JP4950037B2 - 半導体装置、データの読み出し方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、データの読み出し方法及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置、データの読み出し方法及び半導体装置の製造方法に関する。
従来、不揮発性メモリは、各種試験やデバイスの証明のために使われるデバイスのIDや回路特性を簡単に調整するためのトリミングデータなどのデバイスの情報を格納するためCAM(Contents Addressable Memory)セルを備えるものが提案されている(特許文献1)。
このCAMセルは、半導体基板上にフローティングゲートとコントロールゲートが積層されてゲートを成し、ゲート両側の半導体基板にそれぞれソース及びドレインが形成されており、セルトランジスタとしてのメモリトランジスタと同じタイプのものである。
また、近年、半導体装置において、素子の微細化及び高集積化が進むと欠陥が発生しやすくなり、製造歩留まりの低下を招くという問題がある。これを回避するために、半導体装置内に冗長回路を設けておくことがある。半導体装置内に設けたヒューズ回路内に備えられるヒューズを適宜切断することにより、冗長アドレス情報、動作仕様情報等を格納することができる技術が提案されている(特許文献2)。
特開2004−213872号公報 特開2004−246958号公報
しかしながら、ロジックデバイスでは、上述したCAMを持っていないため、デバイスのIDやトリミングデータを保持することができないという問題がある。また、情報の保持に不揮発性メモリを使うと、ウエーハプロセスが多くなり、さらに、書き込み回路の規模が記憶容量の割に大きいという問題がある。
また、上記ヒューズを備えた半導体装置では、ヒューズが金属で形成されている場合、ヒューズが完全に切断されていないと、ヒューズの両端にかかる電圧差により、ヒューズの抵抗値が徐々に低下するというグローバック現象が発生する。このグローバック現象によりヒューズの抵抗値が所定値以下まで低くなったとき、ヒューズ回路は、ヒューズが溶断されていないと判定するため、ヒューズをうまく溶断できないという問題がある。また、レーザーヒューズは半導体基板へのダメージを考慮して下層構造を設ける必要がある。またカバー膜を空けておく必要があり、信頼性の面で問題がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、メモリトランジスタを持たないロジックデバイスであっても、トリミングの情報やデバイスIDなどの情報を記憶するメモリを持つ半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、半導体基板上に形成された一対の金属配線と、前記金属配線の上に形成され、書き込み情報に応じて開口部が選択的に形成されたプログラム層と、前記一対の金属配線間の静電容量を利用して前記プログラム層に前記開口部が形成されているかどうかを検出することによって前記書き込み情報を読み出す読み出し回路とを含む。本発明によれば、プログラム層に開口部を持つかどうかによって情報を保持することができるので、メモリトランジスタを持たないロジックデバイスであっても、トリミングの情報やデバイスIDなどの情報を記憶できる。また、CAMセルのようにメモリセルトランジスタを持つ必要がないため、ウエーハプロセスが多くなることもない。また、書き込み回路も必要ないため面積的にも有利である。また本発明の半導体装置によれば、ヒューズを備えた半導体装置に比べて信頼性が高い。
本発明の半導体装置は、前記プログラム層下に形成された一対のリファレンス用の金属配線をさらに含み、前記読み出し回路は、前記一対の金属配線間の静電容量と、前記一対のリファレンス用の金属配線間の静電容量の差を利用して前記プログラム層に前記開口部が形成されているかどうかを検出する。前記一対の金属配線と、前記一対のリファレンス用の金属配線は一部の金属配線を共通に用いるのが好ましい。前記プログラム層は、たとえば空気よりも誘電率が高い材料により形成されている。前記プログラム層は、たとえば空気よりも誘電率が低い材料及び導体の一方により形成されている。前記半導体装置は、不揮発性メモリセルがアレイ状に配列されたメモリセルアレイを含む半導体記憶装置である。
