JP2001023532A - イオン源の制御方法およびイオンドーピング装置 - Google Patents

イオン源の制御方法およびイオンドーピング装置

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JP2001023532A
JP2001023532A JP11195758A JP19575899A JP2001023532A JP 2001023532 A JP2001023532 A JP 2001023532A JP 11195758 A JP11195758 A JP 11195758A JP 19575899 A JP19575899 A JP 19575899A JP 2001023532 A JP2001023532 A JP 2001023532A
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ion
ion source
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plasma
plasma chamber
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Yasunori Ando
靖典 安東
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1ないし第3の放電発生手段を有するイオ
ン源から引き出すイオンビームの均一性および注入イオ
ンの均一性を高め、かつこれらの均一性の安定性を高め
る。 【解決手段】 このイオン源20は、第1ないし第3の
放電発生手段として、第1ないし第3のフィラメント1
〜3を有している。そして、中央に位置する第2のフィ
ラメント2への投入電力を、第1ないし第3のフィラメ
ント1〜3への投入電力の平均値に対して90%〜10
0%の範囲内に制御し、かつ両側に位置する第1および
第3のフィラメント1および3への投入電力を、両者へ
の投入電力の平均値が、第1ないし第3のフィラメント
1ないし3への投入電力の平均値に対して100%〜1
05%の範囲内に入るように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばイオンド
ーピング装置(非質量分離型のイオン注入装置)等に用
いられるものであって、三つの放電発生手段を有するイ
オン源の制御方法およびそれを実施するイオンドーピン
グ装置に関し、より具体的には、当該三つの放電発生手
段への投入電力の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のイオン源を備えるイオンドーピ
ング装置の一例を図1に示す。このイオンドーピング装
置は、非質量分離型イオン注入装置とも呼ばれるもので
あり、イオン源20から引き出した平面形状が矩形(よ
り具体的には細長い矩形。これはリボン状等とも呼ばれ
る。)のイオンビーム18を、質量分離器を通すことな
くそのまま基板22に照射して、当該基板22にイオン
注入を行うよう構成されている。
【0003】基板22は、この例ではイオン注入時に、
イオンビーム18の照射領域内において当該イオンビー
ム18と交差する方向に、即ちこの例では矢印Bに示す
紙面の表裏方向に、機械的に走査される。基板22は、
例えば液晶ディスプレイ用のガラス基板、半導体基板等
である。
【0004】イオン源20は、図2も参照して、平面形
状が矩形をしていてイオン源ガス12が導入されるプラ
ズマ室容器8と、このプラズマ室容器8内で放電をそれ
ぞれ発生させてイオン源ガス12を電離させてプラズマ
14を生成する第1ないし第3の放電発生手段(この例
では第1ないし第3のフィラメント1〜3)と、このプ
ラズマ14から電界の作用で上記イオンビーム18を引
き出す引出し電極系16とを備えている。
【0005】第1ないし第3のフィラメント1〜3は、
プラズマ室容器8の長辺8aに沿う方向に端から順に1
列に配置されている。より具体的にはこの例では、プラ
ズマ室容器8の長辺8aの中心8cに第2のフィラメン
ト2を配置し、その両側に第1および第3のフィラメン
ト1および3を互いに等距離(即ちL1 =L2 )で配置
している。
【0006】なお、各フィラメント1〜3の2本の足の
