JP4942723B2 - 歯付ベルト用プーリ - Google Patents

歯付ベルト用プーリ Download PDF

Info

Publication number
JP4942723B2
JP4942723B2 JP2008272664A JP2008272664A JP4942723B2 JP 4942723 B2 JP4942723 B2 JP 4942723B2 JP 2008272664 A JP2008272664 A JP 2008272664A JP 2008272664 A JP2008272664 A JP 2008272664A JP 4942723 B2 JP4942723 B2 JP 4942723B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toothed belt
pulley
gap
fitted
holes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008272664A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010101395A (ja
Inventor
正人 友渕
善 金森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
Priority to JP2008272664A priority Critical patent/JP4942723B2/ja
Priority to CN200910169138.3A priority patent/CN101725695B/zh
Priority to KR1020090090505A priority patent/KR101314016B1/ko
Priority to US12/578,695 priority patent/US8562468B2/en
Publication of JP2010101395A publication Critical patent/JP2010101395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4942723B2 publication Critical patent/JP4942723B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G1/00Driving-belts
    • F16G1/28Driving-belts with a contact surface of special shape, e.g. toothed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/17Toothed wheels
    • F16H55/171Toothed belt pulleys
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G9/00Ropes or cables specially adapted for driving, or for being driven by, pulleys or other gearing elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/36Pulleys
    • F16H55/48Pulleys manufactured exclusively or in part of non-metallic material, e.g. plastics
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/02Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members with belts; with V-belts
    • F16H7/023Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members with belts; with V-belts with belts having a toothed contact surface or regularly spaced bosses or hollows for slipless or nearly slipless meshing with complementary profiled contact surface of a pulley

Description

本発明は、歯付ベルトに係合して回転運動を伝達する歯付ベルト用プーリに関するものである。
従来、外周に歯付ベルトに係合される歯と該歯付ベルトの両側部の外方に立設されるフランジとを有する歯付ベルト用プーリが周知である(例えば、特許文献1参照)。
周知の歯付ベルト用プーリ500は、図6に示すように、歯付ベルトと噛み合う歯501の両側方にフランジ550が立設されており、フランジ550によって歯付ベルトの幅方向へのブレを押えることができ、安定した回転運動の伝達が可能となる一方、歯付ベルト用プーリ500が歯付ベルトと噛み合う際に圧縮された空気の排出される経路が歯付ベルトの側部とフランジ550の間のわずかな隙間のみとなり、流体音や破裂音が非常に大きいという問題があった。
