JP4935381B2 - 画像形成装置、現像カートリッジ、感光体カートリッジおよびプロセスカートリッジ - Google Patents

画像形成装置、現像カートリッジ、感光体カートリッジおよびプロセスカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP4935381B2
JP4935381B2 JP2007018560A JP2007018560A JP4935381B2 JP 4935381 B2 JP4935381 B2 JP 4935381B2 JP 2007018560 A JP2007018560 A JP 2007018560A JP 2007018560 A JP2007018560 A JP 2007018560A JP 4935381 B2 JP4935381 B2 JP 4935381B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing roller
photosensitive drum
cartridge
engaging portion
side engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007018560A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008185737A (ja
Inventor
奈緒 板橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007018560A priority Critical patent/JP4935381B2/ja
Publication of JP2008185737A publication Critical patent/JP2008185737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4935381B2 publication Critical patent/JP4935381B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置、現像カートリッジ、感光体カートリッジおよびプロセスカートリッジに関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置では、感光体ドラムの表面に静電潜像が形成されて、その静電潜像に現像ローラから現像剤が供給されることにより、感光体ドラムの表面にトナー像が担持される。そして、その現像剤像が用紙に転写されることによって、用紙に画像が形成される。
感光体ドラムおよび現像ローラは、画像形成装置の本体から着脱自在に構成されたプロセスカートリッジに組み込まれている。さらに、プロセスカートリッジは、メンテナンスが容易に行えるように、感光体ドラムを有する感光体カートリッジと、現像ローラやトナーホッパを有する現像カートリッジと、に分離可能に構成されている。
従来の画像形成装置では、このプロセスカートリッジを画像形成装置の本体に装着したときに、当該本体に設けられた押圧手段が現像カートリッジのうち現像ローラが配置された端面と反対側の端面を押圧することにより、現像ローラを感光体ドラムに押し付けていた(例えば特許文献1参照)。
また、他の画像形成装置では、感光体カートリッジの現像カートリッジ装着部に現像カートリッジを装着したときに、当該現像カートリッジ装着部に設けられた押圧手段が現像カートリッジのうち現像ローラが配置された端面と反対側の端面を押圧することにより、現像ローラを感光体ドラムに押し付けていた。
特開2004−271815号公報
しかしながら、従来の画像形成装置では、現像カートリッジのうち現像ローラが配置された端面と反対側の端面を押圧手段によって押圧していたので、押圧手段からの押圧力は現像カートリッジの筐体を介して現像ローラの回転軸又は軸受に伝達されていた。そのため、現像カートリッジの筐体によって押圧力が分散・減衰されてしまい、押圧力のロスが大きかった。
また、押圧力のロスを補うために、大型の押圧手段を用いなければならず、装置の大型化や材料費の増加を招いていた。
また、従来の画像形成装置では、現像カートリッジの筐体によって押圧力が分散されてしまうため、現像ローラを感光体ドラムに均一に押し付けることが困難であった。
本発明はこのような背景に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、最小限の押圧力で均一に現像ローラを感光体ドラムに押し付けることを可能にすることにある。
上記の目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、本体と、静電潜像が形成される感光体ドラムを有する感光体カートリッジ、および前記静電潜像に現像剤を供給する現像ローラを有する現像カートリッジを含んでなり前記本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジと、を備えた画像形成装置であって、前記現像ローラの回転軸又は軸受に係合して前記現像ローラを前記感光体ドラムに押し付ける押付手段を備える。そして、前記押付手段は、現像ローラの回転軸又は軸受に係合する現像ローラ側係合部と、前記感光体ドラムの回転軸又は軸受に係合する感光体ドラム側係合部と、前記現像ローラ側係合部と前記感光体ドラム側係合部を連結する連結部と、を有してなる連結部材を含む構成とすることができる。また、前記押付手段は、現像ローラの回転軸又は軸受に係合する現像ローラ側係合部と、前記感光体カートリッジにおける前記感光体ドラムの回転軸よりも前記現像ローラの軸側に設けられた被係合部に係合する感光体ドラム側係合部と、前記現像ローラ側係合部と前記感光体ドラム側係合部を連結する連結部と、を有してなる連結部材を含む構成としてもよい。
このような画像形成装置では、押付手段が現像ローラの回転軸又は軸受に係合して現像ローラを感光体ドラムに押し付けるので、押付手段による押圧力が現像ローラに直接的に伝達されることとなる。そのため、押付力のロスを最小限に抑えることができる。また、押付手段が回転軸又は軸受に係合するので、現像ローラを感光体ドラムに均一に押し付けることができる。
また、本発明は、感光体ドラムを有する感光体カートリッジに装着される現像カートリッジであって、筐体と、前記筐体に回転可能に支持されるとともに表面に現像剤を担持する現像ローラと、前記現像ローラの回転軸又は軸受に係合して前記現像ローラを前記感光体ドラムに押し付ける押付手段と、を備える現像カートリッジとして構成することもできる。そして、前記押付手段は、現像ローラの回転軸又は軸受に係合する現像ローラ側係合部と、前記感光体ドラムの回転軸又は軸受に係合する感光体ドラム側係合部と、前記現像ローラ側係合部と前記感光体ドラム側係合部を連結する連結部とを有してなる連結部材を含む構成とすることができる。また、前記押付手段は、現像ローラの回転軸又は軸受に係合する現像ローラ側係合部と、前記感光体カートリッジにおける前記感光体ドラムの回転軸よりも前記現像ローラの軸側に設けられた被係合部に係合する感光体ドラム側係合部と、前記現像ローラ側係合部と前記感光体ドラム側係合部を連結する連結部とを有してなる連結部材を含む構成としてもよい。さらに、本発明は、この現像カートリッジと、感光体ドラムを有する感光体カートリッジと、を備えるプロセスカートリッジとして構成することができる。
また、本発明は、現像ローラを有する現像カートリッジが装着される現像カートリッジ装着部と、露光装置により光が走査されて静電潜像が形成され、前記現像ローラから現像剤が供給されて現像剤像が形成される感光体ドラムと、前記現像ローラの回転軸又は軸受に係合して前記現像ローラを前記感光体ドラムに押し付ける押付手段と、を備える感光体カートリッジとして構成することもできる。そして、前記押付手段は、前記感光体ドラムの回転軸よりも前記現像ローラの軸側に設けられた被係合部に回動可能に係合した感光体ドラム側係合部と、前記現像ローラの回転軸又は軸受に係合する現像ローラ側係合部と、前記感光体ドラム側係合部と前記現像ローラ側係合部とを連結する連結部とを備える構成することができる。また、前記押付手段は、前記感光体ドラムの回転軸よりも前記現像ローラの軸側に設けられた被係合部に回動可能に係合した感光体ドラム側係合部と、前記現像ローラの回転軸又は軸受に係合する現像ローラ側係合部と、前記感光体ドラム側係合部と前記現像ローラ側係合部とを連結する連結部とを備える構成としてもよい。さらに、本発明は、この感光体カートリッジと、現像ローラを有する現像カートリッジと、を備えるプロセスカートリッジとして構成することができる。
本発明によれば、現像ローラの回転軸又は軸受に押付手段が直接係合するので、押圧力の分散・減衰を最小限に抑えることができる。そのため、押付手段の小型化、ひいては、画像形成装置、現像カートリッジ、感光体カートリッジ、プロセスカートリッジの小型化を図ることができる。また、押圧力の分散・減衰を抑制することができるので、現像ローラを感光体ドラムに均一に押し付けることが容易になる。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態に係るレーザプリンタの要部側断面図である。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
本体ケーシング2の前側(以下の説明において、図1における左を前、右を後とする。)から上側にかけて、開閉自在なトップカバー46が設けられており、トップカバー46を開いたときにできる前方の開口から、後述するプロセスカートリッジ30が着脱自在となっている。
<フィーダ部の構成>
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ11と、給紙トレイ11の下部において前方が持ち上がるように揺動自在に設けられた用紙押圧板12と、用紙押圧板12を下側から持ち上げるリフトレバー12aを備えている。また、給紙トレイ11の前方の上方には給紙ローラ13および給紙パット14が設けられ、給紙ローラ13に対向してピンチローラ15が設けられている。さらに、給紙ローラ13の上縁の後方にはレジストローラ16が設けられている。
