JP4939293B2 - 防護管の装着装置 - Google Patents

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Description

本発明は電線に防護管を装着等するための防護管の装着装置に関するものである。
従来、この種の防護管の装着装置としては、防護管の案内ガイドを有する本体を電線に装着し、防護管を上記案内ガイド上に載置した状態でその先端が電線に向かうように構成し、かかる状態で防護管の後端を挟持具で挟持し、当該挟持具に接続されたチェンを牽引することにより、上記防護管を電線方向に移動し、その先端側から当該防護管を電線に被覆していく装置が提案されている(特許文献1)。
また、防護管の案内ガイドを有する本体を電線に装着し、防護管を上記案内ガイド上に載置した状態でその先端が電線に向かうように構成すると共に防護管を対向する送りローラにより挟持し、上記送りローラを油圧モータ等の駆動手段により回転駆動させることにより、上記防護管を電線方向に移動させ、その先端側から当該防護管を電線に被覆していく装置が提案されている(特許文献2、3)。
実公平7−22972号 特開平9−284935号 実公平1−12487号
ところで、上記特許文献1の装置では、チェンを1回牽引する度に、防護管から挟持具を取り外し、再度防護管の後端に装着し直す必要があり、当該作業が面倒であるし作業効率も芳しくないとの課題がある。
上記特許文献2,3の装置では、挟持具の脱着の必要はないが、防護管の駆動に油圧モータ等の動力手段を必要とするので、装置が大掛かりであり、高所での作業に適しないとの課題がある。
本発明は上記従来装置の課題に鑑みてなされたものであり、防護管の把持部の脱着操作の必要がなく、油圧モータ等の動力手段をも必要とせずに、効率的に防護管の装着及び/又は取り外しを可能とした防護管の装着装置を提供することを目的とする。
上記の目的を解決するため本発明は、
電線に係合する電線係合部と、上記電線係合部に電線の方向に向けて設けられた案内筒と、防護管を把持する把持部と、上記把持部が設けられ、上記防護管を上記把持部で把持した状態で上記案内に沿って上記把持部と共に移動することで上記防護管を電線に送り出す防護管送出と、上記防護管送出を上記電線の方向及び電線とは反対方向に移動させる手動操作手段とを具備し、記把持部は、上記防護管送出棒に対して摺動可能に設けられた摺動体と、上記摺動体に略中央部を軸支された一対の回動腕と、上記両回動腕の各先端部に軸支され、上記回動腕が回動することにより互いに近接して上記防護管を把持し、上記回動腕が反対方向に回動することにより互いに離間して上記防護管の把持を解除する一対の防護管把持片と、各一端を上記両回動腕の各他端部に軸支されると共に、各他端を上記防護管送出棒に軸支され、上記摺動体に対する上記防護管送出棒の移動により、上記回動腕を回動して上記防護管把持片を駆動する駆動腕とから構成され、上記防護管送出棒を上記摺動体に対して上記電線方向に移動させることにより、上記駆動腕を介して上記回動腕を互いに対向方向に回動して上記防護管把持片を互いに近接する方向に駆動し、これにより上記防護管把持片にて防護管を把持し得るように構成すると共に、上記防護管送出棒を上記摺動体に対して上記電線方向とは反対方向に移動させることにより、上記駆動腕を介して上記回動腕を互いに反対方向に回動して上記防護管把持片を互いに離間する方向に駆動し、これにより上記防護管把持片での上記防護管の把持を解除し得るように構成し、上記摺動体と上記防護管送出棒との間に、該摺動体を上記送出棒の軸方向に附勢することにより、上記防護管把持片を常時上記防護管を把持する方向に附勢する附勢手段を設け、上記防護管把持片にて上記防護管を把持した状態で、上記手動操作手段にて上記防護管送出棒を上記電線方向に移動させることにより上記把持部によって上記防護管を把持した状態で上記防護管を上記電線の方向に送り出し、上記手動操作手段により上記防護管送出棒を上記電線方向とは反対方向に移動させることにより上記把持部による上記防護管の把持を解除した状態で上記把持部のみを上記防護管送出棒と共に上記電線とは反対方向に移動させ、上記手動操作手段による上記防護管送出棒の上記電線方向の移動と上記電線方向とは反対方向の移動とを繰り返し行うことにより、上記防護管を電線に送り出すものであることを特徴とする防護管の装着装置により構成される。
また、上記手動操作手段を手動操作棒により構成し、上記手動操作棒の一端を上記電線係合部に軸支すると共に、上記防護管送出棒の先端部と上記手動操作棒の他端とを上記案内筒の前端部を介してロープで接続し、かつ上記防護管送出棒の先端部と上記手動操作棒の他端とを上記案内筒の後端部を介してロープで接続することにより、上記手動操作棒を上記軸支部を中心として牽引する方向に回動することにより、上記ロープを介して上記防護管送出棒を電線の方向に移動させ、上記手動操作棒を上記軸支部を中心として牽引する方向とは反対方向に回動することにより、上記ロープを介して上記防護管送出棒を電線の方向とは反対方向に移動し得るように構成したものであることを特徴とする防護管の装着装置により構成される。
