JP4947885B2 - レンズ駆動装置及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子カメラ(デジタルカメラ)等におけるレンズ駆動装置及び撮像装置に関し、特に、非撮影時はレンズをカメラ本体に収納し、撮影時のみレンズを被写体方向に突出させる沈胴式電子カメラにおけるレンズ駆動装置及び撮像装置に関するものである。
電子カメラ(デジタルカメラ)はフィルムを用いたカメラと異なり、撮像素子として用いられるCCD(電荷結合素子)などの画素数が増大しているにもかかわらず、素子自体の大きさがそれほど大型化していないため、小型化、薄型化が進んでいる。こういった小型化、薄型化の方法としては、非撮影時はレンズをカメラ本体に収納し、撮影時のみレンズを被写体方向に突出させる沈胴式、レンズの直径でカメラの厚みを規制し、光軸をカメラの高さ方向として撮影時に高さ方向を被写体に向けたり、プリズムや反射鏡で光軸を直角に曲げて厚さ方向を被写体に向けて撮影できるようにして、レンズ系の長さを変えないようにした方式などが実用化されている。
このうち沈胴式カメラは、カメラの厚さがレンズ系の厚さで規制される。すなわち、一定の解像力を得るためには複数のレンズを用いる必要があり、用いるレンズの厚さ以下にカメラの厚さを薄くすることはできない。また、撮影時におけるレンズ系のカメラ前面への突出や、オートフォーカス、ズーミングなどのためにカムリングを用いる場合、そのカムリングの高さがレンズ系の厚さを超えてしまう場合があり、カムリングの高さもカメラの厚さに影響を与える。
すなわち図11に模式的に示したように、例えばズーミング無しの単焦点のレンズ90を沈胴式とし、レンズ鏡筒91に突設したピン92を、図11(A)に示したカム溝93を有するカムリング94(円筒状のカムリングを平面に展開した図)の回転によって、沈同状態(図11(B)、図11(A)に示すピン位置92a)から撮影位置における焦点が無限遠に合う位置(図11(C)、図11(A)に示すピン位置92b)まで移動させ、さらにオートフォーカスをおこなって最近接位置に焦点が合う状態(図11(D)、図11(A)に示すピン位置92c)まで移動させるとした場合、カム溝93の光軸方向高さがレンズ鏡筒91の高さほど必要になる場合があり、カムピン92を正確に移動させるためには、そのカムリング94のカム溝93の光軸方向両側にさらに余裕Lが必要になって、カムリング94の高さがレンズの厚さより厚くなってしまう。
また、こういったレンズ系の移動に用いられるカムピン92は、レンズの繰り出し位置精度を確保するため従来では、図12に95で示したようなテーパピンが用いられていた。しかしテーパピンは、例えばカメラを落下させたりして衝撃を与えたときに脱落しないようにするため、カム溝96を有するカムリングが一定の肉厚を必要とし、それだけカムリングが大きくなってカメラの小型化を阻害する要因になってしまう。また、このように衝撃を与えてもカムピンがカムリングから脱落しないようにした場合、落下などによる衝撃はカムリングに於けるカム溝からカムピンに伝わり、カムピンを破損したり、カムピンを植立させているレンズ鏡筒を破損したりという事故が起こることがある。また、こういった小型カメラにおけるレンズ鏡筒の移動にこういったカム溝でなく、ヘリコイドも使われていたが、例えばレンズの繰り出しとオートフォーカスのためのカムの角度を変えたいというような要求がある場合、角度が変えられないという問題があった。
カム筒の径方向寸法を大きくすることなく軸方向の長さを小さくすることについては、例えば特許文献1には、一つのカム筒に、圧力角が最も大きい第1のカム溝と最も小さいカム溝を、周方向に対して略同じ位置で光軸方向にずれた位置に配置し、圧力角がこれら第1、第2のカム溝の中間である第3のカム溝を、第1および第2のカム溝に対して周方向にずれた位置に配設し、カム筒の軸方向長さを小さくするようにしたレンズ鏡筒が示されている。
また、外周にピンが設けられた第1のレンズ群枠と、第1のレンズ群枠に対して光軸方向に相対的に進退可能とした第2のレンズ群枠と、内側の面に前記第1のレンズ群枠のピンが係合するカム溝が設けられたカム枠と、前記ピンが第2のレンズ群枠に当接するように付勢する付勢手段とを有し、第1のレンズ群枠に対する第2のレンズ群枠の位置を規制できるようにしてコンパクト化を計ったレンズ駆動装置(以下従来技術1と称する)や、カム筒に設けるカム溝の傾斜角度が大きいとカム筒を回転させる負荷が増大するため、カム筒に120度の間隔でカム溝を設け、このカム溝を、カム筒の円周方向に120度以上形成するようにしたレンズ鏡筒も存在する。