本発明は、書き込み情報に応じて選択的に形成された開口部を持つプログラム層下の一対の金属配線間に所定の電圧を印加するステップと、前記一対の金属配線間の静電容量を利用して前記プログラム層に前記開口部が形成されているかどうかを検出することによって前記書き込み情報を読み出すステップとを含むデータの読み出し方法である。本発明によれば、プログラム層に開口部を持つかどうかによって情報を保持することができるので、メモリトランジスタを持たないロジックデバイスであっても、トリミングの情報やデバイスIDなどの情報を記憶できる。また、CAMセルのようにメモリセルトランジスタを持つ必要がないため、ウエーハプロセスが多くなることもない。また、書き込み回路も必要ないため面積的にも有利である。また本発明の半導体装置によれば、ヒューズを備えた半導体装置に比べて信頼性が高い。
本発明のデータ読み出し方法は、前記プログラム層下に形成された一対のリファレンス用の金属配線間に所定の電圧を印加するステップをさらに含み、前記一対の金属配線間の静電容量と、前記一対のリファレンス用の金属配線間の静電容量を利用して前記プログラム層に前記開口部が形成されているかどうかを検出する。
本発明は、半導体基板上に一対の金属配線を形成するステップと、前記一対の金属配線上にプログラム層を形成するステップと、書き込む情報に応じて、前記プログラム層に開口部を選択的に形成するステップとを含む半導体装置の製造方法である。本発明によれば、プログラム層に開口部を持つかどうかによって情報を保持することができるので、メモリトランジスタを持たないロジックデバイスであっても、トリミングの情報やデバイスIDなどの情報を記憶できる。また、CAMセルのようにメモリセルトランジスタを持つ必要がないため、ウエーハプロセスが多くなることもない。また、書き込み回路も必要ないため面積的にも有利である。また本発明の半導体装置によれば、ヒューズを備えた半導体装置に比べて信頼性が高い。
本発明によれば、メモリトランジスタを持たないロジックデバイスであっても、トリミングの情報やデバイスIDなどの情報を記憶するメモリを持つ半導体装置及びその製造方法を提供できる。
ウエーハプロセス後のロジックデバイスの概観図である。 (a)はプログラム層にデータ“0”を記憶した状態のロジックデバイスの断面図、(b)はプログラム層にデータ“1”を記憶した状態のロジックデバイス1の断面図である。 プログラム層20に開口部21を形成した場合と形成しない場合の静電容量の関係を示す図である。 読み出し回路を示す図である。 読み出し回路の各ノードの信号波形を示す図である。 読み出し回路の他の構成例を示す図である。 読み出し回路の各ノードの信号波形を示す図である。 読み出し回路の他の例を示す図である。 読み出し回路の各ノードの信号波形を示す図である。 (a)はデータ“1”を記憶した状態のロジックデバイスの断面図、(b)はデータ“0”を記憶した状態のロジックデバイスの断面図である。 本発明に係る半導体装置の製造工程を示す図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明する。以下に示すOTP(One Time Programmable)メモリは、CAMに代わる手段であり、OTPメモリは、ロジックデバイスにも利用できる。
図1は、ウエーハプロセス後のロジックデバイス(半導体装置)の概観図である。参照符号1はロジックデバイス、10は半導体基板、20はプログラム層、21は開口部、30はパットをそれぞれ示す。この半導体装置のメモリ素子は、一対の金属配線及び金属配線上に形成された誘電体膜を含む。メモリは、一対の金属配線上のプログラム層20が開口部21を持つかどうかによって依存する静電容量値によって決定される情報を記憶する。