また、歯付ベルト用プーリが歯付ベルトと噛み合う前に空気を逃がし、圧縮された空気が隙間から漏れる際の流体音や破裂音の発生を軽減し、騒音を低減する歯付ベルト用プーリが公知である。
この公知の歯付ベルト用プーリ600は、図7乃至図9に示すように、歯付ベルト610と噛み合う歯601に円周方向の切込み部602を形成し、該歯付ベルト用プーリ600が歯付ベルト610と噛み合う前に切込み部602から歯底部603方向に空気を逃がすことで、圧縮された空気が歯付ベルト610と噛み合う歯601の隙間から歯付ベルト用プーリ600の左右に漏れることによる流体音や破裂音の発生を軽減し、騒音を低減している(特許文献2参照。)。
特開2001−276939号(第4頁、図3) 実願昭60−178303号(実開昭62−87251号公報)のマイクロフィルム(第3−5頁、図1乃至図3)
前記周知の歯付ベルト用プーリ500の流体音や破裂音が非常に大きいという問題を軽減するため、公知の歯付ベルト用プーリ600のように、歯601に円周方向の切込み部602を形成することが考えられるが、公知の歯付ベルト用プーリ600は、歯601に円周方向の切込み部602を切削加工等により形成する必要があるため、製造工程が増加することで製造コストが高騰するとともに、製造時間が長くなり生産効率が低下するという問題があった。
また、切込み部602の深さは歯601の高さが限度となるため、逃せる空気の量には限界があるとともに、当該切込み部602を流れる流体音や破裂音も発生するため、騒音の低減効果が低いという問題があった。
本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、製造工程を単純化することで製造コストを削減し、製造時間を短縮して生産効率を向上するとともに、歯付ベルトの幅方向へのブレを押えて安定した回転運動の伝達を可能とし、流体音や破裂音の発生や噛み合い音を軽減し、高速回転時にトータルの発生音の周波数成分を分散させて聴感上の騒音を低減する歯付ベルト用プーリを提供することである。
本請求項1に係る発明は、内周を回転軸に嵌着されるとともに外周に歯付ベルトに係合される歯と該歯付ベルトの両側部の外方に立設されるフランジとを有するディスク体からなる歯付ベルト用プーリにおいて、前記フランジが、前記回転軸の軸方向に貫通する複数の貫通孔を有しているとともに、前記複数の貫通孔が、異なる大きさ、または、異なる形状で設けられ、前記ディスク体が、前記軸方向に複数に分割されて構成されるとともに、該複数のディスク体が、前記軸方向に間隙を設けて嵌着され、前記複数のディスク体が、前記間隙を規定する間隙保持体を挟んで前記回転軸に嵌合され、前記間隙保持体が、内周を前記回転軸に嵌合されるとともに、外周を非円形に形成されていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された歯付ベルト用プーリの構成に加えて、前記複数の貫通孔が、前記ディスク体の歯の歯先に対応する位置に設けられていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項2に記載された歯付ベルト用プーリの構成に加えて、前記複数の貫通孔が、前記ディスク体両側部の各々のフランジで異なる歯の歯先に対応する位置に設けられていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項1に係る発明の歯付ベルト用プーリは、内周を回転軸に嵌着されるとともに外周に歯付ベルトに係合される歯と該歯付ベルトの両側部の外方に立設されるフランジとを有するディスク体からなる歯付ベルト用プーリにおいて、フランジが前記回転軸の軸方向に貫通する複数の貫通孔を有することにより、フランジによって歯付ベルトの幅方向へのブレを押えることができるため、安定した回転運動の伝達が可能となるとともに、歯付ベルト用プーリが歯付ベルトと噛み合う際に圧縮された空気が貫通孔から排出されるため、圧縮された空気が隙間から漏れる際の流体音や破裂音の発生を軽減しつつ、フランジに孔加工するだけで良いため、製造工程が単純化されて製造コストが削減され、製造時間が短縮されて生産効率を向上させることができる。
そして、複数の貫通孔が異なる大きさ、または、異なる形状で設けられていることにより、軽減された流体音や破裂音の周波数成分を貫通孔ごとに変化させることができるため、高速回転時にトータルの発生音の周波数成分を分散させることによって、聴感上の騒音をさらに低減することができる。
また、ディスク体が軸方向に複数に分割されて構成されるとともに、該複数のディスク体が軸方向に間隙を設けて嵌着されていることにより、歯付ベルト用プーリが歯付ベルトと噛み合う際に圧縮された空気を複数のディスク体に挟まれた空間にも逃がすことができるため、ベルト幅方向の空気の流れがさらに減少し、さらに流体音や破裂音の発生が防止され、騒音が低減されるとともに、複数のディスク体に何らの加工を施す必要もないため、製造工程が単純化されて製造コストが削減され、製造時間が短縮されて生産効率を向上することができる。
また、複数のディスク体が間隙を規定する間隙保持体を挟んで回転軸に嵌合されていることにより、複数のディスク体を軸方向に間隙を設けて嵌着する組立工程が単純化されるため、さらに製造コストが削減され、製造時間が短縮されて生産効率を向上することができるとともに、複数のディスク体が移動して間隙が狭くなることがないため、さらに安定して流体音や破裂音の発生を防止して、騒音を低減することができる。
