JP4946770B2 - 調整ステージ及び調整ステージ装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載された従来技術では、図7に示すように、テーブル110の底面側の3点の支持点121、122、123が上下方向に駆動可能に構成され、テーブル110の位置を調整可能なステージ装置100が提案されている。
ステージ装置100において、テーブル110は支持棒111、112、113を介して3本のガイド部材101、102、103に沿って移動可能である。3点の支持点121、122、123の駆動量が同一の場合、テーブル110は上下動し、3点の支持点121、122、123の駆動量が異なる場合、テーブル110は鉛直軸に対していずれかの方向に傾斜する。
支持棒111(112、113)においてガイド部材101(102、103)の側はボール部111A(112A、113A)であり、テーブル110の側は弾性部材111B(112B、113B)で構成されている。この弾性部材111B(112B、113B)は、テーブル110の傾斜方向の揺動を許容し、支持棒111(112、113)からテーブル110に対して余分な力を加えることがなく、テーブル110に歪が生ずることを回避できる。
また、支持点121、122、123の駆動量(変位量)が直接テーブル110の変位量として伝えられるため、精度が低く、微調整が困難である。
また、テーブル110に上向きの外力(外乱)が与えられると、当該外力に対してテーブル110が変位する可能性がある(外乱に対して比較的誤差が発生し易い)。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、ガイドを用いた移動機構を有することなく、外力による変位量の誤差が発生しにくく、より微小な変位量を与えることが可能で位置決めが容易な調整ステージ及び調整ステージ装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の調整ステージは、基台と、前記基台に接続された複数のリンク部材にて前記基台とほぼ平行な略放射状の方向に引張られて前記基台とほぼ平行に、且つ前記基台に直接触れないように保持された可動体と、を備えた調整ステージであって、前記可動体には、前記基台に対してほぼ直交する方向から任意の変位量が入力される複数の変位入力位置が設けられている。
そして、前記基台には、前記複数の変位入力位置の各々に前記任意の変位量を与える複数の変位供与手段が設けられている。
請求項2に記載の調整ステージは、請求項1に記載の調整ステージであって、前記リンク部材の各々にて、前記基台に対して前記可動体が5自由度以上で保持されるように、前記リンク部材の各々は、前記基台との接続部では2自由度または3自由度を有する基台側ジョイントにて接続され、前記可動体との接続部では2自由度または3自由度を有する可動体側ジョイントにて接続されている。
そして、前記変位入力位置は3個所であり、3個の変位供与手段の各々から前記任意の変位量を与えられる構成を備えている。
請求項3に記載の調整ステージは、請求項1または2に記載の調整ステージであって、前記リンク部材は4本であり、前記可動体を略放射状の4方向に引張り、前記4本のリンク部材の延長線が1点で交差しないように、各リンク部材の前記可動体との接続位置と引張り方向とが設定されている。
請求項4に記載の調整ステージは、請求項1〜3のいずれかに記載の調整ステージであって、前記変位供与手段からの前記任意の変位量が与えられる力点部と、前記基台に対して支持された位置となる支点部と、前記力点部に与えられた変位量を所定倍した伝達変位量を前記変位入力位置に与える作用点部と、を備えた弾性ヒンジ機構が、前記変位供与手段から前記変位入力位置までの経路中に設けられている。
請求項5に記載の調整ステージは、請求項4に記載の調整ステージであって、前記作用点部から、前記基台に近接する方向または離間する方向のいずれかの方向の前記伝達変位量に基づいた作用点押付け力を、ボールを介した点接触にて前記変位入力位置に与えることが可能となるように、前記弾性ヒンジ機構が構成されている。
そして、前記作用点押付け力の方向と反対方向の力を、ボールを介した点接触にて前記変位入力位置の反対側から与えることが可能となるように構成された作用点反力供与手段が、前記基台に設けられている。
請求項6に記載の調整ステージは、請求項4または5に記載の調整ステージであって、前記変位供与手段から、前記基台に近接する方向または離間する方向のいずれかの方向の前記与えられた変位量に基づいた供与手段押付け力を、ボールを介した点接触にて前記力点部に与えることが可能となるように、前記変位供与手段が構成されている。
