JP4945237B2 - 熱交換器の水室における仕切板と管板との間の少なくともひとつの結合領域を修理する方法 - Google Patents

熱交換器の水室における仕切板と管板との間の少なくともひとつの結合領域を修理する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4945237B2
JP4945237B2 JP2006357449A JP2006357449A JP4945237B2 JP 4945237 B2 JP4945237 B2 JP 4945237B2 JP 2006357449 A JP2006357449 A JP 2006357449A JP 2006357449 A JP2006357449 A JP 2006357449A JP 4945237 B2 JP4945237 B2 JP 4945237B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water chamber
robot arm
plate
cracks
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006357449A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007187438A5 (ja
JP2007187438A (ja
Inventor
ブロケール アレン
クロード フェルレイ ジャン
テアリエ オリヴィエ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Electricite de France SA
Original Assignee
Electricite de France SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Electricite de France SA filed Critical Electricite de France SA
Publication of JP2007187438A publication Critical patent/JP2007187438A/ja
Publication of JP2007187438A5 publication Critical patent/JP2007187438A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4945237B2 publication Critical patent/JP4945237B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C19/00Arrangements for treating, for handling, or for facilitating the handling of, fuel or other materials which are used within the reactor, e.g. within its pressure vessel
    • G21C19/02Details of handling arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B37/00Component parts or details of steam boilers
    • F22B37/002Component parts or details of steam boilers specially adapted for nuclear steam generators, e.g. maintenance, repairing or inspecting equipment not otherwise provided for
    • F22B37/003Maintenance, repairing or inspecting equipment positioned in or via the headers
    • F22B37/005Positioning apparatus specially adapted therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B37/00Component parts or details of steam boilers
    • F22B37/002Component parts or details of steam boilers specially adapted for nuclear steam generators, e.g. maintenance, repairing or inspecting equipment not otherwise provided for
    • F22B37/003Maintenance, repairing or inspecting equipment positioned in or via the headers
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C15/00Cooling arrangements within the pressure vessel containing the core; Selection of specific coolants
