JP4944140B2 - ネットワークインタフェース装置、制御方法、プログラム、および画像形成装置 - Google Patents
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Description
「プルプリント(蓄積印刷)」のプリントシステムの例として、特許文献1が挙げられる。特許文献1には、複合機に認証機能を備え、セキュリティを考慮した印刷制御システムが開示されている。
特許文献1の図4に示されるように、まず、ユーザは、クライアントPC(Personal Computer)100にログインする((1)−1)。そしてクライアントPC100からプリンタへの印刷指示を行う((1)−2)。そして、クライアントPC100は、生成した印刷データをプリントサーバ200に送信して((2)−1)、プリントサーバ200の所定の格納場所に格納させる((2)−2)。この時点で印刷装置へは印刷データを送信しない。
次に、クライアントPC100は、プリントサーバ200に送信した印刷データの書誌情報データを生成し、該生成した書誌情報データを印刷管理サーバ400に送信して、印刷管理サーバ400の所定の格納場所に格納させる((3)−1)。印刷管理サーバ400は、クライアントPC100から書誌情報データファイルが格納されると、該書誌情報データファイルを解析し書誌情報を書誌情報DBに登録する((3)−2)。次に、複合機300は、カードリーダによりICカード410を検知すると、該ICカード410内の個人認証情報を読み取り、該読み取った個人認証情報を認証要求として印刷管理サーバ400に送信する((4)−1)。印刷管理サーバ400は、複合機300より個人認証情報を受信すると、該個人認証情報の認証処理を印刷管理サーバ400の外部記憶装置上に記憶されるICカード認証用テーブルに基づいて行い、認証結果を複合機300に返信する((4)−2)。
なお、印刷データ一覧要求には、クライアントPC100のログインユーザIDが含まれているものとする。印刷管理サーバ400は、複合機300から印刷データ一覧要求を受信すると、該印刷データ一覧要求に含まれるログインユーザIDで書誌情報DBを検索して、該ログインユーザIDに対応する印刷データ一覧を生成し、複合機300に返信する((5)−2)。複合機300は、印刷管理サーバ400から印刷データ一覧を受信すると、該印刷データ一覧を操作部308のUI上に表示する。そして、ユーザにより、印刷データが選択され、印刷指示がなされると、複合機300は、該選択された印刷データの印刷要求(出力指示)を印刷管理サーバ400に送信する(6)。
また、前記ユーザ識別情報受付手段で受け付けたユーザ識別情報は、前記読取手段に読取対象物がかざされた場合に、当該読取対象物の所定の領域を読み取ることによって得られる情報であることを特徴とする。
第5の発明は、ユーザ識別情報と対応付けられた印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と接続される画像形成装置の制御方法であって、前記画像形成装置が、当該画像形成装置を利用するために用いられる読取手段で読取対象物を読み取ることによって得られるユーザを識別するユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付工程と、前記印刷データ記憶手段で記憶されている印刷データを識別する印刷データ識別情報を記憶する印刷データ識別情報記憶工程と、前記ユーザ識別情報受付工程で受け付けたユーザ識別情報と同一ユーザの読取対象物を前記読取手段で再度受け付けたか否かを判定する受付判定工程と、前記受付判定工程で、同一ユーザの読取対象物を再度受け付けたと判定される場合に、前記印刷データ識別情報記憶工程で記憶した前記ユーザ識別情報に対応する印刷データ識別情報に従って、前記印刷データ記憶手段から印刷データを削除する印刷データ削除工程とを備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
第6の発明は、ユーザ識別情報と対応付けられた印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と接続される画像形成装置で実行可能なプログラムであって、前記画像形成装置を、当該画像形成装置を利用するために用いられる読取手段で読取対象物を読み取ることによって得られるユーザを識別するユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段と、前記印刷データ記憶手段で記憶されている印刷データを識別する印刷データ識別情報を記憶する印刷データ識別情報記憶手段と、前記ユーザ識別情報受付手段で受け付けたユーザ識別情報と同一ユーザの読取対象物を前記読取手段で再度受け付けたか否かを判定する受付判定手段と、前記受付判定手段で、同一ユーザの読取対象物を再度受け付けたと判定される場合に、前記印刷データ識別情報記憶手段で記憶されている前記ユーザ識別情報に対応する印刷データ識別情報に従って、前記印刷データ記憶手段から印刷データを削除する印刷データ削除手段として機能させることを特徴とする。
本発明の目的を達成するための構成として、例えば、プリントサーバを使わない構成がある。このプリントサーバを使わない構成での印刷方法には通常印刷モードとジョブ蓄積モードを用いた方法を用いる。
通常印刷モードとは、ジョブをストレージに蓄積せずに印刷を行うモードである。また、ジョブ蓄積モードとは、ジョブをストレージに蓄積し、ユーザがICカードをかざすことによって印刷を行うモードである。そして、認証サーバが正常なときはジョブ蓄積モードで運用し、認証サーバがダウンしたときは、ジョブ蓄積モードから通常印刷モードに切り替えるという運用が行われる。
より具体的には、例えば、あるユーザがジョブ蓄積モードのときにジョブを投入すると、ジョブがストレージに蓄積される。続いて、ジョブを印刷しようとICカードをかざしたときに、認証サーバがダウンしていたとする。認証サーバがダウンしている場合、ICカードに紐づくユーザ名が取得できない。よって、蓄積ジョブの中からユーザのジョブを特定することができない。従って、通常印刷モードに切り替えて運用する必要がある。そして、ユーザが同じジョブをもう一度投入すると、ジョブが蓄積されずにそのまま出力される。これにより、ユーザは認証サーバがダウンしていても業務に支障をきたさず印刷をおこなうことができる。更に、認証サーバが復帰した場合、通常印刷モードからジョブ蓄積モードに切り替える。これにより、通常通りジョブを蓄積させられるのでセキュリティの高い印刷が行うことが可能となる。つまり、認証サーバが復帰すると、ユーザがICカードをかざしたときに、ストレージに蓄積されているジョブが再び印刷されることになる。
しかし、このような運用では、ユーザはすでに同じ内容のジョブを出力しているので、ストレージに蓄積されているジョブを印刷する必要がないにも関わらず、ICカードをかざしたときに無駄なジョブ(重複したジョブ)が印刷されてしまう。このような運用では、切り替え時に発生する重複したジョブを削除することができず、無駄とわかりつつ印刷しなくてはならないという課題が存在する。
本発明によれば、上記のような課題を解決することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係るセキュアプリントシステムの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、従来のセキュアプリントシステムの構成の一例を示す図である。
また、クライアントPC300は、ユーザから印刷ジョブを投入するためのPCである。ユーザがクライアントPC300上で動くアプリケーションからプリンタドライバを介して印刷ジョブを生成すると、プリンタドライバがLPR(Line PRinter daemon protocol)等の印刷プロトコルを用いて、印刷ジョブを印刷装置(画像形成装置)1000やプリンタサーバ101に送信することができる。
カードリーダ400は、ICカード410(例えば、ソニー(登録商標)社のフェリカ(FeliCa)(登録商標))がかざされるとカード内部の情報を読み取り、USBケーブル160を介して印刷装置(画像形成装置)1000に通知する。
図2は、本発明に係るセキュアプリントシステム1の構成の一例を示す図である。
NIC700は、USBケーブル160、USBハブ600を介してマスストレージ(記憶部)500、カードリーダ400を接続している。
マスストレージ500及びUSBハブ600がNIC700を介して印刷装置1000に外付けされているが、印刷装置1000に内蔵するようにしてもよい。また、NIC700が複数のUSBポート160を有する場合はUSBハブ600を介する必要はなく、NIC700にカードリーダ400及びマスストレージ500が直接接続される。
図2では、LDAPサーバ200を使用しているが、認証を行うことができるサーバであればLDAPサーバに限らない。
クライアントPC300は、印刷データを生成する情報処理装置である。
マスストレージ500は、印刷装置1000からファイル書き込み、読み込み、削除等のファイルシステムの制御を行うことが可能である。
図3は、LDAPサーバ200、クライアントPC300のハードウエア構成を示す図、図4は、印刷装置1000のハードウエア構成を示す図、図5は、NIC700のハードウエア構成を示す図である。
ROM2003あるいは外部メモリ2011は、CPU2001の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やOS(Operating Systems)や、各サーバあるいは各PCが実行する各種プログラム等を保持している。
RAM2002は、CPU2001の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU2001は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM2003あるいは外部メモリ2011からRAM2002にロードし、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
ビデオコントローラ2006は、CRT(Cathode Ray Tube)2010等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTに限らず、液晶ディスプレイ等の他の表示器でもよい。これらは、必要に応じて管理者が使用する。
通信I/Fコントローラ2008は、LAN150のようなネットワークを介して外部機器と接続・通信し、ネットワーク上での通信制御処理を実行する。通信I/Fコントローラ2008は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いた通信等が可能である。
LDAPサーバ200、クライアントPC300のハードウエア上で動作する各種プログラムは、外部メモリ2011に記録されており、必要に応じてRAM2002にロードされ、CPU2001により実行される。プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等は、外部メモリ2011に格納されている。
図4に示すように、印刷装置1000は、入力部3000、CPU3001、操作部3002、印刷処理部3003、記憶部3004、出力カセット3005、用紙カセット3006等を有する。
CPU3001は、印刷装置1000全体の動作を制御する。
操作部3002は、印刷装置1000に直接ユーザによる操作のインタフェースを提供する。
印刷処理部3003は、入力部3000で受信したコマンドの解析、印刷データ(PDL)の解析等を行う。
記憶部3004は、印刷装置1000を動作させるためのROM(図示しない)、RAM(図示しない)、二次記憶装置(図示しない)等からなる。RAMは使用制限のないデータ記憶領域で、入力部3000の受信バッファ、あるいは、印刷処理部3003でのデータ展開等に使用する。
出力部3005は、入力部3000で受信した印刷データを、印刷処理部3003で印刷可能なイメージ情報に展開したものを紙に転写する。
用紙カセット3006は、出力部3005の処理に合わせて適切な用紙を供給する。
図5に示すように、NIC700は、CPU4001、RAM4002、通信I/Fコントローラ4003、USBI/Fコントローラ4004、内部メモリ4005、メモリコントローラ4006、ROM4007、機器I/Fコントローラ4008等を有する。
RAM4002は、CPU4001の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU4001は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM4007あるいは内部メモリ4005からRAM4002にロードして、ロードしたプログラムを実行する。
通信I/Fコントローラ4003は、LAN150のようなネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPやUDP(User Datagram Protocol)などの通信プロトコルを用いた通信が可能である。
内部メモリ4005は、NIC700を制御するOSが搭載されており、またOS上で動作するアプリケーションプログラム、その設定情報を記憶する。
メモリコントローラ4006は、各種のアプリケーション、各種データ等を記憶する内部メモリ4005へのアクセスを制御する。
ROM4007は、読み出し専用の半導体メモリであり、電源を切っても内容が消えないことからブートプログラムが格納される。
機器I/Fコントローラ4008は、NIC700と印刷装置1000を接続、通信する。
図6は、本発明に係るセキュアプリントシステム1の構成を示すブロック図である。図18は、設定情報802の一例を示す図、図19は、監視ポート907の詳細を示す図である。図21は、ジョブ310の詳細を示す図である。図22は、印刷情報管理ヘッダ311の詳細を示す図である。図23は、ジョブ情報820の詳細を示す図である。図24は、ジョブリスト805の詳細を示す図である。図25は、実行リスト804の詳細を示す図である。図26は、ファイルシステム501の詳細を示す図である。図27は、ICカード410の詳細を示す図である。図28は、ユーザ情報210の一例を示す図である。図29は、LDAPディレクトリ201の詳細を示す図である。図30は、削除設定840の一例を示す図である。図31は、実行カード情報850の一例を示す図である。図32は、復帰時間情報860の一例を示す図である。
LDAPサーバ200は、システム内でのユーザ情報の検索という役割を有するため、ユーザ情報の格納及び検索機能を持つサーバであればLDAPサーバに限らない。
LDAPディレクトリ201は、データ群をまとめる最上位の単位Suffixの下に識別コードが1または複数配備されており、さらに、その識別コードの下に1または複数のユーザ情報210が格納される。
一般的に、識別コードはOU(Organization Unit)で構築される。また、Active
Directory(登録商標)では、Suffixがドメインという単位にあたる。
ユーザ情報210は、図28に示すようにカードID211、ユーザ名212、パスワード213、サブユーザ1 214、サブユーザ2 215、サブユーザ3 216、サブユーザ4 217、利用制限218等を有する。
ユーザ名212は、カードID211と一致するICカード410を保持しているユーザの名前である。
パスワード213は、ユーザの認証を行う際に、本人確認を行うために格納される。
サブユーザ1〜4 214〜217は、ユーザが使っているメインのユーザ名212とは別の名前で、ユーザが他のユーザの代理を行う場合に使用するユーザ名である。
利用制限218は、印刷装置1000を利用する上での制限情報が格納されている。
接続では、接続要求を発行したクライアントに対して、論理的な通信経路を確保する。
認証では、認証要求を発行したユーザ名を、LDAPディレクトリ201内から検索し、パスワードの照合を行って認証結果を返答する。
検索では、検索要求を受けた値を元に、LDAPディレクトリ201から該当するユーザを検索し、一致したユーザ情報210を返答する。
アプリケーション部301は、ユーザにグラフィックユーザインタフェースを提供し、ユーザの目的に適った画像データを生成する。
プリンタドライバ部302は、アプリケーション部301が生成した画像データを印刷装置1000で印刷可能なページ記述言語(PDL)データに変換する。さらに、PDLデータに対して、図22に示すようにジョブオーナ312、ジョブ名313等のジョブ情報を含んだ印刷情報管理ヘッダ311を付与し、図21に示すジョブ310を作成する。
送信バッファ303は、プリンタドライバ部302が作成したジョブ310を一時的に格納し、スプールを実現する。
USB通信部195は、USB仕様に従ってコントロール転送、インタラプト転送、バルク転送、アイソクロナス転送などのデータ通信を行う。データ転送することが必要条件であり、転送速度やUSBバージョンなどは特に問わない。
図26に示すように、ファイルシステム501はジョブ310を内部記憶装置(図示しない)に格納する。また、ジョブ310の書き込み、読み込み、削除を行う。
カード読取部401は、ICカード410(記憶媒体)からカードID211を読み取るためのものである。ICカード410がカードリーダ400にかざされると、ICカード410(記憶媒体)からカードID211等の情報を読み取り、USB通信部195を介して接続された他機器に情報を伝達する。
尚、本実施形態ではICカードをカードリーダにかざすことによる認証を用いた構成としたが、指紋或いは手や指の静脈の情報(生体情報)を用いた認証を用いた構成であってもよい。この場合、カードリーダ400を指や手などの読取対象物を読み取るリーダ(読取部)に置き換えることで実現可能である。
アプリケーション800は、NIC OS900上で動作するプログラムである。
NIC OS900は、NIC700を制御すると同時に、NIC700上のアプリケーション800の管理、印刷装置1000への各種指示なども行う。
クライアントPC300が、ブラウザを使ってアプリケーション800にアクセスしてアプリケーション800の設定情報を設定し、アプリケーション800がクライアントPC300からの指示を受け取ると、設定情報管理部801は、設定されたデータを設定情報802として保持する。
設定情報802は、Suffix831、識別コード832、プライマリサーバ833、プライマリポート834、セカンダリサーバ835、セカンダリポート836、ユーザ837、パスワード838等を有する。
プライマリサーバ833、プライマリポート834、セカンダリサーバ835、セカンダリポート836は、LDAPサーバ200に接続するための情報である。LDAPサーバ200は冗長構成をとることができるため、プライマリ・セカンダリのように複数台の設定することが可能となっている。
ユーザ837、パスワード838は、LDAPサーバ200に認証要求を発行する際に必要な情報である。
ここでは、例示的にLPRと記したが、印刷プロトコルであれば特にLPRに限らない。
ジョブリスト805は、図23に示すジョブ情報820で構成されている。ジョブ情報820は、ジョブ310を管理するために必要な情報を抽出した情報で、ユーザ名821、ファイル名822、ジョブ名823、タイムスタンプ824等を有する。ジョブリスト805は、ファイルシステム501に格納されているジョブ310の情報をすべて保持している。
LDAP通信部806は、設定情報802のユーザ837及びパスワード838用いて認証を行う。また、LDAP通信部806は設定情報802のSuffix831、識別コード832を検索場所として、カードID211に紐づくユーザ情報210(図28)を検索する。プライマリにもセカンダリにもアクセスできなかった場合、監視ポート907から印刷ポートの指定を解除する。
印刷情報管理ヘッダ311に含まれるジョブオーナ312とジョブ名313を取得し、ジョブ情報820を作成する際、印刷情報管理プロトコル解析部808で解析した値を利用する。
OS900に対して、印刷情報管理プロトコルを用いて印刷指示する。
パネル表示指示部815は、MIB(Management Information Base)を使って印刷装置1000のパネル(図示しない)に任意のメッセージを表示させる。一定時間表示させることができない機種の印刷装置1000の場合は、数秒表示後に表示のリセットを行う。
NIC OS900は、I/Fドライバ部190、USB通信部195、暗号/復号化部905、印刷情報管理プロトコル解析・通信部904、JL通信部903、UDP通信部902、MIB通信部901、通信制御部906、監視ポート907を有する。
印刷情報管理プロトコル解析・通信部904は、印刷情報管理プロトコルに従ってデータ通信を行うためのものである。印刷情報管理プロトコルは、印刷装置1000の制御を行うための通信プロトコルであり、印刷指示やビープ音鳴動等などが行える。
JL通信部903は、JL通信を行うためのものである。JLはジョブ制御言語であり、印刷装置1000の情報取得指令や、PDLデータの受信指令、印刷装置1000へのビープ指令などを行うことができる。
MIB通信部901は、MIB通信を行うためのものである。MIBは、通信機器を管理するためのプロトコルで、印刷装置1000のパネル表示等を行う。
通信制御部906は、I/Fドライバ部190から受信したデータを、アプリケーション800に通知したり、印刷装置1000に渡したりする。通信制御部906は、監視ポート907に設定されているポートに対してデータが送信されてきた場合、アプリケーション800に通知し、監視ポート907に設定されていないポートへのデータを受信した場合は、印刷装置1000にデータを転送する。
監視ポート907は、図19に示すように、通信制御部906がアプリケーション800と印刷装置1000のどちらにデータを転送するかを決定するための情報である。監視ポート907は、アプリケーション800に通知する通信ポート番号を指定する。
印刷装置1000は、I/Fドライバ部190、受信バッファ1001、送信バッファ1002、MIB通信部901、UDP通信部902、JL通信部903、印刷情報管理プロトコル解析・通信部904、LPR通信部803、パネル表示部1008、ビープ鳴動部1009、PDLトランスレータ部1011、機器DB部1010、描画バッファ1012、描画部1013、プリンタエンジン部1014を有する。
送信バッファ1002は、I/Fドライバ部190に送信する前の全データを一時的に確保し、処理遅延の緩衝材となる。
パネル表示部1008は、指定されたメッセージを印刷装置1000のパネルに表示する。
ビープ鳴動部1009は、印刷装置1000内蔵の鳴動装置(図示しない)を作動させ、音を鳴らす。
機器DB部1010は、JLにより設定された印刷装置1000の情報を格納し、PDLトランスレータ部1011に情報を提供する。ここでいう環境情報とは、例えば印刷枚数のことである。
描画バッファ1012は、PDLトランスレータ部1011によって生成された描画オブジェクトの中間データを、実際に印刷を行うまで一時的に格納しておく。
描画部1013は、描画バッファ1012に一時格納された描画オブジェクトを実際に描画してビットマップ画像であるイメージデータを生成する。
プリンタエンジン部1014は、描画部1013が生成したビットマップ画像を受け取り、既知の印刷技術により用紙等のメディアに印刷を行う。
図7は、セキュアプリントシステム1の印刷ジョブ投入処理手順の一例を示すフローチャートである。図8は、セキュアプリントシステム1の印刷ジョブ出力処理手順の一例を示すフローチャートである。図9は、セキュアプリントシステム1の印刷ジョブ出力処理手順の一例を示すフローチャートである。図10は、セキュアプリントシステム1の印刷ジョブ出力処理手順の一例を示すフローチャートである。図11は、セキュアプリントシステム1の印刷ジョブ出力処理手順の一例を示すフローチャートである。図12は、セキュアプリントシステム1の印刷ジョブ出力処理手順の一例を示すフローチャートである。図13は、セキュアプリントシステム1の削除確認処理手順の一例を示すフローチャートである。図14は、セキュアプリントシステム1の削除処理手順の一例を示すフローチャートである。図15は、セキュアプリントシステム1の出力処理の詳細手順の一例を示すフローチャートである。図16は、セキュアプリントシステム1のLDAPサーバ監視処理手順の一例を示すフローチャートである。図17は、セキュアプリントシステム1のユーザ通知処理手順の一例を示すフローチャートである。図20は、印刷装置1000に表示するメッセージの一例を示す図である。
クライアントPC300が、生成されたジョブ310をNIC OS900に対して送信すると(ステップS002)、NIC OS900はクライアントPC300から送信されたデータを受信し、監視ポート907の設定を見て分岐処理を行う(ステップS003)。
クライアントPC300は、印刷方法がマスストレージ500を使ったものか、LDAPサーバ200と通信できずにそのまま印刷装置1000から出力するのか、意識する必要はない。印刷出力する際に、LDAPサーバ200と通信できているのか否かを意識せずに、ジョブ310を送信することができるため、設定変更の手間が省け、よりユーザビリティの高いセキュアプリントシステムを実現している。
印刷装置1000は、スプールされたジョブ310のデータの印刷情報管理ヘッダ311を解析する(ステップS006)。解析したデータは、図示しない内部ログデータなどに利用される。
印刷装置1000は、ジョブ310内のPDLデータを解析し、描画オブジェクトの中間データを作成し、さらにその中間データをもとにビットマップイメージを作成する(ステップS007)。
印刷装置1000は、作成したビットマップイメージを既知の印刷技術により用紙等のメディアに印刷を行う(ステップS008)。
アプリケーション800は、ジョブ310の印刷情報管理ヘッダ311を解析し、ジョブオーナ及びジョブ名を取得し(ステップS010)、アプリケーション800はジョブ情報820を作成する(ステップS011)。
取得したジョブオーナ312をユーザ名821として、取得したジョブ名313をジョブ名823として格納する。また、アプリケーション内で一意となる文字列を生成してファイル名822とする。タイムスタンプ824は、ファイル書き込み後に記憶する。
NIC OS900は、渡されたジョブデータを指定されたパラメータを用いて暗号化する(ステップS013)。
アプリケーション800は、NIC OS900が暗号化したジョブをファイルシステム501(記憶部)に書き込む(書込)(ステップS014)。
ファイルシステム501にジョブ310を書き込むことにより、従来のようにプリンタサーバ101にジョブ310を書き込む必要がなくなる。これにより、プリンタサーバ101を不要なものとし、よりセキュリティの高いセキュアプリントシステムを実現している。また、プリンタサーバ101が不要なため、サーバを設置するコストや、セキュアプリントシステム導入におけるサーバ設置の設定などの手間が省ける。さらに、万が一、マスストレージ500が印刷装置1000から取り外された場合も、ジョブ310は暗号化して書き込まれているため、ジョブ310内のPDLデータを読み取られる心配はなく、より高いセキュリティを実現している。
NIC OS900が、暗号化されたジョブ310のファイルシステム501への書き込み処理をアプリケーション800に伝達する(ステップS017)。アプリケーション800に伝達すると、アプリケーション800はファイルシステム501にジョブ310を書き込み終了した時点のタイムスタンプ(記憶時間情報)を取得し、ジョブ情報820のタイムスタンプ824に格納する(ステップS018)。
アプリケーション800は、作成したジョブ情報820をジョブリスト805に格納する(ステップS019)。
印刷ポートが監視対象外になっており、LDAPサーバ200と通信もできない場合、アプリケーション800は図20に示すメッセージからメッセージ1である「APヒョウジュンインサツ」を選択し、図17に示すユーザ通知処理を行う(ステップS103)。
より詳細には、プライマリであるLDAPサーバ200a、およびセカンダリであるLDAPサーバ200bの両方に接続できなかった場合、接続失敗とみなす。
そして、アプリケーション800は、監視ポート907に設定されている印刷ポートの設定を解除し(ステップS107)、図20に示すメッセージからメッセージ2の「APサーバエラー」を選択し、ユーザ通知処理を行う(ステップS108)。
LDAPサーバ200に接続できなかった場合、監視ポート907の設定を解除するため、次回の印刷からはマスストレージ500にジョブ310を保存せずに、印刷装置1000から直接印刷することになる。従って、LDAPサーバ200と通信できない状態のときも印刷物を出力することが可能となる。
設定情報802のユーザ837及びパスワード838をLDAPサーバ200に送信し、認証要求を発行(認証要求送信)する。なお、この認証処理に関しては、LDAPサーバ200が認証をしなければ検索をさせないという強固なセキュリティが施されている場合の処理である。他の実施形態として、検索を行うにあたって認証が必要ない設定(非認証の設定)がなされていた場合は、認証に伴うS109からS114までの処理を省略してもよい。
LDAPサーバ200は、LDAPサーバ200が送信したデータのユーザ名でLDAPディレクトリ201を検索する。ユーザが見つかった場合、送信されたデータと対応するユーザのユーザ情報210に含まれるパスワード213を照合し、認証結果を返答する(ステップS111)。
NIC OS900が、LDAPサーバ200から受信したデータをアプリケーション800に伝達すると(ステップS112)、アプリケーション800はLDAP認証結果を受け取る(ステップS113)。
認証に成功した場合、アプリケーション800は設定情報802をもとにカードID211の検索をLDAPサーバ200に対して行う(ステップS116)。
アプリケーション800は、設定情報802のSuffix831と識別コード832を用いて検索位置を指定する。
LDAPサーバ200は、アプリケーション800から送信されたデータをもとにLDAPディレクトリ201を検索し、検索結果を返信する(ステップS118)。
指定されたSuffix831及び識別コード832以下にあるデータの中から、指定されたカードID211を探し、見つかったユーザ情報210を送信する。Suffix831や識別コード832は、LDAPディレクトリ201中のユーザの位置を特定するために指定する情報であり、一般的にLDAP検索の際にSearchBaseとして指定される値である。
ユーザ情報210が取得できない場合、アプリケーション800は図20に示すメッセージからメッセージ3の「APユーザミトウロク」を選択し、ユーザ通知処理を行う(ステップS122)。
利用制限には様々な設定方法が考えられるが、例えば、4桁の数字で利用権限を表現し、1桁目がプリンタの利用権限、2桁目がコピーの利用権限、3桁目がスキャンの利用権限、4桁目がファクスの利用権限とする。そして、その値が“0”は「使用不可能」、“1”は「モノクロのみ使用可能」、“2”は「カラーモノクロ双方利用可能」とする。そして、ユーザ情報210内の利用権限を参照し、プリンタの項目が“0”ならば「権限なし」、“1”あるいは“2”ならば「権限あり」、とみなすという方法が考えられる。
利用権限がない場合、アプリケーション800は図20に示すメッセージからメッセージ4の「APユーザエラー」を選択し、ユーザ通知処理を行う(ステップS124)。
アプリケーション800は、抽出したジョブ情報820をリストにして実行リスト804を作成する(ステップS126)。
直前にサブユーザ1を取得していれば、次のサブユーザ2を取得する。サブユーザに関連するS127からS130までの一連の処理は、一人のユーザで複数ユーザの印刷物を出力させるために行う処理である。例えば、従来はICカード一枚につき1ユーザまでしか登録できなかったため、秘書が上司の印刷物を出力したい場合はICカードを借りる必要があった。また、一人で2台のPCを使っているユーザは2枚のICカードを携帯する必要があった。この一連のサブユーザに関連する処理を行うことにより、上記問題を解決し、1枚のICカードで複数ユーザの印刷物を出力することが可能となる。
サブユーザが取得できた場合、アプリケーション800はサブユーザに一致するジョブ情報820をジョブリスト805の中から抽出し(ステップS129)、
抽出したジョブ情報820を実行リスト804に加える(ステップS130)。
ジョブ情報820をタイムスタンプ824でソートし、続いてユーザ名821でソートし、ユーザ名821のまとまりで時系列に並び替えられる。このソートにより、複数ユーザの印刷物を出力したいときにユーザ毎にまとまった出力物が得られ、分別の手間が省ける。また、各ユーザの印刷物はタイムアウト順に並んでいるため、印刷実行したユーザの指示通りの順番になりユーザにわかりやすい出力順になる。また、ソートの仕方についてはこの方法に限られず、ユーザ名でソートし、続いてタイムスタンプでソートしてもよい。
アプリケーション800は、ジョブ投入可否を判定する(ステップS603)。通常、印刷機器はRAMに制限があるため、一度に投入できる印刷ジョブを制限している。ジョブ投入可否を判定するのは、投入制限を越えているにも関わらずジョブを投入してしまい、印刷が失敗してしまうことを防ぐためである。
次に、アプリケーション800はウエイト処理を行う(ステップS604)。このウエイト処理は、ジョブが投入制限を越えて投入できない場合にループ(ステップS603からステップS604)を回り続け、CPUを占有してしまう現象を防ぐ。
アプリケーション800は、図15に示す出力詳細処理を行い(ステップS605)、実行リスト804内から、ジョブ情報820を削除する(ステップS606)。
ここで、削除設定840が「AUTO」となっていれば、実行リスト804の確認を行う(ステップS608)。詳しくは、実行リスト804内にあるジョブ情報820内のタイムスタンプ824(印刷データを記憶する際の時間(時刻を含む))と、復帰時間情報860とを比較する。これは実行リスト804内のすべてのジョブ情報820に対して比較を行う。この結果、ひとつでも復帰時間情報860前のジョブ情報820があれば、削除対象のジョブがある、とみなし、逆にひとつもなければ、削除対象のジョブがない、とみなす(ステップS609)。これにより、LDAPサーバ200が復帰したときに、無駄なジョブが出力されることを避けることができる。
また、押下されなければ、アプリケーション800は、パネルの表示部にジョブ名823を表示している間(ステップS703〜ステップS705の間)にカードがかざされたかどうかを判定する(S711)。カードがかざされていれば、かざされたカードのカードID211と実行カード情報850とを比較する(一致するか否かを判定する)(ステップS716)。ここでカードID211の比較を行うのは、最初にカードをかざしたユーザ以外の人物がカードをかざすことで、不正に他人の印刷物を削除してしまうことを防ぐためである。
カードID211が、実行カード情報850と同じだった(一致した)場合は、後述するジョブの削除を行う(ステップS715)。カードID211が、実行カード情報850と異なる場合は、他人と判断し削除できない旨のエラー通知を行う(S718)。このエラー通知は、パネルの表示部に「削除できません」というメッセージを表示して通知する構成でも良いし、音声で通知する構成でも良い。
カードがかざされていない場合、パネルの表示部に一定秒数表示(所定時間通知)したかを確認し(ステップS707)、表示していなければ、再びパネルボタンの押下確認(ステップS706)を行う。パネルのボタンの押下を確認するのは利便性を向上させるためである。これを行わないと、ユーザが不必要だとわかっているジョブに対しても必ず数秒間待ってしまう。よって、明らかに不要なジョブに対しては、パネルボタンを押すことですぐに非表示にして、即座に印刷を行う。また、パネルの表示部にジョブ名823を一定秒数表示するのは、ユーザに表示されたジョブ名を認識し、カードをかざす時間を与えるためである。
次に、ジョブの投入制限(投入可能ジョブ数)を超えている場合には(ステップS712でNO)、アプリケーション800はウエイト処理、つまり、一時的な待機処理を行う(ステップS713)。このウエイト処理により、ジョブが投入制限を越えて投入できない場合に、ステップS712を待機することなく行うということを防ぐ。これにより、CPUを占有してしまう現象を防ぐ。
ステップS712でジョブの投入が可能と判断された場合、アプリケーション800は、図15に示す出力詳細処理を行い(ステップS714)、実行リスト804内から、ジョブ情報820を削除する(ステップS715)。また、ファイルシステム501が対応するジョブを削除する。
アプリケーション800は、ステップS715でジョブの削除後、或いはパネルにジョブ名823を一定秒表示した後(S707で一定秒数表示したと判断した場合)に、パネルの表示部をリセットするようNIC OS900に依頼する(ステップS708)。
図15では、NIC700は、印刷データを印刷装置1000に送信する。
NIC OS900が、アプリケーション800からの指令をマスストレージ500に伝達すると(ステップS202)、マスストレージ500はファイルシステム501から指定のファイルを読み込んで、アプリケーション800に返し(ステップS203)、NIC OS900がマスストレージ500からの指令をアプリケーション800に伝達する(ステップS204)。
NIC OS900は、データの復号化処理を行い(ステップS206)、アプリケーション800は復号化されたジョブ310の印刷指示を行う(ステップS207)。
NIC OS900は、アプリケーション800からの指令を受け取り、印刷装置1000に印刷情報管理プロトコル通信を用いてジョブ310の印刷指示を送る(ステップS208)。
印刷装置1000は、スプールされたジョブ310のデータの印刷情報管理ヘッダ311を解析する(ステップS210)。解析したデータは、図示しない内部ログデータなどに利用される。
印刷装置1000は、ジョブ310内のPDLデータを解析して描画オブジェクトの中間データを作成して、中間データをもとにビットマップイメージを作成し(ステップS211)、作成したビットマップイメージを既知の印刷技術により用紙等のメディアに印刷を行う(ステップS212)。
NIC OS900が、アプリケーション800の指令をマスストレージ500へ伝達すると(ステップS215)、マスストレージ500は指定されたジョブ310をファイルシステム501から削除する(ステップS216)。
NIC OS900は、マスストレージ500からの指令をアプリケーション800へ伝達する(ステップS217)。
図16では、NIC700は、一定間隔でLDAPサーバ200と通信可能かどうかを確認する。また、NIC700は、LDAPサーバ200と通信可能、かつ印刷データをマスストレージ500に記憶する設定が解除されている場合、その設定を再設定する。
アプリケーション800は、プライマリであるLDAPサーバ200aまたはセカンダリであるLDAPサーバ200bのいずれかに接続できたかどうか確認(通信可否判断)を行い(ステップS305)、接続できた場合、監視ポート907の設定で印刷ポートが設定されているか否かを確認する(ステップS306)。
監視ポート907に印刷ポートが設定されていない場合、アプリケーション800は監視ポート907に印刷ポートを追加する(ステップS307)。
また、このときLDAPサーバ200に通信可能である場合は、復帰時間情報860に、現在の時刻を設定する。実行リスト804内のジョブ情報820のタイムスタンプと復帰時間情報860に設定したタイムスタンプとを比較することによって、実行リスト804内に、削除対象のジョブがあるかどうかを自動で判定することが可能となる。
アプリケーション800は、ウエイト処理を行い、ループによりCPUを占有してしまう可能性を回避する(ステップS308)。
NIC OS900は、印刷装置1000の種別を判定し、適切な方法を使ってビープ音鳴動を指示する(ステップS503)。例えば、機種によってUDP、印刷情報管理プロトコル、JLを使用したりするため、その情報をNIC OS900が吸収し、印刷装置1000の機種にあった方法でビープ音鳴動指示をする。パネル表示については、MIBを用いて表示指示を印刷装置1000に送る。
印刷装置1000は、指令を受け取り、ビープ音を鳴動させ(ステップS504)、パネルに指定されたメッセージを表示させる(ステップS505)。
図33は、セキュアプリントシステム1aの実施例を示す図である。
プリンタドライバは、印刷装置1000に対して、データからジョブを生成して送信する(ステップ2−1)。ここで、印刷装置1000上でNIC700がポートの監視を行っていなければ、ジョブはそのまま印刷装置1000から出力される(ステップ2−2A)。一方、NIC700がポートの監視を行っている場合、ジョブが印刷装置1000に渡る前にNIC700が先取りし、マスストレージ500に格納する(ステップ2−2B)。
印刷装置1000は、受け取ったカードID211に一致するユーザ名をLDAPサーバ200に問い合わせる(ステップ4−1)。LDAPサーバ200は、LDAPディレクトリ201内を検索し、検索したユーザ名を印刷装置1000に送信する(ステップ4−2)。
印刷装置1000は、マスストレージ500内からユーザ名に一致するジョブを検索し(ステップ5−1)、マスストレージ500は、該当するジョブを印刷装置1000に渡す(ステップ5−2)。
印刷装置1000は、受け取ったジョブのひとつをディスプレイに表示する。その間にユーザがカードリーダ400に、ICカード410をかざせば、該当ジョブを削除する(ステップ6−1)。ユーザがカードリーダ400にICカード410をかざさなければ、そのまま該当ジョブを出力する(ステップ6−2)。印刷装置1000は、ステップ5−2で取得したジョブ数分だけ、ステップ6−1、ステップ6−2を繰り返す。
図34は、セキュアプリントシステム1bの実施例を示す図である。
ユーザがクライアントPC300にログインし(ステップ1−1)、データの印刷指示を行う(ステップ1−2)。
プリンタドライバは、プリンタサーバ101に対して、データからジョブを生成して送信する(ステップ2−1)。プリンタサーバ101はジョブをファイルシステムに格納し(ステップ2−2)、ジョブから書誌データを抽出し、書誌情報に登録する(ステップ2−3)。
印刷指示をしたユーザが、カードリーダ400にICカード410をかざす(ステップ3−1)。カードリーダ400は、ICカード410からカードID211を読み取って、印刷装置1000に通知する(ステップ3−2)。
印刷装置1000は受け取ったカードID211に一致するユーザ名を、認証サーバ102に問い合わせる(ステップ4−1)。認証サーバ102は、認証テーブル内を検索し、検索したユーザ名を印刷装置1000に送信する(ステップ4−2)。
印刷装置1000は、ユーザ名に一致するジョブリストを取得するよう、プリンタサーバ101に依頼する(ステップ5−1)。プリンタサーバ101は、書誌データ内を検索し(ステップ5−2)、印刷装置1000にリストを送信する(ステップ5−3)。
印刷装置1000は、受け取ったジョブのひとつをディスプレイに表示する。その間にユーザがカードリーダ400に、ICカード410をかざせば、プリンタサーバ101に削除要求を発行する(ステップ6−2)。ユーザがカードリーダ400にICカード410をかざさなければ、ユーザのジョブを印刷するように、プリンタサーバ101に印刷指示を発行する(ステップ6−2)。プリンタサーバ101は、該当ユーザのジョブを書誌情報内から検索し(ステップ6−3)、書誌データをもとに実際のジョブデータをファイルシステムから取得する(ステップ6−4)。プリンタサーバ101は、印刷装置1000に印刷命令を発行し(ステップ6−5)、印刷装置1000は命令に従ってデータを出力する(ステップ6−6)。
印刷装置1000は、ステップ5−3で取得したジョブ数分だけ、ステップ6−1、ステップ6−6を繰り返す。
次に、本発明に係るセキュアプリントシステム1a(図33)の実施形態2について説明する。
実施形態1では、ユーザがジョブを削除する場合、一旦ICカードをかざし、その後パネルに表示されるジョブを見て、削除したいジョブであればICカードをかざすことで1ジョブずつ削除を決定する構成について説明したが、本実施形態では、ICカードが所定時間かざされた場合は、ユーザのジョブをすべて削除する構成について説明する。
以下、図35〜37を参照しながら、本実施形態について説明する。
尚、実施形態1の図8は、図35に置き換え、実施形態1の図12は、図36に置き換え、実施形態1の図18は、図37に置き換えることで本実施形態を実現可能となる。
その他の図面に関しては、実施形態1と同等のものとし、説明は省略する。
図37は、本実施形態における、設定情報802の詳細を示す図である。
設定情報802は、Suffix831、識別コード832、プライマリサーバ833、プライマリポート834、セカンダリサーバ835、セカンダリポート836、ユーザ837、パスワード838、全削除待機時間839等を有する。全削除待機時間839はICカードがかざされた時間と比較するための値を格納する。この時間は任意に設定できるものとし、例えば3秒などの時間(所定時間)を設定することができる。
尚、図37で示す設定情報802は、図18で示す設定情報802と同様のものであり、図18で示す設定情報802に、全削除待機時間839を追加したものである。
図35は、本実施形態における、印刷ジョブ出力処理手順の一例を示すフローチャート、図36は、本実施形態における、印刷ジョブ出力処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下では、NIC700が行う処理について、アプリケーション800の機能とNIC OS900の機能とを区別して記載する。そのため、便宜上、処理の主体は、アプリケーション800とNIC OS900とする。ただし、実際には、処理を行う主体は、NIC700である。ハードウエアであるNIC700は、ソフトウエアであるアプリケーション800またはNIC OS900と協働して、後述する処理を実行する。
図35では、アプリケーション800は、ICカード410(記憶媒体)がかざされていた時間を記憶する。また、NIC700は、ユーザ情報210を含む認証要求をLDAPサーバ200に送信する。また、NIC700は、LDAPサーバ200と通信できるか否かを判断する。また、LDAPサーバ200と通信できない場合、NIC700は、印刷データをマスストレージ500に記憶する設定を解除する。また、認証サーバと通信可能、かつ印刷データをマスストレージ500に記憶する設定が解除されている場合、NIC700は、その設定を再設定する。
図35のステップS100でカード検知がなされた場合、カードリーダ400はNIC OS900にICカードのカードIDを含むカードがかざされたことを示す情報を伝達(送信)し、NIC OS900はアプリケーション800にICカードのカードIDを含むカードがかざされたことを示す情報を通知(送信)する。
尚、カードIDはLDAPサーバ200で一意にユーザ名と対応付いているため、カードIDをユーザを識別するためのユーザ識別情報と言い換えることも可能である。
具体的には、カードIDを含むカードが離されたことを示す情報を受付けた現在の時刻を秒単位で取得して、「ICカードはずしタイムスタンプ」として記憶する。そして、ステップS101−1で記憶した「ICカードかざしタイムスタンプ」との差を計算してRAM4002に記憶する(ICカードがかざされていた時間を決定)。この計算結果をICカード410がかざされていた時間とする。
尚、ここではかざした時間、はずされた時間、かざしていた時間を秒数として計算しているが、厳密にチェックしたい場合は、ミリ秒単位で計算してもよい。
また、ICカードがかざされてから、ICカードがはずされた間の時間の算出方法は、タイムスタンプを用いず、ICカードがかざされたことを示す情報を受け付けた場合にタイマーを開始し、次にICカードがはずされたことを示す情報を受け付けた時の時間を取得するように構成することも可能である。
ステップS102〜S108の処理については、実施形態1と同様のため説明を割愛する。
また、本実施形態においても、ICカードをカードリーダにかざすことによる認証を用いた構成としたが、実施形態1と同様に指紋或いは手や指の静脈の情報(生体情報)を用いた認証を用いた構成であってもよい。この場合、カードリーダ400を指や手などの読取対象物を読み取るリーダ(読取部)に置き換えることで実現可能である。
さらに、かざされていた時間は、ICカード(読取対象物)がカードリーダ(読取部)にかざされていた時間以外に、指や手(読取対象物)がリーダ(読取部)におかれていた時間をかざされていた時間とし、この時間に応じて全印刷ジョブを削除するか、1つずつ印刷ジョブを削除するかを切り替えることも可能である。
図36では、アプリケーション800は、実行リスト804のジョブ数をチェックする。また、アプリケーション800はICカード410(記憶媒体)がかざされた時間によって、処理を分岐する。
実行リスト804内のジョブ情報820の数が0件でない(1件以上である)場合、ステップS140へ処理を移す。
アプリケーション800は、RAM4002から、ステップS101−4で記憶したICカード410(記憶媒体)がかざされていた時間を取得し、かざされていた時間が一定時間以上か否かを判定する(ICカードがかざされていた時間が所定時間であるか否かを判定する)(ステップS140)。
具体的には、ステップS101−4で計算した「ICカードかざし時間」と、設定情報802に設定された全削除待機時間839とを比較する。比較の結果、「ICカードかざし時間」の方が長ければ、一定時間以上かざされたと判断する(ステップS140でYES)。また、比較の結果、全削除待機時間839の方が長ければ、一定時間以上かざされていないと判断する。
尚、判定基準となる全削除待機時間839の設定を変更できるので、通常印刷を行う場合でもICカード410をかざす時間が長いユーザがいる環境や、全削除を早く行いたいユーザがいる環境など、ユーザの環境に応じて柔軟に対応することができる。
具体的には、実行リスト804からジョブ情報820を取り出す。次にジョブ情報820に保持されているファイル名822を取得する。次にファイル名822に一致するジョブ310を、ファイルシステム501内を検索して削除する。
以上の処理を、実行リスト804に格納されたジョブ数繰り返す。
また、ICカードをかざした時間が短ければ、実施形態1と同様の処理を行うことができるため、実施形態1と本実施形態(実施形態2)を切り替えることができる。よってユーザは目的に応じて、全ジョブを削除するか、ジョブ毎に印刷/削除をするかの方法を決定し、ICカードをかざす動作(時間)に応じて、印刷装置上で削除方法を切り替えることが可能となる。
尚、本実施形態では図33の構成で説明を行ったが、図34のプリントサーバ101を備えるシステム(セキュアプリントシステム1b)においても実現可能である。
102………認証サーバ
150………LAN
160………USBケーブル
200………LDAPサーバ
300………クライアントPC
400………カードリーダ
500………マスストレージ
600………USBハブ
700………NIC
1000………印刷装置
Claims (17)
- 画像形成装置に接続され、ユーザ識別情報と対応付けられた印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と接続されるネットワークインタフェース装置であって、
前記画像形成装置を利用するために用いられる読取手段で読取対象物を読み取ることによって得られるユーザを識別するユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段と、
前記印刷データ記憶手段で記憶されている印刷データを識別する印刷データ識別情報を記憶する印刷データ識別情報記憶手段と、
前記ユーザ識別情報受付手段で受け付けたユーザ識別情報と同一ユーザの読取対象物を前記読取手段で再度受け付けたか否かを判定する受付判定手段と、
前記受付判定手段で、同一ユーザの読取対象物を再度受け付けたと判定される場合に、前記印刷データ識別情報記憶手段で記憶されている前記ユーザ識別情報に対応する印刷データ識別情報に従って、前記印刷データ記憶手段から印刷データを削除する印刷データ削除手段と、
を備えることを特徴とするネットワークインタフェース装置。 - 前記ユーザ識別情報に対応する印刷データ識別情報に従って、前記印刷データ記憶手段に記憶されている印刷データを前記画像形成装置に送信する第1の印刷データ送信手段を更に備え、
前第1の記印刷手段は、同一ユーザの読取対象物を再度受け付けない場合に、前記印刷データ識別情報記憶手段で記憶されている前記ユーザ識別情報に対応する印刷データ識別情報に従って、前記印刷データ記憶手段から印刷データを取得して送信することを特徴とする請求項1に記載のネットワークインタフェース装置。 - 前記ユーザ識別情報の受け付けに応じて、前記印刷データ識別情報記憶手段で記憶されている当該ユーザ識別情報に対応する印刷データ識別情報を所定時間ユーザに通知するように、前記画像形成装置に前記印刷データ識別情報を送信する印刷データ識別情報送信手段を更に備え、
前記印刷データ削除は、前記受付判定手段で、前記印刷データ識別情報送信手段によって送信した前記印刷データ識別情報を前記画像形成装置で所定時間通知する間に、同一ユーザの読取対象物を再度受け付けたと判定される場合に、通知されている前記印刷データ識別情報に従って、前記印刷データ記憶手段から印刷データを削除することを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワークインタフェース装置。 - 前記受付判定手段で、同一ユーザの読取対象物を再度受け付けたと判定される場合に、前記読取手段に読取対象物がかざされている間隔の値を取得する値取得手段と、
前記値取得手段で取得された値が所定の値となるか否かを判定する値判定手段とを更に備え、
前記印刷データ削除手段は、前記値判定手段で所定の値となると判定された場合に、前記ユーザ識別情報に対応する印刷データを前記印刷データ記憶手段から全て削除することを特徴とする請求項2又は3に記載のネットワークインタフェース装置。 - 前記印刷データ識別情報送信手段は、前記値判定手段で所定の値とならないと判定された場合に、前記印刷データ記憶手段で記憶されている次の印刷データを識別する印刷データ識別情報を所定時間ユーザに通知すべく前記画像形成装置に印刷データ識別情報を送信することを特徴とする請求項4に記載のネットワークインタフェース装置。
- 前記ネットワークインタフェース装置は、ユーザの認証を行う認証サーバと通信し、
前記ユーザ識別情報受付手段によって前記ユーザ識別情報を受け付けた場合、前記ユーザ識別情報を含む認証要求を前記認証サーバに送信する認証要求送信手段と、
前記認証要求送信手段で認証要求を前記認証サーバに送信することで、前記ユーザ識別情報が認証された場合、前記ユーザ識別情報に対応する印刷データの印刷データ識別情報を取得する印刷データ識別情報取得手段とを更に備え、
前記印刷データ識別情報送信手段は、前記印刷データ識別情報取得手段で取得した印刷データ識別情報を送信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のネットワークインタフェース装置。 - 前記ネットワークインタフェース装置は、印刷データを送信する情報処理装置と通信し、
前記情報処理装置から送信された印刷データを受け付ける印刷データ受付手段と、
前記印刷データ受付手段によって受け付けた印刷データを前記印刷データ記憶に保存する保存手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のネットワークインタフェース装置。 - 前記認証サーバと通信可能か否かを判断する通信可否判断手段と、
