JP4936118B2 - 一方向クラッチ - Google Patents

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本発明は、一方向クラッチに関し、例えば自動車等の車両のエンジンと補機装置との間に介装されるプーリユニットに用いられる。
この種の一方向クラッチは、例えば、下記特許文献1に記載されているように、エンジンのクランク軸にベルトを介して連結されたプーリの回転をオルタネータ(補機装置)の入力軸に伝達可能なプーリユニットに用いられる。この一方向クラッチは、例えば、クランク軸に回転変動(回転中の加速度運動)が生じた場合に、クランク軸と入力軸間を、動力が伝達される伝動状態から動力が伝達されない遮断状態に切り換えて、両軸間に過大なトルクが発生しないように機能する。具体的には、一方向クラッチは、円周状の内周面を有しプーリに固定されて一体回転する外輪(外輪部材)と、カム面を有しオルタネータの入力軸に固定されて一体回転する内輪(内輪部材)と、外輪の内周面と内輪のカム面との間に形成されるラジアル方向の隙間が周方向に沿って変化するくさび状空間内でカム面上を移動可能な円筒ころを備えていて、円筒ころがくさび状空間内で外輪と内輪間に噛み込むことで動力の伝動状態が維持され、円筒ころがくさび状空間内で外輪と内輪間に噛み込まない位置に移動することで遮断状態に切り換わるようになっている。
特開2001−82586号公報
また、一方向クラッチは、円筒ころの姿勢を安定させる等のための保持器を備えている。保持器は、円筒ころを収容するポケット部を有するとともに、円筒ころを周方向の一方向側に付勢するばねを保持するものであり、その形状が複雑であるため、樹脂を用いて成形加工されるのが一般的である。この保持器のポケット部内には、円筒ころと外輪等との焼き付きを防止する等のため、グリース等の潤滑剤が封入されている。
ところで、車両が極低温(例えば−30℃)で使用されているときは、潤滑剤の摩擦係数の低下により、円筒ころと、外輪の内周面および内輪のカム面との間で滑りが生じ、噛み込んだ状態にある円筒ころがくさび状空間内でラジアル方向の隙間が広くなる方向にかなりの勢いで飛び出すことがある(ポッピング現象)。これにより、保持器が円筒ころによって衝撃を受けるので、より耐久性の高い保持器の開発が望まれていた。
本発明の課題は、低温状態にあっても保持器の耐久性を向上させることが可能な一方向クラッチを提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために本発明は、
外輪部材と、
前記外輪部材と同軸的に配置されて回転半径が周方向に沿って変化するカム面を有する内輪部材と、
前記外輪部材の内周面と前記内輪部材のカム面との間に形成されるラジアル方向の隙間が周方向に沿って変化するくさび状空間内で前記カム面上を移動可能な円筒ころと、
前記円筒ころを収容するためのポケット部における周方向の両側壁を形成するとともにこの一側壁から前記ポケット部内に向けて突出した突起が形成された樹脂製の柱部と、各柱部をアキシャル方向の両側で全周に渡って連結する円環部とを有する保持器と、
前記突起と前記円筒ころとの間に架け渡されてこの円筒ころを前記くさび状空間内にてラジアル方向の隙間が狭くなる方向に付勢するばね部材とを備える一方向クラッチにおいて、
前記円環部は、全周に渡る金属部を有することを前提とする。
本発明の一方向クラッチにおいては、保持器の円環部が全周に渡る金属部を有している。このため、ポッピング現象が発生しても、飛び出した円筒ころにより通常は樹脂製とされる円環部が受ける衝撃を抑制することが可能である。
本発明の実施に際して、前記金属部は、前記保持器の樹脂製の前記柱部と一体成形されてなることも可能である。この場合には、保持器の円環部のみならず、保持器の柱部も金属部により補強されるので、保持器の耐久性をより向上させることが可能である。なお、金属部を保持器の柱部と一体化する場合には、例えば、金属部および保持器の一方を他方に圧入する方法やインサート成形を用いることが可能である。インサート成形によれば、金属部を保持器の柱部の内部に埋め込むことも可能である。