    • G21C15/02Arrangements or disposition of passages in which heat is transferred to the coolant; Coolant flow control devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/53Means to assemble or disassemble
    • Y10T29/531Nuclear device

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

本発明は、熱交換器の水室における仕切板と管板との間の少なくともひとつの領域を修理するための方法に関し、特に、加圧水型原子炉の蒸気発生器に関する。
加圧水型の原子炉は、原子炉の加圧冷却水が循環する一次回路を備え、一次回路は通常、蒸気発生器にそれぞれ配置された複数のループを備え、原子炉の加圧冷却水と給水との間にて熱交換を行って、給水を加熱及び蒸発させて、発電ステーションのタービンに送られる蒸気を発生させている。加圧水型原子炉における蒸気発生器は、軸線を垂直に配置された略円筒形の形状である容器を備え、その内部には熱交換管の管束が配置されると共に、管束を取り囲む容器の下方には、蒸気発生器の下方部分を構成する実質的に半球状の形状の水室を備えている。
水平に配置された厚い管板には、垂直方向に貫設された孔が組織的に配列状に配置されており、蒸気発生器の上部部分と水室との間を分割している。蒸気発生器の管束における管は、それらの端部において、密封されたやり方で、管板の孔に係合して取り付けられる。水室は、蒸気発生器の容器における下方部分を形成してなる半球状の壁によって画定されると共に、管束における管が通されて取り付けられた孔が開かれた、管板の水平な下面によって画定されている。
管束におけるそれぞれの管は、その上部部分において曲げられて、2本の直線的な枝部を有しており、その端部は、水室を2つの区画室に分割している仕切板の両側において、管板を貫通している孔に係合していて、2つの区画室のそれぞれは配管を介して一次回路のダクトに結合され、原子炉における冷却水が水室の片方の区画室に流入して、管束におけるそれぞれの管に供給される。
管束における管の内部を循環する加圧冷却水は、水室における第2の区画室に回収され、かかる水室の第2の区画室に結合された一次回路のダクトによって集められる。
水室にアクセスすることができるように、この水室における半球状の容器には、水室においてそれぞれひとつの区画室を画定している半球状の容器におけるそれぞれ2つの部分に、点検口ないしマンホールが貫設されている。
管板の下側は、仕切スタブとしても知られる、追加的な厚みを形成する帯状部分を備え、仕切板の上縁は、かかるスタブに整列される。
仕切板は、長手縁部のそれぞれにおいて、溶接によって管板に取り付けられる。
原子炉の運転中には、管板及び仕切板は、機械的及び熱的な応力に曝される。これらの応力はまた、管板と仕切板との間の結合領域、すなわち、溶接自体となかんずく溶接に隣接した領域とに影響を与える。
一定の運転時間の後には、これらの応力は、ひび割れ又は初期のひび割れの出現を引き起こすので、これらを検出して、給水が導入される蒸気発生器の容器の内部空間に加圧冷却水が漏出することを防止し、亀裂が広がって加圧容器の完全性を害さないようにしなければならない。
これらの領域にひび割れや初期のひび割れが検出されたならば、蒸気発生器の運転を再開する前に、漏出のリスクを防ぎ、圧力容器の完全性の劣化を防止するための修理を実行しなければならない。
これらの修理は一般的に、燃料集合体を原子炉容器に再装荷するための原子力発電所の予定されたシャットダウンに際して実行される。
これらの修理は、蒸気発生器の水室の内部で働くオペレータによって実行される。
この技術の不都合は、オペレータが高度の放射性領域において働かなければならないことであって、かかる領域には、炉心の燃料集合体と接触して循環する原子炉の冷却水によって水室に持ち込まれた放射性物質が堆積している。このため、オペレータが受ける被爆線量は、たとえ蒸気発生器の水室の内部における各オペレータの滞在時間を非常に短くして、作業を極めて迅速に実行した場合であっても、相当に高くなる。
従って、オペレータが受ける被爆線量を制限するためには、多数のオペレータが作業を実行する必要がある。
オペレータが水室に入らなければならない必要性に関連した不都合を防ぐために、水室の外部から遠隔制御される装置を使用して、点検作業を実行し、及びひび割れや初期のひび割れを修復するなど、その他のあらゆる作業を実行させることが知られている。
これらの遠隔制御装置によれば、オペレータが蒸気発生器の水室に滞在しなければならない時間を短縮することが可能になり、さらには、オペレータが水室の内部で作業する必要性を解消することさえ可能になる。
このために、点検口を通して水室の内部に挿入される、擬人的なタイプのロボットアームであって、点検口の付近において水室の壁に取り付けられる結合部分を備えてなるロボットアームが知られている。
蒸気発生器の水室の内部で作業を行う装置としては、管板の下面の下方に装置を結合させる板と、板に対して垂直な軸線、つまり作業中の管板に対して垂直な垂直軸線を中心として取付板に回転可能に取り付けられたタレットとを備えた装置が知られている。