上記電線係合部は例えば電線挟持部(2)、主棒(1)、アングル(4)等により構成することができる。上記案内手段は例えば案内筒(5)により構成することができる。上記防護管送出手段は例えば防護管送出棒(7)により構成することができる。上記手動操作手段は例えば第1の操作棒(8)、第2の操作棒(9)、ロープ(10)等により構成することができる。上記防護管把持部は例えば横断面円弧状把持片(20,21)等により構成することができる。上記回動手段は例えば回動腕(18a,18b,18a’,18b’)等により構成することができる。上記駆動腕手段は例えば駆動腕(24,24’)等により構成することができる。このように構成すると、防護管把持部により防護管を把持した状態で手動操作手段により防護管送出手段を電線の方向に移動させることにより防護管を電線の方向に移動して被覆していくことができ、手動操作手段により防護管送出手段を電線とは反対方向に移動させると上記把持部における電線の把持が解除されるため、当該把持部のみを後退させ、そこから手動操作手段を電線方向に移動させることにより防護管把持部により再び防護管を把持して防護管をさらに電線の方向に送り込むことができ、かかる操作を繰り返し行うことにより防護管を順次電線に送り込むことができる。
また、上記手動操作手段の一端を上記電線係合部に軸支すると共に、上記防護管送出手段の端部と上記手動操作手段の他端とを上記案内手段を介してロープで接続し、上記手動操作手段の上記軸支部を中心とする往復回動運動により、上記ロープを牽引して上記防護管送出手段を電線の方向又はその反対方向に移動し得るように構成したものであることを特徴とする上記防護管の装着装置により構成される。
このように構成すると、上記手動操作手段の上記軸支部を中心とする往復回動運動を繰り返し行うことにより、順次防護管を電線方向に送り込むことができる。この場合、上記防護管送出手段の端部と手動操作手段の他端とを案内手段の電線側の端部を介してロープで接続すると共に、上記防護管送出手段の端部と上記手動操作手段の他端とを上記案内手段の電線側とは反対側の端部を介してロープで接続することが好ましい。
また、防護管送出手段の後端部に該送出手段に対して摺動可能な摺動体を設け、上記摺動体に上記各回動手段の略中央部を回動中心軸として軸支すると共に、上記回動手段の各一端部にて上記各防護管把持部を各々軸支し、上記回動手段の各他端部と上記防護管送出手段との間に上記駆動腕手段を設け、上記摺動体と上記防護管送出手段との間に、該摺動体を上記送出手段の軸方向に附勢することにより、上記防護管把持部を常時上記防護管を把持する方向に附勢する附勢手段を設けたものであることを特徴とする上記防護管の装着装置により構成される。
上記摺動体は例えば摺動管(13)により構成することができる。上記附勢手段は例えばスプリング(15,15’)により構成することができる。
また、電線に係合する電線係合部と、上記電線係合部に電線の方向に向けて設けられた案内筒と、後端部の把持部で防護管を把持した状態で上記案内筒に沿って移動して防護管を電線に送り出す防護管送出棒と、上記防護管送出棒を上記電線の方向及び電線とは反対方向に移動させる手動操作棒とを具備し、上記防護管送出棒の上記把持部は、上記防護管をその両側から把持する一対の防護管把持片と、一対の上記防護管把持片に各々対応して設けられ、各把持片を防護管に対して近接又は離間する方向に駆動する回動腕と、上記防護管送出棒と上記回動腕との間に設けられ、上記送出棒の電線方向の移動に伴って上記回動腕を介して上記各把持片を近接する方向に駆動して上記防護管を把持すると共に、上記送出棒の電線方向とは反対方向の移動に伴って上記回動腕を介して上記把持片を離間する方向に駆動して上記防護管の把持を解除する駆動腕とから構成したものであることを特徴とする防護管の装着装置により構成される。
また、上記手動操作棒の一端を上記電線係合部に軸支すると共に、上記防護管送出棒の先端部と上記手動操作棒の他端とを上記案内筒の前端部を介してロープで接続し、かつ上記防護管送出棒の先端部と上記手動操作棒の他端とを上記案内筒の後端部を介してロープで接続することにより、上記手動操作棒を上記軸支部を中心として牽引する方向に回動することにより、上記ロープを介して上記防護管送出棒を電線の方向に移動させ、上記手動操作棒を上記軸支部を中心として牽引する方向とは反対方向に回動することにより、上記ロープを介して上記防護管送出棒を電線の方向とは反対方向に移動し得るようにさせるように構成したものであることを特徴とする上記防護管の装着装置により構成される。
