JP4950697B2 - 高設栽培装置 - Google Patents
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Description
これは、図9及び図10に示すように、イチゴ等の果物,野菜,花等の植物が植えられ排水口(図示せず)が設けられたポット101及びこのポット101をその外側を露出させて複数列設保持した保持部材102を備えたポット集合体100を備え、このポット集合体100を、ポット集合体100側から落下する水を集水して流す樹脂シートで形成された排水溝体103に支持するとともに、この排水溝体103を、パイプで組まれた棚104により、地面から高い位置に支持している。
従来、このように、ポットを熱交換体により加温または冷却し、ポットの温度調節を行なう技術としては、例えば、特開平10−108548号公報(特許文献2参照)記載の技術が知られている。
上記排水溝体の内部空間内に、該内部空間内の空気を加温若しくは冷却する管状の熱交換体を挿入し、上記排水溝体の内部空間内であって上記熱交換体の上方に上記ポット集合体側から落下する水を受けて流下させる遮蔽板を設けた構成としている。
この熱交換体による加温若しくは冷却においては、排水溝体の内部空間で加温若しくは冷却され、暖気若しくは冷気が遮蔽板と排水溝体の側壁との間隙を通って上昇し、ポットを加温若しくは冷却する。この場合、適時に散水が行なわれると、ポット内に吸収されなかった水は、ポット集合体から、排水溝体の底壁に向けて落下したり、側壁を伝わって流下するが、落下する水は、遮蔽板に受けられて流下し、直接熱交換体に当たる事態が防止される。そのため、熱交換体の熱が水に奪われて逃げてしまう事態が防止され、それだけ熱の無駄が無く、ポットへの熱伝達効率が向上させられる。
また、この熱交換体による加温若しくは冷却において、適時に散水が行なわれると、ポット内に吸収されなかった水は、ポット集合体から、排水溝体の底壁に向けて落下したり、側壁を伝わって流下するが、落下する水は、遮蔽板に受けられて流下し、直接熱交換体に当たる事態を防止することができる。そのため、熱交換体の熱が水に奪われて逃げてしまう事態を防止することができ、それだけ熱の無駄を無くし、ポットへの熱伝達効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る高設栽培装置は、図1乃至図5に示すように、その基本的構成は、ポット集合体1と、このポット集合体1を支持する排水溝体10と、この排水溝体10を地面から高い位置に支持する支持体40とを備えてなる。
ポット2は、底壁2a及びこれに連続し上側に開口4を有した側壁2bを備え、全体が逆円錐台のカップ状に形成されている。底壁2a及び側壁2bには、排水口5が網目状に多数設けられている。ポット2は、行列状に複数個(実施の形態では2×3=6個)が保持部材3に保持されている。
また、保持部材3の平板部3aには、図1及び図4に示すように、ポット2の開口4の周囲に、排水溝体10の後述の内部空間Sと連通する貫通孔6が設けられている。
そして、図3に示すように、ポット集合体1の複数個が、排水溝体10に列設されて支持される。
詳しくは、排水溝体10は、底壁11と、この底壁11の左右端縁に立設される一対の下側側壁13aと、各下側側壁13aの上端から底壁11に平行に外側に向けて突設され上面に上記のポット集合体1の脚部3bを支承する一対の支承壁14と、この各支承壁14の端縁に夫々立設される一対の上側側壁13bとから構成されている。底壁11の中央には、底壁11から上側に突出し後述の熱交換体20を底壁11の底面11aより高い位置に支持する支持突起15が突設されている。
排水溝体10は、所定長さのものが用いられ、必要に応じて、いくつか連設されて用いられ、両端部は閉塞される。また、排水溝体10の、適宜の箇所、例えば一方の端部の底壁11には、底壁11の底面11aに連通し、底壁11を流れる水を排水する図示外の排水パイプが接続される。
遮蔽板30は、左右に夫々下向きに傾斜する一対の傾斜板32を備えて断面傘型に形成されている。各傾斜板32の下縁が対峙する排水溝体10の下側側壁13aとの間には、空気及び水が流通可能な間隙33が設けられている。
次に、支持体40の底壁支承杆41及び支承壁支承杆42を、固定金具43を介して、支柱50の支承部51に支承し、固定金具43の水平部43aと支承部51とをボルト52及びナット53で固定する。
この状態で、排水溝体10を支持体40に支持する。この場合、排水溝体10の底壁11を底壁支承杆41に支承するとともに、一対の支承壁14を一対の支承壁支承杆42に夫々支承する。そして、支柱50の一般部55において、内管55aと外管55bとを適宜伸縮させ、適宜の長さ位置で、ストッパボルト58を締め付けて内管55aを外管55bに対して固定し、排水溝体10の高さ位置を調整する。