装置は、1又は2の環状の領域を横切って掃引すべく、タレットの軸線を中心として回転可能なように、タレットと一体をなして回転する、1又は2の入子式アームを備える。
これまでに使用されてきた作業装置は、概して、かなりかさばると共に構造が極めて複雑であって、特に、装置を蒸気発生器の水室に挿入して配置するために、長時間の困難な作業を必要とする。
さらに、これらの装置は一般的に、特定の作業を提供するものであって、特に機械加工作業中の大きな力に耐えられることを意図していない。
また、水室の内部に装置を配置することは、作業の初期の段階において、複雑な作業であって、少なくとも一人のオペレータが水室の内部に居ることを必要としていた。
従って、本発明の目的は、上述した不都合を解消できる、熱交換器の水室の内部における仕切板と管板との間の少なくともひとつの結合領域を修理する方法を提供することである。
従って、本発明は、熱交換器の水室における仕切板と管板との間の少なくともひとつの結合領域を修理するための方法であって、前記水室は、少なくともひとつの点検口を設けられた実質的に半球形の壁を備え、複数の垂直孔が貫設された管板によって上部を画定され、仕切板によって横断されており、該方法が、
− 修理を必要とする結合領域を確認する段階と、
− レールに沿って移動可能であり且つ揺動式昇降手段を備えている少なくともひとつのキャリッジを支持する少なくともひとつの前記レールを、点検口を通して水室の中に挿入させる段階と、
− 前記レールを管板の下側に固定する段階と、
− ロボットアームを点検口に通して通過させる段階と、
− ロボットアームを揺動式昇降手段によって水室の内部へ巻き上げて、前記ロボットアームを管板の下側に固定する段階と、
− ロボットアームを遠隔制御する段階と、
− 水室の内部におけるロボットアームの位置に関連した基準を取得し、修理を必要とする結合領域をツールを用いて所定の深さに機械加工して、前記領域に存在するひび割れ又は初期のひび割れを解消する段階と、
− これらのひび割れ又は初期のひび割れが解消されたことを点検する段階と、
を備えていることを特徴とする。
本発明の他の特徴によれば、
− ひび割れ又は初期のひび割れが解消されたことを点検した後に、適切ならば、ロボットアームによって支持された溶接トーチによって、機械加工された領域を充填する段階、及び、
− ひび割れ又は初期のひび割れが解消されたことを点検した後に、または、機械加工された領域を溶接によって充填した後に、修理された領域が圧縮状態になるように、ロボットアームが支持するツールによって、槌打する段階、
を備える。
以下、添付図面を参照しつつ、例示として与えられた本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、例えば原子力発電所の蒸気発生器などの熱交換器の下部部分を、符号1にて示している。この蒸気発生器1は、略円筒形の形状である外側容器2を備え、その内部には管3の組からなる熱交換用の管束が配置されている。
蒸気発生器の熱交換管束におけるそれぞれの管3は、従来通り、U字形になっていて、弓形に曲げられた上部部分と、2つの直線状の枝部分とを有し、その下端部は管板5に設けた垂直孔に係合して取り付けられていて、管板5は、管3の束を取り囲んでいる蒸気発生器1の上部部分を、蒸気発生器1の水室7を形成している実質的に半球状である壁6によって画定された下方部分に対して隔てている。水室7は、その上部部分が、管板5の底面によって画定されている。
図2に詳しく示すように、水室7は、仕切板8が形成する垂直な仕切によって、2つの区画室A及びBに分割されている。仕切板は、管板5の直径上にあって対称面を形成している平面に配置されており、蒸気発生器1の管3の束におけるそれぞれの直線状の枝部分の端部は、仕切板の両側にまたがるように取り付けられている。
仕切板8は、水室7を第1の区画室Aと第2の区画室Bとに分割しており、これらの区画室には、加圧水型原子炉における冷却水の入口配管と出口配管と(図示せず)がそれぞれ結合されていて、仕切板8によって分割された入口区画室と出口区画室との間において、管3の内部を冷却水が循環する。
図2に示すように、管板5は、実質的にその中央に、仕切スタブとしても知られる、大きな厚みに形成された帯状部分5aを備えていて、一般的に、完全溶け込み溶接によって管板に溶接されており、この部分に、仕切板8の上縁が整列される。
仕切板8は、その長手縁部のそれぞれにおいて、仕切板8の全長にわたって延在する溶接5bによって、管板5に取り付けられる。
蒸気発生器が長時間にわたって運転された後には、溶接5bと、この溶接に隣接する領域とによって形成された取付領域には、ひび割れや初期のひび割れが発生する。
この水室の内部へのアクセスを提供する点検口ないしマンホール9が、水室7の壁6には貫設されている。
点検口9(図1及び図4)は、全体を符号10にて示した修理装置を挿入するために使用され、修理装置を蒸気発生器の水室7の内部に入れて、管板5と仕切板8との間の各結合領域におけるひび割れや初期のひび割れを解消するために使用する。
修理装置10は、いくつかの独立した要素からなり、水室7の内部に作業部材を導入することを可能にすると共に、これらの作業部材を前記水室7の内部において動かすことができる。
図1乃至図4に示すように、修理装置は、管板5の下側に取り付けるための取付部材18を備えてなる、少なくともひとつのレール11を具備している。
