JP4945978B2 - 真空採血管ホルダー - Google Patents

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本発明は、真空採血管と該真空採血管のホルダーを用いて行う真空採血法などにおいて生じるキックバックを防止し、かつ種々の種類の採血管、特に真空採血管の栓部材が薄いもの、あるいは厚いものであっても該採血管を確実に、かつ真空採血管ホルダー内に真空採血管が過挿入されること等による破損を生じることなく保持することができる真空採血管ホルダーに関する。
病院等の臨床検査の際に行われている採血方法の一つとして真空採血管を用いる方法がある。この方法は真空採血管を真空採血管ホルダーに保持させ、該真空採血管ホルダーの先端部に装着された採血針と該採血針により採血した血液を真空採血管の封止部あるいは栓部を穿刺した導針により前記真空採血管内に該真空採血管の真空度に応じてその所望量を取り入れることにより行われるものである。
特公平4−64260
真空採血方法で用いる真空採血管の栓部は、該真空採血管内に採血した血液取り入れた後には前記穿刺部は再シールされる必要があるため再シール性の弾性材料、例えばゴム栓あるいはフィルム状栓で構成され、さらに前記真空採血管の栓部を穿刺して該真空採血管内に取り入れを行う採血管ホルダーの穿刺部には薄いゴム製のチューブが被せてある。これら要因にもとづいて、採血した血液を真空採血管内に取り入れるため栓部を穿刺すると、該穿刺直後に真空採血管が元に戻る現象、いわゆるキックバック現象が起こる。本発明はこのキックバック現象を防止した真空採血管ホルダーを提供することにある。
本発明は、細径の筒状接続部(細径筒状部)を先端側に有する前記細径筒状部より広径の筒状物(広径筒状物)で構成され、該広径筒状物の後端側には真空採血管が挿入可能な開口部を有する真空採血管ホルダーにおいて、下記(1)〜(4)の要件を満足することを特徴とする真空採血管ホルダー。
(1)広径筒状物の壁部の少なくとも一部が扁平面を構成していること。
(2)真空採血管ホルダー内に挿入された真空採血管の停止位置において、真空採血管の栓部材の外周面と前記広径筒状物の扁平面の内壁面が圧接状態で真空採血管ホルダー内に真空採血管が保持されること。
(2)前記広径筒状物の先端側内部には後端側に向かって突出した真空採血管ホルダー内に挿入される真空採血管の前進を防止できる突起部が立設されていること。
(3)前記突起部の内側に真空採血管の栓部を穿刺して前記細径の筒状部から血液を前記真空採血管内に導入する穿刺針(導針)が配置されていること。
(4)導針、突起部および真空採血管の栓部が下式(a)および(b)の要件を満足すること。
A>B (a)
C>D (b)
(前式中、Aは導針の真空採血管ホルダー内の長さ、Bは前記突起部の真空採血管ホルダー内の長さ、Cは突起部Bの先端部から突出する部分の導針Aの長さ、Dは真空採血管の栓部の厚み)
前記本発明の真空採血管ホルダーとしては、例えば図1に示すような構成のものが挙げられる。該真空採血管ホルダー1は、通常用いられる真空採血管ホルダーの大径筒状部の先端側内部にその後端側に向かって立設した環状の突起部4を有し、かつ対向する壁部の一部が縦方向に偏平面6および6Aを形成しているものが挙げられる。ただし、前記偏平面は前記偏平面6および6Aのような形状のものに限定されるものではなく、真空採血管ホルダー内に挿入された真空採血管の少なくとも停止位置において、真空採血管の栓部材の外周面と前記広径筒状物の内壁面が圧接状態にあり、かつ前記真空採血管栓部材の外周面と接触する箇所の前記広径筒状物の内壁面が偏平面を形成していればよい。また、前記突起部4は、それにより真空採血管ホルダー内に挿入された真空採血管を停止させる際にそれ自身が変形しないような剛性を備えたものが好ましい。
前記突起部4は真空採血管の後方側に向かって立設した環状の突起部であるが、該突起部は複数個の独立した突出片で形成されたものであってもよい。また前記突起部4は真空採血管ホルダー本体と一体成型によって製造されたものであって、該ホルダーに真空採血管を挿入して該真空採血管の前進を停止させ保持させた際に実質的に変形の生じることのない剛性を有するものが好ましい。
