JP2002063796A - 不揮発性メモリ - Google Patents

不揮発性メモリ

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JP2002063796A
JP2002063796A JP2000249177A JP2000249177A JP2002063796A JP 2002063796 A JP2002063796 A JP 2002063796A JP 2000249177 A JP2000249177 A JP 2000249177A JP 2000249177 A JP2000249177 A JP 2000249177A JP 2002063796 A JP2002063796 A JP 2002063796A
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Koichi Yamada
光一 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速アクセスを可能とするメモリセルをより微
細に形成することのできる不揮発性メモリを提供する。 【解決手段】センスアンプSを中心として、ビット線B
L及び/BLが接続されている。これらビット線BL
(/BL)には、メモリセルC(/C)が接続されてい
る。各メモリセルC(/C)には、ワード線LWL(R
WL)が接続されている。メモリセルCにおける記憶デ
ータが「H」レベルであるとき、ビット線BL及びワー
ド線LWL間にコンデンサが接続される。一方、記憶デ
ータが「L」レベルであるとき、ビット線BL及びワー
ド線LWL間にコンデンサは接続されない。メモリセル
/Cにおいては、ビット線/BL及びワード線RWL間
のコンデンサの接続の有無と記憶データとの関係が上記
メモリセルCにおけるものと逆に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマスクROM(Read
Only Memory)等の不揮発性メモリに係り、詳しくは同
不揮発性メモリのメモリセルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記マスクROMとしては、
NOR型のものとNAND型のものとが用いられてい
る。すなわち、NOR型とは、所望とする記憶データに
応じてトランジスタとビット線とを接続または遮断して
おき、ビット線とトランジスタとの接続の有無によるビ
ット線の電位変化の差を利用して記憶データの読み出し
を行うものである。一方、NAND型とは、所望とする
記憶データに応じてイオン注入によりトランジスタをデ
プレッション型とエンハンスメント型とに作り分けてお
き、これら2種類のトランジスタ特性の差を利用して記
憶データの読み出しを行うものである。
【0003】これら2種類のROMのうち、NOR型の
ものは、上記接続又は遮断を決定するコンタクトホール
形成の工程が全製造工程の後の方にあるためにターンア
ラウンドタイム(TAT:Turn Around Time)を短くで
きることやアクセスが速いことなどの長所を有してい
る。一方、NAND型のものは、面積が小さくできると
いう長所を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記NOR
型のマスクROMは、ターンアラウンドタイムが短いこ
とやアクセスが速いことを長所として有しているとはい
え、メモリセルあたりの面積が大きくなることから最近
の微細化の要求を満足することが難しくなってきてい
る。一方、NAND型のマスクROMは、アクセスが遅
いという短所を有しているのに加えて、イオン注入の制
御性の問題から現状以上の微細加工が困難なものとなっ
ている。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、高速アクセスを可能とするメモリセ
ルをより微細に形成することのできる不揮発性メモリを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、ビット線とワード線との間の結合
容量の違いに応じてデータが書き換え不能に固定記憶さ
れたことをその要旨とする。
【0007】上記構成によれば、ワード線の電位変化に
よるビット線の電位変化がワード線とビット線との結合
容量に依存することに着目して、データの読み出しがで
きるようになる。しかも、ビット線とワード線との間の
結合容量は簡易な構成にて設定することができるため、
微細加工が可能となる。更に、この結合容量を設定する
手段は、半導体基板上の配線層に形成することも可能で
あるため、本発明の不揮発性メモリをマスクROMとし
て実現する場合、データのプログラミングを製造工程の
後の方で行うこともできる。
【0008】なお、ここでいう不揮発性メモリは、例え
ば、ワード線及びビット線間の結合を切断することで一
度のみプログラミングが行われるものや、製造工程にお
いて記憶データを形成するもののことである。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ビット線と前記ワード線との間の結合
