JP4948228B2 - 作業機のインターフェース回路 - Google Patents
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Description
特許文献1に示す入力インターフェース回路では、スイッチと制御部との間にプルダウン用の抵抗素子が設けられている。
本発明は上記問題点に鑑み、入力部の入力信号を制御部に入力するものにあって抵抗素子の耐久性を向上させる作業機の入力インターフェース回路を提供することを目的とする。
即ち、制御部に接続された入力部の入力信号を入力インターフェース部を介して制御部に入力するようにした入力インターフェース回路において、前記入力インターフェース部には、前記入力部と制御部との間に接続された抵抗素子の発熱を防止すべく、前記入力部からの入力信号を間欠的に制御部に入力させる間欠入力手段が設けられている。
前記入力部は入力インターフェース部を介して制御部に接続されるスイッチとされ、前記入力手段は、前記スイッチと制御部との間に接続された前記抵抗素子に直列に接続されて前記制御部からのサンプリング信号によりオン又はオフする間欠用スイッチング素子を有していることが好ましい。
前記入力部と制御部との間には、前記入力信号によりオンする動作することで、当該入力信号を制御部の制御電圧に変換する変換用スイッチング素子が設けられていることが好ましい。
前記間欠用スイッチング素子は、複数のスイッチの入力信号を間欠的に制御部に入力させるように前記抵抗素子を介して並列的に複数のスイッチと接続されていることが好まし
い。
図1に示すように、入力インターフェース回路1は、作業機(例えば、バックホー、トラクタ、コンバイン)を様々な動作を制御する制御ユニットUに具備されるものである。
制御ユニットUには、作業機を制御する制御部2が設けられ、当該制御ユニットUには制御部2に外部からの信号を送るための入力部3が接続されている。入力部3の入力信号S1は、制御ユニットUに設けられた入力インターフェース部4を介して制御部2に入力される。入力インターフェース部4には入力インターフェース回路1が設けられている。入力インターフェース回路1には、入力信号S1を間欠的に制御部2に入力させる間欠入力手段5が設けられている。
変換用のトランジスタTR1のコレクタ側には、制御部2に電源V及び制御部2の入力端子P-inが接続され、当該トランジスタTR1のエミッタ側はグラントに接続され、トランジスタTR1のベース側にはスイッチ入力端子SW-inが接続されている。また、トランジスタTR1にはベース側及びエミッタ側にはトランジスタTR1の動作電圧まで分圧するための抵抗素子R5及びR6が設けられ、コレクタ側にはプルアップ用の抵抗素子R7が設けられている。
間欠入力手段5は、入力信号S1を間欠的に制御部2に入力させることで、抵抗素子R1の発熱を防止するものである。
R2のエミッタ側はグランドに接続され、トランジスタTR2のベース側には制御部2の出力端子P-outが接続されている。また、トランジスタTR2には当該トランジスタTR2の動作電圧まで分圧する抵抗素子R8及びR9が設けられている。
サンプリング信号出力部7は、制御部2の出力端子P−outからトランジスタTR2を間欠的にオン又はオフするサンプリング信号S2を出力するためのもので、制御部2に設けられている。
制御部2は、出力端子P−outから出力するサンプリング信号の電圧を高電圧(H)にしてから所定時間後(例えば、10msec後)に、サンプリング信号の電圧を低電圧(L)に変化させるようになっており、サンプリング信号の電圧を低電圧(L)にしたときは、入力端子P-inの電圧は低電圧(L)から低電圧(H)へ立ち上がる。
具体的には、この入力インターフェース回路1では、複数のスイッチ6(例えば、3つ)により入力部3が構成されており、各スイッチ6の一端は作業機のバッテリー等の電源Vに接続され、他端は入力インターフェース部4のスイッチ入力端子SW-inを介して複数の変換用のトランジスタTR1a〜TR1cのベースに接続されている。各スイッチ6と各トランジスタTR1a〜TR1cとの間には抵抗素子R1a〜R1cがそれぞれ接続されている。各抵抗素子R1a〜R1cは1つの間欠用トランジスタTR2のコレクタに接続されている。
電圧(H)により所定のタイミングでオンさせることで、複数のスイッチ6の入力信号S1を同時に制御部2に入力することができる。変形例1では、1つの間欠用トランジスタTR2をオンしているときのみ、複数の抵抗素子R1a〜R1cに電流が流れるようになっており、長時間にわたって各スイッチ6をオンしている場合でも、トランジスタTR2がオンする間だけ、抵抗素子R1a〜R1cに電流が流れるようになり複数の抵抗素子R1の発熱を可及的に防止することができる。
図4に示すように入力部3はセンサ用の可変抵抗素子R2とされている。例えば、可変抵抗素子R2は作業機の燃料タンク内の燃料量によって当該抵抗値が可変となるものであって、この実施の形態では、燃料量の残量を検出する燃料センサ8に具備されているものである(以降、可変抵抗素子R2のことを燃料センサ8ということがある)。
第1A/D変換部9及び第2A/D変換部10は入力信号S1を制御部2の制御電圧(5V系)に変換するもので、両変換部9,10には入力端子A/D1−in及び入力端子A/D2−inが接続されている。
本発明の作業機は、上記で示した実施形態に限定されない。
図1に示す入力インターフェース回路1では、図6に示すように、プルアップとなる回路(抵抗素子R1を電源V側に接続)の発熱を防止するようにしてもよい。
2 制御部
3 入力部
4 入力インタフェース部
5 間欠入力手段
6 スイッチ
S1 入力信号
S2 サンプリング信号
Claims (1)
- 作業機の動作を制御する制御ユニットに制御部が設けられ、前記制御ユニットに可変抵抗素子が設けられ、前記制御ユニットに設けられたインターフェース部に前記可変抵抗素子が接続された作業機の入力インターフェース回路であって、
前記インターフェース部には、前記可変抵抗素子と制御部との間に設けられ且つ前記可変抵抗素子の抵抗を前記制御部への入力信号に変換するための分圧用の抵抗素子が設けられると共に前記分圧用の抵抗素子の両端部には前記入力信号を制御部の電圧に変換するための第1A/D変換部と第2A/D変換部とが設けられ、
前記分圧用の抵抗素子の発熱を防止すべく変換された入力信号を間欠的に制御部に入力させる間欠入力手段が設けられ、前記間欠入力手段は、前記制御部に設けられて間欠的にオン又はオフするサンプリング信号を出力するサンプリング信号出力部と、前記作業機に搭載されたバッテリーに接続され且つ前記サンプリング信号出力部に接続されさらに前記分圧用の抵抗素子に接続されて前記サンプリング信号出力部から出力されたサンプリング信号によりオン又はオフする間欠用スイッチング素子とを備えていることを特徴とする作業機の入力インターフェース回路。
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