JP3463672B2 - イオン源 - Google Patents

イオン源

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、被照射
物にイオンビームを照射してイオン注入等の処理を施す
イオン照射装置等に用いられるものであって、プラズマ
電極の近傍にプラズマ電極に沿ってフィルタ用の磁界を
発生させることによって、不要な軽イオンが引き出され
るのを抑制することができるようにしたイオン源に関
し、より具体的には、フィルタ用の磁界の影響によるイ
オンビーム電流密度分布の偏りを緩和する手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば大型の被照射物(例えば液晶ディ
スプレイ用のガラス基板等の基板)へのイオン注入を行
う場合に、イオン源から引き出したイオンビームを質量
分離電磁石を通さずにそのまま被照射物に照射するイオ
ン照射装置を用いる場合がある。このような装置は、よ
り具体的には、イオンドーピング装置または非質量分離
型のイオン注入装置と呼ばれる。
【0003】この場合、イオン源からは、通常、所望の
イオン(例えばPHx + 、B2x +等のドーパントイオ
ン)に、それよりも軽い不要な軽イオン(例えば水素イ
オン、ヘリウムイオン等)が混じったイオンビームが引
き出される。このようなイオンビームをそのまま被照射
物に照射すると、不要な軽イオンまでもが被照射物に入
射することになり、被照射物の温度上昇が大きくなる等
の問題を惹き起こす。
【0004】このような課題を解決するために、プラズ
マ電極の近傍に永久磁石を配置することによって、軽イ
オンが引き出されるのを抑制するようにしたイオン源が
既に提案されている(特開平11−329270号公
報)。図6は、そのようなイオン源を備えるイオン照射
装置の一例を示すものである。
【0005】この図6に示すイオン源2は、イオン源ガ
ス6が導入されるプラズマ室容器4と、このプラズマ室
容器4内でイオン源ガス6を電離させてプラズマ10を
生成するプラズマ生成手段を構成するフィラメント8
と、プラズマ室容器4の開口部付近に設けられていてプ
ラズマ10から電界の作用でイオンビーム16を引き出
す引出し電極系12とを備えている。
【0006】引出し電極系12は、1枚以上の電極、通
常は複数枚の電極で構成されている。その最プラズマ側
の電極であるプラズマ電極14の上方近傍には、当該プ
ラズマ電極14に沿う平面内において、X軸に沿う一方
向の磁界20を当該X軸と直交するY方向に連続して発
生させる2本一組の棒状の永久磁石18が配置されてい
る(図7も参照)。通常は、この例のように、X軸が短
軸であり、Y軸が長軸である(後述する実施例において
も同様)。
【0007】プラズマ10は、この磁界20が発生して
いる領域まで拡散して来る。そしてこのプラズマ10か
ら引き出されるイオンは、磁界20によって、質量に比
例する旋回半径で曲げられるので、前述した所望のイオ
ンに比べて軽イオンの方が遙かに大きく曲げられる。こ
れは一種のフィルタ作用であり、このような作用によっ
て、引出し電極系12から不要な軽イオンが引き出され
るのを抑制して、所望のイオンを選択的に(優先的に)
引き出すことができ、これがイオンビーム16を構成す
る。従って永久磁石18は、一種の磁気フィルタである
と言うことができる。
【0008】このようにして引き出されたイオンビーム
16は、そのまま被照射物22に照射される。これによ
って、当該被照射物22に、イオン注入等の処理を施す
ことができる。イオンビーム16の照射時に、被照射物
22は通常、長軸であるY軸に交差する方向に、即ち矢
印Cに示すようにX軸に沿う方向に搬送される(図7も
参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な磁界20を発生させると、図8に示すように、イオン
ビーム16の前記Y軸に沿う方向におけるビーム電流密
度分布に偏り(不均一性)が生じることが分かった。こ
の図8は、図6に示すイオンビーム16のY軸に沿う方
向におけるビーム電流密度分布の概略を示すものであ
り、図7中の中心線18aに沿う断面におけるものであ
る。
【0010】磁界中におけるプラズマの挙動の説明は簡
単ではないが、強いて説明すれば、磁界20が発生して
いる領域に拡散して来たプラズマ10を構成するイオン
が、当該イオンを引き出す電界E(図7では紙面の裏向
き)と上記磁界20とに交差する方向に、即ち前記Y軸
に沿う方向に押し流されるような運動(ドリフト)をし
て、上記磁界20の向きではB点側のプラズマ密度が相
対的に高くなるからであると考えられる。
【0011】イオンビーム16のビーム電流密度分布に
上記のような偏りが生じると、当該イオンビーム16を
用いて行う被照射物22に対するイオン注入等の処理も
不均一になるので、好ましくない。
【0012】そこでこの発明は、上記のようなフィルタ