容量の設定が、これらビット線とワード線との間に各々
設けられたコンデンサに対する接続の有無によって行わ
れることをその要旨とする。
【0010】上記構成によれば、ビット線とワード線と
にコンデンサが接続されているか否かによって、ビット
線及びワード線間の結合容量を容易に設定することがで
きるようになる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2に発明に
おいて、ダミーワード線と比較用ビット線とに接続され
て前記コンデンサの容量とは異なる容量を有するダミー
コンデンサを備え、前記ビット線と前記比較用ビット線
との電位差を差動式センスアンプによってセンスするこ
とで前記ビット線からデータの読み出しを行うことをそ
の要旨とする。
【0012】上記構成によれば、ダミーワード線の電位
を変化させることで、同ダミーワード線と接続するコン
デンサによって結合する比較用ビット線に電位変化が生
じるようになる。そして、この比較用ビット線と読み出
しの対象となるビット線との電位差を差動式センスアン
プによってセンスすることで、ビット線のデータを迅速
に読み出すことができるようになる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3に記載の
発明において、前記ビット線及び比較用ビット線には前
記データを記憶するメモリセルが互いに等しい数だけ接
続されており、且つ前記ビット線にも前記ダミーコンデ
ンサと等しい容量を有するコンデンサを介してダミーワ
ード線が接続されていることをその要旨とする。
【0014】上記構成によれば、ビット線及び比較用ビ
ット線には互いに等しい数のメモリセルが接続されてい
るため、ビット線と比較用ビット線との容量をほぼ等し
く設定することができ、ひいては差動式センスアンプに
よるこれらビット線と比較用ビット線との電位差の比較
を精度よく行うことができるようになる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の発明において、前記センスアンプの形成された半導
体基板上方の配線層に前記コンデンサが形成されてなる
ことをその要旨とする。
【0016】上記構成によれば、半導体基板上にセンス
アンプを形成し、その上方の配線層にコンデンサを形成
することで、不揮発性メモリの集積度を向上させること
ができるようになる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記半導体基板は当該不揮発性メモリ以外
の回路が形成された領域を備えるとともに、該回路形成
領域上方には配線層とともに同回路に用いられる回路用
コンデンサが形成されており、当該不揮発性メモリに用
いられるコンデンサ及びダミーコンデンサは前記回路用
コンデンサと同一層のメタル層及び誘電体層で形成され
てなることをその要旨とする。
【0018】上記構成によれば、当該不揮発性メモリに
用いられるコンデンサ及びダミーコンデンサが回路用コ
ンデンサと同一層のメタル層及び誘電体層で形成される
ため、回路用コンデンサを形成するときに同時に不揮発
性メモリに用いるコンデンサを形成することができるよ
うになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる不揮発性メ
モリの一実施形態を図面を参照しつつ説明する。
【0020】図1に、本実施形態の不揮発性メモリの構
成の概略を示す。同図1に示されるように、この不揮発
性メモリは、各センスアンプS(S1〜Sj)を中心と
して対称的に配列されたメモリセルC(図中そのマトリ
クスをC11〜Cjiとして表記)及びメモリセル/C
(図中そのマトリクスを/C11〜/Cjiとして表
記)を備えている。これらメモリセルC及び/Cは、ビ
ット線BL(BL1〜BLj)及び/BL(/BL1〜
/BLj)並びにワード線LWL(LWL1〜LWL
j)及びRWL(RWL1〜RWLj)とそれぞれ接続
されている。
【0021】これら各メモリセルC(/C)は、記憶を
所望するデータに応じて、ビット線BL(/BL)及び
ワード線LWL(RWL)間の結合容量が設定されてい
る。すなわち、メモリセルCにおいては、記憶されるデ
ータが「H」レベルであるときには、ビット線BL及び
ワード線LWL間に、静電容量Cのコンデンサが接続さ
れる。また、記憶されるデータが「L」レベルであると
きには、ビット線BL及びワード線LWL間にコンデン
サは接続されない。
【0022】一方、メモリセル/Cにおいては、記憶さ
れるデータが「L」レベルであるときに、ビット線BL
及びワード線RWL間に、静電容量Cのコンデンサが接
続される。また、記憶されるデータが「H」レベルであ
るときには、ビット線/BL及びワード線RWL間にコ
ンデンサは接続されない。
【0023】なお、このようにメモリセルC内のビット
線BL及びワード線LWL間の結合容量と、メモリセル
/C内のビット線/BL及びワード線RWL間の結合容
