JP4942549B2 - フューエルリッドストッパ - Google Patents

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本発明は、燃料注入口を囲む周壁の開口部を開閉する、フューエルリッドが閉じたときに、その移動量を規制するフューエルリッドストッパに関する。
例えば、車両側方の車体パネルには所定深さの凹所が設けられており、この凹所底部には燃料タンクに燃料を供給するための燃料注入口が配設されている。そして、燃料注入口を囲む周壁の開口部には、ヒンジ等を介してフューエルリッドが開閉可能に取付けられている。このようなフューエルリッドは、開口部を閉じるときに、その周縁部に当接して閉じるようになっているが、このとき、フューエルリッドが勢い良く周縁部に当接すると、衝撃音等が問題となるため、フューエルリッドの移動量を制限するためのものとして、ゴム部材等からなるフューエルリッドストッパが設けられている。
このようなフューエルリッドストッパは、例えば、次のようにして所定位置に配設される。すなわち、燃料注入口を囲む周壁の周方向一部をフラットな平面とし、これにL字状をなしたブラケットの一側片を溶接すると共に、同ブラケットの屈曲した他側片に取付孔を設け、これにフューエルリッドストッパが挿入されて取付けられている。
また、下記特許文献1には、燃料注入口となる開口の周囲面に、端部フランジ部が重合当接されるように配設された第1管状シールド部材にフランジ部を設けてフューエルリッドストッパを一体に形成し、この第1管状シールド部材の内方に、上記フランジ部に重合するフランジ部を設けて配設される第2管状シールド部材の該フランジ部に、上記フューエルリッドストッパが貫通される開口を設けた車両用燃料注入部構造が開示されている。
更に、下記特許文献2には、フューエルリッドの裏面にストッパ取付部を設け、このストッパ取付部にストッパ部材を係止させて取付け、フューエルリッドを閉じたときに、ストッパ部材が、燃料注入口の内周に配設された第2インレットシールドのフランジ部に当接する燃料注入口部構造が開示されている。
実公平4−42177号公報 実開昭62−155030号公報
上記従来技術のうち、燃料注入口を囲む周壁にL字状をなしたブラケットを溶接して、このブラケットにフューエルリッドストッパを取付けた燃料注入口部構造では、ブラケットの溶接等の作業が必要となり、製造コストが高くなると共に、外観上の見栄えも良くなかった。
また、上記特許文献1,2に示される燃料注入口部構造では、いずれも燃料注入口を囲む周壁(シールド部材)に、フランジ部等のフラットな部分を設けて、そこにフューエルリッドストッパを装着又は当接させるようにしている。しかしながら、近年の車両デザインの多様化・複雑化に伴って、燃料注入口を覆うフューエルリッドをより小さくしたり、所定の曲面に適合するような形状にする必要性が生じ、燃料注入口を囲む周壁にフランジ部のようなフラットな部分を設けることが難しいことがあった。このため、フューエルリッドストッパの取付け位置に制限が生じ、フューエルリッドを適切な位置に配置できないため、フューエルリッドを閉じたときにガタツキや浮き上りの原因となることがあった。
したがって、本発明の目的は、燃料注入口を囲む周壁にフラット面を設けなくとも、周壁の所定位置に簡単かつ確実に取付けることができると共に、質感や見栄えを向上させることができる、フューエルリッドストッパを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、燃料注入口を囲む周壁の開口部を開閉するフューエルリッドが閉じるときに、該フューエルリッドに当接して、その移動量を規制するフューエルリッドストッパにおいて、前記周壁に取付けられたストッパ本体と、該ストッパ本体に装着されるカバー部材と、前記ストッパ本体に取付けられ、前記フューエルリッドが閉じるときに当接する弾性体とを備え、前記ストッパ本体は、前記周壁内周に配置されるベース部と、該ベース部の、前記周壁