そして、本発明は上記前提構成において、前記円環部は、前記保持器の柱部のアキシャル方向両側にそれぞれ配置された金属製の板材であることを特徴とする。これによれば、円環部の耐久性が向上することに加えて、柱部と金属部で保持器が構成されるので、シンプルな構造で柱部の耐久性を向上させることが可能である。
また、本発明において、前記円環部のアキシャル方向の各内側面には、アキシャル方向内向きに突き出る形で、前記突起側へ移動する前記円筒ころと係合して前記円筒ころの前記突起との接触を阻止するころ止めが形成されていることを特徴とする。これによれば、ポッピング現象により円筒ころが柱部の突起側へ飛び出しても、ころ止めと係合して突起との接触が阻止されるので、突起および柱部に対して衝撃を与えないようにすることが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記保持器は、前記柱部と一体の樹脂製の本体部を有し、前記金属部は、この本体部の外周面を覆うリング状に形成されていることも可能である。これによれば、シンプルな構造で保持器の本体部の耐久性を向上させることが可能である。
この場合、前記金属部のアキシャル方向の各内側面には、前記保持器の柱部の外周面を覆う柱部覆いが形成されていることも可能である。これによれば、柱部覆いによりシンプルな構造で保持器の柱部の耐久性を向上させることが可能である。
また、前記金属部のアキシャル方向の各内側面には、前記柱部の突起に保持された前記ばね部材の基端部を覆うばね覆いが形成されていることも可能である。これによれば、補機装置の高速回転時において、ばね部材が遠心力によりラジアル方向外側へ変位しても、ばね覆いにより外輪部材の内周面に達することが阻止されるので、ばね部材と外輪部材との接触による両部材の磨耗を回避することが可能である。
また、前記ばね覆いは、前記柱部覆いと一体に形成されていることも可能である。これによれば、ばね覆いおよび柱部覆いをシンプルかつ容易に形成することが可能である。
また、前記金属部のアキシャル方向の各内側面には、アキシャル方向内向きに突き出る形で、前記突起側へ移動する前記円筒ころと係合して前記円筒ころの前記突起との接触を阻止するころ止めが形成されていることも可能である。これによれば、ポッピング現象により円筒ころが柱部の突起側へ飛び出しても、ころ止めと係合して突起との接触が阻止されるので、突起および柱部に対して衝撃を与えないようにすることが可能である。
この場合、前記ころ止めは、前記ばね覆いと一体に形成されていることも可能である。これによれば、ころ止めおよびばね覆いをシンプルかつ容易に形成することが可能である。
(第1実施形態)
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る一方向クラッチを備えたプーリユニットを示していて、このプーリユニットPUは、オルタネータプーリ(以下、単にプーリという)10と、プーリ10と同軸的に配置されて、一体回転可能な筒状の回転軸20(入力軸側部材)を備えている。プーリ10は、エンジン50のクランク軸51にベルト52を介して連結されている。回転軸20は、補機装置としてのオルタネータ60の入力軸61と一体回転可能に連結されている。プーリ10の内周面と回転軸20の外周面との間の環状空間には、一対の深溝玉軸受(以下、単に軸受という)30,30と一方向クラッチ40が設けられている。
各軸受30は、一方向クラッチ40に作用する主としてラジアル荷重を支持する機能を果たすものであり、一方向クラッチ40のアキシャル方向両側にそれぞれ配設されていて、内輪31、外輪32、複数の玉33、および波形の保持器34を備えている。また、内・外輪31,32間のアキシャル方向外端側には、シール35が取り付けられている。
一方向クラッチ40は、プーリ10の回転をオルタネータ60の入力軸61に伝達可能なものであり、プーリ10の回転数が回転軸20の回転数を所定値以上下回ったときにプーリ10から回転軸20への動力伝達を遮断する機能を有している。
この一方向クラッチ40は、外輪41(外輪部材)、内輪42(内輪部材)、円筒ころ43(転動体)、保持器44および圧縮コイルばね45(ばね部材)を備えている。外輪41は、その外周面にてプーリ10の内周面に固定されてプーリ10と一体回転する。また、外輪41の内周には、円周状の内周面41a(軌道面)が形成されている。
