JP4946815B2 - 通信装置及び適応変調方法 - Google Patents

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Description

この発明は、通信装置及び適応変調方法に関する。
無線通信において、電波の品質が良い時には、高速のデータレートを維持するため高速の変調方式を適用し、電波の品質が悪い時には通信回線の切断を避けるために低速の変調方式を適用することが行なわれている。つまり、通信装置において、複数の符号化変調方式を利用できるように設定しておき、電波状況(受信感度)によって最適な変調方式を選択することが行なわれている(例えば、特許文献1参照)。
近年、IEEE802.16eに準拠する広帯域無線アクセスシステムとしてモバイルWiMAXが注目されている。
WiMAXは、上位ネットワークとしてインターネット等が用いられる広帯域無線アクセスシステムであるため、通信対象となるアプリケーションデータの種類(トラフィックタイプ;サービスクラスともいう)には様々なものがある。つまり、WiMAXにおいて想定されているアプリケーションは、単なるデータ通信からVoIP(Voice over IP)まで幅広い。
服部武、藤岡雅宣、"改訂版ワイヤレス・ブロードバンド教科書 高速IPワイヤレス編"、初版、株式会社インプレスR&D、2006年6月21日、p.48−50
通信対象となるトラフィックタイプの種類がVoIPや映像である場合、リアルタイム性が要求される。すなわち、トラフィックタイプがVoIPや映像である場合にパケットロスが発生すると、そのパケットロスは音声や映像の途切れ等の異常の原因となり、リアルタイム性が損なわれ、使用感を低下させてしまう。
一方、トラフィックタイプがデータ通信である場合、リアルタイム性はさほど問題とならないため、一定量のパケットロスが発生しても再送すればよい。
また、従来のように受信感度に基づいて適応変調を行なうことによって、データ通信においてデータ誤りを低減することができるが、WiMAXのように様々なトラフィックタイプが存在している環境では、受信感度に基づいて適応変調を行なったとしても、全てのトラフィックの伝送品質を保証することができず、使用感の低下が生じることがある。
そこで、この発明は、通信対象となるトラフィックタイプの種類に様々なものがあっても適切に適応変調を行なうことができる通信装置及び適応変調方法を提供することを目的とする。
この発明は、適応変調を行なう通信装置であって、変調方式を変更する変調方式変更部と、通信データのトラフィックタイプを識別する識別部と、前記識別部によって識別されたトラフィックタイプに応じて、変調方式の変更の判定に用いられる判定要因情報を変更する判定要因情報変更部とを備え、前記変調方式変更部は、前記判定要因情報変更部によって変更された判定要因情報に基づいて変調方式を変更するものである。
また、この発明は、変調方式を変更するための判定要因情報に基づいて通信装置が適応変調を行なう適応変調方法であって、前記通信装置が、通信データのトラフィックタイプを識別し、識別したトラフィックタイプに応じて、変調方式の変更の判定に用いられる判定要因情報を変更し、変更された判定要因情報に基づいて変調方式を変更する。
この通信装置及び適応変調方法によれば、通信データのトラフィックタイプに応じて変調方式の変更の判定に用いられる判定要因情報が変更され、変更された判定要因情報に基づいて変調方式を変更するため、トラフィックタイプの種類に様々なものがあっても、そのトラフィックタイプに応じた判定要因情報に基づいて適切に適応変調を行なうことができる。なお、前記変調方式の変更には、符号化率が変更される場合も含まれる。
また、前記通信装置において、前記判定要因情報変更部は、リアルタイム性が要求されるトラフィックタイプでは、前記判定要因情報としてパケットロス率及び/又はパケットエラー率が用いられ、リアルタイム性が要求されないトラフィックタイプでは、前記判定要因情報として受信品質が用いられるように判定要因情報を変更するのが好ましい。
これによれば、リアルタイム性が要求されるトラフィックタイプでは、パケットロス率及び/又はパケットエラー率が用いられ、これに基づいて変調方式が変更されるため、パケットロス及び/又はパケットエラーの発生が制限され、リアルタイム性を確保することができる。なお、前記受信品質は信号雑音比であり、具体的にはCNR及びCINRがある。