また、電線に係合する電線係合部と、上記電線係合部に電線の方向に向けて設けられた案内手段と、防護管を把持部で把持した状態で上記案内手段に沿って防護管を送り出す防護管送出手段と、上記防護管送出手段を上記電線の方向及び電線とは反対方向に移動させる手動操作手段とを具備し、上記防護管送出手段の上記把持部は、上記防護管をその両側から把持する一対の防護管把持部と、一対の上記防護管把持部に各々対応して設けられ、各把持部を防護管に対して近接又は離間する方向に駆動する回動手段と、上記防護管送出手段と上記回動手段との間に設けられ、上記送出手段の電線方向とは反対方向の移動に伴って上記回動手段を介して上記把持部を近接する方向に駆動して上記防護管を把持し、上記送出手段の電線方向の移動に伴って上記回動手段を介して上記把持部を離間する方向に駆動して上記防護管の把持を解除する駆動腕手段とから構成したものであることを特徴とする防護管の装着装置により構成される。
このように構成すると、電線から防護管の取り外しも容易に行うことができる。
本発明は上述のように構成したので、防護管把持部の着脱を行うことなく手動操作手段の操作により防護管を順次電線の方向に送り込むことができ、モータ等の動力を使用せず、人力での効率的な防護管の装着作業を実現し得るものである。
またモータ等の動力を必要としないので、装着装置全体を軽量化でき、高所作業に適した防護管の装着装置を実現し得るものである。
また、把持部を逆方向に取り付けることにより、電線からの防護管の取り外しにも適用することができる。
図1に本発明に係る防護管の装着装置の全体構成を示す。
同装置は、電線挟持部2を以って電線3に鉛直に吊り下げられた主棒1と、該主棒1の上端に設けられ電線3を挟持する電線挟持部2と、該電線挟持部2に固定されたアングル4に保持され、防護管Pを電線3方向(矢印A方向)に案内する案内筒5と、案内筒部5内を摺動するもので、その後端の把持部6を以って上記防護管Pを把持する防護管送出棒7と、上記アングル4に一端8aを軸支8a’された第1の操作棒8と、該第1の操作棒8の他端8bにその先端9aを軸支9a’された第2の操作棒9と、上記送出棒7にロープ支持板7aを以って係止されると共に上記案内筒5の前後方向の2箇所(滑車5a,5b)と上記第1の操作棒8の他端8b近傍のロープ支持片8’間に張設されたロープ10とから構成され、上記操作棒8,9の矢印B方向の牽引動作により(図15参照)、上記送出棒7を電線3方向(矢印A方向)に移動させ、これにより上記防護管Pを電線方向に送り出すように構成されている。
上記電線挟持部2は、図2、図3に示すように、上記主棒1の先端部に螺合部2aを以って螺合された下側挟持枠2bと、当該主棒1上端に抜け止め状態で固定的に挿着された上側挟持枠2cとを具備している。尚、1aは主棒1の先端に設けられた上記上側挟持枠2cの抜け止めピンである。上記下側挟持部2bはその上端部に電線3の下側に水平に延びる突出部2b’を有しており、当該突出部2b’の側面に三角形状の案内板12が直角方向にボルトHで固定され、当該案内板12の上端に電線3の下側を受ける電線下受具11が固着されている。上記案内板12は防護管Pの装着方向に沿って位置しており、防護管Pの装着時に防護管Pの上部スリットS4内にその下縁12aが挿入され、電線3への防護管Pの装着を案内するものである。
尚、防護管Pは図2に示すように円筒状の管であり、その上部に対向リブ25が形成されたスリットS4が形成された公知の構成であって、かかる防護管Pを上記スリットS4から電線3に被覆していくものである(図1参照)。
上記上側挟持部2cの上端には上記電線3の上側に水平に延びる電線上受部2c’が設けられている。この電線上受部2c’は、横断面略三角形状をなしており、上記電線3の上部を上記三角形状の内側で包持し得るように構成している。そして、上記主棒1を回転させると該主棒1と上記下側挟持部2bとの上記螺合関係により当該下側挟持部2bが上記上側挟持部2cに対して上昇し、上記電線上受部2c’と電線下受具11との間において電線3を強固に挟持し得るように構成されている。
上記アングル4は、電線3の下側に位置しており、縦断面略L字状の支持部4aと当該支持部4aの上部に延在し、上記下側支持部2bの側面にボルトHを以って固定された固定部4bとから構成されており、当該アングル4自体は図1、図3に示すように主棒1に対して前方に多少傾斜した状態で上記下側挟持部2bに固定されている。
上記案内筒5は、前後開口の筒状に形成されており、上記アングル4の支持部4aの湾曲部の内側にボルトHを以って固定されている。この案内筒5は上記アングル4の上記傾斜角により上記電線3に対して略30度の角度を以って電線3方向に向かうように固定されている(図1参照)。この案内筒5は、その下部の略全長に亙ってスリットS1が形成されており(図2参照)、該案内筒5の先端部と後端部の上記スリットS1が形成されていない部分にロープ案内用の滑車5a,5bが各々設けられると共に、上記スリットS1から上記送出棒7の先端に設けられたロープ支持板7aが下方に臨出している(図4(a)(b))。