の開口部側の一端縁から前記周壁内周に対して所定角度で立ち上がり、かつ、前記弾性体が挿入係止される弾性体取付孔を有する弾性体取付部と、前記ベース部の裏面から前記弾性体取付部と反対方向に突設して、前記周壁に形成された取付孔に挿入係止されるクリップ部とを有しており、前記ベース部の前記クリップ部とは反対側の面に第1リブが形成され、前記カバー部材の内面に前記第1リブに係合する第2リブが形成されており、更に、前記弾性体取付部の外周には、前記カバー部材が嵌合する溝部が形成されていることを特徴とするフューエルリッドストッパを提供するものである。
上記発明によれば、燃料注入口を囲む周壁に形成された取付孔に、クリップ部を挿入することにより、フューエルリッドストッパをワンタッチで取付けることができ、周壁にストッパを取付けるためのフラットな部分を形成できない場合でも、取付孔を設けるだけでストッパを取付けることが可能となる。したがって、フューエルリッドストッパを設ける位置に制限がなくなり、フューエルリッドの周縁の適切な位置にストッパを設けることができるので、フューエルリッドを閉じたときのガタツキや浮き上がりを抑制し、質感や見栄えを向上させることができる。
また、弾性体取付部の外周の溝部にカバー部材を嵌合させつつ、カバー部材の第2リブをベース部の第1リブに嵌合させることにより、カバー部材をストッパ本体にしっかりと装着させることができる。
また、ベース部とカバー部材とをそれらの内部に設けた第1リブと第2リブとで嵌合させることにより、カバー部材とベース部との当接部には流体を通過させることができる程度の隙間が設けられるので、ストッパ本体とカバー部材の内側に流入した燃料や雨水を、速やかに外部に流出させることができる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記弾性体取付部は、その側方から見たときに、前記ベース部側が前記頂部側に比べて幅広に形成されているフューエルリッドストッパを提供するものである。
上記発明によれば、ベース部側が頂部側に比べて幅広に形成されていることにより、その剛性を向上させることができる。
本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、前記カバー部材は、前記ベース部の弾性体取付部側が高く、それとは反対側に向かって次第に低くなっていて、側方から見てほぼ三角形状をなすように形成されているフューエルリッドストッパを提供するものである。
上記発明によれば、カバー部材は、弾性体取付部側が高く、その反対側に向かって次第に低くなる、側方から見てほぼ三角形状をなしているので、燃料注入口に燃料注入ガンを差し込むときに、カバー部材に当たりにくくなり、作業性を向上させることができると共に、カバー部材の剛性を高めることができる。
本発明の第4は、前記第1〜3の発明のいずれかにおいて、前記ベース部及び前記カバー部材の、前記弾性体取付部とは反対側の端縁は、前記ベース部に対して垂直方向から見て円弧状をなしているフューエルリッドストッパを提供するものである。
上記発明によれば、ベース部及びカバー部材の上記端縁が円弧状をなしていることにより、燃料注入口から溢れた燃料や雨水等の流体を、周壁の開口部側へスムーズに流出させることができる。
本発明のフューエルリッドストッパによれば、燃料注入口を囲む周壁に形成された取付孔にクリップ部を挿入することにより、フューエルリッドストッパをワンタッチで取付けでき、フラットな部分を形成できなくともストッパを設けることが可能となる。したがって、フューエルリッドストッパを設ける位置に制限がなくなり、フューエルリッドの周縁の適切な位置にストッパを設けることができるので、フューエルリッドを閉じたときのガタツキや浮き上がりを抑制し、質感や見栄えを向上させることができる。
