JP4936972B2 - ストライク穴調整機構 - Google Patents

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Description

本発明は、扉開閉端から突出される錠ボルトの側部衝止位置が左右方向(扉厚み方向)に調整可能となるストライク穴調整機構に関する。
扉は、扉開閉端から突出させたラッチボルト(デッドボルト兼用のものも含む)、デッドボルト、又はグレモン錠係止杆、或いはこれらを適宜組み合わせた施錠係止手段(以下、「錠ボルト」と言う)を、扉枠又は両開き扉の他の扉(以下、「非開閉体」と言う。)に係止して閉扉、施錠を可能とする。錠ボルトは、扉開閉端から突出され、非開閉体に固定したストライク板の開口穴であるストライク穴に進入することで、錠ボルト側部がストライク穴の衝止縁に当接して扉を開放不能に施錠する。
この種の施錠構造では、扉枠と扉との建て付けや、施錠装置の施工・製造誤差により、錠ボルトと衝止縁との間に隙間が生じ、その結果、風や振動によって扉にガタツキの生じる場合がある。このような不具合を解消したものに、例えば特許文献1に開示される調整式ストライクがある。この調整式ストライクは、調整用のねじをドライバ等の工具で回すだけで、錠ボルトに対する係合部(衝止縁)を有する内ケースの水平方向の位置を容易に調整でき、扉のガタツキを無くすように構成されている。
特開平10−102839号公報
しかしながら、上記した従来の調整式ストライクに採用されているストライク穴調整機構は、調整ねじの頭部に工具係着部を設け、その工具係着部を内ケース内に露出させているため、扉の開放時に、ストライク板を固定する螺合手段(ネジ)、調整ねじ等の多数のネジ類が表出し、見栄えを低下させる問題があった。また、扉の開放時に工具係着部(調整部)が表出することで、調整ねじが悪戯されることもあった。さらに、工具係着部を悪意で操作して扉にガタツキを生じさせれば、不正な施錠解除も可能となり、防犯性を低下させる虞もあった。また、錠ボルトに対する係合部を有する内ケースが板金部材等により箱状に形成されるため、錠ボルトの衝止強度を十分に高めることが困難であり、防犯性を低下させる要因ともなった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、扉の開放時に、ストライク板表面やトロヨケ凹部に、調整材が表出しないとともに、錠ボルトの衝止強度が高められるストライク穴調整機構を提供し、もって、見栄えの向上、調整部の悪戯防止、防犯性の向上を図ることを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のストライク穴調整機構は、扉が13取り付けられる開口枠11の縦の枠23に固定され前記扉13から突出される錠ボルト21の進入空間43を有したトロヨケ41と、
該トロヨケ41を覆って固定され前記進入空間43の一部分を開口させる開口穴31を穿設したストライク板25と、
前記進入空間43に、前記扉13の厚みT方向に移動自在に収容されることで前記錠ボルト21との衝止面53が前記開口穴31で変位する調整ブロック33と、
前記トロヨケ41に、前記扉13の厚みT方向に複数並設され前記ストライク板25に覆われたトロヨケ側位置決め穴55と、
前記調整ブロック33に、前記扉13の厚みT方向に複数並設されそれぞれが該トロヨケ側位置決め穴55の任意の1つと一致可能となったブロック側貫通穴63と、
前記トロヨケ側位置決め穴55及び該ブロック側貫通穴63に挿通されて前記調整ブロック33の移動を規制するとともに挿通後端の頭部49aが前記ストライク板25に覆われる位置規制ピン49と、
を具備したことを特徴とする。
このストライク穴調整機構では、扉13の開放時に、ストライク板表面やトロヨケ凹部に、位置規制ピン49の頭部49a(調整部)が表出しない。また、衝止面53が調整ブロック33に形成され、錠ボルト21の衝止強度が高められる。
