JP4938390B2 - 業務引継ぎ方法並びに業務用携帯端末 - Google Patents

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Description

本発明は、担当者間で配達物や業務などを引継ぐ際(本発明では、これらの引継ぎをまとめて「業務引継ぎ」という。)、担当者同士が対面して引継ぎを行うように管理することができる業務引継ぎ方法、並びに、これに用いる業務携帯端末に関する。
近年、ネット通販やダイレクトマーケティングなどの伸張に伴い、チラシやパンフレット等を荷物受けや郵便受け等に投函・配達するサービス(いわゆる「メール便サービス」)の需要が増大している。メール便サービスは、通常の宅配サービスに比べ、それぞれの配達物は軽量であるが、個数が極めて多いという特徴を有しているため、通常の宅配サービスを行うセールスドライバーのほかに、メール便サービスを専門業務とする「メール便配達担当者」を地域毎に配置すると共に、このメール便配達担当者の自宅や宅配拠点等に配達物を届ける「メール便引渡担当者」を配置する必要がある。しかし、このように担当者間で配達物や業務を引継ぐ機会を増やすと、引継ぎの際に配達物が紛失したり、破損したり、引継ぐべき業務が欠落したりする等の問題を生じ易くなるため、少なくとも担当者と担当者とが直接対面して配達物乃至業務を引継ぐように管理することが重要であり、そのように管理し得る方策を講じる必要がある。
従来、メール便サービスに関する発明としては、例えば特許文献1において、管理用バーコードを付したメール便を発店から所定の配送ルートを通して着店へ配送し、着店に到着したメール便を受取人に配達するのに先だって、メール便に付されたバーコードを読み取り、その読み取ったバーコードに、着店を表す着店コード、配達完了か否かを含む状態コード、配達員ID、及び日付・時刻を付加し配送実績データとして移動端末からデータセンターへ送信し、データセンターは受信した配送実績データを配送実績データベースに格納するとともに、着店及び発店を含む関係配送センターへ固有の配送実績データとしてインターネットを介して送信する方法が提案されている。
また、配達物や業務を対面して引継ぐように管理し得る引継ぎ方法そのものについての提案は見出せないが、受取人に確実に荷物を配送する方策であれば、例えば特許文献2において、生体認証読取機を備えた携帯装置を使用し、受取人からさらなる生体識別情報を取得し、生体識別情報が実質的に同一の場合にのみ荷物を受取人に引き渡すという方法が開示されている。
特許文献3には、配達の際に配達員に携帯される携帯端末であるバーコードリーダで、配達員が受取人に記録扱い郵便物を渡した直後にその郵便用バーコードを読み取り、記録扱い郵便物を渡したという所在情報を無線通信網を介して郵便センタのコンピュータに送信し、郵便センタのコンピュータに記憶されている所在情報が受取人に郵便物を渡した直後に更新されるようにしたことにより、ユーザ宅でユーザがパソコンからインターネットを介して郵便センタのホームページにアクセスし、インターネット配達確認サービス(たしかめーる)を利用して配達状況を確認した場合にリアルタイムの記録扱い郵便物の所在を確認することができる方法が開示されている。
特開2002−288291号公報 特表2006−505045号公報 特開2003−16154号公報
本発明は、担当者から別の担当者へ配達物乃至業務を引継ぐ際、担当者同士が直接対面して配達物乃至業務を引継ぐように管理することができる新たな業務引継ぎ方法、ならびに、それに用いる新たな業務用携帯端末を提供せんとするものである。
かかる課題解決のため、本発明は、読み取り可能距離10m以内のコード情報読み取り手段を備えると共に、更新コード情報をコード情報読み取り手段によって読み取ることを起動条件として設定された業務プログラムを備えた業務用携帯端末を提案する。
本発明はまた、上記の業務用携帯端末を用いた業務引継ぎ方法として、発行される毎に異なる内容に更新される更新コード情報を記憶することができる業務用携帯端末Aと、読み取り可能距離10m以内のコード情報読み取り手段を備えると共に、更新コード情報をコード情報読み取り手段によって読み取ることを起動条件として設定された業務プログラムを備えた業務用携帯端末Bを用いる業務引継方法であって、