図2(a)はプログラム層20にデータ“0”を記憶した状態のロジックデバイス1の断面図、(b)はプログラム層20にデータ“1”を記憶した状態のロジックデバイス1の断面図である。図2に示すように、不図示の半導体基板上に設けられた層間絶縁膜11上に金属配線A、B及びCが形成されている。金属配線A及びBが一対のリファレンス用の金属配線であり、金属配線B及びCが一対の金属配線である。一対の金属配線と一対のリファレンス用の金属配線は一部の金属配線Bを共通に用いる。ここでは金属配線AB間の距離xは金属配線BC間の距離x’よりも大きく設定されている。各金属配線はSiO2(silicon dioxide:二酸化シリコン)層12により絶縁されている。
この金属配線A、B及びC上にはカバー膜13が形成されている。このカバー膜13はSiO2膜からなる。カバー膜13上には書き込み情報に応じて開口部21が選択的に形成されるプログラム層20が形成されている。このプログラム層20はSiN(窒化シリコン)膜からなる。プログラム層20はパッシベーション膜としても機能する。プログラム層20は空気よりも誘電率の高い材料で形成される。このため、プログラム層20がある部分では寄生容量が高くなり、開口部21が形成された部分では寄生容量が小さくなる。
したがって、本発明のメモリでは、プログラム層20が開口部21を持つかどうかによって依存する静電容量値の違いを利用して、データ“0”または“1”を記憶できる。この構造は、メモリトランジスタを持たないロジックデバイスにも簡単に適用できる。
プログラム層20の形成は、SiN膜を全面に塗っておき、一部を取り除くことにより、開口部21を形成する。プログラム層20の一部を取り除く方法には、レーザービームを使って溶かすことにより一部を取り除く方法、薬液を用いてエッチングにより一部を取り除く方法、機械的に削ることによって一部を取り除く方法などがある。なお、プログラム層20は、カバー膜13上にインクを落したり、集束イオンビーム(FIB:focused ion beam)で金属を付けることにより、形成してもよい。
プログラム層20にデータ“0”を記憶する場合、図2(a)に示すように、レーザービームによって金属配線B及びC上のプログラム層20に開口部21を形成する。プログラム層20にデータ“1”を記憶する場合、同図(b)に示すように、プログラム層20に開口部を形成しないで、そのままの状態にする。
図3はプログラム層20に開口部21を形成した場合と形成しない場合の静電容量の関係を示す図である。同図(a)はプログラム層20にデータ“0”を記憶した状態のロジックデバイス1の断面図、(b)はプログラム層20にデータ“1”を記憶した状態のロジックデバイスの断面図である。金属配線A及び金属配線Cは、グランドに接続された金属配線Bの両側に設けられている。金属配線A及びB間には、参照用のキャパシタCref(C1+C2)が形成される。金属配線B及びC間には、開口部21を持つかどうかによって値が異なる静電容量を持つキャパシタCb(C0+C3又はC1’+C3)が形成される。
以下では、プログラム層20に開口部21が形成され、データ“0”を記憶するときのキャパシタCb_0と示し、データ“1”を記憶するときのキャパシタをCb_1と示す。金属配線A及びB間のキャパシタCref、及びデータ“0”のキャパシタCb_0及び金属配線B及びC間のデータ“1”のキャパシタCb_1は以下の通りである。
・Cref=C1+C2
・Cb_0=C0+C3
・Cb_1=C1’+C3
ここでは、各キャパシタはC0<C1<C1’<C2<C3の関係に設定されている。また、静電容量C1はレイアウトなどにより静電容量C0の2倍程度になるように設定されている。
データ“0”及びデータ“1”間の静電容量の差を検出するには、Cb_0<Cref<Cb_1の関係が必要となる。このため、(C1−C0)>(C3−C2)及び(C3−C2)及び(C3−C2)+(C1’―C1)>0の関係が必要となる。なお、キャパシタC3及びC2間の静電容量の差は小さい。なお、静電容量の値を変化させることによって、多値を記憶させることもできる。