向き(配置)は、図1ではフィラメント電源6との関係
が良く分かるように便宜的に示しており、実際は例えば
図2に示すようなものである。4は絶縁碍子である。
【0007】各フィラメント1〜3は、この例では各フ
ィラメント電源6によってそれぞれ加熱される。かつ各
フィラメント1〜3とプラズマ室容器8との間には、図
示しない直流のアーク電源から、アーク放電電圧が印加
される。これによって、各フィラメント1〜3とプラズ
マ室容器8との間でアーク放電をそれぞれ生じさせて、
プラズマ室容器8内に導入されたイオン源ガス12を電
離させてプラズマ14を生成することができる。従って
この例では、この第1ないし第3のフィラメント1〜3
が、第1ないし第3の放電発生手段をそれぞれ構成して
いる。各フィラメント1〜3への投入電力は、例えば三
つのフィラメント1〜3に一括してアーク放電電圧を印
加するようにしておき、各フィラメント1〜3に流す電
流(フィラメント電流)を調整することによって調整す
ることができる。
【0008】この例では、第2のフィラメント2の左右
両側であって当該フィラメント2から(即ちプラズマ室
容器8の中心8cから)互いに等距離の所に二つのガス
導入口10を設けており、ここからプラズマ室容器8内
にイオン源ガス12が導入される。イオン源ガス12
は、ホウ素、リンまたはヒ素を含むガスである。より具
体的には、例えば、ジボラン(B26 )、フッ化ホウ
素(BF3 )、ホスフィン(PH3 )、アルシン(As
3 )等のガス、またはこれらのガスを水素(H2 )、
ヘリウム(He )等の希釈ガスで希釈したガスである。
【0009】このようなイオン源ガス12を用いること
によって、ホウ素含有イオン(例えばB2x + )、リン
含有イオン(例えばPHx + )またはヒ素含有イオン
(例えばAsHx + )を含むイオンビーム18を引き出し
て基板22にイオン注入を行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような複数のフ
ィラメント1〜3を有するイオン源20から引き出すイ
オンビーム18の均一性(即ち、プラズマ室容器8の長
辺8aに沿う方向におけるビーム電流密度分布の均一
性。以下同じ)を高めるためには、各フィラメント1〜
3に投入する電力、具体的には各フィラメント1〜3に
流すフィラメント電流を、単純に互いに同じ大きさにす
るのではなく、何らかの調整をする必要のあることは、
従来から指摘されている。しかし、どのように調整すれ
ば良いかという具体的な内容については未だ提案されて
いない。
【0011】また、基板22に均一な(即ち、必要なイ
オン種による注入量分布の均一な)イオン注入を行うた
めには、イオンビーム18の均一性を高めるだけでな
く、当該イオンビーム18中に含まれる必要なイオン種
の分布の均一性(これをこの明細書では注入イオンの均
一性と呼ぶ)を高める必要があるが、イオンビーム18
の均一性を高めても、注入イオンの均一性が単純に高ま
るものではない。イオンビーム18の均一性は、それに
含まれる全てのイオンを総合した均一性だからである。
【0012】更に、このイオン源20ひいてはそれを用
いたイオンドーピング装置等の長期間に亘る安定稼動の
ためには、上記のようなイオンビームの均一性および注
入イオンの均一性の経時的な安定性を高める必要があ
る。即ちこれらの均一性の経時変化を小さく抑える必要
がある。
【0013】放電発生手段として、上記のようなフィラ
メント以外の手段、例えば高周波放電やマイクロ波放電
によってイオン源ガス12を電離させてプラズマ14を
生成する手段を複数用いる場合も、上記と同様の課題が
存在する。
【0014】そこでこの発明は、上記のような第1ない
し第3の放電発生手段を有するイオン源から引き出すイ
オンビームの均一性および注入イオンの均一性を高め、
かつこれらの均一性の安定性を高めることのできるイオ
ン源の制御方法およびそれを実施するイオンドーピング
装置を提供することを主たる目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明のイオン源の制
御方法は、中央に位置する第2の放電発生手段への投入
電力を、第1ないし第3の放電発生手段への投入電力の