第1の担当者が携帯する業務用携帯端末Aが、発行される毎に異なる内容に更新される更新コード情報を記憶する第1ステップ、
業務引継ぎの際、第2の担当者が携帯する業務用携帯端末Bが、業務用携帯端末Aに記憶されている更新コード情報を、コード情報読み取り手段によって読み取り、読み取った更新コード情報が適切なものであるかどうか判定し、適切であると判定した場合に業務プログラムを起動可能なステータスとする第2ステップ、
を備えた業務引継ぎ方法を提案する。
本発明の業務引継ぎ方法において、第2の担当者が業務を開始するためには、言い換えれば業務用携帯端末Bの業務プログラムを起動させるためには、第1の担当者が携帯する業務用携帯端末Aが記憶している更新コード情報を、読み取り可能距離10m以内のコード情報読み取り手段によって読み取る必要がある。したがって、第1の担当者から第2の担当者に配達物乃至業務を引継ぐ際、第2の担当者は、少なくとも第1の担当者の10m以内に接近して業務用携帯端末Aが記憶している更新コード情報を読み取らなければならないため、業務引継ぎの際に担当者同士を対面させることができる。
このように、本発明が提案する業務用携帯端末並びに業務引継ぎ方法を利用すれば、担当者間で配達物乃至業務を引継ぐ際、少なくとも担当者と担当者とが直接対面して配達物乃至業務を引継ぐように管理することでき、引継ぎの際に配達物が紛失したり、破損したり、引継ぐべき業務が欠落するのを防ぐことができる。
発明を実施するための形態
本欄では、本発明の実施形態について説明するが、本発明が下記実施形態に制限されるものではない。
本実施形態に係る業務引継ぎ方法は、発行される毎に異なる内容に更新される更新コード情報を記憶することができる業務用携帯端末Aと、読み取り可能距離10m以内のコード情報読み取り手段を備えると共に、更新コード情報をコード情報読み取り手段によって読み取ることを起動条件として設定された業務プログラムを備えた業務用携帯端末Bを用いた業務引継方法であって、
第1の担当者が携帯する業務用携帯端末Aが、発行される毎に異なる内容に更新される更新コード情報を記憶する第1ステップ、
業務引継ぎの際、第2の担当者が携帯する業務用携帯端末Bが、業務用携帯端末Aに記憶されている更新コード情報を、コード情報読み取り手段によって読み取り、読み取った更新コード情報が適切なものであるかどうか判定し、適切であると判定した場合に業務プログラムを起動可能なステータスとする第2ステップ、
を備えた業務引継ぎ方法である。以下、この方法について詳細に説明する。
(更新コード情報)
更新コード情報は、発行される毎に異なる内容に更新されるものであればよく、発行、すなわち作成されるタイミングとしては定期的或いは不定期的でよい。例えば一日毎、半日毎、数時間毎など定期的に発行されてもよいし、また、例えば業務引継ぎの時に所定の操作を行なうと業務用携帯端末Aがその都度更新コード情報を発行するなど不定期的に発行されるものであってもよい。
更新コード情報は、その内容が何らかの規則に従って更新されるものであっても、ランダムな内容に更新されるものであってもよい。具体的な例としては、刻々と変化する時刻情報や、刻々と変化する担当者の現在地情報などを基礎情報としてコード化したものを挙げることができる。この際、時刻情報などの基礎情報を暗号化したり、公知でない規則によってコード化したり、担当者が更新コード情報を見ても内容を理解できないようにコード化するのが好ましい。
また、時刻情報など変化する更新内容に、業務用携帯端末Aを識別し得る端末識別情報を付加して更新コード情報を作成するようにしてもよい。このように更新コード情報を作成すれば、例えば、特定の業務用携帯端末Aから更新コード情報を読み取った場合のみ起動可能となるように業務用携帯端末Bの業務プログラムを設計することにより、業務を引継ぐべき第1の担当者を限定することができる。
また、更新コード情報は、第1の担当者が携帯する業務用携帯端末Aが発行(作成)しても、また、情報センターのコンピュータなど、業務用携帯端末A、Bのいずれとも異なる別のコンピュータ乃至端末が発行(作成)してもよい。
(更新コード情報の読み取り手段)
更新コード情報の読み取り手段は、読み取り可能距離が10m以内、好ましくは5m以内、特に3m以内、中でも好ましくは1m以内のコード情報読み取り手段である。