図3に示すように、レール11は、管板5の底面に適用されるべくデザインされてなるフランジ12と、フランジ12によって支えられたロール軌道13とから形成されていて、走行路13の上を少なくともひとつのキャリッジ15が移動する。ロール軌道13は、レール11のフランジ12の全長にわたって延在している。
好ましくは、レール11は、点検口9を通して水室7の内部に導入するのを容易にするため、2つの部分のレールから形成されており、それぞれのレール11は、管板5の下側に取り付けるための部材を備えている。
これらの取付部材は好ましくは、3つの保持クランプ18から構成され、3つの保持クランプは、図3に示すように、レール11のフランジ12の全長にわたって分配されている。フランジクランプ18は、在来のタイプのものであって、それぞれが2つの半径方向に拡張可能なピンを備え、それぞれの公称外径は、垂直孔4の内径に比べて極めて小さくなっている。クランプ18のピンは、適切な公知の駆動装置によって、水室7の外部から拡張させられるようになっている。
図3に示すように、キャリッジ15は、チェーン若しくはケーブル又はその他の公知のタイプの適切な部材から形成された、振子状昇降手段19を備えている。
また、修理装置10は、全体を参照符号20にて示した、ロボットアームを備える。この公知のタイプのロボットアーム20は、複数のアーム要素21を互いに関節状に備え、自由端22は、空間内における360゜の動きを許容する。ロボットアーム20の自由端22は、行うべき作業に適した修理ツールを取り付けるための手段を備える。
ロボットアーム20は、管板5の下側に取り付けるためのベース30を備え、図5に示す如く、この取付ベース30は、略矩形の形状であるベアリング板31から形成されている。管板5の下側に取り付けるためのベース30のベアリング板31は、中央のハウジング32を備え、ハウジングの中には、ベース30を前記管板に対して当接させるための、昇降手段19と協働する駆動手段33が配置されている。駆動手段33は、箱34の内部に配置された不図示のホイールによって形成されており、ホイールを支持している軸35は、モータ/ギアボックス36によって回転する。このホイールは、昇降手段19を把持するように合致した手段を備え、この昇降手段19がチェーンである場合には、ホイールは歯車である。チェーン19を通過させるために、箱34は、チェーン19が入るための開口部34aと、チェーン19が出るための開口部34bとを備えている。
さらに、ベアリング板31は、その両側部分に、レール11を位置決めするための凹部37を備えている。また、ベアリング板31は、公知のタイプの少なくとも2つの液圧式のフランジクランプ40を備え、それぞれ管板5の垂直孔4に貫通するようにデザインされている。好ましくは、図5に示すように、ベアリング板31は4つの液圧式のフランジクランプ40をこのベアリング板31のそれぞれの角部に配置されて備えている。これらのフランジクランプ40はそれぞれ、半径方向に拡張可能なピンを備えており、対応するクランプを垂直孔4の内部にて動かないようにして、ベース30及びロボットアームを水室7の内部において管板5の下側に保持する。
ロボットアーム20を水室7の中へ挿入するのを容易にするため、装置は、かかるロボットアーム20を支持して挿入するための組立体50(図1及び図4)を備えている。この組立体50は、可動であって、点検口9の外周に取り付けるための部材51が設けられ、ベース30を点検口9に対向させたロボットアーム20を支持するための板52を備えている。このキャリッジ52は、組立体50の上を移動する。
水室7における仕切板Bと管板5との間の1又は複数の結合領域は、以下のように修理される。
最初に、ひび割れや初期のひび割れが存在している、修理しなければならない結合領域を、適当な公知の手段によって確認する。
次に、この水室7の内部に居るオペレータが、点検口9を通して、第1のレール11を受け取るが、このレール上にはキャリッジ15が配置されている。オペレータは、フランジクランプ18を固定する。それから、オペレータが、第2のレール11についても同じ作業を行うと、レール11は連続的なロール軌道を形成することになる。レールが支持するキャリッジ15から、水室7の内部にチェーン19が吊下される。
次に、オペレータは、図4に示すように、固定取付具51を用いて、点検口9の外周に組立体50をクランプする。組立体50のキャリッジ52は、ロボットアーム20を支持していて、このロボットアームの取付ベース30は、点検口9に対向するように配置される。
オペレータは、チェーン19の自由端を、ロボットアーム20のベース30に支持された昇降手段33における開口部34aに挿入して、このチェーン19を昇降手段33の歯車に係合させる。チェーンの端部は、出口開口部34bを通って出て来る。昇降手段33の歯車は、モータ/ギアボックス36によって駆動される。
キャリッジ52は、不図示のウインチによって組立体50を昇り、ロボットアーム20の第1の関節部分までが、水室7の内部に挿入される。
ロボットアーム20を、チェーン19と、昇降手段33の歯車とによって巻き上げて、取付ベース30上の支持板31を管板5の下面に接触させる。フランジクランプ40はそれぞれ、この管板5の垂直孔4の内部に位置決めされる。取付ベース30が管板5の底面に対して当接すると直ちに、ロボットアーム20は、液圧式のフランジクランプ40を用いて、前記管板5にロックされる。