そして、このように構成されるフィーダ部4では、給紙トレイ11内の用紙3が、リフトレバー12aおよび用紙押圧板12によって持ち上げられて給紙ローラ13側に寄せられ、この給紙ローラ13および給紙パット14で送り出されて各種ローラ13〜16を通った後一枚ずつ画像形成部5に搬送される。
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、スキャナ部20、プロセスカートリッジ30、定着部40などを備えている。
<スキャナ部の構成>
スキャナ部20は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー21、レンズ22,23、反射鏡24,25などを備えている。レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー21、レンズ22、反射鏡24、レンズ23、反射鏡25の順に通過あるいは反射して、プロセスカートリッジ30の感光体ドラム32の表面上に高速走査にて照射される。
<プロセスカートリッジの構成>
プロセスカートリッジ30は、スキャナ部20の下方に設けられたプロセスカートリッジ装着部5aに配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着される構造となっている。このプロセスカートリッジ30は、感光体ドラム32を支持した感光体カートリッジとしてのドラムカートリッジ30Aと、このドラムカートリッジ30Aに着脱自在に装着され、内部に現像剤としてのトナーを収容した現像カートリッジとしてのトナーカートリッジ30Bとからなる。
ドラムカートリッジ30Aは、外枠を構成するドラムカートリッジケース31内に、感光体ドラム32、スコロトロン型帯電器33および転写ローラ34が主に設けられている。ドラムカートリッジケース31には、トナーカートリッジ30Bを装着するトナーカートリッジ装着部39が設けられている。
トナーカートリッジ30Bは、ドラムカートリッジ30Aに対して着脱自在に装着されており、筐体35に、現像ローラ36、ブレード組立体37、供給ローラ38およびトナーホッパHを備えている。このうち、現像ローラ36および供給ローラ38は、筐体35に回転可能に支持されている。そして、トナーホッパH内のトナーは、供給ローラ38の矢印方向(反時計方向)への回転により、現像ローラ36に供給され、このとき、供給ローラ38と現像ローラ36との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ36上に供給されたトナーは、現像ローラ36の矢印方向(時計方向)への回転に伴って、層厚規制のためのブレード組立体37と現像ローラ36との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ36上に担持される。
現像ローラ36は、その軸芯位置に例えば金属棒からなる回転軸36aを備えている。回転軸36aの両端部は、それぞれ軸受に嵌装されている。さらに、軸受はそれぞれ筐体35に支持されている。また、回転軸36aの両端部は、筐体35の外側に突出している。
感光体ドラム32は、ドラムカートリッジケース31に、矢印方向(反時計方向)へ回転可能に支持されている。この感光体ドラム32は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分が正帯電性の感光層により形成されている。
感光体ドラム32は、その軸芯位置に例えば金属棒からなる回転軸32aを備えている。回転軸32aの両端部は、それぞれ軸受に嵌装されている。さらに、軸受はそれぞれドラムカートリッジケース31に支持されている。また、回転軸32aの両端部は、ドラムカートリッジケース31の外側に突出している。
スコロトロン型帯電器33は、感光体ドラム32の上方に、感光体ドラム32に接触しないように、所定間隔を隔てて対向して配置されている。このスコロトロン型帯電器33は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム32の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
転写ローラ34は、転写手段の一例であり、感光体ドラム32の下方において、この感光体ドラム32に対向して接触するように配置され、ドラムカートリッジケース31に、矢印方向(時計方向)へ回転可能に支持されている。この転写ローラ34は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料が被覆されて構成されている。転写ローラ34には、転写時に、定電流制御によって転写バイアスが印加される。
そして、感光体ドラム32の表面は、スコロトロン型帯電器33により一様に正帯電された後、スキャナ部20からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。ここで、「静電潜像」とは、一様に正帯電されている感光体ドラム32の表面のうち、レーザビームによって露光されて電位が下がっている露光部分をいう。次いで、現像ローラ36の回転により、現像ローラ36上に担持されているトナーが、感光体ドラム32に対向して接触する時に、感光体ドラム32の表面上に形成される静電潜像に供給される。そして、トナーは、感光体ドラム32の表面上で選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。
その後、感光体ドラム32と転写ローラ34とは、用紙3を両者間で挟持して搬送するように回転駆動され、感光体ドラム32と転写ローラ34との間を用紙3が搬送されることにより、感光体ドラム32の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
<定着部の構成>
定着部40は、定着手段の一例であり、プロセスカートリッジ30の下流側に配設され、加熱ローラ41と、この加熱ローラ41に対向して配置され加熱ローラ41との間で用紙3を挟持する加圧ローラ42を備えている。そして、このように構成される定着部40では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を、排紙パス44に搬送するようにしている。排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45によってトップカバー46上に排紙される。なお、トップカバー46は、レーザプリンタ1の排紙トレイを兼ねている。トップカバー46は、その一端側46aが、本体ケーシング2に対して上下方向に回動可能に取り付けられている。
<押付部材の構成>
図2(a)はレーザプリンタの概略側断面図であり、図2(b)は押付部材の拡大側面図である。なお、図2は、説明の都合上、不要な部分を省略して描いている。
図2に示すように、押付部材50は、押付手段の一例であり、現像ローラ36の回転軸36aと感光体ドラム32の回転軸32aとに係合して、現像ローラ36を感光体ドラム32に押し付けるものである。押付部材50は、トップカバー46の下面に固定されており、プロセスカートリッジ30の左右方向の両端部に対応した位置に1つずつ(合計2つ)配置されている。各押付部材50は、トップカバー46の回動に伴って上下することにより、ドラムカートリッジケース31の外側に突出した回転軸32aの端部および筐体35の外側に突出した回転軸36aの端部にそれぞれ係合するようになっている。
押付部材50は、トップカバー46の下面から延出した支持部51と、この支持部51の下端に支持された連結部材52と、を備えている。連結部材52は、側面視コ字形状を呈しており、現像ローラ36の回転軸36aに係合する現像ローラ側係合部53と、感光体ドラム32の回転軸32aに係合する感光体ドラム側係合部54と、現像ローラ側係合部53の基端側(支持部51側)と感光体ドラム側係合部54の基端側とを連結する連結部55と、を備えている。支持部51は、連結部55の中央部に連結している。
現像ローラ側係合部53と感光体ドラム側係合部54は、それぞれの先端側から基端側に向かうにつれ、互いの間隔が徐々に狭まるように形成されている。
つまり、現像ローラ側係合部53の内側面53aと感光体ドラム側係合部54の内側面54aとの間隔Lは、現像ローラ36を感光体ドラム32に好適に押し付けたときにおける回転軸32a、36a同士の間隔(厳密には、各軸の外側同士の間隔。以下、「外外の間隔」とする。)にほぼ等しく設定されている。
また、現像ローラ側係合部53の先端部および感光体ドラム側係合部54の先端部にはテーパ面53b,54bがそれぞれ形成されており、先端側に向かうほど、現像ローラ側係合部53と感光体ドラム側係合部54との間隔が広がるようになっている。現像ローラ側係合部53の先端部と感光体ドラム側係合部54の先端部との間隔Lは、現像ローラを感光体ドラムに押し付けることなくドラムカートリッジ30Aのトナーカートリッジ装着部39にトナーカートリッジ30Bを装着したときにおける回転軸32a、36a同士の間隔(外外の間隔)よりも大きく設定されている。
現像ローラ側係合部53は、例えば導電性を有する金属や導電性プラスチックで構成すれば、現像ローラ36に電位を付与する現像電極を兼ねることができる。このようにすることで、従来の現像電極を省略して省スペース化を図ることができる。
なお、現像ローラ側係合部53を導電性にするときは、感光体ドラム側係合部54は、非導電性のプラスチックなどで構成される。すなわち、感光ドラム側係合部54は、現像ローラ側係合部53に対して絶縁される。このようにして、現像ローラ36の電位と感光体ドラム32の電位を異ならせることができる。
<押付部材の動作>
つぎに、プロセスカートリッジ30をレーザプリンタ1に装着するときの押付部材50の動作について、図2(a),(b)を参照して説明する。
まず、トップカバー46を上方に回動させて開き、本体ケーシング2の前側にできる開口からプロセスカートリッジ30をプロセスカートリッジ装着部5aに装着する。このとき、プロセスカートリッジ30のトナーカートリッジ30Bは、ドラムカートリッジ30Aのトナーカートリッジ装着部39に装着されているだけであり、現像ローラ36は感光体ドラム32に十分には押し付けられていない。