内輪42は、図2に示すように、外輪41と同軸的に配置されていて、その内周面にて回転軸20の外周面に固定されて回転軸20と一体回転する。内輪42の外周には、回転半径が周方向に沿って変化するカム面42aが形成されている。カム面42aは断面正多角形状(例えば正八角形状)の各辺を短辺とする矩形状平面に形成されている。外輪41の内周面41aと内輪42のカム面42aとの間には、ラジアル方向の隙間が周方向に沿って変化するくさび状空間Kが形成されている。
円筒ころ43は、カム面42aの数と同じ複数個(例えば8個)用いられていて、くさび状空間K内で軸線をアキシャル方向に向けて配置されている。この円筒ころ43は、このくさび状空間Kにおいて、圧縮コイルばね45によりくさび状空間Kが狭まる方向に付勢されるとともに、その付勢力に抗して内輪42のカム面42a上を移動可能とされている。
保持器44は、図3および図4に示すように、籠形円筒状に形成された樹脂製の成形加工品であり、その内周部にて内輪42に固定されて回転軸20と一体回転する。保持器44には、内輪42のカム面42aに対応する位置にラジアル方向に貫通したポケット部44aが周方向に沿って等間隔で複数(例えば8ヶ所)設けられている。ポケット部44aは、円筒ころ43の移動時に同ころ43の姿勢を安定させるガイドとしての機能を果たす。隣接するポケット部44a間には、周方向にてポケット部44aの両側壁44a1を形成する柱部44bが形成されている。各柱部44bは、ポケット部44aのアキシャル方向の両側にて本体部44c,44cにより全周に渡って連結されている。なお、ポケット部44a内には、円筒ころ43と内・外輪42,41との焼き付きを防止する等のため、グリース等の潤滑剤(図示省略)が封入されている。
柱部44bには、ポケット部44aにおける両側壁44a1の一側壁からポケット部44a内に向けて突出した突起44b1が一体形成されている。突起44b1は、圧縮コイルばね45を位置決めする機能を果たすものであり、圧縮コイルばね45の一端部を固定している(図2参照)。圧縮コイルばね45は、突起44b1と円筒ころ43との間に架け渡されている。
保持器44の外周には、リング状の金属部46が一体成形されている。金属部46は、鉄製のものであり、その幅寸法(アキシャル方向の長さ)が保持器44の幅寸法(アキシャル方向の長さ)とほぼ同じ長さに設定されている。
金属部46には、保持器44のポケット部44aに対応してラジアル方向に貫通した開口部46aが形成されている。すなわち、金属部46は、保持器44の本体部44c,44cの外周面を覆う円環部46b,46bと、柱部44bの外周面上に位置する連結部46cとを備えていて、円環部46b,46bが連結部46cを介して周方向の複数箇所で一体化されることにより、周方向にて連結部46cに隣接して開口部46aが形成されるようになっている。
連結部46cは、各円環部46bのアキシャル方向の各内側面からアキシャル方向内向きに延設されていて、柱部44b、突起44b1、および圧縮コイルばね45の基端部を覆っている。連結部46cは、柱部覆いおよびばね覆いとしての機能を果たす。また、連結部46cの突起44b1側の周方向端縁46c1は、図5に示すように、突起44b1側へ移動する円筒ころ43と係合して円筒ころ43の突起44b1との接触を阻止する位置に形成されている。連結部46cの周方向端縁46c1は、ころ止めとしての機能を果たす。
次に、上記のように構成された一方向クラッチ40の動作について説明する。一方向クラッチ40は、外輪41(プーリ10)から内輪42(回転軸20)へ動力が伝達される伝動状態(ロック状態)と、外輪41から内輪42への動力伝達が遮断される遮断状態(フリー状態)とに切り換えられる。伝動状態においては、円筒ころ43が圧縮コイルばね45(図5参照)の付勢力によってくさび状空間Kが狭まる方向に押圧されて外輪41の内周面41aと内輪42のカム面42aとでロックされる(図5の仮想線状態)。一方、遮断状態においては、円筒ころ43が圧縮コイルばね45の付勢力に抗してくさび状空間K内を逆方向に移動する(図5の実線状態)。
