JP2007282433A - リニアソレノイド駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のリニアソレノイドの駆動装置では、電流モニタのゲイン特性が単一のゲイン設定となっており、どの電流領域においてもリニアに変化するのみで、駆動電流の変化に対してモニタできる変化量は同じであるため、モニタする電流のゲイン特性を電流領域によって変化させるといった制御に対応させることはできなかった。
【解決手段】 リニアソレノイド駆動装置1であって、リニアソレノイド3に流れる電流値を制御するソレノイド駆動手段11・12・13と、前記ソレノイド駆動手段により駆動されるリニアソレノイドに流れる電流値をモニタし、モニタした電流を所定のゲイン特性にて出力して、前記ソレノイド駆動手段にフィードバックする電流モニタ14とを備えており、前記電流モニタは、該電流モニタのゲイン特性を、前記ソレノイドに流れる電流値の大きさに応じて変化させるゲイン特性切り換え機能部141を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フィードバック制御を行う際の駆動電流モニタのゲイン特性を、リニアソレノイドの駆動電流に応じて変化させることができるリニアソレノイド駆動装置に関する。
従来、ECB(Electronicaly Controled Brake)システムに用いられるリニアソレノイドはPWM制御による駆動が行われており、該リニアソレノイドの駆動装置においては、例えば、マイクロコンピュータから指定された制御電流目標値に基づいてPWM信号が生成され、生成されたPWM信号を用いてリニアソレノイド駆動素子を駆動することで、該リニアソレノイドの駆動が行われている。
この場合、前記制御電流目標値と、実際にリニアソレノイドに流れる駆動電流値とを比較してフィードバック制御が行われている。
フィードバック制御を行う際のリニアソレノイドに流れる駆動電流値は電流モニタにて検出され、該電流モニタからの出力値を用いてフィードバック制御が行われる。
また、この電流モニタのゲイン特性(電流モニタ出力電圧/リニアソレノイドの駆動電流量)は、図10に示すように、1本の固定的な直線状の特性に設定されている。
このように、制御電流目標値とリニアソレノイドの駆動電流値とを比較してのフィードバック制御を行う場合、前記電流モニタは、そのゲイン特性が温度により変化するため、該電流モニタの温度を検出する温度検出手段を駆動装置に設けて、検出した電流モニタの温度に基づいて、前記電流モニタからの出力値の誤差を補正して、駆動装置によるリニアソレノイドの制御の精度を向上させることが行われている。このように、電流モニタの温度を検出して出力値を補正するように構成したリニアソレノイド駆動装置としては、例えば特許文献1に記載されるものがある。
特開平10−225179号公報
前述のような駆動装置のリニアソレノイドの駆動制御においては、リニアソレノイドの駆動電流の領域によっては、電流量を詳細にモニタしたい領域や、粗くモニタするだけで足りる領域といったように、電流領域によって必要な電流制御の精度が異なる場合がある。
例えば、ECBシステムにおけるブレーキ装置の油圧制御バルブがリニアソレノイドの駆動により開弁した後の駆動電流が大きな領域では、油圧制御を高精度に行う必要があるため、リニアソレノイドの制御は高ゲイン特性に設定した電流モニタにより行うことが好ましい。
一方、前記油圧制御バルブが開弁するまでの間の駆動電流が小さな領域では、油圧制御をある程度荒く行えば足りるため、リニアソレノイドの制御を低ゲイン特性に設定した電流モニタにより行うことが可能である。
しかし、従来の制御装置における電流モニタのゲイン特性は、前述のごとく単一のゲイン設定となっており、どの電流領域においてもリニアに変化するのみで、駆動電流の変化に対してモニタできる変化量は同じであるため、モニタする電流のゲイン特性を電流領域によって変化させるといった制御に対応させることはできなかった。
これは、前述のように、リニアソレノイド駆動装置を、電流モニタの温度を検出して出力値を補正するように構成した場合も同様である。
上記課題を解決するリニアソレノイド駆動装置は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載のごとく、リニアソレノイド駆動装置であって、リニアソレノイドに流れる電流値を制御するソレノイド駆動手段と、前記ソレノイド駆動手段により駆動されるソレノイドに流れる電流値をモニタし、モニタした電流を所定のゲイン特性にて出力して、前記ソレノイド駆動手段にフィードバックする電流モニタ手段とを備えており、前記電流モニタ手段は、該電流モニタ手段のゲイン特性を、前記ソレノイドに流れる電流値の大きさに応じて変化させるゲイン特性切り換え機能部を備える。