以下、図1〜11を参照して本発明のフューエルリッドストッパの一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両の後部側方の車体パネル1に、所定深さで形成された凹所2の底部には、燃料注入口3が設けられている。前記凹所2は、燃料注入口3を突出させる円形状の孔4aを有する底壁4と、この底壁4の周縁から立設して前記燃料注入口3を囲む周壁5とにより凹状に形成されている。この周壁5の左右方向の一側部には、図示しない軸受により軸支された回動アーム7aを介して、フューエルリッド7(以下、「リッド7」という)が回動可能に取付けられており、周壁5の開口部6をリッド7が開閉するようになっている。なお、このリッド7は所定の付勢力で開く方向に付勢されており、後述するロックピン8eによるロックが解除されたときに、車体パネル1の端面からリッド7の前端面が、作業者の指等が入り込む程度だけ、浮き上るようになっている。また、リッド7の裏面側の所定箇所には、リッド7が閉じたときに、後述するリッド受部8のフラット部8bに突き当たる部分となる、ゴム製の弾性部材7bが突設している。
また、周壁5の左右方向の他側部には、リッド7が閉じたときに、その前端部を支持するためのリッド受部8が形成されている。このリッド受部8は、前記底壁4から立設した立壁8aと、この立壁8aの上端部から屈曲して、前記底壁4に対してほぼ平行な面をなすフラット部8bとからなり、同フラット部8bには、略円柱状のゴム製の弾性部材8cが、その先端部を開口部6側に向けた状態で取付けられている。この弾性部材8cは、リッド7を閉じたときに、リッド7の裏面側に突き当たって、その移動量を規制するものである。また、リッド受部8の立壁8aには挿出孔8dが形成され、この挿出孔8dからロックピン8eが出没可能に配置されており、これがリッド7に設けたロック孔7cに係脱して、リッド7を閉じた状態にロック可能となっている。更に、周壁5の下方側周面の所定箇所には、本発明によるフューエルリッドストッパ10を取付けるための、角孔状の取付孔9が形成されている(図2を併せて参照)。
そして、図2に示すように、本発明のフューエルリッドストッパ10(以下、「ストッパ10」という)は、リッド7が閉じるときに、同リッド7に当接して、その移動量を規制するものであって、前記周壁5に形成された取付孔9に挿入されて取付けられたストッパ本体20と、該ストッパ本体20に装着されるカバー部材40と、前記ストッパ本体20に取付けられ、前記リッド7が閉じるときに当接する弾性体50とを備えている。
まず、図2〜5を参照してストッパ本体20について説明する。このストッパ本体20は、前記周壁5の内周側に配置されるベース部21を有している。このベース部21は所定厚さで一方向に長く伸びる長板状をなしており、その長手方向一側部(周壁5の開口部6側)の端縁から後述する弾性体取付部25が立設していると共に、この弾性体取付部25とは反対側の長手方向他側部(開口部6とは反対側)の端縁は、ベース部21に対して垂直方向に見たときに円弧状をなしている(図3参照)。このようにベース部21の開口部6とは反対側の端縁を円弧状に形成したので、図11に示すように、流体を開口部6側へスムーズに流出可能となっている。
更に、ベース部21の外周縁には、これに装着されるカバー部材40の形状に対応して、外周に向けて次第に低くなるように傾斜したテーパ面21aが形成されている(図3,4参照)。これにより、ベース部21の上記円弧形状と相俟って、流体をスムーズに流出させることが可能となっている。更に、ベース部21の表面は、弾性体取付部25側の一端部からその反対側の円弧状の他端部に向かって次第に高さが低くなるように傾斜した傾斜面21bをなしている(図4参照)。それによりカバー部材40及びベース部21内に流体が溜まることなく、それらの外側に流体がスムーズに排出されるようになっている(図10参照)。また、ベース部21の裏面側であって、幅方向の一側部は、取付すべき周壁5の形状に対応して、所定角度で傾斜した傾斜部21cをなしており(図5参照)、周壁5にベース部21を密接させることができるようになっている。