その後、熱交換体20を排水溝体10の支持突起15に支持する。これにより、熱交換体20が底壁11の底面11aより高い位置に位置させられる。更に、熱交換体20の上方に、取付金具31を介して遮蔽板30を設ける。更にまた、遮蔽板30の上方に、散水パイプ35を設ける。
この熱交換体20による加温若しくは冷却においては、図4に示すように、排水溝体10の内部空間Sで加温若しくは冷却され、暖気若しくは冷気が遮蔽板30の傾斜板32と排水溝体10の側壁13との間隙33を通って上昇し、ポット2を加温若しくは冷却する。この場合、遮蔽板30の左右から暖気若しくは冷気が上昇するので、満遍なくポット2を加温若しくは冷却することができ、ポット2への熱伝達効率が向上させられる。また、遮蔽板30も加温若しくは冷却され、遮蔽板30からの放熱によっても、ポット2を加温若しくは冷却する。この場合、遮蔽板30は、金属板で形成されているので、放熱効率が良く、これによっても、満遍なくポット2を加温若しくは冷却することができ、ポット2への熱伝達効率が向上させられる。
更に、排水溝体10は、発泡ポリスチレン等の断熱性材料で形成されているので、排水溝体10を通して熱が逃げにくくなり、それだけ熱の無駄が無く、ポット2への熱伝達効率が向上させられる。
2 ポット
3 保持部材
5 排水口
6 貫通孔
10 排水溝体
S 内部空間
11 底壁
12 開放口
13 側壁
13a 下側側壁
13b 上側側壁
14 支承壁
15 支持突起
20 熱交換体
W 熱交換媒体
21 外管
22 熱伝達管
30 遮蔽板
31 取付金具
32 傾斜板
33 間隙
40 支持体
41 底壁支承杆
42 支承壁支承杆
43 固定金具
50 支柱
51 支承部
54 埋設部
55 一般部
56 ベース板
57 フィン
Claims (7)
- 植物が植えられ排水口が設けられたポット及び該ポットをその外側を露出させて複数列設保持した保持部材を備えたポット集合体と、底壁及び該底壁に連設され上開放の開放口を形成する一対の側壁を有するとともに該底壁及び側壁で囲繞される内部空間に該ポット集合体のポットが臨むように該ポット集合体を支持し該ポット集合体側から落下する水を集水して流す排水溝体と、該排水溝体を地面から高い位置に支持する支持体とを備えた高設栽培装置において、
上記排水溝体の内部空間内に、該内部空間内の空気を加温若しくは冷却する管状の熱交換体を挿入し、上記排水溝体の内部空間内であって上記熱交換体の上方に上記ポット集合体側から落下する水を受けて流下させる遮蔽板を設け、該遮蔽板を、金属板で形成したことを特徴とする高設栽培装置。 - 植物が植えられ排水口が設けられたポット及び該ポットをその外側を露出させて複数列設保持した保持部材を備えたポット集合体と、底壁及び該底壁に連設され上開放の開放口を形成する一対の側壁を有するとともに該底壁及び側壁で囲繞される内部空間に該ポット集合体のポットが臨むように該ポット集合体を支持し該ポット集合体側から落下する水を集水して流す排水溝体と、該排水溝体を地面から高い位置に支持する支持体とを備えた高設栽培装置において、
上記排水溝体の内部空間内に、該内部空間内の空気を加温若しくは冷却する管状の熱交換体を挿入し、上記排水溝体の内部空間内であって上記熱交換体の上方に上記ポット集合体側から落下する水を受けて流下させる遮蔽板を設け、
上記排水溝体の内部空間内であって上記遮蔽板の上方に、上記ポット集合体に向けて散水を行なう散水パイプを挿入したことを特徴とする高設栽培装置。 - 上記遮蔽板を左右に夫々下向きに傾斜する一対の傾斜板を備えて断面傘型に形成し、該各傾斜板の下縁が対峙する上記排水溝体の側壁との間に空気及び水が流通可能な間隙を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の高設栽培装置。
- 上記排水溝体の底壁に、該底壁から上側に突出し上記熱交換体を底壁底面より高い位置に支持する支持突起を設けたことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の高設栽培装置。
- 上記排水溝体を、断熱性材料で形成したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の高設栽培装置。
- 上記ポット集合体の保持部材において、上記ポットの開口の周囲に上記排水溝体の内部空間と連通する貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の高設栽培装置。
- 上記支持体を、上記排水溝体の長手方向に沿って間隔を隔てて配置され、上端に上記排水溝体を支持する支持部を有し下端に地面に差し込まれて埋設される埋設部を有した複数の支柱を備えて構成したことを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載の高設栽培装置。
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