また、請求項2記載のごとく、前記ゲイン特性切り換え機能部は、前記電流モニタ手段のゲイン特性を、該電流モニタ手段によりモニタされた電流値に基づいて切り換える。
また、請求項3記載のごとく、前記ゲイン特性切り換え機能部は、前記電流モニタ手段のゲイン特性を、リニアソレノイド駆動装置に入力される制御電流目標値に基づいて切り換える。
本発明によれば、リニアソレノイドの駆動制御において、リニアソレノイド駆動電流の領域に応じて、電流量を詳細にモニタすべき領域や、粗くモニタすべき領域があるといったように、必要な電流制御の精度が異なる場合でも、必要な電流制御の精度に応じたゲイン特性を適切な駆動電流領域において得ることが可能となる。
これにより、適切な精度で駆動電流の制御を行うことで、ブレーキ装置の応答性やブレーキフィーリングの向上を図ることができる。
また、電流モニタの出力のダイナミックレンジを有効に使用することができる。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1に示すリニアソレノイド駆動装置1は、例えばECB(Electronicaly Controled Brake)システムにおけるリニアソレノイド3を駆動するために用いられ、例えば1チップの駆動ICにて構成することが可能となっている。
前記ECBシステムにおいては、リニアソレノイド駆動装置1がマイクロコンピュータ2から入力される制御電流目標値に基づいてリニアソレノイド3を駆動し、該リニアソレノイド3によりECB油圧制御バルブ4を制御して、ブレーキ装置5を作動させるように構成している。
前記リニアソレノイド駆動装置1は、マイクロコンピュータ2から入力された制御電流目標値に基づいてPWM信号を生成するPWM信号生成部11と、PWM信号生成部11からのPWM信号によりリニアソレノイド3の駆動信号を出力するソレノイド駆動回路12と、該ソレノイド駆動回路12からの駆動信号にて動作され、前記リニアソレノイド3を駆動するソレノイド駆動トランジスタ13とを備えている。
また、リニアソレノイド駆動装置1は、リニアソレノイド3に流れるソレノイド駆動電流を検出し、検出した電流に応じた出力をフィードバックする電流モニタ14と、該電流モニタ14の出力値の制御電流目標値に対する誤差を補正する誤差補正部15とを備えている。
前記電流モニタ14は、検出した電流を電圧に変換して出力するものであり、所定のゲイン特性(電流モニタ出力電圧/リニアソレノイドの駆動電流量)を有している。
また、前記PWM信号生成部11、ソレノイド駆動回路12、およびソレノイド駆動トランジスタ13は、マイクロコンピュータ2からの制御電流目標値および電流モニタ14からの出力に基づいて、リニアソレノイド3に流れる電流値を制御するソレノイド駆動手段を構成している。
前記電流モニタ14は、ゲイン特性切り換え機能部141を備えており、該ゲイン特性切り換え機能部141により、ソレノイド駆動電流に応じて電流モニタ14のゲイン特性を切り換え可能としている。
そして、電流モニタ14は、例えば図2に示すようなゲイン特性を備えている。つまり、ソレノイド駆動電流が0からIaまでの間はある傾きθ1を有する直線状の第1ゲイン特性gaを示し、ソレノイド駆動電流がIaを超えると、傾きθ2(θ2>θ1)を有する直線状の第2ゲイン特性を示すようなゲイン特性を備えている。この場合、ソレノイド駆動電流がIaのときに、前記ゲイン特性切り換え機能部141により、ゲイン特性が切り換えられている。
また、電流モニタ14は、図3に示すように、ソレノイド駆動電流が0からIaまでの間はある傾きθ1を有する直線状の第1ゲイン特性gaを示し、ソレノイド駆動電流がIaを超えると、傾きθ2(θ2<θ1)を有する直線状の第2ゲイン特性gbを示すようなゲイン特性を備えるように構成することもできる。この場合も同様に、ソレノイド駆動電流がIaのときに、前記ゲイン特性切り換え機能部141により、ゲイン特性が切り換えられている。
ゲイン特性切り換え機能部141は、電流モニタ14のゲイン特性を、例えば該電流モニタ14によりモニタされたソレノイド駆動電流値に基づいて切り換えている。