このような読み取り手段としては、例えばカメラやコードスキャナなど、コード情報が発する光線を光学的に撮像する手段を挙げることができる。例えば、第1の担当者が携帯する業務用携帯端末Aが、記憶している更新コード情報をモニタに表示し、この更新コード情報を、第2の担当者が携帯する業務用携帯端末Bのカメラ乃至コードスキャナで読み取ることにすれば、業務用携帯端末Aのモニタを撮影できる位置に業務用携帯端末Bを接近させなければならないから、必然的に第1の担当者と第2の担当者とを対面させることができる。
また、赤外線通信による読み取り手段も読み取り可能距離を制限できるため、本発明の更新コード情報の読み取り手段として採用可能である。具体的には、IrDA DATA1.2及び1.3などのローパワーオプションの規格を採用することにより、通信距離を30cm程度に制限できるため、第1の担当者が携帯する業務用携帯端末Aが記憶している更新コード情報を読み取るためには、第2の担当者が携帯する業務用携帯端末Bを近接させる必要があり、必然的に第1の担当者と第2の担当者とを対面させることができる。
但し、読み取り手段を、カメラやコードスキャナ、赤外線通信による読み取り手段に限定するものではない。
(更新コード情報が適切であるかの判定)
業務用携帯端末Bが、読み取った更新コード情報が適切なものであるかどうか判定するタイミングは任意である。例えば、業務用携帯端末Bが、更新コード情報を読み取った際に適切なものであるかどうか判定するようにしてもよいし、また、読み取った更新コード情報をメモリに記憶しておき、業務プログラムを立ち上げる際、メモリから更新コード情報を読み出して適切な更新コード情報であるかどうか判定するようにしてもよい。
業務用携帯端末Bが、読み取った更新コード情報が適切なものであるかどうか判定する方法は特に限定するものではない。
例えば、第1の担当者が携帯する業務用携帯端末Aが、業務引継ぎの際その時の時刻情報をコード化して更新コード情報を作成して記憶した後、業務用携帯端末Bが、業務用携帯端末Aに記憶されている更新コード情報を、コード情報読み取り手段によって読み取り、読み取った更新コード情報に含まれる時刻情報と現在の時刻情報とを照合し、その差が所定時間以内であるかどうか判定し、所定時間以内であれば(対面状態にある可能性が高いから)読み取った更新コード情報が適切であると判定し、業務プログラムを起動可能なステータスとするように設計することができる。
この際、業務用携帯端末Bが上記照合に使用する「現在の時刻情報」は、例えば時計部若しくはGPS衛星若しくは基地局などから取得することができる。
また、例えば業務用携帯端末A及び業務用携帯端末Bのいずれとも異なる別のコンピュータ、例えば情報センターのコンピュータ(以下情報センターのコンピュータを単に「情報センター」という)が更新コード情報を発行し、業務用携帯端末Aは通信回線等を通じて情報センターから更新コード情報を取得して記憶する一方、業務用携帯端末Bも通信回線等を通じて情報センターから更新コード情報を取得して記憶し、業務用携帯端末Bが、業務用携帯端末Aに記憶されている更新コード情報を読み取り、読み取った更新コード情報と自らが記憶している更新コード情報とを照合し、合致すれば読み取った更新コード情報が適切であると判定し、業務プログラムを起動可能なステータスとするように設計することができる。この際、更新コード情報は暗号化するのが好ましい。
また、情報センターが所定の関連性のある更新コード情報a,bを発行し、業務用携帯端末Aは通信回線等を通じて情報センターから更新コード情報aを取得して記憶する一方、業務用携帯端末Bも通信回線等を通じて情報センターから更新コード情報bを取得して記憶し、業務用携帯端末Bが、業務用携帯端末Aに記憶されている更新コード情報aを読み取り、読み取った更新コード情報aと自らが記憶している更新コード情報bとを照合し、所定の関連性を備えていれば読み取った更新コード情報aが適切であると判定し、業務プログラムを起動可能なステータスとするように設計することができる。この際、更新コード情報a,bは暗号化するのが好ましい。また、所定の関連性の一例として、公開鍵と秘密鍵の関係を挙げることができる。
(業務プログラムの起動条件の設定)
