JP4944654B2 - 電源装置、および記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外部の制御手段からの設定信号によって、出力電圧を調整するPWMスイッチング方式の降圧型DC/DCコンバータによる電源装置、および該電源装置を用いる記録装置に関する。
PWMスイッチング方式の降圧型DC/DCコンバータは、電子機器等などにおいて、駆動源や電子回路などの負荷への電力供給に用いられている。PWMスイッチング方式の降圧型DC/DCコンバータは、出力電圧を設定するための目標電圧値と出力電圧からの帰還電圧値とを比較する定値制御により、設定された一定の出力電圧を生成する。
負荷へ供給する出力電圧を調整するDC/DCコンバータは、外部の制御手段としてのコントロールユニットや電子機器からの信号で、フィードバック定電圧制御の目標電圧値を変える事で出力電圧を調整する。もしくは、出力電圧からの帰還電圧に電流加算する事で帰還電圧値を変化させ、出力電圧を調整する。
ここで、従来の出力電圧を調整するPWMスイッチング方式の降圧型DC/DCコンバータの動作を説明する。
図9は、従来の降圧型DC/DCコンバータの基本構成を示している。この図9では、目標電圧値をD/Aコンバータによって調整するDC/DCコンバータの動作を説明する。
図示したPWMスイッチング方式の降圧型DC/DCコンバータでは、図示しない電源ユニットから供給されるDC/DCコンバータの入力電圧VHinがスイッチング素子Q101に入力される。スイッチング素子Q101及びダイオードD101において変換された交流出力はリアクタL101を介して出力され、出力電圧VHを負荷へ供給する。
スイッチング素子Q101の直流側にはコンデンサC001が、交流側にはリアクタL101を介してコンデンサC002が接続され、リアクタL101とコンデンサC002で平滑回路を構成している。
また、平滑回路の出力端から検出された出力電圧信号VHは、抵抗R101、及び抵抗R102により抵抗分圧されたその帰還電圧がPWM制御IC200内の誤差増幅器202に入力され定電圧フィードバック制御されている。
定電圧フィードバック制御を行う回路は、誤差増幅器202、PWM比較器203を含むPWM制御IC200、及び、抵抗R103、R104、R105、R106、コンデンサC003から構成されている。
放電回路部Hは、スイッチ素子Q01と抵抗R01から構成されている。
スイッチ素子Q01の一方はGNDに接続され、また、他方は、抵抗R01を介して、VH出力に接続されている。また、スイッチ素子Q01の制御端子は、コントロールユニット30に接続されている。
スイッチ素子Q01は、コントロールユニット30からのDCHRG信号によってオンまたはオフする。例えば、スイッチ素子Q01はDCHRG信号がHレベルの時に導通し、Lレベルのとき遮断する。
次に出力電圧を調整する制御を説明する。
誤差増幅器202は、D/Aコンバータ201から供給される基準電圧Vrefと、抵抗R101、R102からフィードバックされた出力電圧VHの帰還電圧を入力する。
誤差増幅器202からの出力信号は、PWMデューティ比を決定するPWM比較器203に入力される。PWM比較器203の出力がPWM制御IC200の出力信号として、MOSドライブ回路204を通してスイッチング素子Q101を制御している。
なお、誤差増幅器202の反転端子、出力端子間に接続される抵抗R105、R106、コンデンサC003は位相補償回路の一例である。
D/Aコンバータ201の設定信号DA_Sは、電子機器のコントロールユニット30に接続され、D/Aコンバータ201の出力端子Aoutから出力されるVrefは、抵抗R103、R104で分圧され誤差増幅器202の反転端子に接続されている。
D/Aコンバータ201は、コントロールユニット30からのデジタル信号によりVref端子の電圧を調整し、誤差増幅器202の反転端子に抵抗R103、R104により抵抗分圧されたVref‘の電圧として供給する。
ここで、例えば8ビットのD/Aコンバータを用いればVref電圧は2^8(2の8乗、以下「^」によりべき乗を示す)すなわち256段階に調節できる。
誤差増幅器202の非反転端子は、DC/DCコンバータの出力VHとグランド間を抵抗R101、R102で分圧した分圧点に接続され、出力電圧VHが
VH=Vref*(R101+R102)/R102 …(1)
の目標電圧になるようにPWM比較器203によりフィードバック制御が行われる。出力電圧VHは、最大電圧をVHmax、最小電圧をVHminとするとVHmaxからVHminまでの電圧は256段階に調整可能となる。
一例として、24V〜19V の出力電圧範囲を8ビットのD/Aコンバータで2^8(256)段階に調節可能なDC/DCコンバータを例に説明する。この場合、D/Aコンバータの制御データ1ビット分に相当する電圧変化は、(24V−19V)/ 2^8≒19.5mVとなる。
図9のようなスイッチング素子Q101とGND間のローサイド側にダイオードを利用したPWM制御方式のDC/DCコンバータは、いわば低コストな構成であるといえる。このような構成において、出力電圧を上昇させる場合は、(定値制御の目標電圧値を切り替える、または帰還電圧値を切り替えることで)フィードバック制御により、ハイサイド側のMOS-FETのオンデューティー幅を広げる。これにより、入力側から電力が供給され、出力電圧を上昇させる制御となり、出力電圧を上昇させる時間は、DC/DCコンバータのフィードバックループの応答時間により決定される。