ロボットアーム20は、例えば、ミルや、グラインダ、又は研磨用の水ジェットなどの機械加工ツールを装備しており、オペレータは水室7の外部からロボットアーム20を遠隔制御する。結合領域の輪郭及び平坦度は、ロボットアーム20によって検出され、ロボットアームは水室7の外部からオペレータによって遠隔制御される。この検出を、例えばセンサによって実行することで、あらゆる機械加工を行う前に、基準を作成することが可能になる。ロボットアーム20は、水室7の内部における自分の位置に関連した基準を採用して、修理が必要な結合領域を特定の深さにまで機械加工し、かかる領域にあるひび割れや初期のひび割れを解消するために、ロボットアームが支持しているツールを使用する。
次に、オペレータは、修理された結合領域にひび割れや初期のひび割れが存在しないことを確認し、必要があれば、公知のタイプの適当な装置を備えたロボットアーム20が、点検結果の求めに応じて、ロボットアームに支持された溶接トーチを用いた溶接の充填を行い、または、機械加工された表面を槌打して、修理された領域を圧縮状態にする。
これらの作業を実行するためには、蒸気発生器の水室の中にオペレータが滞在する必要はない。
事実上、水室の内部へのロボットアームの挿入、位置決め、及び取り付けについては、完全に、水室の外部から実行することができる。
図1は、本発明による方法によって結合領域の修理が実行される水室を備えてなる、蒸気発生器の下部部分を示した模式的な一部破断斜視図である。 図2は、仕切板の位置における水室の断面を示した模式図である。 図3は、ロボットアームを支持して移動させるためのレール及びキャリッジを示した模式的な斜視図である。 図4は、ロボットアームを挿入するための組立体を示した模式的な斜視図である。 図5は、ロボットアームを管板に取り付けるためのベースを示した模式的な斜視図である。 図6は、本発明によるロボットアームが取り付けられた、蒸気発生器の水室を示した模式的な部分斜視図である。

Claims (3)

  1. 熱交換器(1)の水室(7)における仕切板(8)と管板(5)との間の少なくともひとつの結合領域を修理するための方法であって、前記水室(7)は、少なくともひとつの点検口(9)を設けられた実質的に半球形の壁(6)を備え、複数の垂直孔(4)が貫設された管板(5)によって上部を画定され、仕切板(8)によって横断されており、該方法が、
    − 修理を必要とする結合領域を確認する段階と、
    − レール(11)に沿って移動可能であり且つ揺動式昇降手段(19)を備えている少なくともひとつのキャリッジ(15)を支持する少なくともひとつの前記レール(11)を、点検口(9)を通して水室(7)の中に挿入させる段階と、
    − 前記レール(11)を管板(5)の下側に固定する段階と、
    − ロボットアーム(20)を点検口(9)に通して通過させる段階と、
    − ロボットアーム(20)を揺動式昇降手段(19)によって水室(7)の内部へ巻き上げて、前記ロボットアーム(20)を管板(5)の下側に固定する段階と、
    − ロボットアーム(20)を遠隔制御する段階と、
    − 水室(7)の内部におけるロボットアーム(20)の位置に関連した基準を取得し、修理を必要とする結合領域をツールを用いて所定の深さに機械加工して、前記領域に存在するひび割れ又は初期のひび割れを解消する段階と、
    − これらのひび割れ又は初期のひび割れが解消されたことを点検する段階と、
    を備えていることを特徴とする方法。
  2. ひび割れ又は初期のひび割れが解消されたことを点検した後に、適切ならば、ロボットアーム(20)によって支持された溶接トーチを用いた溶接を実行して、機械加工された領域を充填する段階を備えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. ひび割れ又は初期のひび割れが解消されたことを点検した後に、または、機械加工された領域を溶接によって充填した後に、修理された領域が圧縮状態になるように、ロボットアーム(20)が支持するツールによって、槌打する段階を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
JP2006357449A 2005-12-29 2006-12-26 熱交換器の水室における仕切板と管板との間の少なくともひとつの結合領域を修理する方法 Expired - Fee Related JP4945237B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0513472A FR2895791B1 (fr) 2005-12-29 2005-12-29 Procede de reparation d'au moins une zone de raccordement d'une plaque de partition sur une plaque tubulaire d'une boite a eau d'un echangeur de chaleur.
FR0513472 2005-12-29

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007187438A JP2007187438A (ja) 2007-07-26
JP2007187438A5 JP2007187438A5 (ja) 2011-12-22
