JP4945092B2 - 超音波探触子 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波探触子に関する。
従来、超音波探触子としては、特開2000−131297号公報(特許文献1)に記載されている表面波測定用探触子がある。
この表面波測定用探触子は、基台と、基台の断面円弧状凹部上に略等間隔に貼り付けられた三つの板状の振動子とを備える。
この表面波測定用探触子は、上記三つの振動子のうちの一の振動子の超音波送受信面から被疲労度測定物に向けて超音波を発振して、その発振された超音波を上記被疲労度測定物の表層部(表面を含む)を伝播させた後、上記一の振動子以外の振動子で受信することにより、上記超音波が上記被疲労度測定物を伝播するときの伝播速度を測定するようになっている。そして、この伝播速度に基づいて上記被疲労度測定物の金属疲労の程度を測定するようになっている。
しかしながら、上記従来の表面波測定用探触子では、上記表層部を伝播した後上記一の振動子以外の振動子の方に向かう超音波が、上記一の振動子の縁部(エッジ)から発振されて上記被疲労度測定物の表面で反射した反射波と干渉して、上記超音波が上記被疲労度測定物を伝播するときの伝播速度を正確に測定できないという問題がある。
特開2000−131297号公報(第3図)
そこで、本発明の課題は、被疲労度測定物を伝播する超音波の伝播速度を正確に測定できる超音波探触子を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の超音波探触子は、
仮想球面の曲率と略同じ曲率の球面の一部分から成る超音波送受信面を夫々有する少なくとも二つの板状の振動子を備え、
上記少なくとも二つの振動子の超音波送受信面は、互いに非接触な状態で上記仮想球面の大円上に離間配置され、
上記少なくとも二つの振動子は、上記大円の周方向の一方側に配置される一端の振動子と、上記一端の振動子の上記大円の周方向の他方側に配置される他端の振動子とを備え、
一端の振動子は、互いに間隔をおいて位置すると共に、上記大円の周方向の他方側である他端の振動子側に行くにしたがって先細りとなる二の縁部分を有し、
上記二の縁部分は、上記大円の中心から見た図において、鋭角三角形の鋭角を画定する二辺に含まれ、
上記一端の上記振動子における上記大円の周方向の他方側は、上記二の縁部分の夫々の上記他端側の振動子側の端につながっている部分を有し、その部分は、上記大円の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成される波目形状を有し、
隣接する上記山の間の幅が、上記山の高さよりも小さくなっていて、
上記一端の上記振動子は、上記大円の周方向に沿った長さが、上記大円の周方向に垂直な方向の長さよりも長いことを特徴としている。
本発明によれば、上記一端の振動子における上記他端の振動子側のエッジは、上記大円の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された波目形状であるので、上記エッジ部分から発振される複数の超音波が互いに重なることにより弱めあって、上記一端の振動子における上記他端の振動子側のエッジから回折波(ノイズ超音波)が発生することがない。したがって、上記一端の振動子における上記他端の振動子側のエッジからノイズ超音波が発生することがないので、上記一端の振動子から発振されて、例えば軸受の内輪等の被疲労度測定物を伝播した超音波と、上記一端の振動子側のエッジからのノイズ超音波が干渉することがなくて、上記被疲労度測定物を伝播する超音波の伝播速度を正確に測定できる。
また、一実施形態の超音波探触子は、上記一端の振動子における上記他端の振動子側と反対側は、上記大円の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された波目形状である。
上記実施形態によれば、上記一端の振動子における上記他端の振動子側と反対側のエッジは、上記大円の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された波目形状であるので、上記一端の振動子における上記他端の振動子側と反対側のエッジからノイズ超音波が発生することを防止できて、被疲労度測定物を伝播する超音波の伝播速度を更に正確に測定できる。
