JP4933798B2 - 錠装置 - Google Patents
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Description
解錠するときには、予め認証入力部に設定した認証条件を入力すると共に、回転体のキー挿入孔とシリンダ錠の鍵穴とに挿入したキーを回転操作することにより、シリンダ錠が解錠されるので、認証条件を入力したとしても、シリンダ錠の鍵穴と回転体とにキーを挿入して回転しないと、解錠することができない。
たとえ、錠本体をドライバー等で破壊しても、回転規制部が回転体の回転規制をしたままであるから、回転体を回転できない為、解錠できない。
即ち、解錠する為には、キーを回転体のキー挿入孔とシリンダ錠の鍵穴とに挿入すること、認証条件を入力すること、更にキーの回転操作をすることの3つの一連の操作を満たすことが必要なので、防犯性が高い。
認証条件設定部により認証条件を予め設定できるので、認証条件を任意に且つ随時設定や変更が可能であるから、防犯性が高い。
一方、正当なキー保持者は、回転体のキー挿入孔とシリンダ錠の鍵穴とにキーを差し込んで、認証条件を入力した後、キーを回転操作することにより簡単に解錠することができる。
本実施の形態にかかる錠装置1は、シリンダ錠7を備える既存の玄関の戸2に後付けにより取付けてあり、回転体3と、錠本体5とを備えている。
回転体3は錠本体5に回転自在に取付けてあり、キー挿入孔9と、カム部11と、係合部13を備えている。キー挿入孔9は、戸2に取付けてあるシリンダ錠7の鍵穴7aの室外側に配置してあり且つシリンダ錠7の鍵穴7aとキー挿入孔9とにキー15を差し込めるように、シリンダ錠7の鍵穴7aと一致した位置に配置している。
カム部11は回転体3の外周部に設けてあり、回転体3と共に回転移動する。
係合部13は回転体3の外周に突設して設けてある。係合部13は解錠方向に回転するときにのみ回転規制部19の被係合部27(後述する)と係合するように、施錠方向(解錠方向Sと逆方向)の回転側にはテーパが形成されており、施錠時には被係合部27を乗り越えできるようになっている。
錠本体5は戸2の見付け面に取付けるものであり、認証入力部(認証条件設定部)17と、回転規制部19と、ロック部21と、従動部29を有している。本実施の形態では、認証入力部と認証条件設定部とは同一部位に設けてあり、認証入力部17で認証条件を設定できるようになっている。
認証入力部17は、複数のボタン17aから構成されており、予め設定されている所定のボタン17aを180度回して、本体23に付されている矢印にボタン17aのマーク18を合わせることにより(図3(c)参照)、認証入力するようになっている。尚、図3(c)において一点鎖線で抜き出して示すのは拡大図である。
認証入力部17には図3(b)に示すようにボタンガイド25が被せてあり、認証入力部17を認証条件設定部として用いる場合には、ボタンガイド25をあけて基板に付されたマーク(矢印)とボタン17aのマーク(矢印)18を180度ずらすことにより設定してあり、認証入力部17として用いる場合(解錠時)には、ずらしてあるボタンを180度回すことにより、認証条件の入力となる。尚、ボタンガイド25が被せてある状態では、ボタンのマーク及び基板のマークは見えない。
したがって、認証条件はボタンガイド25をあけて、ボタンのマークを180°回転してずらせることにより、任意に且つ随時設定できる。
また、図3(a)に示すように、ボタンガイド25の上には、ボタンカバー26が被せてあり、各ボタン17aを隠している。
解錠するときには、ボタンガイド25を被せたままの状態で、予め設定した認証条件、即ち、所定の番号のボタンを180度回転することにより、認証条件を入力する。
ボタンガイド25は、図4(a)に示すように、左右に設けた合計2つのフック28a、28bにより係止してあり、図1の(b)では2つのフック28a、28bはボタンガイド25を係止して開かないようにしている。図2(c)のシリンダ錠7が解錠状態の位置にあるときに、図4の(b)に示すように、フック28aは従動アーム29bに押され、フック28bは従動アーム29aに押されて各々係止状態を解除する。