前記通信可否判断手段で、前記認証サーバと通信可能でないと判断した場合、前記印刷データ受付手段によって受け付けた印刷データを、前記印刷データ記憶手段に保存するための設定を解除する解除手段と、
前記解除手段によって設定が解除されている場合、前記印刷データ受付手段によって受け付けた印刷データを、前記印刷データ記憶手段に保存することなく、前記画像形成装置に送信する第2の印刷データ送信手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のネットワークインタフェース装置。 - 前記通信可否判断手段は、前記解除手段で印刷データ記憶手段に保存するための設定が解除されている場合、一定間隔で前記認証サーバと通信可能かどうかを判断することを特徴とする請求項8に記載のネットワークインタフェース装置。
- 前記通信可否判断手段で前記認証サーバと通信可能であると判断した場合、かつ前記印刷データ記憶手段に保存するための設定が解除されている場合、前記印刷データ記憶手段に保存するための設定を設定する設定手段
を更に備えることを特徴とする請求項8又は9に記載のネットワークインタフェース装置。 - 前記通信可否判断で前記認証サーバとの通信ができた際の時間情報を記憶する時間情報
記憶手段を更に備え、
前記印刷データ識別情報送信手段は、前記時間情報と前記印刷データ記憶手段に印刷データを保存した保存時間情報に従って、前記印刷データ識別情報を送信することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載のネットワークインタフェース装置。 - 前記ユーザ識別情報受付手段で受け付けたユーザ識別情報は、前記読取手段に読取対象物がかざされた場合に、当該読取対象物の所定の領域を読み取ることによって得られる情報であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のネットワークインタフェース装置。
- 画像形成装置に接続され、ユーザ識別情報と対応付けられた印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と接続されるネットワークインタフェース装置の制御方法であって、
前記ネットワークインタフェース装置が、
前記画像形成装置を利用するために用いられる読取手段で読取対象物を読み取ることによって得られるユーザを識別するユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付工程と、
前記印刷データ記憶手段で記憶されている印刷データを識別する印刷データ識別情報を記憶する印刷データ識別情報記憶工程と、
前記ユーザ識別情報受付工程で受け付けたユーザ識別情報と同一ユーザの読取対象物を前記読取手段で再度受け付けたか否かを判定する受付判定工程と、
前記受付判定工程で、同一ユーザの読取対象物を再度受け付けたと判定される場合に、前記印刷データ識別情報記憶工程で記憶した前記ユーザ識別情報に対応する印刷データ識別情報に従って、前記印刷データ記憶手段から印刷データを削除する印刷データ削除工程と
を実行することを特徴とするネットワークインタフェース装置の制御方法。 - 画像形成装置に接続され、ユーザ識別情報と対応付けられた印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と接続されるネットワークインタフェース装置で実行可能なプログラムであって、
前記ネットワークインタフェースを、
前記画像形成装置を利用するために用いられる読取手段で読取対象物を読み取ることによって得られるユーザを識別するユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段と、
前記印刷データ記憶手段で記憶されている印刷データを識別する印刷データ識別情報を記憶する印刷データ識別情報記憶手段と、
前記ユーザ識別情報受付手段で受け付けたユーザ識別情報と同一ユーザの読取対象物を前記読取手段で再度受け付けたか否かを判定する受付判定手段と、
前記受付判定手段で、同一ユーザの読取対象物を再度受け付けたと判定される場合に、前記印刷データ識別情報記憶手段で記憶されている前記ユーザ識別情報に対応する印刷データ識別情報に従って、前記印刷データ記憶手段から印刷データを削除する印刷データ削除手段として機能させることを特徴とするプログラム。 - ユーザ識別情報と対応付けられた印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と接続される画像形成装置であって、
当該画像形成装置を利用するために用いられる読取手段で読取対象物を読み取ることによって得られるユーザを識別するユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段と、
前記印刷データ記憶手段で記憶されている印刷データを識別する印刷データ識別情報を記憶する印刷データ識別情報記憶手段と、
前記ユーザ識別情報受付手段で受け付けたユーザ識別情報と同一ユーザの読取対象物を前記読取手段で再度受け付けたか否かを判定する受付判定手段と、
前記受付判定手段で、同一ユーザの読取対象物を再度受け付けたと判定される場合に、前記印刷データ識別情報記憶手段で記憶されている前記ユーザ識別情報に対応する印刷データ識別情報に従って、前記印刷データ記憶手段から印刷データを削除する印刷データ削除手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - ユーザ識別情報と対応付けられた印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と接続される画像形成装置の制御方法であって、
前記画像形成装置が、
当該画像形成装置を利用するために用いられる読取手段で読取対象物を読み取ることによって得られるユーザを識別するユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付工程と、
前記印刷データ記憶手段で記憶されている印刷データを識別する印刷データ識別情報を記憶する印刷データ識別情報記憶工程と、
前記ユーザ識別情報受付工程で受け付けたユーザ識別情報と同一ユーザの読取対象物を前記読取手段で再度受け付けたか否かを判定する受付判定工程と、
前記受付判定工程で、同一ユーザの読取対象物を再度受け付けたと判定される場合に、前記印刷データ識別情報記憶工程で記憶した前記ユーザ識別情報に対応する印刷データ識別情報に従って、前記印刷データ記憶手段から印刷データを削除する印刷データ削除工程と
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - ユーザ識別情報と対応付けられた印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と接続される画像形成装置で実行可能なプログラムであって、
前記画像形成装置を、
当該画像形成装置を利用するために用いられる読取手段で読取対象物を読み取ることによって得られるユーザを識別するユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段と、
前記印刷データ記憶手段で記憶されている印刷データを識別する印刷データ識別情報を記憶する印刷データ識別情報記憶手段と、
前記ユーザ識別情報受付手段で受け付けたユーザ識別情報と同一ユーザの読取対象物を前記読取手段で再度受け付けたか否かを判定する受付判定手段と、
前記受付判定手段で、同一ユーザの読取対象物を再度受け付けたと判定される場合に、前記印刷データ識別情報記憶手段で記憶されている前記ユーザ識別情報に対応する印刷データ識別情報に従って、前記印刷データ記憶手段から印刷データを削除する印刷データ削除手段
として機能させることを特徴とするプログラム。
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