また、一実施形態の超音波探触子は、上記他端の振動子は、互いに間隔をおいて位置すると共に、上記大円の周方向の一方側である上記一端の振動子側に行くにしたがって先細りとなる二の縁部分を有し、
その二の縁部分は、上記大円の中心から見た図において、鋭角三角形の鋭角を画定する二辺に含まれ、
上記他端の上記振動子における上記一端の上記振動子側は、その二の縁部分の夫々の上記一端側の振動子側の端につながっている部分を有し、その部分は、上記大円の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された波目形状を有し、
隣接する上記山の間の幅が、上記山の高さよりも小さくなっていて、
上記他端の上記振動子は、上記大円の周方向に沿った長さが、上記大円の周方向に垂直な方向の長さよりも長い。
また、一実施形態の超音波探触子は、上記他端の振動子における上記一端の振動子側と反対側は、上記大円の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された波目形状である。
また、一実施形態の超音波探触子は、上記一端の振動子における上記他端の振動子側のエッジに形成された隣接する上記山の間隔をw[m]、上記山の高さをh[m]、上記一端の振動子から発振される超音波の周波数をf[Hz]、および、この超音波が上記一端の振動子と被疲労度測定物との間に充填されている溶媒中を伝播するときの伝播速度をv[m/s]としたとき、w≦v/(2f)、w≦hである。
上記実施形態によれば、上記一端の振動子における上記他端の振動子側のエッジに形成された隣接する上記山の間隔wが、v/(2f)[m]以下であるので、上記エッジ部分から発振される複数の超音波が、重なり合うことにより強め合うことがなくて、重なり合うことによって必ず弱め合うようにすることができる。また、wがh以下であるので、上記エッジ部分から発振される複数の超音波の振幅を小さくできる。
また、一実施形態の超音波探触子は、上記一端の振動子における上記他端の振動子側のエッジは、のこぎり波の波目形状である。
上記実施形態によれば、上記一端の振動子における上記他端の振動子側のエッジは、のこぎり波の波目形状であるので、上記エッジの波目形状を簡単安価に形成できて、超音波探触子の製造コストを小さくすることができる。
本発明の超音波探触子によれば、一端の振動子における他端の振動子側のエッジは、大円の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された波目形状であるので、上記一端の振動子における上記他端の振動子側のエッジからノイズ超音波が発生することがなくて、被疲労度測定物を伝播する超音波の伝播速度を正確に測定できる。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1は、第1参考例の超音波探触子の概略を示す概略断面図である。
尚、図1において、7は、被疲労度測定物の一例としての高炭素クロム軸受鋼SUJ2製の玉軸受の内輪の軌道溝の軌道底の周辺を示している。
この超音波探触子は、樹脂製のバッキング部材1と、湾曲した板形状の第1振動子3、第2振動子4および第3振動子5とを備える。
上記バッキング部材1は、球面の一部からなる凹部を有し、第1、第2および第3振動子3,4,5は、上記凹部の大円10上に周方向に略等間隔に3つ配置されている。
上記第1、第2および第3振動子3,4,5のバッキング部材1側と反対側の表面は、超音波送受信面14,15,16になっている。詳しくは、上記第1、第2および第3振動子3,4,5は、その超音波送受信面の中心(後に詳述)から超音波を発振すると共に、その送受信面の中心で超音波を受信するようになっている。
上記第1、第2および第3振動子3,4,5の夫々は、フッ化ビニリデンとトリフルオロエチレンの共重合体で形成された板状可撓性部材の一例としての高分子圧電膜と、この高分子圧電膜の表面および裏面に取り付けられた電極としてのアルミ箔とを有する。