平均値に対して90%〜100%の範囲内に制御し、か
つ両側に位置する第1および第3の放電発生手段への投
入電力を、両者への投入電力の平均値が、第1ないし第
3の放電発生手段への投入電力の平均値に対して100
%〜105%の範囲内に入るように制御することを特徴
としている。
【0016】この発明のイオンドーピング装置は、前記
イオン源の中央に位置する第2の放電発生手段への投入
電力を、第1ないし第3の放電発生手段への投入電力の
平均値に対して90%〜100%の範囲内に制御し、か
つ両側に位置する第1および第3の放電発生手段への投
入電力を、両者への投入電力の平均値が、第1ないし第
3の放電発生手段への投入電力の平均値に対して100
%〜105%の範囲内に入るように制御する制御装置を
備えることを特徴としている。
【0017】種々の実験の結果、第1ないし第3の放電
発生手段への投入電力を上記のような範囲内に制御する
ことによって、イオン源から引き出すイオンビームの均
一性および注入イオンの均一性を高め、かつこれらの均
一性の安定性を高めることができることが確かめられ
た。
【0018】
【発明の実施の形態】第1ないし第3の放電発生手段と
して第1ないし第3のフィラメント1〜3を有している
図1および図2に示したイオン源20において、三つの
フィラメント1〜3に対して一括してアーク放電電圧を
印加し、各フィラメント1〜3に流すフィラメント電流
を調整することによって、各フィラメント1〜3への投
入電力P1 〜P3 を調整し、それぞれの場合のイオンビ
ーム18の均一性等を測定した。なお、各フィラメント
1〜3への投入電力の関係の概念を図3に示すので、こ
れを以下の説明においても参照するものとする。
【0019】このとき、イオン源ガス12には、ジボラ
ン濃度が20%の水素希釈ジボランガス(20%B2
6 /H2 )を用いた。また、イオン源20の各部の寸法
は一例として次のとおりとした。即ち、中央のフィラメ
ント2とその両側のフィラメント1および3との間の距
離L1 およびL2 を共に350mm、両側のフィラメン
ト1および3とプラズマ室容器8の短辺8b側の内壁と
の間の距離L3 およびL4 を共に80mm、フィラメン
ト列の中心軸とプラズマ室容器8の長辺8a側の内壁と
の間の距離L5 およびL6 を共に100mm、プラズマ
室容器8の深さL7 を250mmとした。
【0020】その結果、図4の測定結果に示すように、
各フィラメント1〜3への投入電力P1 〜P3 のバラン
スの調整によって、図4中の上部に示すように、イオン
ビーム18の均一性を調整することができた。この図4
中の上部において、ばらつき(偏差)が大きいと均一性
は悪いということである。しかも、試料番号11〜15
の場合のように、中央のフィラメント2への投入電力P
2 の下げと両側のフィラメント1および3への投入電力
1 およびP3 の上げとが大き過ぎると、図4中の上部
に示すように、注入イオンの均一性(ここではこれを、
注入イオンによる試料表面のシート抵抗の均一性で評価
している)が悪化し、しかもイオンビーム18の均一性
の変化以上に注入イオンの均一性が悪化することが確か
められた。
【0021】一方、試料番号1〜9の場合のように、中
央のフィラメント2への投入電力P 2 を、三つのフィラ
メント1〜3への投入電力の平均値PA に対して90%
〜100%の範囲内に制御し、かつ両側のフィラメント
1および3への投入電力P1およびP3 を、両フィラメ
ント1、3への投入電力の平均値PB が、三つのフィラ
メント1〜3への投入電力の平均値PA に対して100
%〜105%の範囲内に入るように制御することによっ
て、イオンビーム18の均一性および注入イオンの均一
性が共に高まることが確かめられた。
【0022】図5は、図4と同じ条件の場合において、
イオンビーム18の均一性および注入イオンの均一性の
安定性(経時変化)を測定した結果を示す図である。安
定性が良いということは、経時変化が小さいということ
である。この図5中の○印の各点は、図4中の試料番号
1〜9にそれぞれ対応しており、×印の各点は、図4中
の試料番号11〜15にそれぞれ対応している。
【0023】この図5から分かるように、中央のフィラ
メント2への投入電力P2 を、三つのフィラメント1〜
3への投入電力の平均値PA に対して90%〜100%