業務プログラムの起動条件の設定、すなわち業務プログラムを起動可能なステータスとする手法としては、業務プログラム自体をそのような内容に記載することもできるし、また、業務プログラムとは別個に、業務プログラムの起動プログラムを設けることもできる。また、適切な更新コード情報自体を業務プログラムの起動命令乃至起動プログラムとすることもできる。
さらには、適切な更新コード情報を、情報センターのデータベースから業務プログラムの起動プログラムを取得するためのパスワードコードとすることもできる。例えば、業務用携帯端末Bが情報センターにアクセスし、更新コード情報を送信することにより、業務プログラムの起動プログラムを取得してメモリに記憶しておき、業務プログラムを起動させる際、メモリに記憶されている起動プログラムを読み出して業務プログラムを起動させるようにすることもできる。
(業務プログラム)
業務用携帯端末の業務プログラムとは、業務の遂行に使用するプログラムを意味し、その内容は任意である。メール便サービスで言えば、例えば配達情報(配達完了情報および持ち戻り情報)の入力及びその記憶、配達識別情報の入力及びその記憶などを実行するためのプログラムなどである。
なお、業務用携帯端末の動作は、格納しているプログラムによって実現されるものであるから、本明細書の説明において、プログラムについての記載がなくても、端末の動作について説明していれば、その動作を実現するためのプログラムを端末は備えている。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明が以下に説明する実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
本実施例は、主として、メール便サービスを専門業務とする「メール便配達担当者」と、このメール便配達担当者の自宅や宅配拠点等に配達物を届ける「メール便引渡担当者」との間の配達物の引継ぎ(受け渡し)を管理するためのものであり、メール便引渡担当者(第1の担当者)が携帯する業務用携帯端末Aと、メール便配達担当者(第2の担当者)が携帯する業務用携帯端末Bとを用いた業務引継方法である。
但し、本発明の業務引継ぎ方法は、メール便サービスや宅配サービスなどの業務の引継ぎに限定されるものでもないし、まして配達物の引継ぎに限定されるものでもない。
本実施例の業務用携帯端末A、Bは、メール便サービス及び配達サービス業務以外の利用、例えば私的な通話や私的なメール、個人的な目的によるインターネット通信などにも利用することは可能であるが、専らメール便サービス及び配達サービス業務に用いることが契約上約束された端末であり、本例の場合、原則として、配達業務開始時又は業務時間スタート時に電源をONとし、配達業務終了時又は業務時間経過時に電源をOFFとするように約束されるものである。
(業務用携帯端末A)
業務用携帯端末Aは、一般的な携帯電話機に、更新コード情報発行手段(A−1)を搭載した携帯端末である。
更新コード発行手段(A−1)は、図1に示すように、時計部等から現在の時刻情報を取得し、この時刻情報を暗号化した上で、コード情報に変換して更新コード情報を作成(発行)し、メモリに記憶する共に、発行された更新コード情報をモニタに表示する内容(図2参照)のプログラムである。なお、暗号化は必ずしもしなくてもよい。
この際、コード情報は、1次元コード情報、2次元コード情報、カラーコード情報のいずれでもよいが、情報量の多さと価格の点から2次元コード情報が好ましい。2次元コード情報としては、例えばQRコード(株式会社デンソーウェーブの登録商標、JIS X 0510)などを挙げることができる。
一般的な携帯電話機が備えている機能を実現する手段としては、例えば時計部、操作部、モニタ、スピーカ、マイク、送信部、受信部、メモリおよび制御部などを挙げることができる。但し、これらに限定されるものではない。
時計部は、現在の時刻を計測し、問い合わせに応じてその時の時刻情報を送信する機能を備え、操作部は、ユーザの操作によって示される入力を受け付ける機能を備え、モニタは、制御部の制御に基づいて種々の表示を行う機能を備えており、更新コード情報を表示することができる(図2参照)。