また、鏡筒に伝わる衝撃を吸収することについては、特許文献2に、鏡筒前面に瞬間的に加わる過大な衝撃を吸収し、カム溝、カム軸の破損や変形、或いはカム軸の脱落などを防止するため、レンズ間隔の安定化を図るようレンズ間に設けられたスプリングを利用し、衝撃を吸収できるようにした構造を有するレンズ鏡筒が開示されている。
特開平10−73752号公報 特開平8−110454号公報
本発明においては、沈胴式レンズを備えた電子カメラ等を小型化し、かつ、衝撃にも耐えうる構造を有するレンズ駆動装置及び撮像装置を提供することが課題である。
上記課題を解決するため本発明におけるレンズ駆動装置は、
少なくとも1枚以上のレンズを収納するレンズ枠と、
前記レンズ枠に設けられたピン部材である被カム部材と、
前記レンズ枠の外周位置に筒状に設けられたカム部材と、を備え、
該カム部材に、被写体側に位置するカム溝からなる第2のカム部と撮像側に位置するカム溝からなる第1のカム部とが、連続して延在するカム部として形成すると共に、
前記第2のカム部の光軸に直交する面に対する角度は、前記第1のカム部の光軸に直交する面に対する角度より緩やかであり、
前記第2のカム部の被写体側はカム部材端面まで延在されて該第2のカム部の光軸方向端部が開放されて、前記カム部の開口部が設けられており、
一方、前記第1のカム部が撮像側に延在するカム部材の光軸方向端側に、駆動源から前記カム部材に回転力を伝達する少なくとも一つの歯車を含んでなる回転伝達機構を配し、
前記回転伝達機構の少なくとも一の歯車を低摩擦材とし、前記カム部に嵌合された被カム部材に衝撃が加えられた場合に当該衝撃が加えられた方向へ前記回転伝達機構を回転可能とし
前記カム部材の外周位置に前記レンズ枠と略同芯に設けられ、前記被カム部材を案内するガイド部と、該ガイド部に案内された前記被カム部材が前記第2のカム部に達した際に、該被カム部材のうち前記ガイド部から外側に突出した部分を被写体側から撮像側に向って当接することにより付勢する付勢手段とを配したレンズ枠収納部材を有することを特徴とする。
好ましくは、上記レンズ駆動装置は、少なくとも1枚以上のレンズを収納する前記レンズ枠における結像側に設けられたシャッタ部と、レンズ面が開口されて前記レンズ枠とシャッタ部を覆う外装部材とを備えているとよい。
このように、カム部材における第1と第2のカム部が被カム部材を挿通可能に構成されていることにより、従来のようにテーパピンを用いたときと異なって例え衝撃があっても被カム部材がカム部から外れることがなく、カム部材は金属などを用いて肉厚を薄く構成できるからその分レンズ駆動装置を小型に構成できる。また、レンズ駆動装置のカム部材における被写体側の第2のカム部に被カム部材の開口部が設けられていることにより、被カム部材の組み込み性が良く、かつ、カム部の光軸方向端部が開放されてカム部材の光軸方向長さを短くでき、レンズ駆動装置の全長を小さくできると共に、光軸方向端部が開放されていることでカム部材にバネ性が生じ、落下などの衝撃があってその衝撃が被カム部材に伝わり、カム部を通してカム部材に伝わっても、このカム部材のバネ性によって衝撃を吸収することができ、シャッタ、被カム部材、カム部材の衝撃による破損を防止できるレンズ駆動装置を提供することができる。
そして前記駆動源から前記カム部材における回転伝達機構への駆動力を伝達する機構中に、前記被カム部材に加わった力の方向へ前記駆動力伝達機構を回転可能とする低摩擦材を配することにより、カム部材のバネ性だけでは吸収しきれない衝撃が加わった場合、駆動力伝達機構中の低摩擦材の存在によってカム部材を、衝撃が加わった方向へ回転させて被カム部材を移動させ、衝撃を逃すことができるから、より衝撃に対して強いレンズ駆動装置を提供することができる。
また、前記カム部材の外周位置に前記レンズ枠と略同芯に設けられ、前記被カム部材を案内するガイド部と、該ガイド部に案内された前記被カム部材のうち前記ガイド部から外側に突出した部分被写体側から撮像側に向って付勢する付勢手段とを配することにより、カム部材における被写体側の第2のカム部においては被カム部材が付勢手段で撮像側に付勢されるから、被カム部材は付勢手段に押さえられてがたつきが無くなる。また第2のカム部においては、カム部材は撮像側だけに被カム部材の当接面が存在すれば良く、カム部材の第2のカム部における被カム部材の開口部の存在と相俟って、それだけカム部材の光軸方向長さを短くできる。
そして、上記課題を解決するため本発明における撮像装置は、
レンズと、該レンズを収納するレンズ枠と、撮像素子と、レンズ駆動装置と、を備える撮像装置であって、
前記レンズ駆動装置は、前記レンズ枠に設けられたピン部材である被カム部材と、