上記第1、第2および第3振動子3,4,5の夫々は、高分子圧電膜を挟むように高分子圧電膜の両側に取り付けられたアルミ箔の間に電圧を印加することにより、高分子圧電膜のみならず高分子圧電膜の両側に取り付けられたアルミ箔も振動させて、超音波を発振するようになっている。また、上記第1、第2および第3振動子3,4,5の夫々の高分子圧電膜のバッキング部材側と反対側のアルミ箔に超音波が到達すると、第1、第2および第3振動子3,4,5の夫々は振動することによって、超音波の到達を検出するようになっている。
上記第1、第2および第3振動子3,4,5は、このようにして超音波の送受信を行うようになっている。上記第1、第2および第3振動子3,4,5の夫々の高分子圧電膜のバッキング部材側と反対側のアルミ箔の表面は、超音波送受信面14,15,16になっている。上記超音波送受信面14,15,16は、仮想球面の大円18上に周方向に等間隔に配置されている。上記第1、第2、第3振動子3,4,5は、振動数5×106[Hz]で振動するようになっている。
上記構成において、上記第1参考例の高分子圧電膜は、以下のように被疲労度測定物の疲労を測定するようになっている。
先ず、初期設定工程を行う。この初期設定工程では、内輪7を、ガラスやプラスチック等からなる透明な容器に配置した後、中央に配置された第2振動子4の超音波送受信面15の中心における法線が、内輪7の軌道底に垂直であり、かつ、上記第1、第2および第3振動子3,4,5が、上記軌道底に対向するように、超音波送受信面14,15,16の夫々の中心と軌道底が同じ平面上に位置するように、超音波探触子を上記透明な容器内に配置する。
次に、水充填工程を行う。この水充填工程では、上記透明な容器に水を充填する。詳しくは、超音波探触子と内輪7の軌道底との間に、溶媒の一例としての水を隙間無く充填する。以後の工程では、超音波探触子と内輪7の軌道底との距離が変動するが、超音波探触子と内輪7の軌道底との距離がどのような大きさになっても、超音波探触子と内輪7の軌道底との間は、隙間無く水で充填されるようになっているものとする。そして、上記第2振動子4を、超音波送受信面15の中心の法線方向に移動させ、第2振動子4から発振されて内輪7の軌道底で反射して第2振動子4で検出された超音波における第2振動子4から発振されて第2振動子4で受信されるまでの時間と、第1振動子3から発振されて内輪7の軌道底で反射して第3振動子5で検出された超音波における第1振動子3から発振されて第3振動子5で受信されるまでの時間が等しい点に、超音波探触子を固定する。この工程の後、第2振動子4の超音波送受信面15と内輪7の軌道底との距離は、大円18の半径になっている。
続いて、超音波探触子接近工程を行う。この超音波探触子接近工程では、図1に示すように、超音波送受信面15の中心を内輪7の軌道底の方に上記法線方向に所定距離a[mm]近づける。上記大円18の半径をr[mm]とすると、超音波探触子接近工程の後、第2振動子4の超音波送受信面15と内輪7の軌道底との距離は、(r−a)[mm]になっている。
次に、超音波伝播時間測定工程を行う。この超音波伝播時間測定工程では、大円18の一端に位置している第1振動子3の超音波送受信面14からA方向(第1振動子3の超音波送受信面14の中心における法線方向)に発振されて水中を伝播した後、内輪7の軌道底を矢印B方向に伝播し、その後、矢印C方向(第3振動子5の超音波送受信面16の中心における法線方向)に水中を伝播して第3振動子5の超音波送受信面16に到達した超音波の伝播時間を測定する。尚、超音波探触子接近工程の後においては、第1振動子3の超音波送受信面14の中心からA方向に進んだときの内輪7の軌道底までの距離、第3振動子5の超音波送受信面16の中心からC方向の逆に進んだときの内輪7の軌道底までの距離、および、上記超音波が伝播する内輪7の軌道底の距離bは、一意に決定されている。
次に、軌道底伝播速度算出工程を行う。この軌道底伝播速度算出工程では、上記測定した超音波の伝播時間、および、超音波が水中を伝播するときの伝播速度に基づいて、内輪7の軌道底における超音波の伝播速度を算出する。
最後に、内輪疲労度判定工程を行う。材料の劣化(例えば、金属疲労、転がり軸受の転動疲労など)の度合と、その材料を伝播するときの超音波の伝播速度との間には、相関関係がある。この内輪疲労度判定工程では、この相関関係、具体的には、高炭素クロム軸受鋼を伝播する超音波の伝播速度と、高炭素クロム軸受鋼の劣化状態との間に成立する相関関係を用いて、内輪7の軌道底の超音波の伝播速度に基づいて、内輪7の軌道底の劣化の状態を判定する。