請求項2記載のストライク穴調整機構は、前記トロヨケ側位置決め穴55及び該ブロック側貫通穴63が、前記開口穴31を挟み上下一対ずつ設けられたことを特徴とする。
このストライク穴調整機構では、調整ブロック33が上下両端で位置固定・位置固定解除可能となり、調整ブロック33の固定強度が高められるとともに、調整ブロック33の上下端が位置規制ピン49の抜脱によって自由端となり移動が容易となる。
請求項3記載のストライク穴調整機構は、隣接する少なくとも2つの前記トロヨケ側位置決め穴55が上下で重なり且つ横に偏芯したダルマ形状で形成され、
前記ブロック側貫通穴63が、前記ダルマ形状の上下長に長さが等しい上下方向の長穴で形成されたことを特徴とする。
このストライク穴調整機構では、トロヨケ側位置決め穴55を重ねない場合に比べ、トロヨケ側位置決め穴55の配設上下長が短縮可能となる。また、上下いずれのトロヨケ側位置決め穴55に挿通した位置規制ピン49も長穴に挿通可能となる。
請求項4記載のストライク穴調整機構は、前記トロヨケ側位置決め穴55が前記位置規制ピン49の挿通後端の頭部49aと略同一径で形成され、
前記ブロック側貫通穴63が該頭部49aより小径な前記位置規制ピン49軸部の径と同等な径に形成されたことを特徴とする。
このストライク穴調整機構では、位置規制ピン49の頭部49aがブロック側貫通穴63に当接してそれ以上の進入が防止されるとともに、その頭部49aがトロヨケ側位置決め穴55の内周に当接して移動規制される。また、頭部49aの厚みが、トロヨケ側位置決め穴55の穿設部42と同一厚に設定されれば、頭部49aが当該穿設部42の厚み内に収容可能となる。
請求項5記載のストライク穴調整機構は、前記衝止面53が調整ブロック33の移動方向両側の側面に形成され、且つ該調整ブロック33が、移動方向中央部を通る上下方向の仮想線を境に非線対称に形成されたことを特徴とする。
このストライク穴調整機構では、調整ブロック33を上下反転させて用いることで、衝止面53が異なる位置に変位する。
本発明に係る請求項1記載のストライク穴調整機構によれば、トロヨケの進入空間に移動自在に収容されることで衝止面がストライク板の開口穴で変位する調整ブロックと、ストライクに覆われたトロヨケ側位置決め穴と、それぞれがトロヨケ側位置決め穴の任意の1つと一致可能となったブロック側貫通穴と、トロヨケ側位置決め穴及びブロック側貫通穴に挿通されてストライク板に覆われる位置規制ピンとを備えたので、扉の開放時に、ストライク板表面やトロヨケ凹部に、位置規制ピンの頭部(調整部)が表出せず、見栄えを良くすることができる。また、調整部が悪戯されることも防止できる。さらに、調整部を悪意で操作して扉にガタツキを生じさせることが困難となるので、防犯性も向上させることができる。また、衝止面が調整ブロックに形成されるので、錠ボルトの衝止強度を高めることができ、これによっても防犯性を向上させることができる。
請求項2記載のストライク穴調整機構によれば、トロヨケ側位置決め穴及びブロック側貫通穴が、開口穴を挟み上下一対ずつ設けられたので、調整ブロックが上下両端で位置固定・位置固定解除でき、調整ブロックの固定強度を高めることができるとともに、調整ブロックの位置調整のための移動もスムースにすることができる。
請求項3記載のストライク穴調整機構によれば、隣接する少なくとも2つのトロヨケ側位置決め穴が上下で重なり且つ横に偏芯したダルマ形状で形成され、ブロック側貫通穴が、ダルマ形状の上下長に長さが等しい上下方向の長穴で形成されたので、トロヨケ側位置決め穴を重ねない場合に比べ上下長を短縮して部品のコンパクト化が可能になるとともに、上下いずれのトロヨケ側位置決め穴に挿通した位置規制ピンも長穴によって調整ブロックへ貫通させることができる。