前記レンズ枠の外周位置に筒状に設けられたカム部材と、を備え、
該カム部材に、被写体側に位置するカム溝からなる第2のカム部と撮像側に位置するカム溝からなる第1のカム部とが、連続して延在するカム部として形成すると共に、
前記第2のカム部の光軸に直交する面に対する角度は、前記第1のカム部の光軸に直交する面に対する角度より緩やかであり、
前記第2のカム部の被写体側はカム部材端面まで延在されて該第2のカム部の光軸方向端部が開放されて、被カム部材の開口部が設けられており、
一方、前記第1のカム部が撮像側に延在するカム部材の光軸方向端側に、駆動源から前記カム部材に回転力を伝達する少なくとも一つの歯車を含んでなる回転伝達機構を配し、
前記回転伝達機構中の少なくとも一の歯車を低摩擦材とし、前記カム部に嵌合された被カム部材に衝撃が加えられた場合に当該衝撃が加えられた方向へ前記回転伝達機構を回転可能とし
前記カム部材の外周位置に前記レンズ枠と略同芯に設けられ、前記被カム部材を案内するガイド部と、該ガイド部に案内された前記被カム部材が前記第2のカム部に達した際に、該被カム部材のうち前記ガイド部から外側に突出した部分を被写体側から撮像側に向って当接することにより付勢する付勢手段とを配したレンズ枠収納部材を有するレンズ駆動装置であることを特徴とする。
さらに、上記課題を解決するため本発明における撮像装置は、
レンズと、撮像素子と、レンズ駆動装置と、を備える撮像装置であって、
前記レンズ駆動装置は、少なくとも1枚以上のレンズを収納する前記レンズ枠における結像側に設けられたシャッタ部と、レンズ面が開口されて前記レンズ枠とシャッタ部を覆う外装部材と、前記レンズ枠の外周位置で且つ該レンズ枠と略同芯に設けられたレンズ枠収納部材と、前記レンズ枠収納部材に設けられた前記被カム部材を案内するガイド部と、前記被カム部材を付勢する付勢手段と、を備えことを特徴とする。
このように、撮像装置を構成するレンズ駆動装置におけるカム部材の第1と第2のカム部が被カム部材を挿通可能に構成されていることにより、従来のようにテーパピンを用いたときと異なって例え衝撃があっても被カム部材がカム部から外れることがなく、カム部材は金属などを用いて肉厚を薄く構成できるからその分撮像装置を小型に構成できる。また、レンズ駆動装置のカム部材における被写体側の第2のカム部に被カム部材の開口部が設けられていることにより、被カム部材の組み込み性が良く、かつ、カム部の光軸方向端部が開放されてカム部材の光軸方向長さを短くでき、撮像装置の全長を小さくできると共に、光軸方向端部が開放されていることでカム部材にバネ性が生じ、落下などの衝撃があってその衝撃が被カム部材に伝わり、カム部を通してカム部材に伝わっても、このカム部材のバネ性によって衝撃を吸収することができ、シャッタ、被カム部材、カム部材の衝撃による破損を防止できる撮像装置を提供することができる。
以上記載のごとく本発明によれば、沈胴式レンズを備えた電子カメラ等を小型化し、かつ、衝撃にも耐えうる構造を有するレンズ駆動装置及び撮像装置を提供することできる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1乃至図4は、本発明のレンズ駆動装置及び撮像装置を備えた一例の電子カメラの概略を説明するための図であり、図1は非撮影状態の電子カメラ10を正面側(被写体側)から示す斜視図、図2は電子カメラ10を同じく背面側から示す斜視図、図3は撮影時の電子カメラ10を正面側から見た図、図4は同じく背面側から見た図である。
図示の電子カメラ10は、撮像装置本体11を有し、この撮像装置本体11の前面(正面:被写体側)側には、撮像レンズ体21(図3参照)が装着されている。この撮像レンズ体21は、レンズユニットの一部を構成し、図示はしないが、レンズユニットはさらにシャッタ機構及びCCD(電荷結合素子)を有している。
さらに、撮像装置本体11にはスライドカバー部12が装着され、このスライドカバー部12は、撮像装置本体11に、図1に実線矢印で示す方向にスライド可能に支持されており、このスライドカバー部12によって非撮影時には撮像レンズ体21が保護される。つまり、スライドカバー部12は撮像レンズ体21を覆う第1の位置と撮像レンズ体21を露出させる第2の位置との間でスライド可能となっている。
