JP4944491B2 - 燃料電池システム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1による燃料電池システムの一構成例を示したブロック図である。
複合型の熱交換システム(ここでは、第1および第2の凝縮器43、44および燃料ガス/熱回収水熱交換器41並びに冷却水/熱回収水熱交換器42)により、燃料電池システム100から熱回収水に供与される総供給熱量Qa(ワット・アワー;Wh)は、下記の式(1)の如く、発電電力検知器22により検知された発電の電力量Qf(Wh)に、予め実験により得られた所定の定数(ここでは約1.4)を乗じた数値として概算される。
但しこの定数(1.4)は、本実施の形態による燃料電池システム100に特有の数値であり、燃料電池システムのシステム構成が変われば、当然、この定数も修正する必要がある。
第2の温度検知器54により検知される熱交換前熱回収水温度Tiと、冷却水/熱回収水熱交換器42を経た後の熱回収水温度(ここでは62℃を代入)とを用いて、熱回収水流路101を流れる熱回収水の単位時間当たりの流量Gwa(リットル/分;L/min)は、総供給熱量Qaとの関係から下記(2)に示した式により表される。
×(62-Ti)(℃)=1.16×60×Gwa×(62−Ti)・・・・(2)
<第3の熱計算式>
ここで、電力差検知器23により検知される余剰電力相当のヒータ33への供給電力量Qh(Wh)(以下、「ヒータ供給電力量Qh」という)は、ヒータ33により熱回収水に供給される熱量と相関関係を有する物理量(相関量)であり、ヒータ33による熱回収水加熱の熱量相当と見做し得る。
次に、上記式(1)、式(2)および式(3)に基づいた、流量/温度演算器51による目標流量としてのGwaおよび設定温度としての目標温度Raの演算法を、図2を参照して説明する。
図3は、本発明の実施の形態2による燃料電池システムの一構成例を示したブロック図である。
熱交換システム(ここでは冷却水/熱回収水熱交換器42)により、燃料電池システム110から熱回収水に供与される総供給熱量Qb(ワット・アワー;Wh)は、下記の式(1)の如く、発電電力検知器22により検知された発電の電力量Qf(Wh)に、予め実験により得られた所定の定数(ここでは約1.2)を乗じた数値として概算される。
但しこの定数(1.2)は、本実施の形態による燃料電池システム110に特有の数値であり、燃料電池システムのシステム構成が変われば、当然、この定数も修正する必要がある。
第2の温度検知器54により検知される熱交換前熱回収水温度Tiと、冷却水/熱回収水熱交換器42を経た後の熱回収水温度(ここでは62℃を代入)とを用いて、熱回収水流路101を流れる熱回収水の単位時間当たりの流量Gwb(リットル/分;L/min)は、総供給熱量Qbとの関係から下記(2)に示した式により表される。
<第3の熱計算式>
ここで、水素ガス流量検知器63により検知された燃料電池11のカソードから排出された残余の水素ガス流量は、燃焼加熱器62により熱回収水に供給される熱量と相関関係を有する物理量(相関量)であり、燃焼加熱器62の燃焼熱量Qv(Wh)(以下、「燃焼加熱器燃焼熱量Qv」という)は、この水素ガス流量から容易に換算され得る。
次に、上記式(1)、式(2)および式(3)に基づいた、流量/温度演算器51による目標流量としてのGwbおよび設定温度としての目標温度Rbの演算法を、図4を参照して述べる。
〔変形例1〕
実施の形態1および実施の形態2においては、第2の温度検知器54により検知される熱交換前熱回収水温度Tiを考慮するように、この値が流量/温度演算器51に入力されている。
[変形例2]
上述の変形例1においては、第2の温度検知器54で検知される熱交換前熱回収水温度Tiを定数と見做し得ることについて例示したが、上記Tiに加えてさらに、発電電力検知器22で検知される電力量Qfから算出されるQa、Qbについても同様に、燃料電池システム100の定常運転中において燃料電池11の発電電力が一定電力を維持するような運転モードの場合あるいはそのような仕様でシステム設計されている場合は、発電電力検知器22で検出されるQfを随時用いてQa、Qbを算出する必要はなく、定数と見做し得る。
Rb=Qv/Qb×(62−Ti)+62・・・・・(5)
また、本変形例においても、実施の形態1及び実施の形態2と同様に、電力差検知器23のヒータ供給電力量Qhあるいは水素ガス流量検知器63の検出値から換算される燃焼加熱器燃焼熱量Qvに対して、これらの熱計算式から得られる目標温度Ra、Rbを、各Qh、あるいは各Qvに対応付けされたRa値またはRb値として記憶させた記憶器と、各流量/温度演算器51に代えて適宜の処理装置とを備え、Qh値、あるいはQv値に基づき上記処理装置が記憶器から読み出した目標温度Ra、Rbと一致するよう、貯湯ポンプ調整器52が貯湯ポンプ35を制御するよう構成してもかまわない。
〔変形例3〕
実施の形態1および実施の形態2においては、上記式(1)において、熱交換器による熱回収水への総供給熱量Qa、Qbを発電の電力量Qfから概算している。