用の磁界の影響によるイオンビーム電流密度分布の偏り
を実質的に緩和することを主たる目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明のイオン源は、
前記引出し電極系を構成する最プラズマ側の電極である
プラズマ電極の上部近傍に、当該プラズマ電極に沿う平
面内において、X軸に沿う方向に向きかつ当該X軸と直
交するY軸に沿う方向に連続した二つの磁界の列であっ
て互いに逆向きの磁界の列を組として発生させる磁界発
生器を備えていることを特徴としている。
【0014】上記のように二つの互いに逆向きの磁界の
列を組として発生させる磁界発生器を備えることによっ
て、一方の磁界の列の影響による前述したようなY軸に
沿う方向におけるイオンビーム電流密度分布の偏り方
と、他方の磁界の列の影響によるY軸に沿う方向におけ
るイオンビーム電流密度分布の偏り方とは、Y軸に沿う
方向において互いに反対になる。従って、引出し電極系
から引き出されるイオンビームには、互いにビーム電流
密度分布の偏り方が反対の領域が組として共に存在する
ことになるので、イオンビーム全体で見れば、ビーム電
流密度分布の偏りが実質的に緩和されることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係るイオン源
を備えるイオン照射装置の一例を示す概略断面図であ
る。図2は、図1中の磁界発生器を構成する永久磁石配
置の平面図である。図6に示した従来例と同一または相
当する部分には同一符号を付し、以下においては当該従
来例との相違点を主に説明する。
【0016】このイオン源2aは、従来のイオン源2に
おける一組の永久磁石18に代わるものとして、前記プ
ラズマ電極14の上部近傍に磁界発生器30を備えてい
る。この磁界発生器30は、プラズマ電極14に沿う平
面内において、前記X軸に沿う方向に向きかつ前記Y軸
に沿う方向に連続した二つの磁界36、38の列であっ
て互いに逆向きの磁界の列を組として並べて発生させる
ものである。
【0017】磁界発生器30は、より具体的にはこの例
では、イオンビーム16を引き出すための間隔をX軸に
沿う方向にあけて異極性で(即ちN極とS極で)相対向
するように、Y軸に沿って互いに並べて(平行に)配置
されていて、X軸に沿う一方向(この例では図中右向き
の)磁界36をY軸に沿う方向に連続して発生させる2
本一組の棒状の永久磁石32と、この永久磁石32と同
一平面上の隣に当該永久磁石32に並べて(平行に)当
該永久磁石32と同様に配置されていて、向きだけが上
記磁界36とは反対の(即ちこの例では図中左向きの)
磁界38をY軸に沿う方向に連続して発生させる2本一
組の棒状の永久磁石34とを有している。両磁界36、
38は、それぞれ、Y軸に沿う方向に連続しているの
で、上記のように磁界の列と呼ぶことができる。
【0018】各永久磁石32、34の背後に設けた強磁
性体40、42、44については後述する。
【0019】プラズマ室容器4内のプラズマ10は、従
来のイオン源2の場合と同様、上記磁界36および38
が発生している領域まで拡散して来る。そして、各磁界
36、38が発生している領域を通して、従来例と同様
のフィルタ作用によって、不要な軽イオンが抑制(除
去)されたイオンビーム16が引き出される。軽イオン
の除去のためには、磁界36、38が図中の右向きであ
るか左向きであるかは関係ない。X軸に沿う方向の磁界
であれば良い。
【0020】ところが、上記二つの磁界36、38の列
には、イオンを引き出す電界E(図2では紙面の裏向
き)が互いに同一方向に加わるのに対して、両磁界3
6、38は互いに逆向きであるので、一方の磁界36の
列の影響による前述したようなY軸に沿う方向における
イオンビーム16のビーム電流密度分布の偏り方と、他
方の磁界38の列の影響によるY軸に沿う方向における
イオンビーム16のビーム電流密度分布の偏り方とは、
Y軸に沿う方向において互いに反対になる。これは、磁
界の向きが逆向きであるために、前述したプラズマ10
中のイオンのドリフト方向も逆方向になるからであると
考えられる。
【0021】このビーム電流密度分布の概略例を図3に
示す。この図3は、図1に示すイオンビーム16のY軸
に沿う方向におけるビーム電流密度分布の概略を示すも
のであり、(A)は図2中の一方の磁界36側の中心線
32aに沿う断面におけるものであり、(B)は図2中
の他方の磁界38側の中心線34aに沿う断面における
ものである。
【0022】従って、引出し電極系12から引き出され
るイオンビーム16には、図3(A)および(B)に示
すような、Y軸に沿う方向において互いにビーム電流密
度分布の偏り方が反対の領域が組として共に存在するこ
とになるので、イオンビーム16全体で見れば、ビーム
電流密度分布の偏りが実質的に緩和されることになる。
その結果、このようなイオンビーム16を用いて行う被
照射物22に対するイオン注入等の処理の均一性を高め
ることができる。
【0023】特に、イオンビーム16の照射時に、被照
射物22を前述したように短軸であるX軸に沿う方向
(矢印C参照)に搬送すれば、被照射物22上では、図
3(A)および(B)に示す二つのビーム電流密度分布
が積算されることになるので、両ビーム電流密度分布を
平均して得られる均一性の高いビーム電流密度分布のイ
オンビーム16を被照射物22に照射したのと等価にな
り、均一性のより高い処理が可能になる。
【0024】磁界発生器30には、例えばこの例のよう
に、永久磁石32、34の背面部に磁気的に接続されか
つ当該永久磁石32、34の上方を覆う強磁性体40、
42、44を設けるのが好ましい。各強磁性体40、4
2、44は、例えば鉄から成り、これらはヨークと呼ぶ
こともできる。
【0025】このようにすると、一方の強磁性体40と
中央の強磁性体42間にその下の磁界36とは逆向きの
磁界46が形成され、中央の強磁性体42と他方の強磁
性体44間にその下の磁界38とは逆向きの磁界48が
形成される。これらの磁界46、48は、永久磁石間の
磁界36、38よりかは弱いけれども、この磁界46、
48が発生する辺りでは磁界36、38も弱くなってい
るので、その辺りでは磁界46と磁界36とがうまく打
ち消し合い、磁界48と磁界38とがうまく打ち消し合
う。これによって、永久磁石32、34が作る磁界3
6、38がプラズマ10側へ拡がるのを抑制して、当該
磁界によるプラズマ10への影響を少なくすることがで
きる。即ち、上記のような永久磁石32、34を設けて
も、それがプラズマ10の密度低下および不均一性増大
を惹き起こすことを防止することができる。
【0026】磁界発生器30は、この例では電気的に
は、プラズマ室容器4およびプラズマ電極14から絶縁
されている。この磁界発生器30とプラズマ室容器4と
の間に、図1に示す例のように、磁界発生器30側を負
極とする直流のフィルタ電源50を設けても良い。磁界
発生器30におけるフィルタ作用を調整する手段として
は、(1)磁界36、38の強さを調整する、(2)磁
界36、38を通るイオンのエネルギーEを調整する、
ことが挙げられるけれども、永久磁石32、34では上
記(1)の強さ調整は困難である。そこでこの例のよう
にフィルタ電源50を設ければ、その出力電圧の調整に
よって、上記(2)のエネルギーEを簡単に調整するこ
とができるので、磁界発生器30におけるフィルタ作用
を簡単に調整することができる。その結果、磁界発生器
30および引出し電極系12を通して引き出されるイオ
ンビーム16を構成するイオンの組成比を制御すること
ができるので、不要の軽イオンを除去して所望のイオン
を優先的に引き出すことがより容易になる。
【0027】磁界発生器30の構成の他の例を示す。図
1に示した中央の強磁性体42は、図4に示す例のよう
に、左右二つに分けても良い。また、図5に示す例のよ
うに、中央に左右の列の永久磁石32、34に沿う強磁
性体45を設け、これとその上の強磁性体42との間に
永久磁石35をその磁極が上下に位置するように配置
し、この永久磁石35を、上記のような互いに逆向きの
二つの磁界36、38の列を発生させることに共用して
も良い。
【0028】なお、上記各永久磁石32、34、35
は、1本の棒状の永久磁石でも良いし、複数の短い永久
磁石を連続させて棒状に並べて構成しても良い。
【0029】また、上記のような互いに逆向きの磁界3
6、38の列は、上記例のような一組に限られるもので
はなく、二組以上設けても良い。そのようにすれば、前
述した、イオンビーム16全体で見てのビーム電流密度
分布の偏りを実質的に緩和する作用をよりきめ細かく行
うことができる。
【0030】また、プラズマ生成手段は、上記例のよう
なフィラメント8を用いるものの代わりに、プラズマ室
容器4内に高周波やマイクロ波を導入して、プラズマ室
容器4内で高周波放電やマイクロ波放電を生じさせ、そ
れによってイオン源ガス6を電離させてプラズマ10を
生成するものでも良い。
【0031】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、上記の
ような磁界発生器を備えることによって、引出し電極系
から引き出されるイオンビームには、互いにビーム電流
密度分布の偏り方が反対の領域が組として共に存在する
ことになるので、イオンビーム全体で見れば、ビーム電
流密度分布の偏りが実質的に緩和されることになる。従
って例えば、このようなイオンビームを用いて被照射物
にイオン注入等の処理を施す場合に、当該処理の均一性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るイオン源を備えるイオン照射装
置の一例を示す概略断面図である。
【図2】図1中の磁界発生器を構成する永久磁石の配置
の平面図であり、下方の被照射物も併せて示す。
【図3】図1に示すイオンビームのY軸に沿う方向にお
