JP4949324B2 - ガラス成形体製造方法及びガラス成形体製造装置 - Google Patents

ガラス成形体製造方法及びガラス成形体製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、ガラス成形体製造方法及びガラス成形体製造装置に関する。
近年、光学素子、例えばデジタルカメラ等のレンズには、所定の形状に成形された光学レンズが用いられる。この光学レンズを高精度かつ大量に製造するため、例えば、以下のような方法が知られている。すなわち、まず、溶融ガラスを用いて、光学レンズの形状に近似した形状のガラス塊(以降、プリフォームと呼ぶ)を形成し、その後、このプリフォームを成形型で熱間加工する。
この方法によれば、溶融ガラスからプリフォームを経て光学レンズを成形するため、板状のガラスから切断、加工、プレス、研削、及び研磨等の多段階の工程を経て光学レンズを製造する方法に比べ、リードタイムを短縮できるとともに、加工不良による歩留まりの低下を抑えることができ、結果としてコストを大幅に削減できる、といった利点がある。
ここで、プリフォームを製造するプリフォーム製造装置として、例えば、受け面で溶融ガラスを受け止める受け型と、この受け型から落下する溶融ガラス塊を受ける成形型と、を備えており、この受け面の最深部で2つの割型に分割可能なプリフォーム製造装置が開示されている(特許文献1参照)。
このプリフォーム製造装置では、例えば、気体を噴出する受け型で溶融ガラスを受け止めて溶融ガラス塊を形成した後、受け型を割型に分割して落下した溶融ガラス塊を成形型で受けて溶融ガラス塊を成形し、プリフォームを形成する。
特開2006−265085号公報
しかしながら、特許文献1で開示されたプリフォーム製造装置を用いてプリフォームを形成すると、プリフォームの表面のうち割型の当接部に面していた部分に、割型の当接部に起因する凹凸が生じ易かった。このように凹凸が表面に生じたプリフォームを用いて光学レンズを作製しようとしても、光学レンズの表面が滑らかになり難く、所望の特性及び形状を有する光学レンズを作製することは困難であった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、表面における凹凸が低減されたプリフォーム等のガラス成形体を容易に作製することができ、所望の特性及び形状を有する光学レンズを作製することが可能なガラス成形体製造方法及びガラス成形体製造装置を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意試験研究を重ねた結果、割型に分割可能な受け型の受け面のうち、割型の当接部を除く位置へと溶融ガラス流を落下することによって、流動性が高い状態の溶融ガラス流が割型の当接部に接触し難くなることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1) 受け面が分割面によって2以上の割型に分割可能である受け型と、成形面を有する成形型とを用いて、溶融ガラスからガラス成形体を製造するガラス成形体製造方法であって、前記受け面のうち前記割型の当接部を除く位置へと溶融ガラス流を落下して、溶融ガラス塊を形成する溶融ガラス塊形成工程と、前記受け型を割型に分割して溶融ガラス塊を前記成形型へと移す移動工程と、前記成形面上に溶融ガラス塊を受けて、ガラス成形体へと成形する成形工程と、を有するガラス成形体製造方法。
(2) 前記当接部が、前記受け面の最深部を除く部分に形成されている(1)記載のガラス成形体製造方法。
(3) 前記移動工程が、一方の前記割型を溶融ガラス塊から離隔して他方の前記割型で溶融ガラス塊を支持し、続いて他方の前記割型を溶融ガラス塊から離隔する工程を含む(1)又は(2)記載のガラス成形体製造方法。
(4) 前記受け型として、前記受け面と反対側の面が前記分割面に向けて前記受け面側に傾斜したものを用いる(3)記載のガラス成形体製造方法。
(5) 前記当接部と前記受け面の最深部とが重なるように前記受け型を回動した後で、前記受け型を割型に分割する(2)から(4)のいずれか記載のガラス成形体製造方法。
(6) 前記割型の分割面が鉛直方向になる側に前記受け型を回動する(5)記載のガラス成形体製造方法。
(7) (1)から(6)いずれか記載のガラス成形体製造方法で製造したガラス成形体を精密プレス成形する光学素子製造方法。
(8) (7)記載の光学素子製造方法で製造した光学素子を用いて光学機器を製造する光学機器製造方法。