JP4945237B2 true JP4945237B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=37116156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006357449A Expired - Fee Related JP4945237B2 (ja) 2005-12-29 2006-12-26 熱交換器の水室における仕切板と管板との間の少なくともひとつの結合領域を修理する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7896220B2 (ja)
JP (1) JP4945237B2 (ja)
KR (1) KR101329535B1 (ja)
FR (1) FR2895791B1 (ja)
ZA (1) ZA200700020B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101160660B1 (ko) * 2010-12-07 2012-06-28 한국수력원자력 주식회사 전열관 검사로봇의 입퇴실장치
KR101478480B1 (ko) * 2014-01-17 2014-12-31 두산중공업 주식회사 다관절 매니퓰레이터
US10828716B2 (en) 2017-06-19 2020-11-10 Lincoln Global, Inc. Systems and methods for real time, long distance, remote welding
CN107335936B (zh) * 2017-07-27 2023-03-31 哈电集团(秦皇岛)重型装备有限公司 因科镍基板及制备蒸汽发生器因科镍水室隔板的方法
CN107705862B (zh) * 2017-09-21 2019-11-05 中广核检测技术有限公司 核电站热交换器水室定位板焊缝自动扫查装置
CN107627079B (zh) * 2017-09-26 2019-05-07 浙江中南建设集团钢结构有限公司 大管径钢管贯穿插板加工方法
CN110421333B (zh) * 2019-08-12 2024-04-19 中核检修有限公司深圳分公司 一次侧堵板拆装机器人及一次侧堵板安装方法
KR102242574B1 (ko) * 2019-08-19 2021-04-22 한국수력원자력 주식회사 원자로 용기의 내부 보수용 챔버

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2263148C3 (de) * 1972-12-22 1979-12-20 Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen Einrichtung zur Inspektion und Reparatur von Rohren in Dampferzeugern von Kernreaktoren
DE2640055C3 (de) * 1976-09-06 1979-07-19 Kraftwerk Union Ag, 4330 Muelheim Rohrkrfimmermanipulator, insbesondere zur Ultraschallprüfung bei Kernreaktoranlagen
US4216893A (en) * 1977-03-08 1980-08-12 Westinghouse Electric Corp. Apparatus for remotely repairing tubes in a steam generator
US4205939A (en) * 1978-01-30 1980-06-03 Westinghouse Electric Corp. Apparatus for remotely repairing tubes in a steam generator
US4200424A (en) * 1978-04-14 1980-04-29 Westinghouse Electric Corp. Remotely controlled tool positioning table
DE2830306C2 (de) * 1978-07-10 1982-11-04 Kraftwerk Union AG, 4330 Mülheim Prüfeinrichtung für einen Wärmetauscher
US4231419A (en) * 1978-07-21 1980-11-04 Kraftwerk Union Aktiengesellschaft Manipulator for inspection and possible repair of the tubes of heat exchangers, especially of steam generators for nuclear reactors
US4347652A (en) * 1978-10-18 1982-09-07 Westinghouse Electric Corp. Method for servicing a steam generator
US4261094A (en) * 1978-10-18 1981-04-14 Westinghouse Electric Corp. Heat exchanger tube and tube sheet location sensing device
