JP2004325219A - 原子炉内作業用プラットホームおよび原子炉内作業方法 - Google Patents

原子炉内作業用プラットホームおよび原子炉内作業方法 Download PDF

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祐介 渡辺
Kazuo Sudo
和雄 須藤
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年廣 安田
Yoshio Hamamoto
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

【課題】原子炉上方から複数箇所の作業を同時に並行して短時間で能率よく行え作業位置までの距離を小さくし、同一管理区域内の床面積を拡大して同一防護服での移動範囲を拡大し、原子炉内の作業状態や結果を確認するための作業を複数人が同時に行えようにする。
【解決手段】原子炉1上方のオペレーションフロア6に着脱可能に設置され、原子炉1内に臨む開口部10を有する床8と、この床8上に開口部10を囲む配置で立設された複数本の支柱19と、これら支柱間に架設された梁21と、この梁に設けられ、水平面上に沿って移動可能な2以上のホイスト24とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原子炉内の点検、補修等の作業を効率よく行える原子炉内作業用プラットホームおよびこのプラットホームを使用する原子炉内作業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、沸騰水型原子炉、加圧水形原子炉等の点検、補修等の炉内作業を行う場合、原子炉上蓋を開放し、水張りをした水ピット上方のオペレーションフロアにおいて、燃料交換機を使用して点検、補修用の各種機器を炉内に導入して作業を行うのが一般的である。
【0003】
しかし、このような燃料交換機を使用して原子炉内作業を行う場合には、一度の作業で炉内の1箇所しか作業することができず、複数箇所を同時に作業することはできない。また、燃料交換機が配置される原子炉上方のオペレーションフロアは開放空間となっており、作業員が歩行する作業エリアは燃料交換機支持用レールの側方に平行に設けられる比較的幅狭な通路、およびその通路の端部側のフロアとなっており、オペレーションフロアでの作業範囲が制約される。
【0004】
また、燃料交換機を使用して各種作業機器を移動するには多くの移動時間を必要とし、さらに燃料交換機を使用する際の作業場所は梯子を介して搭乗する燃料交換機の上部であり、原子炉水面上からの作業位置が高いため、炉内作業箇所までの観察距離が大きくなっている。
【0005】
また、作業員は、燃料交換機の移動空間の側方に設けられた通路を歩行しているが、その周辺位置との放射線レベルの相違により、管理区域の種類が異なるため、周辺位置から上記通路に接近する場合には、途中で異なる防護服に着替える必要がある等、機器搬送等の際の作業に手間や時間を費やしている。
【0006】
さらに、原子炉内の作業状態や結果を確認するための作業を燃料交換機や前記の通路上から行なっているが、その作業確認が可能な者は、当該箇所にいる当事者に限られる。
【0007】
なお、従来では、燃料交換機に代る原子炉上方での作業用プラットホームが種々提案されている。例えば原子炉上方の原子炉ウェル内における段差部上に、円形レールを着脱自在に設け、この円形レールの上に回転架台を設けたもの(特許文献1参照)、また原子炉上方から水中作業を見るためにレール上に平坦なプラットホームを架設してその上にモニタ装置を設置したもの(特許文献2参照)、あるいは燃料取扱工具から分離した工具を固定し得るようにする使用済燃料ピットクレーンにプラットホームを設けたもの(特許文献3参照)等が知られている。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−113896号公報
【0009】
【特許文献2】
特開平5−100078号公報
【0010】
【特許文献3】
特開平6−186383号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