(9) 溶融ガラスからガラス成形体を製造するガラス成形体製造装置であって、溶融ガラス流を落下する流出ノズルと、受け面が分割面によって2以上の割型に分割可能であり、前記受け面の最深部を除く部分に前記割型の当接部が形成された受け型と、溶融ガラス塊を受けてガラス成形体へと成形する成形型と、前記受け型を割型に分割して溶融ガラス塊を前記受け型から成形面へと移す移動手段と、を備えるガラス成形体製造装置。
(10) 前記移動手段は、一方の前記割型を溶融ガラス塊から離隔して他方の前記割型で溶融ガラス塊を支持し、続いて他方の前記割型を溶融ガラス塊から離隔する手段である(9)記載のガラス成形体製造装置。
(11) 前記受け面と反対側の面が前記分割面に向けて前記受け面側に傾斜している(10)記載のガラス成形体製造装置。
(12) 前記当接部が前記受け面の最深部と重なるように前記受け型を回動する手段をさらに有する(9)から(11)のいずれか記載のガラス成形体製造装置。
(13) 前記分割面は、前記受け面から外方へと傾斜している(12)記載のガラス成形体製造装置。
(14) 前記分割面が互いに勘合する凹凸面からなる(9)から(13)のいずれか記載のガラス成形体製造装置。
(15) (9)から(14)いずれか記載のガラス成形体製造装置と、このガラス成形体製造装置で製造されるガラス成形体を精密プレス成形する成形手段と、を備える光学素子製造装置。
(16) (15)記載の光学素子製造装置で製造した光学素子と、この光学素子で製造される光学機器を用いて光学機器を製造する光学機器製造装置。
本発明によれば、割型に分割可能な受け型の受け面のうち、割型の当接部と溶融ガラス流の落下中心をずらすことによって、流動性が高い状態の溶融ガラス流が割型の当接部に接触し難くなる。このため、割型の当接部の段差や隙間によって生じる表面の凹凸が低減されたプリフォーム等のガラス成形体を容易に作製することができ、所望の特性及び形状を有する光学レンズを作製することが可能なガラス成形体製造方法及びガラス成形体製造装置を提供することができる。
本発明のガラス成形体製造方法は、受け面が分割面によって2以上の割型に分割可能である受け型と、成形面を有する成形型とを用いて、溶融ガラスからガラス成形体を製造するガラス成形体製造方法であって、前記受け面のうち前記割型の当接部を除く位置へと溶融ガラス流を落下して、溶融ガラス塊を形成する溶融ガラス塊形成工程と、前記受け型を割型に分割して溶融ガラス塊を前記成形型へと移す移動工程と、前記成形面上に溶融ガラス塊を受けて、ガラス成形体へと成形する成形工程と、を有する。
また、本発明のガラス成形体製造装置は、溶融ガラスからガラス成形体を製造するガラス成形体製造装置であって、溶融ガラス流を落下する流出ノズルと、受け面が分割面によって2以上の割型に分割可能であり、前記受け面の最深部を除く部分に前記割型の当接部が形成された受け型と、溶融ガラス塊を受けてガラス成形体へと成形する成形型と、前記受け型を割型に分割して溶融ガラス塊を前記受け型から成形面へと移す移動手段と、を備える。
以下、本発明のガラス成形体製造装置及びガラス成形体製造方法の実施形態について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合があるが、発明の趣旨を限定するものではない。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態は、流出ノズル10と、流出ノズル10の下方に設けられる受け型11と、受け型11の下方に設けられる成形型15と、受け型11を割型12及び13に分割する移動手段(図示せず)と、を備えるガラス成形体製造装置1である。図1Aはガラス成形体製造装置1の一例を示す断面図であり、図1Bは図1Aのガラス成形体製造装置1の受け型を割型に分割したときの断面図である。図2はガラス成形体製造装置1の一例を示す平面図である。また、図3は受け型11を割型12及び13に分割する一連の動作の好ましい一例を示す断面図である。
〔流出ノズル〕
流出ノズル10は、溶融ガラスが収容された図示しないガラス溶融槽から延び、先端から溶融ガラス流Mを落下する。なお、場合によっては、流出ノズル10から落下する溶融ガラス流Mの温度が軟化点以上になるように加熱する加熱装置を設けてもよい。
〔受け型〕
受け型11は、流出ノズル10の下方に設けられており、受け面111上に流出ノズル10からの溶融ガラス流Mの液滴を受けて、溶融ガラス塊Gを形成する。この受け面111の形状は、開口方向に向かって拡開された形状であることが好ましく、部分球の形状であることが特に好ましい。これにより、溶融ガラス塊Gを成形型15により精度よく落下することができる。なお、受け面111の形状は、三角錐や四角錐等の多角錐でもよい。