請求項4記載のストライク穴調整機構によれば、トロヨケ側位置決め穴が位置規制ピンの挿通後端の頭部と略同一径で形成され、ブロック側貫通穴が頭部より小径に形成されたので、調整ブロックに挿通された位置規制ピンが頭部をブロック側貫通穴に当接してそれ以上の進入が防止されるとともに、その頭部がトロヨケ側位置決め穴の内周に当接して移動規制され、且つ頭部の厚みを、トロヨケ側位置決め穴の穿設部と同一厚とすることにより、頭部を当該穿設部の厚み内に収容するコンパクトな係止収容構造にて、ストライク板で覆うことができる。
請求項5記載のストライク穴調整機構によれば、衝止面が調整ブロックの移動方向両側の側面に形成され、且つ調整ブロックが、移動方向中央部を通る上下方向の仮想線を境に非線対称に形成されたので、調整ブロックを上下反転させて用いることで、衝止面を異なる位置に変位させて使用することができ、調整可能寸法を増やすことができる。
以下、本発明に係るストライク穴調整機構の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は扉と共に表した本発明に係るストライク穴調整機構の外観斜視図である。
扉13が取り付けられる建物の開口枠11の縦の枠23には後述のトロヨケ41(図2参照)を覆うストライク板25がビス27,27によって固定され、ストライク板には扉13から突出される錠ボルト21が進入する。本実施の形態に係るストライク穴調整機構100は、このストライク板25をカバー構成部材として有し、このストライク板25に主要部が覆われる。錠ボルト21は、扉13の木口15に、ビス19,19によって固定された錠箱フロントパネル17から突出され、係合面21aと傾斜面21bが形成されている。
図2はストライク穴調整機構の外観斜視図である。
枠縁に沿うストライク板25の縦辺部にはR曲げ部29が形成され、R曲げ部29は錠ボルト21の傾斜面21bと衝接する。ストライク板25には錠ボルト21の進入する開口穴31が形成される。開口穴31には後述する調整ブロック33が表出し、調整ブロック33は錠ボルト21の係合面21aが当たる後述の衝止面53(図3参照)を有する。なお、図2中、35はトロヨケ41の進入空間43(図3参照)を構成する内壁の一部分を表す。
図3は閉止状態の扉と共に表したストライク穴調整機構の水平断面図である。
開口枠11の縦の枠23には扉当たり部37が形成され、扉当たり部37はガスケット39を有する。扉13は、一方の面13aの周縁がこのガスケット39を介して扉当たり部37に当たる。扉13は、突出した錠ボルト21がトロヨケ41の進入空間43に進入して、係合面21aが調整ブロック33の衝止面53に当接することで閉止される。
なお、図3中、55a,55cは後述するトロヨケ側位置決め穴、63は後述するブロック側貫通穴、49は後述する位置規制ピン、49aは位置規制ピンの頭部、49bは位置規制ピンの軸部を表す。
図4は図3に示したストライク穴調整機構の分解斜視図、図5はストライク穴調整機構の正面視を(a)、そのA−A矢視を(b)で表した構成説明図である。
トロヨケ41には進入空間43の開口縁上下に鍔部42,42が張り出され、鍔部42,42は取付穴41a,貫通穴41bを有する。トロヨケ41は、鍔部42,42の取付穴41aに挿通される固定ネジ57によって縦の枠23に固定される。縦の枠23に固定されたトロヨケ41の表面側には、ストライク板25の貫通穴29a,29aを貫通し、貫通穴41bに挿通されるネジ27によって、更にストライク板25が覆うように取り付けられる。ストライク板25によって覆われたトロヨケ41は、進入空間43の一部分(中央部分)がストライク板25の開口穴31から露出されるようになっている。
進入空間43には調整ブロック33が収容され、調整ブロック33は扉13の厚み方向T(図5参照)に移動自在となる。調整ブロック33は、移動自在に収容されることで錠ボルト21との衝止面53が開口穴31で変位するようになっている。調整ブロック33は、ステンレス鋼、或いは滑り性を有し且つ硬質な合成樹脂材料からなる。