そして、前記供与手段押付け力の方向と反対方向の力を、ボールを介した点接触にて前記力点部の反対側から与えることが可能となるように構成された力点反力供与手段が、前記基台に設けられている。
請求項7に記載の調整ステージ装置は、請求項1〜6のいずれかに記載の調整ステージと、前記調整ステージを掛止して内部に保持可能な固定フレームと、前記固定フレーム内に保持された前記調整ステージの下に載置された調整台と、調整状態観察手段と、を備えた調整ステージ装置である。
前記調整台は、少なくとも前記調整ステージでは調整できない方向へのスライド移動または旋回が可能な調整手段を複数備えている。
そして、前記調整台の上に保持するように載置した第1対象部材と、前記可動体における前記調整台と対向する位置に保持した第2対象部材とを、相対的に、少なくとも3軸方向にスライド移動可能であるとともに、前記3軸方向と同じまたは異なる少なくとも3軸回りに旋回可能であり、
前記調整状態観察手段にて、前記第1対象部材に対する前記第2対象部材の調整位置を観察可能に構成されている。
また、基台とほぼ平行な略放射状の方向に引張って可動体を保持しているので、基台と平行な方向の外力の影響を受けにくい構造を実現できる。
また、可動体は、リンク部材の各々にて、基台に対して5自由度以上で保持されているので、可動体が傾斜しても、リンク部材から余分な応力がかからない構造とすることができる。
これにより、外力(可動体を基台に平行な平面内で回転させる外力)による可動体の変位量の誤差が発生しにくい構造を実現できる。
また、てこの原理を利用しているので、変位量を所定倍する構造を容易に実現することができる。
変位入力位置に、基台に近接する方向、及び基台から離間する方向の双方から押し付け力を与える構造としているので、基台に近接または離間する方向の外力による可動体の移動を効果的に拘束することができる。
また、ボールを介した点接触で変位入力位置に力を与えるので、可動体及び弾性ヒンジ機構が傾斜しても変位入力位置に余分な応力がかからない構造とすることができる。
力点部に、基台に近接する方向、及び基台から離間する方向の双方から押し付け力を与える構造としているので、基台に近接または離間する方向の外力による弾性ヒンジ機構の移動及び可動体の移動を効果的に拘束することができる。
また、ボールを介した点接触で力点部に力を与えるので、弾性ヒンジ機構が傾斜しても力点部に余分な応力がかからない構造とすることができる。
このように、調整状態を確認しながら微細な位置調整が可能な調整ステージ装置を実現することができる。
本実施の形態にて説明する調整ステージ装置1を用いて位置決めする物品の例としては、例えば図6(A)に示すレーザ集光装置60が挙げられる。
図6(A)に示すように、レーザ集光装置60は、一列に並んだ複数の発光部の各々からレーザ光を出射するレーザアレイ71、レーザアレイ71を保持する保持部72、レーザアレイ71及び保持部72が固定されたLDホルダ73、にて構成されたLD(Laser Diode)ユニット70(第1対象部材に相当)と、レーザアレイ71から入射された複数のレーザ光を集光する集光手段61、集光手段61にて集光したレーザ光が導光される光ファイバ62、集光手段61及び光ファイバ62を保持するPLCホルダ63、にて構成されたPLCユニット64(第2対象部材に相当)とで構成されている。
図6(A)及び(B)の例では、レーザアレイ71は8個の発光部が一列に並んでおり、集光手段61は4個の入射面61Binを備えている。従って、集光手段61を2個用い、2本の光ファイバ62にレーザアレイ71から出射されるレーザ光を集光している。
なお、配管76はフレキシブルチューブ(任意の曲率で湾曲可能な配管)であり、レーザアレイ71を冷却する冷却媒体が流れる配管と、集光手段61を冷却する冷却媒体が流れる配管とを接続している。
なお、LDユニット70に対するPLCユニット64の位置決めが完了した後は、図6(C)に示すように、LDユニット70のLDホルダ73と、PLCユニット64のPLCホルダ63との双方に接触するように接合部材75を接触させて、接触部Sを接着または溶着して固定する。
本実施の形態にて説明する調整ステージ装置1は、上記に説明した位置決めを可能とする非常に高い精度を備えている。
図1は、本発明の調整ステージ装置1の概略外観図の例を示しており、図2(A)は調整ステージ装置1を構成している調整ステージ20の外観の例を示しており、図2(C)は調整ステージ装置1を構成している調整台50の外観の例を示している。