また、間隙保持体が内周を回転軸に嵌合されるとともに、外周を非円形に形成されていることにより、複数のディスク体に挟まれた空間の半径方向の深さが周方向で変化することにより、大径部分で複数のディスク体を安定して平行に保つことができるとともに、小径部分で複数のディスク体に挟まれた空間の容量を確保して流体音や破裂音の発生を防止し、騒音を低減することができる。
さらに、間隙保持体の外周形状が非円形であることにより、軸方向で隣接するディスク体の歯が歯付ベルトと噛み合う際に圧縮される空気が逃れて流入してくる間隙に構成される空間の形状が噛み合う歯ごとに異なるものとなるため、わずかに流体音や破裂音が発生してもその周波数成分を噛み合う歯ごとに異なるものとし、高速回転時にトータルの発生音の周波数成分を分散させることによって、聴感上の騒音をさらに低減する。
また、本請求項2に係る発明の歯付ベルト用プーリは、請求項1に係る歯付ベルト用プーリが奏する効果に加えて、複数の貫通孔がディスク体の歯の歯先に対応する位置に設けられていることにより、歯付ベルト用プーリが歯付ベルトと噛み合う際に空気が最も圧縮される部分に貫通孔が位置するため、さらに圧縮された空気を多く排出することができ、流体音や破裂音の発生を軽減することができる。
また、本請求項3に係る発明の歯付ベルト用プーリは、請求項2に係る歯付ベルト用プーリが奏する効果に加えて、ディスク体両側部の各々のフランジで異なる歯の歯先に対応する位置に設けられていることにより、加工すべき貫通孔の数を減らすことができるため、歯付ベルト用プーリが歯付ベルトと噛み合う際に空気が最も圧縮される部分に貫通孔が位置するため、さらに製造工程が単純化されて製造コストが削減され、製造時間が短縮されて生産効率を向上させることができる。
本発明は、内周を回転軸に嵌着されるとともに外周に歯付ベルトに係合される歯と歯付ベルトの両側部の外方に立設されるフランジとを有するディスク体からなる歯付ベルト用プーリにおいて、フランジが回転軸の軸方向に貫通する複数の貫通孔を有し、複数の貫通孔が異なる大きさ、または、異なる形状で設けられ、前記ディスク体が、前記軸方向に複数に分割されて構成されるとともに、該複数のディスク体が、前記軸方向に間隙を設けて嵌着され、前記複数のディスク体が、前記間隙を規定する間隙保持体を挟んで前記回転軸に嵌合され、前記間隙保持体が、内周を前記回転軸に嵌合されるとともに、外周を非円形に形成されることにより、製造コストが削減され、製造時間が短縮されて生産効率を向上するとともに、歯付ベルトの幅方向へのブレが押えられて安定した回転運動の伝達が可能であって、かつ、流体音や破裂音の発生が防止され、高速回転時にトータルの発生音の周波数成分を分散させて聴感上の騒音を低減するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても何ら構わない。
すなわち、本発明の歯付ベルト用プーリのディスク体の材質は、鉄等の金属であっても良く、樹脂、セラミック等いかなる材質であっても良い。
また、フランジはディスク体と一体に形成されていても良く、ディスク体と別体に形成されたものを嵌着しても良く、両側のフランジの片方がフランジと一体で片方が別体のものを嵌着したものであっても良い。
本発明の歯付ベルト用プーリのフランジに設けられる貫通孔は、円形でも良く多角形でも良く、いかなる形状でも良い。
また、すべての孔が同一であっても良く、異なる大きさ・形状であっても良い。
さらに、貫通孔は両側のフランジともにすべての歯先に対応して設けられても良く、歯先ごとに片側のフランジにのみ設けられても良い。
本発明の歯付ベルト用プーリのディスク体にフランジを嵌着する場合は、圧入や焼き嵌め等の締まり嵌めにより嵌着されても良く、ボルトやナット等で固定されても良く、いかなる方法で嵌着されても良い。
本発明の歯付ベルト用プーリのディスク体は、複数に分割されている場合、2枚であっても良く、3枚以上であっても良い。
さらに、本発明の歯付ベルト用プーリの間隙保持体の材質は、鉄等の金属であっても良く、樹脂、セラミック、ゴム等いかなる材質であっても良い。
また、本発明の歯付ベルト用プーリのディスク体は、回転軸に対して、圧入や焼き嵌め等の締まり嵌めにより嵌着されても良く、ボルトやナット等で固定されても良く、いかなる方法で嵌着されても良い。また、キー溝やスプラインを用いても良い。
さらに、本発明の歯付ベルト用プーリの間隙保持体は、単にディスク体に挟まれて固定されるだけでも良く、ディスク体と同様に回転軸に対して嵌着されても良い。また、ディスク体とピンや凹凸等で回転係合されても良い。
以下に、本発明の実施例である歯付ベルト用プーリについて、図面に基づいて、説明する。
図1は、本発明の歯付ベルト用プーリの実施例と部分的に共通する構造を有する参考例のうちの第1参考例の使用形態の斜視図であり、図2は、本発明の歯付ベルト用プーリの第1参考例の正面図および断面図であり、図3は、本発明の歯付ベルト用プーリの第2参考例のフランジの拡大側面図であり、図4は、本発明の歯付ベルト用プーリの第3参考例のフランジの拡大側面図であり、図5は、本発明の歯付ベルト用プーリの第4参考例の正面図および断面図である。