図5に示すように、上記案内筒5の先端部上面には上方位置を通る防護管Pの下面2箇所に当接する一対の回転自在の案内ローラ5c,5cが一対の回転軸5c’,5c’を以って設けられている。これらの案内ローラ5c,5cは、各々上記防護管Pの外周面に沿う円弧状の案内面5d,5dを有しており、これらの案内面5d,5dが上記防護管Pの軸方向に直交する外周面の下側2箇所に接触し得るように構成している。
上記送出棒7は上記案内筒5内にその後端開口から挿通されており、その先端部の下側に上記ロープ支持板7aが設けられている(図4(a)(b))。このロープ支持板7aにおいて、その上記案内筒5のスリットS1より下側に臨出した板面には前後に2つのロープ係合用透孔7b、7b’が形成されており(図4(b)参照)、上記係合用透孔7bと上記第1の操作棒8の上記ロープ支持片8’の一方の係合孔8cとの間には、上記滑車5aを介してロープ10aが張設され、上記係合用透孔7b’と上記第1の操作棒8の上記ロープ支持片8’の他方の係合孔8c’との間には、上記滑車5bを介してロープ10bが張設されている。これにより、上記第1の操作棒8をその支持軸8a’を中心に矢印D方向に回動させると、上記ロープ10が矢印e方向に牽引され(図15参照)、これにより上記案内筒5に沿って上記送出棒7を矢印A方向(電線方向)に移動し得るように構成している(図15初期位置X1から終了位置X3への移動)。また、上記第1の操作棒8をその支持軸8a’を中心に矢印Dとは逆方向(矢印E方向)に移動すると、上記ロープ10が矢印f方向に牽引され、これにより上記案内筒5に沿って上記送出棒7を矢印C方向(電線とは反対方向)に移動し得るように構成している(図15終了位置X3から初期位置X1への移動)。
上記送出棒7の先端部には、その軸方向に直交する外周線に沿う等間隔の3箇所に案内ローラ7cが回転自在に設けられている(図4(a)参照)。これらのローラ7cは上記案内筒5内において、当該案内筒5内周面に接触して回転し、上記送出棒7の円滑な移動を実現するものである。
上記送出棒7の後端部には防護管Pを把持する上記把持部6が設けられている。この把持部6は、図6、図7に示すように、送出棒7の後端部に当該棒7に沿って摺動可能に挿通された摺動管13と、当該摺動管13の上面に一体的に設けられた略半円弧状の基体部14とを具備しており(図8、図9)、上記基体部14の両端部には左右方向に長方形状の水平基板14a,14a’が設けられている。上記摺動管13の下面には一端に周方向のロックスリットS3を有する軸方向のスリットS2が貫通形成されており、一方、上記送出棒7の対応する下端にはロックピン7dが下向きに突出しており、上記ロックピン7dは上記スリットS2から下方に臨出している。
上記基体部14の左右両側の対称位置に設けられた係合ピンL1、L1’と上記送出棒7の後端の左右側面の対称位置に設けられた係合ピンL2,L2’との間には、スプリング15、15’が各々張設されており、上記送出棒7に対して上記基体部14を常時矢印C方向に附勢している。よって、上記ロックピン7dの非ロック状態では図11に示すように上記摺動管13の後端が上記送出棒7の下面に設けられたロックナット16に当接した状態を維持する。尚、図6、図7(a)(b)は上記摺動管13を上記送出棒7に対して矢印C方向とは反対方向(矢印A方向)に摺動し、ロックピン7dをロックスリットS3に係合したロック状態を示す。
上記水平基板14a,14a’の各上方位置には、回動腕18a,18b(右側)、回動腕18a’,18b’(左側)を介して防護管Pを左右方向から把持する横断面円弧状防護管把持片20,21が各々設けられている。この横断面円弧状防護管把持片20,21は、互いにその円弧部の内側が対向するように、かつ長手方向が防護管Pに対して平行となるように配置されており、円弧状把持片20,21の各外周には水平方向に水平支持板20’,21’が延出形成されている。これらの横断面円弧状防護管把持片20、21の駆動機構は左右対称構造なので、まずは右側の把持片20側の構造から説明する。