図2は、上記第1参考例の超音波探触子のバッキング部材1の凹部側を示す模式平面図である。
図2において、p1は、振動子3の超音波送受信面14の中心を示し、p2は、振動子4の超音波送受信面15の中心を示し、p3は、振動子5の超音波送受信面16の中心を示している。
図2に示すように、上記第2振動子4の超音波送受信面15の周囲(エッジ)は、大円18の方向と略平行な周囲を有する略正方形の形状をしている。一方、上記第1振動子3と第3振動子5は、略同一の形状を有している。詳細には、第1振動子3および第3振動子5の超音波送受信面14,16の周囲も大円18の方向と略平行な周囲を有する略正方形の形状をしているが、第2振動子4と異なり第1振動子3における第3振動子側の周囲およびこの周囲に対向する周囲は、のこぎり波の波目形状をしている。また、第3振動子5における第1振動子3側の周囲およびこの周囲に対向する周囲ものこぎり波の波目形状をしている。
言い換えると、大円18上の一端の振動子である第1振動子3における他端の振動子側(第3振動子5側)のエッジ、および、第1振動子3における他端の振動子側と反対側のエッジは、大円18の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された波目形状になっている。また、同様に、大円18上の他端の振動子である第3振動子5における一端の振動子側(第1振動子3側)のエッジ、および、第3振動子5における一端の振動子側と反対側のエッジは、大円18の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された波目形状になっている。
尚、第1および第3振動子3,5において、のこぎり波の波目の山の高さの半分の地点を通る直線は、略正方形の周囲の一部になっている。すなわち、図2において、上記p2は、略正方形の形状の第2振動子4の超音波送受信面の中心であり、p1およびP3は、直線部分と、のこぎり波の波目の山の高さの半分の地点を通る直線部分が形成する正方形の中心になっている。上記第1、第2および第3振動子3,4,5の夫々の超音波送受信面14,15,16の中心p1,p2,p3は、大円18上に位置している。
上記バッキング部材1の凹部における、上記第1振動子3の第2振動子4側のエッジと第2振動子4の第1振動子3側のエッジとの距離cは、上記凹部における、第2振動子4の第3振動子5側のエッジと第3振動子5の第2振動子4側のエッジとの距離dと同一の長さに設定されている。
図3は、第1振動子3の波目形状のエッジの一部の部分拡大図である。詳述しないが、第2振動子4および第3振動子5の全ての波目形状のエッジは、図3に示すエッジと同一の形状を有している。
図3に示すように、波目形状のエッジは、のこぎり波の形状をしており、隣接する山の間の幅wは、山の高さhよりも小さくなっている。また、wは、第1振動子3から発振される超音波の水中での波長の1/2よりも小さく設定されている。上記第1振動子3から発振される超音波の周波数は、5×106[Hz]であり、水温が26.3[℃]のときの音波の水中の音速が1500[m/s]である。したがって、水温が26.3[℃]の場合では、第1振動子3から発振される超音波の水中での波長は、略3×10-4[m]となる。このことから、透明な容器に水を充填しているこの参考例では、wは、(3×10-4)/2=1.5×10-4[m]よりも小さく設定されている。尚、水温の変動による水中の音速の変動は非常に小さいので、水中の音速として、1500[m/s]を用いることができる。
尚、この参考例では、図1および図2において、超音波送受信面14の第2振動子4側のエッジの仮想球面の大円18上の山に対応する点fから超音波送受信面15の中央の法線が内輪7の軌道底と交わる点eまでの距離と、点eから超音波送受信面16の第2振動子4側のエッジの仮想球面の大円18上の山に対応する点gまでの距離との和をl[m]とし、更に、超音波送受信面14の第2振動子4側のエッジの仮想球面の大円18上の谷に対応する点hから超音波送受信面15の中央の法線が内輪7の軌道底と交わる点eまでの距離と、点eから超音波送受信面16の第2振動子4側のエッジの仮想球面の大円18上の谷に対応する点iまでの距離との和をm[m]とし、上記超音波が水中を伝播するときの波長をλ[m]としたとき、|m−l|は、|m−l|=(n+1/2)λ(ここで、nは0以上の整数)の関係を満たしている。このようにすると、第1振動子4の第2振動子5側のエッジからのノイズ波を弱め合わせることができ、第1振動子4の第2振動子5側のエッジからのノイズ波を更に低減できる。
