JP4944546B2 - 電気機器および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器および画像形成装置に関し、特にその装置内の供給電力の配分に関わるものである。
電子写真方式の複写機、静電プリンタ、ファクシミリ等の電子写真プロセスを利用した装置においては、感光体上に光照射して得られた静電潜像に現像材(以降トナーという)を塗布することによって画像形成する。そして、転写装置によって転写紙など記録媒体上に画像転写した後、未定着トナー像を定着装置により記録媒体上に定着する。定着装置として、円筒状芯金の表面に離型性樹脂被膜を形成して成る加熱ローラと、これに圧接する弾性体層を表面に有する加圧ローラとを備えた熱ローラ定着装置が広く使用されている。この加熱ローラの表面温度が所定の定着温度に達した状態で、加熱ローラと加圧ローラとのニップ部に、未定着トナー像を担持する記録媒体を、トナー像面が加熱ローラに接するように通過させて熱と圧力によりトナー像を記録媒体面に融着させて定着させる。
加熱ローラは立ち上げ時に所定の時間内に所定の定着温度に上昇させる必要があるために多量の熱すなわち電力を必要とする。
近年においてはこの立ち上げ時間の短縮化のために加熱ローラを薄肉化して熱容量を減少させる手法をとられるが、これは一方では印字動作中に定着部を通過する記録媒体によって熱を奪われやすくなる欠点も備えている。
そのため、印字動作中に特に装置立ち上げ直後の印字動作中にもより多くの熱量つまり電力が必要になる。
さらには画像形成装置には、本体のほかに画像原稿読取時に使用する自動原稿給送装置(ADF)を備えた画像読取部や本体での処理が終了した記録媒体の丁合や、製本などの後処理を受け持つ後処理装置などが追加され、全体での消費電力は増加する傾向である。
一方、一般に使用できる商用電源には最大15Aなどの規格があり、単一のプラグから供給できる電力は限りがある。もしこれを超過する装置を使用する場合は電源工事の必要など使用者に負担を強いるため好ましくない。
そのため蓄電可能な補助電源に電力を装置不使用時に蓄電しておき、装置消費電力増加時には一部の負荷に該補助電源より電力を供給することで最大消費電力を低減させる、いわゆる電力平準化の手法が提案されている(特許文献1,2参照)。
近年ではこのような充電式の蓄電装置として内部抵抗が小さく、大電流での充放電が可能な電気2重層キャパシタなどが大容量化されて実用化されてきている。
特開2000−315567号公報 特開2004−236492号公報
しかしながら、このような充電式の補助電源は充分充電されていない場合は十分な電力を供給することが出来ない。また画像形成装置が未使用であっても漏れ電流などによる補助電源の電荷の減少はさけることができないので未充電状態では徐々に蓄積電力は減少している。
このことから前記特許文献1では装置立ち上げ時に補助電源を使用して定着加熱部に電力を供給している。しかし、補助電源が満充電でない場合は所望の加熱ができないために所定の加熱時間内で目標温度に達することができず、印字開始が遅延し生産性の低下が発生する。
また、近年では定着加熱速度アップのために先に述べたローラ薄肉化を実施するとともに、加熱源として誘導加熱を利用したいわゆるIH式の加熱装置も使用している。この場合、キャパシタからの出力電流が直流であるために交流印加であるIH加熱には電力を重畳することが困難である。
これを回避するために特開2002−162854号公報記載のように補助電源で駆動する専用の加熱源を備える構成は、定着装置全体が大きくなり、費用も高価になる。
一方、前記特許文献2では定着加熱以外の電力を補助する構成も含まれるが、電力補助切り換えや充電電流決定に各負荷の使用電力予測を用いているため、動作モードが多岐にわたる近年の複合画像形成装置においては制御が煩雑となる。また、複数負荷の並行動作時に瞬間電力の計算の誤差が大きくなり商用電源最大供給電力で長時間駆動する危険も生じる。
また、定着加熱としてよく使用されるハロゲンランプを利用した場合、ランプの消費電力が一定なため、その点灯比率で平均電力を調整するしかない。従ってランプ点灯時の瞬間的な電力は一定であり、減少することは無い。