調整ブロック33には中央ブロック部59を挟む上下側に上下ブロック部61,61が連設され、上下ブロック61,61が進入空間43の天面と底面とに摺接して移動する。この上下ブロック部61,61にはブロック側貫通穴63が穿設され、ブロック側貫通穴63は、扉13の厚みT方向に複数並設された第1ブロック側貫通穴63a、第2ブロック側貫通穴63bとからなる。これら第1ブロック側貫通穴63a、第2ブロック側貫通穴63bは、後述する複数のトロヨケ側位置決め穴55の任意の1つと一致可能となっている。
調整ブロック33は、衝止面53(衝止面53a,53b)が移動方向両側の側面(中央ブロック部59の側面)に形成される。また、調整ブロック33は、移動方向中央部を通る上下方向の仮想線を境に左右が非線対称に形成されている。これにより、調整ブロック33を上下反転させて用いることで、衝止面53a,53bが異なる位置に変位する。つまり、両側の衝止面53a,53bを異なる位置に変位させて使用することができ、調整可能寸法を増やすことができるようになっている。
トロヨケ41の鍔部42,42にはトロヨケ側位置決め穴55が扉13の厚みT方向に複数並設されている。トロヨケ側位置決め穴55は、R曲げ部29側から第1トロヨケ側位置決め穴55a、第2トロヨケ側位置決め穴55b、第3トロヨケ側位置決め穴55c、第4トロヨケ側位置決め穴55dの順で配設されている。
本実施の形態では、隣接する少なくとも2つの第1トロヨケ側位置決め穴55aと第2トロヨケ側位置決め穴55b、また、第3トロヨケ側位置決め穴55cと第4トロヨケ側位置決め穴55dが、上下で重なり且つ横に偏芯したダルマ形状で形成されている。一方、第1ブロック側貫通穴63a、第2ブロック側貫通穴63bは、このダルマ形状の上下長に長さが等しい上下方向の長穴で形成されている。本実施の形態では、このように、隣接する少なくとも2つのトロヨケ側位置決め穴55a,55b、また、穴55c,55dが、上下で重なり且つ横に偏芯したダルマ形状で形成されるとともに、ブロック側貫通穴63が長穴で形成されたので、トロヨケ側位置決め穴55を重ねない場合に比べ上下長を短縮して部品(トロヨケ41)のコンパクト化が可能になるとともに、上下いずれのトロヨケ側位置決め穴55に挿通した位置規制ピン49も、長穴(第1ブロック側貫通穴63a、第2ブロック側貫通穴63b)によって調整ブロック33へ貫通させることができるようになっている。
また、トロヨケ41の進入空間43の底板には、トロヨケ側位置決め穴55に対応して同中心の位置とされる底板側位置決め穴56が穿設される。底板側位置決め穴56は、第1底板側位置決め穴56a、第2底板側位置決め穴56b、第3底板側位置決め穴56c、第4底板側位置決め穴56dからなり、トロヨケ側位置決め穴55より小径な位置規制ピン49の軸部49bの径と略同等となる径で形成されている。
また、トロヨケ側位置決め穴55及びブロック側貫通穴63は、開口穴31を挟み上下一対ずつ設けられている。したがって、調整ブロック33は、上下両端で位置固定・位置固定解除可能となり、固定強度が高められるとともに、調整ブロック33の上下端が位置規制ピン49の抜脱によって自由端となり移動が容易となる。これにより、位置調整のための移動がスムースに行えるようになっている。
位置規制ピン49は、トロヨケ側位置決め穴55及びブロック側貫通穴63に挿通されて、調整ブロック33の移動を規制するとともに、挿通後端の頭部49aがストライク板25に覆われる。位置規制ピン49は、頭部49aが軸部49bより大径に形成される。
また、トロヨケ側位置決め穴55は位置規制ピン49の頭部49aと略同一径で形成され、ブロック側貫通穴63は頭部49aより小径な軸部49bの径と同等に形成されている。つまり、位置規制ピン49の頭部49aがブロック側貫通穴63に当接してそれ以上の進入が防止されるとともに、その頭部49aがトロヨケ側位置決め穴55の内周に当接して移動規制される。また、頭部49aの厚みが、図例のようにトロヨケ側位置決め穴55の穿設部(鍔部42,42)と同一厚に設定されれば、頭部49aが鍔部42,42の厚み内に収容可能となる。これにより、頭部49aを鍔部42,42の厚み内に収容するコンパクトな係止収容構造にて、ストライク板25で覆うことができる。
次に、上記のように構成されたストライク穴調整機構の作用を説明する。
図6は調整ブロックと第1、第2トロヨケ側位置決め穴との固定状態を(a)(c)の正面視、そのB−B、C−C断面を(b)(d)で表した動作説明図である。
ストライク穴調整機構100では、図5に示すように、位置規制ピン49が第3トロヨケ側位置決め穴55cに挿通されることで、調整ブロック33の上下ブロック部61,61の側面に当接し、調整ブロック33の衝止面53aが開口穴31の右端に配置される。つまり、開口穴31が全開される。
ネジ27が外され、ストライク板25が除去された状態で、位置規制ピン49が抜かれ、図6(a)(b)に示すように、第1トロヨケ側位置決め穴55aと第1ブロック側貫通穴63a、図6(c)(d)に示すように、第2トロヨケ側位置決め穴55bと第1ブロック側貫通穴63aとに入れ替えて行くことにより、衝止面53aが順次左方へ変位する。この際の変位量は、上記のダルマ形状により略1mmに設定可能となる。
図7は上下反転した調整ブロックと第1、第2トロヨケ側位置決め穴との固定状態を(a)(c)の正面視、そのD−D、E−E断面を(b)(d)で表した動作説明図である。
次いで、調整ブロック33が上下反転使用され、図7(a)(b)に示すように、第1トロヨケ側位置決め穴55aと第1ブロック側貫通穴63a、図7(c)(d)に示すように、第2トロヨケ側位置決め穴55bと第1ブロック側貫通穴63aとに位置規制ピン49を入れ替えて行くことにより、衝止面53bがさらに左方へ変位する。この際の変位量も、略1mmに設定可能となる。
図8は調整ブロックと第3、第4トロヨケ側位置決め穴との固定状態を(a)(c)の正面視、そのF−F、G−G断面を(b)(d)で表した動作説明図である。
また、図8(a)(b)に示すように、第3トロヨケ側位置決め穴55cと第2ブロック側貫通穴63b、図8(c)(d)に示すように、第4トロヨケ側位置決め穴55dと第2ブロック側貫通穴63bとに位置規制ピン49を入れ替えて行くことにより、衝止面53aがさらに左方へ変位する。この際の変位量も、略1mmに設定可能となる。したがって、この例によれば、合計6mmの変位で調整がなされることになる。そして、扉13の開放時に、ストライク板25の表面やトロヨケ凹部に、位置規制ピン49の頭部49a(調整部)が表出しない。また、衝止面53が調整ブロック33に形成され、錠ボルト21の衝止強度が高められることとなる。
したがって、上記のストライク穴調整機構100によれば、トロヨケ41の進入空間43に移動自在に収容されることで衝止面53がストライク板25の開口穴31で変位する調整ブロック33と、ストライク板25に覆われたトロヨケ側位置決め穴55と、それぞれがトロヨケ側位置決め穴55の任意の1つと一致可能となったブロック側貫通穴63と、トロヨケ41の底板に穿設されてトロヨケ側位置決め穴55に対応する底板側位置決め穴56と、トロヨケ側位置決め穴55、ブロック側貫通穴63及び底板側位置決め穴56に挿通されてストライク板25に覆われる位置規制ピン49とを備えたので、扉13の開放時に、ストライク板25の表面やトロヨケ凹部に、位置規制ピン49の頭部49a(調整部)が表出せず、見栄えを良くすることができる。また、調整部が悪戯されることも防止できる。さらに、調整部を悪意で操作して扉13にガタツキを生じさせることが困難となるので、防犯性も向上させることができる。また、衝止面53が調整ブロック33に形成されるので、錠ボルト21の衝止強度を高めることができ、これによっても防犯性を向上させることができる。特に、位置規制ピン49が、トロヨケ側位置決め穴55と底板側位置決め穴56とにわたって貫通配置され、ブロック側貫通穴63を貫通して調整ブロック33がトロヨケ41に収容されるので、調整ブロック33は一対の位置規制ピン49に支持されて位置固定されることとなる。これにより、錠ボルト21の側圧が、調整ブロック33で受けることが可能となるとともに、位置規制ピン49の両端でトロヨケ41に分散し、十分にその側圧を支持することが可能となる。