つぎに、トップカバー46を下方に回動させると、このトップカバー46に固定された押付部材50がプロセスカートリッジ30の左右両端部から突出した現像ローラ36の回転軸36aおよび感光体ドラム32の回転軸32aに向かって移動する。
現像ローラ側係合部53の先端部と感光体ドラム側係合部54の先端部との間隔Lは、回転軸32a、36a同士の間隔(外外の間隔)よりも大きく設定されているので、トップカバー46をさらに回動させると、現像ローラ側係合部53のテーパ面53bが現像ローラ36の回転軸36aの外側(感光体ドラム32と反対側)に当接するとともに、感光体ドラム側係合部54のテーパ部54bが感光体ドラム32の回転軸32aの外側(現像ローラ36と反対側)に当接する。
そして、さらにトップカバー46を下方に回動させると、現像ローラ36の回転軸36aが、現像ローラ側係合部53のテーパ面53bに沿って内側面53aまで相対的に移動するとともに、感光体ドラム32の回転軸32aが、感光体ドラム側係合部54のテーパ部54bに沿って内側面54aまで相対的に移動する。このとき、現像ローラ側係合部53の内側面53aと感光体ドラム側係合部54の内側面54aとの間隔Lは、現像ローラ36を感光体ドラム32に好適に押し付けたときにおける回転軸32a、36a同士の間隔(外外の間隔)にほぼ等しく設定されているので、現像ローラ36が感光体ドラム32に好適に押し付けられることとなる。
このように、押付部材50は、現像ローラ36の回転軸36aに直接係合しているので、従来の押圧手段のように、押圧力が分散・減衰してしまうことがない。そのため、設計した通りの押圧力を現像ローラ36に付与することができるので、現像ローラ36を感光体ドラム32に均一に押し付けることができる。また、押圧力を必要最小限に抑えることができるので、押付部材50の各部材の小型化、ひいてはレーザプリンタ1の小型化を図ることができる。
なお、第1実施形態においては、現像ローラ側係合部53の先端部および感光体ドラム側係合部54の先端部の両方に、テーパ面53b,54bを設けたが、いずれか一方だけに設けてもよい。
また、第1実施形態においては、現像ローラ36の回転軸36aに押付部材50の現像ローラ側係合部53を係合させたが、この回転軸36aに外嵌する軸受に係合させても、同様の効果を得ることができる。軸受は、通常、回転軸36aの軸心がぶれないように、高い剛性でこれを支持しているので、押圧力の分散・減衰がほとんど生じないからである。この場合、軸受の外筒をトナーカートリッジ30Bの筐体の左右端部から突出させるのが好ましい。
感光体ドラム側係合部54についても、現像ローラ側係合部53と同様に、感光体ドラム32の回転軸32aを軸支する軸受に係合させるようにしてもよい。
<変形例>
図3は、第1実施形態に係るレーザプリンタの変形例を示す概略側断面図である。
図3に示すように、感光体ドラム側係合部54は、ドラムカートリッジケース31の左右側面であって、感光体ドラム32の回転軸32aよりも現像ローラ36側に突設された被係合部32bに係合するように構成してもよい。このようにしても、現像ローラ側係合部53は現像ローラ36の回転軸36aに直接係合するので、現像ローラ36を感光体ドラム32に押し付ける力が分散・減衰することがない。そのため、押付部材50の小型化を図ることができるとともに、現像ローラ36を感光体ドラム32に最小の力で均一に押し付けることができる。
<第2実施形態>
図4は、第2実施形態に係るレーザプリンタの概略側断面図である。
図4に示すように、第2実施形態に係るレーザプリンタ1Aは、押付部材50Aを構成する連結部材52と当接部材56とが互いに分離して設けられている点が、第1実施形態と主に異なっている。
第2実施形態の押付部材50Aは、本体ケーシング2のプロセスカートリッジ装着部5a(図1参照)に設置された連結部材52と、トップカバー46の下面から延出した当接部材56と、から構成されている。
連結部材52は、プロセスカートリッジ装着部5aの左右側壁のうち、プロセスカートリッジ30の左右端部から突出した感光体ドラム32の回転軸32aおよび現像ローラ36の回転軸36aに対応した位置に設置されている。連結部材52は、回転軸32a,36aに近接・離隔可能に設置されている。具体的には、連結部材52は、プロセスカートリッジ装着部5aの左右側壁から突出した突出片5bに、例えばバネ5cを介して支持されている。バネ5cは、回転軸32a,36aから連結部材52を離隔させる方向に、連結部材52を付勢している。なお、回転軸32a,36aから連結部材52を離隔させる方向に付勢する部材は、バネ5cに限定されるものではなく、例えば他の弾性体を用いてもよい。
当接部材56は、トップカバー46の下面から延出した棒状の部材である。当接部材56は、トップカバー46を下向きに回動させたときに連結部材52に当接して、連結部材52を回転軸32a,36aに向かって押し下げる機能を有する。
プロセスカートリッジ30をセットするときは、まず、トップカバー46を上方に回動させる。このとき、連結部材52は、バネ5cによって上方に押し上げられた状態となる。そして、プロセスカートリッジ装着部5aにプロセスカートリッジ30を装着すると、連結部材52の下方に現像ローラ36の回転軸36aおよび感光体ドラム32の回転軸32aが配置される。この状態で、トップカバー46を下方に向かって回動させると、当接部材56が連結部材52に近づき、やがて連結部材52に当接する。
そして、さらにトップカバー46を下方に向かって回動させると、当接部材56がバネ5cの反力に抗して連結部材52を押し下げ、現像ローラ36の回転軸36aおよび感光体ドラム32の回転軸32aに連結部材52が係合する。これにより、現像ローラ36が感光体ドラム32に押し付けられることとなる。
このような構成によれば、現像ローラ36の回転軸36aおよび感光体ドラム32の回転軸32aに対して、連結部材52を直線的に移動させることができるので、回転軸32a,36aに対する連結部材52の係合・離脱がスムーズになる。
<第3実施形態>
図5は、第3実施形態に係るレーザプリンタの概略側断面図であり、図6は、第3実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジと押付部材の斜視図である。
図5に示すように、第3実施形態に係るレーザプリンタ1Bは、本体ケーシング2の前側のフロントカバー2aが下方のヒンジを中心に回動して開閉できる構成となっている。そして、図5および図6に示すように、レーザプリンタ1Bは、フロントカバー2aを閉じる動作に連動して押付部材60が現像ローラ36を感光体ドラム32に押し付ける点が、前記した実施形態と異なっている。
第3実施形態に係るレーザプリンタ1Bの押付部材60は、連結部材61と、この連結部材61を移動させる移動機構66と、から構成されている。
連結部材61は、プロセスカートリッジ装着部5aの左右側面に上下にスライド可能に設置されている。
連結部材61は、現像ローラ36の回転軸36aに係合する現像ローラ側係合部62と、感光体ドラム32の回転軸32aに係合する感光体ドラム側係合部63と、現像ローラ側係合部62の基端側と感光体ドラム側係合部63の基端側とを連結する連結部64と、連結部64から上方に延出するラック部65と、を備えている。
現像ローラ側係合部62と感光体ドラム側係合部63は、それぞれの先端側から基端側に向かうにつれ、互いの間隔が徐々に狭まるように形成されている。ラック部65は、四角柱形状を呈しており、フロントカバー2a側の側部にラック歯車65aが形成されている。
移動機構66は、連結部材61を移動(スライド)させることにより、回転軸32a,36aに対して連結部材61を係合・離脱させる機能を有する。移動機構66は、プロセスカートリッジ装着部5aの左右側面に設置されている。
移動機構66は、フロントカバー2aの回転軸2bに外嵌する第1プーリ67と、連結部材61のラック部65と係合するピニオン歯車69と、このピニオン歯車69に同軸に連結された第2プーリ68と、第1プーリ67と第2プーリ68とに掛け渡されたベルトVと、を備えて構成されている。
第1プーリ67は、フロントカバー2aの回転軸2bに連結固定されている。回転軸2bは、フロントカバー2aの開閉動作に連動して回転する。したがって、第1プーリ67は、フロントカバー2aの開閉動作に連動して回転する。
第2プーリ68は、プロセスカートリッジ装着部5aの側面に軸支されている。第2プーリ68は、第1プーリ67の回転に伴ってベルトVが回転することによって回転する。
ピニオン歯車69は、第2プーリ68の内側(プロセスカートリッジ30側)に同軸に固定されており、第2プーリ68の回転に連動して回転する。
プロセスカートリッジ30をセットするときは、まず、フロントカバー2aを矢印A方向に回動してプロセスカートリッジ装着部5aを開口させる。このフロントカバー2aを開く動作に連動して、第1プーリ67、ベルトV、第2プーリ68、ピニオン歯車69が、同じく矢印A方向に回動する。ピニオン歯車69の回動により、これに係合されたラック歯車65aが上方に移動させられる。その結果、連結部材61全体が上方にスライドすることとなる。
つぎに、プロセスカートリッジ装着部5aにプロセスカートリッジ30を装着する。このとき、連結部材61は上方に退避しており、連結部材61の下方に現像ローラ36の回転軸36aおよび感光体ドラム32の回転軸32aが配置されることとなる。
つぎに、フロントカバー2aを矢印B方向に回動してプロセスカートリッジ装着部5aを閉じると、この動作に連動して、第1プーリ67、ベルトV、第2プーリ68、ピニオン歯車69が、矢印B方向に回動する。ピニオン歯車69の回動により、これに係合されたラック歯車65aが下方に移動させられる。その結果、連結部材61全体が下方にスライドすることとなる。これにより、連結部材61が現像ローラ36の回転軸36aおよび感光体ドラム32の回転軸32aに係合し、現像ローラ36が感光体ドラム32に押し付けられることとなる。