この受け型11には分割面112が形成されている。この分割面112は、受け型11が割型12及び13に分割されるときの割型12及び13の境界面であり、割型12及び13が互いに接している場合、分割面112と受け面111の交わる部分の受け面111上には段差や隙間が生じ易い。しかし、受け面111の最深部Lを除く部分に割型12及び13の当接部Tが形成されていることにより、受け面111で受けた溶融ガラス流Mの液滴は、重力によって受け面111の最深部Lへと流れていくが、この最深部Lに当接部Tによる段差や隙間が生じないため、受け面111で受け止めてすぐの流動性が高い状態の溶融ガラス流Mが当接部Tに接触し難くなる。最深部Lへと流れた溶融ガラス流Mは、流出ノズル10から溶融ガラス流Mが供給されるごとに開口方向に徐々に広がっていくが、このとき溶融ガラス流Mが当接部Tに接触しても溶融ガラス流Mの流動性は下がっており、当接部Tによる受け面111の段差や隙間には溶融ガラス流Mは染み込み難い。このため、受け面111の段差や隙間によって生じる表面の凹凸が低減されたガラス成形体を容易に作製することができる。なお、本発明における「最深部」は、溶融ガラス流Mを受ける場合の受け面111において鉛直方向について最も低い部分を指すものである。
本実施形態では、受け面111を表面に有する受け部122及び132は多孔体で形成され、この受け部122及び132のうち受け面111及び分割面112を除く表面は、気密性素材(通常、金属)からなる枠体121及び131によって包囲され、又はメッキ等がされていることが好ましい。受け部122及び132には気体供給部14aから気体が供給され、この気体は受け面111から噴出される。これにより、高温の溶融ガラス流M及び溶融ガラス塊Gが受け面111に癒着するのを抑制できる。
受け部122及び132への気体の供給速度は、溶融ガラス流M及び溶融ガラス塊Gの硬度に応じて制御されることが好ましい。これにより、いまだ柔らかい溶融ガラス流M及び溶融ガラス塊Gの中に気体が侵入して気泡化するのを抑制できる。このようにして、溶融ガラス塊Gは受け面111の上である程度冷却された後、後述の移動手段によって次の成形型15の成形面151の上に移動される。
〔成形型〕
成形型15は、受け型11の下方に設けられており、成形面151の上に溶融ガラス塊Gを受けてガラス成形体へと成形するものである。
この成形型15の成形面151の形状は、開口方向に向かって拡開された形状であることが好ましく、部分球の形状であることが特に好ましい点は、受け型11の受け面111と同様である。
成形型15の成形面151は多孔体153で形成され、この多孔体153は、気密性素材(通常、金属)からなる成形枠体152によって包囲され、又はメッキ等がされていることが好ましい。多孔体153には気体供給部14bから気体が供給され、この気体は成形面151から噴出される。これにより、いまだ高温の溶融ガラス塊Gが成形面151に癒着するのを抑制できる。
多孔体153への気体の供給速度は、溶融ガラス塊Gの硬度に応じて制御してもよいし、しなくてもよい。供給速度を制御しなくても、この時点の溶融ガラス塊Gはある程度固まっているため、気体が侵入して気泡化することは少ないし、制御機構を設けることによる大型化を予防できる点で有利である。ただし、供給速度を制御する場合は、溶融ガラス塊Gの中に気体が侵入して気泡化するのを確実に抑制できる点で有利である。
〔移動手段〕
移動手段(図示せず)は、割型12及び13を互いに離隔して受け型11を分割するものである。これにより、図1Bに示すように、溶融ガラス塊Gが割型12及び13に離隔された受け型11から成形面151に落下するため、受け型11で受け止めた溶融ガラス塊Gを成形型15に容易に移動することができる。割型12及び13を互いに離隔する方法は特に限定されないが、割型12及び13を成形型15の側に向かって回動したり、割型12及び13を平行移動したりすることにより、受け型11を開くことができる。
好ましい移動手段の動作パターンは次のようになる。すなわち、割型12及び13で溶融ガラス塊Gを支持する初期状態(図3(a))の後、受け面111の最深部Lを有しない割型12を溶融ガラス塊Gから離隔する(図3(b))。これにより、溶融ガラス塊Gは割型13のみによって支持される。続いて、最深部Lを有する割型13を回動して割型13から溶融ガラス塊Gを離隔し、溶融ガラス塊Gを落下して成形型15へと移す(図3(c))。これにより、割型12には接触せずに、割型13から成形型15に溶融ガラス塊Gが移される。割型12と割型13との間に引っ掛かった状態で溶融ガラス塊Gが成形型15に移されることが抑制されるため、溶融ガラス塊Gの落下軌道の振れを小さくすることができる。