具体的には、電流モニタ14およびゲイン特性切り換え機能部141は、図4に示すように構成されている。
電流モニタ14は、第1シャント抵抗R1および電流‐電圧変換回路14aを備えており、該第1シャント抵抗R1によりリニアソレノイド3に流れる駆動電流を検出し、検出した駆動電流を電流‐電圧変換回路14aにて電圧に変換して出力している。
また、電流モニタ14のゲイン特性切り換え機能部141は、第1シャント抵抗R1と並列に配置される第2シャント抵抗R2、電流モニタ14の出力値と予め設定された閾値とを比較するコンパレータ141a、該コンパレータ141aの閾値を設定するための閾値設定用電源141b、および第2シャント抵抗R2のオン・オフを切り換える切り換えスイッチSW1を備えており、コンパレータ141aによる電流モニタ14の出力値と前記閾値との比較結果に基づいて、第2シャント抵抗R2のオン・オフが切り換えられるように構成されている。
本例の場合、電流モニタ14の出力値がコンパレータ141aに設定される閾値より小さい場合には切り換えスイッチSW1がオンされ、電流モニタ14の出力値がコンパレータ141aに設定される閾値以上になった場合には切り換えスイッチSW1がオフされるように構成されている。
このように、第1シャント抵抗R1と並列に接続される第2シャント抵抗R2の接続を、コンパレータ141aでの比較結果に応じてオン・オフさせ、電流モニタ14による駆動電流の検出値を変化させることで、該電流モニタ14のゲイン特性を切り換えるようにしている。
本例の構成の場合、第2シャント抵抗R2のオン・オフにより図2に示したようにゲイン特性が変化する。
つまり、コンパレータ141aの閾値が、ソレノイド駆動電流Iaに相当する電圧値に設定されており、ソレノイド駆動電流がIaよりも小さい場合には、第2シャント抵抗R2がオン状態となって、電流モニタ14は傾きθ1(θ1<θ2)を有する第1ゲイン特性gaを示し、ソレノイド駆動電流がIa以上となった場合には第2シャント抵抗R2がオフ状態となって、電流モニタ14は傾きθ2(θ1<θ2)を有する第2ゲイン特性gbを示すこととなる。
この場合、電流モニタ14では、ソレノイド駆動電流がゼロのときに、オフセット電圧Voを出力し、ソレノイド駆動電流がIaのときにオフセット電圧Vaを出力するように構成しており、該オフセット電圧Voが第1ゲイン特性gaの領域におけるオフセット電圧となり、オフセット電圧Vaが第2ゲイン特性gbの領域におけるオフセット電圧となっている。
そして、例えば、第1ゲイン特性gaの領域から第2ゲイン特性gbの領域へ移行する際に、第2シャント抵抗R2がオフ状態からオン状態へ切り換わるのと同時に、オフセット電圧がVoからVaへ切り換わるように構成されている。
これにより、電流モニタ14のゲイン特性は、第1ゲイン特性gaの領域から第2ゲイン特性gbの領域へ移行するときにも連続的な波形を示すこととなっている。
また、前記コンパレータ141aは、電流モニタ14の出力値がコンパレータ141aに設定される閾値より小さい場合に切り換えスイッチSW1がオフされ、電流モニタ14の出力値がコンパレータ141aに設定される閾値以上になった場合に切り換えスイッチSW1がオンされるように構成することもできる。
この場合は、電流モニタ14は図3に示したようなゲイン特性を有することとなり、ソレノイド駆動電流がIaよりも小さい場合には、第2シャント抵抗R2がオフ状態となって、電流モニタ14は傾きθ1(θ1>θ2)を有する第1ゲイン特性gaを示し、ソレノイド駆動電流がIa以上となった場合には第2シャント抵抗R2がオン状態となって、電流モニタ14は傾きθ2(θ1>θ2)を有する第2ゲイン特性gbを示すこととなる。
この場合においても、電流モニタ14では、第1ゲイン特性gaの領域と第2ゲイン特性gbの領域との間を移行する際に、第2シャント抵抗R2のオン・オフ切り換えに伴って、オフセット電圧Voとオフセット電圧Vaとが切り換わるように構成されている。
これにより、電流モニタ14のゲイン特性は、第1ゲイン特性gaの領域と第2ゲイン特性gbの領域との間を移行するときにも連続的な波形を示すこととなっている。
このように、電流モニタ14のゲイン特性を、ソレノイド駆動電流値に基づいて切り換えるように構成することで、リニアソレノイド3の駆動制御において、リニアソレノイド駆動電流の領域に応じて、電流量を詳細にモニタすべき領域や、粗くモニタすべき領域があるといったように、必要な電流制御の精度が異なる場合でも、必要な電流制御の精度に応じたゲイン特性を適切な駆動電流領域において得ることが可能となる。