燃料交換機を使用した原子炉内作業においては、一度の作業で炉内の1箇所しか作業することができず、複数箇所を同時に作業することができないため能率上で課題がある。また、点検時における原子炉上方開放状態では燃料交換機用レールが配置される部位が開放空間となり、作業員が歩行する作業エリアや見学用エリア等が少ない。
【0012】
また、燃料交換機を使用して各種作業機器を移動する場合には、多くの移動時間を必要とし、さらに燃料交換機を使用して作業する場合には梯子を設けた燃料交換機上部での作業となることから、原子炉水面上からの作業位置が高く、作業箇所までの距離が大きくなって視野が制限される。
【0013】
また、作業員は、燃料交換機支持用レールの側方に設けられた通路を歩行しているが、その周辺位置との放射線レベルの相違により管理区域の種類が異なるため、上記通路を歩行する場合には防護服の着替えが必要となる等、機器搬送等の際の作業に手間や時間を費やし、それだけ作業能率が低下することがある。
【0014】
さらに、原子炉内の作業状態や結果を確認するための作業を燃料交換機や前記の通路上から行なっているが、その確認ができるのは当該箇所にいる当事者に限られるという制約もある。
【0015】
なお、上述したように、原子炉上方に設置して作業するためのプラットホームとして種々の提案がされたが、それらのプラットホームは用途が限られて汎用性に乏しく、また原子炉上方空間をかならずしも広く利用することができるものではなかった。
【0016】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、原子炉上方から複数箇所の作業を同時に並行して行えるようにして能率向上が図れるとともに、作業員が歩行する作業エリアや見学用エリア等を拡大することができ、また各種作業機器を短時間で能率よく移動することができ、さらに原子炉水面上からの作業位置を従来に比して低い位置とし、作業位置までの距離を小さくすることができ、また、同一管理区域内の床面積を拡大して同一防護服での移動範囲を従来に比して拡大することができ、さらに原子炉内の作業状態や結果の確認を複数人が同時に行えるようにして作業の確実性を高めることができる原子炉内作業用プラットホームを提供することを目的とする。
【0017】
また、本発明は、上記プラットホームを使用して効率よく作業を行うことができる原子炉内作業方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、請求項1に係る発明では、原子炉上方のオペレーションフロアに着脱可能に設置され、前記原子炉内に臨む開口部を有する床と、この床上に前記開口部を囲む配置で立設された複数本の支柱と、これら支柱間に架設された梁と、この梁に設けられ、水平面上に沿って移動可能な2以上のホイストとを備えたことを特徴とする原子炉内作業用プラットホームを提供する。
【0019】
請求項2に係る発明では、前記床は、前記オペレーションフロアに設置された燃料交換機支持用レールに、位置合せ機構を介して水平方向位置調整可能に載置されている請求項1記載の原子炉内作業用プラットホームを提供する。
【0020】
請求項3に係る発明では、前記床の開口部は、前記床の一部の取外し、追加または交換により、開口形状、大きさまたは配置が可変とされている請求項1記載の原子炉内作業用プラットホームを提供する。
【0021】
請求項4に係る発明では、電源装置、作業用空気供給装置および作業用水供給装置の少なくとも1以上を有する操作箱を備える請求項1記載の原子炉内作業用プラットホームを提供する。
【0022】
請求項5に係る発明では、原子炉上蓋を開放し、水張りをした水ピット上方のオペレーションフロアに、請求項1〜4のいずれかに記載の原子炉内作業用プラットホームを設置し、前記2以上のホイストを使用して原子炉内作業機器を前記原子炉内に吊下し、原子炉内における複数箇所の作業を同時に行うことを特徴とする原子炉内作業方法を提供する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0024】
まず、図1〜図6により、本発明の一実施形態として、沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内の点検、補修等の作業に適用する原子炉内作業用プラットホームについて説明する。
【0025】