本発明を理解するための第1参考例である歯付ベルト用プーリ100は、図1に示すように、回転軸104に両側外周部にフランジ150を有するディスク体105が嵌着されており、歯付ベルト110がディスク体105の外周に設けられた歯101と係合することで回転運動が伝達される。
本発明の第1参考例である歯付ベルト用プーリ100は、図1、図2に示すように、歯付ベルト110と噛み合う歯101を有するディスク体105の両側方に、それぞれ各歯101の歯先に対応する位置に回転軸104の軸方向に貫通する複数の貫通孔151が設けられたフランジ150が嵌着されており、該ディスク体105が回転軸104に嵌着されて構成されている。
フランジ150は、歯付ベルト110の幅方向へのブレを押え、安定した回転運動の伝達を可能とするとともに、ディスク体105の歯101が歯付ベルト110と噛み合う際に圧縮された空気はフランジ150のディスク体105の歯101の歯先に対応する位置に設けられた貫通孔151から圧力と流速の増加を抑えながら排出されるため、ディスク体105の歯101と歯付ベルト110および歯付ベルト110とフランジ150の僅かな隙間から圧縮された空気が漏れる際の流体音や破裂音の発生を軽減する。
また、ディスク体105の歯101が歯付ベルト110と噛み合う際に圧縮される空気はディスク体105の歯101の歯先付近で最も圧縮されることとなるため、貫通孔151がフランジ150のディスク体105の歯101の歯先に対応する位置に設けられていることにより、より効果的に流体音や破裂音の発生を軽減する。
さらに、フランジ150に貫通孔151を加工するだけで良いため、製造工程が単純化されて製造コストが削減され、製造時間が短縮されて生産効率を向上する。
本発明の第2参考例である歯付ベルト用プーリ100は、図3に示すように、両側部のフランジ150、250に設けられた貫通孔151、251が、ディスク体105の歯101の歯先に一つおきに対応する位置に配置されるように設けられ、両側部のフランジ150、250は貫通孔151、251がディスク体105の歯101の歯先に交互に対応するようにディスク体105に嵌着されており、他の構成は、第1参考例と同様に構成されている。
このことにより、フランジ150、250に貫通孔151、251を加工する箇所を半分とすることが出来、さらに製造工程が単純化されて製造コストが削減され、製造時間が短縮されて生産効率を向上することができる。
本発明の第3参考例は、図4に示すように、両側部のフランジ150に設けられた貫通孔151、152が、ディスク体105の歯101の歯先に一つおきに異なる孔径となるように設けられており、他の構成は、第1参考例と同様に、構成されている。
このように、両側部のフランジ150に設けられた貫通孔151、152が、ディスク体105の歯101の歯先に一つおきに異なる孔径となるように設けられていることにより、ディスク体105の歯101が歯付ベルト110と噛み合う際に圧縮された空気が、貫通孔151から排出される際と貫通孔152から排出される際の排出音の周波数成分が異なることとなるため、高速回転時にトータルの発生音の周波数成分を分散させることによって、聴感上の騒音をさらに低減することができる。
本発明の第4参考例である歯付ベルト用プーリ100は、図5に示すように、歯付ベルト110と噛み合う歯101を有するディスク体106、107が2枚で構成され、歯101の歯先に対応する位置に回転軸104の軸方向に貫通する複数の貫通孔151が設けられたフランジ150が、それぞれのディスク体106、107の外側方に嵌着されており、回転軸104に2枚のディスク体106、107が間隙120を確保するように間隙保持体121を挟んで嵌着されて構成されている。
該間隙120により構成される空間に歯付ベルト用プーリ100の歯101が歯付ベルト110と噛み合う際に圧縮される空気の一部が、圧力と流速の増加を抑えながら逃がされるため、ベルト幅方向の空気の流れがさらに減少し、流体音や破裂音の発生が防止され、騒音が低減される。
また、間隙保持体121の外周形状が正方形に形成されており、間隙保持体121の外周形状の頂点が最大径部分となることで、2枚のディスク体106、107を安定して平行に保つとともに、間隙120により構成される空間の容量を、同一の径を持つ外周形状が円形の間隙保持体を使用するものより大きくするため、間隙120に構成される空間の容量を確保しつつ2枚のディスク体106、107を安定して平行に保つ。
また、間隙保持体121の外周形状が非円形であることにより、軸方向で隣接する2枚のディスク体106、107の歯101が歯付ベルト110と噛み合う際に圧縮される空気が逃れて流入してくる間隙120に構成される空間の形状が噛み合う歯101ごとに異なるものとなるため、わずかに流体音や破裂音が発生してもその周波数成分を噛み合う歯101ごとに異なるものとし、高速回転時にトータルの発生音の周波数成分を分散させることによって、聴感上の騒音をさらに低減する。
そして、本発明の一実施例は、図5に示される第4参考例の歯付ベルト用プーリにおいて、両側部のフランジ150に設けられた複数の貫通孔151の代わりに、異なる大きさ、または、異なる形状の複数の貫通孔(例えば、図4参照)が設けられた歯付ベルト用プーリである。
また、本発明の別の実施例として、両側部のフランジ150に設けられた、異なる大きさ、または、異なる形状の複数の貫通孔(例えば、図4参照)が、両側部の各々のフランジで異なる歯の歯先に対応する位置(例えば、図3参照)に設けられてもよい。
