JP4944129B2 - 動的なプローブ調節の方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、全体として、半導体製造プロセスに関する。より具体的には、本発明はダイのプロービングと試験に関する。
半導体技術に基づくエレクトロニクスは、最近の数十年間の間に現代生活に必要不可欠な一部となった。数百万もの構成要素を含む半導体チップが多数の電子デバイス又は機械類に埋め込まれており、これらの半導体ベースの電子デバイスは、娯楽、医学、製造、輸送を含む、我々の生活の多数の領域において一般に見出される。
これらの電子デバイスがより遍在的になるにしたがって、半導体チップに課せられる要件は、より厳密かつ広範になっている。例えば、様々な目的や機能のために、多数の集積回路(IC)チップが現代の車両(例えば、乗用車)に使用されており、それらの目的や機能の一部は車両の動作にとって重要なものである。同じ方法で、あるいは同じプロセスから製造されたこれらのチップの多くは、−50〜200℃又は場合によってはそれ以上に及ぶ温度変化など、多くの異なる、かつ場合によっては変動する環境で動作可能であるべきである。したがって、電子デバイスに対するこの要件により、半導体製造プロセスに対する要件が付加される。特に、ICチップは、これらの異なる動作環境において試験する必要がある。例えば、メーカーが、製造プロセス中に、多くの場合はパッケージングの前に、これらのチップを多くの異なる温度で試験することは珍しいことではない。
ICチップは、シリコン・ウエハなどの半導体基板上に製造される場合が多い。一般的には円形の半導体ウエハは、通常、格子パターンで配置された多数のICデバイスを含む。各IC上には、ICを外部回路群に接続してICが機能できるようにするために使用される、複数のテスト・パッド又はボンド・パッドが配置される。ウエハ上のこれらのチップ、すなわちダイは、試験機に接続されたプローブ・カードを使用して試験される場合が多い。プローブ・カードは、一群のコンタクト電極、すなわちプローブ・ピンを有する。次に、ウエハは、試験に備えて、プローブ・カード上のピンがダイのテスト・パッド又はボンド・パッドと接触するようにして位置付けられる。このプロセスはウエハ・プロービングとして知られており、ウエハ・プローバと呼ばれる専用の機械がこの目的に使用される。カリフォルニア州サンノゼのElectroglas,Inc.は、ウエハ・プローバを製造する会社である。場合によっては、プロービングは、切断、すなわちダイシングされ、フィルム・フレーム又は「ストリップ」などの他の可撓性又は剛性基板上に取り付けられた、1つ又は複数のダイに対して行われる。例えば、Electroglas,Inc.は、テスト・ハンドラーと呼ばれることが多い、この目的のために設計された機械も製造している。ただし、これらの場合のプロービングや試験の多くの関連動作は、切断前のウエハ上の(パッケージングされていない)ダイのプロービング又は試験の場合と本質的に同じである。発明者らは、本開示全体を通して、これらのより一般的な状況を含めるために、ウエハ・プロービング、すなわちダイ・プロービングという用語を使用する。
ウエハ・プロービングの主要な目的は、デバイスのテスト・パッド若しくはボンド・パッド、又は単にパッドが、プローブ・カードのプローブ・チップと十分に電気的に接触するようにして、ウエハを適切に位置付けることである。パッドは非常に小さく、多くの場合30〜50ミクロン程度なので、高い精度が必要とされる。プローブ・カード・ピンがパッド領域の外側に接触する場合、デバイスを再度位置付けなければならず、試験プロセスが遅くなり、多くの場合、操作者の介入を必要とする。さらに、不正確な位置付けは、デバイスの不活性化層によってプローブ・カード・ピンが壊れることがあるので、デバイスの損傷を引き起こす可能性がある。
ウエハのプロービングと試験手順の最中に、特定のウエハに対して、又はウエハごとに試験の条件又は環境を変更することは、比較的高価となる。プロービングと試験に関与するプローブ・カード及びウエハ並びに他の構成要素は、異なる物理的条件下では異なる性質と特性を有することがあるので、試験条件が変化すれば、ウエハのプロービングさらには測定と較正を再び行わなければならない。さらに重要なのは、ウエハ・チャックの温度の変化など、条件が変化した後、システムが定常状態に達するのにしばらく時間を要する点である。例えば、100℃程度の温度変化の後、一般的なウエハ・プローバ・システムが熱平衡に達するには1時間以上かかる。これは、従来技術では、ウエハ・プローバの熱的可変能力と称される場合が多い。熱的緩和のこの期間の間は試験を行うことができないので、所定の時間量内に試験することができるダイの数は大幅に低減され、それによって、集積回路デバイス1つ当たりの製造コストに追加の間接費用が付加される。
システム内の異なる材料は、一般的に異なる感受性を有し、変化する条件に対する反応が異なり、さらに、ウエハ・プローブ・システム内の様々な構成要素の状態が変化する過渡期間の間の試験プロセスを複雑にする。例えば、ウエハ・チャックの制御された温度が変化するとき、プローブ・カード、ウエハ、カメラなどの様々な部品はすべて、異なる速度で、かつ異なる量だけ膨張又は収縮する。
現在知られているウエハ・プロービングの方法は、特に、温度の大きな変化など、動的に変化する条件下で劣った性能を示す場合が多い。プロービングと試験が、変動する条件下で(例えば、異なる温度で)行われる当該技術の現在の状況では、新たな測定と較正は、一般的に環境変化が平衡した後に行われ、その後ミスアラインメントのずれが小さいことが確認されるまで頻繁に行われる。測定と較正が一般的に1分程度かかることを考慮すると、頻繁に測定することで、それをしなければ所定期間に試験することができる、ダイの数が大幅に低減される可能性がある。
従来技術における、温度変化後の一般的なプロービングと試験プロセスが、図1Aに示される。フロー・チャートはブロック102で始まり、114で終わる。ウエハ・チャックの温度が変化し、十分な時間量が経過すると(104)、さらなるいずれかのダイをプロービングする前に、新たな測定と較正を行う必要がある(106)。次に、ダイ又は一組のダイが選択され、以前の測定に基づいてプロービングされる(108)。プロービングが終わると、選択されたダイ又は一組のダイに対して所望の試験が行われる(110)。次に、要件と他の条件に応じて、プロセスは終了するか、あるいは別のダイ又は一組のダイを用いて継続する(112)。プロセスが継続する場合、様々な材料の熱膨張又は熱収縮によって変化する寸法を明らかにするため、ウエハ・プローバを再較正する必要がある(106)。これは、プローブ・カードやウエハを含むプローバの様々な部品の温度が過渡期間の間絶えず変化し、ウエハ・チャックの制御された温度の変化に関連する新たな温度に漸近的に達するためである。フロー・チャートに示されるこの特定のシナリオでは、特定のダイ(1つ又は複数)のプロービングと試験が、ある臨界の持続時間よりも長くかかる場合、過渡期間の間は試験を効率的に行うことができない。
各較正の間に複数のプロービングと試験が行われるとき、最も最近の測定からのパラメータが、次の測定前の後続のプロービングすべてに使用される。システムは概ね指数関数的に弛緩する傾向があるので、また、熱によって引き起こされるミスアラインメント誤差のダイナミクスは「ランダムウオーク」のものに類似しているので、これらの値は、2つの連続する測定の間の時間が増加するにしたがって平均してより不正確になっていく。これにより、所定期間内にプロービングし試験することができるダイの数がさらに少なくなる。さらに、各測定と較正サイクルの終わり又はその近くでは、ますます不正確な値が使用されるようになり、それによって、試験誤差と試験されるデバイスを損傷するさらなるリスクの可能性が増加する。