また、スピーカは、種々の音を出力する機能を備え、マイクは、ユーザの音声を受け付ける機能を備え、送信部は、種々の情報を送信させる機能を備えている。例えば、マイクが受け付けたユーザの音声を示す音声情報や、メモリに記憶されている各種情報を送信することができる。また、受信部は、種々の情報を受信する機能を備えている。例えば、供給される音声情報を受信し、受信した音声情報その他の情報を制御部乃至メモリに供給することができる。
制御部は、受信部から供給された音声情報によって示される音声をスピーカから出力させる機能と共に、メモリに記録されているプログラムを読み取り、読み取ったプログラムを実現させる機能を備えている。
メモリは、端末識別情報、その他の情報のほか、通信機能、メール送信機能、およびインターネット通信機能などの一般的な携帯電話機の動作を実現するプログラムのほか、少なくとも更新コード発行手段(A−1)などを記憶している。
(業務用携帯端末B)
業務用携帯端末Bは、一般的な携帯電話機に、更新コード情報の読み取り手段としてのカメラ部を搭載すると共に、メール便サービス業務に使用する業務プログラム(B−1)、カメラ部でコード情報を撮像するプログラム(B−2)、さらには、カメラ部が撮像した画像データからコード情報を読み取り解析し、読み取った更新コード情報が適切なものであるかどうか判定し、適切であると判定された場合に業務プログラムを起動可能なステータスとするプログラム(B−3)を備えている。
一般的な携帯電話機が備えている機能を実現する手段としては、上記の業務用携帯端末Aと同様である。
カメラ部は、携帯電話機のモニタに表示される更新コード情報を読み取ることができる感度を備えたものであればよい。
業務プログラム(B−1)としては、例えば、配達情報(配達完了若しくは持ち戻り)の入力に使用するプログラムや、入力された配達情報を配達物識別番号および時刻情報などと関連付けて記憶するプログラムなどを挙げることができる。
プログラム(B−2)は、カメラ部の撮像対象をコード情報に設定すると共に、プログラム(B−3)を起動させる内容のプログラムである。
本実施例では、図3に示すように、パスワードの入力画面でパスワードを入力し、個人番号入力画面で個人番号を入力すると、コード情報撮像画面に遷移し、読取ボタン(図の◎)を押すとカメラ部がコード情報を撮像し、同時にプログラム(B−3)を起動させるようにプログラムされている。
但し、このようなプログラム内容に限定される訳ではない。例えばカメラ部の撮像対象選択画面を設け、「コード情報」及び「その他一般」を選択できるようにするなど、プログラム(B−2)の内容、例えば画面設計などは任意である。
プログラム(B−3)は、プログラム(B−2)によって起動し、カメラ部でコード情報が撮像され読み取られると、図5に示すように、撮像された画像データをデータバッファに書き込み、このデータバッファからメモリへ画像データを転送し、画像データを解析してメモリに記憶させる。具体的には、例えば1面分の画像データを2値化したり、歪補正等の加工を施したり、必要部分の切り出しを行った後、デコード化及び復号化してメモリに記憶させる。そして、読み取った更新コード情報が含む時刻情報と現在の時刻情報とを照合し、その差が所定の時間以内であるかどうかを判定し、所定時間以内であると判定した場合に業務プログラムを起動可能なステータスとする内容のプログラムである。
この際、読み取った更新コード情報が含む時刻情報と照合する「現在の時刻情報」は、時計部に問い合わせて取得するようにしてもよいし、また、GPS衛星或いは所定の基地局に問い合わせて取得するようにしてもよい。
また、読み取った更新コード情報が含む時刻情報と現在の時刻情報との差がどれ程であれば適切であると判定するかは適宜設定可能であるが、設定時間が短時間過ぎると(例えば0.1秒)、操作が極めて難しく実現不可能となる。また、設定時間が長過ぎても(例えば1時間)、引継ぎ時に対面状態でなくても時間をずらして対面すれば、業務プログラムを起動させることができるようになるため、適切な時間設定をすることが大切である。目安としては、1秒〜30秒の間で設定するのが好ましい。
(業務引継方法)
以下、上記の業務用携帯端末A及びBを用いた業務引継方法について説明する。
メール便配達担当者(第2の担当者)は、メール便サービスの業務を実施するため、すなわち業務用携帯端末Bの業務プログラムを起動させるには、業務を引継ぐ際に、すなわち配達物を受け取る際に、次のようにしてメール便引渡担当者(第1の担当者)から業務を引継ぐ必要がある。