以上説明したように、本発明の歯付ベルト用プーリによれば、製造コストが削減され、製造時間が短縮されて生産効率を向上することができるとともに、歯付ベルトの幅方向へのブレが押えられて安定した回転運動の伝達が可能であって、流体音や破裂音の発生が防止され、聴感上の騒音をさらに低減することができるなど、その効果は甚大である。
なお、本発明の歯付ベルト用プーリ100の第4参考例は、2枚のディスク体106、107を有しているが、3枚以上のディスク体を有するものでも良い。
そして、本発明の歯付ベルト用プーリ100が3枚以上のディスク体で構成される場合、すべてのディスク体に挟まれる間隙に間隙保持体を有しても良く、一部に間隙保持体を有しても良く、さらに間隙保持体を2枚以上有する場合、それぞれの間隙保持体が同一形状のものでも良く、異なる形状のものでも良い。
また、本発明の歯付ベルト用プーリ100の第1参考例乃至第4参考例のディスク体105、106、107は単純な円盤状であるが、歯101を有する外周付近および回転軸104に嵌着される内周付近のみを広幅として径方向中間部分を薄くしたものでも良く、径方向中間部分に軸方向の肉抜き部分を設けたものであっても良い。
本発明の歯付ベルト用プーリの実施例と部分的に共通する構造を有する第1参考例の使用形態の斜視図。 本発明の第1参考例の正面図および断面図。 本発明の実施例と部分的に共通する構造を有する第2参考例のフランジの拡大側面図。 本発明の実施例と部分的に共通する構造を有する第3参考例のフランジの拡大側面図。 本発明の実施例と部分的に共通する構造を有する第4参考例の正面図および断面図。 従来の歯付ベルト用プーリの斜視図。 従来の他の歯付ベルト用プーリの使用形態の側面図。 従来の他の歯付ベルト用プーリの正面図。 従来の他の歯付ベルト用プーリの断面図。
100、500、600 ・・・歯付ベルト用プーリ
101、501、601 ・・・歯
602 ・・・切込み部
603 ・・・歯底部
104 ・・・回転軸
105 ・・・ディスク体
106 ・・・ディスク体
107 ・・・ディスク体
110、 610 ・・・歯付ベルト
120 ・・・間隙
121 ・・・間隔保持体
150、550 ・・・フランジ
151 ・・・貫通孔
152 ・・・貫通孔
151 ・・・貫通孔
250 ・・・フランジ
251 ・・・貫通孔

Claims (3)

  1. 内周を回転軸に嵌着されるとともに外周に歯付ベルトに係合される歯と該歯付ベルトの両側部の外方に立設されるフランジとを有するディスク体からなる歯付ベルト用プーリにおいて、
    前記フランジが、前記回転軸の軸方向に貫通する複数の貫通孔を有しているとともに、
    前記複数の貫通孔が、異なる大きさ、または、異なる形状で設けられ、
    前記ディスク体が、前記軸方向に複数に分割されて構成されるとともに、該複数のディスク体が、前記軸方向に間隙を設けて嵌着され、
    前記複数のディスク体が、前記間隙を規定する間隙保持体を挟んで前記回転軸に嵌合され、
    前記間隙保持体が、内周を前記回転軸に嵌合されるとともに、外周を非円形に形成されていることを特徴とする歯付ベルト用プーリ。
  2. 前記複数の貫通孔が、前記ディスク体の歯の歯先に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の歯付ベルト用プーリ。
  3. 前記複数の貫通孔が、前記ディスク体両側部の各々のフランジで異なる歯の歯先に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の歯付ベルト用プーリ。
JP2008272664A 2008-10-23 2008-10-23 歯付ベルト用プーリ Active JP4942723B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008272664A JP4942723B2 (ja) 2008-10-23 2008-10-23 歯付ベルト用プーリ
CN200910169138.3A CN101725695B (zh) 2008-10-23 2009-09-09 同步带用带轮
KR1020090090505A KR101314016B1 (ko) 2008-10-23 2009-09-24 톱니부착 벨트용 풀리
US12/578,695 US8562468B2 (en) 2008-10-23 2009-10-14 Pulley for use with toothed belt

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008272664A JP4942723B2 (ja) 2008-10-23 2008-10-23 歯付ベルト用プーリ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010101395A JP2010101395A (ja) 2010-05-06
JP4942723B2 true JP4942723B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=42118062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008272664A Active JP4942723B2 (ja) 2008-10-23 2008-10-23 歯付ベルト用プーリ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8562468B2 (ja)