また、図2(B)は、図2(A)に示す調整ステージ20から基台21及び変位供与手段25L、25B、25R等を取り除き、可動体31とリンク部材23との関係を分かり易く示した図である。
図1に示すように、調整ステージ装置1は、底面を有する略枠状の固定フレーム10と、固定フレーム10に掛止されて固定フレーム10内に保持された調整ステージ20(図2(A)参照)と、固定フレーム10内において調整ステージ20の下に載置された調整台50(図2(C)参照)と、位置決め対象部材(図1の例では、LDユニット70とPLCユニット64)の位置決め状態を観察する調整状態観察手段80(ビデオマイクロスコープ等)とで構成されている。
基台21は、掛止された固定フレーム10上で固定フレーム10に対する位置を微調整可能とする粗動手段(図示省略)と、固定フレーム10に対する基台21の位置が決定した場合に、固定フレーム10に固定するクランプ手段(図示省略)と、を備えている。また、図2(A)に示すように、基台21には、調整状態観察手段80を通す(載置する)ための切り欠き部21Kが設けられている。
4本のリンク部材23の各々は、一端が基台21に設けられた突起部22に接続され、他端が可動体31に接続されている。
調整台50は、少なくとも調整ステージ20では調整できないスライド移動(平行移動)または旋回移動が可能な調整手段を複数備えている。例えば図2(C)に示す調整台50は、調整手段51AにてX軸方向にスライド移動可能なスライドステージ51と、調整手段52AにてY軸方向にスライド移動可能なスライドステージ52と、調整手段53AにてZ軸回りに旋回可能な旋回ステージ53とを備えている。
これにより、例えば、調整ステージ装置1の調整台50の上に保持するように載置したLDユニット70(第1対象部材)と、可動体31に固定した対象物保持治具32に保持したPLCユニット64(第2対象部材)とを、相対的に、3軸方向にスライド移動が可能であり(この場合、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向にスライド移動が可能である)、4軸回りに旋回可能である(この場合、Z軸回り、X軸回り、A軸回り、B軸回りに旋回可能である)。
なお、スライド移動は、少なくとも異なる3軸の方向に移動できればよく、旋回は、少なくとも異なる3軸回りに旋回できればよい。また、スライド移動の3軸と旋回の3軸は、同じ3軸であっても異なる3軸であってもよい。
調整ステージ20において、可動体31は、4本のリンク部材23にて基台21とほぼ平行な略放射状の4方向に引張られて、基台21とほぼ平行に、且つ基台21に直接触れないように保持されている。
リンク部材23は、図4(A)に示すように、基台21に接続される基台側ジョイント23Aと、可動体31に接続される可動体側ジョイント23Bとを備え、基台側ジョイント23Aと可動体側ジョイント23Bとの間隔を調整可能となるように、中間リンク部23Cを備えている。なお、図4(A)において中間リンク部23Cは断面図で示している。例えば、基台側ジョイント23Aに接続されたシャフトは右ねじが切られて中間リンク部23Cにねじ込まれ、可動体側ジョイント23Bに接続されたシャフトは左ねじが切られて中間リンク部23Cにねじ込まれ、2つのねじが逆ねじに設定されている。これにより、中間リンク部23Cを回転させることで、基台側ジョイント23Aと可動体側ジョイント23Bとの間隔が調整可能となり、リンクの張力を与えることができる。
このように、平面内の略放射状の4方向に引張って張力を与えて可動体31を保持することで、当該平面内の並進移動を拘束している。
以上に説明したように、可動体31を4本のリンク部材23で張力を与えて保持することで、4方向リンク部材の引張り方向を含む平面内での並進移動と回転移動を拘束するが、前記平面に直交する方向(基台21に対して直交する方向(Z軸方向))の微小変位に対しては反力がほとんど発生しない、というリンク機構による劣可動特異点を利用している。以下では、前記平面に直交する方向に微小変位を与える構造について説明する。
可動体31への微小変位(任意の変位量)は、可動体31に固定された3個の変位入力部材33R、33B、33Lに与えられる。変位入力部材33R、33B、33Lは、基台21に直交する上向きの力(基台21に近接する方向であるZ軸方向の力)と、基台21に直交する下向きの力(基台21から離間する方向であるZ軸方向と反対方向の力)を入力可能なオーバーハング部を有している。