一方、出力電圧を低下させる際には、D/AコンバータのVrefが変化しても、DC/DCコンバータの出力電圧VHはすぐに低下できない。これは、すでに出力コンデンサには、出力電圧を低下させる前の電圧で電荷が蓄えられており、蓄えられている電荷を放電する経路が負荷電流、又は出力電圧からの帰還電圧を生成している出力端に挿入された分圧抵抗しかないためである。
ここで、一般的に帰還電圧を決定している分圧抵抗は、DC/DCコンバータの電力変換効率を悪化させないように数kΩ〜数十kΩの定数が使われており、分圧抵抗に流れる電流は多くても数mAの電流しか流れていない。
したがって、軽負荷時、例えば負荷電流0A時に出力電圧を低下させるには、すでに出力コンデサに蓄えられてしまっている余剰電荷を放電する経路がない。このため、従来では、図9のようにスイッチ素子Q01、抵抗R01を出力端に直列に挿入した放電回路部Hを駆動することによって、出力コンデンサに蓄えられた余剰電荷をGNDへ放電して出力電圧を低下させる構成が用いられている。
また、同様な放電回路部Hとして、出力電圧を低下させる際に、出力端のコンデンサ電荷を放電するための放電回路部Hの構成が提案されている(たとえば下記の特許文献1)。
この特許文献1では、DC/DCコンバータの出力電圧として必要となる全ての電圧範囲において出力電圧を規定された時間内に目標とする電圧値に低下させるために、放電回路部Hを駆動する信号は、出力電圧の設定値によらず常に一定のパルス幅としている。
特開2005−168235号公報
上記で説明した出力電圧を調整するDC/DCコンバータは、予め設定電圧がコントロールユニットで決定されており、例えば負荷側の部品バラツキや、環境変動に対するエネルギー補正をするために出力電圧を調整する機能を持ち負荷へ電源電圧及び駆動電力を供給している。
このような電子機器に電源電圧を供給するDC/DCコンバータでは、ある出力電圧値を供給中にコントロールユニットから出力電圧を変更し、調整する設定信号を受け出力電圧を短時間で変化させる必要がある。
このようなDC/DCコンバータが、ある出力電圧Voで動作中に、コントロールユニットから、出力電圧V1(Vo>V1)へ変更する設定信号が出力された場合について図10の波形を用いて動作を説明する。
出力電圧を変更する設定信号(D/A_S)を受信する以前では、DC/DCコンバータの負荷電流が0Aであるとすると、入力側からの電力は、DC/DCコンバータの内部損失分を供給するだけでよい。このため、スイッチング素子Q101は、ほとんどのスイッチング周期のあいだオフ状態であるDuty0%の動作となっている。
ここで、図10の時間t0からt1の間でコントロールユニット30から出力電圧をVoからV1(Vo>V1)へ変更する設定信号(D/A_S)が入力されると、D/Aコンバータ201の出力は低下する(不図示)。これにより、DC/DCコンバータの目標設定電圧が変更される。
DC/DCコンバータの目標設定電圧が設定された後、t2からt4の区間において、コントロールユニット30から予め設定された一定のパルス幅のDCHRG信号が送信される。
t2のタイミングでコントロールユニット30からHレベルのDCHRG信号を受信すると、スイッチ素子Q01が導通する。ここで、t1からt4の間は、出力から負荷電流が取られないため、t1からt2のDCHRG信号を受信するまでの時間ではVH電圧はVoのまま変化しない。t2のタイミングでスイッチ素子Q01が導通すると、抵抗R01を介してGNDへ放電電流が流れコンデンサC002(VH)の電位はVoから目標電圧値のV1へ向けて減少しタイミングt3で目標電圧Voに達する。
タイミングt2からt3の区間の出力電圧は、
V1=V0*exp(−t/(C002*R1)) (2)
抵抗R01に流れる電流は、V1より、IR01=V1/R01となる。
DCHRG信号のパルス幅は、t2からt4まで出力されているため、タイミングt3からt4の区間では、出力電圧はすでに目標電圧V1まで低下する。このとき、DC/DCはV1で定電圧制御しているため、抵抗R01には出力電圧V1が印加され続けてしまう。
タイミングt4でDCHRG信号がLレベルとなるとスイッチ素子Q01はオフし一連のVH変調制御が終了する。なお、以上では、スイッチ素子Q01のオン抵抗は0Ωであるものと想定している。
<放電回路部Hの導通時間>
図9のDC/DCコンバータの出力電圧調整範囲がVHmaxからVHminとし、出力電圧VHをある初期電圧Voから目標電圧V1へ低下させる場合、出力コンデンサC002の容量をC002[μF]、放電抵抗R01[Ω]とし、放電回路部Hのスイッチ素子Q01のオン抵抗を無視すると、出力電圧VHがV1まで低下させるのに必要なパルス幅は次式で表せる。
t=−C002*R01*LN(V1/V0) (3)
例えば、一例として上記式に容量Cを220μF、放電抵抗R01を100Ωとすると、例えば24Vから23Vへ1.0V低下させる場合は、0.936msのパルス幅が必要となる。また20Vから19Vへ1.0V低下させる場合は1.128msのパルス幅が必要となる。
上記式(3)から、VoとV1の電位差が大きい程、出力電圧VHを低下させる時間が長くなり、また、出力コンデンサC002の容量が大きい程、放電回路部Hを駆動するパルス幅は長くなる事がわかる。
このように、一定電圧を低下させるための放電回路部Hの導通時間は、出力コンデンサC002が決まっていると初期設定及び目標電圧によって変わる。
たとえば、VHmaxを24V、VHminを19Vに設定可能なDC/DCコンバータでは、VH電圧を24Vから19Vへ低下させる放電時間が最大となる。
ここで、この条件を上記回路定数に当てはめると、24Vから19Vへ5V低下させる場合は5.132msの放電時間が必要となり、VH電圧出力範囲を目標電圧へ調整するためには5.132msの一定のパルス幅で放電回路部Hを駆動することになる。