このスライドカバー部12は、正面側に位置する正面部(レンズカバー部)12a、正面側から見て右側面側に位置する右側面部12bと、背面側に位置する背面部(表示部カバー部)12cとを有しており、撮像装置本体11を正面部12aと背面部12cとで挟むようにして、撮像装置本体11にスライド可能に配置されている。図示の例では、正面部12aから右側面部12bにわたって、つまり、二面にわたってストロボ発光部13が形成されており(スライドカバー部12が開く方向の端部側において、スライドカバー部12の前面及び少なくとも前面に連続する側面にストロボ発光部を形成する)、このストロボ発光部13からストロボ撮影の際、光が発光される。なお、上述の例では、撮像装置本体11、撮像レンズ体21、スライドカバー部12によって撮像装置16が構成される。
図2に示すように、撮像装置本体11の背面には表示部(例えば、液晶ディスプレイ)14が配置されるとともに、操作部15が配置されており、操作部15には、例えば、レリーズボタン、モードダイヤル、及び各種ファンクションキー等が備えられている。そして、前述の第1の位置にスライドカバー部12が位置付けられている際には、背面部12cによって液晶ディスプレイ14の一部分が覆われた状態となる(背面部12cは液晶ディスプレイ14の全てを覆うようにしてもよいが、少なくとも液晶ディスプレイ14の一部を覆うようにすればよい)。
図3及び図4を参照して、電子カメラ10で撮影を行う際には、スライドカバー部12を第1の位置から第2の位置にスライドさせる。これによって、図3に示すように、撮像レンズ体21が露出し、主電源がオン状態となって、液晶ディスプレイ14が明るくなる。この際、図4に示すように、スライドカバー部12の背面部12cがスライドして、液晶ディスプレイ14の全てが露出することになる。また、スライドカバー12のスライドによってストロボ発光部13は撮像レンズ体21の取付位置よりもさらに外側に移動することになって、ストロボ撮影の際には、撮像レンズ体21とストロボ発光部13との距離が大きくなり、赤目現象などを防止することができる。
図3に示すように、シャッタボタン22は撮像装置本体11の上面の一端部側に配置されており、スライドカバー部12はシャッタボタン22の配置された一端部側とは逆の端部側方向にスライドする。これによって、電子カメラ10を両手で把持して撮影を行う際、シャッタボタン操作を行う手とは別の手でスライドカバー部12をスライド操作することができる。
ストロボ撮影を行う際には、操作部15によってストロボ撮影モードをオンするとともに、各種撮影モード、画像再生モード、及びフラッシュ待ち時間等を設定する。この各種撮影モードには、例えば、「通常撮影」、「連写撮影」、「ファイン撮影」、「静止画」、及び「動画」等があり、画像再生モードには「静止画」及び「動画」等がある。そして、画像再生モードを設定すると、撮影後液晶画面14に撮影した画像が再生表示される。これら各種撮影モード、画像再生モード、及びフラッシュ待ち時間等は動作モードと呼ばれ、撮像装置本体11に収納されたマイクロプロセッサ(制御手段及び電源オン手段:図示せず)は、動作モードに応じて光の強さ、色を変化させることや、点滅させる等、ストロボ発光部13からの発光を制御することができる。
前述のシャッタ機構は、例えば、オートフォーカス(AF)機構、絞り機構、及びフィルタ機構等を有しており、レリーズ時における露光を制御する。撮像レンズ体21から入射した被写体等の光学像は、CCDに結像されて光学像が電気信号に変換される。そして、マイクロプロセッサによってCCDからの出力信号(電気信号)は、所定のサンプリング周波数でサンプリングされてデジタル値(デジタル画像データ)に変換され、デジタル画像データを色差成分と輝度成分に分けて、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)準拠の画像圧縮/伸長のための直交変換及びハフマン符号化/復号化等の処理が行われる。そして、このようにして圧縮処理された画像データは一旦メモリに記憶される。
つまり、図示の電子カメラでは、レリーズボタン又はシャッタボタン22を押下する以前から、CCDによって捉えられている画像を液晶ディスプレイ14にリアルタイムで表示し、液晶ディスプレイ14は電子的に撮像視野を確認するための電子ファインダ機能を有しており、この電子ファインダを観察しつつ、レリーズボタン等を操作して撮像を行うことになる。この際、必要に応じてストロボ発光部13を発光させ、撮像によって得られた画像データは、ファンクションキーによって再生操作を行うと、随時撮像結果として液晶ディスプレイ14に表示される。
このようにして、液晶ディスプレイ14には撮像前及び撮像中のデジタル画像データがリアルタイムで表示され、電子ファインダとして機能し、さらに、撮像後のデジタル画像データ及び伸長されて復元された記録画像データが表示される。また、液晶ディスプレイ14には電子カメラの動作状態等のモード表示が行われる。なお、電子カメラの電源部には、バッテリーが用いられ、バッテリーは、Ni−Cd(ニッケルカドミウム)電池、ニッケル水素電池、又はリチウム電池等が用いられる。
図示の電子カメラでは、ストロボ発光部13を撮像装置16の前面(被写体側の面)から少なくとも前面に連続する一側面にわたって形成するようにしたから、ストロボ撮影の際、簡単な構成で広範囲にストロボ発光部13から光を照射することができることになり、しかもストロボ発光部13の発光状況を被写体側のみならず、撮影者側からも容易に視認することができる。
また、ここでは、撮像レンズ体21を保護するスライドカバー部(レンズカバー)12にストロボ発光部13を配置して、スライドカバー部12が開く方向の端部側において、スライドカバー部12の前面及び少なくとも前面に連続する側面にストロボ発光部13を形成するようにしたから、スライドカバー部12をスライドさせて撮像レンズ体21を露出させた際には、ストロボ発光部13と撮像レンズ体21の距離が大きくなり、ストロボ撮影の際に生じる赤目現象を低減できる。
さらに、スライドカバー部12は前面部と背面部とを有し、前面部によって撮像レンズ体21が覆われている際には、背面部によって液晶ディスプレイ14の少なくとも一部が覆われるようにしたので、非撮影時においては、スライドカバー部12によって撮像レンズ体21が保護されると共に、液晶ディスプレイ14の保護も行われる。スライドカバー部12をスライドさせて撮像レンズ体21を露出させた時に主電源がオンされるようにし、また、これと共にスライドカバー部12をスライドさせ、撮像レンズ体21が該スライドカバー部12によって覆われると、電源がオフされるようにしたので、使用動作と主電源のオン・オフが一致しており、電源のオフを失念することがない。
加えて、シャッタボタン22を撮像装置本体の上面の一端部側に配置して、スライドカバー部12はシャッタボタン22の配置された一端部側とは逆の端部側方向にスライドするようにしたから、電子カメラ10を両手で把持して撮影を行う際、シャッタボタン22の操作を行う手(指)とは別の手でスライドカバー部12をスライド操作することができ、操作性が向上されることになる。
図5乃至図10はレンズ駆動装置及び撮像装置の1実施形態を説明するための図である。前記した撮像レンズ体21は、一例として複数のレンズを一体として移動できるようにした単焦点レンズで、非撮影時は、前記した電子カメラ10の撮像装置本体11内に収納して撮影時に突出させる沈胴式である。
図5(A)は、レンズ駆動装置を組み込んだレンズ体21における、カム部材であるカムリング53とレンズ収納部材であるリニアリング52を組み込んだ状態の斜視図、(B)はリニアリング52を取ってカムリング53の組み込み状態を示した斜視図、(C)は複数のレンズ51を収容して一体化したレンズ枠50のみを撮像側となる後ろから見た斜視図である。また図6はカムリング53とカム部材であるカムピン54の関係を示した斜視図、図7は実施形態の撮像装置におけるレンズの外装部材たるレンズキャップ40を外した状態でカムリング53の駆動系を示した斜視図、図8は実施形態の撮像装置における断面図、図9は実施形態の撮像装置におけるレンズの外装部材たるレンズキャップ40を被せた状態の撮像装置の斜視図、図10はこれらカムリング、リニアリングとレンズ枠に設けたカムピンの動きを説明するための模式図である。
レンズ駆動装置を構成する撮像レンズ体21は、図5(C)、図8に示したように、第1〜第4のレンズ群42(L1)、43(L2)、44(L3)、45(L4)などの複数のレンズ51とシャッタ41を一体的に保持するレンズ枠50と、図5(B)に示したようにレンズ枠50の周囲に設けられたカム部材であるカムリング53、さらに図5(A)に示したように、カムリング53の周囲に設けられたレンズ枠収納部材であるリニアリング52、図8、図9に示したように、レンズ面が開放されてレンズ枠50とシャッタ41を覆う外装部材たるレンズキャップ40などからなり、図5(C)、図8において、図上、上側が被写体側であり、図8の下側に示されているように撮像素子としてのCCD46などが配置される。
このうちレンズ枠50には、図5(C)に示したようなネジ孔55が等間隔となるよう3個所に設けられ、このネジ孔55に、被カム部材である平行ピンを用いたカムピン54が螺合されて植立されている。このカムピン54は図6に示したように、カムリング53に設けられたカム部材であるカム溝56、63、及び図5(A)に示したリニアリング52に設けられたガイド部材であるリニア溝62を挿通し、図5(A)のようにリニアリング52の外側まで突出している。
カムリング53には、図5(B)、図6に示したように、第1のカム部である傾斜の急なカム溝56と、第2のカム部である緩やかな傾斜のカム溝63が設けられ、その底部に設けられた回転伝達溝57に、図7に示したモータ70からの駆動力がウォームギア71、平歯車72、73などで構成される駆動力伝達機構を介して伝えられ、回転できるようになっている。このうち第1のカム部である傾斜の急なカム溝56は、撮像レンズ体21を非撮影状態から撮影状態にするためのレンズ繰り出し用のカム溝であり、第2のカム部である緩やかな傾斜のカム溝63は、オートフォーカス用のカム溝である。なお、駆動力伝達機構を構成するウォームギア71、平歯車72、73のいずれか、好ましくはウオームギア71または/および平歯車72に、落下させるなどした場合にカムピン54が加えられた衝撃による力の方向に動けるよう、カムリング53を回転可能とする低摩擦材を配してある。
そして、前記したように、これらカム溝56、63を挿通してカムピン54がリニアリング52の外側まで突出していることにより、従来のようにテーパピンを用いた場合と異なり、衝撃などがあってもカムピン54がカム溝56、63から外れるということがないから、金属などを用いてカムリング53の肉厚を薄くでき、それだけ撮像レンズ体21を小型に構成できる。また、第2のカム部である緩やかな傾斜のカム溝63は、図上、上部にカムピン54をこのカム溝63に入れるための開口部を備えて開放され、その開放部を設けたことで、カムリング53の光軸方向長さを短くできて撮像レンズ体21の全長を小さくできると共に、カム上部65にバネ性が生じ、落下などの衝撃があってその衝撃がカムピン54に伝わり、カム溝56、63を通してカムリング53に伝わっても、このカムリング53におけるカム上部65によるバネ性によって衝撃を吸収することができ、シャッタ41、カムピン54、カムリング53の衝撃による破損を防止できるレンズ駆動装置を提供することができる。
このように実施形態の撮像レンズ体21は、カムリング53におけるカム上部65によるバネ性によって衝撃を吸収することができるが、従来の前記図12に示したようなテーパピン95を用いた構成ではこういった衝撃吸収ができないため、一般的には前記したレンズキャップ40とシャッタ41との間に緩衝部材を入れ、衝撃を吸収している。しかしこの構成では、緩衝部材の分だけシャッタ41を小さく構成する必要があり、シャッタ41の性能が低くなるが、実施形態の撮像レンズ体21ではその必要がないため、その分、高性能なシャッタ41を用いることができる。
一方、図5(A)に示したようにリニアリング52には、このカムピン54を光軸方向のみに移動させるためのガイド部であるリニア溝62が設けられており、そのため、カム溝56、63、リニア溝62を挿通して端部がリニアリング52の外側に突出しているカムピン54は、このリニア溝62に案内されて移動範囲を制限されながら光軸方向の直進のみができるようになっている。また、リニアリング52には、リニア溝62を移動するカムピン54がカムリング53におけるカム溝63に至ったとき、カムピン54を撮像側に押しつけるため、リニアリング52の外側におけるリニア溝62近傍で、カムリング53における第2のカム溝63の中央付近に対応した位置に配置されたピン58にコイル部を保持されると共に、一端をピン60で係止され、他端をピン61に係止できるようにした板バネ59が設けられている。なお、以下の説明では、板バネ59を用いた場合を例に説明するが、コイルバネを用いても良いことは勿論である。
次にこのレンズ駆動装置の動作を図10により説明すると、図10(A)はこの図5に示したレンズ駆動装置を有する撮像レンズ体21における、図5(B)、図6に示したカムリング53を平面に展開して示したものであり、図10(B)は同じく、カムリング53におけるカム溝56、63によって移動してゆくカムピン54の動きと板バネ59との関係を明確に示せるように、リニアリング52におけるリニア溝62と板バネ59におけるコイル部を保持するピン58、一端と他端を係止するピン60、ピン61のみを示したものである。
そして図10(C)、(D)、(E)は、非撮影時における撮像レンズ体21を電子カメラ10の撮像装置本体11内に収納した状態(C)から、撮像レンズ体21が撮影可能位置に達した状態(D)、撮像レンズ体21が最近接撮影位置に達した状態(E)のそれぞれにおける、カムリング53、カムピン54、板バネ59の動きをリニアリング52におけるリニア溝62を中心に示したもので、この間、カムリング53は、図7に示したモータ70の回転が、ウォームギア71、平歯車72、73などで構成される駆動系を介して図5(B)、図6、図7に示した回転伝達溝57に伝えられ、矢印64方向に動いてカムピン54を動かしてゆく。