図1Bは、従来技術における、温度変化後にダイをプロービングし試験するための、このプロセスの一例を示す。この代表的なプロセスは、例えば、Electroglas,Inc.によって市販されているウエハ・プローバHorizon 4090(登録商標)を使用して実施することができる。両端のブロック122と134の間で決められたプロセスは、ウエハ・チャックの制御温度がT1からT2に変化するブロック124から始まる。ウエハ・チャックが所望の温度T2に達すると、ブロック126に示されるように、ウエハ・プローバ機の様々な構成要素の寸法を測定し、これらの構成要素間の距離を測定する必要があり、様々な測定ゲージと測定ツールを較正する必要がある。次に、測定値に基づいてプロービング(128)が行われ、試験プロセス(130)に続く。試験が行われた後、ブロック132のYes分岐に続いてプロセスを終了するか、あるいは、No分岐に続いて他のダイを用いて続けることができる。
過渡期間の間(例えば、様々な構成要素の温度がそれぞれの平衡温度又は定常温度に近づく間)、様々な構成要素の熱膨張又は収縮によって変化する寸法を明らかにするため、プローバを頻繁に(例えば、毎分ごとに)再整列させる必要がある。図1Bに示されるフロー・チャートでは、新たな測定が必要か否かの決定は、最後の測定以降に経過した時間に基づいて、及び/又は最後の測定以降の特定の構成要素の温度変化に基づいて行われる。これは、図面のブロック138、140に示される。ブロック138では、経過時間及び/又はウエハ・プローバの関連部分の温度変化が測定される。次に、ブロック140では、これらの値は事前設定値と比較される。経過時間が事前設定の持続時間よりも長い場合、あるいは最後の測定以降の関連構成要素の温度変化のいずれかが特定の事前設定値よりも大きい場合、新たな測定が必要であり、プロセスは140におけるYes分岐を介して継続する。一方、これらの基準が満たされない場合、140におけるNo分岐に続いて、新たなオフセット測定を行うことなくプロービングと試験は継続する。
図1Bのフロー・チャートは、一方は132、138、140、128、130を通り(これを内側ループと呼ぶ)、他方は132、138、140、126、128、130を通る(これを外側ループと呼ぶ)、2つのループを示すことに留意されたい。決定ブロック140の結果に応じて、プロセスはどちらかのループを通ることができる。複数のダイ又は複数組のダイを試験しプロービングするプロセスの間、内側ループがより頻繁に使用されるほど、より多数のダイをプロービングし試験することができる。ただし、任意の特定のプロービングに使用される測定値はますます不正確になる。一方、外側ループをより頻繁に通るほど、プロービングはより正確になっていく。ただし、精度がより高くなる代償として、プロービングと試験することができるダイの数は少なくなる。さらに、従来技術において得ることができる精度には固有の制限がある。
本発明は、ダイをプロービングする改善された方法及び装置を提供する。特に、本発明は、変化する条件下で、複数のコンタクト電極を集積回路デバイスの複数のテスト・パッド又はボンド・パッドと自動的に整列させる、新規な方法及び装置を提供する。
本発明の少なくとも1つの実施態様によれば、動的に変化する条件下でウエハをプロービングする改善された方法及び装置が提供される。特に、頻繁に測定し較正することなく、プロービングのための関連パラメータを推定する正確な方法が提供される。本発明の実施態様の1つの態様では、過渡期間の間にプロービングを行うことができる。特定の実施態様の別の態様では、試験が行われている間にプロービングを行うことができる。
本発明の少なくとも1つの実施態様では、予め定められた誤差許容差内で、ウエハ・プロービング・プロセスに対する変化する条件の影響を正確に予測するため、動的モデルが使用される。例えば、ウエハ・プローバの特定の主要構成要素間の距離は、システムの様々な部分がウエハ・チャックの温度の変化に適応している間に変化する。時間の関数として、関連アラインメントのずれを予測する数学的モデルを使用することで、プロービングの前及び/又はその間に頻繁に測定と較正を行う必要性が低減され、それによって、所定の期間内にプロービングし試験することができるダイの数が増加する。同時に、特に、2つの連続する測定と較正の間に複数のダイがプロービングされ試験されるとき、プロービングの精度が増加する。いくつかの実施態様では、カルマン・フィルタなどの線形フィルタが、アラインメントのずれの時間的ダイナミクスを予測するのに使用される。カルマン・フィルタは、例えば、ノイズの多い環境において時間的ダイナミクスをモデル化するのに使用される場合が多く、コンピュータ・ビジョン及び自立ナビゲーションを含む様々な分野において広く、また多くの場合は成功裡に使用されてきた。カルマン・フィルタは、特定の十分に規定された条件/仮定の下での統計的意味合いにおいて最適であることが証明されており、入力及び測定ノイズ源の変動によって駆動される、ウエハ・プローバの熱的環境などの、確率的な動的システム・線形システムの状態の高品質な推定と予測を実現することができる。
数学的モデルを利用する本発明の少なくとも1つの実施態様は、以下の動作を特徴とする。(1)プロービングに使用することができる関連構成要素とそれらの幾何学形状が最初に特定され、(2)特定のプローバ又はプローバ群に対する様々な仮定及び測定データに基づいて、それらの関連構成要素の動的モデルが構築され、(3)次に、このモデルが後続のプロービングと試験に使用される。本発明は、一般的には1分程度かかる頻繁な測定と較正の必要性を低減し、したがって、所定の期間内に試験することができるダイの数を大幅に増加させることができる。
少なくとも1つの実施態様によれば、プロービングは、試験が行われている間に、連続的又は断続的に行うことができる。これにより、プローバ・システムが新たな条件に応答してまだ調節を行っている間に、所定の時間量以内にプロービングし試験することができるダイの数が増加する。さらに、このことは、従来技術では実行不可能な場合が多かった、測定ノイズをフィルタリングすることによって、プロービングの全体的な精度も増加させることができる。
本発明のこれら及び他の実施態様、特徴、態様、及び利点は、添付図面から、並びに以下の詳細な説明及び添付の特許請求の範囲から明白になるであろう。
本発明は、例示として説明されるものであり、添付図面の図に限定されるものではない。図面中、類似の参照番号は類似の要素を示す。
本発明は、ここで、本発明の様々な代表的実施形態が示される添付図面を参照して、以下にさらに十分に記載される。記載中、説明目的のため、本発明の完全な理解を提供するための多数の特定の詳細が説明される。ただし、本発明は、多くの異なる形態で具体化されてもよく、それらの特定の詳細なしで実施されてもよく、また、本明細書に説明される実施形態に限定されるものと解釈すべきではないことが、当業者には明白になるであろう。むしろ、これらの実施形態は、本開示が十分かつ完全になるように提供され、本発明の範囲を当業者に十分に伝えるであろう。適切な場合、本発明を不必要に不明瞭にしないようにするため、周知の構造やデバイスはブロック図の形態で示される。
さらに、以下の説明において、外部刺激又は条件の一例として温度が使用される場合が多いが、それは、本発明を限定するものとして解釈すべきではない。当業者であれば、本発明の実施形態は、温度変化を含むがそれに限定されない多くの異なる条件下で実施できることを理解するであろう。
自動的なウエハ・プロービングのシステム及び方法が本明細書によって記載される。本発明の様々な実施形態は、個別のハードウェア構成要素に、あるいは、実行時間中に実行するため、コンパイルされ、リンクされ、次にディスクに基づく記憶装置からロードされるソフトウェアを使用して、デジタル信号プロセッサなどのプログラムされた処理装置に実装されてもよい。これらの実施形態に使用される方法を含む様々なプログラムは、また、ファームウェア又は他の類似の不揮発性記憶デバイス内に存在する。
本発明の少なくとも1つの実施形態によれば、変化する条件下でウエハをプロービングするための改善された方法及び装置が提供される。特に、頻繁に測定し較正することなく、プロービングのための関連パラメータを推定する正確な方法が提供される。本発明の1つの態様では、プロービングは、プローバ・システム内の温度が変化する過渡期間の間に、かつ試験を行っている間に行うことができる。以下に、添付図面を参照して、本発明の様々な実施形態が詳細に記載される。
図2は、本発明の様々な実施形態について記載するために使用される、代表的なウエハ・プローバの様々な構成要素を示す。この概略的な上位図は、代表的なウエハ・プローブの2つの主要構成要素、すなわちウエハ・チャック・アセンブリ160とプローブ・カード・ホルダ・アセンブリ158を示す。ウエハ・チャック・アセンブリ160上に取り付けられたウエハ184を、上から目視又は検査するのに使用することができるカメラ・アセンブリ156も、図中に示される。図面に示されるように、これらの構成要素は、別個の構成要素として具体化されてもされなくてもよい。多くのウエハ・プローバでは、これらの構成要素は、何らかの手段によって、例えば共通のフレーム(1つ又は複数)を共有することによって、互いに連結される。ウエハ・プローバによっては、カメラ・アセンブリ156とプローブ・カード・ホルダ・アセンブリ158は、ブリッジと称されることがある単一の可動部材に結合される。
カメラ・アセンブリ・ユニット156は、光学カメラ又はデジタル・カメラ166、支持部材164、モータ・アセンブリ162を含む。モータ・アセンブリ162は、支持部材164を移動させることによって、カメラ162の位置と方向を制御する。図3Bを参照してさらに記載されるように、モータ・アセンブリは、6つまでの自由度、3つまでの位置自由度、3つまでの回転自由度を制御することができる。いくつかの実施形態では、モータ・アセンブリは、予め定められた軸線の周りで、3つの空間自由度と1つの角度自由度のみを制御してもよい。ブリッジ・カメラ166も、いくつかのウエハ・プローバ・システムにおけるより微細な確度を達成するため、独立に制御されてもよい。特定の実施形態では、カメラ・アセンブリ・ユニット156は、フレームに固定され、移動能力を有さなくてもよく、それらの実施形態ではモータ・アセンブリ162は存在しない。
プローブ・カード・ホルダ・アセンブリ158は、プローブ・カード・ホルダ・ユニット170を含む。図面は、プローブ・カード・ホルダ・ユニット170に結合されたプローブ・カード172も示す。プローブ・カード172は、プローブ・ピンと呼ばれる複数のコンタクト電極174を含む。これらのプローブ・ピンは、特定のウエハ又はウエハ群向けに設計された特定のパターンで配置される。プローブ・カード・ホルダ・アセンブリ158は、ホルダ・ユニット170に結合されたプローブ・カード172の位置と向きを制御する、任意のモータ・アセンブリ168も含んでもよい。
図面に示される第3の構成要素、すなわちウエハ・チャック・アセンブリ160は、モータ・アセンブリ178に連結されたウエハ・チャック180を備える。図面では、これらのユニットは固定のプラットフォーム176上に配置されており、この固定のプラットフォームは、多くの場合、プローブ・カード・ホルダ・アセンブリに、かつ1つ又は複数のカメラ・アセンブリ・ユニットに連結されたフレームの一部である。ウエハ・チャック・アセンブリ160は、測定と較正目的のため、ウエハ・チャック180に連結された光学又はデジタル・カメラ・ユニット182も含む。この実施形態では、カメラ182は、プローブ・カード172とブリッジ・カメラ166をカメラ182の視野範囲内におくように配置される。図3Aを参照してさらに説明されるように、これらのカメラユニット166、182は、いくつかの実施形態では直接プローブ・センシング(DPS)に使用される。
図2のウエハ・チャック・アセンブリは、ウエハ・チャック180上に取り付けられたウエハ184を保持するための領域も含む。ウエハ184の一般的な直径は200mm又は300mmのどちらかであり、数百〜数千個の範囲の複数のダイを含む。各ダイは、電気接点となる複数のテスト・パッド又はボンド・パッド184を含む。ウエハ・プロービングの主要目的は、ウエハ上のパッド184がプローブ・ピン174と十分に電気的に接触するようにして、プローブ・カード172に対してウエハ186を適切に位置付けることである。一般的には、1つのダイの電気試験を可能にするため、1つのダイ上のすべてのパッドが少なくとも一組のプローブ・ピン174と電気的に接触するようにされるが、ある場合には、プローブ・ピンをいくつかのダイ上の対応する組のパッドと電気的に接触させることによって、複数のダイが同時に試験されてもよい。ウエハ・チャック・アセンブリを備えるウエハ・プローバが、本開示全体にわたって例示目的で使用される場合が多いものの、本発明は、フィルム・フレーム又はストリップ基板を使用するものなど、異なるタイプのプローバに対して実施されてもよいことに留意されたい。その場合、ウエハ・チャックという用語は、例えば、基板保持ユニットとして適切に解釈されるべきである。他の用語は、同様に適切に解釈されるべきである。図面は、システムを較正するため、特に、ウエハ・チャック180又はウエハ184の垂直及び水平の変位を測定し較正するために使用される、「定規」188、192の概略図も含む。図面は、目盛り読取りヘッド190、194を備えたゼロCTE目盛りを示す。いくつかの実施形態では、回折格子が使用される。
図3Aを参照すると、直接プローブ・センシングのための代表的なカメラ・システムが示される。光学又はデジタル・カメラ202は、図面に十字マーク208として示される焦点範囲が狭いレンズ206、及びフィルム又はCCD画面204を備える。この種のカメラは、特定の実施形態では、ウエハ・プローバ・システムを較正するために使用することができる。本明細書に記載されるいくつかの実施形態では、システム内の特定の十分に規定された地点までの距離を測定するため、光学カメラが使用される。図面は、画面204、レンズ206、焦点208とそれぞれ関連付けられた、関連位置又は寸法210、212、214を規定する。いくつかの実施形態に使用されるカメラでは、焦点距離、すなわち210と214の間の距離は調節可能である。図面は、アラインメントのため、ブリッジ・カメラによって見ることができる突出した標線210を示す。いくつかの実施形態では、突出した標線の焦点とカメラの焦点/視線との間の相違212はアラインメントに使用される。
図3Bは、本発明の様々な実施形態の位置決めシステムとして使用される一般的なモータ・アセンブリ222を示す。この特定の例では、モータ・アセンブリ222はウエハ・チャック224を制御する。しかし、同じ又は類似のタイプのモータ・アセンブリを使用して、ウエハ・プローブ・システムの様々な可動部品を制御することができる。例えば、図2では、カメラ支持ユニット164、プローブ・カード・ホルダ・ユニット170、ウエハ・チャック180をそれぞれ制御する、3つのモータ・アセンブリ162、168、178が示されている。
空間内の固体対象物は、3つの並進自由度及び3つの回転自由度の6つの自由度を有する。モータ・アセンブリは、1つ又は複数のモータを含む様々な方法を使用して、これらの6つの自由度のいくつか又はすべてを制御することができる。例えば、電気作動式のサーボ・モータを使用して制御対象物を回転させることができ、また、リニア・モータを使用して、対象物を3つの直交方向の一方向に移動させることができる。特定の実施形態では、より限定的なモータ・アセンブリを使用することができる。例えば、図3Bに示される特定のモータ・ユニットは、主軸、すなわちz軸の周りでの、3つの位置自由度、1つの角度自由度を制御する。これは、図面の左側に座標系226として示される。変数θは、z軸の周りでの回転自由度を示す。z軸は、一般的に、ウエハ面とプローブ・ピンの「面」の間の分離距離がそれに沿って測定される軸線として規定される。
一般的に、ウエハ・プローバは、図3Aに示されるカメラ・システムなどの測定技術、及び図3Bに示されるモータ・アセンブリなどの位置制御技術を使用して較正される。較正が行われると、複数のプロービングと試験にシステムを使用することができる。しかし、プローブ・カードとウエハ、及びプロービングと試験に関与する他の構成要素は、異なる物理的条件下で異なる性質と特性を有することがあるので、試験条件が変化したときは、ウエハのプロービングを再び行い、かつ測定と較正を再び行うべきである。一般的な試験条件では、条件が変化した後、ウエハ・プローバ・システムが平衡に、すなわち定常状態に達するのに数時間かかる。例えば、一般的なウエハ・プローバ・システムは、ウエハ・チャックの温度が変化した後、熱的に安定な状態に達するのに1時間以上かかる。一般的に、ウエハ・チャックのみが意図的に加熱又は冷却されるが、システムの残りの部分は、熱伝導、熱対流、熱放射などのプロセスによって、ウエハ・チャックの温度変化に影響される。
システムの異なる材料は、一般的に異なる感受性を有し、変化する条件に対する反応が異なり、過渡期間(例えば、ウエハ・チャックの温度変化の後の、及び様々な構成要素の温度がそれぞれの漸近値に達する前の期間)の間の試験プロセスをさらに複雑にする。例えば、ウエハ・チャックの制御された温度が変化すると、プローブ・カード、ウエハ、カメラ、ウエハ・チャック・プラットフォームに直接又は間接的に接続された様々な構成要素を含む、ウエハ・プローバの異なる部品はすべて、異なる率で膨張又は収縮し、その最終結果も異なる。
図4は、ウエハ・プローバ・システムにおけるダイのプロービングと試験に関連する様々な材料の熱的特性を示す。表242は、シリコン(Si)、アルミニウム(Al)、窒化シリコン(Si34)を含む。Si34は、半導体ウエハの不活性化層、すなわちガラス絶縁層のための絶縁材料として使用される場合が多い。多くのウエハ・プローバは、銅(Cu)合金などの様々な合金で作られた構成要素を含むことに留意されたい。表は、室温におけるこれらの材料の熱伝導率、熱膨張係数(CTE)、比熱を示す。表に示されるように、それらは広範囲の値を有する。例えば、Alは、Siよりもはるかに高い熱伝導率と熱膨張係数を有する。この広範なばらつきは、温度変化に応答したシステムの不均質な膨張や収縮につながる。
次に図5を参照すると、ウエハ・プローバ・システムに対する温度変化の影響を示す単純な一例が示される。特に、ウエハ・チャック180上に取り付けられたウエハ184の高さの変化が示される。図5Aは、1つの特定の温度における固定のプラットフォーム176に連結されたウエハ・チャック・アセンブリ178を示し、図5Bは、大幅に高い温度における同じウエハ・チャック・アセンブリ178を示す。これらの図は、これらの異なる2つの温度におけるウエハ184の最上層のいくらか誇張された高さ(z方向の変位)を示す。また、高さが温度に応じて変わることを示す、目盛り188(例えば、ゼロCTE目盛り、回折格子など)の概略図を示す。図面に示されるように、目盛り188上に272として印を付けた、低温におけるウエハ184の高さは、目盛り188上に274として印を付けた、高温におけるウエハ184の高さよりも低い。目盛り読取りヘッド190は、一般的に、熱的に安定なブラケット(例えば、Invar(商標)、Super Invar(商標)、又は他の低CTE金属)上に取り付けられる。いくつかの実施形態では、この高さの変化は、関連するモータ・アセンブリを使用して(プローブ・ピンがダイ上に接している間、及びこのダイの試験が行われている間であっても)自動的に補償される。他のいくつかの実施形態では、この変化は較正プロセスの間に明示的に明らかにされる。これは、例えば、図12を参照してさらに詳細に説明される。
図6Aを参照すると、プロービング・プロセスに関連する構成要素のいくつかが示される。図面は、カメラ保持ユニット164に結合された、下向きの上側DPSカメラ166と、支持ユニット170上に取り付けられたプローブ・カード172と、ウエハ・チャック180上に取り付けられたウエハ184とを示す。図2と同様に、ウエハ・チャック180は追加のDPSカメラ182を有する。このカメラは、ブリッジ・カメラ166とプローブ・カード172を目視するために使用される。ウエハ・チャック180はモータ・アセンブリ178に連結され、それは次に固定のプラットフォーム176上に取り付けられる。ブリッジ・カメラ・アセンブリ164とプローブ・カード・アセンブリ170は、他のモータ・アセンブリを使用して、位置付けられ向けられてもよい。この図は、3つの変位ベクトル304、306、308を定義する。ベクトル304は、特定のテスト・パッド又はボンド・パッド186Aから上側カメラ166の先端までの変位として定義される。ベクトル306は、ウエハ・チャック・カメラ182の先端から特定のプローブ・ピン174Aまでの変位である。ベクトル308は、パッド186Aからプローブ・ピン174Aまでの変位である。これらのベクトルは、任意の所定の瞬間における様々な構成要素の位置とそれらの温度に依存するという意味で、動的変数であることに留意されたい。
図6Bは、カメラ166の先端からカメラ182の先端までのもう1つの変位ベクトル302を定義する。この図面では、明瞭にするため、関連構成要素の場所、すなわち頂部カメラ166の先端、ウエハ・チャック・カメラ182の先端、パッド186A、プローブ・ピン174Aはすべて、円形ドットとして描かれる。カメラが関与するベクトル、すなわち、変位302、304、306は一般に測定することができる。一方、プロービングに使用されるベクトル308は測定不能なことがある。しかし、例えば、このベクトルは、他の関連ベクトル間の単純な幾何学的関係を利用して容易に計算することができる。これは図6Cに示される。パッド186Aからプローブ・ピン174Aまでのベクトル308は、3つのベクトル304、302、306の合計であることが容易に分かるであろう。これは、あらゆる外部条件から独立した数学的に同一であることに留意されたい。特に、この同一性はすべての温度に有効である。
図7Aは、例えば、時間の関数として、プローブ・ピンとパッドの間の距離、例えば図6に示されるベクトル308の大きさに対する一般的な熱膨張曲線を示す。水平軸384は、ウエハ・チャックが目標温度に達する瞬間から始まる時間を表す。垂直軸382は、アラインメントのずれ、又はプロービングに関連する一般的な変位ベクトルの距離若しくはサイズの変化を表す。温度の上昇後、曲線386として図面に示されるように、システムは一般的には膨張する。この曲線は例示のためのものに過ぎず、実際のデータに基づくものではないことに留意されたい。膨張の大きさ、すなわち垂直軸に沿った値は、ウエハ・チャックの目標温度変化にほぼ直線的に比例する。目標温度変化が約100℃の場合、曲線の最初の傾斜は、一般的に約1ミクロン/分である。図面はいかなる特定の縮尺でも描かれていないことに留意されたい。
図面に示される曲線は、一般的なプローバ・システムにおける熱緩和の比較的複雑な性質を示す。上述したように、システムが不均質であることにより、曲線は単純な指数関数的緩和から大幅に逸脱する。図面に示される曲線386は、例えば、一方は時定数392によって規定され他方は時定数394によって規定される、少なくとも2つの個別の緩和モードを示す。この特定の代表的な曲線は、これらの2つの特徴的な時間の間で最大値388を示す。図面に目盛り396によって表される十分に長い時間の後の曲線は、最終的に、新たな温度における漸近値、すなわち定常値であるプラトー390に落ち着く。この状態において、プローバ・システムの構成要素は、すべて、ウエハ・チャック又は基板保持ユニットのみに対して最初に設定された目標温度の結果として、それぞれの温度に達する。
図7Bは、曲線386の周りの「誤差棒」を示す。図面に破線エンベロープによって示されるように、誤差は時間の関数として増加する。定常偏差は、図面に矢印412によって表される。図面における「誤差」は、試行から試行までの変動によるものと解釈することができる。すなわち、同じシステムは、温度変化に応答してわずかに異なる挙動を示し、関連距離又は寸法の異なる値が得られる。これは、部分的には、システムに固有の「ノイズ」によるものであり、様々な測定誤差にもよるものである。この図面は、特に、一般的なプローバ・システムの熱応答は一般に決定的ではないという事実を示す。
図8Aを参照すると、本発明の一実施形態に使用される動的モデルが単純なフロー・チャートの形態で示される。特に、線形フィルタ動作の3つの基本的な成分、すなわち、最初の推定472動作、(モデルに基づく)予測474動作、(モデルに基づく補正476動作を示す。
一般的なモデル化プロセスは、通常、システムを記述するのに関連した状態変数を決めることによって始まる。これは、図10を参照してさらに詳細に説明される。図面に示されるように、モデルは、ブロック472に示されるように状態変数の初期値を設定することによって最初に使用される。いくつかの実施形態では、任意の以前の試行に基づく値を使用することができる。他のいくつかの実施形態では、任意の無作為な値が使用されてもよい。誤り分散行列も、図面に示されるように、このブロックにおいて初期化される。モデルが初期化されると、次の2組の動作474と476が事前設定された時間間隔で繰り返される。最初に、「予測」474が行われる。本発明の一実施形態によれば、予測は、ブロック474に示されるように、次の時間セグメントk+1における状態変数の値の推定を含む。次に、状態変数は、次の時間セグメントにおいて測定されるか、又は別の方法で計算され、これらの測定に基づいて「補正」476が行われる。次に、図面のループによって示されるように、この一対の動作が後に続く時間において繰り返される。終了条件はチャートに示されないことに留意されたい。いくつかの実施形態では、このプロセスは無限に継続していく。他のいくつかの実施形態では、システムが全体的な平衡か定常状態に達すると終了する。
図8Bは、ピン対パッドの位置合わせを更新する代表的なプロセスを示す。このグラフは、図7に示される例に基づいており、ピン対パッドの変位曲線386が時間384軸と距離382軸に対して描かれる。実線386は「実際の」ずれを表し、破線曲線386Aは、モデルに基づく事後(測定前の予測とは対照的に測定後の)推定値を示す。図に示されるように、この代表的なプロセスは、モデルの状態を動的に「補正」する(すなわち、図8Aの動作476)ため、2つの異なる更新モードを利用する。一般的なプローバ・システムでは、ピン−カメラ間の距離のみの測定を伴う「ピン更新」(図面に白い三角形504によって表される)は、ピン−カメラ間の変位、カメラ−ブリッジ間の変位、ブリッジ−ダイ間の変位の測定を伴う「全ブリッジ更新」(黒い三角形502)よりもかかる時間がはるかに少ない。(例えば、全ブリッジ更新の1分とは対照的に、ピン更新では10〜15秒。)任意の所定の瞬間では、システムを事前設定された誤差許容差内で維持するために、より安価なピン更新で十分なことがある。これは図8Bの代表的なプロセスに反映される。初期段階では、図面に示されるように、より完全なブリッジ更新502が行われる。しかし、時間が経過するにしたがってその頻度は徐々に低減され、不定期にのみ行われる。この例では、1つ又は複数の変位ベクトルの変動が事前設定閾値を超えたときに、いずれかの更新が引き起こされる。
発明者らはこれまで、プローバ・システムの様々な関連構成要素と決められたいくつかの関連する概念とモデルを説明してきた。次に図9〜12に移り、様々なフロー・チャートを参照して本発明の実施形態のいくつかを記載する。
図9は、本発明の一実施形態を使用する代表的なシナリオを示す上位フロー・チャートを示す。開始ブロック552と終了ブロック566の間で決められたこの例のプロセスは、ブロック554において動的モデルを決めることによって始まる。モデルは、所定のタイプのウエハ・プローバにおいて試験される所定のウエハに対して動的に作成することができ、又は、モデルは、様々な異なるタイプのウエハ・プローバにおける様々な異なるタイプのウエハに対して予め構築することができ、かつ使用される適切なモデルを後で選択することができる。いくつかの実施形態では、モデルは、特定のプローブ・カード/テスター群と関連付けることができる。この動作は、図10を参照してさらに説明される。本発明のこの代表的な実施形態により、システムが熱的平衡に達するのを待つ必要がなく、及び/又は頻繁にオフセットを測定し再較正する必要もなく、ユーザが、多数の温度においてプロービングと試験を行うことが可能になる。
図9のチャートに示されるプロービング・プロセスは、ブロック556において制御温度を設定することによって始まる。多くの場合、半導体ウエハの温度は、試験プロセスの間にウエハ・チャックの温度を変化させることによって制御される。ウエハ・チャックの温度が目標温度に達すると、ウエハ・システムは再較正される。次に、試験プロセスの間の特定の時間において、ブロック558に示されるように、ダイ又は一組のダイが選択され、プロービングされる。プロービングは、測定に基づいて、又は554で選択された現在のモデルを使用した推定に基づいて行うことができる。選択されたダイ(1つ又は複数)を試験するとき(560)、プロセスは、562におけるNo分岐の後に、同じ温度で継続することができる。562におけるYes分岐の後に、1つの特定の温度で試験が終了すると、564におけるNo分岐の後に異なる温度でプロセスを繰り返す。別の方法として、プロセス全体は、564におけるYes分岐に続いてブロック566で終了する。
図10は、プロービング目的に使用されるべき数学的モデルを作成する代表的なプロセスを示す。やはり、プロセス全体は2つのブロック582、590の間に決められる。ブロック584、586、588を含む図面のループによって示されるように、モデルの作成は一般的に反復プロセスである。モデル化プロセスは、一般的に、関連状態変数を決めることによって始まる。ウエハのプロービング目的のため、これらの状態変数は、例えば図6に示される様々な変位ベクトルの位置成分を含んでもよい。第1のプロセス・ブロック584で、これらの変数は決定され、熱伝導率や熱膨張係数などの、様々な材料の熱的特性に関するデータが収集される。この分析は、モデルの次元数を決めるために使用される。次に、ブロック586において、様々な必要な仮定と関連測定データに基づいて、選択された状態変数に対する動的モデルが作成される。カルマン・フィルタなどの時間的予測に使用される多くの動的モデルは、様々な測定値を使用して適合させることができる少なくとも1つのパラメータ(例えば、時定数又は輸送遅れ)を含む。図10に示される動的モデルは適合可能なパラメータも含む。これらのパラメータは、ブロック588において、特定のウエハ・プローバ装置に適合される。通常、この作業はシステム識別と呼ばれる。上述したように、このように作成された動的モデルは、一般的に、特定のプローブ・カード/テスター群(その群に対する「リング・キャリア」支持体を含む)に特異的である。
本発明の一実施形態によれば、以下の確率的モデルは、状態ベクトル、例えばピン対パッドのアラインメントずれx(t)と、(別個の)時間t=tkにおけるその測定値zkに使用される。
Figure 0004944129
式中、時間t=tkにおいてxk=x(tk)である。これらは一般に多成分式、すなわち行列式であることに留意されたい。例えば、x(t)は、ピン対パッドの変位ベクトルのx、y、z成分を表す3つの要素を有する列行列である。同様に、u(t)、w(t)、zk、vk、A(t)、B(t)、G(t)、Hは適切な次元の行列である。u(t)は時間tにおけるチャック温度であり、w(t)は共分散Qを有するノイズ源である。カルマン・フィルタなど、いくつかの場合では、ノイズはゼロ平均のガウス白色ノイズであると仮定される。時間t=tkにおける測定ノイズvkはまた、ゼロ平均及び場合によっては分散Rのガウス形であると仮定される。Q、R、Hなどのパラメータのいくつかは、このモデルでは適合可能なパラメータである。上述の動的状態モデルは、システム識別に基づいて特定のシステムに対して選択され、ここでは単に一例として示される。当該技術の当業者には周知のように、異なるシステムが、異なるモデル、特に異なるパラメータを有する異なる確率式をもたらすことがある。
この特定のモデルによれば、フィルタリング及び予測の式は次の形態をとる。
Figure 0004944129
式中、山形記号はそれらが予測値であることを示す。
Figure 0004944129
は、時間tk(tm≧tk)までのすべての測定値を所与とし、かつその時間を含む、時間tmにおける予測状態であり、Σmkは、時間tkまでのすべての測定値を所与とし、かつその時間を含む、時間tmにおける状態推定値の共分散である。