更に、ベース部21の表面側には、一対の第1リブ23,23がベース部21の長手方向に沿って立設している。図5に示すように、各第1リブ23,23の先端部からは、内方に向かって嵌合突起23a,23aがそれぞれ突設している。そして、これら一対の第1リブ23,23の間には、後述するカバー部材40の第2リブ41,41が入り込むと共に、その先端部に設けられた嵌合爪41a,41aが前記嵌合突起23a,23aにそれぞれ嵌合するようになっている(図6参照)。
前述したように、ベース部21の、前記周壁5の開口部6側の端縁からは、周壁5内周に対して所定角度で弾性体取付部25が立ち上がって形成されている。具体的には、この弾性体取付部25は、ベース部21の一端縁から立設した取付壁26と、その周縁を囲む枠状の側壁27とからなっている(図2,3参照)。更に、弾性体取付部25の取付壁26は、図1に示すように、周壁5の開口部6側から見たときに、ベース部21から最も離れた頂部からベース部21側に向けて次第に幅広となるように形成されている(図5も併せて参照)。取付壁26の頂部外周は、丸みを帯びたR形状をなしており、更に同頂部は、ベース部21の幅方向中央よりも、前記傾斜部21c側に偏った位置に配置されており、それに伴って側壁27の左右両壁面の傾斜角度が異なったものとなっている(図5参照)。
更に、前記取付壁26は、ベース部21に対して所定角度で傾いて立設しているのに対して、その周縁を囲む側壁27の前端面は、ベース部21に対して垂直な面をなしており、その結果、図4に示すように、弾性体取付部25を、その側方から見たときに、ベース部21側が頂部側に比べて幅広に形成されている。このように、弾性体取付部25のベース部21側が、頂部側に比べて幅広に形成されていることにより、弾性体取付部25の剛性を向上させることができるようになっている。
また、取付壁26の頂部には、弾性体50が挿入係止される円形状の弾性体取付孔26aが形成されている。これに関連し、図2を参照して弾性体50について説明すると、この弾性体50は、ゴム等の弾性材料から形成されており、円筒状の本体51と、この本体51の基端部に設けられたフランジ52と、このフランジ52の裏面側に縮径した柱部を介して連設された先細形状をなす頭部53とを有している。この頭部53を弾性体取付孔26aに挿入し、これを引っ張ることにより、弾性体取付孔26aの表裏周縁に頭部53及びフランジ52が係合して、図9に示すように、弾性体取付部25に弾性体50が取付けられるようになっている。
再び、弾性体取付部25について説明すると、図2及び図5に示すように、枠状の側壁27の内側には、ガイド壁28が所定高さで突設されている。このガイド壁28のベース部21に近接する部分には、後述するカバー部材40の嵌合リブ44,44が嵌合する、一対の溝部28a,28aがガイド壁28を貫通して形成されている(図2,3参照)。前記ガイド壁28は、後述するカバー部材40をストッパ本体20に装着させる際に、後述するカバー部材40の嵌合リブ44,44をガイドして、一対の溝部28a,28aに嵌入させると共に、カバー部材40装着後は、同カバー部材40のガイド凹部43(後述する)の内側に入り込んで、カバー部材40を安定支持する役割をなしている。また、弾性体取付部25の背面側は、複数の補強リブ29により補強されて、同弾性体取付部25の剛性を維持している。
また、ベース部21の裏面からは、前記弾性体取付部25とは反対方向に、前記周壁5に形成された取付孔9に挿入係止されるクリップ部30が設けられている。このクリップ部30は、角孔状の取付孔9に対応して、一方向に長い角筒形状をなしている。この角筒状のクリップ部30の、短辺方向の対向する一対の側壁31,31には、コ字状スリット32を介して撓み可能とされると共に、外方に突出した形状をなす係合片33,33がそれぞれ設けられている。各係合片33,33の上方には、係合段部33a,33aがそれぞれ設けられている。そして、一対の係合片33,33の各係合段部33a,33aが、周壁5の取付孔9の裏側周縁にそれぞれ係合して、本発明のストッパ10が周壁5に取付けられるようになっている。