上記水平基板14aの板上には上下2枚の同一形状の回動腕18a,18a及び回動腕18b,18bが各々その中間部分において支持軸17a,17bを以って回動可能に軸支されている(図7(a))。一方、上記円弧状防護管把持片20の外側には水平方向に水平支持板20’が上記水平基板14aの上側水準位置に設けられており、上記回動腕18a,18aの各先端部分、及び上記回動腕18b,18bの各先端部分において、上記水平支持板20’を挟持し、これらの先端部分が支持軸21a,21bを以って上記水平支持板20’に回動可能に軸支されている。さらに、上記回動腕18a,18a及び回動腕18b、18bの各他端部は、支持軸23a,23bを以って連結腕22により回動可能に連結されており、上記回動腕18b,18bの上記支持軸23bには、さらに駆動腕24の一端部24aが回動可能に軸支されており、この駆動腕24は、上記一端の支持軸23bから下方の上記送出棒7の後端部に向けて傾斜する傾斜部24cを有しており、当該傾斜部24cの他端部24bは上記送出棒7の後端の上部に支持軸25を以って回動可能に軸支されている。
同様に、左側の上記水平基板14a’の板上には上下2枚の同一形状の回動腕18a’,18a’及び回動腕18b’,18b’が各々その中間部分において支持軸17a’,17b’を以って回動可能に軸支されている。一方、上記円弧状防護管把持片21の外側には水平方向に水平支持板21’が上記水平基板14a’の上側水準位置に設けられており、上記回動腕18a’,18a’の先端部分、及び上記回動腕18b’,18b’の先端部分において、上記水平支持板21’を挟持し、これらの先端部分が支持軸21a’,21b’を以って上記水平支持板21’に回動可能に軸支されている。さらに、上記回動腕18a’,18a’及び回動腕18b’、18b’の各他端部は、支持軸23a’,23b’を以って連結腕22’により回動可能に連結されており、さらに上記回動腕18b’,18b’の上記支持軸23b’には、駆動腕24’の一端部24a’が回動可能に軸支されており、この駆動腕24’は、上記一端の支持軸23b’から下方の上記送出棒7の後端部に向けて傾斜する傾斜部24c’を有しており、当該傾斜部24c’の他端部24b’は上記送出棒7の後端の上部に上記支持軸25を以って回動可能に軸支されている。
このように構成された把持部6は、そのロックが解除された状態では、図10、図11に示すように、摺動管13がスプリング15,15’の附勢力により矢印C方向に牽引され、その後端がロックボルト16に当接した状態となっている。この状態では、上記回動腕18a,18b,18a’,18b’が各々支持軸17a,17b,17a’,17b’を中心に矢印k方向に回動した状態となり、円弧状防護管把持片20,21は互いに近接した当接状態となっている。
一方、上記ロック解除状態から、上記摺動管13を上記送出棒7に対して矢印A方向に摺動させると、上記回動腕18a,18b,18a’,18b’は各々支持軸17a,17b,17a’,17b’を中心に矢印m方向に回動し、これにより上記円弧状防護管把持片20、21は互いに離間する方向に開いて当該把持片20、21内に防護管Pを把持可能な状態となる(図6、図7)。尚、ロックピン7dをロックスリットS3に位置させると、図6に示す開状態でロックすることができる。
使用時は、かかるロック状態で(図6参照)、上記把持片20,21間に防護管Pの先端部を位置させ、上記ロックピン7dによるロックを解除すると、上記スプリング15、15’の附勢力により上記摺動管13が送出棒7に対して矢印C方向に摺動し、これにより上記回動腕18a,18b,18a’,18b’が矢印k方向に回動して把持片20,21間が狭くなる方向に移動開始する。そして、これら把持片20,21が防護管Pの外周表面に当接して防護管Pを把持した位置で上記摺動管13の移動が停止する。この状態では、上記スプリング15,15’の附勢力を以って上記円弧状防護管把持片20,21にて上記防護管Pの外周を左右方向から把持した状態となる。
この状態で、上記送出棒7を矢印A方向に移動させると、上記駆動腕24,24’を介して上記回動腕18a,18b,18a’,18b’の支持軸23b,23b’に対して矢印A方向の力(電線方向の力)が作用するので(図12参照)、これらの回動腕18a,18b,18a’,18b’は上記支持軸17a,17b,17a’,17b’を中心に矢印k方向にさらに回動し、上記把持片20,21間が狭くなる方向に移動する。よって、上記送出棒7の矢印A方向の移動により、上記防護管Pをより強固に把持し、かかる把持状態で防護管Pを電線方向に送出棒7共々移動させることができる。
一方、上記送出棒7を矢印C方向に移動させると(図14参照)、駆動腕24,24’を介して上記回動腕18a,18b,18a’,18b’の支持軸23b,23b’に対して矢印C方向の力(A方向とは逆方向の力)が作用するので、これらの回動腕18a,18b,18a’,18b’は上記支持軸17a,17b,17a’,17b’を中心に矢印m方向に回動し、上記把持片20,21間が広くなる方向に移動するので、防護管Pの把持が解除され、防護管Pの送り出し後の位置を維持して防護管Pを後退させることなく、防護管Pに対して送出棒7のみを後方に移動することができる。