図3(A)に示す図は、変位入力部材33R、33B、33Lのオーバーハング部の変位入力位置(例えば弾性ヒンジ機構HRの場合は変位入力位置Rin(図3(B)参照))に、弾性ヒンジ機構HR、HB、HLの各作用点部(例えば弾性ヒンジ機構HRの場合は作用点部HR(F))から、基台21に近接する方向であるZ軸方向の力を与え、ボールプランジャ24R、24B、24Lから、基台21から離間する方向であるZ軸方向と反対方向の力を与える概念図を示している。なお、図3(A)では、力点部HB(R)、支点部HB(S)、作用点部HB(F)の記載を省略している。
図3(A)が変位入力部材33R、33B、33Lに変位を与える概念図であることに対して、図3(B)は変位入力部材33R近傍の実際の構造を示している(変位入力部材33B、33Lも同様)。基台21に固定されたベース部HRBとヒンジ構造で接続された略矩形の弾性ヒンジ機構HRは、ベース部HRBとの接続部である支点部HR(S)にて支持され、支点部HR(S)を中心としてZ軸方向に揺動可能な「てこ」を構成している。
また、力点部HR(R)における変位供与手段25Rの反対側には、弾性部材で付勢されてZ軸方向の位置を可変に構成されたボールを基台21側に押し付けるボールプランジャ26Rが設けられている。ここで、変位供与手段25Rはボールを介して点接触しているので、力点部HR(R)を押すことはできるが、引張ることはできない。そこで、変位供与手段25Rが力点部HR(R)に与えることが可能な力(供与手段押付け力)の方向(この場合、基台21から離間する方向)と反対の方向(この場合、基台21に近接する方向)の力を、力点部HR(R)の反対側からボールを介してボールプランジャ26R(力点反力供与手段に相当)から入力し、変位供与手段25Rが力点部HR(R)を引張る方向への変位を入力可能としている。
なお、力点部HR(R)における変位供与手段25Rからの供与手段押付け力の方向と、ボールプランジャ26Rから入力する力の方向は、互いに反対方向であれば、どちらが基台21に近接する方向であってもよい。
また、作用点部HR(F)と変位入力部材33Rの変位入力位置との間にはボールBLR(鋼球)が設けられて点接触状態となっており、当該ボールBLRを介して伝達変位量に基づいた作用点押付け力が作用点部HR(F))から伝えられる。これにより、弾性ヒンジ機構HRが揺動して傾斜しても接触部に余分な応力がかからないように構成されている。
なお、変位入力位置Rinにおける作用点部HR(F)からの作用点押付け力の方向と、ボールプランジャ24Rから入力する力の方向は、互いに反対方向であれば、どちらが基台21に近接する方向であってもよい。
また、変位入力部材33B、33Lに微小変位を与える方法は、上記と同様であるので説明を省略する。
次に、図4(D)を用いて、変位供与手段25R、25B、25Lから与える変位による、可動体31のスライド移動または回転移動(旋回移動)について説明する。なお、図4(D)において、変位入力部材33R、33B、33Lにおける変位入力位置を、それぞれ変位入力位置Rin、Bin、Linとしている。
変位供与手段25R、25B、25Lから、同一方向の同一量の変位を与えた場合、可動体31はZ軸方向にスライド移動する。
変位供与手段25Rのみから変位を与えた場合、変位入力位置RinのみがZ軸方向に移動するので、可動体31は変位入力位置Binと変位入力位置Linを通るA軸回りに回転する。
変位供与手段25Lのみから変位を与えた場合、変位入力位置LinのみがZ軸方向に移動するので、可動体31は変位入力位置Binと変位入力位置Rinを通るB軸回りに回転する。
変位供与手段25Bのみから変位を与えた場合、変位入力位置BinのみがZ軸方向に移動するので、可動体31は変位入力位置Rinと変位入力位置Linを通るX軸回りに回転する。
このように、異なる3軸(この場合、X軸とA軸とB軸)回りの回転移動と、Z軸方向のスライド移動を可能としている。
なお、固定バンド85と対象物保持治具32は、図5(B)に示すように挟持手段86で挟持して固定してもよいし、固定バンド85と対象物保持治具32にねじ孔を設けてねじ止めして固定してもよい。
なお、対象物保持治具32は、固定(保持)する第2対象部材に合わせて交換可能な治具である。
また、本実施の形態にて説明した調整ステージ装置1は、調整台50に保持した第1対象部材と、調整ステージ20の可動体31に固定した対象物保持治具32に保持した第2対象部材を、簡易・安価な構成で高精度に位置決めすることが可能であり、調整状態観察手段80を用いて、実際の位置決め状態を観察しながら調整できるので、非常に便利である。
また、本実施の形態の説明に用いた数値は一例であり、この数値に限定されるものではない。
10 固定フレーム
20 調整ステージ
21 基台
23 リンク部材
23A 基台側ジョイント