けるビーム電流密度分布の概略を示すものであり、
(A)は図2中の中心線32aに沿う断面におけるもの
であり、(B)は図2中の中心線34aに沿う断面にお
けるものである。
【図4】磁界発生器の他の例を示す断面図である。
【図5】磁界発生器の更に他の例を示す断面図である。
【図6】従来のイオン源を備えるイオン照射装置の一例
を示す概略断面図である。
【図7】図6中の永久磁石配置の平面図であり、下方の
被照射物も併せて示す。
【図8】図6に示すイオンビームのY軸に沿う方向にお
けるビーム電流密度分布の概略を示すものであり、図7
中の中心線18aに沿う断面におけるものである。
【符号の説明】 2a イオン源 4 プラズマ室容器 10 プラズマ 12 引出し電極系 14 プラズマ電極 16 イオンビーム 22 被照射物 30 磁界発生器 32、34 永久磁石 36、38 磁界
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05H 7/08 H05H 7/08 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 37/08 H01J 27/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン源ガスが導入されるプラズマ室容
    器と、このプラズマ室容器内でイオン源ガスを電離させ
    てプラズマを生成するプラズマ生成手段と、前記プラズ
    マ室容器の開口部付近に設けられていて前記プラズマか
    らイオンビームを引き出す引出し電極系とを備えるイオ
    ン源において、 前記引出し電極系を構成する最プラズマ側の電極である
    プラズマ電極(14)の上部近傍に、当該プラズマ電極
    (14)に沿う平面内において、X軸に沿う方向に向き
    かつ当該X軸と直交するY軸に沿う方向に連続した二つ
    の磁界(36、38)の列であって互いに逆向きの磁界
    (36、38)の列を組として発生させる磁界発生器
    (30)を備えており、 かつ前記磁界発生器(30)は、 X軸に沿う方向に磁極を有し、X軸に沿う方向に間隔を
    あけて異極性で相対向するように、Y軸に沿って互いに
    平行に配置されていて、前記二つの磁界(36、38)
    の列の内の一方(36)を発生させる2本一組の第1の
    棒状の永久磁石(32)と、 この第1の永久磁石(32)と同一平面上の隣に当該永
    久磁石(32)に平行に配置されていて、かつX軸に沿
    う方向に磁極を有し、X軸に沿う方向に間隔をあけて異
    極性で相対向するように、Y軸に沿って互いに平行に配
    置されていて、前記二つの磁界(36、38)の列の内
    の他方(38)を発生させる2本一組の第2の棒状の永
    久磁石(34)とを備えて いることを特徴とするイオン
    源。
  2. 【請求項2】 イオン源ガスが導入されるプラズマ室容
    器と、このプラズマ室容器内でイオン源ガスを電離させ
    てプラズマを生成するプラズマ生成手段と、前記プラズ
    マ室容器の開口部付近に設けられていて前記プラズマか
    らイオンビームを引き出す引出し電極系とを備えるイオ
    ン源において、 前記引出し電極系を構成する最プラズマ側の電極である
    プラズマ電極(14)の上部近傍に、当該プラズマ電極
    (14)に沿う平面内において、X軸に沿う方向に向き
    かつ当該X軸と直交するY軸に沿う方向に連続した二つ
    の磁界(36、38)の列であって互いに逆向きの磁界
    (36、38)の列を組として発生させる磁界発生器
    (30)を備えており、 かつ前記磁界発生器(30)は、 X軸に沿う方向に磁極を有し、X軸に沿う方向に間隔を
    あけて同極性で相対向するように、Y軸に沿って互いに
    平行に配置された第1および第2の棒状の永久磁石(3
    2、34)と、 この第1および第2の永久磁石(32、34)の中央に
    両永久磁石(32、34)に沿って配置された強磁性体
    (45)と、 この強磁性体(45)上に、当該強磁性体に沿いかつ磁
    極が上下に位置するように配置されていて、しかも強磁
    性体(45)側の磁極が前記第1および第2の永久磁石
    (32、34)の強磁性体(45)側の磁極と異極性に
    なるように配置された第3の棒状の永久磁石(35)と
    を備えていて、 前記第1の永久磁石(32)と強磁性体(45)との間
    で前記二つの磁界(36、38)の列の内の一方(3
    6)を発生させ、前記第2の永久磁石(34)と強磁性
    体(45)との間で前記二つの磁界(36、38)の列
    の内の他方(38)を発生させるものであることを特徴
    とするイオン源。
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