Figure 0004944129
式中、E[ ]は期待値を示し、因数は適切な行列乗算として解釈されるべきである。Φ(tmtk)は、時間tkとtmの間の状態遷移行列及びA(t)の畳込積分であり、
Figure 0004944129
これらのフィルタリング及び予測式は、例えば、時間tkにおける状態ベクトルの予測値と測定値の間の誤差を最小化することによって得られる。
様々な拡張も可能である。いくつかの実施形態では、状態ベクトルx(t)は、システムのバイアスを緩やかに変動させる効果を含めるため、べき等誤差状態ベクトルe(t)を用いて補強される。これらのバイアスは、一般的に、周囲温度の上下又はウエハ・プローバに連結された様々な構成要素(例えば、テスター)を介しての熱放散などの、外部「入力」によるものである。この場合、補強された状態ベクトル
Figure 0004944129
は、次の形態をとる。
Figure 0004944129
式中、x自体は、上述したような可能な複数の要素を有する列行列であり、eは、この代表的な実施形態では2つの成分e1とe2を含む。モデルは、ランダムウオーク入力としてe2を、低域フィルタとしてe1を組み込む。e1とe2の変動は、一般的にはブラウン運動の時間とともに直線的に増加する。この特定のモデルのいくつかの実現例では、システムの時定数は、A(t)の最小の固有値の逆数に設定される。測定値にe1を加えることによって、システムの状態を予測する際、緩やかに変動するシステムのバイアスはモデルに組み込まれている。この特定のモデルによれば、アラインメントのずれ予測の変動
Figure 0004944129
は、予測時間とともに増加する。いくつかの実施形態では、このアラインメントのずれ予測は新たなアラインメント測定を引き起こすために使用される。この特定の設計により、システムが静止モードのときであってもアラインメント測定が(すなわち、周期的又は半周期的に)行われる。
以下の記載では、図10に示されるのと類似のプロセスによって作成される、プロービングに関連する様々な状態変数の未来の値を推定するため、何らかのタイプの動的モデルを使用する、本発明の様々な実施形態が検討される。
図11Aは、本発明の一実施形態による、過渡期間の間の代表的なプロービング・プロセスを示すフロー・チャートである。チャートは、ブロック612においてウエハ・チャックの温度がT1からT2に変化するときに始まり、この新たな温度で試験が行われるまでの、ブロック630で終わるプロセスを記載する。チャートは2つの広域のループを示す。ブロック614で始まりブロック628で終わる外側ループは、1つ又は複数の選択されたダイを試験するプロセスを記載する。一方、ブロック616で始まりブロック626で終わる内側ループは、選択されたダイ(1つ又は複数)を試験する間の様々な可能な動作を示す。ブロック616において、最後の測定から経過した時間に基づいて、プロービングに必要な、状態変数の新たな空間的オフセット値を推定する。このプロセスに示される実施形態によれば、これは動的モデルを使用して行われる。これらの値が事前設定された誤差許容差以内にある場合、618におけるNo分岐に続いて、これらの値は次のプロービング622に使用される。別の方法として、新たな測定が(ウエハ・プローバの1つ又は複数の構成要素の温度の連続的な変化を補償するのに必要な空間的オフセットを決定するために)行われ、620において新たな値が得られる。これらの新しい測定値は、ブロック622、624において、次のプロービングと試験プロセスに使用され、さらに、図620に示されるように、測定から新たな情報を組み込むため、モデルの状態を更新するのに使用される。いくつかの実施形態では、このブロックは、図8に示される様々な動作を含む。このプロセスは、626におけるNo分岐に続いて、選択されたダイ(1つ又は複数)の試験が終了するまで繰り返すことができる。
決定ブロック618に関して、1つの可能な基準は、最後の測定からの、図6Aのプローブ・カード172などの関連構成要素の経過時間(Δt)と予測されたピン対パッドのずれ(ΔP)を測定し、それらを事前設定値(それぞれ、ΔtcとΔPc)と比較することである。
例えば、
|ΔP|2>|ΔPc|2
又は、
Δt>Δtc及びt<tcであるか?
式中、|ΔP|2はピン対パッドのアラインメントの予測される変動であり、|ΔPc2は最大可能変動である。同様の検査もこの例における時間に関して行われる。すなわち、ウエハ・チャックの温度変化の瞬間から経過した時間(t)が、一般的にシステムの緩和時定数の数分の1である値、例えば図7Aの396に設定される、特定の値(tc)よりも大きい場合、比較は誤りに戻り、すなわち新たな測定は不要である。tcは、一般的に、予測されたピン対パッドのアラインメントずれを所望のアラインメント精度の数分の1に限定するように設定される。いくつかの実施形態では、より単純な基準が使用されてもよい。例えば、プロービングされるダイの数は測定間で数えられてもよく、それが事前設定値に達すると、新たな測定が行われ、カウンターがゼロに設定される。いくつかの実施形態では、例えば図10を参照して説明されるように、様々な決定基準に対してより詳細な数式が使用される。
図11Bは、代替実施形態における異なる代表的なプロービング・プロセスを示すフロー・チャートを示す。図面に示されるプロセスは、制御温度が新たな温度(T2)に変化するブロック654から始まり、この新たな温度で試験が終了する676で終わる。フロー・チャートは、2つの主要ループ、又は図11Aに示される実施形態におけるように分岐条件660が示される場合は3つの個別のループを示す。しかし、この例におけるループは、図11Aとは異なるように配置される。例えば、この実施形態の内側ループ、すなわちブロック668〜672では、再較正することなく恐らくは複数のダイの試験とプロービングが行われる。
制御温度の変化の後、プロセスは、656において、ウエハ・プローバ・システムの様々な関連構成要素の時間と温度を測定することによって継続する。モデルを使用して、特定のプローブ・ピンと特定のテスト・パッド又はボンド・パッドとの間の距離などの、関連状態変数が最初に推定される(図8の474)。660において、予め決められた誤差許容差内で推定値を使用することができる場合、プロセスは、推定値に基づいてシステムが再度整列される次のブロック666に継続する。別の方法として、新たなオフセット値が測定され(662)、また、これらの測定値と推定値(図8の476)を使用して、モデルの状態が更新される(664)。これらの新たに測定又は推定された値に基づいて、フロー・チャートのループ668〜672に示されるように、少なくとも1つのダイ又は一組のダイに対してプロービングと試験を行うことができる。この実施形態によるこの特定のシナリオは、1つのダイの試験時間が比較的短いとき、すなわち、一般的に1分程度である測定と較正時間よりもはるかに短いときに有用であり得る。一方、図11Aの例は、ダイを試験する時間が比較的長い場合により有用である。
図11Cは、本発明の一実施形態の別の態様を示す。図面のフロー・チャートは、実施形態によるプロービングと試験のプロセスの一部を示す。このフロー・チャートは、特に、ウエハ・プローバ・システム全体が熱的平衡又は別の熱的に安定な状態に達するのを待つ必要がなく、複数の温度においてプロービングを行うことができることを強調する。図面では、ブロック682は、1つの温度、例えば−50℃におけるプロービングと試験プロセスを記載する。次に、684において、ウエハ・チャックの温度は、別の温度、例えば凝固温度よりも上の150℃に変化し、686、688において、システム内の他の構成要素が温度変化に依然として適応している間に、動的モデルを使用してプロービングと試験が行われる。
次に図12を参照すると、本発明の特定の実施形態による他の代表的なプロービング・プロセスが示される。図11A、11B、11Cに示されるものと比較して、図12A、12B、12Cのフロー・チャートは、特定の実施形態において、特定のダイ又は一組のダイを試験する間、ウエハ・プローバが連続的に調節されてもよいことを強調する。