JP (1) JP4942723B2 (ja)
KR (1) KR101314016B1 (ja)
CN (1) CN101725695B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012129294A1 (en) 2011-03-21 2012-09-27 Polaris Industries Inc. Three wheeled vehicle
DE102013103493A1 (de) * 2013-04-08 2014-10-23 Trw Automotive Gmbh Riemenscheibe und Getriebemutter mit einer solchen Riemenscheibe
FR3010063B1 (fr) * 2013-08-27 2016-07-22 System Plast S R L Dispositifs de systeme de transporteur dotes de particularites d'elimination de contaminants.
US9469374B2 (en) * 2014-07-14 2016-10-18 Polaris Industries Inc. Sprocket flange
CN105333074A (zh) * 2014-08-12 2016-02-17 浙江鼎玻自动化设备有限公司 一种齿形同步带传动机构
DE102015201873A1 (de) * 2015-02-03 2016-08-18 Gkn Sinter Metals Engineering Gmbh Leises Zahnrad
JP6829388B2 (ja) 2017-02-27 2021-02-10 株式会社椿本チエイン 歯付ベルト伝動装置
US10578202B2 (en) * 2017-06-13 2020-03-03 Abb Schweiz Ag Sprocket for a synchronous drive belt system
CN107131265B (zh) * 2017-06-30 2020-06-26 四川大学 滚柱型同步带传动系统
US20230193983A1 (en) * 2021-12-17 2023-06-22 Gates Corporation Ring tensioner

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2923166A (en) * 1956-03-05 1960-02-02 Richard B Brindley Pulley construction
JPS4411551Y1 (ja) * 1965-11-27 1969-05-14
DE3124320A1 (de) * 1981-06-20 1983-01-05 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag, 7000 Stuttgart "zahnriementrieb"
JPS5795713A (en) 1981-09-28 1982-06-14 Hitachi Ltd Surface acoustic wave device
IT1149696B (it) 1982-02-26 1986-12-03 Pirelli Trasmissione a conghia dentata e pulegge dentate
FI64445C (fi) 1982-03-10 1983-11-10 Tampella Oy Ab Kuggremdriven larmdaempad kraftoeverfoeringsanordning
JPS58214052A (ja) * 1982-06-04 1983-12-13 Nissan Motor Co Ltd 調時動力伝達機構
US4571224A (en) * 1982-07-27 1986-02-18 Unitta Co., Ltd. Belt drive system
JPS6287251A (ja) 1985-10-11 1987-04-21 セイレイ工業株式会社 縦形籾摺機
JPS6340082A (ja) 1986-08-06 1988-02-20 コマニー株式会社 釣設パネルの固定及び遮音装置とその使用方法
JP2567250B2 (ja) * 1987-08-25 1996-12-25 新技術事業団 防音ベルトプ−リ
JP2637441B2 (ja) * 1987-11-30 1997-08-06 キヤノン株式会社 通信システム
JPH01143462U (ja) * 1988-03-25 1989-10-02
DE3909949C2 (de) 1989-03-25 1993-12-23 Breco Kunststoff Riementrieb bestehend aus einem Zahnriemen und einer Zahnscheibe
US5417617A (en) * 1992-04-13 1995-05-23 Randy K. Milton Noise-suppressed pulley
CN2171731Y (zh) * 1993-10-28 1994-07-13 林明南 针织机的传动皮带轮