このような構成によれば、現像ローラ36の回転軸36aおよび感光体ドラム32の回転軸32aに対して、連結部材61を直線的に移動させることができるので、回転軸32a,36aに対する連結部材61の係合・離脱がスムーズになる。
<第4実施形態>
図7は、第4実施形態に係るレーザプリンタ1Cの概略側断面図であり、(a)はプロセスカートリッジを押し下げる前の状態を、(b)はプロセスカートリッジを押し下げた後の状態を、それぞれ示している。
第4実施形態に係るレーザプリンタ1Cは、第3実施形態と同様に、フロントカバー2aが開閉するタイプであるが、押付部材70が本体ケーシング2に固定されている点、および、プロセスカートリッジ30を装着する動作によって現像ローラ36が感光体ドラム32に押し付けられる点が、第3実施形態と異なっている。
第4実施形態の押付部材70は、プロセスカートリッジ装着部5aの左右側面からプロセスカートリッジ30側に突出形成した段差部74の上面を凹ませた形状とすることによって構成されている。
図7に示すように、押付部材70は、段差部74の上面に形成された凹部75の一方の壁面である現像ローラ側係合部71と、凹部75の他方の壁面である感光体ドラム側係合部73と、凹部75の底面である底部72と、感光体ドラム側係合部73の中程において、前方に突出して形成された、浮き上がり防止突起76とから構成されている。
現像ローラ側係合部71と感光体ドラム側係合部73とは、底部72側に向かうにつれ、互いの間隔が狭まるように形成されている。すなわち、現像ローラ側係合部71は、基端部71aに向かうほど感光体ドラム側係合部73に近づくように傾斜している。
現像ローラ側係合部71の基端部71aは、プロセスカートリッジ30をプロセスカートリッジ装着部5aに装着したときにおける現像ローラ36の回転軸36aに対応する位置に形成されている。また、感光体ドラム側係合部73の基端部73aは、プロセスカートリッジ30をプロセスカートリッジ装着部5aに装着したときにおける感光体ドラム32の回転軸32aに対応する位置に形成されている。そして、現像ローラ側係合部71の基端部71aと感光体ドラム側係合部73の基端部73aとの間隔は、現像ローラ36を感光体ドラム32に好適に押し付けたときの回転軸32a,36a同士の間隔(外外の間隔)にほぼ等しくなっている。
浮き上がり防止突起76は、感光体ドラム32の回転軸32aを感光体ドラム側係合部73に係合させたときに、回転軸32aの上側に係合して、回転軸32aが浮き上がるのを防止する突起である。
プロセスカートリッジ30をセットするときは、図7(a)に示すように、まず、フロントカバー2aを矢印A方向に回動してプロセスカートリッジ装着部5aを開口させる。そして、感光体ドラム32の回転軸32aが感光体ドラム側係合部73の基端部73aに係合する位置までプロセスカートリッジ30を挿入する。このとき、浮き上がり防止突起76の下側に回転軸32aを入れて、感光ドラム32側が浮き上がらないようにする。一方、この状態では、プロセスカートリッジ30の前端部は、プロセスカートリッジ装着部5aから浮いた状態になっている。また、現像ローラ36の回転軸36aは、現像ローラ側係合部71の上側(段差部74側)に位置している。
つぎに、プロセスカートリッジ30の前端部を押し下げていくと、傾斜した現像ローラ側係合部71に沿って現像ローラ36の回転軸36aが案内されて、現像ローラ36が感光体ドラム32側に寄せられていく。そして、図7(b)に示すように、プロセスカートリッジ装着部5aにプロセスカートリッジ30が装着されると、現像ローラ36の回転軸36aが現像ローラ側係合部71の基端部71aに到達するとともに、現像ローラ36が感光体ドラム32に好適に押し付けられることとなる。
かかる構成によれば、プロセスカートリッジ30を押し下げる動作に連動してプロセスカートリッジ装着部5aに設けられた押付部材70が現像ローラ36を感光体ドラム32に押し付けるので、前記した他の実施形態のように、押付部材自体を移動させる機構が不要になる。そのため、装置の簡略化・小型化を図ることができる。
また、プロセスカートリッジ30を装着する動作に連動して現像ローラ36が感光体ドラム32に押し付けられるので、現像ローラ36を感光体ドラム32に確実に押し付けることができる。
<第5実施形態>
図8(a)は、第5実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジと押付部材を示す要部概略斜視図であり、(b)は押付前、(c)は押付後の状態をそれぞれ示している。
第5実施形態に係るレーザプリンタ1Dは、押付部材80の構造が他の実施形態と異なっている。
図8(a)に示すように、押付部材80は、平面視略L字形状を呈しており、プロセスカートリッジ装着部5a(図1参照)に装着されたプロセスカートリッジ30の後端側の左右角部に沿ってそれぞれ配置されている。
押付部材80は、本体ケーシング2(図1参照)に揺動自在に軸支された揺動支点83と、この揺動支点83からプロセスカートリッジ30の後端部に沿って延出する揺動アーム81と、揺動支点83からプロセスカートリッジ30の側部に沿って延出する連結部材82と、を備えて構成されている。
揺動アーム81は、その先端部に、プロセスカートリッジ30の後端部に向かって突出する当接部81aを有している。連結部材82は、そのプロセスカートリッジ30側の側面から突出して、現像ローラ36の回転軸36aに係合する現像ローラ側係合部85と、感光体ドラム32の回転軸32aに係合する感光体ドラム側係合部84と、を有している。
現像ローラ側係合部85と感光体ドラム側係合部84とは、それぞれの先端側から基端側(連結部材82側)に向かうにつれ、互いの間隔が徐々に狭まるように傾斜している。現像ローラ側係合部85と感光体ドラム側係合部84の先端側同士の間隔は、現像ローラ36を感光体ドラム32に押し付けていない状態における回転軸32a,36a同士の間隔(外外の間隔)よりも大きい。一方、現像ローラ側係合部85と感光体ドラム側係合部84の基端側同士の間隔は、現像ローラ36を感光体ドラム32に好適に押し付けた状態における回転軸32a,36a同士の間隔(外外の間隔)にほぼ等しく形成されている。
揺動支点83には、図示しないトーションバネなどが設置されており、揺動アーム81をプロセスカートリッジ30側に向かって付勢している。これにより、プロセスカートリッジ30を装着していない状態では、連結部材82,82同士の間隔は、プロセスカートリッジ30の左右幅寸法よりも大きく開いた状態になっている。
プロセスカートリッジ30をセットするときは、図8(b)に示すように、まず、プロセスカートリッジ装着部5a(図1参照)にプロセスカートリッジ30を挿入する。そうすると、プロセスカートリッジ30の後端面が、押付部材80の当接部81aに当接する。
そして、図8(c)に示すように、プロセスカートリッジ30をさらに挿入していくと、プロセスカートリッジ30に押されて揺動アーム81が揺動するにつれて、連結部材82がプロセスカートリッジ30の左右側部に近接する。これにより、現像ローラ側係合部85が現像ローラ36の回転軸36aに係合するとともに、感光体ドラム側係合部84が感光体ドラム32の回転軸32aに係合する。そして、プロセスカートリッジ30をさらに挿入してプロセスカートリッジ装着部5aに装着すると、現像ローラ側係合部85と感光体ドラム側係合部84に案内されて回転軸32a,36a同士の間隔が近づき、現像ローラ36が感光体ドラム32に好適に押し付けられることとなる。
かかる構成によれば、プロセスカートリッジ30をプロセスカートリッジ装着部5aに装着する動作によって、現像ローラ36が感光体ドラム32に押し付けられるので、現像ローラ36を感光体ドラム32に確実に押し付けることができる。
また、プロセスカートリッジ30を装着するときには、押付部材80は、左右方向に退避しているので、プロセスカートリッジ30が押付部材80に引っかかる恐れがない。そのため、プロセスカートリッジ30をスムーズに装着することができる。
<第6実施形態>
図9は、第6実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジと押付部材を示す斜視図であり、(a)は押付前、(b)は押付後の状態をそれぞれ示している。
第6実施形態に係るレーザプリンタ1Eは、押付部材90の構成が、前記した実施形態と異なっている。
図9(a)に示すように、押付部材90は、当接部材91と、第1スライド部材92と、押付部材93と、第2スライド部材94と、揺動板95と、から構成されている。
当接部材91は、プロセスカートリッジ30の底面に当接する部材であり、側面視三角形状を呈している。当接部材91の上面91aは、傾斜面に形成されており、プロセスカートリッジ30に近づくほど低くなっている。
第1スライド部材92は、当接部材91に連結された棒状の部材である。第1スライド部材92は、プロセスカートリッジ装着部5aの底面に固定された支持体92aにスライド可能に支持されている。第1スライド部材92の当接部材91と反対側の端部92bは、揺動板95の下端部95b付近に当接している。
押付部材93は、現像ローラ36の回転軸36aに当接する部材であり、平面視三角形状に形成されている。回転軸36aに当接する当接面93aは、スライド方向に対して傾斜面に形成されており、プロセスカートリッジ30に近づくほど前後方向の寸法が小さくなっている。
第2スライド部材94は、押付部材93に連結された棒状の部材である。第2スライド部材94は、プロセスカートリッジ装着部5aの底面に固定された支持体94aにスライド可能に支持されている。第2スライド部材94の押付部材93と反対側の端部94bは、揺動板95の上端部95c付近に当接している。
揺動板95は、側面視長方形状を呈する板状部材である。揺動板95の前端部および後端部の高さ方向の中央には、回転軸95aが設けられている。揺動板95は、この回転軸95aが本体ケーシング2に軸支されることによって、左右方向に揺動自在に支持されている。回転軸95aには、図示しないトーションバネが取り付けられており、揺動板95の下端部95bをプロセスカートリッジ30側に付勢している。