したがって、余剰電力を補助電源充電に使用しようとしてもランプ点灯時はほぼ不可能である。そのため断続的に充電をすることになり効率的でない(図6参照)。また充電速度を早くするためには充電時の充電電流を大きくしなければならないため充電電流供給側の電源容量も大きくなる。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、装置内で電力供給を合理的に行い装置全体の消費電力を平準化できる電気機器および画像形成装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明では、電気機器および画像形成装置を次の(1)または)のとおりに構成する。
(1)商用電源から供給される電力で動作する電気機器において、前記商用電源に接続され、所定の負荷に電力を供給する第1の電力供給手段と、前記第1の電力供給手段から供給される電力により充電され、充電された電力を前記所定の負荷へ供給する第2の電力供給手段と、前記所定の負荷への電力供給元を、前記第1の電力供給手段と前記第2の電力供給手段の一方に切り換える切換手段と、前記第2の電力供給手段が前記所定の負荷に電力供給を行っていない場合に、前記第1の電力供給手段から供給される電力により前記第2の電力供給手段を充電する充電手段と、前記商用電源から前記電気機器へ供給される電流を測定する電流測定手段と、前記電流測定手段により測定される電流が前記商用電源の所定の上限電流を越える場合に、前記所定の負荷への電力供給元を前記第2の電力供給手段側へ切り換えるように前記切換手段を制御する制御手段と、前記第2の電力供給手段の充電電圧を測定する充電電圧測定手段と、を備え、前記制御手段は、前記充電電圧測定手段によって測定される電圧が所定値以下のときは前記所定の負荷への電力供給元を前記第二の電力供給手段へ切り換えるのを禁止するとともに、前記第2の電力供給手段への充電電流を低下させることにより前記電流測定手段により測定される電流が前記上限電流以下になるように前記電気機器の動作を制御することを特徴とする電気機器。
(2)商用電源により動作し、画像読取装置を備える画像形成装置において、前記画像読取装置に電力を供給する第1の電力供給手段と、前記第1の電力供給手段から供給される電力により充電され、充電された電力を前記画像読取装置へ供給する第2の電力供給手段と、前記画像読取装置への電力供給元を、前記第1の電力供給手段と前記第2の電力供給手段の一方に切り換える切換手段と、前記第2の電力供給手段が前記画像読取装置に電力供給を行っていない場合に、前記第1の電力供給手段から供給される電力により前記第2の電力供給手段を充電する充電手段と、前記商用電源から前記画像形成装置へ供給される電流を測定する電流測定手段と、前記電流測定手段により測定される電流が、前記商用電源の上限電流を越える場合に、前記画像読取装置への電力供給元を前記第2の電力供給手段側へ切り換えるように前記切換手段を制御する制御手段と、記録媒体上に形成したトナー画像を加熱定着する定着装置と、前記定着装置に電力を供給する定着電力供給手段と、を備え、前記制御手段は、前記記録媒体の搬送間隔を広げることで前記定着電力供給手段が供給する電力を低下させることにより、前記電流測定手段により測定される電流が前記上限電流以下になるように制御することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、装置内で電力供給を合理的に行い装置全体の消費電力を平準化することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、複写装置の実施例により説明する。
第1の実施の形態
図2は、本発明の第1の実施の形態における複写装置の概略構成を示す断面図である。この複写装置は、大別してリーダ部とプリンタ部とから構成されている。
図2において、1は原稿給送装置で、原稿トレイへ載置された原稿を、1枚ずつあるいは2枚連続に原稿台ガラス面2上の所定位置に給送する。原稿給送装置1は、原稿を循環して元の原稿積載台に排紙するRDFまたは原稿を1方向の搬送して排紙台に排紙するADFのいずれで構成されていてもよい。
4は原稿照明ランプ3,走査ミラー5等で構成されるスキャナで、原稿給送装置1により原稿が原稿台ガラス面2に載置されると、スキャナ4が所定方向に走査され原稿反射光を走査ミラー5〜7を介しレンズ8を通過してイメージセンサ部101に結像する。
10はレーザースキャナで構成される露光制御部で、コントローラ部CONTの画像信号制御部から出力される画像データに基づいて変調された光ビームを感光体11に照射する。12,13は現像器で、感光体11に形成された静電潜像を所定色の現像剤(トナー)で可視化する。