なお、上記の実施の形態では、ストライク板25に錠ボルト21のみが進入する構造を例に説明したが、本発明は、ラッチボルトとデッドボルトの2つ穴構造のストライク板及びトロヨケに、それぞれ採用されてもよい。
また、上記の実施の形態では、ストライク板25に錠ボルト21が進入する構造を例に説明したが、本発明は、グレモン錠など、上下に進退する施解錠装置に用いても、上記と同様の効果を奏するものである。
扉と共に表した本発明に係るストライク穴調整機構の外観斜視図である。 ストライク穴調整機構の外観斜視図である。 閉止状態の扉と共に表したストライク穴調整機構の水平断面図である。 図3に示したストライク穴調整機構の分解斜視図である。 ストライク穴調整機構の正面視を(a)、そのA−A矢視を(b)で表した構成説明図である。 調整ブロックと第1、第2トロヨケ側位置決め穴との固定状態を(a)(c)の正面視、そのB−B、C−C断面を(b)(d)で表した動作説明図である。 上下反転した調整ブロックと第1、第2トロヨケ側位置決め穴との固定状態を(a)(c)の正面視、そのD−D、E−E断面を(b)(d)で表した動作説明図である。 調整ブロックと第3、第4トロヨケ側位置決め穴との固定状態を(a)(c)の正面視、そのF−F、G−G断面を(b)(d)で表した動作説明図である。
符号の説明
11…開口枠
13…扉
21…錠ボルト
23…縦の枠
25…ストライク板
31…開口穴
33…調整ブロック
41…トロヨケ
42…穿設部(鍔部)
43…進入空間
49…位置規制ピン
49a…頭部
53…衝止面
55…トロヨケ側位置決め穴
63…ブロック側貫通穴
100…ストライク穴調整機構
T…扉の厚み方向

Claims (5)

  1. 扉が取り付けられる開口枠の縦の枠に固定され前記扉から突出される錠ボルトの進入空間を有したトロヨケと、
    該トロヨケを覆って固定され前記進入空間の一部分を開口させる開口穴を穿設したストライク板と、
    前記進入空間に、前記扉の厚み方向に移動自在に収容されることで前記錠ボルトとの衝止面が前記開口穴で変位する調整ブロックと、
    前記トロヨケに、前記扉の厚み方向に複数並設され前記ストライク板に覆われたトロヨケ側位置決め穴と、
    前記調整ブロックに、前記扉の厚み方向に複数並設されそれぞれが該トロヨケ側位置決め穴の任意の1つと一致可能となったブロック側貫通穴と、
    前記トロヨケ側位置決め穴及び該ブロック側貫通穴に挿通されて前記調整ブロックの移動を規制するとともに挿通後端の頭部が前記ストライク板に覆われる位置規制ピンと、
    を具備したことを特徴とするストライク穴調整機構。
  2. 前記トロヨケ側位置決め穴及び該ブロック側貫通穴が、前記開口穴を挟み上下一対ずつ設けられたことを特徴とする請求項1記載のストライク穴調整機構。
  3. 隣接する少なくとも2つの前記トロヨケ側位置決め穴が上下で重なり且つ横に偏芯したダルマ形状で形成され、
    前記ブロック側貫通穴が、前記ダルマ形状の上下長に長さが等しい上下方向の長穴で形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載のストライク穴調整機構。
  4. 前記トロヨケ側位置決め穴が前記位置規制ピンの挿通後端の頭部と略同一径で形成され、
    前記ブロック側貫通穴が該頭部より小径に形成されたことを特徴とする請求項1,2,3のいずれか1つに記載のストライク穴調整機構。
  5. 前記衝止面が調整ブロックの移動方向両側の側面に形成され、且つ該調整ブロックが、移動方向中央部を通る上下方向の仮想線を境に非線対称に形成されたことを特徴とする請求項1,2,3,4のいずれか1つに記載のストライク穴調整機構。
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