プロセスカートリッジ30をプロセスカートリッジ装着部5aに装着する前の状態では、当接部材91、第1スライド部材92および揺動板95の下端部95bがプロセスカートリッジ30に近づいた状態になっている。また、押付部材93、第2スライド部材94および揺動板95の上端部95cがプロセスカートリッジ30から遠ざかった状態になっている。
この状態で、プロセスカートリッジ30をプロセスカートリッジ装着部5aに装着すると、プロセスカートリッジ30の底面が当接部材91の上面91aに当接する。
そして、プロセスカートリッジ30を押し下げると、プロセスカートリッジ30の底面によって当接部材91の上面91aが押圧される。当接部材91の上面91aは、プロセスカートリッジ30に近づくほど高さ寸法が小さくなるように傾斜しているので、当接部材91および第1スライド部材92が、プロセスカートリッジ30から離れる方向にスライドする。第1スライド部材92のスライドに連動して、揺動板95の下端部95bが、プロセスカートリッジ30から離れる方向に揺動するとともに、揺動板95の上端部95cがプロセスカートリッジ30に近づくように揺動する。揺動板95の上端部95cに押されて、第2スライド部材94および押付部材93がプロセスカートリッジ30に近づくようにスライドする。押付部材93の当接面93aは傾斜面に形成されているので、押付部材93によって現像ローラ36の回転軸36aが感光体ドラム32に向かって押され、現像ローラ36が感光体ドラム32に押し付けられることとなる。
かかる構成によれば、プロセスカートリッジ30をプロセスカートリッジ装着部5aに装着する動作に連動して現像ローラ36が感光体ドラム32に押し付けられるので、余分な動作を必要としない。そのため、現像ローラ36を感光体ドラム32に確実に押し付けることができる。
<第7実施形態>
図10は、第7実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジと押付部材を示す斜視図であり、(a)は押付前、(b)は押付後の状態をそれぞれ示している。
図10に示すように、第7実施形態に係るレーザプリンタ1Fは、押付部材100の構造が他の実施形態と異なっている。
押付部材100は、側面視十字形状を呈する板状部材であり、プロセスカートリッジ装着部5aの左右側面に1つずつ(合計2つ)配置されている。押付部材100は、上下方向にスライド可能になっている。押付部材100をスライドさせる機構は限定されるものではなく、例えばラック・ピニオン機構(図示省略)を用いることができる。
押付部材100は、プロセスカートリッジ30側の面に複数の溝を有している。これらの各溝は、連通溝101と、現像ローラ側下溝103と、感光体ドラム側下溝102と、現像ローラ側上溝105と、感光体ドラム側上溝104と、から構成されている。これらの各溝は、プロセスカートリッジ30の回転軸32a,36aとほぼ同じか若干大きい幅寸法に形成されている。
連通溝101は、プロセスカートリッジ30の挿入方向に沿って形成されている。連通溝101の前側の端部は、押付部材100を構成する板状部材の前側面に連通している。これにより、連通溝101に、プロセスカートリッジ30の回転軸32a,36aを挿通することができる。
感光体ドラム側下溝102は、連通溝101の後端部から下方に向かって延設されている。感光体ドラム側上溝104は、連通溝101の後端部から上方に向かって延設されている。感光体ドラム側下溝102および感光体ドラム側上溝104は、押付部材100のスライド方向と平行に形成されている。
現像ローラ側下溝103は、連通溝101の中間部から下方に向かって延設されている。現像ローラ側上溝105は、連通溝101の中間部から上方に向かって延設されている。現像ローラ側下溝103は、連通溝101から離れるほど感光体ドラム側下溝102に近づくように形成されている。現像ローラ側上溝105は、連通溝101から離れるほど感光体ドラム側上溝104から離れるように形成されている。
現像ローラ側下溝103と感光体ドラム側下溝102の連通溝101側の間隔は、プロセスカートリッジ30の回転軸32a,36a同士の間隔にほぼ等しくなっている。
なお、この感光体ドラム側下溝102の後側の側壁が、感光体ドラム側係合部に相当し、現像ローラ側下溝103の前側の側壁が、現像ローラ側係合部に相当する。
つぎに、押付部材100の動作について説明する。
図10(a)に示すように、プロセスカートリッジ30をプロセスカートリッジ装着部5a(図1参照)に装着すると、プロセスカートリッジ30の左右側面から突出した回転軸32a,36aが、押付部材100の連通溝101に挿入される。これにより、回転軸32a,36aが、感光体ドラム側下溝102および現像ローラ側下溝103の連通溝101側の端部に対応した位置にそれぞれ配置されることとなる。
そして、図10(b)に示すように、押付部材100を上方にスライドさせると、回転軸32aが感光体ドラム側下溝102に進入するとともに、回転軸36aが現像ローラ側下溝103に進入する。感光体ドラム側下溝102は、押付部材100のスライド方向と平行に形成されているので、回転軸32aは移動しない。一方、現像ローラ側下溝103は連通溝101から離れるほど感光体ドラム側下溝102に近づくように形成されているので、押付部材100の上方へのスライドに伴って、現像ローラ側下溝103の前側の側壁に回転軸36aが押され、感光体ドラム側下溝102に近づくように回転軸36aが移動する。これにより、現像ローラ36が感光体ドラム32に押し付けられることとなる。
一方、現像ローラ36と感光体ドラム32との間隔を広げたい場合には、押付部材100を下方にスライドさせる。そうすると、回転軸32aが感光体ドラム側上溝104に進入するとともに、回転軸36aが現像ローラ側上溝105に進入する。感光体ドラム側上溝104は、押付部材100のスライド方向と平行に形成されているので、回転軸32aは移動しない。一方、現像ローラ側上溝105は連通溝101から離れるほど感光体ドラム側上溝104から離れるように形成されているので、押付部材100の下方へのスライドに伴って、現像ローラ側上溝105の後側の側壁に回転軸36aが押され、感光体ドラム側上溝104から離れるように回転軸36aが移動する。これにより、現像ローラ36と感光体ドラム32との間隔が広がることとなる。
かかる構成によれば、押付部材100をスライドさせることによって、現像ローラ36の回転軸36aに現像ローラ側下溝103の前側の側壁が直接係合するので、現像ローラ36を感光体ドラム32に最小の力で均一に押し付けることができる。
また、押付部材100のスライド量を調節することによって、現像ローラ36と感光体ドラム32との間隔を適宜に調節することができる。したがって、例えば紙の厚さに対応した好適な押付加減にすることができる。
また、押付部材100を下方にスライドすれば、現像ローラ36と感光体ドラム32とを離間させることができる。そのため、封筒などを用いる場合に好適な間隔に調節することができる。
<第8実施形態>
図11は、第8実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジと押付部材を示す斜視図であり、(a)は押付前、(b)は押付後の状態をそれぞれ示している。
図11に示すように、第8実施形態の押付部材110は、感光体ドラム側下溝および感光体ドラム側上溝を備えていない点が、第7実施形態と異なっている。
押付部材110は、連通溝111と、現像ローラ側下溝112と、現像ローラ側上溝113とを備えている。
連通溝111は、プロセスカートリッジ30の挿入方向に沿って形成されている。連通溝111の前側の端部は、押付部材110を構成する板状部材の前側面に連通している。これにより、連通溝101に、プロセスカートリッジ30の左右端部から突出する現像ローラ36の回転軸36aを挿通することができる。なお、回転軸32aは、プロセスカートリッジ30の装着に干渉しない程度に短くしておくとよい。
現像ローラ側下溝112は、連通溝111の後端部から下方に向かって延設されている。現像ローラ側上溝113は、連通溝111の後端部から上方に向かって延設されている。現像ローラ側下溝112および現像ローラ側上溝113は、押付部材110のスライド方向に対して傾斜している。現像ローラ側下溝112は、連通溝111から離れるほど感光体ドラム32に近づくように形成されている。現像ローラ側上溝113は、連通溝111から離れるほど感光体ドラム32から離れるように形成されている。
また、本実施形態では、ドラムカートリッジ30Aは、例えば、プロセスカートリッジ30をプロセスカートリッジ装着部5aに装着したときに、プロセスカートリッジ装着部5aに設けられた係合部材(図示省略)に係合することよって固定されるようになっている。
かかる構成によれば、第7実施形態と同じく、押付部材110をスライドさせることによって、現像ローラ36の回転軸36aに現像ローラ側下溝112の前側の側壁が直接係合するので、現像ローラ36を感光体ドラム32に最小の力で均一に押し付けることができる。
また、押付部材110のスライド量を調節することによって、現像ローラ36と感光体ドラム32との間隔を適宜に調節することができる。したがって、例えば紙の厚さに対応した好適な押付加減にすることができる。
また、押付部材110を下方にスライドすれば、現像ローラ36と感光体ドラム32とを離間させることができる。そのため、厚紙などを用いる場合に好適な間隔に調節することができる。
<第9実施形態>
図12(a)は、第9実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジの側面図、図12(b)は、第9実施形態に係るレーザプリンタの押付前の状態を示す概略側断面図、図12(c)は、第9実施形態に係るレーザプリンタの押付後の状態を示す概略側断面図である。
図12に示すように、第9実施形態に係るレーザプリンタ1Gは、ドラムカートリッジ30Aの外側の左右側面に、現像ローラ36の回転軸36aに係合する押付部材120を備えている。また、ドラムカートリッジ30Aは、トナーカートリッジ30Bの左右端部から突出する回転軸36aが挿通・配置される回転軸挿通溝39bを備えている。トナーカートリッジ30Bの装着時に、現像ローラ36の回転軸36aは、トナーカートリッジ装着部39の側壁の上面39aに当接しながらスライドして、回転軸挿通溝39bまで案内される。回転軸挿通溝39bは、現像ローラ36の回転軸36aの直径よりも若干大きく形成されている。