また、上記の角筒状のクリップ部30の基端部外周には、発泡樹脂から形成された、長方形の枠状をなした弾性ワッシャ55が装着されるようになっている。この弾性ワッシャ55は、クリップ部30を周壁5の取付孔9に挿入して、ストッパ10を周壁5に取付けた際に、ベース部21と周壁5との間に挟持されて取付孔9周縁をシールし、それにより取付孔9からの流体の流出が防止されるようになっている(図9参照)。
以上説明したストッパ本体20には、カバー部材40が装着されるようになっている。図2及び図6〜8を参照して、このカバー部材40について説明する。このカバー部材40は、前記ストッパ本体20のベース部21及びその一端から立設した弾性体取付部25の間の部分を覆い隠す部材であって、同ストッパ本体20の形状に適合して、ベース部21の弾性体取付部25側が高く、それとは反対側に向かって次第に低くなっていて、図7に示すように、側方から見てほぼ三角形状をなすように形成されている。
また、カバー部材40の、弾性体取付部25とは反対側の端縁は、前述したベース部21と同様に、前記ベース部21に対して垂直方向から見て円弧状をなしている(図8参照)。更に、弾性体取付部25の丸みを帯びた頂部外周に適合するように、カバー部材40の頂部外周も丸みを帯びたR形状をなし、かつ、オフセットされた弾性体取付部25の頂部に適合して、カバー部材40の頂部も左右両側面の一方に偏った形状をなし、図6に示すように、頂部から底面に向かって次第に幅広となるように形成されている。なお、カバー部材40の左右両側面は、上記頂部のオフセットにより、互いに異なった傾斜角度をなしている(図6参照)。
更に、カバー部材40の裏面のほぼ中央からは、板状をなす一対の第2リブ41,41が垂設しており、各第2リブ41,41の先端部には、外方に向かって嵌合爪41a,41aが突設している。また、一対の第2リブ41,41の長さ方向中間には、補強片42が各第2リブ41,41に直交して連結されており、各第2リブ41,41の補強が図られている。
また、カバー部材40の前記弾性体取付部25側の端面は、ベース部21に装着したときに、弾性体取付部25に適合するように、該ベース部21に対してほぼ垂直な面をなしている。この端面には、カバー部材40の内周形状に沿って所定深さのガイド凹部43が設けられており、更に、同ガイド凹部43の両端部内周からは、一対の嵌合リブ44,44が突設している。なお、嵌合リブ44,44の各内側辺は、互いに平行になっている(図6,8参照)。前記ガイド凹部43は、カバー部材40がストッパ本体20に装着されたときに、前記弾性体取付部25のガイド壁28外周に配置される部分であり、前記一対の嵌合リブ44,44は、同弾性体取付部25の一対の溝部28a,28aに嵌合する部分である。なお、カバー部材40をストッパ本体20に装着させたとき、カバー部材40とベース部21との当接部(カバー部材40の下端面と、ベース部21の表側端面)には、流体を通過させることができる程度の、図示しない隙間が設けられている。
以上説明したストッパ本体20及びカバー部材40は、それぞれポリオキシメチレン(POM)等の合成樹脂材料から形成されている。
次に上記構成からなる本発明のストッパ10の使用方法について説明する。
まず、ストッパ10を構成する各構成部品を組付ける。すなわち、図2に示すように、弾性体取付部25の取付壁26の表面側から、弾性体取付孔26aに先細形状の頭部53を差し込んで、同取付壁26の裏面側から引っ張り出すことにより、頭部53及びフランジ52が弾性体取付孔26aの表裏周縁に係合して、弾性体50が弾性体取付部25に取付けられる。