回転規制部19は回転体3の係合部13に係合する被係合部27を有している。回転規制部19は、ロック部21により移動が規制されており、ロック部21は認証入力部17の各ボタン17aと係合し、認証入力部17の認証入力により、各ボタン17aとの係合が外れることにより、回転規制部19が移動可能状態になる。
回転規制部19は、移動可能状態にあるときには、被係合部27が回転体3の係合部13に係合することにより回転体3の回転を規制する係合位置(図2(a)参照)と、係合解除位置(図2(b))とに移動自在になる。
ロック21は、認証入力部17と回転規制部19との間に設けてあると共に回転規制部19の移動を制限しており、認証条件入力部17で入力した入力情報が認証条件設定部で予め設定した認証条件と一致したときに、回転規制部19の移動規制を解除するものである。
このロック21は回転体3から離れる方向に移動自在であり、スプリング37により回転体3側に向けて常時付勢されている。
また、ロック部21には案内軸35により回転規制部19が連結されており、ロック部21が回転体3から離れる方向に移動したときに、案内軸35に設けたスプリング30により回転体3から離れる方向に回転規制部19を付勢するようになっている。
従動部29は、交差して設けた一対の従動アーム29a、29bで構成されており、各従動アーム29a、29bは基端を錠本体5に軸支して先端を揺動自在にしてあると共に先端にはロック部21の下端(回転体側端)が当接してある。各従動アーム29a、29bは、回転体3のカム部11に当接して従動することにより基端を中心にして揺動して、ロック部21を回転体3から離れる方向に押動する。
尚、錠本体5には、ロック部21の室外側に、ダミープレート39が設けてあり、仮に錠本体のカバー41が破壊された場合でも、ロック部21が露出しないでダミープレート39が露出するようになっている。このダミープレート39を操作しても解錠装置に関係ないから、解錠できない。
錠装置1の取付けは、戸2に取付けてある既存のシリンダ錠7の鍵穴7aの室外側に回転体3のキー挿入孔9を配置して、錠本体5を戸2の室外側に配置してねじ止めする。したがって、既存のシリンダ錠7を設けてある戸2への後付けが簡単にできる。
シリンダ錠7を解錠するときには、キー15を回転体3のキー挿入孔9とシリンダ錠7の鍵穴9aとに挿入して(図1(b))且つ認証入力部17に認証条件を入力すると、ロック部21のロックが外れて回転規制部19が移動自在になる(図2(b))。そして、キー15を回転し始めることにより、回転体3のカム部11に当接した従動部29が従動してロック部21を回転体3から離すように移動する。ロック部21が回転体3から離れる方向に移動すると、ロック部21にスプリング30を介して連結している回転規制部19が回転体3から離れる方向に付勢されて移動し、回転規制部19の被係合部27と回転体3の係合部13の係合が解除され、キー15の更なる回転操作により、ロック部21及び回転規制部19を回転体3から離れる方向に移動させて、解錠する(図2(c))。
解錠状態(図2(c))から更に、キー15を180度回すと、カム11と従動部29との当接が外れて、ロック部21はスプリング37の付勢力により回転体3に近い初期位置(図1(b))に戻り、従動部29はロック部21に押され、回転規制部19はロック部21の移動に伴なって回転体に近い位置に戻り、施錠状態になる(図2(d))。
解錠操作において、認証入力部17に入力しなかったり、入力したが認証条件が誤っていた場合には、ロック部21は移動できず、回転規制部19のロック部21がロックされたままであるから、回転体3の係合部13と回転規制部19の被係合部27との係合を解除できず、キー15を回すことができない(図2(a))。