まず図10(C)は、非撮影時における撮像レンズ体21を電子カメラ10の撮像装置本体11内に収納した状態であり、カムピン54はリニア溝62の最下端に位置していて、板バネ59は、その一端がピン61にかかっている。この状態で前記したようにスライドカバー部12をスライドさせて撮影状態にすると、図7に示したモータ70の回転が図5(B)、図6に示した回転伝達溝57に伝えられ、カムリング53が矢印64の方向に動いてカムピン54を動かしてゆく。
カム溝56は、前記したように撮像レンズ体21を非撮影状態から撮影状態にするためのレンズ繰り出し用のカム溝であり、カムピン54が図10(D)の位置、すなわちオートフォーカス用の緩やかな傾斜のカム溝63の端に達すると、撮像レンズ体21は撮影可能位置となって焦点が無限遠に合う。そしてこの時、一端がピン61にかかっていた板バネ59が、このカムピン54に当接する。
そして、図示していない測距装置がカメラから被写体までの距離を測ると、それがカムリング53のカム溝63における位置の信号となって図7に示したモータ70に与えられ、モータ70の回転が回転伝達溝57に伝えられて、カムリング53がさらに矢印64の方向に回転させられ、カムピン54が図上、上方(被写体側)に移動する。このとき、板バネ59の一端がこのカムピン54にかかり、カムピン54をカム溝63方向に付勢するが、このカム溝63は傾斜が緩やかになっているため、図7に示したモータ70の駆動トルクは、カム溝56でカムピン54を移動させていたときと大きく異なることはなく、均一化が図られている。
そしてカメラと被写体が、カメラで扱える最近接距離となった場合、カムピン54は図10(E)に示した位置までゆき、そこで止まる。このとき、カム溝63の図上、カムピン54の上方にはカム溝63の開口部の存在によって何もなくなるが、カムピン54は板バネ59の一端でしっかり押さえられているから、外れたり撮像レンズ体21がガタ付いたりすることはない。また、板バネ59の一端を、傾斜の急なカム溝56の部分でもカムピン54にかけるようにした場合はバネの設置スペースが必要になるが、このように精度が必要なオートフォーカス領域である緩やかな傾斜のカム溝63のみで用いることにより、そういったスペースも不用となる。さらに、カムピン54として平行ピンを使い、リニアリング52の外側まで突出させたから、衝撃を与えてもカムピン54が外れるということはない。
このように、カムリング53における第1と第2のカム溝56、63がカムピン54を挿通可能に構成されていることにより、従来のようにテーパピンを用いたときと異なって例え衝撃があってもカムピン54がカム溝56、63から外れることがなく、カムリング53は金属などを用いて肉厚を薄く構成できるからその分レンズ駆動装置を小型に構成できる。また、レンズ駆動装置のカムリング53における被写体側の第2のカム溝63にカムピン54の開口部が設けられていることにより、カムピン54の組み込み性が良く、かつ、カム溝56、63の光軸方向端部が開放されてカムリング53の光軸方向長さを短くでき、レンズ駆動装置の全長を小さくできると共に、光軸方向端部が開放されていることでカムリング53にバネ性が生じ、落下などの衝撃があってその衝撃がカムピン54に伝わり、カム溝56、63を通してカムリング53に伝わっても、このカムリング53のバネ性によって衝撃を吸収することができ、シャッタ41、カムピン54、カムリング53の衝撃による破損を防止できるレンズ駆動装置を提供することができる。
本発明によれば、小型、薄型で衝撃にも耐えうる構造を有するレンズ駆動装置及び撮像装置を提供することができる。
本発明の撮像装置を備えた一例の電子カメラにおける、非撮影状態を正面側(被写体側)から示した斜視図である。 本発明の撮像装置を備えた一例の電子カメラにおける、非撮影状態を背面側から示した斜視図である。 本発明の撮像装置を備えた一例の電子カメラにおける、撮影時を正面側(被写体側)から見た斜視図である。 本発明の撮像装置を備えた一例の電子カメラにおける、撮影時を背面側から見た斜視図である。 (A)は本発明になるレンズ駆動装置を組み込んだ撮像レンズ体における、カムリングとリニアリングを組み込んだ状態の斜視図、(B)はリニアリングを取ってカムリングを示した斜視図、(C)は撮像レンズ体のみをカメラ側となる後ろから見た斜視図である。 カムリングとカムピンの関係を示した斜視図である。 実施形態の撮像装置におけるレンズの外装部材たるレンズキャップを外した状態でカムリングの駆動系を示した斜視図である。 実施形態の撮像装置における断面図である。 実施形態の撮像装置におけるレンズの外装部材たるレンズキャップを被せた状態の撮像装置の斜視図である。 カムリング、リニアリングとレンズ枠に設けたカムピンの動きを説明するための模式図である。 従来のレンズ駆動装置を説明するための図である。 従来のレンズ駆動装置に用いられるテーパピンとカム溝の一例である。