上記第1参考例の超音波探触子によれば、大円10上の一端の振動子である第1振動子3における他端の振動子(第3振動子5)側のエッジは、大円18の周方向に垂直な方向に山と谷とが交互に形成された波目形状であるので、上記エッジ部分から発振される複数の超音波が互いに重なることにより弱めあって、上記エッジから回折波(ノイズ超音波)が発生することがない。したがって、第1振動子3の第3振動子5側のエッジからノイズ超音波が発生することがないので、第1振動子3から発振されて内輪7の軌道底を伝播した超音波と、第1振動子3の第3振動子5側のエッジからのノイズ超音波が干渉することがなくて、内輪7の軌道底を伝播する超音波の伝播速度を正確に測定できる。
また、上記第1参考例の超音波探触子によれば、第1振動子3における第3振動子5側と反対側のエッジは、大円18の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された波目形状であるので、第1振動子3における第3振動子5側と反対側のエッジからノイズ超音波が発生することを防止できて、内輪7の軌道底を伝播する超音波の伝播速度を更に正確に測定できる。
また、上記第1参考例の超音波探触子によれば、第1振動子3における第3振動子5側のエッジに形成された隣接する山の間隔wが、第1振動子3から発振される超音波の水中の波長の1/2よりも小さいので、第1振動子3における第3振動子5側のエッジから発振される複数の超音波が、重なり合うことにより強くなることがなくて、重なり合うことにより必ず弱くなる。また、山の間隔wが、山の高さh以下であるので、第1振動子3における第3振動子5側のエッジから発振される複数の超音波の振幅を小さくできる。
また、上記第1参考例の超音波探触子によれば、第1振動子3および第3振動子5の波目形状のエッジは、のこぎり波の波目形状であるので、第1振動子3および第3振動子5の周囲のエッジの波目形状を簡単安価に形成できて、超音波探触子の製造コストを小さくできる。
尚、上記第1参考例の超音波探触子では、バッキング部材1の球面形状の凹部の大円10上に、等間隔に3つの振動子3,4,5を配置したが、この発明では、バッキング部材の球面形状の凹部の大円上に、離間して2つの振動子を配置しても良く、また、バッキング部材の球面形状の凹部の大円上に、互いに間隔をおいて4以上の振動子を配置しても良い。
また、上記第1参考例の超音波探触子では、バッキング部材1における振動子取付面は、球面の一部であったが、この発明では、バッキング部材における振動子取付面は、円筒面の一部であっても良く、この円筒面の一部の大円上に、複数の振動子の夫々の中心を配置しても良い。
また、上記第1参考例の超音波探触子では、第1振動子3および第3振動子5における仮想大円18と略垂直に延びるエッジを波目形状にしたが、この発明では、少なくとも超音波発信側(超音波発振側)の第1振動子の第3振動子側のエッジを波目形状にしていれば良く、超音波発信側の第1振動子の第3振動子側のエッジ以外のエッジの波目を省略しても良い。
尚、上記第1参考例では、内輪7の軌道底の疲労度を測定するに際し、超音波探触子と内輪7と間に溶媒としての水を充填した状態で、内輪を伝播する超音波の伝播速度を測定するようにした。しかしながら、この発明の超音波探触子と被疲労度測定物との間に、スピンドル油(音波の伝播速度は32℃で1342[m/s])、エタノール(音波の伝播速度は20℃で1168[m/s])、または、空気(音波の伝播速度は15℃で340[m/s])等の水以外の溶媒を充填して、被疲労度測定物の疲労度を測定しても良いことは勿論である。そして、この場合に、一端の振動子の他端の振動子側のエッジの形状を波目形状にし、かつ、隣接する山の幅を、山の高さ以下に設定すると共に、一端の振動子から発振される超音波の溶媒中の波長の1/2以下に設定すると、第1参考例の超音波探触子と同様に、エッジからノイズ超音波が発振されることがなくて、被疲労度測定物の疲労度の判定を正確に行うことができる。