押付部材120は、基体121と、この基体121にスライド可能に外嵌した現像ローラ側係合部122と、基体121と現像ローラ側係合部122との間に介設された弾性体123と、を備えて構成されている。
基体121は、ドラムカートリッジケース31の外側の側面に固定された回転軸121aに回動可能に軸支されている。現像ローラ側係合部122は、現像ローラ36の回転軸36aに係合する部材である。現像ローラ側係合部122の係合端部122aは、傾斜面に形成されており、下方に向かうほど、回転軸121aから離れるようになっている。弾性体123は、例えばつるまきバネなどから構成されており、現像ローラ側係合部122を基体121から離れる方向に付勢している。
また、本体ケーシング2のプロセスカートリッジ装着部5aの側壁には、押付部材120に対応する位置に、当接部5eが突設されている。当接部5eは、プロセスカートリッジ装着部5aにプロセスカートリッジ30を挿入してプロセスカートリッジ30を押し下げたときに、押付部材120に当接して押付部材120を上方に回動させる機能を有している。
図12(b)に示すように、プロセスカートリッジ30をプロセスカートリッジ装着部5aに装着すると、まず、押付部材120が当接部5eに当接する。
そして、図12(c)に示すように、プロセスカートリッジ30を押し下げると、当接部5eによって押付部材120が相対的に押し上げられ、現像ローラ36の回転軸36aに係合する。現像ローラ側係合部122の係合端部122aは、下方に向かうほど回転軸121aから離れるように形成されているので、押付部材120が押し上げられるほど、弾性体123の付勢力が大きくなる。これにより、押付部材120によって現像ローラ36が感光体ドラム32に好適に押し付けられることとなる。
かかる構成によれば、現像ローラ36の回転軸36aに押付部材120が直接係合するので、現像ローラ36を感光体ドラム32に最小の力で均一に押し付けることができる。
また、プロセスカートリッジ30を押し下げる動作に連動して押付部材120が現像ローラ36を感光体ドラム32に押し付けるので、余分な動作を必要としない。そのため、確実に現像ローラ36を感光体ドラム32に押し付けることができる。
<第10実施形態>
図13(a)は、第10実施形態に係るレーザプリンタの押付前の状態を示す概略側断面図、図13(b)は、第10実施形態に係るレーザプリンタの押付後の状態を示す概略側断面図である。
第10実施形態に係るレーザプリンタ1Hは、プロセスカートリッジ30を後方にスライドさせることによって、押付部材120が回転軸36aに係合する点が、第9実施形態に係るレーザプリンタ1Gと異なっている。
具体的には、図13(a)に示すように、レーザプリンタ1Hのプロセスカートリッジ装着部5aの左右側壁には、プロセスカートリッジ30の押付部材120に当接する当接部5fが突設されている。この当接部5fの上面には、前側当接部5gと、この前側当接部5gよりも上方に位置する後側当接部5hと、前側当接部5gと後側当接部5hになだらかに連続する傾斜面5iと、が設けられている。
図13(a)に示すように、プロセスカートリッジ装着部5aにプロセスカートリッジ30を装着すると、前側当接部5gに押付部材120が当接する。このとき、押付部材120は、回転軸36aに係合していない。
そして、図13(b)に示すように、プロセスカートリッジ30を後方にスライドさせると、押付部材120が傾斜面5iに案内されて上方に回動し、後側当接部5hに当接するとともに、回転軸36aに係合する。これにより、押付部材120によって現像ローラ36が感光体ドラム32に押し付けられることとなる。かかる構成によっても、第9実施形態と同様の効果を奏する。
<第11実施形態>
図14(a)は、第11実施形態に係るプロセスカートリッジの分解斜視図、図14(b)は、プロセスカートリッジの部分拡大図、である。図15は、第11実施形態に係るプロセスカートリッジの側面図であり、(a)は、押付前の状態、(b)は、押付後の状態をそれぞれ示している。
第11実施形態に係るプロセスカートリッジ30は、ドラムカートリッジ30Aと、トナーカートリッジ30Bと、から構成されている。
図14(a)に示すように、ドラムカートリッジ30Aは、ドラムカートリッジケース31と、ドラムカートリッジケース31に回転自在に軸支された感光体ドラム32と、このドラムカートリッジケース31に設けられたトナーカートリッジ装着部39と、を主に備えている。
トナーカートリッジ装着部39の側壁39cは、当該側壁39cの上面に連続して感光体ドラム32に向かって延設された案内溝39dと、この案内溝39dの感光体ドラム32側の端部から上方に延設された係合溝39eと、を有している。係合溝39eの前側の側壁は、上方に向かうほど感光体ドラム32に近づくように傾斜している。
トナーカートリッジ装着部39の底壁39fには、複数の突起39gが左右方向に並んで突設されている。複数の突起39gは、トナーカートリッジ30Bの底面35aに当接して、トナーカートリッジ30Bを上下に揺動させる揺動支点としての機能を有する。突起39gは、現像ローラ36の回転軸36aよりも前寄りの位置に設けられている。
また、図14(b)に示すように、トナーカートリッジ装着部39の前壁39iには、トナーカートリッジ30Bの前壁35bに設けられた係合片35cに係合する係合爪39hが突設されている。
トナーカートリッジ30Bをトナーカートリッジ装着部39に装着する場合、図15(a)に示すように、まず、トナーカートリッジ30Bの左右端部から突出した回転軸36aが、案内溝39dに進入するとともに、トナーカートリッジ30Bの筐体35の底面35aが突起39gに当接する。
つぎに、図15(b)に示すように、トナーカートリッジ30Bの前側を下方に押し下げると、突起39gを支点としてトナーカートリッジ30Bの後側(現像ローラ36側)が上方に持ち上がり、回転軸36aが係合溝39eに進入する。係合溝39eの前側の側壁は、上方に向かうほど感光体ドラム32に近づくように傾斜しているので、この側壁に案内されて回転軸36aが感光体ドラム32側に移動する。これにより、現像ローラ36が感光体ドラム32に押し付けられることとなる。
また、トナーカートリッジ30Bの前側を下方に押し下げると、ドラムカートリッジ30Aの係合爪39hがトナーカートリッジ30Bの係合片35cに係合する。これにより、トナーカートリッジ30Bの後側が持ち上げられた状態が維持され、ひいては、現像ローラ36が感光体ドラム32に押し付けられた状態が維持される。
かかる構成によれば、係合溝39eの前側の側壁が現像ローラ36の回転軸36aに直接係合するので、現像ローラ36を感光体ドラム32に最小の力で均一に押し付けることができる。
また、プロセスカートリッジ30の構成だけで、現像ローラ36を感光体ドラム32に押し付けることができるので、本体ケーシング2を変更する必要がない。そのため、従来のレーザプリンタの大部分を無駄にすることなく、機能を高めることができる。
なお、本実施形態においては、現像ローラ36を感光体ドラム32に確実に押圧すべく、係合片35cとこれに係合する係合爪39を設けたが、プロセスカートリッジ30自体の重量でも現像ローラ36を感光体ドラム32へ押し付けることが出来るので、係合片35cと係合爪39は必要に応じて設ければよい。
<第12実施形態>
図16は、第12実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジの斜視図であり、(a)は押付前、(b)は押付後の状態をそれぞれ示している。図17は、第12実施形態に係るレーザプリンタの概略側断面図であり、(a)は押付前、(b)は押付後の状態をそれぞれ示している。
図16(a),(b)に示すように、第12実施形態に係るレーザプリンタ1Iは、トナーカートリッジ30Bの左右端部から突出した現像ローラ36の回転軸36aに取り付けられた押付部材130を備えている。
押付部材130は、現像ローラ36の回転軸36aに回動可能に係合する現像ローラ側係合部131と、感光体ドラム32の回転軸32aに係合する感光体ドラム側係合部133と、現像ローラ側係合部131と感光体ドラム側係合部133とを連結する連結部132と、を主に備えている。
現像ローラ側係合部131は、例えば円筒形状を呈しており、現像ローラ36の回転軸36aに外嵌している。連結部132は、現像ローラ側係合部131から延出する棒状の部材である。連結部132の長さ寸法は、回転軸32a,36a同士の間隔よりも大きい。連結部132には、感光体ドラム側係合部133が突設されている。感光体ドラム側係合部133は、連結部132を回転軸32aの上方に掛け渡したときに、回転軸32aに係合するようになっている。感光体ドラム側係合部133は、回転軸32aの形状に沿った円弧状を呈している。現像ローラ側係合部131と感光体ドラム側係合部133の間隔は、現像ローラ36を感光体ドラム32に好適に押し付けたときの回転軸32a,36a同士の間隔(外外の間隔)にほぼ等しく設定されている。
また、押付部材130は、ドラムカートリッジ30Aの側壁に突設された突出部134と、この突出部134の上面に取り付けられたバネ135と、を備えている。突出部134は、感光体ドラム32の回転軸32aよりも後寄りに設けられている。バネ135の頭部135aは、連結部132の先端部132aに当接するようになっている。
図17(a)に示すように、本体ケーシング2のプロセスカートリッジ装着部5aの側壁には、押付部材130の連結部132に当接して押付部材130を押し下げるための当接部5jが突設されている。当接部5jの下面は、後側に向かうほど低くなる傾斜面5kとなっている。
次に、押付部材130の動作について説明する。
図17(a)に示すように、まず、トナーカートリッジ30Bをドラムカートリッジ30Aに装着し、回転軸36aを中心にして押付部材130を回動させ、連結部132の先端部132aをバネ135の頭部135aの上に載せる。このとき、感光体ドラム側係合部133は、感光体ドラム32の回転軸32aから浮いた状態になっている。そして、この状態で、プロセスカートリッジ30を本体ケーシング2のプロセスカートリッジ装着部5aに挿入する。