すなわち、DC/DCコンバータの設定可能な全ての電圧範囲において、一定のパルス幅で規定された時間内で目標とする電圧値に低下させるためは、5.132msのパルス幅が必要となる。
さらに、特許文献1に記載のように、常に一定のパルス幅で放電回路部Hを駆動して、DC/DCコンバータの全ての出力電圧範囲において出力電圧を規定された時間内に目標とする電圧値に低下させるDC/DCコンバータについて説明する。
出力電圧を調整するDC/DCコンバータの一例として、24V〜19Vの出力電圧範囲を8ビットのD/Aコンバータで2^8(256)段階に調節可能なDC/DCコンバータとすると、D/Aコンバータ1ビット分の電圧変化は、(24V−19V)/ 2^8≒19.5mVとなる。
つまり、DC/DCコンバータの出力を24Vから19Vへ低下させる際も、24Vから19.5mV低下させる際も5.132msの一定のパルス幅で放電回路部Hを駆動し、出力電圧を低下させることとなる。
ここで、全ての出力電圧範囲を一定のパルス幅で放電回路部Hを駆動し、出力電圧を低下させるための最大時間は、
t=−C002*R01*LN(VHmin/VHmax) (4)
となる。
したがって、DC/DCコンバータが出力する全ての出力範囲を一定のパルス幅で決められた一定電圧を低下させるためには、最大出力電圧VHmaxと最低出力電圧VHminから決まる最大電圧変化幅△VHmax(△VHmax=VHmax−VHmin)を満足する導通時間でDCHRG信号のパルス幅が決定される。すなわち、この一例の説明では、24Vから19Vへの変調を満たす5.132msの導通時間を全ての出力範囲で与える事で、全ての出力範囲で電圧を低下させる事が可能である。
<抵抗印加電力>
次に、放電抵抗に印加される電力について説明する。
図9のように出力電圧を調整するDC/DCコンバータでは、出力電圧はVHmax〜VHminの出力電圧幅を持つ。よって、スイッチ素子Q01が導通した時に放電抵抗に印加される電圧値もVHmax〜VHminの間の電圧値となる。また印加電圧は出力電圧を変調するDC/DCコンバータのため必ず一定とはならない。例えば、出力電圧が24Vから19Vまで出力電圧を変化するDC/DCコンバータの場合は、放電抵抗に24Vから19Vの電圧が印加される場合がある。
ここで、放電抵抗が100Ωの場合は、24Vの場合、印加されつづける電力は5.76W、19Vの場合3.61Wとなり、出力電圧24Vの時には19Vの時よりも電力は約1.6倍となる。
また、このような出力端にスイッチ素子と抵抗を直列接続した放電回路部Hでは、出力電圧を低下させる際に出力電圧が目標値まで低下しても放電回路部Hのスイッチ素子が導通している間は放電抵抗に出力電圧VHが印加され続けてしまう。これにより、放電抵抗には、一定の放電電流が流れ続ける、つまり、一定の電力が印加され続けてしまう。
すなわち、全ての出力で電圧範囲を一定のパルス幅で放電回路部Hを導通して出力電圧範囲を低下させる場合は、最大電圧24VからD/Aコンバータ1Bit分の電圧を低下させる場合に放電抵抗には、最大の電力が印加される。
ところで一般的に抵抗は、図11のようなパルス限界電力曲線でワンパルス時の限界電力が規定されている。図11はリード抵抗のパルス限界電力曲線の一例であり、0.17Wから2Wの5種類の定格電力、及び抵抗サイズのパルス限界電力曲線を表している図である。これは、抵抗の種類(金属皮膜、カーボン、酸化金属、ヒューズ抵抗、等)、メーカに関わらず各々の抵抗で規定されている。
一般的に抵抗は、電力が印加される時間が長くなるほど限界電力は低下する。また定格電力が高い抵抗ほど抵抗サイズは大きくパルス限界電力曲線の限界値も高いが、抵抗サイズが大きいと実装スペースが大きくなりコストが高くなる傾向がある。
先述の式(4)により、出力容量C002、出力電圧範囲VHmax、VHminが決まっていると、出力電圧を低下させる時間tは放電抵抗の抵抗値によって決まる。
また、抵抗に印加する最大電力は、最大電圧VHmaxから、D/Aコンバータ1Bit分(19.5mV)のVH電圧を低下させた時となる。
図12に放電抵抗R01の定数を変えて、全ての電圧範囲を低下させるために必要となる放電時間、及び放電回路部Hに印加される電力を計算した結果を示す。
図12の必要放電時間は、式1のVHmax:24V、VHmin:19V、C002:220μFとして、R01は10Ω〜220Ωまでの抵抗値で計算したパルス値である。
また、抵抗印加電力は、計算を簡単にするため、24Vの出力電圧のまま放電回路部Hを導通した時に抵抗に印加される電力を算出した値である。すなわち抵抗印加電力は、24V×24V/R01で計算し、抵抗に印加される最大電力を計算している。
さらに、図13は図12の結果をパルス限界電力曲線にプロットしたものである。図12、図13から明らかなように、抵抗値が大きい程、印加電力は小さく、定格電力の小さい抵抗を使用できるが、放電回路部Hの導通時間、すなわち出力電圧を低下させるための放電回路部Hを駆動するパルス幅が長くなってしまうことが判る。
また、抵抗値を小さくすると、出力電圧は短時間で低下させる事が出来るが、抵抗に印加される電力が大きくなり、定格電力、抵抗サイズの大きな抵抗とする必要がある。
以上から明らかなように、常に一定のパルス幅で放電回路を駆動して、DC/DCコンバータの全ての出力電圧範囲において出力電圧を規定された時間内に目標とする出力電圧値に低下させるには、放電抵抗の抵抗値を小さくする必要がある。