US4247974A (en) * 1978-10-18 1981-02-03 Westinghouse Electric Corp. Set-up method for steam generator tube installation apparatus
US4329769A (en) * 1979-12-05 1982-05-18 Westinghouse Electric Corp. Apparatus for working on tubesheets
US4790065A (en) * 1980-07-01 1988-12-13 Westinghouse Electric Corp. Method for servicing a steam generator
DE3029811A1 (de) * 1980-08-06 1982-02-18 Kraftwerk Union AG, 4330 Mülheim Manipulator zur fernbedienbaren inspektion und gegebenenfalls reparatur von waermtauscherrohren
EP0086341B1 (de) * 1982-01-29 1985-08-28 Kraftwerk Union Aktiengesellschaft Sonde zur zerstörungsfreien Prüfung von zylindrischen Hohlräumen, insbesondere von Dampferzeugerrohren
FR2527308A1 (fr) * 1982-05-19 1983-11-25 Intercontrole Sa Dispositif pour l'introduction d'un mobile de positionnement d'un organe sur une plaque tubulaire
US4586079A (en) * 1983-10-07 1986-04-29 Westinghouse Electric Corp. Fiberscope delivery system
JPS60140295A (ja) * 1983-12-27 1985-07-25 三洋電機株式会社 制御装置
FR2598209B1 (fr) * 1986-04-30 1988-08-12 Framatome Sa Procede et dispositif de chemisage a distance d'un tube de generateur de vapeur d'un reacteur nucleaire a eau sous pression.
US4854312A (en) * 1988-04-13 1989-08-08 The University Of Toledo Expanding intramedullary nail
DE3812351C1 (ja) * 1988-04-14 1990-01-11 Abb Reaktor Gmbh, 6800 Mannheim, De
FR2630365B1 (fr) * 1988-04-25 1990-07-13 Stein Industrie Machine de chemisage interne a distance par manchon de l'extremite de tubes d'echangeurs de chaleur
FR2648268B1 (ja) * 1989-06-12 1991-09-27 Framatome Sa
US4959192A (en) * 1989-06-13 1990-09-25 Tennesse Valley Authority Nozzle dam translocating system
FR2665758B1 (fr) * 1990-08-08 1993-08-06 Framatome Sa Procede de bouchage d'un tube d'un echangeur de chaleur a tubes droits et utilisation de ce procede.
US5201118A (en) * 1992-03-09 1993-04-13 Mcparland Kevin W Process for repairing heat-exchanger tubes
FR2694071B1 (fr) * 1992-07-22 1994-10-14 Framatome Sa Procédé et dispositif de réglage d'un débit d'eau d'alimentation dans un tube d'un générateur de vapeur.
US5430270A (en) * 1993-02-17 1995-07-04 Electric Power Research Institute, Inc. Method and apparatus for repairing damaged tubes
FR2702875B1 (fr) * 1993-03-15 1995-06-16 Framatome Sa Procede et dispositif de remplacement d'un adaptateur de traversee du couvercle de la cuve d'un reacteur nucleaire.