そして、カバー部材40の一対の嵌合リブ44,44を、弾性体取付部25の一対の溝部28a,28aに整合させて、その状態で、ベース部21に対してカバー部材40を上方から押し込んでいく。すると、弾性体取付部25のガイド壁28によって、一対の嵌合リブ44,44がガイドされて、ガイド壁28両端の一対の溝部28a,28aに嵌合する。それと共に、カバー部材40の裏面に設けた一対の第2リブ41,41が、ベース部21の一対の第1リブ23,23の内側に差し込まれていき、各第2リブ41先端の嵌合爪41a,41aが、各第1リブ23先端の嵌合突起23a,23aに至ると、それに押圧されて内方に若干撓み、各嵌合爪41aが各嵌合突起23aを乗り越えると、弾性復帰して嵌合突起23a,23aに、嵌合爪41a,41aが嵌合する。
このように、嵌合リブ44,44が溝部28a,28aにそれぞれ嵌合することにより、カバー部材40がベース部21平面に平行な方向に抜け外れることが防止されると共に、嵌合突起23a,23aに嵌合爪41a,41aがそれぞれ嵌合することにより、カバー部材40のベース部21平面に直交する方向に抜け外れることが防止されて、カバー部材40をストッパ本体20から外れることなく確実に装着することができる。
そして、クリップ部30の基端部外周に弾性ワッシャ55を装着し、その状態で、弾性体50を開口部6側に向けた状態にして、角筒状のクリップ部30を長孔状の取付孔9に整合させて、ストッパ10を取付孔9に対して挿入していく(図1,2参照)。すると、撓み可能とされた一対の係合片33,33が、取付孔9内周に押圧されて内方に若干撓み、その先端の係合突起33a,33aが取付孔9の裏側に抜け出ると、係合片33,33が弾性復帰して、係合突起33a,33aが取付孔9の裏側周縁に係合すると共に、弾性ワッシャ55を介して取付孔9の表側にベース部21が間接的に当接して、ストッパ10を周壁5に取付けることができる(図9参照)。
このように、本発明のストッパ10によれば、燃料注入口3を囲む周壁5に形成された取付孔9に、クリップ部30を挿入することにより、ストッパ10をワンタッチで簡単に取付けることができる。また、周壁5にストッパ10を取付けるためのフラットな部分を形成できない場合でも、内周に取付孔9を設けるだけでストッパ10を取付けることができる。したがって、ストッパ10を設ける位置に制限がなくなり、リッド7の周縁の適切な位置に突き当たるように、ストッパ10を周壁5の所定位置に配設することができるので、リッド7が閉じたときのガタツキや浮き上がりを抑制し、質感や見栄えを向上させることができる。
また、弾性体取付部25は、図2及び図5に示すように、その頂部からベース部21に向かって次第に幅広となる形状をなしているので、弾性体取付部25の剛性を向上させることができ、リッド7が勢い良く閉じても破損等することなく、その移動量を規制してストッパとしての役割を確実に果たすことができる。
更に、弾性体取付部25を、ベース部21の開口部6側の一端縁から延出させた構造としたことにより、クリップ部30を設けるスペースを広く確保して、大きなクリップ部30を設けることが可能となり、周壁5に対してより強固にストッパ10を固定することができる。
そして、図1に示すリッド7が開いた状態から、リッド7を閉じると、リッド受部8の弾性部材8cがリッド7の裏面側に突き当たると共に、同リッド7裏面側の弾性部材7bがリッド受部8のフラット部8bに突き当たり、更に、周壁5に取付けられた本発明のストッパ10の弾性体50がリッド7の裏面に突き当たって、リッド7の移動量が規制され、リッド7が勢い良く閉じられた場合でも、それを減衰させて、周壁5の開口部6をリッド7によって、しっかりと閉塞することができる(図9参照)。なお、この状態でロックピン8eが作動して、リッド7裏面のロック孔7cに挿入係合して、リッド7を閉じた状態にロックされる。
上記状態から給油するときには、上記ロックピン8eによるロックを解除して、リッド7を開き、燃料注入口3に装着された図示しないキャップを取外して、燃料注入ガンを差し込む。このとき、カバー部材40は、ベース部21の弾性体取付部25側が高く、それとは反対側に向かって次第に低くなって、側方から見てほぼ三角形状をなしているので(図7参照)、上記のように、燃料注入口3に燃料注入ガンを差し込むときに、カバー部材40に当たりにくくなり、作業性を向上させることができる。