図4(A)〜(D)は、第2〜第5参考例の超音波探触子のバッキング部材の凹部側を示す模式平面図である。
第2〜第5参考例の超音波探触子は、第1参考例の超音波探触子と同一のバッキング部材を有する一方、第1参考例の超音波探触子の振動子と異なる振動子を有している。詳しくは、第2〜第5参考例の超音波探触子の振動子は、第1参考例の振動子と同じ厚さの高分子圧電膜と、高分子圧電膜を挟むように高分子圧電膜の両側に取り付けられた第1参考例の振動子と同じ厚さのアルミ箔を有する一方、第2〜第5参考例の超音波探触子は、振動子の個数や、超音波送受信面の周囲の形状が第1参考例の超音波探触子と異なっている。
第2〜第5参考例の超音波探触子では、第1参考例の超音波探触子の構成部と同一構成部には同一参照番号を付して説明を省略することにする。また、第2〜第5参考例の超音波探触子では、第1参考例の超音波探触子と共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第1参考例の超音波探触子と異なる構成についてのみ説明を行うことにする。
第2参考例の超音波探触子は、図4(A)に示すように、バッキング部材1の大円10上に、断面略長方形状の第1振動子43と第2振動子45とを配置している。第1振動子43および第2振動子45の中心は、大円10上に配置され、かつ、第1振動子43および第2振動子45の夫々の幅方向は、大円10と略平行になっている。
更に、一端の振動子である第1振動子43における他端の振動子である第2振動子45側のエッジ、および、第2振動子45における第1振動子43側のエッジには、大円10の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された断面のこぎり波状の波目が形成されている。
また、第3参考例の超音波探触子は、図4(B)に示すように、バッキング部材1の大円10上に、断面略長方形状の第1振動子53と第2振動子55とを配置している。第1振動子53および第2振動子55の中心は、大円10上に配置され、かつ、第1振動子53および第2振動子55の夫々幅方向は、大円10と略平行になっている。
更に、一端の振動子である第1振動子53における他端の振動子である第2振動子55側のエッジ、第1振動子53における第2振動子55側と反対側のエッジ、第2振動子55における第1振動子53側のエッジ、および、第2振動子55における第1振動子53側と反対側のエッジには、大円10の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された断面のこぎり波状の波目が形成されている。
また、第4参考例の超音波探触子は、図4(C)に示すように、バッキング部材1の大円10上に、断面略円形状の第1振動子73と第2振動子75とを配置している。上記第1振動子73および第2振動子75の中心は、大円10上に配置されている。上記第1振動子73と第2振動子75の夫々のエッジには、全周に亘って、大円10の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された断面のこぎり波状の波目が形成されている。
また、第5参考例の超音波探触子は、図4(D)に示すように、バッキング部材1の大円10上に、断面略半円形状の第1振動子83と第2振動子85とを配置している。
第1振動子83の円弧部分と第2振動子85の円弧部分とが、対向するように配置されている。上記第1振動子83と第2振動子85の夫々のエッジには、全周に亘って、大円10の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された断面のこぎり波状の波目が形成されている。
図5は、本発明の一実施形態の超音波探触子のバッキング部材の凹部側を示す模式平面図である。
この実施形態の超音波探触子は、3つの振動子のうちで中央に位置する第2振動子4の形状を変えない一方、3つの振動子のうちの一端の第1振動子93の形状および他端の第3振動子95の形状を大きく変化させた点が第1参考例の超音波探触子と異なる。