DE19837683C2 (de) * 1998-08-19 2003-02-20 Framatome Anp Gmbh Auffangvorrichtung und Auffanggefäß zum Auffangen von Ablagerungen aus Wärmetauschrohren
JP2000346977A (ja) * 1999-06-01 2000-12-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 熱交換器の伝熱管検査装置
FR2811064B1 (fr) * 2000-06-30 2002-09-27 Framatome Sa Dispositif et procede d'intervention dans la boite a eau d'un echangeur de chaleur
FR2837612B1 (fr) * 2002-03-22 2004-07-16 Framatome Anp Procede et dispositif de remplacement et procede de reparation d'un troncon d'une canalisation du circuit primaire d'un reacteur nucleaire
FR2895790B1 (fr) * 2005-12-29 2008-09-12 Framatome Anp Sas Dispositif et procede d'intervention dans une boite a eau d'un echangeur de chaleur.
FR2902569B1 (fr) * 2006-06-16 2008-09-12 Areva Np Sas Procede de reparation d'une penetration de fond de cuve d'un reacteur nucleaire

Also Published As

Publication number Publication date
KR20070072412A (ko) 2007-07-04
FR2895791B1 (fr) 2008-04-04
US20070209195A1 (en) 2007-09-13
ZA200700020B (en) 2008-04-30
US7896220B2 (en) 2011-03-01
FR2895791A1 (fr) 2007-07-06
JP2007187438A (ja) 2007-07-26
KR101329535B1 (ko) 2013-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5172144B2 (ja) 熱交換器の水室に対して作業を行う装置及び方法
JP4945237B2 (ja) 熱交換器の水室における仕切板と管板との間の少なくともひとつの結合領域を修理する方法
US9847147B2 (en) Articulated manipulator
JP7000432B2 (ja) 管状の構成部材を分離するためのシステムおよび方法
JP4865334B2 (ja) 先端工具案内装置及び先端工具案内装置の搬入方法
JP5688383B2 (ja) シュラウドサポートの補修方法及びその補修装置
KR20070057063A (ko) 원자로 용기의 내장품의 차폐 시스템 및 클리닝 방법과,가압수형 원자로 용기의 검사, 수리 및 응력 부식 균열의완화 시스템 및 방법
US5178820A (en) Tool positioning assembly
EP0652069B1 (en) Apparatus and method for sequentially registering tool modules for a welding operation of a tube
JP2000046987A (ja) 原子炉の炉心内配管部保全装置
JP4585079B2 (ja) 作業装置および作業方法
JP3425262B2 (ja) ジェットポンプシール装置および同装置を用いたジェットポンプ点検補修方法
US20030227995A1 (en) Device and method for carrying out maintenance work in a region of a plant delimited by a wall having at least two facing surfaces
JP4504630B2 (ja) 原子炉の一次循環系の配管の部分を修理する方法及び交換する方法及び手段
JP3425217B2 (ja) 圧力容器貫通ハウジングの補修用シール装置
JP6245666B2 (ja) 原子炉炉心シュラウドの検査、改造または修理のための装置および方法
GB2365103A (en) Device and method for servicing heat exchanger
JP2010019701A (ja) 一次冷却材通路内への遮蔽体設置方法及び遮蔽装置
WO2011148731A1 (ja) 水室内作業装置および水室内作業装置の設置方法
JPH0735891A (ja) 炉内作業装置
JP2004325219A (ja) 原子炉内作業用プラットホームおよび原子炉内作業方法
JPS61146416A (ja) 切断装置
JPH0660952B2 (ja) 原子力発電プラントの蒸気発生器のチューブの点検及び修理装置
KR20140069911A (ko) 노즐 가공, 검사, 및 용접 일체형 장치
JP2010019698A (ja) 開先施工方法および遮蔽体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111019

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111024

A524 Written submission of copy of amendment under section 19 (pct)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20111102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120213

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120305

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees