JP4937285B2 - コンクリート二次製品の製造方法及びそのコンクリート二次製品 - Google Patents

コンクリート二次製品の製造方法及びそのコンクリート二次製品 Download PDF

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Description

本発明は、コンクリート二次製品の製造方法及びそのコンクリート二次製品に関する。
コンクリートの構成材料のうち、コンクリートの強度発現に寄与する物質を生成する結合材には、通常、セメントが用いられるが、昨今、リサイクル促進の観点により、製鉄所や発電所から廃棄物として排出される高炉スラグ微粉末やフライアッシュを結合材として有効利用する試みがなされている。
高炉スラグ微粉末は、製鋼所において製鋼工程で、溶鉱炉で銑鉄と同時に生成する溶融状態の高炉スラグを水によって急冷し、これを乾燥・粉砕したもの、或いはこれにせっこうを添加したものであり、フライアッシュは、石炭火力発電所の微粉炭燃焼ボイラの燃焼ガスから集じん器で捕集される灰である。
ところで最近、かかる結合材として、上記とは異なる廃棄物である、加圧流動床式複合発電(Pressurized Fluidized Bed Combusion,PFBC)方式の石炭火力発電所から排出されるPFBC灰を利用したコンクリートが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平11−147747号公報
しかしながら、特許文献1に記載のコンクリートでは、PFBC灰をセメントの一部と代替して用いており、セメントの配合量の減少にともなって、作製されるコンクリートの圧縮強度が減少してしまう。
また、コンクリート二次製品は、コンクリートをコンクリート二次製品の型枠に打設して硬化させ、その後型枠から脱型することにより製造されるが、特許文献1には、打設から脱型までの期間を短縮する技術については、特に講じられていない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、PFBC灰とともに配合するセメントの量が少量であっても、その材料によって作製されるコンクリート二次製品に、適正な圧縮強度を発現させることができるとともに、製造過程において即時に脱型することが可能なコンクリート二次製品の製造方法及びそのコンクリート二次製品を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、コンクリート二次製品の製造方法であって、
結合材としてPFBC灰とセメントと高炉スラグ微粉末とを含み、前記結合材に占める前記セメントの含有率が40質量%であり、前記結合材に占める前記高炉スラグ微粉末の含有率が30質量%であるコンクリートを、スランプ値が実質的にゼロとなるように配合し、
前記配合したコンクリートを、前記コンクリート二次製品の成形用の型枠に打設し、
前記型枠に打設したコンクリートを締め固め、
前記コンクリートを養生することなく、前記締め固められたコンクリートの前記型枠を取り外し、
前記型枠が取り外されたコンクリートを少なくとも17時間蒸気養生することを特徴とする。
本発明に係るコンクリート二次製品の製造方法によれば、蒸気養生を行うことにより、PFBC灰とともに配合するセメントの結合材に占める含有率が、特許文献1に記載のコンクリートと比較して40質量%と少量であっても、コンクリート二次製品として適正な圧縮強度を発現させることができる。
これにより、セメントの材料費を削減できるとともに、セメント製造時に発生するCOを削減でき、環境負荷の低減に寄与する。
また、蒸気養生を行うことにより、コンクリートに早期に圧縮強度を発現させることができ、製造効率の向上を図ることができる。
本発明でいうスランプ値が実質的にゼロとは、フレッシュコンクリート(未固結状態のコンクリート)を、上端の内径が10cm、下端の内径が20cm、高さが30cmの鋼製中空のコーンにつめ、コーンを引き抜いた後に、頂面中央部が最初の高さからどのくらい下がるかの変位を測定するスランプ試験(JIS A 1101)において、当該変位が生じないことを意味する。
すなわち、本発明に係るコンクリート二次製品の製造方法によれば、材料をスランプ値が実質的にゼロとなるように配合することから、材料を型枠に打ち込み締め固めた後、直ぐに脱型しても、コンクリートは変形することなく、成形された形を留めて自立するので、コンクリートを脱型した状態で養生することができる。すなわち、一つの製品を成形するために必要な型枠の使用時間を短縮することができることから、生産性を向上させることができる。
また、前記蒸気養生を、少なくとも17時間行うことで、製造されるコンクリート二次製品の材齢7日時の圧縮強度を、積みブロックに要求される圧縮強度(22.5N/mm2)以上に発現させることができる。この圧縮強度は、JIS A 5371に規定される無筋コンクリート二次製品のブロック式擁壁類の積みブロックの設計基準強度である18N/mm2に、安全係数1.25を乗じたものである。
安全係数とは、コンクリート二次製品の圧縮強度はロットによってかなり変動するので、要求された設計基準強度に対してコンクリート二次製品の圧縮強度が過少とならないように保障するために用いるものである。
さらに、前記結合材として、前記PFBC灰及び前記セメントとともに、高炉スラグ微粉末をも用いることで、高炉スラグ微粉末はセメントのアルカリ成分を刺激剤として、水硬性を示す性質を持つ(潜在水硬性)ことから、結合材として、PFBC灰及びセメントとともに併用することができ、廃棄物の有効利用に寄与することができる。
また、本発明は、コンクリート二次製品の製造方法であって、
結合材としてPFBC灰とセメントと高炉スラグ微粉末とを含み、前記結合材に占める前記セメントの含有率が20〜30質量%であり、前記結合材に占める前記高炉スラグ微粉末の含有率が30質量%であるコンクリートを、スランプ値が実質的にゼロとなるように配合し、
前記配合したコンクリートを、前記コンクリート二次製品の成形用の型枠に打設し、
前記型枠に打設したコンクリートを締め固め、
前記コンクリートを養生することなく、前記締め固められたコンクリートの前記型枠を取り外し、
前記型枠が取り外されたコンクリートを少なくとも24時間前養生し、その後、少なくとも24時間蒸気養生することを特徴とする。
この構成によれば、製造されるコンクリート二次製品の材齢7日時の圧縮強度を、上記積みブロックに要求される圧縮強度(22.5N/mm)以上に発現させることができる。
本発明は、コンクリート二次製品であって、
結合材としてPFBC灰とセメントと高炉スラグ微粉末とを含み、前記結合材に占める前記セメントの含有率が40質量%であり、前記結合材に占める前記高炉スラグ微粉末の含有率が30質量%であるコンクリートを、スランプ値が実質的にゼロとなるように配合し、
前記配合したコンクリートを、前記コンクリート二次製品の成形用の型枠に打設し、
前記型枠に打設したコンクリートを締め固め、
前記コンクリートを養生することなく、前記締め固められたコンクリートの前記型枠を取り外し、
前記型枠が取り外されたコンクリートを少なくとも17時間蒸気養生してなることを特徴とする。
また、本発明は、コンクリート二次製品であって、
結合材としてPFBC灰とセメントと高炉スラグ微粉末とを含み、前記結合材に占める前記セメントの含有率が20〜30質量%であり、前記結合材に占める前記高炉スラグ微粉末の含有率が30質量%であるコンクリートを、スランプ値が実質的にゼロとなるように配合し、
前記配合したコンクリートを、前記コンクリート二次製品の成形用の型枠に打設し、
前記型枠に打設したコンクリートを締め固め、
前記コンクリートを養生することなく、前記締め固められたコンクリートの前記型枠を取り外し、
前記型枠が取り外されたコンクリートを少なくとも24時間前養生し、その後、少なくとも24時間蒸気養生してなることを特徴とする。
本発明によれば、PFBC灰とともに配合するセメントの量が少量であっても、その材料によって作製されるコンクリート二次製品に、適正な圧縮強度を発現させることができるとともに、製造過程において即時に脱型することが可能なコンクリート二次製品の製造方法及びそのコンクリート二次製品を提供できる。
本実施形態に係るコンクリート二次製品の製造工程を示す工程図である。 養生工程S60の蒸気加熱による温度履歴を示すグラフである。 本検討に用いたコンクリート供試体の材料の仕様を示す表である。 本検討に用いたコンクリート供試体の材料の配合条件を示す表である。 養生条件1を示す温度履歴のグラフと、養生条件1により作製された供試体の所定材齢時における圧縮強度の測定結果をまとめた表である。 養生条件2を示す温度履歴のグラフと、養生条件2により作製された供試体の所定材齢時における圧縮強度の測定結果をまとめた表である。 養生条件3を示す温度履歴のグラフと、養生条件3により作製された供試体の所定材齢時における圧縮強度の測定結果をまとめた表である。 養生条件4を示す温度履歴のグラフと、養生条件4により作製された供試体の所定材齢時における圧縮強度の測定結果をまとめた表である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るコンクリート二次製品の製造工程を示す工程図である。ここでいうコンクリート二次製品とは、工場の製造設備により製造される部材・製品を意味し、例えば、例えば、ブロック類、まくら木、又は無筋コンクリート管等が挙げられる。
図1に示すように、コンクリート二次製品は、材料の計量工程S10、練混ぜ工程S20、打込み工程S30、締固め工程S40、脱型工程S50、及び養生工程S60を実施することにより製造される。
材料の計量工程S10では、コンクリート二次製品の種類や形状・寸法により、細骨材、粗骨材、水及び結合材を適宜調合する。
粗骨材とは、5mm網ふるいに質量で85%以上とどまる骨材をいうが、砕石、人工骨材など、特に限定されない。また、細骨材とは、10mm網ふるいを全部通り、5mm網ふるいを質量で85%以上通る骨材をいうが、川砂、砕砂など、特に限定されない。
なお、結合材は、コンクリートの構成材料のうち、コンクリートの強度発現に寄与する物質を生成するものであって、本実施形態では、PFBC灰、高炉スラグ微粉末、及びセメントを用いる。
PFBC灰は、加圧流動床式複合発電(Pressurized Fluidized Bed Combusion,PFBC)方式の石炭火力発電所から排出される灰であり、高炉スラグ微粉末は、溶鉱炉で銑鉄と同時に生成する溶融状態の高炉スラグを水によって急冷し、これを乾燥・粉砕したものである。
セメントとしては、用途に応じて種類を用いることができ、例えば、普通ポルトランドセメント、早強セメント、中庸熱セメントが挙げられる。
そして、これらコンクリートの構成材料を、実質的にゼロスランプになるように配合する。ゼロスランプとは、スランプ試験による変位量(スランプ値)が0cmとなることをいう。スランプ試験とは、フレッシュコンクリートを、上端の内径が10cm、下端の内径が20cm、高さが30cmの鋼製中空のコーンにつめ、コーンを引き抜いた後に、頂面中央部が最初の高さからどのくらい下がるかの変位を測定する試験である(JIS A 1101)。したがって、ゼロスランプとは、コーンを引き抜き後でもコンクリートがその形を留めて自立し、変形しないことを意味する。
具体的な配合条件として、例えば、水結合材比を40質量%以下、及び全骨材量に対する細骨材量の絶対容積比を表す細骨材率を50%以上にする。ここで、水結合材比とは、水と結合材とのフレッシュコンクリート組成物中の比である。
また、結合材に占めるセメントの含有率を20〜40質量%とする。
また、結合材に占める高炉スラグ微粉末の含有率を30質量%とすることが好ましい。高炉スラグ微粉末はセメントのアルカリ成分を刺激剤として、水硬性を示す性質を持つ(潜在水硬性)ことから、結合材として、PFBC灰及びセメントとともに併用することができる。
なお、コンクリート二次製品の材料として混和剤を含んでもよく、例えば高性能減水剤を用いる。高性能減水剤とは、例えば、ポリカルボン酸系、ナフタリン系、メラミン系及びアミノスルホン酸系の界面活性剤を主成分とする混和剤であり、高い減水性能及び良好なスランプ保持性能をコンクリートに与えるために用いる。
練混ぜ工程S20では、配合された材料を、良質なコンクリートを得るために均一に練り混ぜる。練混ぜには、例えば上記のような富配合の超硬練りコンクリートの練混ぜに適した強制練りミキサを用いる。
打込み工程S30では、練混ぜ工程S20で練り混ぜられたコンクリートを型枠へ打設する。型枠には、製造中に振動、圧力及び熱等が繰り返し作用しても、堅固で、形状及び寸法に狂いの生じない材質からなるものが望まれ、例えば、鋼製型枠を用いる。また、型枠は、この後の工程(S40)を実施するため用いられる成形機に取り付け可能であることが好ましい。型枠へのコンクリートの打ち込みは、例えば、ホッパー、コンクリートポンプ、又は自動給材機などを用いて行う。
締固め工程S40は、型枠に打ち込まれたコンクリートを、振動或いは加圧、又はこれらを併用して型枠内の隅々まで充填し、かつコンクリートが密実になるようするための処理であり、例えば、打込み工程S30でコンクリートを打ち込まれた型枠が取り付け可能な振動機、加圧成形機、遠心成形機、又は突固め機等を用いて行う。
脱型工程S50では、コンクリートをS40で締め固めた後、直ぐに(例えば、5秒程度後)に型枠を取り外す。上述のように、コンクリートがゼロスランプになるように材料が配合されているので、直ぐに型枠を取り外してもコンクリートは脱型後に変形することはない。
養生工程S60では、脱型後のコンクリートを、蒸気により加熱することにより硬化を促進させる。具体的には、脱型されたコンクリートを、ボイラで発生させた蒸気が供給される養生室に設置して、所定時間養生させる。
図2は、養生工程S60の蒸気加熱による温度履歴を示すグラフである。
図2に示すように、養生は、前養生期間、温度上昇期間、等温養生期間、徐冷期間のサイクルで行われる。
かかる養生については、急激に加熱したり、最高温度を高くとりすぎたり、急冷したりすることにより、ひび割れの発生や発現強度の低下などまねくことがあるため、コンクリート標準示方書[施工編]により、(1)成型後、養生室に入れ温度を均等に上昇させる、(2)練り混ぜ後2〜3時間以上前養生期間を置きその後加熱する、(3)温度上昇期間では温度上昇速度は20℃/h程度とする、(4)等温養生期間では最高温度を65℃とする、(5)徐冷期間では徐々に温度を下げ室温と大差がなくなって製品を取り出す、等が記載されている。
なお、本実施形態のコンクリート二次製品の製造方法では、結合材に占めるセメントの含有率によって養生条件を変更することが好ましい。
例えば、結合材に占めるセメントの含有率が40質量%である場合、温度上昇期間と等温養生期間との合計期間(以下、蒸気養生期間という)を、少なくとも17時間行うこととし、また、結合材に占めるセメントの含有率が20〜30質量%である場合、蒸気養生前に、少なくとも24時間の前養生を行い、その後蒸気養生を少なくとも24時間行うことが好ましい。
そしてこのように養生を行った後、養生室から蒸気養生後のコンクリートを取り出すことにより、コンクリート二次製品として適正な圧縮強度を有するものが製造される。なお蒸気養生後、必要に応じて後養生してもよい。
次に、上記コンクリート二次製品の製造方法の条件を設定するにあたり、コンクリートの配合や養生条件を変更してコンクリート供試体を複数作製し、それら供試体について圧縮強度を測定することにより検討したので、以下にその詳細を説明する。
図3は、本検討に用いたコンクリート供試体の材料の仕様を示す表である。
図3に示すように、コンクリート二次製品の材料として、水(W)、セメント(C)、PFBC灰(P)、高炉スラグ微粉末(BF)、細骨材(S及びBS)、粗骨材(G1及びG2)、及び混和剤として高性能減水剤(SP1)を用いた。
図4は、本検討に用いたコンクリート供試体の材料の配合条件を示す表である。
図4に示すように、本検討では6種類の配合(配合条件1〜6)のコンクリート供試体を作製した。
これら全配合(配合条件1〜6)は、共通して、結合材(B)に対する水(W)の質量比である水結合材比(W/B)を30%、全骨材量(a)に対する細骨材量(s)の絶対容積比を表す細骨材率(s/a)を57%、結合材(B)に占める高炉スラグ微粉末(BF)の含有率(BF/B)を30%、コンクリート1mを作るときに用いる水の使用量を90kg/mとした。
また、結合材(B)のうち高炉スラグ微粉末(BF)の配合量は、各配合条件とも同量(90g/m)になるように配合した。
また、細骨材(S)、細骨材(BS)、粗骨材(G1)、粗骨材(G2)についても、各配合条件ともほぼ同程度の割合(S:752〜759kg/m,BS:346〜349kg/m,G1:338〜341kg/m,G2:507〜512kg/m)になるように調整した。
一方、結合材(B)中のPFBC灰(P)及びセメント(C)の量は、各配合条件によって変更した。具体的には、結合材(B)に占めるセメント(C)の含有率を、配合条件1では3.5質量%(11kg/m)、配合条件2では7質量%(21kg/m)、配合条件3では10質量%(30kg/m)、配合条件4では20質量%(60kg/m)、配合条件5では30質量%(90kg/m)、配合条件6では40質量%(120kg/m)になるようにした。なおここで、各配合条件ともに結合材(B)は、同量(300kg/m)になるように調整した。すなわち、結合材(B)に占めるセメント(C)の含有率が増加にともない、結合材(B)に占めるPFBC灰(P)の含有率が減少する配合になる。
また、各配合条件では、フレッシュ状態のコンクリートがゼロスランプになるようにするため、補助的に高性能減水剤(SP1)を添加している。
以上の配合条件1〜6からなる材料は、先ず、骨材(a)と結合材(B)とを30秒間空練りした後、その空練りしたものに、あらかじめ混和剤を加えた水を投入して4分間練混ぜを行った。その後、練り混ぜた材料を型枠に打設し、棒形振動機で締固めを行った。なお、型枠には、コンクリートの圧縮強度測定用の供試体として規定される形状(Φ100×200mm)のものを用いた。
このようにして型枠に打設された各配合条件のコンクリートを、その打設後5秒程度で直ぐに型枠から脱型し、その後養生室に設置して蒸気養生をおこなうことにより、供試体を作製した。なお、上記コンクリート供試体の作製は、JIS A 1132に準拠して行った。
そして、これらの供試体に対し、所定材齢時において圧縮強度を測定した(JIS A 1108)。
図5〜図8は、養生条件を示す温度履歴のグラフと、その養生条件により作製された供試体の所定材齢時における圧縮強度の測定結果をまとめた表である。図5〜図8に示すように、供試体を作製するにあたり、4種類の異なる養生条件(養生条件1〜4)で養生を行った。
養生条件1(図5のグラフ参照)では、配合条件1及び配合条件2からなる供試体を、前養生期間を設けることなく、温度上昇速度を22.5℃/hで20℃から65℃まで室温を上昇させ(経過時間:0〜2時間)、その後その室温にて6時間等温で養生し(経過時間:2〜8時間)、その後自然放冷した。すなわち、養生条件1では、前養生を行っておらず(0時間)、蒸気養生を8時間行っている。
養生条件2(図6のグラフ参照)は、養生条件1における蒸気養生期間を延長した場合であり、具体的には、前養生期間を設けることなく、温度上昇速度を22.5℃/hで20℃から65℃まで室温を上昇させ(経過時間:0〜2時間)、その後その室温にて19時間等温で養生し(経過時間:2〜21時間)、その後自然放冷した。すなわち、養生条件2では、前養生を行っておらず(0時間)、蒸気養生を21時間行っている。
養生条件3(図7のグラフ参照)では、配合条件3〜6からなる供試体を、20℃で前養生期間を4時間とり(経過時間:0〜4時間)、その後温度上昇速度を22.5℃/hで65℃まで室温を上昇させ(経過時間:4〜6時間)、その後その室温で15時間等温で養生し(経過時間:6〜21時間)、その後自然放冷した。すなわち、養生条件3では、前養生を4時間、蒸気養生を17時間行っている。
養生条件4は、配合条件4及び配合条件5からなる供試体を、養生条件3における前養生期間と蒸気養生期間とを延長して養生した場合であり、具体的には、20℃で前養生期間を24時間とり(経過時間:0〜24時間)、その後温度上昇速度を22.5℃/hで65℃まで室温を上昇させ(経過時間:24〜26時間)、その後その室温にて22時間等温で養生し(経過時間:26〜48時間)、その後自然放冷した(図8のグラフ参照)。すなわち、養生条件4では、前養生を24時間、蒸気養生を24時間行っている。
養生条件1〜4で作製された供試体の圧縮強度の測定結果によれば、同じ配合条件からなる供試体を養生する場合、蒸気養生の期間が長いほど、作製された供試体の圧縮強度が、いずれの材齢時においても向上していることがわかる。特に、脱型時における圧縮強度にその差が顕著に現れており、蒸気養生期間の延長によりコンクリートが早期に圧縮強度を発現している。
また、配合条件のうち、結合材(B)に占めるセメント(C)の含有率が高いものほど、作製された供試体の圧縮強度が向上している。
さらに、養生条件のうち、前養生期間を長くしたものほど作製された供試体の圧縮強度が向上している。
コンクリート二次製品は製造するうえで、一般に、(i)型枠に打設後1日で脱型可能であること、(ii)脱型時の圧縮強度が10N/mm以上あること、(iii)材齢7日時(製品出荷時)における圧縮強度が、要求された設計基準強度に安全係数を乗じた値以上を有すること等の条件が必要とされている。
安全係数とは、コンクリート二次製品の圧縮強度はロットによってかなり変動するので、要求された設計基準強度に対してコンクリート二次製品の圧縮強度が過少とならないように保障するために用いるものである。
(iii)の条件については、例えばブロック式擁壁類の積みブロックの無筋コンクリート二次製品に適用する場合、材齢7日時における圧縮強度が22.5N/mm以上であることが要求される。この圧縮強度は、JIS A 5371に規定される無筋コンクリート二次製品の境界ブロックの設計基準強度である18N/mmに、安全係数1.25を乗じたものである。
上記コンクリート二次製品を製造するうえで要求される条件を踏まえ、測定結果をみると、上記(i)〜(iii)の条件を満たすものは、養生条件3で養生を行った供試体のうち、配合条件6からなる供試体と、養生条件4で養生を行った供試体のうち、配合条件4及び配合条件5からなる供試体である。
このように、PFBC灰(P)とともに配合するセメント(C)の結合材(B)に占める含有率が20〜40質量%を有するコンクリートを、所定の条件で蒸気養生を行うことにより、コンクリート二次製品として適正な圧縮強度を発現させることが可能であることを確認できた。
以上、本実施形態に係るコンクリート二次製品の製造方法によれば、製造過程で蒸気養生を行うことにより、PFBC灰とともに配合するセメントの結合材に占める含有率が、特許文献1に記載のコンクリートと比べて20〜40質量%と少量であっても、コンクリート二次製品として適正な圧縮強度を発現させることができる。
具体的には、結合材に占めるセメントの含有率が40質量%である場合、蒸気養生を、少なくとも17時間行うことにより、製造されるコンクリート二次製品の材齢7日時の圧縮強度を22.5N/mm以上に発現させることができる。
また、結合材に占めるセメントの含有率が20〜30質量%である場合、蒸気養生前に、少なくとも24時間の前養生を行い、その後蒸気養生を少なくとも24時間行うことにより、製造されるコンクリート二次製品の材齢7日時の圧縮強度を22.5N/mm以上に発現させることができる。
これにより、セメントの材料費を削減できるとともに、セメント製造時に発生するCOを削減でき、環境負荷の低減に寄与する。
また、蒸気養生を行うことにより、コンクリートに早期に圧縮強度を発現させることができるので、製造効率の向上を図ることができる。
本実施形態に係るコンクリート二次製品の製造方法によれば、材料をスランプ値が実質的にゼロとなるように配合することから、材料を型枠に打ち込み締め固めた後、直ぐに脱型しても、コンクリートは変形することなく、成形された形を留めて自立するので、コンクリートを脱型した状態で養生することができる。すなわち、一つの製品を成形するために必要な型枠の使用時間を短縮することができることから、生産性を向上させることができる。
また、本実施形態に係るコンクリート二次製品の製造方法によれば、結合材として、PFBC灰及びセメントとともに、高炉スラグ微粉末を含むので、PFBC灰とともに廃棄物の有効利用に寄与することができる。
S10 材料の計量工程
S20 練混ぜ工程
S30 打込み工程
S40 締固め工程
S50 脱型工程
S60 養生工程

Claims (4)

  1. コンクリート二次製品の製造方法であって、
    結合材としてPFBC灰とセメントと高炉スラグ微粉末とを含み、前記結合材に占める前記セメントの含有率が40質量%であり、前記結合材に占める前記高炉スラグ微粉末の含有率が30質量%であるコンクリートを、スランプ値が実質的にゼロとなるように配合し、
    前記配合したコンクリートを、前記コンクリート二次製品の成形用の型枠に打設し、
    前記型枠に打設したコンクリートを締め固め、
    前記コンクリートを養生することなく、前記締め固められたコンクリートの前記型枠を取り外し、
    前記型枠が取り外されたコンクリートを少なくとも17時間蒸気養生することを特徴とするコンクリート二次製品の製造方法。
  2. コンクリート二次製品の製造方法であって、
    結合材としてPFBC灰とセメントと高炉スラグ微粉末とを含み、前記結合材に占める前記セメントの含有率が20〜30質量%であり、前記結合材に占める前記高炉スラグ微粉末の含有率が30質量%であるコンクリートを、スランプ値が実質的にゼロとなるように配合し、
    前記配合したコンクリートを、前記コンクリート二次製品の成形用の型枠に打設し、
    前記型枠に打設したコンクリートを締め固め、
    前記コンクリートを養生することなく、前記締め固められたコンクリートの前記型枠を取り外し、
    前記型枠が取り外されたコンクリートを少なくとも24時間前養生し、その後、少なくとも24時間蒸気養生することを特徴とするコンクリート二次製品の製造方法。
  3. コンクリート二次製品であって、
    結合材としてPFBC灰とセメントと高炉スラグ微粉末とを含み、前記結合材に占める前記セメントの含有率が40質量%であり、前記結合材に占める前記高炉スラグ微粉末の含有率が30質量%であるコンクリートを、スランプ値が実質的にゼロとなるように配合し、
    前記配合したコンクリートを、前記コンクリート二次製品の成形用の型枠に打設し、
    前記型枠に打設したコンクリートを締め固め、
    前記コンクリートを養生することなく、前記締め固められたコンクリートの前記型枠を取り外し、
    前記型枠が取り外されたコンクリートを少なくとも17時間蒸気養生してなることを特徴とするコンクリート二次製品。
  4. コンクリート二次製品であって、
    結合材としてPFBC灰とセメントと高炉スラグ微粉末とを含み、前記結合材に占める前記セメントの含有率が20〜30質量%であり、前記結合材に占める前記高炉スラグ微粉末の含有率が30質量%であるコンクリートを、スランプ値が実質的にゼロとなるように配合し、
    前記配合したコンクリートを、前記コンクリート二次製品の成形用の型枠に打設し、
    前記型枠に打設したコンクリートを締め固め、
    前記コンクリートを養生することなく、前記締め固められたコンクリートの前記型枠を取り外し、
    前記型枠が取り外されたコンクリートを少なくとも24時間前養生し、その後、少なくとも24時間蒸気養生してなることを特徴とするコンクリート二次製品。
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