このように略三角形状の回動腕18a,18b,18a’,18b’において、回動腕の三角形状の一頂点部分の支持軸23a,23b,23a’,23b’を各々駆動腕24、24’からの力(矢印A方向又は矢印C方向)が作用する作用点として、上記回動腕の三角形状の中間の頂点部分の支持軸17a,17b,17a’,17b’を支点、上記回動腕の三角形状の他の頂点部分の支持軸21a,21b,21a’,21b’を力点として、上記支点17a,17b,17a’,17b’を中心として上記回動腕18a,18b,18a’,18b’を矢印k方向或は矢印m方向に回動させることにより、上記把持片20,21を近接又は離間方向に移動させて、上記防護管Pの把持又は把持解除を行うものである。
このとき、右側の把持片20と2つの回動腕18a,18b及びこれらの一端を連結する連結腕22によって平行リンクを形成し、左側も同様に、把持片21と2つの回動腕18a’,18b’及びこれらの一端を連結する連結腕22’によって右側と同様の対称構造の平行リンクを形成しているため、上記力点としての支持軸23b,23b’に矢印A方向又は矢印C方向の力が作用すると、上記平行リンクの作用により上記把持片20、21が互いに平行状態を維持したまま近接方向又は離間方向に円滑に移動させることができる。これにより、防護管Pを確実に把持することを可能としている。
上記第1の操作棒8は上記アングル4の下端に回動可能な支持軸8a’を以って軸支されており、当該支持軸8a’を中心として矢印D,E方向に回動運動をし得るものである。上記第2の操作棒9は上記第1の操作棒8の端部に支持軸9a’を以って回転可能に接続されている。
本発明は上述のように構成されものであるから、次のその動作を説明する。まず電線挟持部2で図2に示すように電線3を挟持し、図1に示すように防護管の装着装置を電線3に吊下した状態で、把持部6を図6、図7に示すロック状態、即ち横断面円弧状防護管把持片20,21を開状態とし、これら把持片20,21間に防護管Pの先端部を操作者の手で持って直接宛がい、その後把持部6のロックを解除する。具体的にはロックピン7dをスリットS3からスリットS2に移動する。すると、スプリング15,15’の附勢力により、摺動管13が矢印C方向に移動するので、回動腕18a,18b,18a’,18b’が支持軸17a,17b,17a’,17b’を中心に矢印k方向に回動し、これにより上記円弧状把持片20,21が近接して行き、上記防護管Pを左右両側から把持する(図9の状態)。
かかる状態で操作者は、主棒1を片手で持って、他方の手で第2の操作棒9を持ち、図15の初期位置X1から当該操作棒9を中間位置X2を介して終了位置X3まで矢印B方向に牽引する。すると、ロープ10が矢印e方向に牽引され、これにより上記送出棒7が案内管5に沿って矢印A方向に移動するので、上記把持部6において回動腕18a,18b、18a’,18b’の支持軸23b,23b’が駆動腕24,24’により矢印A方向に押されるため、各回動腕18a,18b,18a’,18b’はその支持軸17a,17b,17a’,17b’を中心として矢印k方向にさらに少許回動し、これにより上記把持片20,21が強固に上記防護管Pを把持する。
そして、上記第2の操作棒9の上記牽引動作により、上記把持部6が上記防護管Pを強固に把持した状態で、上記送出棒7は上記案内管5内をその先端部が案内管5の先端部に至るまで移動する(図15位置Y2)。よって防護管Pも送出棒7共々矢印A方向に移動し、その先端部分に案内板12が挿入された状態で電線3の近傍位置まで移動する(図15位置Y2’)。
次に、操作者は上記第2の操作棒9を終了位置X3から中間位置X2を介して初期位置X1まで移動させる。すると、ロープ10が矢印f方向に牽引され、これにより上記送出棒7が上記矢印A方向とは逆の矢印C方向に牽引される。このとき、上記把持部6においては、送出棒7の矢印C方向に移動に伴って駆動腕24、24’を介して上記回動腕18a,18b,18a’,18b’の支持軸23b,23b’に矢印C方向の力が作用するので、上記回動腕18a,18b,18a’,18b’はその支持軸17a,17b,17a’,17b’を中心として矢印m方向に回動し、これにより、横断面円弧状防護管把持片20,21は互いに離間する方向に移動し、防護管Pの外周から少許離間し、把持状態が解除される。よって、上記送出棒7の矢印C方向の戻り時は、上記把持部6における防護管Pの把持は解除され、防護管Pを把持することなく送出棒7のみが図15実線位置まで後退する。尚、この後退を停止したとき、上記把持部6はスプリング15,15’の附勢力により、上記防護管Pを軽く把持した状態に復帰する。よって、把持部6を取り外すことなく、把持部6の防護管Pの把持位置を後退させることができる。