この移動手段には、受け型11を開いて割型12及び13に離隔した後で、受け型11を閉じる手段も含まれる。これにより、溶融ガラス塊Gを成形型15に移動した後で受け型11が閉じられるため、次の溶融ガラス流Mの落下に備えることができる。
以上のガラス成形体製造装置を用いて製造されるガラス成形体(例えばプリフォーム)を、図示しない成形手段によって精密プレス成形することで、光学素子(例えば光学レンズ)が製造される。また、この光学素子を用いて光学機器を製造することが好ましい。
〔製造方法〕
次に、このガラス成形体製造装置1を用いたガラス成形体製造方法について説明する。まず、ガラス溶融槽から流出ノズル10を通じて溶融ガラス流Mを落下し、受け面111のうち割型12及び13の当接部Tを除く位置で溶融ガラス流Mを受け止める。受け面111で受け止めた溶融ガラス流Mは、重力によって受け面111の最深部Lへと流れ、流出ノズル10から溶融ガラス流Mが供給されるごとに開口方向に徐々に広がり、溶融ガラス塊Gを形成する(溶融ガラス塊形成工程)。ここで、当接部Tを除く位置で溶融ガラス流Mを受け止めることにより、溶融ガラス流Mが流出ノズル10から出たばかりの流動性の高い状態で当接部Tに接触し難くなる。このため、割型12及び13の当接部Tによる段差や隙間に溶融ガラス流Mが染み込んで生じる表面の凹凸が低減されたガラス成形体を容易に作製することができる。このとき特に、受け面111の最深部Lの近傍で溶融ガラス流Mを受け止めることがより好ましい。これにより、溶融ガラス流Mが受け面111に受け止められた位置の近傍で溶融ガラス塊Gが形成され、溶融ガラス流Mが当接部Tの側に流れ難くなるため、当接部Tに起因する受け面111の段差や隙間によって生じる表面の凹凸が低減されたガラス成形体を、より歩留りよく作製することができる。
このとき、図示しない気体供給源から気体供給部14aを通じて受け型11の受け部122及び132に気体を供給し、受け面111の表面から気体を噴出する。これにより、溶融ガラス塊Gは気体の圧力により受け面111上に浮上して保持される。このとき、最深部Lの近傍の受け面111から発生し、溶融ガラス塊Gの下側に沿って流れる気体の圧力によって、溶融ガラス塊Gのうち気体の噴出量が少ない当接部Tの直上の部分も浮上して保持される。このため、溶融ガラス塊Gの熱による受け面111の焼き付きを低減するとともに、気体の噴出量のばらつきによって生じていたガラス成形体表面の凹凸を低減することができる。
次に、移動手段を作動して、受け型11を割型12及び13に分割し、溶融ガラス塊Gを成形型15の成形面151に落下して成形型15へと移す(移動工程)。この移動工程は、一方の割型12から溶融ガラス塊Gを離隔し(図3(b))、続いて他方の割型13を回動して割型13から溶融ガラス塊Gを離隔し、溶融ガラス塊Gを割型13から落下して成形型15へと移す工程であることが好ましい(図3(c))。これにより、割型12には接触せずに、割型13から成形型15に溶融ガラス塊Gが移される。割型13が先に溶融ガラス塊Gから離隔し、又は割型12と割型13との間に引っ掛かった状態で溶融ガラス塊Gを成形型15に移すことが抑制され、溶融ガラス塊Gの落下軌道が割型13と成形型15との間に固定されるため、溶融ガラス塊Gの落下軌道の振れを小さくすることができる。移動工程によって溶融ガラス塊Gを成形面151に落下した後は、移動手段を作動して受け型11を閉じ、次の溶融ガラス流Mの落下に備えることが好ましい。なお、移動工程はこの工程に限定されず、割型12及び13の一方又は両方を成形型15の側に開いてもよく、割型12及び13の一方又は両方を互いに離隔するように平行移動してもよく、割型12及び13の両方から溶融ガラス塊Gを同時に離隔してもよい。
次に、成形面151の上に受けた溶融ガラス塊Gを、ガラス成形体へと成形する(成形工程)。ここで、成形面151で溶融ガラス塊Gを受ける際、成形型15の気体供給部14bに図示しない気体ガス噴出ノズルを差し込んでエアー、低温エアー、窒素ガス等の気体を導入し、成形型15の成形面151から気体を噴出する。これにより、成形面151に落下した溶融ガラス塊Gが浮上しつつ徐々に冷やされて、ガラス成形体が作製される。