また、上記のように燃料を給油するときに、燃料が吹き返しにより燃料注入口3から溢れてしまったり、或いは、リッド7を閉じた状態であっても、開口部6とリッド7との隙間から、リッド7の内部に雨水等が侵入したりして、燃料注入口3を囲む周壁5の下方内周面に燃料や雨水等の流体が溜まってしまうことがある。こうした場合でも、ベース部21の表面側を、弾性体取付部25側から反対側の円弧状端面に向かって、次第に高さが低くなる傾斜面21bとしたのに加え、カバー部材40をストッパ本体20に装着させたとき、カバー部材40とベース部21との当接部に、流体を通過可能な隙間を設けたので、カバー部材40及びベース部21の内部に入り込んだ流体が、図10の矢印に示すように、傾斜面21b上を流動して、カバー部材40とベース部21との隙間から外部に速やかに流出させることができる。
更に、ベース部21及びカバー部材40の、弾性体取付部25とは反対側の端縁は、ベース部21に対して垂直方向から見て円弧状をなしているので(図3,8参照)、燃料注入口から溢れた燃料や雨水等の流体や、前述したカバー部材40とベース部21の内部から流出した流体が、円弧状端部の周縁によってガイドされて、周壁5の開口部6側へスムーズに流出することができる。
本発明のフューエルリッドストッパの適用箇所を示す斜視図である。 同フューエルリッドストッパの分解斜視図である。 同フューエルリッドストッパを構成するストッパ本体の平面図である。 同ストッパ本体の左側面図である。 同ストッパ本体の背面図である。 本発明のフューエルリッドストッパを構成するカバー部材の正面図である。 同カバー部材の左側面図である。 同カバー部材の底面図である。 本発明のフューエルリッドストッパを周壁に取付けた状態を示す側面図である。 同フューエルリッドストッパの作用を示す側面図である。 同フューエルリッドストッパの作用を示す平面図である。
符号の説明
3 燃料注入口
5 周壁
6 開口部
7 フューエルリッド
10 フューエルリッドストッパ
20 ストッパ本体
23 第1リブ
25 弾性体取付部
26a 弾性体取付孔
30 クリップ部
40 カバー部材
41 第2リブ
50 弾性体

Claims (4)

  1. 燃料注入口を囲む周壁の開口部を開閉するフューエルリッドが閉じるときに、該フューエルリッドに当接して、その移動量を規制するフューエルリッドストッパにおいて、前記周壁に取付けられたストッパ本体と、該ストッパ本体に装着されるカバー部材と、前記ストッパ本体に取付けられ、前記フューエルリッドが閉じるときに当接する弾性体とを備え、前記ストッパ本体は、前記周壁内周に配置されるベース部と、該ベース部の、前記周壁の開口部側の一端縁から前記周壁内周に対して所定角度で立ち上がり、かつ、前記弾性体が挿入係止される弾性体取付孔を有する弾性体取付部と、前記ベース部の裏面から前記弾性体取付部と反対方向に突設して、前記周壁に形成された取付孔に挿入係止されるクリップ部とを有しており、前記ベース部の前記クリップ部とは反対側の面に第1リブが形成され、前記カバー部材の内面に前記第1リブに係合する第2リブが形成されており、更に、前記弾性体取付部の外周には、前記カバー部材が嵌合する溝部が形成されていることを特徴とするフューエルリッドストッパ。
  2. 前記弾性体取付部は、その側方から見たときに、前記ベース部側が前記頂部側に比べて幅広に形成されている請求項1記載のフューエルリッドストッパ。
  3. 前記カバー部材は、前記ベース部の弾性体取付部側が高く、それとは反対側に向かって次第に低くなっていて、側方から見てほぼ三角形状をなすように形成されている請求項1又は2記載のフューエルリッドストッパ。
  4. 前記ベース部及び前記カバー部材の、前記弾性体取付部とは反対側の端縁は、前記ベース部に対して垂直方向から見て円弧状をなしている請求項1〜3のいずれか1つに記載のフューエルリッドストッパ。
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