その後、操作者は再度、図15の所期位置X1から当該操作棒9を中間位置X2を介して終了位置X3まで牽引する。すると、ロープ10が矢印e方向に牽引され、これにより上記送出棒7が再び案内管5に沿って矢印A方向に移動するので、上記把持部6において回動腕18a,18b,18a’,18b’の支持軸23b,23b’が駆動腕24,24’により矢印A方向に押されるため、各回動腕18a,18b,18a’,18b’はその支持軸17a,17b,17a’,17b’を中心として矢印k方向に再度回動し、これにより上記把持片20,21が上記防護管Pを強固に把持する。
そして、上記第2の操作棒9の引き続く上記牽引動作により、上記把持部6が上記防護管Pを強固に把持した状態で、上記送出棒7は上記案内管5内をその先端部が案内管5の先端部に至るまで移動する(図15位置Y2)。よって防護管Pも送出棒7共々矢印A方向に移動するため、上記位置Y2’に位置していた防護管P先端部は、そのスリットS4を介して電線3に下方から被覆されていく(図15位置Y2”)。
その後は、終了位置X3から初期位置X1への復帰動作、上記初期位置X1から終了位置X3への牽引動作を繰り返し行うだけで、送出棒7の矢印A方向の移動時は上記防護管Pを把持した状態で防護管Pを電線3に送出し、送出棒7の矢印C方向の後退時は上記防護管Pの把持を解除して防護管Pの後端位置を再度把持するという動作を繰り返し行うことができ、これにより、防護管Pを順次電線3に送出し、電線3への防護管Pの装着を連続して行うことができるものである。
図16に示すものは本発明の他の実施形態であり、上記把持部6を送出棒7に対して着脱自在とすると共に、前後に小径連結部40a,40bを設けたものである。このように構成すると、上記小径連結部40a側を上記送出棒7の端部(中空)に装着し、ネジ41により固定することにより、上記実施形態に述べたように、防護管Pの装着装置として使用することができ、逆に上記小径連結部40b側を上記送出棒7の上記端部に装着し、ネジ41で固定することにより、上記実施形態とは逆に、防護管Pの電線からの取り外しに用いることができる。
即ち、上述のように小径連結部40b側を上記送出棒7に装着すると、上記駆動腕24,24’は、上記防護管送出棒7の電線方向とは反対方向の移動(防護管Pを取り外す方向)に伴って上記回動腕18a,18b,18a’,18b’を介して上記把持片20,21を近接する方向に駆動して上記防護管Pを把持し、上記送出棒7の電線方向の移動に伴って上記回動腕18a,18b,18a’,18b’を介して上記把持片20,21を離間する方向に駆動して上記防護管Pの把持を解除する動作を行うので、操作棒9を位置X3から位置X1に移動させることにより、把持部6で防護管Pを把持して防護管Pを矢印C方向に移動させて電線から取り外し、操作棒9を位置X1からX3に移動させることにより、把持部6の防護管Pの把持を解除して把持部6を矢印A方向に移動させることができる。よって、上記の動作を繰り返すことにより、防護管Pの電線3からの取り外しを実現することができる。
以上のように、本発明によれば、防護管Pを把持部6にセットする際に、操作者の手で直接セットできるので、ヤットコ等を使用していた従来に較べて作業が簡単であり、防護管Pの落下事故も防ぐことができる。
また、操作棒8,9の回動運動を主とする牽引操作により防護管Pの装着が可能であるため、従来のヤットコ等による押し込み作業に較べて少ない労力で作業を効率的に行うことができる。また、操作棒9の操作は単独の操作者が片方の手のみで行うことができる。
さらに、従来のように防護管Pの把持部6の着脱を行う必要がないので、非常に効率的に防護管の装着作業を行うことができる。
このように、本発明は、単独作業が可能であり、安全でかつ効率的な防護管装着作業を実現し得るものである。
本発明は、このように防護管把持部の着脱を行うことなく手動操作手段の操作により防護管を順次電線の方向に送り込むことができ、モータ等の動力を使用せず、人力での効率的な防護管の装着作業を実現し得る。
また、モータ等の動力を必要としないので、装置全体を軽量化でき、高所作業に適した防護管の装着装置を実現し得る。尚、図1、図2中26はロック部材であり、支点26aを中止としてレバー26bを回動することにより防護管受部26cを防護管P下面に当接し、当該防護管Pの後退を防止するものである。また、図6、図7中20”、21”は上記把持片20、21の後端に各々設けられた防護管Pの案内ガイドである。
本発明の防護管の装着装置は、各種の配電線設備における防護管装着工事において好適に利用することができ、作業効率の向上に貢献し得るものである。
