JP4950383B2 - ロッカー用錠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はロッカー用錠に関し、押しボタン機構を使用してシリンダ錠の施錠方向への鍵の回転を制止する機構を解除することができるようにしたロッカー用錠を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、ゴルフ場やスポーツクラブ、温泉施設、その他の施設でのロッカー用錠としては、単に機械的に施解錠する錠を利用者に手渡すのが一般的である。なおこの場合、鍵をリストバンドにつけたタイプも使用されている。また、部外者が利用できないように専用カードを使用し、専用カード印記憶させた識別情報等を読み取って施開錠するようにしたり、暗証番号等の入力によって開錠できるようにして、鍵を不要とした電子タイプも使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の機械的に施解錠する錠を利用者に手渡す方法においては、人間の習性で使用後に使用者が鍵を持ち帰ってしまうことが頻発し、ロッカーを閉じなくてもよいときにロッカーが施錠され、使用可能なロッカーが減少したり、鍵が返却されないままとなってしまうという問題があった。
【0004】
また、単に省人化するために、後者の専用カードを利用する場合、その発行や紛失したときの再発行等において、カードの管理に手間が掛かるという問題があった。暗証番号等の入力によって開錠できるようにするものにおいては、暗証番号等を失念してしまって大騒ぎとなったり、暗証番号を覗かれて不正開錠されやすいという問題があり、しかも設備に費用がかかるという欠点があった。
【0005】
この発明のロッカー用錠は従来例の上記欠点を解消したもので、押しボタンが押し込まれていなければシリンダ錠の鍵の回転を止め、施錠することができない機構と、押しボタンが押し込まれていれば鍵の回転を止める機構を解除し、前記鍵を回して施錠することができる機構とを備えることにより、使用後に使用者が鍵を持ち帰ってしまうことがないようにしたいという要請をロッカー錠の機械的な内部機構のみで解消し、複雑で高価になりやすい電気的あるいは電子的な機構を不要としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわちこの発明のロッカー用錠は、押しボタンが押し込まれていなければシリンダ錠の鍵の回転を止め、施錠することができない機構と、押しボタンが押し込まれていれば鍵の回転を止める機構を解除し、前記鍵を回して施錠することができる機構とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
またこの発明のロッカー用錠は、施錠することによって鍵が抜き取り可能となるロッカー用錠であって、鍵を鍵穴に差し込んで操作するシリンダ錠と、該シリンダ錠の回転軸に連動して回転し、ロッカーの扉が開扉可能な退避位置と、扉がロックされるロック位置とのポジションを取る開閉用カンヌキと、前記シリンダ錠と前記開閉用カンヌキを内蔵するハウジングとを備え、他方該ハウジングの前面には、指で押し込み操作する、先端に突起部を設けた押しボタンを進退自在に取り付けるとともに、前記開閉用カンヌキにロック板を一体的に設け、該ロック板の適所には前記押しボタン先端の突起部に係合するフック部を形成し、前記押しボタンが押し込まれていない位置においては前記フック部が押しボタン先端の突起部に係合して開閉用カンヌキを所定位置に保持することによりシリンダ錠に差し込んだ鍵の回転が制止されて、施錠することができないようになり、前記押しボタンが押し込まれた位置においては前記フック部と押しボタン先端の突起部の係合が解かれて開閉用カンヌキの自由回転が可能となり、前記鍵を回して施錠することができるようにしたことをも特徴とするものである。
【0008】
この発明のロッカー用錠によれば、押しボタンが押し込まれていなければシリンダ錠に差し込んだ鍵の回転を制止し、施錠することができなくした機構と、押しボタンが押し込まれていれば鍵の回転を制止する機構を解除し、前記鍵を回して施錠することができる機構とを備えるようにしたので、使用後に使用者が鍵を持ち帰ってしまうことがなくなり、かつ低コストのロッカー用錠を提供することが可能となった。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面に基いて、この発明のロッカー用錠の実施の形態について詳細に説明する。図1はこの発明のロッカー用錠の一実施例を示し、機構部分の背面図、図2は要部断面図、図3は要部の正面図である。
【0010】
図1ないし図3において、1は金属製あるいはプラスチック製等からなるハウジングであり、このハウジング1はその前面に鍵穴2を開口した機械的錠機構を内蔵している。この機械的錠機構は一般に汎用されているシリンダ錠3(内部機構を省略)とすることができる。
【0011】
4は、シリンダ錠3に連動して回転する開閉用のカンヌキで、鍵21を操作することによってシリンダ錠3が回転し、シリンダ錠3の回転軸5の回転に連動して開閉用カンヌキ4が、所定の開閉のためのポジションを取るようになっている。6は開閉用カンヌキ4に一体的に設けたロック板で、開閉用カンヌキ4の軸着部分とほぼ一体をなすように形成され、その板面にはガイド溝7が穿設されている。上記ハウジング1の前面に形成した鍵穴2に対応して、ハウジング1前面には押しボタン8が進退自在に取り付けられている。そして、この押しボタン8の先端には所定の厚さの突起部9が形成され、常態では上記ガイド溝7内にはまり合うよう保持されている。なお10は、押しボタン8の先端に設けた突起部9に係合して開閉用カンヌキ4を所定位置に保持しておくためのフック部で、上記ガイド溝7の一部をなしている。