次に、上記プログラム層20に記憶されている情報を読み出す読み出し回路について説明する。図4は読み出し回路40を示す図である。図5は読み出し回路の各ノードの信号波形を示す図である。図4に示すように、読み出し回路40は、インバータ41、Pチャントランジスタ42、43、キャパシタCrefおよびCb、バッファ44、コンパレータ45およびDフリップフロップ46を含む。読み出し回路40は、一対の金属配線BC間のキャパシタの静電容量を利用してプログラム層20に開口部21が形成されているかどうかを検出することによって書き込み情報を読み出すものである。このとき、読み出し回路40は、一対の金属配線BC間の静電容量と、一対のリファレンス用の金属配線AB間の静電容量の差を利用してプログラム層20に開口部21が形成されているかどうかを検出する。
センス動作では、まず、イニシャル信号InitialをHighにし、金属配線A及び金属配線Bの電圧をグランドにする。Pチャントランジスタ42及び43のゲートを制御する信号は、読み出しの間Lowになっている。次に、イニシャル信号がLowになったとき、ノードn1がHighレベルになり、pチャントランジスタ42及び43を介して、プログラム層20下の金属配線AB及びBC間に所定の電圧を印加することができ、ノードn2及びn3は徐々にチャージされる。金属配線B及びC上のプログラム層20に、開口部21が形成されている場合、キャパシタCbの静電容量が減るため、キャパシタCbはキャパシタCrefより早くチャージされ、その差をコンパレータ45で検出し、出力n5をDフリップフロップ回路46に保存する。これにより、プログラム層20の開口部21をデータ“0”としてセンスできる。
一方、金属配線B及びC上のプログラム層20に開口部が形成されていない場合、キャパシタCbの静電容量は、キャパシタCrefの静電容量より小さいため、キャパシタCrefはキャパシタCbより早くチャージされ、データ“1”としてセンスできる。このようにして、一対の金属配線間BCのキャパシタの静電容量と、一対のリファレンス用の金属配線AB間のキャパシタの静電容量によって、プログラム層20の開口状態を検出することで、データ“1”またはデータ“0”として検出できる。なお、Dフィリップフロップ46に代えてDラッチでもよい。
図6は読み出し回路の他の構成例を示す図である。図7は読み出し回路の各ノードの信号波形を示す図である。図5に示すように、読み出し回路50は、Pチャントランジスタ51、インバータ52、53、キャパシタCref及びCbを含む。
センス動作では、イニシャル信号initialをLowにし、pチャントランジスタ51を介して、金属配線A及び金属配線Cを、同じ電位にし、ノードn11及びノードn12を徐助にチャージする。このとき、キャパシタCrefおよびCbのうち静電容量が小さい方のノードの電位が上昇し、反対に静電容量が大きい方のノードの電位は減少する。したがって、金属配線B及びC上のプログラム層20に開口部21が形成されている場合、キャパシタCbの静電容量が減るため、ノードn11の電位は上昇し、ノードn12の電位は減少する。このようにして、データ“0”としてセンスできる。一方、金属配線B及びC上のプログラム層20に開口部が形成されていない場合、キャパシタCbの静電容量は、キャパシタCrefよりも大きいため、ノードn12の電位は上昇し、ノードn11の電位は下降する。このようにして、データ“1”としてセンスできる。センスデータは、図示しないラッチ回路によりラッチされる。
図8は読み出し回路の他の例を示す図である。図9は読み出し回路の各ノードの信号波形を示す図である。図8に示すように、読み出し回路60は、インバータ61〜66、抵抗67、68、トランスファーゲート69、キャパシタCrefおよびCbを含む。この検出回路60は、基準側がある電位(trip point)を超えると、その信号をトリガにして、比較側が高いか低いかを判定し、それをインバータ65及び66からなるラッチ回路に取り込むよう動作する。
センス動作では、まず、イニシャル信号をHighにし、金属配線A及び金属配線Bの電圧をグランドにする。次に、イニシャル信号がHighからLowになり、ノードn21がHighレベルになると、ノードn22及びn23は、抵抗67、68を介してそれぞれチャージされ、ノードn22、n23の電位が徐々に上がっていく。ここで、ノードn22が基準側で、ノードn23はキャパシタCbの容量により立ち上がるスピードが変わるノードである。ノードn23は徐々に立ち上がっていき、n22のノードがある基準の電位に達すると、信号n24が変化する。そのタイミングで、インバータ65及び66からなるラッチ回路でデータを保持する。