この実施形態の超音波探触子では、第1参考例の超音波探触子の構成部と同一構成部には同一参照番号を付して説明を省略することにする。また、この実施形態の超音波探触子では、第1参考例の超音波探触子と共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第1参考例の超音波探触子と異なる構成および作用効果についてのみ説明を行うことにする。
図5に示すように、この実施形態では、第1振動子93および第3振動子95は、同一の形状をしている。詳細には、第1振動子93および第3振動子95は、略頂角が20°に設定された鋭角三角形の形状をしている。第1振動子93および第3振動子95の夫々の頂角側は、中央の第2振動子4に向けられている。図5に示す平面図において、第1振動子93および第3振動子95の夫々の超音波送受信面の垂直2等分線は、仮想球面の大円18上に位置されている。
また、図5に示すように、第1振動子93および第3振動子95の夫々の大円10方向の第2振動子側の端部の形状は、山が2つのジグザグ形状になっている。また、第1振動子93および第3振動子95の夫々の大円10方向の第2振動子側と反対側の端部の形状も、山が2つのジグザグ形状になっている。換言すると、第1振動子93および第3振動子95の夫々の大円10方向の第2振動子側の端部には、大円10の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に繰り返されるのこぎり波状の波目が形成されている。この波目の山の部分は2箇所で谷の部分は1箇所になっている。また、第1振動子93および第3振動子95の夫々の大円10方向の第2振動子側と反対側の端部には、大円10の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に繰り返されるのこぎり波状の波目が形成されている。この波目の山の部分は2箇所で谷の部分は1箇所になっている。第1振動子93および第3振動子95の夫々おいて、超音波送受面の大円10方向の谷の位置を結ぶ曲線は、仮想球面の大円18上に位置している。
上記実施形態の超音波探触子によれば、第1振動子93および第3振動子95の第2振動子4側の形状を、略頂角が20°に設定された鋭角三角形の形状としたため、第1参考例と比較して、第1振動子93および第3振動子95のノイズ超音波を最も発振しやすい第2振動子4側のエッジからのノイズ超音波は、被疲労度測定物の超音波伝播時間測定をする超音波の伝播方向に沿った方向のノイズ超音波成分が少なくなる。これは、ノイズ超音波はエッジの形状に垂直な方向に発振され易いためである。つまり、エッジの形状は被疲労度測定物の超音波伝播時間測定をする超音波の伝播方向に、より鋭角に突出することが望ましい。さらに、図1と同様に第1振動子93および第3振動子95のノイズ超音波を最も発振し易い第2振動子4側のエッジをのこぎり形状の波目としたため、被疲労度測定物の超音波伝播時間測定をする超音波の伝播方向に沿った方向のノイズ超音波成分どうしが干渉することでノイズ波を弱め合わせることができる。さらに、第1振動子93および第3振動子95の夫々の大円10方向の両端部にのこぎり形状の波目を形成したので、この部分から発振されるノイズ超音波も被疲労度測定物の超音波伝播時間測定をする超音波の伝播方向に沿った方向のノイズ超音波成分どうしが干渉することでノイズ波を弱め合わせることができる。これらのことから、被疲労度測定物の伝播速度をより正確に測定できる。
尚、この発明に用いられる振動子は、上記高分子圧電膜を使用したものに限定されるものではなく、被疲労度測定物によっては、高分子圧電膜を使用したものとは異なる振動数の超音波を発振するコンポジット振動子、ジルコン酸チタン酸鉛、チタン酸鉛、ニオブ酸鉛等を用いることもできる。
第1参考例の超音波探触子の概略を示す概略断面図である。 上記第1参考例の超音波探触子の凹部側を示す模式平面図である。 上記第1参考例の超音波探触子が有する第1振動子のエッジの一部の部分拡大図である 第2〜第5参考例の超音波探触子のバッキング部材の凹部側を示す模式平面図である。 本発明の一実施形態の超音波探触子のバッキング部材の凹部側を示す模式平面図である。
1 バッキング部材
3,43,53,73,83,93 第1振動子
4,45,55,75,85 第2振動子
5,95 第3振動子