14,15は記録媒体収納部で、定形サイズの記録媒体が積載収納される。記録媒体は給送ローラの駆動によりレジストローラ25の配置位置まで給送されて一時停止し、その後、感光体11に形成される画像との画像先端合わせタイミングをとられた状態で再給送される。16は転写分離帯電器で、感光体11に現像されたトナー像を記録媒体に転写した後、感光体11より分離する。その後、記録媒体は搬送ベルトを介して搬送され、定着ローラ26と加圧ローラ17の対向部で形成されるニップを通過することで定着される。
18は排紙ローラで、画像が形成された記録媒体をトレー20に排紙する。21は方向フラッパで、画像が形成された記録媒体の搬送方向を排紙口と内部搬送路方向の一方に切り換え、多重/両面画像形成プロセスに備える。19は排紙センサで、記録媒体の排紙搬送状態を監視する。
図1は、本実施の形態における電力供給系を示すブロック図である。
図2と同じものは同じ番号を付してある。201は商用電源の供給源で最大供給電流は15Aである。202はプリンタ部の動作を制御する制御部である。
1は原稿給送装置で電源はDC/DCコンバータ205より一定電圧の電源Vrが供給される。206はDC/DCコンバータ205に供給する電力源をDC電源204と充電可能補助電源としての電気2重層コンデンサ203との一方に切り換える電源切り換え装置としてのスイッチであり、制御部202よりの切り換え信号208によって制御される。
207はコンデンサ203への充電電流を制御するFETである。充電電流IchgはFET207を駆動する信号209の周波数およびON比率で決定され、可変である。
210はコンデンサ203の端子電圧Vcapを制御部202へ通知する電圧検知信号である。
214は本デジタル複写機が使用する電力に比例する電流Itotalを測定し制御部202へ通知するAC電流検知部である。
電流Itotalは、電流Ifixで表される定着部211で消費する電力とDC電源204がDC負荷213などに供給する電力、その他AC負荷212が消費する電力の合算で決定される。215は電流が逆流しないようにする逆流阻止ダイオードである。
次に図3により本複写装置の電力制御を説明する。
複写装置の電源立ち上げ時には定着部211は定着ローラ26を所定時間内に所定温度にするため最大電力で動作している。ただしこのときには印字動作はしていないため、他のモータなどの負荷は動作しない。
したがって電流検知部214で測定される総電流ItotalはACの上限電流より低い。そのためコンデンサ203の端子電圧Vcapが放電などで飽和電圧に達していない場合、DC/DCコンバータ205へ電源供給するスイッチ206はDC電源204側になっている。よって、
Ichg≒Iacmax−Itotal(IacmaxはAC電源の上限電流)…(式1)
で定まる充電電流を上限としてコンデンサ203を充電可能である。
制御部202は制御信号209によってFET207の動作比率を調整しIchgが計算した値になるよう制御する。
したがって実際のItotalは充電電流Ichg分の図斜線表示分が加算されてAC上限になる(図3(301)参照)。
次に定着部211が所定の温度に達すると印字動作可能になる。
印字動作が開始されると定着部211は通過する記録媒体で奪われる熱を補給するために定着ローラ26の温度を目標温度で保つように電力調整しながら加熱動作を継続する。
また他のモータ、ソレノイドなどの負荷も動作しているため消費電流ItotalはAC上限値に近づく。
ただし、読取部1が動作していない場合、消費電流Itotalはまだ上限値に達しないため式1で計算されるIchgでコンデンサ203を充電可能である。
ただし、端子電圧Vcapが飽和電圧に達すると制御部202はFET207動作比率を下げる。また、充電電流Ichgが0になり充電終了する(302)。
また、このとき定着部211は当初加熱ローラ26のみが温まり、周囲の部材や雰囲気はまだ温度飽和していないが加熱を続けることにより徐々に熱が蓄積されていく。その結果加熱ローラ26を目標温度に保つための必要電力は減少する。定着器211の加熱源としてIH加熱のような供給電力を任意に設定可能な方式を採用している場合、定着器の消費電流Ifixは漸次減少していくため本体の消費電流Itotalも減少していく。
次にこの状態で読取部1を動作させると消費電流Irが増加する。