ところで、この第1実施形態においては、リング状の金属部46が、その内周面にて保持器44の外周面に一体成形されている。このため、保持器44の本体部44cのみならず、保持器44の柱部44bも金属部46により補強されているので、保持器44全体としての耐久性を向上させることが可能である。
また、この第1実施形態では、金属部46の連結部46cが保持器44の柱部44bおよび突起44b1を覆っている。このため、オルタネータ60の入力軸61の高速回転時において、圧縮コイルばね45が遠心力によりラジアル方向外方側へ変位しても、金属部46の連結部46cにより外輪41の内周面に達することが阻止されるので、外輪41と圧縮コイルばね45との接触による両部材41,45の磨耗を回避することが可能である。
また、この第1実施形態では、ポッピング現象により円筒ころ43が柱部44bの突起44b1側へ飛び出しても、連結部46cの周方向端縁46c1と係合して突起44b1との接触が阻止されるので(図5の破線状態)、突起44b1および柱部44bに対して衝撃を与えないようにすることが可能である。
(第1変形実施形態)
上記第1実施形態においては、金属部46の両円環部46b,46bが連結部46cを介して一体化されるように実施したが、これに限らず、例えば図6に示すように、各金属部46’は、各円環部46bの内側面から保持器44の柱部46bの外周面上側へ突き出た突出部46dを有するように実施することも可能である。なお、この第1変形実施形態の他の構成については、上記第1実施形態と同様であるので、上記第1実施形態と同じ部材には同一の符号を付して、説明を省略する。
突出部46dは、柱部44bの一外周面を覆うとともに、圧縮コイルばね45の基端部を覆うように形成されている。突出部46dの突起44b1側の周方向端縁46d1は、突起44b1側へ移動する円筒ころ43と係合して円筒ころ43の突起44b1との接触を阻止する位置に形成されている。突出部46dは、柱部覆いおよびばね覆いとしての機能を果たし、突出部46dの周方向端縁46d1は、ころ止めとしての機能を果たす。
この第1変形実施形態によっても、保持器44の本体部44cのみならず、柱部44bの耐久性を向上させることが可能である。また、オルタネータ60の入力軸61の高速回転時において、圧縮コイルばね45が遠心力によりラジアル方向外方側へ変位しても、金属部46’の突出部46dにより外輪41の内周面に達することが阻止されるので、外輪41と圧縮コイルばね45との接触による両部材41,45の磨耗を回避することが可能である。
また、この第1変形実施形態によれば、ポッピング現象により円筒ころ43が柱部44bの突起44b1側へ飛び出しても、突出部46dの周方向端縁46d1と係合して突起44b1との接触が阻止されるので、突起44b1および柱部44bに対して衝撃を与えないようにすることが可能である。
(第2変形実施形態)
上記第1実施形態においては、ころ止めとして機能する連結部46cの周方向端縁46c1が、柱部覆いおよびばね覆いとして機能する連結部46cと一体形成されるように実施した。また、上記第1変形実施形態においては、ころ止めとして機能する突出部46dの周方向端縁46d1が、柱部覆いおよびばね覆いとして機能する突出部46dと一体形成されるように実施した。しかし、これらに限らず、例えば図7に示すように、金属部46”において、ころ止めとして機能する突出部46eを、柱部覆いおよびばね覆いとして機能する連結部46cと別に形成することも可能である。
(第2実施形態)
上記第1実施形態および各変形実施形態においては、保持器44の柱部44bおよび本体部44c,44cが一体化されて、保持器44が全体として籠形円筒状に形成されるように実施したが、これに代えて、例えば図8および図9に示すように、保持器144が、柱部144bと、一対の金属部146,146とで構成されるように実施することも可能である。なお、この第2実施形態の他の構成については、上記第1実施形態等と同様であるので、上記第1実施形態等と同じ部材には同一の符号を付して、説明を省略する。