量とが等しいときに、メモリセルCに記憶されるデータ
とメモリセル/Cに記憶されるデータが互いに論理反転
したデータとなるように設定しているのは、後述するセ
ンスアンプSによる読み出しを簡素化するためである。
【0024】このような構成とすることで、選択された
メモリセルC(/C)に対応するビット線BL(/B
L)をプリチャージしてその電位を「Vcc」の電位に
引き上げ、次に、同メモリセルC(/C)に対応するワ
ード線LWL(RWL)を活性化してその電位を「Vc
c」に引き上げたときのビット線BL(/BL)の電位
変化を検出することでデータを読み出すことができるよ
うになる。すなわち、ビット線BL(/BL)及びワー
ド線LWL(RWL)間にコンデンサが接続されていな
いときには、ワード線LWL(RWL)を活性化しても
ビット線BL(/BL)の電位にはほとんど変化が生じ
ない。一方、ビット線BL(/BL)及びワード線LW
L(RWL)間に容量Cのコンデンサが接続されている
ときには、ワード線LWL(RWL)を活性化すること
で、ビット線BL(/BL)の電位は、下式(a1)で
表される値Vに変化する。 V=Vcc+Vcc×C/CB …(a1) CB:ビット線の静電容量 詳しくは、上記ビット線BL(/BL)の電位変化を利
用した読み出し動作は、ダミーセルDC(DC1〜DC
j)又は/DC(/DC1〜/DCj)及びセンスアン
プS(S1〜Sj)を用いて行われる。このダミーセル
DC(/DC)は、ビット線BL(/BL)と接続する
とともに、ダミーワード線LDWL(RDWL)とも接
続されている。また、これら各ダミーセルDC(/D
C)においては、ビット線BL(/BL)とダミーワー
ド線LDWL(RDWL)とが、静電容量C/2のコン
デンサによって接続されている。したがって、ビット線
BL(/BL)をプリチャージしてその電位を「Vc
c」に引き上げた後、ダミーワード線LDWL(RDW
L)を活性化してその電位を「Vcc」に引き上げるこ
とで、ビット線BL(/BL)の電位は、下式(a2)
で表される値Vに変化する。 V=Vcc+Vcc×C/2CB …(a2) CB:ビット線の静電容量 また、上記センスアンプSは、図2にその回路構成が示
されるような差動式センスアンプである。このセンスア
ンプSは、インバータIV1を構成するpチャネルトラ
ンジスタT1及びnチャネルトランジスタT2と、イン
バータIV2を構成するpチャネルトランジスタT3及
びnチャネルトランジスタT4とを備えて構成される。
そして、これらインバータIV1及びIV2は、トラン
ジスタT5及びT6を介して電源「Vcc」及び接地と
の間で給電可能なかたちで互いにループ接続されてお
り、この各接続点にあたるノードa及びノードbにおい
てビット線BL及び/BLとそれぞれ接続されている。
【0025】ここで、上記ダミーセルDC(/DC)及
びセンスアンプSを用いた本実施形態の不揮発性メモリ
の読み出し動作について、メモリセルC31のデータの
読み出しを例にして説明する。
【0026】このメモリセルC31の読み出しに際して
は、まず、ビット線BL3がプリチャージされるととも
に、このビット線BL3と対称的に設けられたビット線
/BL3がプリチャージされる。これにより、上記セン
スアンプSのノードa及びノードbの電位は、「Vc
c」とされる。
【0027】次に、ワード線LWL1を活性化してその
電位を「Vcc」に引き上げるとともに、ダミーワード
線RDWLを活性化してその電位を「Vcc」に引き上
げる。これにより、ビット線BLの電位は、上式(a
1)に記した値「Vcc+Vcc×C/CB」に変化す
る。一方、ビット線/BLの電位は、上式(a2)に記
した値「Vcc+Vcc×C/2CB」に変化する。
【0028】このとき、ノードa及びノードbに生じる
小さな電位差は、センスアンプSによってセンスされ
る。すなわち、ノードa及びノードb間が小さな電位差
を有するときに、トランジスタT6のゲートGを信号φ
1によって徐々に活性化することで、ノードcの電位、
還元すればトランジスタT2及びT4のソースSの電位
を徐々に下げ、トランジスタT4がオンとなる頃にこの
ノードcの電位を急激に電位「0」に引き下げるととも
に、信号φ2によってトランジスタT5をオンする。
【0029】このように、ノードaの電位よりもノード
bの電位の方が低いために、トランジスタT4がオンし
たとしても、トランジスタT2のゲートGとソースSと
の電位差は、未だ同トランジスタT2をオンさせる閾値
にまで達することなく、オフ状態が維持される。したが
って、このセンスアンプSによって、ノードaの電位は
「Vcc」に近い電位にて維持され、ノードbの電位は
「0」となる。このノードa及びノードbの電位は、記
憶データとしてそれぞれ出力される。
【0030】ここで、読み出し動作に伴うノードa、
b、cの電位変化を、図3に従って更に説明する。すな
わち、ビット線BL及び/BLのプリチャージ後、時刻
t1において、ワード線LWL1及びダミーワード線R
DWLを活性化してその電位を「Vcc」に引き上げ、
時刻t2で信号φ1によってトランジスタT6を徐々に