この発明によれば、通信データのトラフィックタイプに応じて、変調方式の変更の判定に用いられる判定要因情報が変更され、変更された判定要因情報に基づいて変調方式を変更するため、トラフィックタイプの種類に様々なものがあっても、そのトラフィックタイプ応じた判定要因情報に基づいて適切に適応変調を行なうことができる。この結果、様々なトラフィックタイプが存在している環境であっても、良好な使用感を得ることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、モバイルWiMAXにおける通信システムの全体構成を示している。この通信システムは、移動端末などの端末(MS;Mobile Station)1と、この端末1の通信相手となる複数の基地局(BS;Base Station)2と、アクセス制御装置となるASN−GW(Access Service Network Gateway)3と、HA(Home Agent)4とを備えている。通常、複数(数千)の基地局2が、ASN−GW(Access Service Network Gateway)3に接続されている。また、ASN−GW3は、HA(Home Agent)4を介して、インターネットやその他のネットワークなどの上位ネットワークに接続されている。
したがって、インターネット等の上位ネットワークから端末1へ送信されるパケット(ダウンリンクのデータ)は、HA4及びASN−GW3を経由して、基地局2から端末1へ送信されることになる。
ASN−GW3は、基地局2を制御するための機能を有している。端末1は、VoIP(Voice over IP)、音楽又は映像のストリーミング、データ通信及びウェブブラウジングが可能なものである。
図2は、基地局2及びASN−GW3側にある制御装置5の構成を示している。なお、この実施形態では、基地局2が制御装置5を備えている構成として説明する。
制御装置5は、後述の判定要因情報に基づいて変調方式(速度)を変更する変調方式変更部31と、端末1に対して送信するパケット(ダウンリンクのパケット)のトラフィックタイプを識別する識別部32と、前記判定要因情報を変更する判定要因情報変更部33と、各種情報を記憶している記憶部34とを備えている。
前記変調方式変更部31は、前記のとおり、所定の判定要因情報に基づいて変調方式を変更することができるように構成されているが、この判定要因情報は、変調方式変更部31が変調方式の変更(変調方式を変更するか否か)の判定に用いるための判定子であり、例えば、パケットロス率、パケットエラー率、及び、CINR(Carrier to Interference plus Noise Ratio)がある。すなわち、変調方式変更部31は、パケットロス率、パケットエラー率、及び、CINR等のうちの少なくとも一つに基づいて変調方式を変更するように構成されている。
前記識別部32は、端末1に対して送信するパケット(ダウンリンクのパケット)のトラフィックタイプを識別するために、DSCP(Diff Service Code Point)による識別を行う。識別部32は、記憶部34が記憶している組み合わせ情報(図3)に基づいて、トラフィックタイプを識別する。
なお、モバイルWiMAXでは、トラフィックタイプ(WiMAXでは「QoS(Quality of Service)クラス」ともいう)として、複数のクラスが定義されている。例えば、(1)VoIP(Voice over IP)などのリアルタイム系のアプリケーションに適用されるクラス、(2)音楽又は映像のストリーミングなどのアプリケーションに適用されるクラス、及び、(3)データ通信、ウェブブラウジングなどに適用されるクラスがある。
識別部32によるトラフィックタイプの識別について具体的に説明すると、対象となるパケットがIPv4パケットである場合、識別部32は、ヘッダのTOS(Type Of Service)フィールド(8ビット)に含まれるDSCPフィールド(6ビット)を参照して、トラフィックタイプを識別することができる。
例えば、図3において、DSCPフィールド(6ビット)を参照して、上位3ビットの値が7又は6である場合、識別部32は、トラフィックタイプがVoIPであると判定し、その値が5又は4である場合、トラフィックタイプが映像であると判定し、また、その値が3又は0である場合、トラフィックタイプが(データ通信、ウェブブラウジング用の)データであると判定する。なお、前記値が2又は1である場合、制御装置5は、適応変調を行なわずに、最低速度の変調方式に固定して通信を行なう。