しかしながら、抵抗のパルス限界電力曲線内で使用するには、定格電力・抵抗サイズの大きな抵抗を使用しなければならない。また、実装スペースが小さいサイズの抵抗を使用するには、抵抗に印加する電力をパルス限界電力曲線内に収める必要があるため、従来構成では出力電圧を目標値に低下させる時間が長くなってしまう傾向があった。
この点を考慮すると、大きな定格電力、電源部のサイズの大型化を避けるためには、小さな定格電力・サイズの抵抗を並列接続して抵抗に印加される電力を低減し、放電時間を早くするような対策が必要であり、コストアップにつながる、という問題があった。
本発明の課題は、上記の事情に鑑み、電源装置の大型化、コストアップを生じることなく、簡単安価な構成により、必要に応じて外部からの制御信号に応じて出力制御を行なえるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明においては、外部の制御手段の制御に基づき周期毎に出力電圧を調整するDC/DCコンバータを有するとともに、外部の制御手段からの設定信号に基づき出力電圧を低下させる際に導通する放電回路を有する電源装置において、
前記放電回路は、前記設定信号に応じてその導通、及び非導通を制御されるスイッチ素子と、前記スイッチ素子の導通時にDC/DCコンバータの出力コンデンサに発生する余剰電荷を充電し、前記スイッチ素子の非導通時にグランドへ放電するCR放電回路を有する構成を採用した。
上記放電回路は、特定のタイミング、特に、出力電圧を一定電圧幅低下させる時に放電回路に設けられたスイッチ素子の導通期間で出力コンデンサの余剰電荷を放電回路に設けられたコンデンサへ充電し、導通区間で充電した電荷を非導通期間で放電する。例えば、次の放電回路のスイッチ素子の導通タイミングまでの非導通期間で放電する。
すなわち本発明の電源装置の放電回路は、前記スイッチ素子の導通期間で、出力コンデンサから抵抗を介して放電回路内のコンデンサへ出力電圧を低下させる分の電荷を移動させる。そして、前記スイッチ素子の非導通期間を利用して、放電回路内に備えられたコンデンサに移動した電荷をグラウンドへ放電する。これにより、放電抵抗の定格電力、サイズを大きくすることなく短時間で出力電圧を目標電圧値に低下させることができる、という優れた効果を得られる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の一例として、記録装置、特にインクジェット記録方式を用いた記録装置における電源部の構成を実施例として示す。なお、以下では、上述の従来例と同一ないし相当する部材には同一の参照符号を用い、その詳細な説明は省略するものとする。
<記録装置の全体構成>
図6、図7は、本発明を採用した電源回路を適用可能な記録装置の構成を示している。
この記録装置は、インクジェット記録方式により構成されている。図6に示すように、この記録装置は各色の記録を受け持つ4個のインクジェット記録ヘッド、Bk(ブラック)ヘッド2−1、Y(イエロー)ヘッド2−2、M(マゼンタ)ヘッド2−3、C(シアン)ヘッド2−4を有する。これら記録ヘッドは、インクタンク1−1〜1−4と一体に構成されている。
これら記録ヘッドおよびインクタンクは、光学的ホームポジションセンサ(以下HPセンサという。図6では不図示)、及びここでは不図示のDC/DCコンバータ50とともに、ヘッドキャリッジ3に塔載される。
ヘッドキャリッジ3は、キャリッジ駆動モータ5の駆動力を伝達する駆動ベルト4の一部に連結され、走査方向に対して平行に配置されたガイドシャフト6A、6Bに対して移動可能に取り付けられている。
そして、キャリジ駆動モータ5の駆動力により、インクジェット記録ヘッド2−1〜2−4の吐出面に対向して配置されたプラテン7上に不図示の媒体給送装置から給送される記録紙の全幅にわたって、往復運動して該記録紙への記録を行う構成となっている。
また、キャリッジ駆動モータ5は、ガイドシャフト6Aに平行に配置されたキャリッジエンコーダ403(図7参照)の信号を使い、より精度良くヘッドキャリッジ3に搭載された記録ヘッドの吐出位置を制御するように駆動が制御される。
前述のインクジェット記録ヘッド2−1〜2−4は、記録紙の記録面に対向する吐出面に、インクの吐出を行う細いパイプ状の複数のヘッドノズル口が並設されている。また、各ヘッドに一体化されたインクタンク1−1〜1−4から供給されるインクに吐出エネルギーを与えるヒーターがノズル口近傍に設けられている。
記録ヘッド2−1〜2−4のノズル口は、それぞれヘッドキャリッジ3の走査方向に対して垂直方向に配列されるように構成され、さらに4個の記録ヘッドはキャリッジ走査方向に並んで配置される。
また、ヘッドキャリッジ3上のHPセンサ(不図示)は、初期動作においてヘッドキャリッジ3がガイドシャフト6A、6B上を移動した際に、基準位置検出用突起物12を検出することにより記録動作の走査方向の基準位置(キャリッジホームポジション)を決定するために用いられる。
上述のインクジェット記録装置は、外部のホスト機器などから入力された画像情報制御コマンドなどのデータを後述する不図示の印字制御部で受け取り、受け取ったデータに従って各色の画像データに展開する。しかる後に、展開されたインクジェットデータを転送すると共にキャリッジ3を走査させ、必要なタイミングでインク吐出を行う一連の記録動作を制御する。
印字制御部とキャリッジ3はフレキシブルケーブル13によって接続され、各種信号およびDC/DCコンバータ50に必要な電力の供給を受ける。
<記録装置の制御系の構成>
図7は、図6の記録装置の制御系の構成を示している。図7のコントロールユニット30は、ASIC31と記憶部であるROM32、RAM33と、外部装置であるホスト機器51に対するインターフェイス回路34を含む。