図12Aは上位フロー・チャートであり、また、ブロック702〜724で特定されるように、ウエハ・チャック温度の変化(704)後のプロービングと試験プロセスを示す。チャートは、ウエハ・プロービングに関与する動作要素の2つの個別の群を含む。上側の群706は、図8の476の動作に対応する「補正」作業を含み、下側の群714に示される作業は、モデルを使用した「予測」と、予測に基づく連続的なプロービング/試験に対するものである。この群714は図8の474の動作に対応する。補正群706には3つのプロセス・ブロックが含まれる。最初に空間的オフセットが測定される(708)。次に、測定値及びもしあれば以前に予測された値に基づいて、状態変数が更新される(710)。次に、ブロック712において、新たに測定されたデータに基づいてプローバが再整列させられる。予測群714は、3つのブロック716〜720を含む。これらの3つのプロセス・ブロックはループを形成する。単純にするため、分岐条件はチャート内では省略される。ブロック716では、新たな空間的オフセット値が予測される。これらのオフセット値は、例えば、図6に示されるようなパッドからプローブ・ピンまで距離を含んでもよく、これらの値は、718と720において、特定のダイ(1つ又は複数)をプロービングするのに使用される。群714におけるループは、これらの動作を必要に応じて繰り返すことができることを示す。決定ブロック722によって決定されるように、試験が行われると、この代表的なプロセスは724で終了する。
図12Bは、本発明の教示による、連続的なプロービングと試験プロセスの別の態様をさらに詳細に示す。この代表的なフロー・チャートは、プロービング・プロセスの関連動作を示し、そのプロセスの間、少なくとも1つのプローブ・ピンとダイの少なくとも1つのパッドとは互いに接触している。そのプロセスは、新たな較正と整列が行われるブロック732で始まる。次に、フロー・チャートは、734〜736の間でダイ(1つ又は複数)を試験する間の関連動作を記載する。プロセスは2つの分岐を含む。736におけるYes分岐によって示されるように、新たな調節が必要な場合、この要件を反映するため、追加動作が行われる(738及び740)。別の方法として、試験はブロック742によって明示的に示されるように継続する。決定ブロック736では、図11Bのプロセスにおける660のものと類似の基準が使用されてもよい。これらの動作は、決定ブロック744におけるNo分岐の後に続くループによって示されるように、必要に応じて繰り返すことができる。選択されたダイ(1つ又は複数)の試験が行われると、746において、プローブ・カードとウエハは分離され、代表的な試験プロセスは終了する。
図12Cは、図12A、12Bに示されるものに類似の別の代表的なプロセスを示す。このフロー・チャートは、プローブ・カード・アセンブリのプロービング、特にウエハ・プラットフォームに対するその移動が、同じダイ(1つ又は複数)の試験の間に連続的かつ同時に発生し得ることを強調する。換言すれば、プローブ・カード上のプローブ・ピンが、ダイのテスト・パッド又はボンド・パッドに接しており、ダイの試験が行われている間、移動(例えば、z方向のみ)が発生する可能性があり、この移動は、本明細書に記載される熱的モデル(例えば、図11Cの方法)からの予測に基づくものである。この図の開始ブロック772と終了ブロック778はそれぞれ、図12Bのブロック734、746に対応する。ブロック774は、同時に発生するこれらのプロービングと試験動作を記載する。ブロックに記載されるように、ウエハのパッドに対するプローブ・ピンの位置は、それらが互いに接触している間に調節することができる。いくつかの実施形態では、ウエハ・プローバの様々な部分の不均質な膨張又は収縮によるあらゆる壊滅的な結果を回避するため、z方向に沿った相対移動のみが調節される。他の実施形態では、プローブ・カード・アセンブリとウエハ・アセンブリは、3つの方向すべてで互いに対して移動されてもよい。しかし、プローブ・カードの先端などの様々な構成要素の弾性により、「移動」又は「調節」は、物理的空間におけるこれらの構成要素の(相対)位置の実際の変化を伴わなくてもよいことに留意されたい。図12A、12Bに示される代表的なプロセスと同様に、このプロセスは、776における決定に基づいて、選択されたダイ(1つ又は複数)に対する試験が終了するまで繰り返すことができる。
本発明の方法の多くは、従来の汎用コンピュータなどのデジタル処理システムを用いて行われてもよい。ハードウェア・レベル及び/又はソフトウェア・レベルで特別にプログラムされた、専用の処理及び/又は周辺デバイスを有する専用コンピュータ・システムも使用されてもよい。
図13を参照すると、データ処理システムとして具体化された本発明がブロック図として示される。図面は、主要バス902に接続された様々な主要構成要素、及び入出力コントローラ912と連結された補助バス922に接続された他の周辺デバイスを含む。主要構成要素は、主要プロセッサ904、メモリ906、大容量記憶ユニット908、表示デバイス910を含む。クロック914も、この代表的な実施形態中の主要バス902に連結される。本発明の様々な実施形態に使用される他の周辺デバイスとしては、1つ又は複数のDPSカメラ924、キーボード926などの様々な入力デバイス、及びモータ・システム930が挙げられるが、それらに限定されない。プローバ・システムの様々な機能を自動制御するため、ヒーター又は冷却932及びサーミスタ928もシステムに接続されている。図13は、本発明のいくつかの実施形態に関連するデータ処理システムの様々な構成要素を示すが、構成要素を相互接続する任意の特定のアーキテクチャ又は方式の詳細は本発明に密接に結び付くものではないので、それらを表すことを意図するものではないことに留意されたい。また、図面に示されるよりも少数又は多数の構成要素を有するデータ処理システムも、本発明とともに使用されてもよいことが認識されるであろう。
上述したように、プローバにおいて、プローブ・カードをICデバイスのテスト・パッド又はボンド・パッドに自動的に整列させる方法及び装置を記載してきた。本発明を、特定の代表的な実施形態を参照して記載してきたが、特許請求の範囲に記載される本発明のより広範な趣旨及び範囲から逸脱することなく、これらの実施形態を様々に修正及び変更してもよいことが明白であろう。したがって、明細書及び図面は、限定目的ではなく例示目的であるものと見なされるべきである。
温度変化後の、従来技術におけるダイをプロービングし試験する一般的なプロセスを示す図である。 従来技術において現在行われているような、温度変化後にダイをプロービングし試験する別の一般的なプロセスを示す図である。 本発明の特定の実施形態を実施するために使用できるウエハ・プローバを示す図である。 図3Aは、ウエハ・プローバ・システムを較正するのに使用される一般的なカメラ・システムを示す図であり、図3Bは、ウエハ・チャックを制御する一般的なモータ・アセンブリを示す図である。 ウエハ・プローバ・システムの一部である関連材料の様々な熱的特性を示す図である。 図5A及び5Bは、ウエハ・チャックの高さの特定の変化における、ウエハ・プローバのサイズの変化を示す図である。 ウエハ・プロービング・プロセスに関連する関連構成要素のいくつかを示す図である。 図6Aの代表的なウエハ・プローバ・システムに示される様々な構成要素間で規定される変位ベクトルを示す図である。 図6Aの代表的なウエハ・プローバ・システムに示される様々な構成要素間で規定される変位ベクトルを示す図である。 図7Aは、時間の関数として、ピン対パッドの距離(又は、プロービングに関連する他の任意の関連変位ベクトル)の変化、すなわちアラインメントのずれの一般的な熱膨張曲線を示すグラフであり、図7Bは、「誤差棒」を含む図7Aのグラフを示す図である。 本発明の一実施形態に使用される動的モデルを示す図、特に、線形フィルタのいくつかの動作(「予測」、「平滑化(補正)」など)を示す図である。 