電流IrはDC電源204より供給しているので、総消費電流Itotalも電流Ir分が加算される。このため電流ItotalがAC供給可能上限を超えるとAC電流検知部214を介して上限超えを検知した制御部202は制御信号208によりスイッチ206をコンデンサ(キャパシタモジュール)203側へ切り換える。これによりコンデンサ203に蓄積しておいた電力をDCDCコンバータ205を介して読取部1へ供給するように設定する。
これによりDC電源204の出力電流が減少するので総消費電流Itotalも減少する(303)。
そのまま、コンデンサ203からの電力供給を継続していくとコンデンサ203は蓄電したエネルギーを放出するので残エネルギーが少なくなり、それに比例して端子電圧Vcapが減少していく(304)。ただし、読取部1に与える電圧VrはDC/DCコンバータ205で調整されて一定である。
やがてコンデンサ203がエネルギーを放出し尽くして下限電圧に達すると、制御部202は検知信号210を介してVcapの下限到達を検知するのでスイッチ206を再びDC電源204側に切り換えて読取部1への電力供給が継続するようにする。
よって総消費電流Itotalも再びリーダ消費電流Ir分上昇するが、このとき時間経過によって定着器周辺はさらに加熱されて定着温度維持のために必要な電力も少なくなるので、定着部211に与える電流Ifixも減少している。
そのため総消費電流ItotalがAC上限を超えないのでそのまま動作継続可能である(305)。
そのまま動作継続していると定着必要電力がさらに減少するのでAC電流上限と総消費電流Itotalとの差はさらに広がっていく。
そうすると制御部202は(式1)で計算される充電電流Ichgでコンデンサ203を再び充電することが可能で、それにしたがってコンデンサ端子電圧Vcapも再び上昇していく。
このときのItotalの増加分も(301)〜(302)期間と同じく斜線で示した部分となるので、実際のItotalは充電が完了するまでAC上限とほぼ同一である(306)。
次に図4により図3とは異なる動作モードでの電力補助動作を説明する。
図4の例は、複写装置の電源ON後の立ち上がり時に、コンデンサ203がほとんどエネルギーを放出し終わった状態からの動作である。コンデンサ203の端子電圧Vcapは当然下限電圧にある。
このときスイッチ206は充電モードにあるので図3の例と同様、(式1)で計算される充電電流Ichgでコンデンサ203を充電するよう制御部202はFET207を制御する(図4(401)参照)。
次に定着部211の温度が印字可能な状態に達すると印字動作を開始する。ほぼ同時に読取部1も動作した場合、総消費電流ItotalがAC上限を超えるのでコンデンサ端子電圧Vcapが飽和電圧に到達する前に制御部202はIchgを0にするとともに、スイッチ206をコンデンサ203側に切り換える(403)。
読取部1をコンデンサ203の出力電力で駆動することで読取部1と印字部は並行動作を継続する(402)。
しかし、コンデンサ203は飽和電圧までエネルギー蓄積していなかったため短時間で端子電圧Vcapが下限電圧に達する。
したがって、制御部202はVcapが下限電圧に到達したことに応じてスイッチ206をDC電源204側に接続し、読取部1を動作継続させる。しかし、立ち上げからの経過時間が短く定着部211が充分に温まっていないために、定着部211への電力供給量が大きいままなので、総消費電流Itotalは再びAC上限を超える。
この場合、すでにコンデンサ203はエネルギーを全て放出して補助動作不能であるので制御部202は今度は印字部の印字速度を低速に切り換える(記録媒体の搬送間隔を広げる制御を含む。)。そうすると印字部が消費する電流、特に定着部211が消費する電流Ifixが減少するので総消費電流ItotalはAC上限以下になる(404)。
そのまま動作継続していると定着部211も温まってきて必要電力が減少する(405)。やがて制御部202は総消費電流Itotalが印字速度を回復しても読取部1と印字部が同時動作可能と判断すると再び印字速度を高速に戻す(406)。
その後さらに総消費電流Itotalが減少していけば再びコンデンサ203を充電可能となる(407)。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、装置内で電力供給を合理的に行い装置全体の消費電力を平準化できる。
第2の実施の形態