符号の説明
40 レンズキャップ
41 シャッタ
42 第1のレンズ群(L1)
43 第2のレンズ群(L2)
44 第3のレンズ群(L3)
45 第4のレンズ群(L4)
46 CCD
52 リニアリング
53 カムリング

Claims (4)

  1. 少なくとも1枚以上のレンズを収納するレンズ枠と、
    前記レンズ枠に設けられたピン部材である被カム部材と、
    前記レンズ枠の外周位置に筒状に設けられたカム部材と、を備え、
    該カム部材に、被写体側に位置するカム溝からなる第2のカム部と撮像側に位置するカム溝からなる第1のカム部とが、連続して延在するカム部として形成すると共に、
    前記第2のカム部の光軸に直交する面に対する角度は、前記第1のカム部の光軸に直交する面に対する角度より緩やかであり、
    前記第2のカム部の被写体側はカム部材端面まで延在されて該第2のカム部の光軸方向端部が開放されて、前記カム部の開口部が設けられており、
    一方、前記第1のカム部が撮像側に延在するカム部材の光軸方向端側に、駆動源から前記カム部材に回転力を伝達する少なくとも一つの歯車を含んでなる回転伝達機構を配し、
    前記回転伝達機構の少なくとも一の歯車を低摩擦材とし、前記カム部に嵌合された被カム部材に衝撃が加えられた場合に当該衝撃が加えられた方向へ前記回転伝達機構を回転可能とし
    前記カム部材の外周位置に前記レンズ枠と略同芯に設けられ、前記被カム部材を案内するガイド部と、該ガイド部に案内された前記被カム部材が前記第2のカム部に達した際に、該被カム部材のうち前記ガイド部から外側に突出した部分を被写体側から撮像側に向って当接することにより付勢する付勢手段とを配したレンズ枠収納部材を有することを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 少なくとも1枚以上のレンズを収納する前記レンズ枠における結像側に設けられたシャッタ部と、レンズ面が開口されて前記レンズ枠とシャッタ部を覆う外装部材とを備えた請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. レンズと、該レンズを収納するレンズ枠と、撮像素子と、レンズ駆動装置と、を備える撮像装置であって、
    前記レンズ駆動装置は、前記レンズ枠に設けられたピン部材である被カム部材と、
    前記レンズ枠の外周位置に筒状に設けられたカム部材と、を備え、
    該カム部材に、被写体側に位置するカム溝からなる第2のカム部と撮像側に位置するカム溝からなる第1のカム部とが、連続して延在するカム部として形成すると共に、
    前記第2のカム部の光軸に直交する面に対する角度は、前記第1のカム部の光軸に直交する面に対する角度より緩やかであり、
    前記第2のカム部の被写体側はカム部材端面まで延在されて該第2のカム部の光軸方向端部が開放されて、被カム部材の開口部が設けられており、
    一方、前記第1のカム部が撮像側に延在するカム部材の光軸方向端側に、駆動源から前記カム部材に回転力を伝達する少なくとも一つの歯車を含んでなる回転伝達機構を配し、
    前記回転伝達機構中の少なくとも一の歯車を低摩擦材とし、前記カム部に嵌合された被カム部材に衝撃が加えられた場合に当該衝撃が加えられた方向へ前記回転伝達機構を回転可能とし
    前記カム部材の外周位置に前記レンズ枠と略同芯に設けられ、前記被カム部材を案内するガイド部と、該ガイド部に案内された前記被カム部材が前記第2のカム部に達した際に、該被カム部材のうち前記ガイド部から外側に突出した部分を被写体側から撮像側に向って当接することにより付勢する付勢手段とを配したレンズ枠収納部材を有するレンズ駆動装置であることを特徴とする撮像装置。
  4. レンズと、撮像素子と、レンズ駆動装置と、を備える請求項記載の撮像装置であって、
    前記レンズ駆動装置は、少なくとも1枚以上のレンズを収納する前記レンズ枠における結像側に設けられたシャッタ部と、レンズ面が開口されて前記レンズ枠とシャッタ部を覆う外装部材と、前記レンズ枠の外周位置で且つ該レンズ枠と略同芯に設けられたレンズ枠収納部材と、前記レンズ枠収納部材に設けられた前記被カム部材を案内するガイド部とを備えたことを特徴とする撮像装置。
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