図9(c)において、信号波形n23−1はデータ“1”をプログラムした状態の信号波形、信号波形n23−0はデータ“0”をプログラムした状態の信号波形をそれぞれ示す。金属配線B及びC上のプログラム層20に開口部21が形成されている場合、キャパシタCbの静電容量が減るため、キャパシタCbはキャパシタCrefよりも早くチャージされ、同図(d)に示すように、インバータ63の出力n25−1は、基準電位n24が立ち下がる前に、立ち下がり、インバータ65及び66からなるラッチ回路にデータ“0”がラッチされる。一方、金属配線B及びC上のプログラム層20に開口部が形成されていない場合、キャパシタCrefの方がキャパシタCbよりも早くチャージされ、ノードn24の方が、ノードn25よりも早く立ち下がるためトランスファーゲート27を閉じる。インバータ65及び66からなるラッチ回路はその状態を保持する。
次に、プログラム層20の他の例について説明する。上記図2ではプログラム層20に空気よりも誘電率の高い材料を用いた例を示したが、ここでは、プログラム層20に空気よりも誘電率の低い材料または誘電率がゼロの材料を用いた例を示す。誘電率がゼロの場合、無限に大きい容量を持つことになる。
図10(a)はデータ“1”を記憶した状態のロジックデバイス100の断面図、(b)はデータ“0”を記憶した状態のロジックデバイス100の断面図である。半導体基板上の層間絶縁膜11上に金属配線A、B及びCが形成されている。各金属配線はSiO2層12により絶縁されている。この金属配線A、B及びC上にはカバー膜13が形成されている。このカバー膜13はSiO2膜からなる。同図(a)に示すように、カバー膜13上にはプログラム層120が形成されている。このプログラム層120は金属からなる。金属は空気よりも誘電率の低い材料である。
カバー膜13上に金属からなるプログラム層120を形成することにより、キャパシタCbの静電容量は、金属配線Bとプログラム層120間の寄生容量CBと金属配線Cとプログラム層120間の寄生容量CCの直列接続となるため、金属配線BC間の寄生容量は大きくなる。上述の図4の読み出し回路を用いて、データ“1”としてセンスできる。一方、カバー膜13上に何も形成されていない場合には、キャパシタCbの容量は、金属配線Bとプログラム層120間の寄生容量CBと金属配線Cとプログラム層120間の寄生容量CCと寄生容量CXの直列接続となるため、トータルの容量自体は小さくなる。これは上述の図4の読み出し回路40を用いて、データ“0”としてセンスできる。
図11は、本発明に係る半導体装置の製造工程を示す図である。上述したプログラム層20の加工は、カバー膜工程の終了からパッケージの封止までの期間に行われる。(a)まず、ウエーハプロセス(wafer process)において、ウエーハ上にICを作りこむ。このウエーハプロセスにおいて、半導体基板上の層間絶縁膜11上に金属配線が形成される。(b)次に、ウエーハプロービング試験工程において、ウエーハに針を当てて、ウエーハの特性を調べる。(c)ウエーハのプログラミング工程において、金属配線A〜C上にプログラム層20、120を形成し、書き込む情報に応じて、レーザービームによって、プログラム層20に開口部21を選択的に形成する。書き込む情報には、デバイスのID、トリミングデータ、アナログICにおける各種微調整のためのデータが含まれる。これにより、メモリセルトランジスタを持つことなしに、数ビットないし百ビットの不揮発性記憶領域を持つことができ、ダイ(die)ごとに異なる情報をセットすることができる。
(d)チップ分離(dicing)工程において、多数のICチップが作り込まれたウエーハを、各チップ4辺に設けられたスクライブ線に沿ってダイヤモンドカッターで切り分け、1個1個のチップに分離する。(e)組立(assembly)工程において、1個1個のICチップを特別なパッケージに収納し、ワイヤーボンディングでパッケージと端子との間を接続する。次に、(f)最終試験を行って、(g)出荷される。この半導体装置によれば、ウエーハプロセス、ウエーハプロービング試験工程後に、たとえばアナログ回路の電圧微調整に関する情報などの内部設定値、ディジタル回路の個別IDまたは識別IDなどの情報を書き込むことができる。