7 内輪
10 大円
14,15,16 超音波送受信面
18 大円
w 第1振動子における第3振動子側のエッジに形成された隣接する山の間隔
h 第1振動子における第3振動子側のエッジに形成された山の高さ

Claims (6)

  1. 仮想球面の曲率と略同じ曲率の球面の一部分から成る超音波送受信面を夫々有する少なくとも二つの板状の振動子を備え、
    上記少なくとも二つの振動子の超音波送受信面は、互いに非接触な状態で上記仮想球面の大円上に離間配置され、
    上記少なくとも二つの振動子は、上記大円の周方向の一方側に配置される一端の振動子と、上記一端の振動子の上記大円の周方向の他方側に配置される他端の振動子とを備え、
    一端の振動子は、互いに間隔をおいて位置すると共に、上記大円の周方向の他方側である他端の振動子側に行くにしたがって先細りとなる二の縁部分を有し、
    上記二の縁部分は、上記大円の中心から見た図において、鋭角三角形の鋭角を画定する二辺に含まれ、
    上記一端の上記振動子における上記大円の周方向の他方側は、上記二の縁部分の夫々の上記他端側の振動子側の端につながっている部分を有し、その部分は、上記大円の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成される波目形状を有し、
    隣接する上記山の間の幅が、上記山の高さよりも小さくなっていて、
    上記一端の上記振動子は、上記大円の周方向に沿った長さが、上記大円の周方向に垂直な方向の長さよりも長いことを特徴とする超音波探触子。
  2. 請求項1に記載の超音波探触子において、
    上記一端の振動子における上記他端の振動子側と反対側、上記大円の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された波目形状であることを特徴とする超音波探触子。
  3. 請求項1または2に記載の超音波探触子において、
    上記他端の振動子は、互いに間隔をおいて位置すると共に、上記大円の周方向の一方側である上記一端の振動子側に行くにしたがって先細りとなる二の縁部分を有し、
    その二の縁部分は、上記大円の中心から見た図において、鋭角三角形の鋭角を画定する二辺に含まれ、
    上記他端の上記振動子における上記一端の上記振動子側は、その二の縁部分の夫々の上記一端側の振動子側の端につながっている部分を有し、その部分は、上記大円の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された波目形状を有し、
    隣接する上記山の間の幅が、上記山の高さよりも小さくなっていて、
    上記他端の上記振動子は、上記大円の周方向に沿った長さが、上記大円の周方向に垂直な方向の長さよりも長いことを特徴とする超音波探触子。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の超音波探触子において、
    上記他端の振動子における上記一端の振動子側と反対側は、上記大円の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された波目形状であることを特徴とする超音波探触子。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の超音波探触子において、
    上記一端の振動子における上記他端の振動子側のエッジに形成された隣接する上記山の間隔をw[m]、上記山の高さをh[m]、上記一端の振動子から発振される超音波の周波数をf[Hz]、および、この超音波が上記一端の振動子と被疲労度測定物との間に充填されている溶媒中を伝播するときの伝播速度をv[m/s]としたとき、
    w≦v/(2f)、
    w≦h
    であることを特徴とする超音波探触子。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の超音波探触子において、
    上記一端の振動子における上記他端の振動子側のエッジは、のこぎり波の波目形状であることを特徴とする超音波探触子。
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