図1は、この原子炉内作業用プラットホームの全体構成および設置状態を概略的に示す側面図であり、図2は、図1の平面図である。
【0026】
図1および図2に示すように、原子炉圧力容器1の上方に原子炉ウェル2が配置され、原子炉ウェル2の両側位置にD/Sプール3および燃料プール4が配置されている。
【0027】
本実施形態の原子炉内作業用プラットホーム5は、原子炉ウェル2上方のオペレーションフロア6に設けられている燃料交換機支持用のレール7上に設置されている。
【0028】
図3は、原子炉内作業用プラットホーム5を、図1のA方向から見た拡大側面図であり、図4は図3の平面図である。
【0029】
これら図3および図4に示すように、原子炉内作業用プラットホーム5は、原子炉圧力容器1内に臨む開口部を有する床8を備えている。この床8は、中空な薄箱状に構成されて水平に配置されており、例えば平面視で正方形状をなし、両側辺縁部が燃料交換機支持用のレール7にそれぞれ着脱可能に載置固定されている。床8は、例えばレール7の軌道方向(x方向)に沿って分割された複数、例えば3体の床部材8a,8b,8cを連結して一体としたものである。
【0030】
この床8の上面が作業者の移動および作業機器載置等を行うための作業用床面とされており、床8の周縁位置にはその一部または全体を囲む配置で手摺9が設けられ、作業者の歩行等を補助し得るようになっている。また、床8の中央部には、原子炉圧力容器1内の略全域を臨む開口部10が設けられ、この開口部10を介して炉内への機器の搬出入が行えるようになっている。この開口部10の周辺には、全周に亘って落下防止柵11が立設され、これにより原子炉圧力容器1内への落下防止による安全対策が図られている。
【0031】
そして、図4に示すように、床8の開口部10の周囲には、例えば4体の三角形状の床部材8dが等間隔で配置され、その床部材8d間には、さらに補助的な床部材8eが配置され、これらを組合せることにより、例えば原子炉圧力容器1内の略全域を臨む開口部10、例えば八角形の開口部が形成されている。
【0032】
なお、これらの床部材8a〜8eに対し、他の床部材を組合せることにより、例えば原子炉圧力容器1内の一部のみを開口する開口部10を形成することができる。すなわち、本発明では、床8の開口部10が一部の床部材の取外し、追加または交換等により、形状、大きさまたは配置が可変とされている。この床部材の取外し、追加、交換等による開口部10の変形等については、後述する他の実施形態(図7,8)において説明する。
【0033】
なお、床8の一部には、例えば原子炉圧力容器1の周壁部に対応する配置で、1対のパネル12が設けられ、これらのパネル12には炉内へホース等を挿入する孔13が形成されている。
【0034】
図5は、床8を燃料交換機支持用レール7に支持する支持構造を示しており、図3のB部拡大図である。この図5に示すように、床8は、燃料交換機支持用レール7に位置合せ機構14を介して水平方向位置調整可能に載置されている。
【0035】
すなわち、床8の底面には1対のレール7上に載置される脚部15がそれぞれ設けられ(図5には一方のレール7および脚部15のみが示されている)、この脚部15の外側には、それぞれ各レール7の側面に一定の間隔をもって対向する垂下片16が設けられている。
【0036】
この垂下片16に、水平方向位置調整用のボルト17が外側からレール7側に向って螺挿され、貫通している。そして、ボルト17をそれぞれ回転することにより、ボルト先端部に設けた当金18をレール7の外側面に当接させ、この当接位置を調整することにより、反力によって床8全体をレール7の軌道方向と直交する方向に移動することができるようになっている。
【0037】
床8の設置時には、この位置合せ機構14のボルト17を操作することにより、床8を燃料交換機支持用レール7の幅方向に対し、水平方向に位置調整し、床8を適正な位置に位置決めすることができる。
【0038】
次に、床8の上側構成について説明する。
【0039】
図3および図4に示すように、床8上には、開口部10を囲む配置で複数本、例えば4本の支柱19が相互に等間隔で立設され、これらの支柱19は補強杆20によって床8上に支持されている。各支柱19の上端は、それぞれ水平枠状の固定梁21によって連結されている。そして、固定梁21の下方に支持部材21aを介してレール7の軌道方向(x方向)に沿う水平な1対のガイドロッド22が支持され、さらにこれらのガイドロッド22に、レール7と直交する方向(y方向)に沿う複数本、例えば2本の移動ロッド23が、それぞれx方向に移動可能に支持されている。さらに、各移動ロッド23には、複数(例えば1ないし2個)のホイスト24が、滑車25を介してy方向に移動可能に取付けられている。