また、適切な精度で駆動電流の制御を行うことで、ブレーキ装置5の応答性やブレーキフィーリングの向上を図ることができる。
さらに、電流モニタ14のゲイン特性を切り換えるように構成することで、電流モニタ14の出力のダイナミックレンジを有効に使用することができる。
つまり、図5に示すように、リニアソレノイド3の駆動電流を詳細にモニタするときには傾きが大きなゲイン特性g1に設定する必要があるが、傾きが大きなゲイン特性g1に設定した場合にモニタできる駆動電流範囲(電流モニタ14の出力がVmaxとなるまでの範囲)は、駆動電流がI0〜I1の範囲となる。
これに対し、傾きが小さなゲイン特性g2に設定した場合にモニタできる駆動電流範囲は、駆動電流がI0〜I2(I1<I2)の範囲となるため、傾きが大きなゲイン特性g1に設定した場合の駆動電流範囲は、傾きが小さなゲイン特性g2に設定した場合よりも狭くなる。
従って、例えば電流量を詳細にモニタすべき領域が、ソレノイド駆動電流のある一部の領域のみである場合、電流量を詳細にモニタすべき領域のみを傾きが大きなゲイン特性に設定し、他の領域は傾きが小さなゲイン特性に設定することで、全ての領域を傾きが大きなゲイン特性に設定した場合に比べてモニタできる駆動電流範囲を広くすることができ、電流モニタ14の出力のダイナミックレンジを有効に使用することが可能となる。
また、本例の場合は、電流モニタ14のゲイン特性を切り換える切り換え点(図2、図3におけるソレノイド駆動電流Ia)を1点だけ設定しているが、これに限るものではなく、複数のポイントにおいてゲイン特性を切り換えるように構成することもできる。
なお、前記閾値設定用電源141bは、電流モニタ14に内蔵したもの、および該電流モニタ14に外付けされたものの何れをも用いることができる。
なお、本例では、第1シャント抵抗R1と第2シャント抵抗R2とを並列に接続した例について説明したが、図6に示すように、第1シャント抵抗R1と第2シャント抵抗R2とを直列に接続して、第2シャント抵抗R2側に設けた切り換えスイッチSW1をオンオフ操作することでも、同様の効果を得ることが可能である。
つまり、図2に示すようなゲイン特性を得る場合には、ソレノイド駆動電流がIaよりも小さいときに、切り換えスイッチSW1をオンして電流モニタ14が傾きθ1(θ1<θ2)を有する第1ゲイン特性gaを示し、ソレノイド駆動電流がIa以上となったときに、切り換えスイッチSW1をオフして電流モニタ14が傾きθ2(θ1<θ2)を有する第2ゲイン特性gbを示すように構成することができる。
逆に、図3に示すようなゲイン特性を得る場合には、ソレノイド駆動電流がIaよりも小さいときに、切り換えスイッチSW1をオフして電流モニタ14が傾きθ1(θ1>θ2)を有する第1ゲイン特性gaを示し、ソレノイド駆動電流がIa以上となったときに、切り換えスイッチSW1をオンして電流モニタ14が傾きθ2(θ1>θ2)を有する第2ゲイン特性gbを示すように構成することができる。
また、図4に示した例では、コンパレータ141aに電流モニタ14の出力値を入力するように構成していたが、図7、図8に示すように、マイクロコンピュータ2からの制御電流目標値をコンパレータ141aに入力して、この制御電流目標値の大きさに基づいて切り換えスイッチSW1のオン・オフ切り換えを行うように構成することもできる。
また、電流モニタ14は、次のように構成することもできる。
図9に示すように、本例における電流モニタ14は第1ゲイン設定用抵抗R3を備えており、該第1ゲイン設定用抵抗R3に、例えばセンスMOS等にて構成される比例電流形成回路10により形成された、リニアソレノイド3の駆動電流に比例した電流を入力することで、リニアソレノイド駆動電流をモニタするように構成しており、電流が入力されることにより第1ゲイン設定用抵抗R3に発生した電圧を、電流モニタ14の出力としている。
また、電流モニタ14のゲイン特性切り換え機能部141は、第1ゲイン設定用抵抗R3と並列に配置される第2ゲイン設定用抵抗R4、電流モニタ14の出力値と予め設定された閾値とを比較するコンパレータ141a、該コンパレータ141aの閾値を設定するための閾値設定用電源141b、および第2ゲイン設定用抵抗R4のオン・オフを切り換える切り換えスイッチSW2備えており、コンパレータ141aによる電流モニタ14の出力値と前記閾値との比較結果に基づいて、第2ゲイン設定用抵抗R4のオン・オフが切り換えられるように構成されている。