また、対象となるパケットがIPv6である場合、ヘッダのTraffic classフィールド(8ビット)に含まれるDSCPフィールド(6ビット)を参照して、トラフィックタイプを識別することができる。
このように(図3のように)トラフィックタイプが定義されていることにより、パケットがいずれのトラフィックタイプに属するかについて、識別部32がパケットのDSCPフィールドを参照することで、判定できる。
そして、識別部32が識別結果としてのトラフィックタイプについての情報を出力すると、判定要因情報変更部33は、識別部32によって識別されたトラフィックタイプについての情報を受け取る。これにより、判定要因情報変更部33は、識別されたトラフィックタイプに応じて、変調方式の変更の判定に用いられる判定要因情報を変更する(判定要因情報を変更するか否かの)処理を行なう。
具体的に説明すると、判定要因情報変更部33が受け取ったトラフィックタイプについての情報がデータであった場合、判定要因情報変更部33は、図3の組み合わせ情報に基づいて、判定要因情報としてCINRを選定する。そして判定要因情報変更部33は、変調方式変更部31に対して、判定要因情報としてCINRが選定されたことの情報を出力する。
変調方式変更部31は、判定要因情報としてCINRが選定されたことの情報を受け取ると、この変調方式変更部31は、CINRに基づいて変調方式を変更する処理を行なう。CINRに基づく変調方式の変更は、変調方式変更部31が有している第1変更部31aが行なう。
第1変更部31aは、端末1におけるパラメータとして端末1での所定時間内におけるCINR(以下、受信CINRという)の確率分布を取得する。つまり、複数フレーム(例えば5〜10フレーム)分の受信CINRの確率分布を取得する。第1変更部31aは、端末1におけるこの受信CINRについての情報を、アップリンクにより取得することができる。第1変更部31aは、この確率分布に基づいて変調方式の変更用の変更用CINRを求める。
第1変更部31aは、変更用CINRとして、例えば受信CINRの平均値(以下、平均CINRという)を求める。前記所定時間内において取得した複数の受信CINRの値をX1,X2,X3・・・とし、その値の発生回数をY1,Y2,Y3・・・とすると、平均CINRは、演算{(X1×Y1+X2×Y2+X3×Y3+・・・+Xn×Yn)/(Y1+Y2+Y3+・・・+Yn)}によって求められる。なお、nは、所定時間内に取得した受信CINRの数である。また、この処理において、発生回数が所定値以下(例えば2回以下)である場合、その受信CINRについて、平均CINRの算出のために含めないようにしてもよい。また、変更用CINRの取得手段はこれ以外であってもよい。
このように所定時間内の受信CINRの確率分布に基づいて変更用CINRを求めるのは、WiMAXの場合、受信CINRが大幅にかつランダムに常に変動しているためであり、受信CINRの値を取得する毎に、これに基づいて変調方式を変更することは煩雑となり、適さないためである。
第1変更部31aが変更用CINR(平均CINR)を求めると、この値及び図4に示している変調方式対応関係についての第1情報に基づいて、第1変更部31aは変調方式を変更することができる。この第1情報は予め設定されたものであり記憶部34が記憶している。なお、第1変更部31が行なう変調方式の変更には、符号化率の変更が含まれる。変調方式と符号化率との組み合わせによって通信速度は変化するものであり、第1情報は、異なる速度である複数の変調方式(符号化率を含む)と、これに対応する変更用CINRの範囲との関係についての情報である。
例えば、取得した変更用CINR(平均CINR)の値が20以下であり15を越えている場合、第1変更部31aは、変調方式を16QAM 3/4とする。そして、次の所定時間内における変更用CINRの値が15以下であり10を越えている場合、第1変更部31aは、変調方式を16QAM 1/2に変更する。さらに、次の所定時間内における変更用CINRの値が20を越えている場合、第1変更部31aは、変調方式を64QAM 1/2に変更する。
そして、第1変更部31aは端末1に対して変調方式を変更する旨の情報を送信する。
また、前記識別部32から判定要因情報変更部33が受け取ったトラフィックタイプについての情報が、図3において、VoIPであった場合、判定要因情報変更部33は、図3の組み合わせ情報に基づいて、判定要因情報としてパケットロス率とパケットエラー率とのうちの少なくとも一方を選定する。そして判定要因情報変更部33は、変調方式変更部31に対して、判定要因情報としてパケットロス率(パケットエラー率)が選定されたことの情報を出力する。