【0040】
図6は、この移動ロッド23に対する滑車25の支持構造を示している。この図6に示すように、移動ロッド23は例えばI形等のアングル構造とされ、この移動ロッド23に滑車25が係合してy方向に移動することができる。
【0041】
この滑車25にホイスト24が吊下され、ホイスト24はx、y方向に移動可能となっている。このホイスト24に、図示省略の作業用機器を装着し、床8の開口部10を介して原子炉圧力容器1内に挿入し、または取出すことができる。
【0042】
なお、支柱19と固定梁21とは、別構成のものを組立てて構成してもよく、また一体物として構成してもよい。すなわち、支柱19と固定梁21とは、ホイスト24を支持するための構築物であればよく、その形状や大きさは種々変更することができる。
【0043】
さらに、本実施形態では図3に示すように、支柱19に電源装置、作業用空気供給装置および作業用水供給装置を有する操作箱26が備えられている。この操作箱26からの操作指令により、作業部位への水や空気の供給、あるいはホイスト移動その他各種駆動操作を行うことができる。
【0044】
以上の構成において、原子炉内作業に際しては、原子炉上蓋を外し、水張りをした原子炉圧力容器1上方のオペレーションフロア6に、上述した原子炉内作業用プラットホーム5を設置し、2以上のホイスト24を使用して原子炉内作業機器を原子炉圧力容器1内に吊下し、複数箇所の原子炉内作業を同時に行うことができる。
【0045】
次に、図7〜図9により他の実施形態について説明する。
【0046】
図7は、床8の開口部10の形状を変更する第1の構成例を示している。この図7に示す実施形態においては、床8に設けた開口部10の中央位置に、円形床部材8fが配置されている。この円形床部材8fは、周囲の床部材8d,8eに例えば十文字状の連結用床部材8gを介して連結されている。
【0047】
すなわち、この構成例においては、図4に示した前記一実施形態の構成に円形床部材8fを加えることにより、床8の開口部10がドーナツ状に形成され、原子炉圧力容器1内の中央を除く周辺空間の作業用として適用される。
【0048】
図8は、別の構成例を示している。すなわち、図4に示した一実施形態における床8の開口部10の略全体を閉塞する大円形床部材8hが固定的に、あるいは回転可能に取付けられ、この大円形床部材8hの一部に一定長さの円弧状の狭小開口部10aが穿設されている。この狭小開口部10aにより、炉内に連通する開口量を少なくしている。なお、この大円形床部材10aを回転可能とした場合には、開口位置を必要に応じて変更することが可能となる。また、大円形床部材10aを固定的とした場合には、必要に応じて図示しない他の床部材と交換して、開口位置を変更することができる。
【0049】
このように、本発明では、床8の開口部10が一部の床部材を取外し、追加または交換することにより、形状、大きさまたは配置を変更することが可能であり、作業の種類、場所等に応じて、適宜の開口部を設定し、作業を的確に、効率よく、かつ安全に行うことができる。
【0050】
図9は、加圧水型原子炉への適用例を示している。この場合において、床8、支柱19、梁21、ホイスト24等の構成については前記実施形態と同様である。そして、加圧水型原子炉の原子炉容器1aの上方のオペレーションフロア6aにシールド部材27が敷設され、このシールド部材27の上に、床8が設置されている。他の構成については、前記実施形態と略同様である。
【0051】
以上の実施形態によれば、複数のホイスト24を使用して、一度の作業で炉内の複数箇所を作業することができ、複数箇所を同時に作業することにより能率向上が図れる。
【0052】
また、点検時における原子炉上方に床8を配置することにより、作業員が歩行する作業エリアや見学用エリア等を拡大することができる。
【0053】
