JP4951916B2 - 送風機 - Google Patents
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図1に示すように、送風機の本体1は室内に面する側に開口2を備え、原動機3に連接されて回転する羽根車4と、開口2と連通し羽根車4を囲むケーシング5と、ダクト6を介して室外とケーシング5の内部を連通するためのダクト接続部7を備えており、羽根車4の回転により、室内空気は開口2からケーシング5内に流入し、羽根車4を通り、ダクト接続部7からダクト6を介して室外へ排出される。この時、原動機3の音やその振動に起因する音、また羽根車4の回転に起因する音や空気の流れ自体や空気のぶつかりに起因する音などによる騒音が発生してダクト6内に伝わるが、ダクト6の容積によって決まる共鳴周波数とそれらの発生騒音の周波数が一致した場合、比較的音圧の大きな共鳴騒音となってダクト6からケーシング5へ入射する。共鳴騒音はケーシング5から開口2を通して室内に入射しようとするが、音響的連通部9によりケーシング5と音響的に連通し、消音機能を備えた消音空間8を備えているため、ケーシング5に入射した共鳴騒音は消音空間8により消音することができる。
図2に示すように、ケーシング5と消音空間8の音響的連通部9をダクト接続部7と対向する側に設けた構成となっている。ダクト6から入射する共鳴騒音がケーシング5の内壁で反射する前に直接消音空間8内に入射し消音するため、消音性能を向上することができる。
図3に示すように、二つの消音空間8が配置されており、うち一つは低周波域、もう一つは高周波域の騒音を消音する構成となっている。この構成により、各消音空間で異なる周波数帯を消音することができ、消音する周波数帯を広くすることができる。
図4に示すように、音響的連通部9に音波の透過率が高く空気の透過率が低い音響透過材料10を用いている。音響透過材料とは例えばパンチングメタル層と布の層からなる材料や、多孔質セラミックなどが挙げられる。音響透過材料10を使用することにより、ケーシング5と消音空間8の間の空気の出入りを抑制することができ、送風性能の低下を抑制して消音することができる。
図4に示す音響透過材料10に、抗菌性の物質を塗布しており、音響透過材料10上での菌の繁殖を抑制することができ、音響透過特性を維持し、消音特性を維持することができる。
図4に示す音響透過材料10に抗かび性の物質を塗布しており、音響透過材料10上でのかびの繁殖を抑制することができ、音響透過特性を維持し、消音特性を維持することができる。
図5に示すように、音響的連通部9はケーシング5を成す外壁11の一部と一体となっており、外壁11に備えられたガイド12に抜き差しできる構成となっている。この構成により音響的連通部9は着脱可能となり、長期使用により音響的連通部9に塵埃が堆積するなどした場合に、洗浄、再生、または交換を行うことができるため、音響的連通部9の音響透過特性を維持することができ、消音特性を維持することができる。
図6に示すように、消音空間8内部に、特定の吸音特性を持つ吸音材13が貼付された構成となっている。吸音材とは、例えばグラスウールやロックウール、軟質ウレタンフォームなどである。ダクト6から入射してくる騒音の中の支配的な周波数帯を消音する特性をもった吸音材13を貼付することにより、音響的連通部9から消音空間8に入射した騒音を効果的に消音することができる。
図7に示すように、消音空間8の一部の面14が開閉でき、消音空間8の内部に設置された吸音材13が着脱可能な構成となっている。排気を必要とする部屋と室外への排出口の位置関係によりダクト6の長さや曲がり具合が変化するため、ダクト6からの共鳴騒音の周波数は送風機の取付け状態により変化するが、吸音材13が着脱可能となっているので、送風機の設置後に騒音の周波数に合わせて容易に吸音材13を変更することができ、効果的に消音することができる。
図8に示すように、消音空間8の消音方法が共鳴型消音器で構成されている。共鳴型消音器は、管部15と容積部16からなり、管部15の直径や数、容積部16の容積により消音特性を変更できるため、ダクトから入射する騒音の中の支配的な周波数帯を消音するよう管部15の構成や容積部16の容積を設定することにより、音響的連通部9から消音空間8に入射した騒音を効果的に消音することができる。