の範囲内(換言すれば平均値PA からのずれ量が−10
%〜0%の範囲内)に制御し、かつ両側のフィラメント
1および3への投入電力P1 およびP3 を、両フィラメ
ント1、3への投入電力の平均値PB が、三つのフィラ
メント1〜3への投入電力の平均値PA に対して100
%〜105%の範囲内(換言すれば平均値PAからのず
れ量が0%〜+5%の範囲内)に入るように制御するこ
とによって、イオンビームの均一性および注入イオンの
均一性の安定性が高まる(経時変化が小さくなる)こと
が確かめられた。
【0024】上記のような結果が得られた理由は、次の
ようなものであると考えられる。即ち、中央のフィラメ
ント2によって生成されるプラズマは、その両側のフィ
ラメント1および3によって生成されるプラズマに比べ
て、当該プラズマに面するプラズマ室容器8の壁面の面
積が小さい(短辺8bに相当する壁面ぶん小さい)の
で、損失が少ない。従ってその分、中央のフィラメント
2への投入電力P2 を小さくしないと、プラズマ室容器
8内のプラズマ14の均一性は悪くなる。
【0025】一方、イオン源ガス12の放電分解によっ
て、プラズマ室容器8の内壁には、電気絶縁性の高い
(または導電性の低い)被膜が堆積する。例えば、イオ
ン源ガス12が水素希釈のジボラン(B26 /H2
の場合、ホウ素を主成分とする被膜が堆積する。このよ
うな被膜が堆積すると、金属壁面の場合に比べて、プラ
ズマの閉じ込め性能が良くなる。しかも、ジボランより
も水素のイオン化断面積の方が大きいので、フィラメン
ト2への投入電力P2 を小さくする方が、相対的にジボ
ランの分解が進みやすくなり、上記被膜が堆積しやすく
なる。また、必要とするイオン種(例えばB2x + )も
水素イオンに比べて生成されやすくなる。しかし、上記
被膜が堆積しやすくなると、上述のようにプラズマの閉
じ込め性能が良くなる方向に向かうので、中央のフィラ
メント2への投入電力P2 の下げを適度な範囲内に収め
ないと、プラズマ14の不均一状態および被膜堆積の不
均一状態が加速される方向に進む。
【0026】一方、両側のフィラメント1および3で
は、上記と反対のことが起こり、プラズマの損失を補う
ために中央のフィラメント2よりも投入電力を大きくし
なければならないが、あまり大きくすると必要とするイ
オン種が生成されにくくなると共に、上記被膜が堆積さ
れにくくなってプラズマの閉じ込め性能が悪くなる方向
に向かうので、やはりプラズマ14の不均一状態が強め
られる結果となる。即ち、両側のフィラメント1および
3への投入電力P1 およびP3 の上げを適度な範囲内に
収めないと、やはりプラズマ14の不均一状態および被
膜堆積の不均一状態が加速される方向に進む。
【0027】これに対して、各フィラメント1〜3への
投入電力P1 〜P3 を上記のような範囲内に制御するこ
とによって、投入電力のバランスがうまく保たれ、それ
によって各フィラメント1〜3の領域で生成されるプラ
ズマを互いに同等の状態に保つことができ、かつ必要と
するイオン種の一様化を高めることができ、しかもプラ
ズマ室容器8の内壁に堆積する被膜を一様化することが
できるものと考えられる。その結果、イオンビームの均
一性および注入イオンの均一性を高めると共に、これら
の均一性の安定性を高めることができたものと考えられ
る。
【0028】なお、図1に示したイオンドーピング装置
では、各フィラメント1〜3への投入電力P1 〜P3
上記のような範囲内への制御は、制御装置24によって
各フィラメント電源6を制御することによって行われ
る。
【0029】イオン源ガス12がB26 の代わりにB
3 を含む場合も、ホウ素を主成分とする絶縁性の高い
被膜が堆積するので、上記B26 の場合とほぼ同様の
結果が得られる。また、イオン源ガス12がPH3 また
はAsH3 を含む場合も、リンやヒ素を主成分とする導
電性の低い被膜が堆積するので、上記と同様の傾向にな
る。希釈ガスが水素の代わりにヘリウムの場合も同様で
ある。
【0030】また、放電発生手段として、上記三つのフ
ィラメント1〜3の代わりに、三つの高周波アンテナや
三つのマイクロ波導入部等を用いる場合も上記とほぼ同
様の結果が得られる。これらによっても、高周波放電ま
たはマイクロ波放電によってイオン源ガス12を電離さ