また、燃料交換機を使用して各種作業機器を移動する場合のような多くの移動時間を必要とすることがなく、作業を迅速に行うことができ、さらに床8の上面がオペレーションフロア6と同レベルであるため、原子炉水面上からの作業位置を低くして、作業箇所までの距離を縮小し、視野を拡大することができる。
【0054】
また、作業員は、同一管理区域における広い範囲で移動および作業を行うことができるようになり、防護服の着替え等についての余分な操作を減少して、機器搬送等の際の作業を効率よく行うことができるようになる。
【0055】
さらに、原子炉内の作業状態や結果を確認するための作業について、床8上の広い範囲で当事者以外の作業者も含めて多数人が同時に行えるようになり、作業の確実性を向上することができる。
【0056】
また、原子炉上方に設置する作業用のプラットホーム5として、用途が制限されることもなく、汎用性に富むものとなり、原子炉上方空間を広く利用することができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、原子炉上方から複数箇所の作業を同時に並行して能率よく行えるとともに、作業員が歩行する作業エリアや見学用エリア等を拡大することができ、また各種作業機器を短時間で能率よく移動することができ、しかも原子炉水面上からの作業位置を従来に比して低い位置とし、作業位置までの距離を小さくすることができ、また、同一管理区域内の床面積を拡大して同一防護服での移動範囲を従来に比して拡大することができ、さらに原子炉内の作業状態や結果を確認するための作業を複数人が同時に行える等の利便性も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による原子炉内作業用プラットホームの設置状態を示す全体構成図。
【図2】図1の平面図。
【図3】本発明の一実施形態による原子炉内作業用プラットホームを図1のA方向から見た状態を示す拡大図側面図。
【図4】図3の平面図。
【図5】図3のB部拡大図。
【図6】図3のC部拡大図。
【図7】本発明の他の実施形態による原子炉内作業用プラットホームの拡大平面図。
【図8】本発明の別の実施形態による原子炉内作業用プラットホームの拡大平面図。
【図9】本発明のさらに異なる実施形態による原子炉内作業用プラットホームの拡大平面図。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器
2 原子炉ウェル
3 D/Sプール
4 燃料プール
5 原子炉内作業用プラットホーム
6 オペレーションフロア
7 レール
8 床
8a〜8h 床部材
9 手摺
10 開口部
11 落下防止柵
12 パネル
13 孔
14 位置合せ機構
15 脚部
16 垂下片
17 ボルト
18 当金
19 支柱
20 補強杆
21 固定梁
21a 支持部材
22 ガイドロッド
23 移動ロッド
24 ホイスト
25 滑車
26 操作箱
27 シールド部材

Claims (5)

  1. 原子炉上方のオペレーションフロアに着脱可能に設置され、前記原子炉内に臨む開口部を有する床と、この床上に前記開口部を囲む配置で立設された複数本の支柱と、これら支柱間に架設された梁と、この梁に設けられ、水平面上に沿って移動可能な2以上のホイストとを備えたことを特徴とする原子炉内作業用プラットホーム。
  2. 前記床は、前記オペレーションフロアに設置された燃料交換機支持用レールに、位置合せ機構を介して水平方向位置調整可能に載置されている請求項1記載の原子炉内作業用プラットホーム。
  3. 前記床の開口部は、前記床の一部の取外し、追加または交換により、開口形状、大きさまたは配置が可変とされている請求項1記載の原子炉内作業用プラットホーム。
  4. 電源装置、作業用空気供給装置および作業用水供給装置の少なくとも1以上を有する操作箱を備える請求項1記載の原子炉内作業用プラットホーム。
  5. 原子炉上蓋を開放し、水張りをした水ピット上方のオペレーションフロアに、請求項1〜4のいずれかに記載の原子炉内作業用プラットホームを設置し、前記2以上のホイストを使用して原子炉内作業機器を前記原子炉内に吊下し、原子炉内における複数箇所の作業を同時に行うことを特徴とする原子炉内作業方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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