23B 可動体側ジョイント
23C 中間リンク部
24R、24B、24L ボールプランジャ(作用点反力供与手段)
25R、25B、25L 変位供与手段
26R、26B、26L ボールプランジャ(力点反力供与手段)
31 可動体
32 対象物保持治具
33R、33B、33L 変位入力部材
Rin、Bin、Lin 変位入力位置
HR、HB、HL 弾性ヒンジ機構
HR(R)、HL(R) 力点部
HR(S)、HL(S) 支点部
HR(F)、HL(F) 作用点部
50 調整台
64 PLCユニット(第2対象部材)
70 LDユニット(第1対象部材)
80 調整状態観察手段
Claims (7)
- 基台と、
前記基台に接続された複数のリンク部材にて前記基台とほぼ平行な略放射状の方向に引張られて前記基台とほぼ平行に、且つ前記基台に直接触れないように保持された可動体と、を備えた調整ステージであって、
前記可動体には、前記基台に対してほぼ直交する方向から任意の変位量が入力される複数の変位入力位置が設けられており、
前記基台には、前記複数の変位入力位置の各々に前記任意の変位量を与える複数の変位供与手段が設けられている、
調整ステージ。 - 請求項1に記載の調整ステージであって、
前記リンク部材の各々にて、前記基台に対して前記可動体が5自由度以上で保持されるように、前記リンク部材の各々は、前記基台との接続部では2自由度または3自由度を有する基台側ジョイントにて接続され、前記可動体との接続部では2自由度または3自由度を有する可動体側ジョイントにて接続されており、
前記変位入力位置は3個所であり、3個の変位供与手段の各々から前記任意の変位量を与えられる構成を備えている、
調整ステージ。 - 請求項1または2に記載の調整ステージであって、
前記リンク部材は4本であり、前記可動体を略放射状の4方向に引張り、
前記4本のリンク部材の延長線が1点で交差しないように、各リンク部材の前記可動体との接続位置と引張り方向とが設定されている、
調整ステージ。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の調整ステージであって、
前記変位供与手段からの前記任意の変位量が与えられる力点部と、
前記基台に対して支持された位置となる支点部と、
前記力点部に与えられた変位量を所定倍した伝達変位量を前記変位入力位置に与える作用点部と、を備えた弾性ヒンジ機構が、前記変位供与手段から前記変位入力位置までの経路中に設けられている、
調整ステージ。 - 請求項4に記載の調整ステージであって、
前記作用点部から、前記基台に近接する方向または離間する方向のいずれかの方向の前記伝達変位量に基づいた作用点押付け力を、ボールを介した点接触にて前記変位入力位置に与えることが可能となるように、前記弾性ヒンジ機構が構成されており、
前記作用点押付け力の方向と反対方向の力を、ボールを介した点接触にて前記変位入力位置の反対側から与えることが可能となるように構成された作用点反力供与手段が、前記基台に設けられている、
調整ステージ。 - 請求項4または5に記載の調整ステージであって、
前記変位供与手段から、前記基台に近接する方向または離間する方向のいずれかの方向の前記与えられた変位量に基づいた供与手段押付け力を、ボールを介した点接触にて前記力点部に与えることが可能となるように、前記変位供与手段が構成されており、
前記供与手段押付け力の方向と反対方向の力を、ボールを介した点接触にて前記力点部の反対側から与えることが可能となるように構成された力点反力供与手段が、前記基台に設けられている、
調整ステージ。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の調整ステージと、
前記調整ステージを掛止して内部に保持可能な固定フレームと、
前記固定フレーム内に保持された前記調整ステージの下に載置された調整台と、
調整状態観察手段と、を備えた調整ステージ装置であって、
前記調整台は、少なくとも前記調整ステージでは調整できない方向へのスライド移動または旋回が可能な調整手段を複数備えており、
前記調整台の上に保持するように載置した第1対象部材と、前記可動体における前記調整台と対向する位置に保持した第2対象部材とを、相対的に、少なくとも3軸方向にスライド移動可能であるとともに、前記3軸方向と同じまたは異なる少なくとも3軸回りに旋回可能であり、
前記調整状態観察手段にて、前記第1対象部材に対する前記第2対象部材の調整位置を観察可能に構成されている、
調整ステージ装置。
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