また、コントロールユニット30は、キャリッジ駆動モータ5および紙送りモータ10を駆動するドライバ・リセット回路35を含む。また、ドライバ・リセット回路35は、ヘッドキャリッジ3上に塔載されたHPセンサ8の出力を読み取り、ホームポジション検出に基づくリセット動作を行う。ASIC31は、ドライバ・リセット回路35を補って各種制御を行う論理回路から構成される。
インクジェット記録ヘッド2の吐出タイミング制御および駆動を行うヘッド制御部は上記のASIC31の中に構成される。
キャリッジ駆動モータ5には、たとえばステッピングモータを用いることができる。ASIC31はヘッドキャリッジ3を移動させるため、ドライバ・リセット回路35にキャリッジ駆動モータ5の信号を送出する。また、ASIC31は、さらに同時に走査方向基準位置からの動作信号数及び、キャリッジエンコーダ403の信号を管理することにより現在ヘッドキャリッジ3がどの位置にいるかについて常に把握している。
ヘッドキャリッジ3が移動し、搭載された記録ヘッド2−1〜2−4がインク吐出を行うべき場所に達した時には、ASIC31がインク吐出を行うように制御する。
なお、キャリッジ駆動モータ5の駆動パルスの管理だけでも走査方向の印字位置の検出は可能である。しかしながら、本実施例では、キャリッジ3の位置検出をより精度良く行うために専用のキャリッジエンコーダ403を設け、エンコーダの信号も利用してキャリッジ位置検出を行う構成としている。
ASIC31は、CPUを含み、ROM32に予め格納されているプログラム、あるいはホスト機器51からインターフェイス回路34を介して入力される制御コマンドに従ってインクジェット記録装置の動作全般の制御を行う。
ROM32には、ASIC31が動作するためのプログラムやヘッド制御に必要な各種テーブルデータ、文字データを作成するためのキャラクターデータ等が搭載されている。
インターフェイス回路34は、ホスト機器51からインクジェット記録制御のための制御コマンドや制御データの入出力が行われる際のインターフェイス部である。
RAM33は、ASIC31の演算時などのワークエリアあるいは、ホスト機器51からインターフェイス回路34を介して入力された記録データおよび制御コードの一時格納エリアを含んでいる。また、記録データをヘッドのノズルに対応したビットデータに展開した後、格納するプリントバッファもRAM33上に構成される。
電源ユニット9は、コントロールユニット30にVcc電圧、ドライバ・リセット回路35及び紙送りモータ10、キャリッジ駆動モータ5にVm電圧、及びDC/DCコンバータ50にVHin電圧を供給している。
温度検知手段44は、記録ヘッド2の温度を検出するもので、各色ヘッド2−1〜2−4のノズルヒーターの近傍に設置され、各色ヘッドのノズルヒーターの温度を検出している。
温度検知手段44は、温度データに誘導・重畳されるノイズ成分を除去するための不図示のフィルタ回路を有する。検出された記録ヘッド2の温度データのアナログ電圧値は、デジタル値に変換する不図示のA/Dコンバータを通って、アナログ値からデジタル値に変換され、ASIC31に送られる。
このうち、フィルタ回路は、コントロールユニット30と可動部であるヘッドキャリッジ3を接続しているフレキシブルケーブル13で伝送される温度データに誘導・重畳されるノイズ成分を除去するための帯域制限回路である。フィルタ回路により、コントロールユニット30からの信号であるクロック信号、駆動信号などの高周波信号から伝播・重畳するノイズ成分を温度データから除去することができる。なお、実際のフィルタ回路の構成としては、抵抗、コンデンサで構成される低域通過フィルタの構成が好ましい。
また、記録動作時、記録ヘッド2の温度上昇によって記録ヘッド内のインク流路にある発泡吐出される前のインク温度も上昇する。このため、温度検知手段44で検出した記録ヘッド2のインクの吐出温度からインクが膜沸騰に至るまでの温度差△Tが記録ヘッド2の温度によって異なってくる。従って、発泡前インクの温度が異なるとインク吐出のためのインク発泡エネルギーも変化するため安定したインク吐出のためにエネルギー調整が必要となる。この点を考慮し、温度差△Tによるインク発泡に最適なインク吐出エネルギー調整を行なうべく、DC/DCコンバータ50の出力電圧値を△V変化させることによってインク発泡エネルギーを補正する。
<DC/DCコンバータ>
図1は、上述の記録装置の電源装置、すなわち、DC/DCコンバータ(50)の構成を示している。図1の電源装置は、コントロールユニットからの設定信号によって出力電圧を調整するPWMスイッチング方式の降圧型DC/DCコンバータとして動作する。
図1において、放電回路部H部以外の構成は図9の従来例と共通であるので、ここではこの共通部分の説明は省略し、本実施例における放電回路部Hの構成および動作につき説明する。
図1の放電回路部Hは、VH出力とGND端子間に設けられ、スイッチ素子Q01、コンデンサC01、コンデンサC01の充電用の抵抗R02、放電用のR03、から構成される。
抵抗R02は、一方をVH出力に、他方をスイッチ素子Q01に接続されている。スイッチ素子Q01の他方には、抵抗R03、コンデンサC01が並列接続でGNDに接続されている。スイッチ素子Q01は、コントロールユニット30からのDCHRG信号によってオンまたはオフする。
ここで、コントロールユニット30からのDCHRG信号がHレベルの時に、スイッチ素子Q01は導通し、Lレベルのときにスイッチ素子Q01は遮断する。DCHRG信号がHレベルの時にスイッチ素子Q01はオン状態になり、DCHRG信号がLレベルの時にスイッチ素子Q01はオフ状態となる。このように、DCHRG信号に基づき、スイッチ素子Q01のオン/オフを切替える。