本発明によれば、金属配線を保護するカバー膜13の上に、プログラム層20、120をのせてそれを加工し、情報を下層の回路で読み取ることで、ウエーハプロセス中に、追加工程がいらないため、コスト低減、スループットが向上する。また、ウエーハプロセス後に情報を書き込むことができるため、書き込みから出荷までの時間が短くなる。さらに、プログラム層20、120は、読み出し回路とは非接触なので、半導体内部に水分などが入るのを防ぐことができる。また、従来のヒューズよりも簡易にできて、素子の信頼性も損なわない。なお、上記半導体装置は、不揮発性メモリセルがアレイ状に配列されたメモリセルアレイを含む半導体記憶装置に用いることもできる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。

Claims (6)

  1. 半導体基板上に形成された一対の金属配線と、
    前記金属配線の上に形成され、書き込み情報に応じて開口部が選択的に形成されたプログラム層と、
    前記一対の金属配線間の静電容量を利用して前記プログラム層に前記開口部が形成されているかどうかを検出することによって前記書き込み情報を読み出す読み出し回路とを含む半導体装置であって、
    前記プログラム層下に形成された一対のリファレンス用の金属配線をさらに含み、
    前記読み出し回路は、前記一対の金属配線間の静電容量と、前記一対のリファレンス用の金属配線間の静電容量の差を利用して前記プログラム層に前記開口部が形成されているかどうかを検出し、
    前記一対の金属配線と、前記一対のリファレンス用の金属配線は、一部の金属配線を共通に用いる半導体装置。
  2. 前記プログラム層は、空気よりも誘電率が高い材料により形成される請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記プログラム層は、空気よりも誘電率が低い材料及び導体の一方により形成される請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体装置は、不揮発性メモリセルがアレイ状に配列されたメモリセルアレイを含む半導体記憶装置である請求項1から請求項のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 書き込み情報に応じて選択的に形成された開口部を持つプログラム層下の一対の金属配線間に所定の電圧を印加するステップと、
    前記一対の金属配線間の静電容量を利用して前記プログラム層に前記開口部が形成されているかどうかを検出することによって前記書き込み情報を読み出すステップとを含むデータの読み出し方法であって、
    前記プログラム層下に形成された一対のリファレンス用の金属配線間に所定の電圧を印加するステップをさらに含み、
    前記一対の金属配線と、前記一対のリファレンス用の金属配線は、一部の金属配線を共通に用いており、
    前記一対の金属配線間の静電容量と、前記一対のリファレンス用の金属配線間の静電容量を利用して前記プログラム層に前記開口部が形成されているかどうかを検出するデータの読み出し方法。
  6. 半導体基板上に一対の金属配線と一対のリファレンス用の金属配線とを形成するステップと、
    前記一対の金属配線上にプログラム層を形成するステップと、
    書き込む情報に応じて、前記プログラム層に開口部を選択的に形成するステップとを含み、
    前記一対の金属配線と、前記一対のリファレンス用の金属配線は、一部の金属配線を共通に用いており、
    前記一対の金属配線間の静電容量と、前記一対のリファレンス用の金属配線間の静電容量を利用して前記プログラム層に前記開口部が形成されているかどうかを検出する、半導体装置の製造方法。
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