前記真空採血管ホルダーは前記突起部4を設け、かつ導針、突起部および真空採血管の栓部が前式(4)の要件を満足することにより、ゴム製のチューブ3の根元部と前記真空採血管の栓部7の導針側表面との間の距離を大きくとることができるので、真空採血管8を穿刺することにより圧縮状態となってキックバック現象の要因となるゴム製のチューブ3の反発力を小さくすることができる。さらに前記キックバック現象の抑制の効果は、前記のように突起部4を有することと前記(4)の要件を満足することに加えて真空採血管ホルダー内に挿入された真空採血管の停止位置において該真空採血管栓部材の少なくとも一部の外周面と前記広径の筒状物の偏平面が圧接状態であることにより一層キックバック現象を防止して真空採血管ホルダーに真空採血管を保持することができる。前記の圧接状態は例えば前記偏平面の内径を該真空採血管ホルダー内に挿入される前記真空採血管の外径より短くすることによって行うことができる。
前記偏平面は図7に示すよう広径筒状物の内壁部と外壁部が偏平に形成される形態と図8に示すように内壁部のみが偏平に形成される形態が挙げられる
さらに、前記キックバック現象をより防止するために、例えば図2に示すように真空採血管ホルダー内に挿入された真空採血管の停止位置する位置において、該真空採血管の栓部材を圧接するリブ17が真空採血管ホルダーの内壁面、好ましくは偏平面以外の内壁面に設けられていることが好ましい。このようなリブ17を設けた真空採血管は厚い弾力性のあるゴム栓部材を装着した場合でも図6に示すように前記扁平面6、6Aと前記リブ17により前記キックバック現象を防止して真空採血管ホルダー2に真空採血管を保持することができる。
前記図1の真空採血管ホルダー1の変形物として、例えば図2に示すような構成のものが挙げられる。本実施態様のものは導針が図1のものとは異なり真空採血管ホルダー1の本体部分と分離可能なように螺合によって形成されており、必要に応じて真空採血管ホルダー内における長さの種類が異なる導針を選択して使用することができる点で好都合なものである。
前記図2の真空採血管ホルダー1の変形として、前記図2の採血管ホルダーにおいて、前記突起部4の代わりに採血管ホルダーの壁部、好ましくは該突起部4の先端位置に対応する位置の壁部の周全体に採血管ホルダーに採血管が挿入された場合に該採血管の前進を停止する段部10を形成したものである(図3)。また、前記図2の真空採血管ホルダー1の別変形例として、前記図2の採血管ホルダー1において前記突起部4の後方に真空採血管を挿入した際に真空採血管の前進を防止する前記突起部4の内径より大きい内径の段部10Aがさらに形成されているものである(図4)。
前記図4の真空採血管ホルダー1は突起部4と段部10Aという2個の採血管ホルダーのストッパー部材(前進停止部材)を有するので、以下の(A)と(B)の効果を奏することができる。
(A)1種類の真空採血管ホルダーにより栓部材のサイズが異なる複数の真空採血管に使用することができる。すなわち、真空採血管の栓部材のサイズが小さい真空採血管を使用する場合には、前記突起部4で該真空採血管ホルダー内に挿入された真空採血管の前進を停止することができ、また真空採血管の栓部材のサイズが大きい真空採血管を使用する場合には、段部10Aで該真空採血管内に挿入された真空採血管の前進を停止することができる。
(B)真空採血管の栓部がサイズ的には前記段部10Aで真空採血管ホルダー内に挿入された真空採血管の前進を停止することができるにもかかわらず、該真空採血管の栓部材が弾力性のあるゴム部材等によって形成されているために前記段部10Aで前記採血管ホルダーの前進の防止を行うことができない場合、前記突部材4によって前記採血管ホルダーの前進の防止を行うことができる。
また、前記図4の真空採血管ホルダー1の変形として、前記図2の採血管ホルダー1において前記突起部4の代わりに該突起部4の先端位置に対応する位置の壁部に採血管ホルダー1に採血管が挿入された場合に該採血管を停止する前記段部10Aより内径の小さい段部10を形成したものである(図5)。本実施態様の真空採血管ホルダー1も前記図4に示す採血管ホルダーと同様に真空採血管の2個のストッパー部を有するので前記(A)および(B)の効果を奏する。
前記キックバック現象を防止する手段として、前記のように真空採血管ホルダーの内壁面を偏平に形成させる代わりに、図9に示すように真空採血管ホルダーの断面形状を楕円形とし、かつ該真空採血管ホルダーの楕円形の内壁面で真空採血管の栓部材の外面を圧接することにより、両者間に所定の摩擦力を生じさせ、同様にキックバック現象を防止することもできる。前記圧接手段としては、楕円形の短軸の内径をそこに保持される真空採血管の栓部材の外径より小さくすることが挙げられる。
本発明の真空採血管ホルダーの別態様として、細径の筒状接続部を先端側に有する前記細径の筒状部より広径の筒状物で構成され、該広径の筒状物の後端側には真空採血管が挿入可能な開口部を有する真空採血管ホルダーにおいて、下記(1)〜(4)の要件を満足することを特徴とする真空採血管ホルダーが挙げられる。
(1)広径筒状物の壁部の少なくとも一部が扁平面を構成していること。
(2)真空採血管が挿入された際に真空採血管の前進を防止する傾斜部が真空採血管ホルダーの先端側壁部に形成されていること(例えば図11)。
(3)真空採血管ホルダー内に挿入された真空採血管の停止位置において、真空採血管の栓部材の外周面と前記広径の筒状物の傾斜部面あるいは該傾斜部面と前記偏平面とが圧接状態で真空採血管ホルダー内に挿入された真空採血管が保持されること。
(4)真空採血管の栓部を穿刺して前記細径の筒状部から血液を前記真空採血管内に導入する導針が配置されていること。
また、本態様の真空採血管ホルダーも前記真空採血管ホルダーと同様に広径筒状部の少なくとも一部を扁平面形状とする代わりに楕円形状面としてもよい。
前記真空採血管ホルダーの実施態様としては、例えば以下のものが挙げられる。
1.前記傾斜部11の終端位置の内周面に真空採血管を挿入した際に真空採血管の前進を防止するリブ状のストッパー12を立設させたもの(図12)。
2.傾斜部11の終端側が段部10Cを形成しているもの(図15)
3.傾斜部11の終端側に段部10Cおよび先端側に段部10Bを形成しているもの(図16)。
これら実施態様のものは2個あるいは3個の採血管のストッパー部が形成され前記(A)および(B)の効果を奏することができる。これら実施態様のものは、さらに傾斜部11の内壁面および/または円筒部の内壁面15に挿入された真空採血管の栓部材を圧接するリブ(13、14)を形成することにより、前記キックバック現象をより効果的に防止することができる(図16〜19)。
本発明の真空採血管ホルダーは、例えば図6に示すように翼状針付きチューブ(不図示)の雌型コネクター、あるいは採血針を図2の細径の筒状部2および2Aに接合して採血した血液を、穿刺針5と該穿刺針5をゴム製のチューブ3で被覆してなる導針により真空採血管の栓7を穿刺して前記採血した血液を真空採血管8内に取り込むことができる。
本発明の真空採血管ホルダーは、採血時のキックバック現象を抑制して真空採血管ホルダー内に真空採血管を安定に保持することができる。また真空採血管真空採血管ホルダー内に真空採血管を挿入する場合、栓部の直径あるいは厚み、さらには弾性が異なる真空採血管であっても一種類の採血管ホルダーで真空採血管の破損を効果的に防止して保持可能である。
先端側に立設した突起部4を有する真空採血管ホルダー1の断面図である。 図1の真空採血管ホルダー1の別態様断面図である。 先端側に立設した突起部の代わりに胴壁部に段部10を有する真空採血管ホルダー1Aの断面図である。 先端側に立設した突起部4と該突起部の後方の胴壁部に段部10Aを有する真空採血管ホルダー1Bの断面図である。
胴壁部に2個の段部10,10Aを形成した真空採血管ホルダー1Cの断面図である。 図2の採血管ホルダー1に採血管8を保持した状態を示す断面図である。 壁部内外面に一対の扁平面6、6Aを形成した本発明の真空採血管ホルダーの背面図である。 壁部内面のみに一対の扁平面6、6Aを形成した本発明の真空採血管ホルダーの背面図である。 断面楕円形の真空採血管ホルダーに断面円形の真空採血管ホルダーを圧接状態で保持させた状態を示す真空採血管ホルダーの断面図である。
真空採血管8Aの前面リブ部19にフィルム状栓部18を貼着した真空採血管20を保持固定した態様の真空採血管ホルダー1Bの断面図である。 先端側壁部に傾斜部11を有する真空採血管ホルダー11Dの断面図である。 傾斜部11の終端位置の内周面にリブ状のストッパー12を立設させた真空採血管1Eの断面図である。 図11の採血管ホルダー1Dに肉厚の弾性のゴム栓部材7を装着した真空採血管8を傾斜部11で保持固定した態様の断面図である。 図11の採血管ホルダー1Dに肉厚の弾性のゴム栓部材7'を装着した真空採血管8を傾斜部11と偏平面6で保持固定した態様の断面図である。
傾斜部11の終端側が段部10Cを形成している採血管ホルダー1Gの断面図である。 傾斜部11の終端側に段部10Cおよび先端側に段部10Bを形成している採血管ホルダー1Hの断面図である。 傾斜部1Iの終端側に段部10Cおよび先端側に段部10Bを形成している採血管ホルダー1Hの断面図である。 採血管ホルダー1Jに肉厚の弾性のゴム栓部材7を装着した真空採血管8Aを保持固定した態様の断面図である。 採血管ホルダー1Kに前面リブ部19にフィルム状栓部18を装着した真空採血管8Aを保持固定した態様の断面図である。
符号の説明
1 真空採血管ホルダー
1A 真空採血管ホルダー
1B 真空採血管ホルダー
1C 真空採血管ホルダー
1D 真空採血管ホルダー
1E 真空採血管ホルダー
1G 真空採血管ホルダー
1H 真空採血管ホルダー
1I 真空採血管ホルダー
1J 真空採血管ホルダー
1K 真空採血管ホルダー
2 真空採血管ホルダーと一体的に形成された細径の筒状部
2A 細径の筒状部21と螺合する導針を装着した細径の筒状部
3 穿刺針5を被覆するチューブ部材
4 剛性の突起部
5 穿刺針
6 真空採血管の大径筒状部の扁平面
6A 真空採血管の大径筒状部の扁平面
6′ 真空採血管の楕円形状面
7 厚肉のゴム製の栓部
7' 厚肉のゴム製の栓部
8 真空採血管
8A 真空採血管
9 鍔部
10 段部
10A 段部
10B 段部
10C 段部
11 傾斜部
12 リブ状のストッパー
13 リブ
14 リブ
15 広径筒状物の傾斜部内壁面
16 広径筒状物の内壁面
17 リブ
18 フィルム状栓部材
19 リブ
20 リブ
A 導針の真空採血管ホルダー内の長さ
B 前記突起部の真空採血管ホルダー内の長さ
C 突起部Bの先端部から突出する部分の導針Aの長さ
D 真空採血管の栓部の厚み

Claims (9)

  1. 細径の筒状接続部を先端側に有する前記筒状接続部より広径の筒状物で構成され、該広径の筒状物の後端側には真空採血管が挿入可能な開口部を有する真空採血管ホルダーにおいて、下記(1)〜(5)の要件を満足することを特徴とする真空採血管ホルダー。
    (1)広径の筒状物の壁部の一部が扁平面を構成していること。
    (2)真空採血管ホルダー内に挿入された真空採血管の停止位置において、真空採血管の栓部材の外周面と前記広径の筒状物の扁平面の内壁面が圧接状態で真空採血管ホルダー内に真空採血管が保持されること。
    (3)前記広径の筒状物の先端側内部には、真空採血管ホルダー内に挿入される真空採血管の前進を停止できるとともに、真空採血管の前進を停止させる際にそれ自身が変形しないような剛性を備え、かつ採血管ホルダーの後端側に向かって突出した突起部が立設されていること。
    (4)前記突起部の内側に真空採血管の栓部を穿刺して前記細径の筒状部から血液を前記真空採血管内に導入する導針が配置されていること。
    (5)導針、突起部および真空採血管の栓部が下式(a)および(b)の要件を満足すること。
    A>B (a)
    C>D (b)
    (前式中、Aは導針の真空採血管ホルダー内の長さ、Bは前記突起部の真空採血管ホルダー内の長さ、Cは前記突起部の先端部から突出する部分の導針の長さ、Dは真空採血管の栓部材の厚み)
  2. 細径の筒状接続部を先端側に有する前記筒状接続部より広径の筒状物で構成され、該広径の筒状物の後端側には真空採血管が挿入可能な開口部を有する真空採血管ホルダーにおいて、下記(1)〜(5)の要件を満足することを特徴とする真空採血管ホルダー。
    (1)広径の筒状物の壁部の内壁面が楕円形状であること。
    (2)真空採血管ホルダー内に挿入された真空採血管の停止位置において、真空採血管の栓部材の外周面と前記広径の筒状物の楕円形状面の内壁面が圧接状態で真空採血管ホルダー内に真空採血管が保持されること。
    (3)前記広径の筒状物の先端側内部には、真空採血管ホルダー内に挿入される真空採血管の前進を停止できるとともに、真空採血管の前進を停止させる際にそれ自身が変形しないような剛性を備え、かつ採血管ホルダーの後端側に向かって突出した突起部が立設されていること。
    (4)前記突起部の内側に真空採血管の栓部を穿刺して前記細径の筒状部から血液を前記真空採血管内に導入する導針が配置されていること。
    (5)導針、突起部および真空採血管の栓部が下式(a)および(b)の要件を満足すること。
    A>B (a)
    C>D (b)
    (前式中、Aは導針の真空採血管ホルダー内の長さ、Bは前記突起部の真空採血管ホルダー内の長さ、Cは前記突起部の先端部から突出する部分の導針の長さ、Dは真空採血管の栓部材の厚み)
  3. 真空採血管の停止位置において該真空採血管の栓部材を圧接するリブが、真空採血管ホルダーの広径の筒状物の内壁面に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の真空採血管ホルダー。
  4. 前記突起部が環状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の真空採血管ホルダー。
  5. 真空採血管ホルダー内に保持される真空採血管の栓部材が窪み部を有するものであって、前記突起部は前記窪み部内にその先端部が侵入可能なように構成されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の真空採血管ホルダー。
  6. 前記突起部に加えて、該突起部より広径の真空採血管の前進を防止する段部が、前記突起部より後方側の広径の筒状物の壁部に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の真空採血管ホルダー。
  7. 細径の筒状接続部を先端側に有する前記筒状接続部より広径の筒状物で構成され、該広径の筒状物の後端側には真空採血管が挿入可能な開口部を有する真空採血管ホルダーにおいて、下記(1)〜(4)の要件を満足することを特徴とする真空採血管ホルダー。
    (1)広径の筒状物の壁部が楕円形状面を構成していること。
    (2)真空採血管が挿入された際に真空採血管の前進を防止する傾斜部が真空採血管ホルダーの先端側壁部に形成されていること。
    (3)真空採血管ホルダー内に挿入された真空採血管の停止位置において、真空採血管の栓部材の外周面と前記広径の筒状物の傾斜部面とが圧接状態で真空採血管ホルダー内に真空採血管が保持可能なものであること。
    (4)真空採血管の栓部を穿刺して前記細径の筒状部から血液を前記真空採血管内に導入する導針が配置されていること。
  8. 傾斜部の前端側および/または終端側が段部を形成していることを特徴とする請求項7に記載の真空採血管ホルダー。
  9. 広径の筒状物の内壁面に、挿入された真空採血管の栓部材を圧接するリブが形成されていることを特徴とする請求項7または8に記載の真空採血管ホルダー。
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