変調方式変更部31は、判定要因情報としてパケットロス率(パケットエラー率)が選定されたことの情報を受け取ると、変調方式変更部31は、パケットロス率(パケットエラー率)に基づいて変調方式を変更することができる。このパケットロス率(パケットエラー率)に基づく変調方式の変更は、変調方式変更部31が有している第2変更部31bが行なう。
図5は、第2変更部31bが変調方式の変更を行なう操作のフロー図である。
第2変更部31bは、端末1におけるパラメータとしてパケットロス率(及び/又はパケットエラー率)を取得する(ステップS1)。このパケットロス率(パケットエラー率)は、基地局2と端末1との間における送受信パケット数から求めることができ、端末1での受信パケット数は、第2変更部31bがアップリンクにより取得することができる。なお、このパケットロス率は、所定時間内における送受信パケット数から求めることができ、例えば、複数フレーム(例えば5〜10フレーム)についての送受信パケット数から求めることができる。
そして、第2変更部31bは、取得したパケットロス率と現在の変調方式における第1閾値Aとの比較(大小の判定)を行なう(ステップS2)。この第1閾値A及び後述する第2閾値Bは、変調方式対応関係についての第2情報(図6参照)内に予め設定されており、この第2情報は前記記憶部34に記憶されている。また、第1閾値A(A1〜A7)は、変調方式(通信速度)を下げるか否かについての判定を行なうための閾値である。なお、第1閾値A(A1〜A7)は、複数の変調方式において全てが同じであってもよいが、一部又は全てが異なっていてもよい。
さらに、第2変更部31bは、前記判定を行なうとともに、現在の変調方式が、第2情報内の内で、最小速度のものであるか否かについての判定を行なう(図2のステップS3)。つまり、図6において、現在の変調方式がQPSK 1/2であるか否かの判定を行なう。さらに、第2変更部31bは、現在の変調方式が、最大速度のものであるか否かについての判定を行なう機能も有している(後述する図5のステップS13)。つまり、図6において、現在の変調方式が64QAM 5/6であるか否かの判定を行なう。
さらに、第2変更部31bは、現在の変調方式から速度を下げる方向に変調方式を変更する必要があると判定した場合に、その変更手段(変更方法)の選択を行なう機能を有している(ステップS4)。また、第2変更部31bは、現在の変調方式から速度を上げる方向に変調方式を変更する必要があると判定した場合に、その変更手段の選択を行なう機能も有している(後述する図5のステップS14)。この変更手段の選択については後に説明する。
図5のステップS2において、パラメータとして取得したパケットロス率が現在の変調方式の第1閾値Aよりも大きいと、第2変更部31bが判定した場合(ステップS2においてYesの場合)であって、現在の変調方式の速度が最小速度のものではない場合(ステップS3においてNoの場合)、第2変更部31bは、速度を下げる変更手段を選択して(ステップS4)、通信速度を下げる方向に変調方式を変更する(ステップS5)。
なお、ステップS3において、現在の変調方式の速度が最小速度のものである場合(ステップS3でYesの場合)、速度を下げる方向に変調方式を変更することはできないため、第2変更部31bは、変調方式を変更せずにステップS1に戻る。
第2変更部31bによる、速度を下げる変更手段の選択(ステップS4)は、例えば予め複数種類の変更手段が用意されており、第2変更部31bが、取得したパラメータ(パケットロス率等)に基づいてこの複数のうちの一つを選択することにより行なわれる。変更手段としては、例えば、図6において変調方式を一つずつ(一段階ずつ)下げる手段や、最も低速である変調方式に下げてから変調方式を上げるための処理(後述するステップS12以降の手段)がその後行なわれる手段等がある。これら変更手段は、記憶部34によってプログラムとして記憶されており、第2変更部31bがいずれか一つを選択して実行する。
また、ステップS2において、取得したパケットロス率が現在の変調方式の第1閾値A以下であると、第2変更部31bが判定した場合(ステップS2においてNoの場合)、第2変更部31bは、そのパケットロス率と現在の変調方式の第2閾値Bとの比較(大小の判定)を行なう(ステップS12)。