このようにして製造されるガラス成形体(例えばプリフォーム)を精密プレス成形することで、光学素子(例えば光学レンズ)が製造される。また、この光学素子を用いて光学機器を製造することが好ましい。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態は、受け型11Aの受け面111と反対側の面(裏面114A)が分割面112に向けて傾斜するガラス成形体製造装置1Aである。図4A及び図4Bはガラス成形体製造装置1Aの一例を示す断面図である。なお、上述した内容と重複する箇所については説明を省略する。
この受け型11Aは、図4Aに示すように、裏面114Aの少なくとも一部が分割面112の両側で受け面111の側に向けて傾斜している。これにより、裏面114Aと分割面112とが交わる交差部Kは受け面111により近い位置に設けられる。交差部Kは、受け型11Aを成形型15の側に開いたときに最も成形型15に接触し易い部分であるため、このように裏面114Aを傾斜することで、受け型11Aを開いたときに交差部K1及びK2と成形型15とを接触し難くすることができる。このため、受け型11Aと成形型15との鉛直方向における間隔を小さくして、受け型11Aから成形型15への溶融ガラス塊Gの移動をより確実に行うことができる。なお、裏面114Aの傾斜は、成形型15の側に開く受け型のみに設けてもよい。
図4Aに示すように、溶融ガラス流Mを受け型11Aで受け止めて溶融ガラス塊Gを形成した後で、図4Bに示すように、移動手段を用いて割型12を割型13と離し、割方13を成形型15の側に回動して受け型11Aを開く。割型12及び13のうち最も成形型15に接触し易い部分である交差部Kが、受け面111により近い位置に設けられていることにより、割型12及び13を回動する角度をより大きくすることができ、割型12及び13と成形型15との鉛直方向における間隔が小さくなる。このため、受け型11Aから成形型15への溶融ガラス塊Gの移動をより確実に行い、成形型15に移動した溶融ガラス塊Gへの落下衝撃を小さくすることができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態は、受け型11Bを回動する手段を有するガラス成形体製造装置1Bである。図5A、図5B及び図5Cはガラス成形体製造装置1Bの一例を示す断面図である。なお、上述した内容と重複する箇所については説明を省略する。
この受け型11Bは、受け型11Bの分割面112を受け面111Bに沿って回動する回動手段(図示せず)を有する。これにより、受け面111Bにおける割型12B及び13Bの当接部Tの位置が、溶融ガラス塊Gに対して可変になる。このため、溶融ガラス塊Gと受け型11Bの位置関係を最適な状態にした上で溶融ガラス塊Gを成形型15に移動することができる。
回動手段を用いて受け型11Bを回動するときは、図5Aの(a)に示すように、受け面111Bのうち割型12B及び13Bの当接部Tを除く位置に溶融ガラス流Mを落下して溶融ガラス塊Gを形成した後で、図5Bの(b)及び(c)に示すように、当接部Tが受け面111Bの最深部Lの側に向かうように受け型11Bを回動する。これにより、溶融ガラス塊Gと受け型11Bの位置関係が最適な状態になる。本実施形態では、図5Bの(c)に示すように、当接部Tと最深部Lとが重なるように受け型11Bを回動したが、これに限定されず、割型12B及び13Bのいずれか一方で溶融ガラス塊Gが支持可能になるように受け型11Bを回動してもよい。
続いて、受け型11Bを割型12B及び13Bに分割する。これにより、溶融ガラス塊Gは分割された割型12B及び割型13Bの少なくとも一方で支持される。特に、図6Bの(c)に示すように、当接部Tと最深部Lとが重なるまで受け型11Bを回動した場合には、図6Cの(d)に示すように、溶融ガラス塊Gは割型12B側の当接部T1及び割型13B側の当接部T2で均等に支持される。
そして、図5Bの(e)に示すように、当接部T1及びT2の間隔を互いに広げることで、溶融ガラス塊Gの回転が抑制されたまま、溶融ガラス塊Gが成形型15に移動する。溶融ガラス塊Gは、割型12B及び13Bと相対する面がより低温になり粘度が高くなるため、溶融ガラス塊Gの回転を抑制して成形型15に移動することで、成形型15の成形面151から発生する気体を溶融ガラス塊Gに取り込まれ難くすることができる。
なお、溶融ガラス塊Gが成形面151の上に落下した後は、回動手段を用いて受け型を回動して元の位置に戻し、次の溶融ガラス流Mの落下に備える。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態は、受け型11Cの分割面112Cが、受け面111Cから外方へと傾斜しているガラス成形体製造装置1Cである。図6A、図6B及び図6Cはガラス成形体製造装置1Cの一例を示す断面図である。なお、上述した内容と重複する箇所については説明を省略する。