抵抗R02は、スイッチ素子Q01の導通時にDC/DCコンバータの出力コンデンサC002からコンデンサC01へ電荷を移動させコンデンサC01を充電する。また、抵抗R02は、スイッチ素子Q01の導通時の電流を制限する役割を有する。抵抗R03は、スイッチ素子Q01の非導通時にコンデンサC01の電荷を放電するための抵抗である。
次に、DC/DCコンバータが、ある出力電圧Voで動作中に、コントロールユニットから、出力電圧V1(Vo>V1)へ変更する設定信号が出力された場合について図2〜図4の波形を用いて動作を説明する。
図2は図1の回路の各部の波形を示している。また、図3、及び図4は、図1の回路において、一例としてR02:22Ω、R03:100Ω、C01:100μF、C002:220μFの回路定数を採用した場合を説明するものである。
特に、図3は出力電圧VHを24Vから19Vへ低下させる時に必要なDCHRG信号のパルス幅のシミュレーションを示している。すなわち、図3は、上記定数のDC/DCコンバータの全ての出力電圧範囲を低下させるための放電回路部Hを駆動するパルス幅を示しており、シミュレーションで算出した結果、24Vから19Vへ低下させるのに必要なパルス幅は1.606msとなった。
また、図4は図3から求めた最大パルス幅(1.606ms)のパルス幅のDCHRG信号を与え、VH出力24VのままDCHRG信号入力後2msまでの各部の電圧・電流シミュレーション波形を示している。なお、ここで、VH出力を24Vのままとしているのは、一定のパルス幅でVH出力を24VからD/Aコンバータ1Bit分低下させる際に抵抗に印加される電力計算を近似して最大電力を計算しているためである。
図5は放電抵抗に印加される電力をシミュレーションした結果を示している。
出力電圧を変更する設定信号を受信する以前では、DC/DCコンバータの負荷電流が0Aであるとすると、入力側からの電力は、DC/DCコンバータの内部損失分を供給するだけでよい。このため、スイッチング素子Q101は、ほとんどのスイッチング周期のあいだオフ状態であるDuty0%の動作となっている。
ここで、図2の時間t0からt1の間でコントロールユニット30から出力電圧をVoからV1(Vo>V1)へ変更する設定信号が入力されると、D/Aコンバータ201の出力は低下し(不図示)、DC/DCコンバータの目標設定電圧が変更される。
次に、t2のタイミングでコントロールユニット30からHレベルのDCHRG信号を受信すると、スイッチ素子Q01が導通する。ここで、区間t1からt4の間は、出力から負荷電流が取られないため、区間t1からt2の間のVH電圧はVoのまま変化しない。また、コンデンサC01は抵抗R03によってGNDに接続されているため、コンデンサC01に蓄えられている電荷は無い。よって、スイッチ素子Q01が導通すると抵抗R02を介してコンデンサC01へ充電電流が流れる。
この充電電流は、図2のようにスイッチ素子Q01が導通した直後、抵抗R02に印加される電位がVoで最大となる。図2、図3から判るように抵抗R02に流れる電流におけるピーク電流Ip1は、Ip1=Vo/R2となる(ここではQ01のオン抵抗は0Ωであるものと想定して説明している)。
これにより、コンデンサC01の電位は、時間t2から抵抗R02を介して徐々に充電され上昇する。またDC/DCコンバータの定電圧制御回路は、目標電圧がV1へ設定変更されているため、出力電圧がV1よりも高い電圧の間は、入力からの電力供給は発生しない。よって、コンデンサC002(VH2)の電位はVoから目標電圧値V1へ向けて減少する。
コンデンサC01は、抵抗R02を介し充電され電位が上昇していくが、抵抗R02の両端電圧は徐々に低下し抵抗R02の電流は時間と共に減少する。コンデンサC01の電位が上昇してくるとコンデンサC01の電位に比例した電流がGNDへ放電する放電抵抗R03に流れる。
ここで、抵抗R02と抵抗R03は、R02<<R03の関係となっているため抵抗R03の電流は抵抗R02に対して(t2〜t4の区間で)小さい。
続いて、区間t2〜t3でコンデンサC002の余剰電荷がコンデンサC01へ移動すると、出力VHは設定電圧Voで定電圧制御がかかる。また図ではDCHRG信号は、t4まで出力されているが、仮にDCHRG信号が例えば無限大に印加された場合は、コンデンサC002の電圧Vcは最終的にVc=Vo×R03/R02+R03まで充電される。また抵抗R02、R03の電流Ir2、Ir3はIr2=Ir3=Vo/(R02+R03)で一定となり、抵抗分圧で決定される一定値に収束する。
すなわち、出力VHは、放電回路部Hが導通した直後t2で、抵抗R02に流れる電流が最大値となりその後は指数関数的に減少し、最終的にはVo/(R02+R03)まで減少する。抵抗R03の電流は放電回路部Hが導通した直後t2から徐々に上昇し、t4の最大値まで上昇する。その後、t4からt5までコンデンサC01に蓄積されている電荷が放電される。このt4からt5までの期間は、コンデンサC01は抵抗R02と接続されていない期間である。言い換えると放電回路部Hのスイッチ素子Q01は動作しない期間である。
また、図4において抵抗R02の印加電圧は、時間t2で最大となり、徐々に低下していく。また、抵抗R03に印加される電圧は、図4のt4のタイミングで最大となり、スイッチ素子Q01がオフしたt4以降は、スイッチ素子Q01がオフしているため、抵抗R02の印加電圧は0Vとなり電力印加も0となる。さらに、タイミングt4以降では、コンデンサC01に充電された電荷抵抗R03でGNDへ放電するが、スイッチ素子Q01がオフしコンデンサC01を充電する経路は無い状態のため、抵抗R03に印加される電力は徐々に低下していく。