このステップS12において、パケットロス率が現在の変調方式における第2閾値B以上である場合(ステップS12でNoの場合)、第2変更部31bは、変調方式を変更せずにステップS1に戻る。第2閾値Bは、変調方式(通信速度)を上げるか否かについての判定を行なうための閾値である。第2閾値B(図6のB1〜B7)は、全て同じであってもよいが、一部又は全てが異なっていてもよい。
また、図6に示しているように、高速から低速へと順番に並べた複数の変調方式についての第2情報において、ある(現在の)変調方式(例えば16QAM 3/4)から次の変調方式(16QAM 1/2)へと一段速度を下げるための第1閾値A(例えばA4)と、当該次の変調方式(16QAM 1/2)から当該ある変調方式(16QAM 3/4)へと一段速度を上げるための第2閾値B(例えばB5)とは、同じであってもよいが、異なるようにしてもよい。これら閾値を異ならせる場合、第1閾値A(A4)を第2閾値B(B5)よりも小さくするのが好ましい。
また、ステップS12において、取得したパケットロス率が第2閾値Bよりも小さいと、第2変更部31bが判定した場合(ステップS12でYesの場合)であって、現在の変調方式の速度が最大速度のものではない場合(ステップS13においてNoの場合)、第2変更部31bは、速度を上げる変更手段を選択して(ステップS14)、通信速度を下げる方向に変調方式を変更する(ステップS15)。
そして、第2変更部31bは端末1に対して変調方式を変更する旨の情報を送信する。
なお、ステップS13において、現在の変調方式が最大速度のものである場合(ステップS13でYesの場合)、通信速度を上げる方向に変調方式を変更することはできないため、第2変更部31bは、変調方式を変更せずにステップS1に戻る。
第2変更部31bによる、速度を上げる変更手段の選択は、速度を下げるための前記変更手段の選択と同様であり、例えば予め複数種類の変更手段が用意されており、第2変更部31bが、取得したパラメータ(パケットロス率等)に基づいてこの複数のうちの一つを選択することにより行なわれる。変更手段としては、例えば、図6において変調方式を一つずつ(一段階ずつ)上げる手段や、最も高速である変調方式に上げてから変調方式を下げるための処理(ステップS2以降の手段)がその後行なわれる手段等がある。これら変更手段は、記憶部34によってプログラムとして記憶されており、第2変更部31bがいずれか一つを選択して、これを実行する。
以上の適応変調方法について具体的に説明すると、図6において、現在の変調方式が64QAM 1/2である場合、第2変更部31bは、第1閾値A3と、パラメータとして取得したパケットロス率とを比較し、パケットロス率が第1閾値A3よりも大きいと判定した場合、変調方式(速度)を下位のもの(16QAM 3/4)に変更する。このように変調方式を変更することで、パケットロス率を低減させることが可能となる。なお、これは、変調方式を一つずつ(一段階ずつ)下げる変更手段を選択した場合である。
また、現在の変調方式が16QAM 3/4である場合に、第2変更部31bは、取得したパケットロス率が第1閾値A4以下であると判定し、また、第2閾値B4と、当該取得したパケットロス率とを比較し、そのパケットロス率が第2閾値B4よりも小さいと判定した場合、変調方式を速度について上位のもの(64QAM 1/2)に変更する。なお、これは、変調方式を一つずつ(一段階ずつ)上げる変更手段を選択した場合である。
また、一つの変調方式(例えば16QAM 3/4)において、第1閾値A(A4)は、第2閾値B(B4)よりも大きい値として設定されている。
以上のように、この制御装置(通信装置)5によって行なわれる適応変調方法は、変調方式を変更するための判定要因情報(例えば、パケットロス率、パケットエラー率、及び、CINR等)に基づいて適応変調を行なう方法であって、制御装置5は、通信データのトラフィックタイプを識別し、識別したトラフィックタイプに応じて、変調方式の変更の判定に用いられる前記判定要因情報を変更し、変更された判定要因情報に基づいて変調方式を変更することにより行なわれる。
そして、この実施の形態であるWiMAXでは、上位ネットワークとしてインターネット等が用いられる広帯域無線アクセスシステムであるため、通信対象となるトラフィックタイプには様々なものがある。
したがって、この発明の通信装置及び適応変調方法によれば、通信対象となるトラフィックタイプに応じて判定要因情報が変更され、変更された判定要因情報に基づいて変調方式を変更するため、トラフィックタイプの種類に様々なものがあっても、そのトラフィックタイプに応じた判定要因情報に基づいて適応変調を行なうことができる。