この受け型11Cは、受け面111Cから外方へと傾斜するように構成される。これにより、分割面112Cを受け面111Cに沿って最深部Lに向けて回動したときに、分割面112Cを鉛直方向に近い方向に延びるようにすることができ、割型12C及び13Cに挟まれた溶融ガラス塊Gが成形型15に移動する際に、溶融ガラス塊Gと受け型11Cの分割面112Cとが接触し難くなる。このため、成形型15への落下精度を向上することができる。ここで特に、分割面112Cを延長した面に受け型11Cの回動中心が含まれるように構成されることがより好ましい。これにより、受け型11Cの回動中心から径方向に分割面112Cが構成されるため、受け型11Cを受け面111Cに沿って回動して分割面112Cと受け面111Cの最深部Lとを重ねた際に、分割面112Cを最深部Lから鉛直方向に延びるようにすることができ、溶融ガラス塊Gと分割面112Cとをより接触し難くすることができる。
この受け型11Cを用いてガラス成形体を作製するときは、図6Aの(a)に示すように、受け面111Bのうち割型12C及び13Cの当接部Tを除く位置に溶融ガラス流Mを落下して溶融ガラス塊Gを形成した後で、図6Bの(b)及び(c)に示すように、割型12C及び13Cの分割面112Cが鉛直方向になる側に受け型11Cを回動する。これにより、当接部Tと最深部Lとが近付き、分割面112Cが鉛直方向に近い方向に延びるようになる。ここで特に、当接部Tと最深部Lとが重なるまで受け型11Cを回動することが好ましい。これにより、溶融ガラス塊Gが割型12C及び割型13Cで均等に支持されるようになるため、溶融ガラス塊Gを成形型15に移動する際に、溶融ガラス塊Gを割型12C及び13Cに引掛かり難くすることができる。
続いて、受け型11Cを割型12C及び13Cに分割する。これにより、溶融ガラス塊Gは分割された割型12C及び割型13Cの少なくとも一方で支持される。特に、図6Bの(c)に示すように、当接部Tと最深部Lとが重なるまで受け型11Cを回動した場合には、図6Cの(d)に示すように、溶融ガラス塊Gは割型12C側の当接部T1及び割型13C側の当接部T2で均等に支持される。
そして、図6Bの(e)に示すように、当接部T1及びT2の間隔を互いに広げることで、溶融ガラス塊Gが成形型15に鉛直方向に落下して移動する。このとき、鉛直方向に近い方向に分割面112C1、112C2が延びており、溶融ガラス塊Gの落下方向は分割面と平行に近くなるため、溶融ガラス塊Gと分割面112C1、112C2とが接触し難くなる。このため、溶融ガラス塊Gと分割面112C1、112C2との接触によって生じる溶融ガラス塊Gの変形を低減することができる。
<第5実施形態>
本発明の第5実施形態は、受け面111Dの最深部Lに分割面112が形成されているガラス成形体製造装置1Dを用いたガラス成形体製造方法である。図7Aはガラス成形体製造装置1Dの一例を示す断面図であり、図7B及び図7Cは受け型11Dの動作の一例を示す断面図である。なお、上述した内容と重複する箇所については説明を省略する。
本実施形態では、割型12D及び13Dの形状が対称となるような受け型11Dを用い、図7Aの(a)に示すように、この受け型11Dを傾斜させた状態で、受け面111Dのうち割型12D及び13Dの当接部Tを除く位置へと溶融ガラス流Mを落下し、受け面111D上に溶融ガラス塊Gを形成する。ここで、受け型11Dを傾斜させることにより、割型12D及び13Dの当接部Tが受け面111Dの最深部Lを除く部分に移されているので、溶融ガラス流Mが流出ノズル10から出たばかりの流動性の高い状態で分割面112に接触し難くなる。このため、当接部Tによる段差や隙間に溶融ガラス流Mが染み込んで生じる表面の凹凸が低減されたガラス成形体を容易に作製することができる。
図7Bの(b)に示すように、受け型11Dの受け面111D上に溶融ガラス塊Gを形成した後で、図7Bの(c)に示すように、分割面112Dが鉛直方向になる側に受け型11Dを回動する。これにより、当接部Tと最深部Lとが近付き、分割面112Dが鉛直方向に近い方向に延びるようになる。ここで特に、当接部Tと最深部Lとが重なるまで受け型11Dを回動することが好ましい。これにより、溶融ガラス塊Gが割型12D及び割型13Dで均等に支持されるようになるため、溶融ガラス塊Gを成形型15に移動する際に、溶融ガラス塊Gを割型12D及び13Dに引掛り難くすることができる。但し、受け型11Dを回動するタイミングは、受け面111D上に溶融ガラス塊Gを形成した後に限定されず、溶融ガラス塊Gを形成している最中に受け型11Dを回動してもよい。