図5は、図4のシミュレーション結果から抵抗R02、R03に印加される電力を図11、及び図13と同じパルス限界電力曲線にプロットしたものである。
図5では、電力曲線を両対数で表示しているため、0.01ms〜t4までの時間の抵抗R02、R03に発生する電力をプロットしている。
この図5から明らかなように、R02:22Ω、R03:100Ω、C:100μFでは、全ての電圧範囲を1.606msで出力電圧を低下させる事が可能である事が判る。
抵抗R03の電力は、図5のt4のタイミングで最大となり、スイッチ素子Q01がオフしたt4以降の電力は徐々に低下し、図5では、0.17Wの限界電力曲線に対して十分な低い印加電力となっている。
すなわち、図5から抵抗R02は0.25Wの定格電力内にあり、抵抗R03は定格電力0.17Wの定格電力内に収まり、1.606msのパルス幅で全ての電圧範囲を目標電圧値に低下させることが出来る事が判る。
これに対して、従来の回路では、1.6msのパルス幅で全ての電圧範囲を調整するには、図13に示されるように、放電抵抗は33Ω以下とし、しかも0.5Wの定格電力の抵抗が必要となっていた。
なお、上記説明では、スイッチ素子Q01のオン抵抗を0ΩとしてDC/DCコンバータの出力とスイッチ素子Q01の間にR02に抵抗を使用しているが、抵抗R02の変わりにスイッチ素子Q01のオン抵抗を用いてコンデンサC02へ充電しても良い。
スイッチ素子Q01のオン抵抗を利用し、コンデンサC02へ充電する際に、スイッチ素子Q01の安全動作領域(ASO)内で使用することにより出力コンデンサC002から放電回路部H内のコンデンサC02へ充電することが可能となり、放電回路部Hの非導通期間でC02の電圧を放電する放電抵抗R03のみの構成で良くなる。
放電抵抗R03は、放電回路部Hの非導通期間でコンデンサC02を放電するため、大きな定格電力は必要ない。
ここで、コンデンサC01は、出力電圧VHの出力コンデンサC002に対して、低下させる電圧△VH分の電荷を移動できれば良い。例えばDC/DCコンバータの出力電圧範囲がVHmax〜VHmin、一回の設定電圧幅の最大値を△VHmax、コンデンサC002の容量Cとすると、VHmaxから△Vmax低下させる時にコンデンサC002に発生する余剰電荷の最大値は、△Qmax=C×△VHmax/VHmaxとなる。よって、コンデンサC01の容量は、出力コンデンサC002の容量に対し△VHmax/VHmaxの比の2倍〜3倍以上の容量が必要となる。
また抵抗R3は、VH電圧を変調させる周期、すなわちDCHRG信号がLレベルの時間内にコンデンサC01の電荷をGNDレベルに抵抗R3を介して放電できれば良いため、コンデンサC01と抵抗R3の時定数τは、VH電圧を変調する周期以下として定数、及び定格電力値を設計・選定すれば良い。なお、DCHRG信号に関して、出力電圧を上昇する場合にもDCHRG信号を用いるような仕様を採用しても良いが、DCHRG信号は、出力電圧を低下させる場合のみ受信することが望ましい。
また、図2では、1回の設定信号の入力に対して1回の放電処理(t2〜t5)を行っていたが、例えば、放電処理(t2〜t5)を複数回(2回、3回、等)行っても構わない。
<記録装置の出力電圧の制御例>
図8に、上記のDC/DCコンバータを備えた記録装置における、記録ヘッドの温度検出タイミング及び出力電圧変調制御の例を示す。
プリンタが起動(ステップS0)すると、コントロールユニット30は、まず取り付けられた記録ヘッドのインク吐出特性のバラツキを示すデータ等のヘッド情報信号を検出すると共に記録ヘッドの温度情報を取得しベース温度として保存する(ステップS1)。
次にステップS1で取得した情報に基づいた、ヘッド駆動電圧を供給するように設定する電圧データをDC/DCコンバータへ送信する(ステップS2)。
続いて、プリンタが記録を開始する準備が整った時点で、記録ヘッドの電源電圧を起動するVH出力許可信号をDC/DCコンバータへ出力し(ステップS3)、記録が開始される(ステップS4)。
記録中は、ヘッド温度は一定間隔で取得され(ステップS5)、一定間隔で検出しているヘッド温度とベース温度Toに一定温度以上の変化があるか判断する(ステップS6a、S6b)。この図8では、一例としてベース温度Toに対して5℃の変化を検出するようにしている(ステップS6a、S6b)。
一定温度以上の変化があった場合には、VH変調制御を行い(ステップS7)、ベース温度をToからTn−1に更新し(ステップS8)、ヘッドランク−温度テーブルを参照し(ステップS9)、D/Aコンバータにデジタル信号を送信する(ステップS10)。
ここで、ヘッド温度の上昇によるインク吐出量の上昇は、駆動電圧を高くし、パルス幅を短くする制御を行なうことにより、ヘッド温度上昇に伴うインク吐出量の増大を抑えることができる。一方、ヘッド温度が下降した場合には、駆動電圧を低くし、パルス幅を長くする。以上のように、ヘッド温度に基づき、駆動電圧とパルス幅を変更する制御を行う。
そこで、ヘッド温度が高くなった場合には、ステップS10でD/Aコンバータ201の出力を変更する処理で終わり(ステップS10a)、DC/DCコンバータのVH電圧を高くする。ヘッド温度が低くなった場合には、D/Aコンバータにデジタル信号を送信した(ステップS10b)後に、DCHRG信号を送信(ステップS11)する。
このように、DCHRG信号を送信(ステップS11)することにより、放電回路部Hのスイッチ素子を駆動してDC/DCコンバータの出力コンデンサの余剰電荷を放電回路部Hのコンデンサに充電しVH電圧を目標電圧値に短時間で低下させることができる。これにより、コンデンサに充電した電荷は次のステップS11までの時間でGNDへ放電できる。