〔変形例4〕
実施の形態1および実施の形態2においては、ヒータ33または燃焼加熱器62を通る熱回収流路101を循環する第2の熱媒体として、貯湯タンク32に溜める熱回収水(市水)を例にして述べた。
〔変形例5〕
実施の形態2においては、熱交換システムの一例として、冷却水ポンプ31により循環される冷却水と熱回収水との間の熱交換機能を備える冷却水/熱回収水熱交換器42のみが設けられているが、実施の形態1(図1)に示した燃料ガスと熱交換を行う第1の凝縮器43、および燃料ガス/熱回収水熱交換器41や酸化剤ガスと熱交換を行う第2の凝縮器44のいずれかのみ、または複数を用いることも可能である。
11 燃料電池
12 燃料処理器
13 ブロア
21 インバータ
22 発電電力検知器
23 電力差検知器
31 冷却水ポンプ
32 貯湯タンク
32A 貯湯タンクの流出口
32B 貯湯タンクの流入口
33 ヒータ
34 電力設定器
35 貯湯ポンプ
41 燃料ガス/熱回収水熱交換器
42 冷却水/熱回収水熱交換器
43 第1の凝縮器
44 第2の凝縮器
51 流量/温度演算器
52 貯湯ポンプ調整器
53 冷却水ポンプ調整器
54 第2の温度検知器
55 第1の温度検知器
56 第3の温度検知器
61 水素供給装置
62 燃焼加熱器
63 水素ガス流量検知器
100、110 燃料電池システム
Gwb、Gwa 目標流量
Qa、Qb 総供給熱量
Qf 電力量
Qh ヒータ供給電力量
Qv 燃焼加熱器燃焼熱量
Ra、Rb 目標温度
Claims (11)
- 燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電する燃料電池と、
前記発電に際しシステム内で生成された熱を輸送する第1の熱媒体により、第2の熱媒体に熱を伝える熱伝達器と、
前記燃料電池から供給される余剰のエネルギーを利用して前記第2の熱媒体を加熱する加熱器と、
前記熱伝達器に向けて前記第2の熱媒体を導く入口から、前記加熱器を経た前記第2の熱媒体を外部に導く出口まで延びる前記第2の熱媒体の流路と、
前記流路を流れる第2の熱媒体の流量を調整する流量調整器と、
前記加熱器を経た第2の熱媒体の温度を第1の基準温度として検知する第1の温度測定器と、
前記加熱器から前記第2の熱媒体への供給熱量に相関する第1の相関量を検知する第1の検知器と、
制御器と、を備え、
前記制御器は、前記第1の基準温度が、前記第1の相関量に応じて定められる目標温度になるよう、前記流量調整器により前記第2の熱媒体の流量を制御することを特徴とする燃料電池システム。 - 前記目標温度は、前記第1の相関量に比例するよう定められる請求項1記載の燃料電池システム。
- 前記目標温度は、前記熱伝達器と前記加熱器との間の前記流路内の第2の熱媒体の温度が所定温度に維持されるよう定められる請求項1記載の燃料電池システム。
- 前記加熱器が、前記余剰電力を利用して第2の熱媒体を加熱するヒータであるとともに、前記第1の検知器は、前記燃料電池の発電電力から前記電力負荷による電力を差し引いた余剰電力を、前記第1の相関量として検知する電力差検知器である請求項1記載の燃料電池システム。
- 前記加熱器が、前記可燃性ガスを燃焼可能な燃焼加熱器であるとともに、前記第1の検知器は、前記燃料電池から排出された可燃性ガスの流量を、前記第1の相関量として検知する可燃性ガス流量検知器である請求項1記載の燃料電池システム。
- 前記熱伝達器と前記加熱器との間の前記流路内の前記第2の熱媒体の温度に相関する第2の相関量を検知する第2の検知器を備え、
前記目標温度は、前記第1の相関量及び前記第2の相関量に基づき、前記熱伝達器と前記加熱器との間の前記流路内の第2の熱媒体の温度が所定の温度に維持されるよう定められる請求項3の燃料電池システム。 - 前記第2の相関量は、前記燃料電池の発電電力から換算される前記熱伝達器の前記第2の熱媒体への供給熱量であり、前記第2の検知器は、前記発電電力を検知する発電電力検知器である請求項1記載の燃料電池システム。
- 前記熱伝達器と前記入口との間の前記流路内の第2の熱媒体の温度を、第2の基準温度として検知する第2の温度測定器を備え、
前記目標温度は、前記第1の相関量、第2の相関量及び前記第2の基準温度に基づいて、前記熱伝達器と前記加熱器との間の前記流路内の第2の熱媒体の温度が所定温度に維持されるよう定められる目標温度請求項1乃至7の何れかに記載の燃料電池システム。 - 前記第1の熱媒体は、前記燃料電池を冷却するための冷却水である請求項1乃至8の何れかに記載の燃料電池システム。
- 前記目標温度は、その上限温度が予め設定されている請求項1乃至9の何れかに記載の燃料電池システム。
- 前記第2の熱媒体は水であるとともに、前記熱交換器及び前記加熱器で加熱された温水を貯える貯湯タンクを備え、前記流路の入口及び出口は、前記貯湯タンクに連通している請求項1乃至10の何れかに記載の燃料電池システム。
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