本発明に係る防護管の装着装置の正面図である。 同上装置の電線挟持部近傍の一部断面側面図である。 同上装置の電線挟持部近傍の拡大正面図である。 (a)は同上装置における案内筒の横断面図、(b)は同上装置における案内筒の縦断面図である。 同上装置の案内筒の先端部における側面図である。 同上装置の把持部のロック状態を示す該把持部近傍の平面図である。 (a)同上装置の把持部のロック状態を示す該把持部近傍の正面図、(b)は(a)の底面図である。 同上装置の把持部近傍の正面図であり防護管の把持解除状態を示す図である。 同上装置の把持部近傍の正面図であり防護管の把持状態を示す図である。 同上装置の把持部近傍の平面図であり、ロック解除状態を示す図である。 同上装置の把持部近傍の正面図であり、ロック解除状態を示す図である。 同上装置の把持部近傍の平面図であり、防護管の把持状態を示す図である。 同上装置の把持部近傍の正面図であり、防護管の把持状態を示す図である。 同上装置の把持部近傍の平面図であり、防護管の把持解除状態を示す図である。 同上装置の正面図である。 同上装置の他の実施形態の把持部近傍の正面図である。
符号の説明
1 主棒
2 電線挟持部
3 電線
4 アングル
5 案内筒
6 把持部
8 第1の操作棒
8a’ 支持軸
9 第2の操作棒
10 ロープ
10a,10b ロープ
13 摺動管
15,15’ スプリング
17a,17b 支持軸
17a’,17b’ 支持軸
18a,18b 回動腕
18a’,18b’ 回動腕
20,21 横断面円弧状防護管把持片
24,24’ 駆動腕
P 防護管

Claims (2)

  1. 電線に係合する電線係合部と、
    上記電線係合部に電線の方向に向けて設けられた案内筒と、
    防護管を把持する把持部と、
    上記把持部が設けられ、上記防護管を上記把持部で把持した状態で上記案内に沿って上記把持部と共に移動することで上記防護管を電線に送り出す防護管送出と、
    上記防護管送出を上記電線の方向及び電線とは反対方向に移動させる手動操作手段とを具備し、
    記把持部は、
    上記防護管送出棒に対して摺動可能に設けられた摺動体と、
    上記摺動体に略中央部を軸支された一対の回動腕と、
    上記両回動腕の各先端部に軸支され、上記回動腕が回動することにより互いに近接して上記防護管を把持し、上記回動腕が反対方向に回動することにより互いに離間して上記防護管の把持を解除する一対の防護管把持片と、
    各一端を上記両回動腕の各他端部に軸支されると共に、各他端を上記防護管送出棒に軸支され、上記摺動体に対する上記防護管送出棒の移動により、上記回動腕を回動して上記防護管把持片を駆動する駆動腕とから構成され、
    上記防護管送出棒を上記摺動体に対して上記電線方向に移動させることにより、上記駆動腕を介して上記回動腕を互いに対向方向に回動して上記防護管把持片を互いに近接する方向に駆動し、これにより上記防護管把持片にて防護管を把持し得るように構成すると共に、
    上記防護管送出棒を上記摺動体に対して上記電線方向とは反対方向に移動させることにより、上記駆動腕を介して上記回動腕を互いに反対方向に回動して上記防護管把持片を互いに離間する方向に駆動し、これにより上記防護管把持片での上記防護管の把持を解除し得るように構成し、
    上記摺動体と上記防護管送出棒との間に、該摺動体を上記送出棒の軸方向に附勢することにより、上記防護管把持片を常時上記防護管を把持する方向に附勢する附勢手段を設け、
    上記防護管把持片にて上記防護管を把持した状態で、上記手動操作手段にて上記防護管送出棒を上記電線方向に移動させることにより上記把持部によって上記防護管を把持した状態で上記防護管を上記電線の方向に送り出し、上記手動操作手段により上記防護管送出棒を上記電線方向とは反対方向に移動させることにより上記把持部による上記防護管の把持を解除した状態で上記把持部のみを上記防護管送出棒と共に上記電線とは反対方向に移動させ、
    上記手動操作手段による上記防護管送出棒の上記電線方向の移動と上記電線方向とは反対方向の移動とを繰り返し行うことにより、上記防護管を電線に送り出すものであることを特徴とする防護管の装着装置。
  2. 上記手動操作手段を手動操作棒により構成し、
    上記手動操作棒の一端を上記電線係合部に軸支すると共に、
    上記防護管送出棒の先端部と上記手動操作棒の他端とを上記案内筒の前端部を介してロープで接続し、かつ上記防護管送出棒の先端部と上記手動操作棒の他端とを上記案内筒の後端部を介してロープで接続することにより、
    上記手動操作棒を上記軸支部を中心として牽引する方向に回動することにより、上記ロープを介して上記防護管送出棒を電線の方向に移動させ、
    上記手動操作棒を上記軸支部を中心として牽引する方向とは反対方向に回動することにより、上記ロープを介して上記防護管送出棒を電線の方向とは反対方向に移動し得るように構成したものであることを特徴とする請求項1記載の防護管の装着装置。
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