活性化することで、ノードcの電位を引き下げていく。
これにより、ノードa及びノードbの電位は徐々に下が
っていく。そして、時刻t3においてノードa及びノー
ドc間の電位差がトランジスタT4の閾値電位「Vt」
に達すると、トランジスタT4がオンされノードbは接
地側と導通するため、その電位が更に引き下げられる。
また、信号φ2により電位「Vcc」よりも下がったノ
ードaの電位を「Vcc」にまで戻す。
【0031】このように、低電位側のノードa又はbの
電位が接地側と導通することで、その電位が引き下げら
れ、ノードa及びb間の電位差が増幅される。なお、読
み出しの対象となるメモリセルCにおいて、ワード線L
WLとビット線BLとの間にコンデンサが接続されてい
ない場合には、対応するワード線LWLを活性化しても
ビット線BLの電位は、ほとんど変化せず「Vcc」の
ままである。そしてこの場合には、ダミーセル/DC内
においてはワード線RDWLとビット線/BL間にはコ
ンデンサが接続されているために、ワード線RDWLの
活性化によって同ビット線BLと対称的に配置されたビ
ット線/BLの電位の方が高くなる。このため、この読
み出し対象となるメモリセルCに接続しているビット線
BLの電位が、センスアンプSによって「0」に引き下
げられる。
【0032】次に、本実施形態におけるメモリセルC
(/C)の構成について図4に従って説明する。本実施
形態の不揮発性メモリは、論理回路とともに一つの半導
体装置に形成される。この半導体基板に形成される論理
回路は、通常基板上方に多層配線を有しており、この配
線層内には論理回路に必要なコンデンサが形成される。
そこで、本実施形態においては、メモリセルC(/C)
のコンデンサを、この論理回路に用いられるコンデンサ
と同一工程において形成するようにしている。そして、
メモリセルの下方の基板上には、センスアンプ等が形成
される。
【0033】図4に、本実施形態の不揮発性メモリが形
成された半導体装置の断面図を示す。この半導体装置に
おいては、半導体基板1上に形成され、センスアンプ等
を構成するトランジスタ2の活性層2s、2dは、コン
タクトホール3内に形成された導電物4を介して例えば
アルミニウムからなる第1の配線層5と接続されてい
る。この第1の配線層5とワード線LWL(RWL)を
備える第2の配線層20との間には、メモリセルC(/
C)を構成するコンデンサ10が形成されている。そし
て、このコンデンサ10は、コンタクトホール6内に形
成される導電物7を介して第1の配線層と接続される。
また、このメモリセルが記憶するデータによっては、コ
ンタクトホール11内に形成される導電物12を介して
第2の配線層20と接続される。なお、コンデンサ10
や配線層5,20等を埋め尽くすべく半導体基板1上に
は層間絶縁膜30が形成されている。
【0034】上記コンデンサ10は、例えばアルミニウ
ムからなる第1の電極10a及び第2の電極10c、更
には、それら両電極間に形成される誘電体10bより構
成される。ちなみに、このコンデンサ10の形成法とし
ては、例えば、電極10aとなるアルミニウムをスパッ
タ法にて成膜後、誘電体10bとなる酸化膜を形成し、
更にその上方を電極10cとなるアルミニウムで成膜す
る。そして、このアルミニウム上からリソグラフィ技術
によってコンデンサのパターンを形成し、このパターン
に従ってこれら3つの部材をエッチングする。
【0035】以上説明した本実施形態によれば、以下の
効果が得られるようになる。 (1)ビット線BL(/BL)とワード線LWL(RW
L)との間にコンデンサが接続されているか否かによっ
て各メモリセルC(/C)の記憶データのプログラミン
グが行われるために、メモリセルC(/C)を微細化す
ることができる。
【0036】(2)読み出しの対象となるメモリセルC
(/C)に接続されるビット線BL(/BL)の電位変
化を、比較用に用いられるビット線/BL(BL)の電
位変化と比較して差動式センスアンプSによってセンス
することで、データの読み出しを速やかに行うことがで
きる。
【0037】(3)センスアンプSを中心として、ビッ
ト線BL及びビット線/BLに同数のメモリセルC(/
C)を対称的に接続することで、ビット線BLとビット
線/BL自体の容量をほぼ等しく設定することができ、
ひいては、センスアンプSによる読み出しを精度よく行
うことができる。
【0038】(4)半導体基板1にセンスアンプS等を
形成し、その上方にメモリセルC(/C)を形成するた
めに、集積度の高い不揮発性メモリが実現できる。な
お、上記実施形態は、以下のように変更して実施しても
よい。
【0039】・上記実施形態において採用したコンデン
サの形成手法や同コンデンサを構成する部材等は任意で
ある。例えば、半導体基板上に形成するトランジスタの
ソース及びドレインを接続することでコンデンサを形成
してもよい。
【0040】・上記実施形態においては、ワード線及び
ビット線間にコンデンサが接続されているか否かによっ
て記憶データをプログラミングしたが、記憶データに応
じて容量の異なるコンデンサをワード線及びビット線間
