちつつ、前記イオンビームモニタで測定したイオンビーム電流が相対的に多いモニタ点に対応するイオン源内位置での前記電子ビームの走査速度を相対的に大きくすることと、測定したイオンビーム電流が相対的に少ないモニタ点に対応するイオン源内位置での前記電子ビームの走査速度を相対的に小さくすることの少なくとも一方を行って、前記イオンビームモニタで測定される2次元のイオンビーム電流分布を均一化する機能を有している制御装置とを備えていることを特徴とするイオンビーム照射装置。
  2. (a)前記制御装置は、
    前記各電子ビーム用電源から前記各電子ビーム源に供給する前記走査電圧の元になる走査信号を前記各電子ビーム用電源に供給する機能と、
    前記イオンビームモニタで測定した2次元分布のイオンビーム電流の平均値を算出する機能と、
    前記算出した平均値が所定の設定イオンビーム電流に実質的に等しくなるように、前記イオン源の各フィラメントに流すフィラメント電流を一律に制御する機能と、
    前記イオンビームモニタで測定した2次元分布のイオンビーム電流と前記設定イオンビーム電流との差である2次元分布の誤差を算出する機能と、
    前記算出した誤差が所定の許容誤差より大きい前記イオンビームモニタ上のモニタ点およびそのモニタ点での誤差の正負を決定する機能と、
    前記決定したモニタ点に対応する前記電子ビーム源およびその走査電圧を決定する機能と、
    前記決定した誤差の正負に基づいて、前記測定したイオンビーム電流の方が大のモニタ点に対応する走査電圧時の前記電子ビームの走査速度を、電子ビームの走査軌跡を実質的に一定に保ちつつ、前記誤差の大きさに比例して増大させ、かつ、前記測定したイオンビーム電流の方が小のモニタ点に対応する走査電圧時の前記電子ビームの走査速度を、電子ビームの走査軌跡を実質的に一定に保ちつつ、前記誤差の大きさに比例して減少させて、前記イオンビームモニタ上の実質的に全てのモニタ点で前記誤差が前記許容誤差以下になるように、前記走査信号の波形を整形する機能と、
    前記整形後の走査信号のデータおよび前記フィラメント電流のデータを保存する機能とを有しており、
    (b)前記各電子ビーム用電源は、前記制御装置から供給される走査信号を増幅して前記走査電圧を作る増幅器を有している、請求項1記載のイオンビーム照射装置。
  3. ガスが導入されるプラズマ生成容器内にアーク放電発生用の複数のフィラメントを有するイオン源を備えていて、当該イオン源から引き出したイオンビームを基板に照射する構成のイオンビーム照射装置であって、
    電子ビームを発生させてそれを前記イオン源のプラズマ生成容器内へ放出して当該電子ビームによって前記ガスを電離させてプラズマを生成するものであって当該電子ビームを前記プラズマ生成容器内において2次元で走査する1以上の電子ビーム源と、
    前記各電子ビーム源に、前記電子ビームの発生量制御用の引出し電圧および2次元走査用の走査電圧をそれぞれ供給する1以上の電子ビーム用電源と、
    2次元に分布した複数のモニタ点を有していて、前記基板の位置に相当する位置における前記イオンビームの2次元のイオンビーム電流分布を測定するイオンビームモニタと、 前記イオンビームモニタからの測定データに基づいて前記電子ビーム用電源を制御することによって、前記各電子ビーム源から発生させる電子ビームの2次元における走査速度および走査軌跡を実質的に一定に保ちつつ、前記イオンビームモニタで測定したイオンビーム電流が相対的に多いモニタ点に対応するイオン源内位置での前記電子ビームの発生量を相対的に少なくすることと、測定したイオンビーム電流が相対的に少ないモニタ点に対応するイオン源内位置での前記電子ビームの発生量を相対的に多くすることの少なくとも一方を行って、前記イオンビームモニタで測定される2次元のイオンビーム電流分布を均一化する機能を有している制御装置とを備えていることを特徴とするイオンビーム照射装置。
  4. (a)前記制御装置は、
    前記各電子ビーム用電源から前記各電子ビーム源に供給する前記引出し電圧の元になる引出し信号を前記各電子ビーム用電源に供給する機能と、
    前記イオンビームモニタで測定した2次元分布のイオンビーム電流の平均値を算出する機能と、
    前記算出した平均値が所定の設定イオンビーム電流に実質的に等しくなるように、前記イオン源の各フィラメントに流すフィラメント電流を一律に制御する機能と、
    前記イオンビームモニタで測定した2次元分布のイオンビーム電流と前記設定イオンビーム電流との差である2次元分布の誤差を算出する機能と、
    前記算出した誤差が所定の許容誤差より大きい前記イオンビームモニタ上のモニタ点およびそのモニタ点での誤差の正負を決定する機能と、
    前記決定したモニタ点に対応する前記電子ビーム源およびその走査電圧を決定する機能と、
    前記決定した誤差の正負に基づいて、前記測定したイオンビーム電流の方が大のモニタ点に対応する走査電圧時の前記引出し電圧を前記誤差の大きさに比例して減少させ、かつ、前記測定したイオンビーム電流の方が小のモニタ点に対応する走査電圧時の前記引出し電圧を前記誤差の大きさに比例して増大させて、前記イオンビームモニタ上の実質的に全てのモニタ点で前記誤差が前記許容誤差以下になるように、前記引出し信号の波形を整形する機能と、
    前記整形後の引出し信号のデータおよび前記フィラメント電流のデータを保存する機能とを有しており、
    (b)前記各電子ビーム用電源は、前記制御装置から供給される引出し信号を増幅して前記引出し電圧を作る増幅器を有している、請求項3記載のイオンビーム照射装置。
  5. 前記イオン源の各フィラメントは、y方向に直線状に伸びており、かつy方向と実質的に直交するx方向に互いに間をあけて並設されており、当該間に前記電子ビーム源がそれぞれ配置されている請求項1、2、3または4記載のイオンビーム照射装置。
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