せてプラズマ14を生成することができる。この場合は
勿論、アーク放電電圧の印加は不要である。例えば三つ
の高周波アンテナを用いる場合は、図1および図2に示
すフィラメント1〜3の代わりに1ターンコイル等の高
周波アンテナを設け、フィラメント電源6の代わりに高
周波電源を設ければ良い。このような場合も、第1ない
し第3の放電発生手段への投入電力(高周波電力または
マイクロ波電力)を上記のような範囲内に制御すれば良
い。
【0031】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、第1な
いし第3の放電発生手段への投入電力を上記のような範
囲内に制御することによって、イオン源から引き出すイ
オンビームの均一性および注入イオンの均一性を高め、
かつこれらの均一性の安定性を高めることができる。そ
の結果、基板に対して均一性の良いイオン注入を行うと
共に、その均一性の良い状態を長期間維持することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】イオン源を備えるイオンドーピング装置の一例
を示す概略図である。
【図2】図1のイオン源をA−A方向に見て示す平面図
である。
【図3】各フィラメントへの投入電力の関係の概念を示
す図である。
【図4】各フィラメントへの投入電力の状況と、そのと
きに得られるイオンビームの均一性および注入イオンの
均一性を測定した結果の一例を示す図である。
【図5】各フィラメントへの投入電力の状況と、そのと
きに得られるイオンビームの均一性および注入イオンの
均一性の安定性を測定した結果の一例を示す図である。
【符号の説明】
1〜3 フィラメント(放電発生手段) 8 プラズマ室容器 12 イオン源ガス 16 引出し電極系 18 イオンビーム 20 イオン源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面形状が矩形をしていて、ホウ素、リ
    ンまたはヒ素を含むイオン源ガスが導入されるプラズマ
    室容器と、このプラズマ室容器内で放電をそれぞれ発生
    させて前記イオン源ガスを電離させてプラズマを生成す
    るものであって、当該プラズマ室容器の矩形の長辺に沿
    う方向に順に配置された第1ないし第3の放電発生手段
    と、前記プラズマ室容器内に生成されたプラズマからイ
    オンビームを引き出す引出し電極系とを備えるイオン源
    において、 前記第2の放電発生手段への投入電力を、前記第1ない
    し第3の放電発生手段への投入電力の平均値に対して9
    0%〜100%の範囲内に制御し、かつ前記第1および
    第3の放電発生手段への投入電力を、両者への投入電力
    の平均値が、前記第1ないし第3の放電発生手段への投
    入電力の平均値に対して100%〜105%の範囲内に
    入るように制御することを特徴とするイオン源の制御方
    法。
  2. 【請求項2】 平面形状が矩形をしていて、ホウ素、リ
    ンまたはヒ素を含むイオン源ガスが導入されるプラズマ
    室容器と、このプラズマ室容器内で放電をそれぞれ発生
    させて前記イオン源ガスを電離させてプラズマを生成す
    るものであって、当該プラズマ室容器の矩形の長辺に沿
    う方向に順に配置された第1ないし第3の放電発生手段
    と、前記プラズマ室容器内に生成されたプラズマからイ
    オンビームを引き出す引出し電極系とを備えるイオン源
    から引き出したイオンビームを基板に照射してイオン注
    入を行う構成のイオンドーピング装置において、 前記イオン源の第2の放電発生手段への投入電力を、前
    記第1ないし第3の放電発生手段への投入電力の平均値
    に対して90%〜100%の範囲内に制御し、かつ前記
    第1および第3の放電発生手段への投入電力を、両者へ
    の投入電力の平均値が、前記第1ないし第3の放電発生
    手段への投入電力の平均値に対して100%〜105%
    の範囲内に入るように制御する制御装置を備えることを
    特徴とするイオンドーピング装置。
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