(第1ステップ)
メール便引渡担当者(第1の担当者)は、業務を引継ぐ際、すなわちメール便配達担当者の自宅や宅配拠点等に配達物を届ける際、業務用携帯端末Aのモニタにおいて、更新コード情報発行手段(A−1)の起動ボタンをクリックして更新コード情報発行手段(A−1)を起動させる。すると、更新コード発行手段(A−1)が起動して、図1に示すように、時計部から現在の時刻情報を取得し、この時刻情報を暗号化した上で、コード情報に変換して更新コード情報を作成(発行)し、メモリに記憶する共に、発行された更新コード情報をモニタに表示する(図2参照)。
(第2ステップ)
メール便配達担当者(第2の担当者)は、配達物を引継ぐ際、すなわちメール便引渡担当者から配達物を受け取る際、図3に示すように、業務用携帯端末Bのモニタにおいて、パスワードの入力画面でパスワードを入力し、個人番号入力画面で個人番号を入力すると、コード情報撮像画面に遷移するから、ここで読取ボタン(図の◎)を押してコード情報を撮像する(図4参照)。するとプログラム(B−3)が起動して、図5に示すように、撮像された画像データはデータバッファに書き込まれた後メモリへ転送され、解析された後にメモリに記憶される。すなわち、必要部分の切り出しが行われた後、デコード化及び復号化されてメモリに記憶され、さらに読み取られた更新コード情報が含む時刻情報と現在の時刻情報とが照合され、その差が所定の時間以内であるかどうか判定され、所定時間以内であると判定された場合には、業務プログラム(B−1)は起動可能なステータスとなり、業務プログラムの選択画面に遷移し、各業務プログラムを実行することができる。他方、所定時間を超えていると判断された場合には、再び個人番号入力画面に遷移する。
本発明の実施例において、メール便引渡担当者(第1の担当者)が携帯する業務用携帯端末Aが備えている更新コード発行手段(A−1)による動作の流れを示した図である。 本発明の実施例において、メール便引渡担当者(第1の担当者)が携帯する業務用携帯端末Aの正面図であって、業務用携帯端末Aのモニタに更新コード情報が示された状態を示した図である。 本発明の実施例において、メール便配達担当者(第2の担当者)が携帯する業務用携帯端末Bのモニタにおいて、画面の遷移状態を示した図である。 本発明の実施例において、業務用携帯端末Aのモニタに表示された更新コード情報を、業務用携帯端末Bのカメラ部で撮像して読み込んだ状態を示した斜視図である。 本発明の実施例において、メール便配達担当者(第2の担当者)が携帯する業務用携帯端末Bが備えているプログラム(B−3)による動作の流れを示した図である。

Claims (2)

  1. 発行される毎に異なる内容に更新される更新コード情報を記憶することができる業務用携帯端末Aと、読み取り可能距離10m以内のコード情報読み取り手段を備えると共に、更新コード情報をコード情報読み取り手段によって読み取ることを起動条件として設定された業務プログラムを備えた業務用携帯端末Bを用いる業務引継方法であって、
    第1の担当者が携帯する業務用携帯端末Aが、発行される毎に異なる内容に更新される更新コード情報を記憶する第1ステップ、
    業務引継ぎの際、第2の担当者が携帯する業務用携帯端末Bが、業務用携帯端末Aに記憶されている更新コード情報を、コード情報読み取り手段によって読み取り、読み取った更新コード情報が適切なものであるかどうか判定し、適切であると判定した場合に業務プログラムを起動可能なステータスとする第2ステップ、
    を備えた業務引継ぎ方法。
  2. 第1ステップは、業務用携帯端末Aが、業務引継ぎの際その時の時刻情報をコード化して更新コード情報を作成して記憶するステップであり、
    第2ステップは、業務用携帯端末Bが、業務用携帯端末Aに記憶されている更新コード情報を、コード情報読み取り手段によって読み取り、読み取った更新コード情報に含まれる時刻情報と現在の時刻情報とを照合し、その差が所定時間以内であるかどうか判定し、所定時間以内であると判定した場合に業務プログラムを起動可能なステータスとするステップであることを特徴とする請求項1に記載の業務引継ぎ方法。
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