図9に示すように、共鳴型消音器を消音方法とする消音空間8の容積部16が着脱可能な構成になっている。排気を必要とする部屋と室外への排出口の位置関係によりダクト6の長さや曲がり具合が変化するため、ダクト6からの共鳴騒音の周波数は送風機の取付け状態により変化するが、容積部16が着脱可能となっているので、送風機の設置後に騒音の周波数に合わせて容積部16を交換して消音特性を変更し、効果的に消音することができる。
図10に示すように、共鳴型消音器を消音方法とする消音空間8の容積部16の容積が開口2に対向する可動面17の上下の移動により変更できる構成になっている。排気を必要とする部屋と室外への排出口の位置関係によりダクト6の長さや曲がり具合が変化するため、ダクト6からの共鳴騒音の周波数は送風機の取付け状態により変化するが、送風機の設置後に開口2から可動面17を上下操作することができるため、騒音の周波数に合わせて容積部16の容積を変更して消音特性を変更でき、効果的に消音することができる。
図11に示すように、共鳴型消音器を消音方法とする消音空間8の可動面17以外がケーシング5と一体成型で製造される構成となっている。可動面17以外が消音空間8とケーシング5が一体成型されているため、消音特性を変更できる機能を保ったまま部品点数と組み立て工数を削減でき、製造コストを抑制することができる。
図12に示すように、共鳴型消音器を消音方法とする消音空間8の管部15を含む一部が着脱可能な構成となっている。排気を必要とする部屋と室外への排出口の位置関係によりダクト6の長さや曲がり具合が変化するため、ダクト6からの共鳴騒音の周波数は送風機の取付け状態により変化するが、消音空間8の管部15を含む一部が着脱可能となっているので、送風機の設置後に管部15を交換して管部15の総面積を変更することにより、騒音の周波数に合わせて共鳴型消音器の消音特性を変更し、効果的に消音することができる。
図13(a)に示すように、消音空間8の消音方法が、吸音材13による吸音と共鳴型消音器による消音の組合せである構成となっている。例えば吸音材13には1kHz以上の周波数帯の吸音に優れたグラスウールを用い、共鳴型消音器は1kHz未満の騒音を消音する特性とするなどようように、それぞれの方法の消音特性が異なるように設定することにより消音できる周波数帯を広くし、消音特性を向上することができる。
図14に示すように、消音空間8の下面18に排水穴19を設けた構成となっている。下面18に排水穴19があるため、送風機の運転により消音空間8に流入した空気中の水分が結露するなどして溜まった水20を排水することができるため、消音空間の消音特性を維持することができる。
2 開口
3 原動機
4 羽根車
5 ケーシング
6 ダクト
7 ダクト接続部
8 消音空間
9 音響的連通部
10 音響透過材料
11 外壁
12 ガイド
13 吸音材
14 面
15 管部
16 容積部
17 可動面
18 下面
19 排水穴
20 水
Claims (10)
- 開口を備えた本体と、原動機に連接されて回転する羽根車と、前記開口と連通し前記羽根車を囲むケーシングと、ダクトを介して室外と前記ケーシング内部を連通するためのダクト接続部を備える送風機であって、消音機能をもつ消音空間を備え、前記ケーシングと前記消音空間を音響的に連通させる音響的連通部を前記ダクト接続部と対向する側に設け、消音空間の消音方法を共鳴型消音器による消音とし、共鳴型消音器の容積を可変とし、共鳴型消音器の容積を本体の開口に対向する可動面の上下の移動により変更できるようにした送風機。
- 異なる消音特性をもつ複数の消音空間を備えた請求項1記載の送風機。
- 音響的連通部に音波の透過率が高く空気の透過率が低い音響透過材料を用いた請求項1または2記載の送風機。
- 音響透過材料に抗菌性の物質を塗布した請求項3記載の送風機。
- 音響透過材料に抗かび性の物質を塗布した請求項3または4記載の送風機。
- 音響的連通部を取り外し可能とした請求項1〜5いずれかに記載の送風機。
- 共鳴型消音器の可動面以外とケーシングとを一体成型で製造する請求項1〜6いずれかに記載の送風機。
- 共鳴型消音器の管部の総面積を変更可能とした請求項1〜7いずれかに記載の送風機。
- 消音空間の消音方法を吸音材による吸音と共鳴型消音器による消音との組合せとした請求項1〜8いずれかに記載の送風機。
- 消音空間の下面に穴を備えた請求項1〜9いずれかに記載の送風機。
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