具体的には、制御装置5が備えている判定要因情報変更部33は、通信対象となる複数のトラフィックタイプのうち、リアルタイム性が要求されるトラフィックタイプでは、判定要因情報としてパケットロス率及び/又はパケットエラー率が用いられ、リアルタイム性が要求されないトラフィックタイプでは、判定要因情報としてCINR(受信品質;受信感度)が用いられるように変更する構成となっている。
これにより、通信対象となるトラフィックタイプが、リアルタイム性が必要とされるVoIP又は映像である場合、パケットロス率及び/又はパケットエラー率に基づいて、変調方式変更部31が変調方式を変更することができる。
なお、トラフィックタイプがVoIP又は映像でありUDP伝送が用いられる場合では、情報の再送を行なわないことから、パケットロスやパケットエラーが発生すると、音声や映像の途切れ等の異常の原因となる。しかし、トラフィックタイプがVoIP又は映像である場合に、パケットロス率及び/又はパケットエラー率に基づいて、変調方式の変更が行なわれるため、パケットロス及び/又はパケットエラーの発生を制限することができ、この結果、リアルタイム性が確保され、音声、映像が乱れたり途切れたりするのを防ぐことができる。
一方、通信対象となるトラフィックタイプが、リアルタイム性がさほど必要とされない(データ通信、ウェブブラウジング用の)データである場合、CINRに基づいて、変調方式変更部31が変調方式を変更することができる。このため、CINRの低下を制限することができ、データ誤りを防止することができる。
また、トラフィックタイプがデータでありTCP伝送が用いられる場合では、一定量のパケットロスやパケットエラーが発生しても、リアルタイム性はさほど問題とならなため、情報の再送を行なえばよい。
また、この発明の通信装置は、図示する形態に限らずこの発明の範囲内において他の形態のものであっても良い。例えば、前記実施形態では、適応変調を行なう通信装置(制御装置5)を基地局2として説明したが、制御装置5が備えている識別部32、判定要因情報変更部33、変調方式変更部31及び記憶部34のうちの少なくとも一つ又は全部をASN−GW3に設けてもよい。
また、変調方式の変更の判定に用いられる判定要因情報として、他のものを含めることができ、例えば、パケットの再送回数、RSSI(Receive Signal Strength Indication)であってもよい。
また、前記実施形態では、ダウンリンクのための適応変調を行なう場合として説明したが、アップリンクのための適応変調を行なう場合も、前記実施形態と同様の適応変調方法を採用することができる。この場合、基地局2におけるパラメータ(基地局2における受信CINR、送受信パケット数)が利用されて処理が行なわれる。
モバイルWiMAXにおける通信システムの全体構成を示している。 制御装置のブロック図である。 組み合わせ情報の説明図である。 変調方式対応関係についての第1情報の説明図である。 第2変更部が変調方式の変更を行なう操作のフロー図である。 変調方式対応関係についての第2情報の説明図である。
符号の説明
1 端末
2 基地局
3 ASN−GW
5 制御装置
31 変調方式変更部
32 識別部
33 判定要因情報変更部

Claims (3)

  1. 適応変調を行なう通信装置であって、変調方式を変更する変調方式変更部と、通信データのトラフィックタイプを識別する識別部と、前記識別部によって識別されたトラフィックタイプに応じて、変調方式の変更の判定に用いられる判定要因情報を変更する判定要因情報変更部と、を備え、
    前記変調方式変更部は、前記判定要因情報変更部によって変更された判定要因情報に基づいて変調方式を変更することを特徴とする通信装置。
  2. 前記判定要因情報変更部は、リアルタイム性が要求されるトラフィックタイプでは、前記判定要因情報としてパケットロス率及び/又はパケットエラー率が用いられ、リアルタイム性が要求されないトラフィックタイプでは、前記判定要因情報として受信品質が用いられるように判定要因情報を変更する請求項1に記載の通信装置。
  3. 変調方式を変更するための判定要因情報に基づいて通信装置が適応変調を行なう適応変調方法であって、前記通信装置が、通信データのトラフィックタイプを識別し、識別したトラフィックタイプに応じて、変調方式の変更の判定に用いられる判定要因情報を変更し、変更された判定要因情報に基づいて変調方式を変更することを特徴とする適応変調方法。
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