続いて図7Cの(d)に示すように、受け型11Dを割型12D及び13Dに分割する。これにより、溶融ガラス塊Gは分割された割型12Dの当接部T1及び割型13Dの当接部T2で支持される。
そして、図7Cの(e)に示すように、これらの当接部T1及びT2の間隔を互いに広げることで、溶融ガラス塊Gが成形型15に鉛直方向に落下して移動する。なお、図7A、図7B及び図7Cでは、鉛直方向に近い方向に分割面112が延びている受け型11Dが用いられているが、これに限定されず、分割面が傾斜した受け型11Dを用いることもできる。
<変形例>
本発明の変形例は、分割面112Eが互いに勘合する凹凸面からなる受け型11Eを有するガラス成形体製造装置であり、分割面112Eが互いに勘合する曲面からなる受け型11Eを有するガラス成形体製造装置である。図8は、受け型11Eの一例を示す平面図である。なお、上述した内容と重複する箇所については説明を省略する。
この受け型11Eは、分割面112Eが互いに勘合する曲面からなるように構成される。これにより、移動手段を用いて受け型11Eを閉じたときに、割型12Eの曲面の凸部が割型13Eの凹部に入り、割型13Eの曲面の凸部が割型12Eの凹部に入る。割型12E及び13Eの間に相対的な位置のずれが生じていたとしても、受け型11Eを閉じる際に曲面の凸部が凹部に向けて進む力が作用するため、分割面112Eによる受け面111の段差や隙間が低減される。このため、受け面111の段差や隙間によって生じる表面の凹凸が低減されたガラス成形体をより容易に作製することができる。なお、分割面は、図9に示されるように互いに勘合する2つの平面からなるように構成されてもよく、図10に示されるように互いに勘合する3つ以上の平面からなるように構成されてもよい。
以下、実施例を用いて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
内部に溶融ガラスが収容されたガラス溶融槽を設けるとともに、このガラス溶融槽の下部に流出ノズルを設けた。ここで、流出ノズルの内径は10mmであった。そして、流出ノズルの先端から4mm鉛直下方には、受け面が部分球の形状を有し、受け面の最深部から3mm外れた部分に割型の当接部を有する受け型を設けた。この受け型は、SUS316の多孔質部材からなる受け部と、SUS304からなる枠体と、から形成し、受け部と枠体に囲まれた空洞に気体供給部を設けて気体の配管を接続した。さらに、受け型の最低部から0.5mm下方の円形の回転テーブル上に、成形面が部分球の形状を有する成形型を設けた。この成形型は、SUS316の多孔質部材からなる成形部と、成形面と反対側の面に直径14mmの開口を有するSUS304からなる枠体と、から形成した。
一方、ガラス溶融槽の中にガラス原料を投入し、La及びSiOを主成分とする光学ガラス溶融物(溶融ガラス)を調製して1190℃で保持した。ガラス溶融槽から流出ノズルを通じて溶融ガラス流を落下し、受け面の最深部の近傍で溶融ガラス流を受け止めて溶融ガラス塊を形成した。そして、気体供給源から気体供給部を通じて受け型に気体を供給し、受け面の表面から気体を噴出して溶融ガラス塊を受け面から浮上させた。
続いて、移動手段を用いて受け型を割型に分割し、溶融ガラス塊を成形型の成形面に落下した。このとき、成形面からは、成形型の枠体の開口に差し込まれた気体ガス噴出ノズルから導入された気体を噴出した。そして、成形面に落下した溶融ガラス塊を徐冷してプリフォームを作製した。
比較例として、割型の当接部の上に溶融ガラス流を落下した場合についても実施例と同様の試験を行った。
その結果、割型の当接部から外れた部分に溶融ガラス流を落下した場合は、表面が滑らかなプリフォームが形成された。一方、割型の当接部の上に溶融ガラス流を落下した場合は、プリフォームの表面に筋が形成されたものが多かった。実施例と比較例のプリフォームの表面形状を比較すると、割型の当接部を除く位置に溶融ガラス流を落下した場合に、プリフォームの表面に当接部の段差や隙間によって生じると考えられる凹凸が形成され難くなることがわかる。