本例の場合、電流モニタ14の出力値がコンパレータ141aに設定される閾値より小さい場合には切り換えスイッチSW1がオンされ、電流モニタ14の出力値がコンパレータ141aに設定される閾値以上になった場合には切り換えスイッチSW1がオフされるように構成されている。
このように、第1ゲイン設定用抵抗R3と並列に接続される第2ゲイン設定用抵抗R4の接続を、コンパレータ141aでの比較結果に応じてオン・オフさせ、電流モニタ14による駆動電流の検出値を変化させることで、該電流モニタ14のゲイン特性を切り換えるようにしている。
本例の場合も、図4に示した構成の場合と同様に、第2ゲイン設定用抵抗R4のオン・オフにより図2または図3に示したようにゲイン特性を変化させることができる。
この場合においても、電流モニタ14では、第1ゲイン特性gaの領域と第2ゲイン特性gbの領域との間を移行する際に、第2ゲイン設定用抵抗R4のオン・オフ切り換えに伴って、オフセット電圧Voとオフセット電圧Vaとが切り換わるように構成されている。
これにより、電流モニタ14のゲイン特性は、第1ゲイン特性gaの領域と第2ゲイン特性gbの領域との間を移行するときにも連続的な波形を示すこととなっている。
なお、前記閾値設定用電源141b、第1ゲイン設定用抵抗R3、および第2ゲイン設定用抵抗R4は、電流モニタ14に内蔵したもの、および該電流モニタ14に外付けされたものの何れをも用いることができる。
また、本例の場合も、図4に示した電流モニタ14の場合と同様に、コンパレータ141aに電流モニタ14の出力値を入力するように構成するだけでなく、マイクロコンピュータ2からの制御電流目標値をコンパレータ141aに入力して、この制御電流目標値の大きさに基づいて切り換えスイッチSW1のオン・オフ切り換えを行うように構成することもできる。
リニアソレノイド駆動装置を示すブロック図である。 切り換え点にて特性が切り換えられた電流モニタ14のゲイン特性の第1例を示す図である。 切り換え点にて特性が切り換えられた電流モニタ14のゲイン特性の第2例を示す図である。 リニアソレノイド駆動電流に基づいてゲイン特性を切り換える電流モニタの具体的構成の第1例を示す回路図である。 ゲイン特性の傾きによりモニタできる駆動電流範囲が異なることを示す図である。 電流モニタにおいて、直列に接続した第1シャント抵抗と第2シャント抵抗と示す回路図である。 制御電流目標値に基づいて電流モニタのゲイン特性を切り換えるように構成したリニアソレノイド駆動装置を示すブロック図である。 図7に示すリニアソレノイド駆動装置における電流モニタの具体的構成を示す回路図である。 リニアソレノイド駆動電流に基づいてゲイン特性を切り換える電流モニタの具体的構成の第2例を示す回路図である。 従来のリニアソレノイド駆動装置における電流モニタのゲイン特性を示す図である。
符号の説明
1 リニアソレノイド駆動装置
2 マイクロコンピュータ
3 リニアソレノイド
6 外付け素子
11 PWM信号生成部
12 ソレノイド駆動回路
13 ソレノイド駆動トランジスタ
14 電流モニタ
15 誤差補正部
141 ゲイン特性切り換え機能部

Claims (3)

  1. リニアソレノイド駆動装置であって、
    ソレノイドに流れる電流値を制御するソレノイド駆動手段と、
    前記ソレノイド駆動手段により駆動されるソレノイドに流れる電流値をモニタし、モニタした電流を所定のゲイン特性にて出力して、前記ソレノイド駆動手段にフィードバックする電流モニタ手段とを備えており、
    前記電流モニタ手段は、該電流モニタ手段のゲイン特性を、前記ソレノイドに流れる電流値の大きさに応じて変化させるゲイン特性切り換え機能部を備える、
    ことを特徴とするリニアソレノイド駆動装置。
  2. 前記ゲイン特性切り換え機能部は、前記電流モニタ手段のゲイン特性を、該電流モニタ手段によりモニタされた電流値に基づいて切り換える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリニアソレノイド駆動装置。
  3. 前記ゲイン特性切り換え機能部は、前記電流モニタ手段のゲイン特性を、リニアソレノイド駆動装置に入力される制御電流目標値に基づいて切り換える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリニアソレノイド駆動装置。



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