図7Aに示される例に基づく、ピン対パッドの距離を測定し、推定し、かつ更新する代表的なプロセスを示す図である。 本発明の一実施形態を示す上位フロー・チャートである。 数学的モデルを作成する代表的なプロセスを示す図である。 本発明の一実施形態による過渡期間の間の代表的なプロービング・プロセスを示すフロー・チャートである。 他の実施形態における異なる代表的なプロービング・プロセスを示すフロー・チャートである。的なプロービング・プロセスを示すフロー・チャートである。 他の実施形態における異なる代表的なプロービング・プロセスを示すフロー・チャートである。 本発明の特定の実施形態による様々な代表的なプロービング・プロセスを示す図であり、これらの実施形態では、ウエハ・プローバはプロービングの間連続的に調節することができる。 本発明の特定の実施形態による様々な代表的なプロービング・プロセスを示す図であり、これらの実施形態では、ウエハ・プローバはプロービングの間連続的に調節することができる。 本発明の特定の実施形態による様々な代表的なプロービング・プロセスを示す図であり、これらの実施形態では、ウエハ・プローバはプロービングの間連続的に調節することができる。 本発明の一実施形態による代表的なデータ処理システムのブロック図である。

Claims (19)

  1. プローバにおいて、条件が実質的に変化した後に、複数の電気接点の少なくとも1つの電気接点に対して複数のコンタクト電極の少なくとも1つのコンタクト電極を動的に位置付ける方法であって、
    時間の関数として、前記複数の電気接点の少なくとも1つの電気接点の位置に対する前記複数のコンタクト電極の少なくとも1つのコンタクト電極の相対位置を予測するステップと、
    前記予測に基づいて、前記少なくとも1つのコンタクト電極及び前記少なくとも1つの電気接点の1つを互いに対して移動させるステップとを含む、方法。
  2. 前記複数のコンタクト電極がプローブ・ピンを含み、前記移動が、前記少なくとも1つのコンタクト電極が前記少なくとも1つの電気接点に対する予め定められた位置から予め定められた距離内にあるように行われる請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数の電気接点が、複数のダイからの少なくとも1つのダイのパッドを含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記条件の変化が温度の変化を含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記移動が、前記少なくとも1つのコンタクト電極及び前記少なくとも1つの電気接点を予め定められた方向に沿って整列させるように行われる請求項1に記載の方法。
  6. 前記予測が少なくとも1つの状態変数を有する動的モデルを使用して行われ、前記少なくとも1つの状態変数が、前記少なくとも1つの電気接点に対する前記少なくとも1つのコンタクト電極の前記相対位置を含む請求項1に記載の方法。
  7. 前記動的モデルが、線形フィルタ、非線形フィルタ、最適フィルタ、非最適フィルタの少なくとも1つを含む請求項6に記載の方法。
  8. 前記プローバの少なくとも1つの構成要素の位置の測定を行うステップと、
    前記測定に基づいて、前記動的モデルの前記少なくとも1つの状態変数を更新するステップとをさらに含む請求項6に記載の方法。
  9. 前記更新が少なくとも1つの予め定められた関数を最小化するために行われ、前記少なくとも1つの予め定められた関数が、前記予測及び前記測定の少なくとも1つの関数を含む請求項8に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの予め定められた関数が、前記予測と前記測定の間の誤差の関数を含む請求項9に記載の方法。
  11. 前記移動が試験の間に行われる請求項1に記載の方法。
  12. プローバにおいて、処理システムによって実行されたとき、前記処理システムに、
    時間の関数として、複数の電気接点の少なくとも1つの電気接点の位置に対する複数のコンタクト電極の少なくとも1つのコンタクト電極の相対位置を予測するステップと、
    前記予測に基づいて、前記少なくとも1つのコンタクト電極及び前記少なくとも1つの電気接点の1つを互いに対して移動させるステップとを含む動作を行わせる、実行可能なプログラム命令を格納した機械可読媒体。
  13. 前記予測が少なくとも1つの状態変数を有する動的モデルを使用して行われ、前記少なくとも1つの状態変数が、前記少なくとも1つの電気接点に対する前記少なくとも1つのコンタクト電極の前記相対位置を含み、前記移動が、前記少なくとも1つのコンタクト電極が前記少なくとも1つの電気接点に対する予め定められた位置から予め定められた距離内にあるように行われる請求項12に記載の機械可読媒体。
  14. 前記プローバの少なくとも1つの構成要素の少なくとも1つの位置の測定を行うステップと、
    前記測定に基づいて前記少なくとも1つの状態変数を更新するステップとをさらに含む請求項13に記載の機械可読媒体。
  15. 前記更新が少なくとも1つの予め定められた関数を最小にするために行われ、前記少なくとも1つの予め定められた関数が、前記予測及び前記測定の少なくとも1つの関数を含む請求項14に記載の機械可読媒体。
  16. 条件が実質的に変化した後に、複数の電気接点の少なくとも1つの電気接点に対して複数のコンタクト電極の少なくとも1つのコンタクト電極を動的に位置付ける装置であって、
    少なくとも1つのモータ・アセンブリと、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと連結されたメモリとを備える装置において、
    前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
    時間の関数として、前記複数の電気接点の少なくとも1つの電気接点の位置に対する前記複数のコンタクト電極の少なくとも1つのコンタクト電極の相対位置を予測するステップと、
    前記予測に基づいて、前記少なくとも1つのモータ・アセンブリに、前記少なくとも1つのコンタクト電極及び前記少なくとも1つの電気接点の少なくとも1つの互いに対する移動を行わせるステップとを行わせる一連の命令が前記メモリに収容された、装置。
  17. 前記予測が少なくとも1つの状態変数を有する動的モデルを使用して行われ、前記少なくとも1つの状態変数が、前記少なくとも1つの電気接点に対する前記少なくとも1つのコンタクト電極の前記相対位置を含み、前記移動により、前記少なくとも1つのコンタクト電極が前記少なくとも1つの電気接点に対する予め定められた位置から予め定められた距離内に置かれる請求項16に記載の装置。
  18. 前記プローバの少なくとも1つの構成要素の位置を測定する手段をさらに備え、前記動的モデルの少なくとも1つの状態変数が前記測定に基づいて更新される請求項17に記載の装置。
  19. モータ・アセンブリに連結された、複数の電気接点を有する少なくとも1つのダイを含む基板を保持するように構成された基板保持ユニットと、
    複数のコンタクト電極を有するプローブ・カードを保持する試験プローブ取付け具を備えるプローブ・カード・アセンブリと、
    前記モータ・アセンブリに連結されたプロセッサと、
    前記プロセッサに連結されたメモリとを備えるプローバであって、
    前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
    時間の関数として、前記複数の電気接点の少なくとも1つの電気接点の位置に対する前記複数のコンタクト電極の少なくとも1つのコンタクト電極の相対位置を予測するステップと、
    前記予測に基づいて、前記モータ・アセンブリに、前記少なくとも1つのコンタクト電極及び前記少なくとも1つの電気接点の少なくとも1つ移動を行わせるステップとを行わせる一連の命令が前記メモリに収容された、プローバ。
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