JPH07208583A (ja) * 1994-01-21 1995-08-11 Asahi Optical Co Ltd 歯 車
US6099427A (en) 1998-12-09 2000-08-08 Xerox Corporation Self-cleaning pulley device and toner image reproduction machine including same
JP2001227602A (ja) 2000-02-14 2001-08-24 Tsubakimoto Chain Co 歯付きベルト式伝動装置
JP2001276939A (ja) 2000-03-29 2001-10-09 Tsubakimoto Chain Co かしめローラ及びかしめローラによりかしめ加工されるフランジ付き焼結製プーリ
DE20117795U1 (de) 2001-10-31 2002-03-07 Trw Automotive Electron & Comp Antriebseinheit zur Betätigung einer Parkbremse in einem Fahrzeug
KR100675581B1 (ko) * 2002-04-16 2007-02-02 더 게이츠 코포레이션 복합 스프로켓
JP2004132433A (ja) 2002-10-09 2004-04-30 Canon Inc フランジ付プーリおよびその製造方法
US20050096169A1 (en) 2003-11-04 2005-05-05 Reichard James W.Ii Pulley for transmission belt and pulley system
AT412814B (de) * 2003-12-17 2005-07-25 Joh Fuchs & Sohn Ges M B H Kun Riemenscheibe und noppenriemen für riementriebe
JP2005351425A (ja) 2004-06-11 2005-12-22 Bando Chem Ind Ltd 歯付プーリ及びそれを備えたベルト式伝動装置
JP2007210362A (ja) 2006-02-07 2007-08-23 Aisin Seiki Co Ltd サンルーフ装置
AT506562B1 (de) 2007-04-30 2011-05-15 Miba Sinter Austria Gmbh Zahnriemenrad
US7871347B2 (en) * 2007-10-11 2011-01-18 Shimano Inc. Bicycle rear sprocket assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010101395A (ja) 2010-05-06
US20100105509A1 (en) 2010-04-29
KR101314016B1 (ko) 2013-10-01
US8562468B2 (en) 2013-10-22
CN101725695B (zh) 2014-07-02
CN101725695A (zh) 2010-06-09
KR20100045369A (ko) 2010-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4942723B2 (ja) 歯付ベルト用プーリ
US10648550B2 (en) Harmonic driving device
JP2005163806A (ja) ローラチェーン伝動装置
JP2006266495A (ja) 動力伝達装置およびその製造方法
JP2011085188A (ja) 歯付ベルト用プーリ
JP2010249262A (ja) 偏心揺動型歯車装置
JP2006525475A (ja) 特に2重ディスククラッチのトランスミッション用の多板式クラッチ
JP4942721B2 (ja) 歯付ベルト用プーリ
JP4942722B2 (ja) 歯付ベルト用プーリ
US11353100B2 (en) Differential gear for a motor vehicle
JP2006258180A (ja) 動力伝達部材の製造方法
JP4823292B2 (ja) 歯付ベルト用プーリ
JP2005069401A (ja) はすば歯車
JP2013181615A (ja) ギヤの騒音低減構造
JP6746251B2 (ja) 波動歯車装置
JP7467046B2 (ja) 歯車装置
KR102410860B1 (ko) 토크 증폭기를 내장한 에어 스핀들
JP6906352B2 (ja) 減速機
JP2010151271A (ja) デファレンシャル装置
JP2017061955A (ja) ギヤ取付構造
JP2010159835A (ja) リング・ギヤ
JP2011122608A (ja) 歯車
TWM503500U (zh) 一種同步驅動皮帶輪
JP4211009B2 (ja) 遠心投射装置
JP2021179224A (ja) 歯車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4942723

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3