柱部144bは、樹脂製の成形加工品であり、突起144b1および基端部144b2を一体に備えている。一対の金属部146,146は、鉄製の円板状板材であり、各内側部には凹部146aおよび段部146bが形成されている。柱部144bは、金属部146,146により一体的に連結されていて、基端部144b2が凹部146a,146aに係合して回り止めされている。段部146b,146bは、金属部146,146の内側面からアキシャル方向内向きに突き出る形で形成されていて、突起144b1側へ移動する円筒ころ43と係合して円筒ころ43の突起144b1との接触を阻止する。段部146b,146bは、ころ止めとして機能する。
この第2実施形態においては、周方向における柱部144bの両側面と、金属部146,146の内側面とでポケット部144aが形成されるようになっている。このため、保持器144における円環部の耐久性が向上することに加えて、シンプルな構造で柱部144bの耐久性を向上させることも可能である。
また、この第2実施形態では、ポッピング現象により円筒ころ43が柱部144bの突起144b1側へ飛び出しても、金属部146,146の段部146b,146bと係合して突起144b1との接触が阻止されるので、突起144b1および柱部144bに対して衝撃を与えないようにすることが可能である。
上記した各実施形態では、一方向クラチッチ40が、プーリ10に固定されて一体回転する外輪41と、オルタネータ60の入力軸61に固定されて一体回転する内輪42とを備えていたが、外輪41または内輪42を備えていないタイプの一方向クラチッチについても、上記と同様にして実施することが可能である。
また、上記した各実施形態では、補機装置としてオルタネータを用いた場合について説明したが、これに加えてまたは代えて、例えばコンプレッサ、ウォータポンプなどの補機装置を用いて実施することも可能である。
本発明の第1実施形態に係る一方向クラッチを備えたプーリユニットの縦断面図。 図1の2−2断面図。 図1に示した内輪、保持器および金属部の斜視図。 図3に示した保持器の部分平面図。 図1に示した一方向クラッチの作動説明図。 本発明の第1変形実施形態に係る一方向クラッチの保持器の部分平面図。 本発明の第2変形実施形態に係る一方向クラッチの保持器の部分平面図。 本発明の第2実施形態に係る一方向クラッチの保持器の一部破断部分平面図。 図8の正面図。
符号の説明
PU プーリユニット
10 プーリ
20 回転軸
30 軸受
40 一方向クラッチ
41 外輪(外輪部材)
41a 内周面
42 内輪(内輪部材)
42a カム面
43 円筒ころ
44,144 保持器
44a,144a ポケット部
44b,144b 柱部
44b1,144b1 突起
44c 本体部
45 圧縮コイルばね(ばね部材)
46,46’,46”,146 金属部
46a 開口部
46b 円環部
46c 連結部(柱部覆い、ばね覆い)
46c1 周方向端縁(ころ止め)
46d 突出部(柱部覆い、ばね覆い)
46d1 周方向端縁(ころ止め)
46e 突出部(ころ止め)
50 エンジン
51 クランク軸
60 オルタネータ(補機装置)
61 入力軸
146b 段部(ころ止め)
K くさび状空間

Claims (1)

  1. 外輪部材と、
    前記外輪部材と同軸的に配置されて回転半径が周方向に沿って変化するカム面を有する内輪部材と、
    前記外輪部材の内周面と前記内輪部材のカム面との間に形成されるラジアル方向の隙間が周方向に沿って変化するくさび状空間内で前記カム面上を移動可能な円筒ころと、
    前記円筒ころを収容するためのポケット部における周方向の両側壁を形成するとともにこの一側壁から前記ポケット部内に向けて突出した突起が形成された樹脂製の柱部と、各柱部をアキシャル方向の両側で全周に渡って連結する円環部とを有する保持器と、
    前記突起と前記円筒ころとの間に架け渡されてこの円筒ころを前記くさび状空間内にてラジアル方向の隙間が狭くなる方向に付勢するばね部材とを備える一方向クラッチにおいて、
    前記円環部は、前記保持器の樹脂製の柱部のアキシャル方向両側にそれぞれ配置された金属製の板材で構成され、
    前記円環部のアキシャル方向の各内側面には、アキシャル方向内向きに突出し、前記突起側へ移動する前記円筒ころと係合することで、前記円筒ころと前記突起との接触を阻止するころ止めが形成されていることを特徴とする一方向クラッチ。
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