【0012】
また11は弾性スプリングで、押しボタン8の先端に併設したスプリング保持部12の収納孔13内に取り付けられ、押しボタン8を常態でハウジング1の前面から突出する方向に付勢している。
【0013】
上記実施例に示したロッカー用錠は次のような動作をするものである。先ず操作前においては、ロッカー用錠は鍵穴2に鍵21が差し込まれた状態のままであり、図1(実線)のように開閉用カンヌキ4は退避位置に保持されている。そして、ロッカーの使用者等が、ロッカーを使用するに際してロッカーの扉を閉じる場合には、図2(一点鎖線)に示すように押しボタン8をハウジング1の前面において指で押す。
【0014】
すると、図1および図2のように弾性スプリング11の力に抗して押しボタン8が押し込まれる。押し込まれた押しボタン8の突起部9は後退し、開閉用カンヌキ4のフック部10が突起部9から外れる。
【0015】
この状態で鍵21によりシリンダ錠3の回転軸5をロック方向に回すと、開閉用カンヌキ4が回転してロッカーの扉がロックされる。もちろん、その後使用者等は鍵21を抜き取ってゴルフ場やスポーツクラブ、温泉施設、その他の施設を利用すればよいのである。
【0016】
次に使用者等がロッカーに戻り、鍵21を鍵穴2から挿入してシリンダ錠3の回転軸5を開閉用カンヌキ4の退避方向に回すと、ロッカーは開扉可能な状態となる。同時に、ロック板6が開閉用カンヌキ4とともに回動し、フック部10が押しボタン8の突起部9を通過して、ガイド溝7が最初の位置に復帰する。それと同時に、ガイド溝7内を弾性スプリング11によって押された押しボタン8の突起部9が通過して、押しボタン8も最初の位置に復帰する。以上の操作が終わると、ロッカーの使用を終了することができる。
【0017】
上記において、使用者等がロッカーに戻り、鍵21を鍵穴2から挿入してシリンダ錠3を操作し、施錠して鍵を抜き取ろうとしても押しボタン8を指で押すまでは施錠できないので、無意識に鍵21を抜き取って持ち帰ってしまうという問題が解消できた。
【0018】
【発明の効果】
この発明のロッカー用錠によれば、押しボタンが押し込まれていなければシリンダ錠に差し込んだ鍵の回転が制止されて、施錠することができなくした機構と、押しボタンが押し込まれていれば鍵の回転を制止する機構を解除し、前記鍵を回して施錠することができる機構とを備えるようにしたので、使用後に使用者が鍵を持ち帰ってしまうことがなくなり、かつ低コストのロッカー用錠を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のロッカー用錠の一実施例を示し、機構部分の背面図である。
【図2】その要部断面図である。
【図3】その要部の正面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
2 鍵穴
3 シリンダ錠
4 開閉用のカンヌキ
5 回転軸
6 ロック板
7 ガイド溝
8 押しボタン
9 突起部
10 フック部
11 弾性スプリング
12 スプリング保持部
13 収納孔
21 鍵
Claims (1)
- 施錠することによって鍵が抜き取り可能となるロッカー用錠であって、鍵を鍵穴に差し込んで操作するシリンダ錠と、該シリンダ錠の回転軸に連動して回転し、ロッカーの扉が開扉可能な退避位置と、扉がロックされるロック位置とのポジションを取る開閉用カンヌキと、前記シリンダ錠と前記開閉用カンヌキを内蔵するハウジングとを備え、他方該ハウジングの前面には、指で押し込み操作する、先端に突起部を設けた押しボタンを進退自在に取り付けるとともに、前記開閉用カンヌキにロック板を一体的に設け、該ロック板の適所には前記押しボタン先端の突起部に係合するフック部を形成し、前記押しボタンが押し込まれていない位置においては前記フック部が押しボタン先端の突起部に係合して開閉用カンヌキを所定位置に保持することによりシリンダ錠に差し込んだ鍵の回転が制止されて、施錠することができないようになり、前記押しボタンが押し込まれた位置においては前記フック部と押しボタン先端の突起部の係合が解かれて開閉用カンヌキの自由回転が可能となり、前記鍵を回して施錠することができるようにしたことを特徴とするロッカー用錠。
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JP2001064311A JP4950383B2 (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | ロッカー用錠 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001064311A JP4950383B2 (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | ロッカー用錠 |
Publications (2)
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ID=18923144
Family Applications (1)
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JP2001064311A Expired - Lifetime JP4950383B2 (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | ロッカー用錠 |
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-
2001
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