第一実施形態におけるガラス成形体製造装置の一例を示す断面図である。 第一実施形態におけるガラス成形体製造装置の一例を示す断面図である。 第一実施形態における受け型の一例を示す平面図である。 第一実施形態における受け型の一連の好ましい動作の一例を示す断面図である。 第二実施形態におけるガラス成形体製造装置の一例を示す断面図である。 第二実施形態におけるガラス成形体製造装置の一例を示す断面図である。 第三実施形態におけるガラス成形体製造装置の一例を示す断面図である。 第三実施形態における受け型の動作の一例を示す断面図である。 第三実施形態における受け型の動作の一例を示す断面図である。 第四実施形態におけるガラス成形体製造装置の一例を示す断面図である。 第四実施形態における受け型の動作の一例を示す断面図である。 第四実施形態における受け型の動作の一例を示す断面図である。 第五実施形態におけるガラス成形体製造装置の一例を示す断面図である。 第五実施形態における受け型の動作の一例を示す断面図である。 第五実施形態における受け型の動作の一例を示す断面図である。 変形例における受け型の一例を示す平面図である。 変形例における受け型の一例を示す平面図である。 変形例における受け型の一例を示す平面図である。
符号の説明
1 ガラス成形体製造装置
10 流出ノズル
11 受け型
111 受け面
112 分割面
114 裏面
12、13 割型
121、131 枠体
122、132 受け部
14a、14b 気体供給部
15 成形型
151 成形面
152 枠体
153 成形部
M 溶融ガラス流
G 溶融ガラス塊
L 最深部
K 交差部
T 当接部

Claims (16)

  1. 受け面が分割面によって2以上の割型に分割可能である受け型と、成形面を有する成形型とを用いて、溶融ガラスからガラス成形体を製造するガラス成形体製造方法であって、
    前記受け面のうち前記割型の当接部を除く位置へと溶融ガラス流を落下して、溶融ガラス塊を形成する溶融ガラス塊形成工程と、
    前記受け型を割型に分割して溶融ガラス塊を前記成形型へと移す移動工程と、
    前記成形面上に溶融ガラス塊を受けて、ガラス成形体へと成形する成形工程と、を有するガラス成形体製造方法。
  2. 前記当接部が、前記受け面の最深部を除く部分に形成されている請求項1記載のガラス成形体製造方法。
  3. 前記移動工程が、一方の前記割型を溶融ガラス塊から離隔して他方の前記割型で溶融ガラス塊を支持し、続いて他方の前記割型を溶融ガラス塊から離隔する工程を含む請求項1又は2記載のガラス成形体製造方法。
  4. 前記受け型として、前記受け面と反対側の面が前記分割面に向けて前記受け面側に傾斜したものを用いる請求項3記載のガラス成形体製造方法。
  5. 前記当接部と前記受け面の最深部とが重なるように前記受け型を回動した後で、前記受け型を割型に分割する請求項2から4のいずれか記載のガラス成形体製造方法。
  6. 前記割型の分割面が鉛直方向になる側に前記受け型を回動する請求項5記載のガラス成形体製造方法。
  7. 請求項1から6いずれか記載のガラス成形体製造方法でガラス成形体を作製
    前記ガラス成形体を精密プレス成形する光学素子製造方法。
  8. 請求項7記載の光学素子製造方法で光学素子を作製
    前記光学素子を用いて光学機器を製造する光学機器製造方法。
  9. 溶融ガラスからガラス成形体を製造するガラス成形体製造装置であって、
    溶融ガラス流を落下する流出ノズルと、
    受け面が分割面によって2以上の割型に分割可能であり、前記受け面の最深部を除く部分に前記割型の当接部が形成された受け型と、
    溶融ガラス塊を受けてガラス成形体へと成形する成形型と、
    前記受け型を割型に分割して溶融ガラス塊を前記受け型から成形面へと移す移動手段と、を備えるガラス成形体製造装置。
  10. 前記移動手段は、一方の前記割型を溶融ガラス塊から離隔して他方の前記割型で溶融ガラス塊を支持し、続いて他方の前記割型を溶融ガラス塊から離隔する手段である請求項9記載のガラス成形体製造装置。
  11. 前記受け面と反対側の面が前記分割面に向けて前記受け面側に傾斜している請求項10記載のガラス成形体製造装置。
  12. 前記当接部が前記受け面の最深部となるように前記受け型を回動する手段をさらに有する請求項9から11のいずれか記載のガラス成形体製造装置。
  13. 前記分割面は、前記受け面から外方へと傾斜している請求項12記載のガラス成形体製造装置。
  14. 前記分割面が互いに勘合する凹凸面からなる請求項9から13のいずれか記載のガラス成形体製造装置。
  15. 請求項9から14いずれか記載のガラス成形体製造装置と、このガラス成形体製造装置で製造されるガラス成形体を精密プレス成形する成形手段と、を備える光学素子製造装置。
  16. 請求項15記載の光学素子製造装置と、この光学素子製造装置で製造される光学素子を用いて光学機器を製造する手段と、を有する光学機器製造装置。
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