本実施の形態によれば、認証入力部17に認証条件を入力したとしても、シリンダ錠7の鍵穴7aと回転体3のキー挿入孔9とにキー15を挿入して回転しないと、解錠することができない。したがって、キー15を持っていなければ、解錠できない。
また、ロック部21を回転体3から離れる位置に移動しない限り、回転規制部19の被係合部27は回転体3の係合部13に係合して回転体3の回転を規制する位置にあるから、たとえ錠本体が破壊されても、回転規制部19が回転体3の回転を規制するので、解錠できない。
即ち、本実施の形態によれば、解錠する為には、キー15を回転体3のキー挿入孔9とシリンダ錠7の鍵穴7aとに挿入すること、認証入力部17に認証条件を入力すること、更にキー15の回転操作が一連に要求される。このように3つのことを一連に満たすことが必要なので、防犯性が高い。
一方、正当なキー保持者は、回転体3のキー挿入孔9とシリンダ錠7の鍵穴7aとにキー15を差し込んで、認証入力部17に認証条件を入力した後、キー15を回転操作することにより簡単に解錠することができる。
更に、本実施の形態によれば、認証入力部17を認証条件設定部として用いる場合には、ボタンガイド25を外して認証条件を随時設定や変更ができ、ボタンガイド25は、シリンダ錠7が解錠状態の位置にあるときのみに開くことが可能となっているから、解錠状態にすることにより認証条件を任意に且つ随時に設定や変更ができる。
回転体3にはカム部11を設け錠本体5に従動部29を設けて、カム機構により回転規制部19を回転体3の回転規制位置と回転規制を解除位置する位置とに移動する構成としているので、構成が簡易で且つ製造が容易である。
例えば、認証入力部17は、複数のボタン17aにより認証条件を入力することに限らず、声紋、指紋、虹彩、カード等の読取装置により読み取った認証条件を登録し、予め認証条件設定部に登録された認証条件と比較判断するものであってもよい。
認証入力部17は認証条件設定部を兼ねないで、例えば、認証入力部17と別に設けた認証条件設定部で暗証番号を電子的に設定し、認証入力部で入力した番号の入力信号を受けて比較判断する構成とするように、認証入力部と認証条件設定部とを別々に設けてもよい。
ロック部21と回転規制部19との連結はスプリング30により連結することに限らず、スプリング30を介さないで直接連結するものであってもよい。
本発明の錠装置1は玄関の戸2に限らず、室内ドアや門扉等に設けるものであってもよい。
2 戸
3 回転体
5 錠本体
7 シリンダ錠
7a 鍵穴
9 キー挿入孔
11 カム部
13 係合部
15 キー
17 認証入力部(認証条件設定部)
19 回転規制部
21 ロック部
27 被係合部
29 従動部
Claims (2)
- 戸の見付面に取付けた錠本体と、錠本体に回転自在に取付けた回転体とを備え、回転体はキー挿入孔を有し、キー挿入孔は戸に取付けたシリンダ錠の鍵穴の外側に位置するものであり、錠本体は認証条件設定部と認証入力部と回転規制部とロック部とを有し、回転規制部はキー挿入孔から鍵穴に挿入したキーの操作による回転体の回転を規制するものであり、認証条件設定部は予め認証条件を設定するためのものであり、認証入力部はキー操作時に認証条件を入力するためのものであり、ロック部は認証条件設定部及び認証入力部と、回転規制部との間にあると共に回転規制部の移動を規制するものであり、認証条件設定部で予め設定した認証条件が認証入力部に入力された入力情報と一致したときに、ロック部が回転規制部の移動規制を解除し、回転規制部が回転体を回転規制している位置から解除位置へ移動自在になることを特徴とする錠装置。
- 回転体は、カム部と、係合部を有し、回転規制部は従動部と被係合部とを有し、ロック部が回転規制部の移動規制を解除したときに、キーの操作によって回転体が回転されることにより、カム部が従動部を押動して回転規制部を解除位置へ移動すると共に、係合部と被係合部との係合を解除することを特徴とする請求項1に記載の錠装置。
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