に接続するようにしてもよい。
【0041】・更に、この場合、記憶データは「H」レ
ベル及び「L」レベルからなる2値的なものにも限られ
ない。例えば、容量の異なる2つのコンデンサC1及び
C2(その容量はC1の方が大きいものとする)を用い
て、「10」に対してはコンデンサC1を、「01」に
対してはコンデンサC2をそれぞれワード線及びビット
線間に接続し、更に「00」に対してはワード線及びビ
ット線間にコンデンサを接続しない設定とすることで、
3値からなるデータを記憶することもできる。
【0042】この場合の読み出し動作は、例えば、コン
デンサC1とコンデンサC2との中間の容量を有するコ
ンデンサDと、コンデンサC2より小さい容量を有する
コンデンサEとをそれぞれ備える2種類のダミーセルを
設けることで行うようにすればよい。すなわち、コンデ
ンサDを備えるダミーセルと接続するビット線の電位変
化と、読み出し対象となるメモリセルと接続するビット
線の電位変化とをセンスアンプでセンスすることで、メ
モリセルの記憶データが「10」か「01」、「00」
かを判定する。次に、コンデンサEを備えるダミーセル
と接続するビット線の電位変化と、読み出し対象となる
メモリセルと接続するビット線の電位変化とをセンスア
ンプでセンスすることで、メモリセルの記憶データが
「01」か「00」かを判定する。
【0043】・更に、読み出し動作態様についても、ビ
ット線のプリチャージ後にワード線を活性化するものに
限られない。例えば、読み出し対象となるメモリセルに
接続するワード線のみ接地する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる不揮発性メモリの一実施形態の
全体構成を示す図。
【図2】同実施形態のセンスアンプの回路図。
【図3】同実施形態の読み出し動作時におけるセンスア
ンプ内の各ノードの電位変化の一例を示すタイムチャー
ト。
【図4】同実施形態の不揮発性メモリの断面図。
【符号の説明】 1…半導体基板、2…トランジスタ、3、6、11…コ
ンタクトホール、4、7、12…導電物、5、20…配
線層、10…コンデンサ、30…層間絶縁膜、C、/C
…メモリセル、DC、/DC…ダミーセル、BL、/B
L…ビット線、LWL、RWL…ワード線、LDWL、
RDWL…ダミーワード線。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビット線とワード線との間の結合容量の違
    いに応じてデータが書き換え不能に固定記憶された不揮
    発性メモリ。
  2. 【請求項2】前記ビット線と前記ワード線との間の結合
    容量の設定が、これらビット線とワード線との間に各々
    設けられたコンデンサに対する接続の有無によって行わ
    れる請求項1記載の不揮発性メモリ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の不揮発性メモリにおい
    て、 ダミーワード線と比較用ビット線とに接続されて前記コ
    ンデンサの容量とは異なる容量を有するダミーコンデン
    サを備え、前記ビット線と前記比較用ビット線との電位
    差を差動式センスアンプによってセンスすることで前記
    ビット線からデータの読み出しを行うことを特徴とする
    不揮発性メモリ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の不揮発性メモリにおい
    て、 前記ビット線及び比較用ビット線には前記データを記憶
    するメモリセルが互いに等しい数だけ接続されており、
    且つ前記ビット線にも前記ダミーコンデンサと等しい容
    量を有するコンデンサを介してダミーワード線が接続さ
    れていることを特徴とする不揮発性メモリ。
  5. 【請求項5】請求項3又は4記載の不揮発性メモリにお
    いて、 前記センスアンプの形成された半導体基板上方の配線層
    に前記コンデンサが形成されてなることを特徴とする不
    揮発性メモリ。
  6. 【請求項6】請求項5記載の不揮発性メモリにおいて、 前記半導体基板は当該不揮発性メモリ以外の回路が形成
    された領域を備えるとともに、該回路形成領域上方には
    配線層とともに同回路に用いられる回路用コンデンサが
    形成されており、当該不揮発性メモリに用いられるコン
    デンサ及びダミーコンデンサは前記回路用コンデンサと
    同一層のメタル層及び誘電体層で形成されてなることを
    特徴とする不揮発性メモリ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006117853A1 (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Spansion Llc 半導体装置、データの読み出し方法及び半導体装置の製造方法
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