図5は、第2の実施の形態における複写装置の電力供給系を示すブロック図である。図1と同様のものは同じ番号を付してある。
図5において、502は読取部1への電力供給およびコンデンサ203の充電を専用に引き受けるサブDC電源である。501は読取部1の消費電流Irを測定し制御部202へ報知する電流測定部である。
図5の構成において、AC電流検知部214で検知した複写装置の使用消費電力が商用電源の供給可能な電力を越える場合に、画像読取装置1への電力供給をコンデンサ203から行うように、スイッチ206をコンデンサ203側へ切り換える。また複写装置の消費電力が商用電源の供給可能な最大電力よりも小さい所定値以下である場合は、画像読取装置1への電力供給をDC電源502から行うように、スイッチ206をDC電源502側へ切り換える。この所定値は例えば商用電源の最大供給電力の80%とするが、これに限るものではない。更に、制御部202は、DC電源502がコンデンサ203を所要の電流値で充電するようFET207を制御する。その際の充電電流値は、読取部電流検知部501による測定値に基づいてDC電源502の最大供給可能電力を超えないように随時最適化される。
第1の実施の形態で述べたように、複写装置がコンデンサ203を充電可能な状態にあるとき、充電電流Ichgは、まず
Ichg1≒Iacmax−Itotal(IacmaxはAC電源の上限電流)…(式1)’
で求められるIchg1に設定される。
ただし、このときはサブDC電源502は同時に読取部1にも電力供給する必要があるため電源502の最大供給電流をImaxsupとすると、充電電流Ichgは
Ichg2≒Imaxsup−Ir…(式2)
でも上限が定められる。
したがって制御部202は、読取部電流検知部501を介して随時Irも測定し、実際の充電電流IchgはIchg1とIchg2のいずれか小さいほうへ常時調整される。
また、サブDC電源502の容量は
Imaxsup≒Irmax(Irmaxは読取部電流Irの最大値)
となるようにしておくことによりコンデンサ203の容量を無駄に大きくすることなく経済的である。
以上説明したように、本実施例によれば、装置内で電力供給を合理的に行い装置全体の消費電力を平準化できる。
(変形例)
第1及び第2の実施の形態においては、コンデンサ203で補助する負荷を読取部としたが、本体印字部動作と独立に間欠駆動する負荷であれば同様に電力平準化が可能である。
また、コンデンサ203の充電電流制御にFET207を使用したが、必要な可変電流をコンデンサに与えることが可能であれば他の電流調整素子も使用可能である。
第1の実施形態における電力供給系を示す図 第1の実施形態における複写装置の概略構成を示す模式図 第1の実施形態における動作説明図 第1の実施形態における動作説明図 第1の実施形態における電力供給系を示す図 従来例の説明図
符号の説明
1 画像読取部
202 制御部
203 コンデンサ
204 DC電源
206 スイッチ
207 電流制御FET
214 AC電流検知部

Claims (8)

  1. 商用電源から供給される電力で動作する電気機器において、
    前記商用電源に接続され、所定の負荷に電力を供給する第1の電力供給手段と、
    前記第1の電力供給手段から供給される電力により充電され、充電された電力を前記所定の負荷へ供給する第2の電力供給手段と、
    前記所定の負荷への電力供給元を、前記第1の電力供給手段と前記第2の電力供給手段の一方に切り換える切換手段と、
    前記第2の電力供給手段が前記所定の負荷に電力供給を行っていない場合に、前記第1の電力供給手段から供給される電力により前記第2の電力供給手段を充電する充電手段と、
    前記商用電源から前記電気機器へ供給される電流を測定する電流測定手段と、
    前記電流測定手段により測定される電流が前記商用電源の所定の上限電流を越える場合に、前記所定の負荷への電力供給元を前記第2の電力供給手段側へ切り換えるように前記切換手段を制御する制御手段と、
    前記第2の電力供給手段の充電電圧を測定する充電電圧測定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記充電電圧測定手段によって測定される電圧が所定値以下のときは前記所定の負荷への電力供給元を前記第二の電力供給手段へ切り換えるのを禁止するとともに、前記第2の電力供給手段への充電電流を低下させることにより前記電流測定手段により測定される電流が前記上限電流以下になるように前記電気機器の動作を制御することを特徴とする電気機器。