ステップS11以降の説明を、図2を用いて補足する。例えば、ステップS5へ戻り、上述したシーケンスを行う。ここで、例えば、タイミングt5の後、更に温度が低下している(ステップS6bでYes)ならば、t0からt5のシーケンスを行う。
なお、図8の例では、ヘッド温度は一定間隔で取得するシーケンスとして記載しているが、プリンタの動作、たとえばキャリッジの一走査毎の動作に連動してスキャン毎にヘッド温度を取得しても良い。
また、本実施例では、ステップS11の区間が、放電回路部Hのスイッチ素子Q01の導通開始となり、出力コンデンサC002の余剰電荷を放電回路部H内のコンデンサC01に充電している。また、ステップS11から次のステップS11の区間で、コンデンサC01に充電された電荷を抵抗R03を介してGNDへ放電する構成となっている。これにより、コンデンサC01と抵抗R03の時定数は、ステップS11と次のステップS11の時間幅以下に設定しておけばよい。
なお、以上では、電源電圧を変化させる要因として、記録ヘッドの温度変動を考えた。しかしながら、電源電圧を変化させる要因としては、記録ヘッドの温度変動だけではなく、吐出するインク液滴の大きさを変化させるための吐出エネルギーを調整するなどの場合にも適用可能である。その場合、たとえば吐出エネルギーを低下させるためにDC/DCコンバータの出力を低下させるような制御において、上記の放電制御を行うことができる。
また、上記実施例において、放電回路部Hは、キャリッジ上に実装されるDC/DCコンバータが実装される基板内に設置しているが、記録ヘッドが形成されているシリコンウェハー上に形成可能な素子で構成しても良い。
以上に示したように、本実施例によれば、放電回路部Hのスイッチ素子の導通開始と共に、出力コンデンサの余剰電荷を放電回路部H内のコンデンサへ充電する。そして、コンデンサに充電された電荷をスイッチ素子の導通区間よりも長い時間の非導通区間で抵抗を介してGNDへ放電する構成としている。このため従来よりも各抵抗の定格電力やサイズを大きくしたり、並列接続する事なく出力電圧を目標電圧値に短時間で低下させる事が可能となる。
本発明を採用したDC/DCコンバータ構成の電源装置を示す回路図である。 図1の回路の各部の波形を示した波形図である。 図1の回路で出力電圧を24Vから19Vに電圧を変調した時の必要な変調時間を示した波形図である。 図1の回路の各部の波形をシミュレーションした結果を示す波形図である。 図1の回路で放電抵抗に印加される電力をパルス限界電力曲線としてプロットした波形図である。 本発明に係る電源装置を採用した記録装置の要部構成を示した斜視図である。 図6の記録装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の電源装置を採用した記録装置における電源制御手順を示したフローチャート図である。 従来の放電回路部を含むDC/DCコンバータの構成を示した回路図である。 図9の回路の各部の波形を示す波形図である。 放電抵抗のパルス限界電力曲線を説明する波形図である。 図9の回路の必要放電パルス幅と放電抵抗に印加される最大印加電力を示した表図である。 図9の回路の放電時間と放電抵抗に印加される電力をパルス限界電力曲線にプロットした波形図である。
符号の説明
H 放電回路部
Q01 スイッチ素子
2−1、2−2、2−3、2−4 インクジェット記録ヘッド
3 ヘッドキャリッジ
5 キャリッジ駆動モータ
10 紙送リモータ
30 コントロールユニット
31 ASIC
32 ROM
33 RAM
35 ドライバ・リセット回路
200 PWM制御IC
202 誤差増幅器
203 PWM比較器
204 MOSドライブ回路

Claims (5)

  1. 外部の制御手段の制御に基づき周期毎に出力電圧を調整するDC/DCコンバータを有するとともに、外部の制御手段からの設定信号に基づき出力電圧を低下させる際に導通する放電回路を有する電源装置において、
    前記放電回路は、前記設定信号に応じてその導通、及び非導通を制御されるスイッチ素子と、前記スイッチ素子の導通時にDC/DCコンバータの出力コンデンサに発生する余剰電荷を充電し、前記スイッチ素子の非導通時にグランドへ放電するCR放電回路を有することを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置であって、前記CR放電回路は、前記DC/DCコンバータの出力と前記スイッチ素子の一端に接続される充電用の第1の抵抗と、前記スイッチ素子の他端とグランドの間に並列接続された放電用の第2の抵抗及びコンデンサを有し、前記スイッチ素子の制御端子が外部の制御手段からの設定信号により制御されることを特徴とする電源装置。
  3. 請求項2に記載の電源装置であって、前記放電用の第2の抵抗及びコンデンサから成る回路の時定数が、前記スイッチ素子の非導通時の時間幅よりも小さく設定されることを特徴とする電源装置。
  4. 請求項1に記載の電源装置であって、外部の制御手段から前記DC/DCコンバータの出力電圧を調整するための出力電圧設定信号を受信した後、外部の制御手段から前記設定信号を受信し、これにより、前記DC/DCコンバータの出力電圧を低下させる時、前記CR放電回路による充放電動作を行うことを特徴とする電源装置。
  5. 請求項1〜5のいずれかに記載の電源装置を用いてインクジェット記録ヘッドの駆動電圧を供給する記録装置であって、温度検知手段を介して検出した前記記録ヘッドの温度情報に基づいて一定周期で前記DC/DCコンバータの出力電圧を低下させるか否かを決定する制御を行うことを特徴とする記録装置。
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