  2. 請求項1に記載の電気機器において、
    前記所定の負荷は、前記電気機器に接続され間欠動作する負荷であることを特徴とする電気機器。
  3. 請求項1または2に記載の電気機器において、
    前記充電手段は、前記第1の電力供給手段から電力により前記第2の電力供給手段を充電するときの充電電流を制御する電流制御素子を有することを特徴とする電気機器。
  4. 請求項1に記載の電気機器において、
    前記充電電流を低下させる量は、前記電流測定手段により測定される電流と前記上限電流の差分に基づいて決定されることを特徴とする電気機器。
  5. 請求項に記載の電気機器において、
    前記電流測定手段により測定される電流が前記商用電源の上限電流よりも小さい所定値以下である場合、前記制御手段は、前記第1の電力供給手段が前記所定の負荷に電力供給するとともに前記第2の電力供給手段を充電するよう前記切換手段および前記充電手段を制御することを特徴とする電気機器。
  6. 商用電源により動作し、画像読取装置を備える画像形成装置において、
    前記画像読取装置に電力を供給する第1の電力供給手段と、
    前記第1の電力供給手段から供給される電力により充電され、充電された電力を前記画像読取装置へ供給する第2の電力供給手段と、
    前記画像読取装置への電力供給元を、前記第1の電力供給手段と前記第2の電力供給手段の一方に切り換える切換手段と、
    前記第2の電力供給手段が前記画像読取装置に電力供給を行っていない場合に、前記第1の電力供給手段から供給される電力により前記第2の電力供給手段を充電する充電手段と、
    前記商用電源から前記画像形成装置へ供給される電流を測定する電流測定手段と、
    前記電流測定手段により測定される電流が、前記商用電源の上限電流を越える場合に、前記画像読取装置への電力供給元を前記第2の電力供給手段側へ切り換えるように前記切換手段を制御する制御手段と、
    記録媒体上に形成したトナー画像を加熱定着する定着装置と、前記定着装置に電力を供給する定着電力供給手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記記録媒体の搬送間隔を広げることで前記定着電力供給手段が供給する電力を低下させることにより、前記電流測定手段により測定される電流が前記上限電流以下になるように制御することを特徴とする画像形成装置
  7. 商用電源により動作し、画像読取装置を備える画像形成装置において、
    前記画像読取装置に電力を供給する第1の電力供給手段と、
    前記第1の電力供給手段から供給される電力により充電され、充電された電力を前記画像読取装置へ供給する第2の電力供給手段と、
    前記画像読取装置への電力供給元を、前記第1の電力供給手段と前記第2の電力供給手段の一方に切り換える切換手段と、
    前記第2の電力供給手段が前記画像読取装置に電力供給を行っていない場合に、前記第1の電力供給手段から供給される電力により前記第2の電力供給手段を充電する充電手段と、
    前記商用電源から前記画像形成装置へ供給される電流を測定する電流測定手段と、
    前記電流測定手段により測定される電流が、前記商用電源の上限電流を越える場合に、前記画像読取装置への電力供給元を前記第2の電力供給手段側へ切り換えるように前記切換手段を制御する制御手段と、
    記録媒体上に形成したトナー画像を加熱定着する定着装置と、前記定着装置に電力を供給する定着電力供給手段と、を備え、
    前記制御手段は、画像形成速度を低下させることで前記定着電力供給手段が供給する電力を低下させることにより、前記電流測定手段により測定される電流が前記上限電流以下になるように制御することを特徴とする画像形成装置
  8. 請求項6または7に記載の画像形成装置において、
    前記電流測定手段により測定される電流が前記商用電源の前記上限電流よりも小さい所定値以下である場合、前記制御手段は、前記第1の電力供給手段が前記画像読取装置に電力供給するとともに前記第2の電力供給手段を充電するよう前記切換手段および前記充電手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
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