次に、図17(b)に示すように、プロセスカートリッジ30を後方にスライドさせる。そうすると、押付部材130が当接部5jの傾斜面5kに当接して押し下げられ、感光体ドラム側係合部133が感光体ドラム32の回転軸32aに係合する。これにより、現像ローラ36が感光体ドラム32に押し付けられることとなる。
かかる構成によれば、押付部材130が現像ローラ36の回転軸36aに直接係合しているので、現像ローラ36を感光体ドラム32に最小の力で均一に押し付けることができる。
また、プロセスカートリッジ30を取り出すために、プロセスカートリッジ30を前方に向かってスライドさせると、押付部材130が当接部5jから離間する。これにより、バネ135によって連結部132の先端部132aが押し上げられ、感光体ドラム側係合部133と感光体ドラム32の回転軸32aとの係合が解除される。そのため、ドラムカートリッジ30Aからトナーカートリッジ30Bを取り外すときに、押付部材130がドラムカートリッジ30Aに引っ掛かることがない。
なお、第12実施形態では、本体ケーシング2に形成した当接部5jによって押付部材130を押し下げることとしたが、押付部材130の感光体ドラム側係合部133を手動で回転軸32aに係合させてもよい。この場合、感光体ドラム側係合部133が回転軸32aに嵌合するように、例えば円弧状に形成するのが好ましい。このようにすれば、従来の本体ケーシングを変更することなく、現像ローラ36を感光体ドラム32に好適に押し付けることができる。
<第13実施形態>
図18は、第13実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジの斜視図であり、(a)は押付前、(b)は押付後の状態をそれぞれ示している。図19は、第12実施形態に係るレーザプリンタの概略側断面図であり、(a)は押付前、(b)は押付後の状態をそれぞれ示している。
図18(a),(b)に示すように、第13実施形態に係るレーザプリンタ1Jは、押付部材140が感光体ドラム32の回転軸32aに回動可能に取り付けられている点が、前記した第12実施形態と異なっている。
押付部材140は、感光体ドラム32の回転軸32aに回動可能に係合する感光体ドラム側係合部141と、現像ローラ36の回転軸36aに係合する現像ローラ側係合部143と、感光体ドラム側係合部141と現像ローラ側係合部143とを連結する連結部142と、を主に備えている。
感光体ドラム側係合部141は、例えば円筒形状を呈しており、感光体ドラム32の回転軸32aに外嵌している。連結部142は、感光体ドラム側係合部141から延出する棒状の部材である。連結部142の長さ寸法は、回転軸32a,36a同士の間隔よりも大きい。連結部142には、現像ローラ側係合部143が突設されている。現像ローラ側係合部143は、連結部142を回転軸36aの上方に掛け渡したときに、回転軸36aに係合するようになっている。現像ローラ側係合部143は、回転軸36aの形状に沿った円弧状を呈している。感光体ドラム側係合部141と現像ローラ側係合部143の間隔は、現像ローラ36を感光体ドラム32に好適に押し付けたときの回転軸32a,36a同士の間隔にほぼ等しく設定されている。
また、押付部材140は、ドラムカートリッジ30Aの側壁に突設された突出部144と、この突出部144の上面に取り付けられたバネ145と、を備えている。突出部144は、感光体ドラム32の回転軸32aと現像ローラ36の回転軸36aとの間に設けられている。バネ145の頭部は、連結部142に当接するようになっている。
図19(a)に示すように、本体ケーシング2のプロセスカートリッジ装着部5aの側壁には、押付部材140の連結部142に当接して押付部材140を押し下げるための当接部5lが突設されている。当接部5lの下面は、後側に向かうほど低くなる傾斜面5mとなっている。
次に、押付部材140の動作について説明する。
図19(a)に示すように、まず、トナーカートリッジ30Bをドラムカートリッジ30Aに装着し、回転軸32aを中心にして押付部材140を回動させ、連結部142をバネ145の上に載せる。このとき、現像ローラ側係合部143は、現像ローラ36の回転軸36aから浮いた状態になっている。そして、この状態で、プロセスカートリッジ30を本体ケーシング2のプロセスカートリッジ装着部5aに挿入する。
次に、図19(b)に示すように、プロセスカートリッジ30を後方にスライドさせる。そうすると、押付部材140が当接部5lの傾斜面5mに当接して押し下げられ、現像ローラ側係合部143が現像ローラ36の回転軸36aに係合する。これにより、現像ローラ36が感光体ドラム32に押し付けられることとなる。
かかる構成によれば、押付部材140が現像ローラ36の回転軸36aに直接係合しているので、現像ローラ36を感光体ドラム32に最小の力で均一に押し付けることができる。
<第1変形例>
図20(a)は、現像ローラの回転軸に外嵌する軸受の斜視図、図20(b)は、軸受が現像ローラの回転軸に外嵌した状態を示した斜視図、図20(c)は、プロセスカートリッジの拡大斜視図、である。
図20に示すように、押付部材140は、現像ローラ36の回転軸36aを軸支する軸受150に係合してもよい。
図20(a),(b)に示すように、軸受150は、現像ローラ36の回転軸36aに外嵌する部材である。軸受150は、円筒状の軸受部151と、この軸受部151のトナーカートリッジ30B側に設けられた係合部152と、から構成されている。軸受部151は、中空部材であり、その両端が開口している。係合部152は、トナーカートリッジ30Bの筐体35に係合可能に構成されている。
図20(c)に示すように、第13実施形態の押付部材140は、現像ローラ36の回転軸36aを軸支する軸受150に係合している。
軸受150は、回転軸36aを高い剛性でガタつくことなく支持している。そのため、押付部材140の押圧力は、分散・減衰することなく、現像ローラ36の回転軸36aに伝達されるので、現像ローラ36を感光体ドラム32に最小の力で均一に押し付けることができる。
<第2変形例>
図21は、第13実施形態の第2変形例に係る現像ローラ端部の分解斜視図である。
第1変形例では、押付部材140を軸受150に係合させることとしたが、現像ローラ36の回転軸36aに保護部材としての樹脂製のカラー160を外嵌し、このカラー160を介して押付部材140を現像ローラ36の回転軸36aに係合させてもよい。
カラー160は、現像ローラ36の回転軸36aが磨耗・損傷するのを保護する機能を有している。カラー160は、円筒状の中空部材であり、軸受部151′の外側において現像ローラ36の回転軸36aに外嵌している。カラー160には、押付部材140の現像ローラ側係合部143が係合する。
このような構成でも、押付部材140の押付力は、分散・減衰することなく、カラー160を介して現像ローラ36の回転軸36aに伝達されるので、現像ローラ36を感光体ドラム32に最小の力で均一に押し付けることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の第一実施形態に係るレーザプリンタの要部側断面図である。 (a)はレーザプリンタの概略側断面図であり、(b)は押付部材の拡大側面図である。 第1実施形態に係るレーザプリンタの変形例を示す概略側断面図である。 第2実施形態に係るレーザプリンタの概略側断面図である。 第3実施形態に係るレーザプリンタの概略側断面図である。 第3実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジと押付部材の斜視図である。 第4実施形態に係るレーザプリンタ1Cの概略側断面図であり、(a)はプロセスカートリッジを押し下げる前の状態を、(b)はプロセスカートリッジを押し下げた後の状態を、それぞれ示している。 (a)は、第5実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジと押付部材を示す要部概略斜視図であり、(b)は押付前、(c)は押付後の状態をそれぞれ示している。 第6実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジと押付部材を示す斜視図であり、(a)は押付前、(b)は押付後の状態をそれぞれ示している。 第7実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジと押付部材を示す斜視図であり、(a)は押付前、(b)は押付後の状態をそれぞれ示している。 第8実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジと押付部材を示す斜視図であり、(a)は押付前、(b)は押付後の状態をそれぞれ示している。 (a)は、第9実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジの側面図、(b)は、第9実施形態に係るレーザプリンタの押付前の状態を示す概略側断面図、(c)は、第9実施形態に係るレーザプリンタの押付後の状態を示す概略側断面図である。 (a)は、第10実施形態に係るレーザプリンタの押付前の状態を示す概略側断面図、(b)は、第10実施形態に係るレーザプリンタの押付後の状態を示す概略側断面図である。 (a)は、第11実施形態に係るプロセスカートリッジの分解斜視図、(b)は、プロセスカートリッジの部分拡大図、である。 第11実施形態に係るプロセスカートリッジの側面図であり、(a)は、押付前の状態、(b)は、押付後の状態をそれぞれ示している。 第12実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジの斜視図であり、(a)は押付前、(b)は押付後の状態をそれぞれ示している。 第12実施形態に係るレーザプリンタの概略側断面図であり、(a)は押付前、(b)は押付後の状態をそれぞれ示している。 第13実施形態に係るレーザプリンタのプロセスカートリッジの斜視図であり、(a)は押付前、(b)は押付後の状態をそれぞれ示している。 第13実施形態に係るレーザプリンタの概略側断面図であり、(a)は押付前、(b)は押付後の状態をそれぞれ示している。 (a)は、現像ローラの回転軸に外嵌するカバー部材の斜視図、(b)は、カバー部材が現像ローラの回転軸に外嵌した状態を示した斜視図、(c)は、プロセスカートリッジの拡大斜視図、である。 第13実施形態の第2変形例に係る現像ローラ端部の分解斜視図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ
2 本体ケーシング
3 用紙
4 フィーダ部
5 画像形成部
30 プロセスカートリッジ
30A ドラムカートリッジ
30B トナーカートリッジ
32 感光体ドラム
32a 回転軸
36 現像ローラ
36a 回転軸
50 押付部材
51 支持部
52 連結部材
53 現像ローラ側係合部
54 感光体ドラム側係合部
55 連結部

Claims (17)

  1. 本体と、
    静電潜像が形成される感光体ドラムを有する感光体カートリッジ、および前記静電潜像に現像剤を供給する現像ローラを有する現像カートリッジを含んでなり前記本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジと、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記現像ローラの回転軸又は軸受に係合して前記現像ローラを前記感光体ドラムに押し付ける押付手段を備え
    前記押付手段は、
    現像ローラの回転軸又は軸受に係合する現像ローラ側係合部と、
    前記感光体ドラムの回転軸又は軸受に係合する感光体ドラム側係合部と、
    前記現像ローラ側係合部と前記感光体ドラム側係合部を連結する連結部と、
    を有してなる連結部材を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 本体と、
    静電潜像が形成される感光体ドラムを有する感光体カートリッジ、および前記静電潜像に現像剤を供給する現像ローラを有する現像カートリッジを含んでなり前記本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジと、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記現像ローラの回転軸又は軸受に係合して前記現像ローラを前記感光体ドラムに押し付ける押付手段を備え
    前記押付手段は、
    現像ローラの回転軸又は軸受に係合する現像ローラ側係合部と、
    前記感光体カートリッジにおける前記感光体ドラムの回転軸よりも前記現像ローラの軸側に設けられた被係合部に係合する感光体ドラム側係合部と、
    前記現像ローラ側係合部と前記感光体ドラム側係合部を連結する連結部と、
    を有してなる連結部材を含むことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記現像ローラ側係合部と前記感光体ドラム側係合部は、それぞれの先端側から基端側に向かうにつれ、互いの間隔が徐々に狭まるように形成されたことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像ローラ側係合部は、前記現像ローラに電位を付与する現像電極を兼ねており、
    前記感光体ドラム側係合部は、前記現像ローラ側係合部に対して絶縁されていることを特徴とする請求項または請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記本体は、開閉自在な蓋部材を備え、
    前記連結部材は、前記蓋部材を閉じる動作に連動して移動されるように配置されたことを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記連結部材は、前記本体における前記プロセスカートリッジの側部に固定され、前記プロセスカートリッジを前記本体に装着する動作により前記現像ローラの回転軸又は軸受が前記現像ローラ側係合部に係合し、前記感光体ドラムの回転軸又は軸受けが前記感光体ドラム側係合部に係合するよう構成されたことを特徴とする請求項1、3および4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記連結部材は、前記本体に設けられた揺動アームの一端に設けられ、前記揺動アームの他端は、前記プロセスカートリッジを前記本体に装着する動作に応じて前記プロセスカートリッジに押圧される位置に配置され、当該押圧の動作により前記連結部材が前記現像ローラを前記感光体ドラムに押し付けるように構成されたことを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記連結部材の前記現像ローラ側係合部は、前記現像ローラの回転軸又は軸受けに対し回動可能に係合し、
    前記本体には、前記プロセスカートリッジを前記本体に装着する動作により前記連結部
    材に当接して前記感光体ドラム側係合部を前記感光体ドラムの回転軸又は軸受に係合させる係合補助部材が設けられたことを特徴とする請求項1、3および4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記連結部材の前記感光体ドラム側係合部は、前記感光体ドラムの回転軸又は軸受けに対し回動可能に係合し、
    前記本体には、前記プロセスカートリッジを前記本体に装着する動作により前記連結部材に当接して前記現像ローラ側係合部を前記現像ローラの回転軸又は軸受に係合させる係合補助部材が設けられたことを特徴とする請求項1、3および4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記現像ローラの回転軸又は軸受に外嵌する保護部材をさらに備え、
    前記押付手段は、前記保護部材を介して前記現像ローラに係合することを特徴とする求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 感光体ドラムを有する感光体カートリッジに装着される現像カートリッジであって、
    筐体と、
    前記筐体に回転可能に支持されるとともに表面に現像剤を担持する現像ローラと、
    前記現像ローラの回転軸又は軸受に係合して前記現像ローラを前記感光体ドラムに押し付ける押付手段と、を備え
    前記押付手段は、
    現像ローラの回転軸又は軸受に係合する現像ローラ側係合部と、
    前記感光体ドラムの回転軸又は軸受に係合する感光体ドラム側係合部と、
    前記現像ローラ側係合部と前記感光体ドラム側係合部を連結する連結部とを有してなる連結部材を含むことを特徴とする現像カートリッジ。
  12. 感光体ドラムを有する感光体カートリッジに装着される現像カートリッジであって、
    筐体と、
    前記筐体に回転可能に支持されるとともに表面に現像剤を担持する現像ローラと、
    前記現像ローラの回転軸又は軸受に係合して前記現像ローラを前記感光体ドラムに押し付ける押付手段と、を備え
    前記押付手段は、
    現像ローラの回転軸又は軸受に係合する現像ローラ側係合部と、
    前記感光体カートリッジにおける前記感光体ドラムの回転軸よりも前記現像ローラの軸側に設けられた被係合部に係合する感光体ドラム側係合部と、
    前記現像ローラ側係合部と前記感光体ドラム側係合部を連結する連結部とを有してなる連結部材を含むことを特徴とする現像カートリッジ。
  13. 請求項11または請求項12に記載の現像カートリッジと、
    感光体ドラムを有する感光体カートリッジと、を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  14. 現像ローラを有する現像カートリッジが装着される現像カートリッジ装着部と、
    露光装置により光が走査されて静電潜像が形成され、前記現像ローラから現像剤が供給されて現像剤像が形成される感光体ドラムと、
    前記現像ローラの回転軸又は軸受に係合して前記現像ローラを前記感光体ドラムに押し付ける押付手段と、を備え
    前記押付手段は、
    前記感光体ドラムの回転軸又は軸受に回動可能に係合した感光体ドラム側係合部と、
    前記現像ローラの回転軸又は軸受に係合する現像ローラ側係合部と、
    前記感光体ドラム側係合部と前記現像ローラ側係合部とを連結する連結部とを備えることを特徴とする感光体カートリッジ。
  15. 現像ローラを有する現像カートリッジが装着される現像カートリッジ装着部と、
    露光装置により光が走査されて静電潜像が形成され、前記現像ローラから現像剤が供給されて現像剤像が形成される感光体ドラムと、
    前記現像ローラの回転軸又は軸受に係合して前記現像ローラを前記感光体ドラムに押し付ける押付手段と、を備え
    前記押付手段は、
    前記感光体ドラムの回転軸よりも前記現像ローラの軸側に設けられた被係合部に回動可能に係合した感光体ドラム側係合部と、
    前記現像ローラの回転軸又は軸受に係合する現像ローラ側係合部と、
    前記感光体ドラム側係合部と前記現像ローラ側係合部とを連結する連結部とを備えることを特徴とする感光体カートリッジ。
  16. 請求項14または請求項15に記載の感光体カートリッジと、
    現像ローラを有する現像カートリッジと、を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  17. 現像ローラを有する現像カートリッジと、
    前記現像カートリッジが装着されるとともに感光体ドラムを有する感光体カートリッジと、
    前記現像カートリッジ及び前記感光体カートリッジのいずれか一方に設けられて、現像カートリッジの装着時に前記現像ローラの回転軸よりも前記感光体ドラムとは反対側に位置し、前記現像カートリッジを揺動させる揺動支点と、
    前記現像カートリッジを揺動させたときに、前記現像ローラの回転軸又は軸受に当接して、前記現像ローラを前記感光体ドラムに押し付ける押付手段と、を備えるプロセスカートリッジであって、
    前記押付手段は、前記感光体カートリッジに設けられた、前記現像カートリッジを所定位置に案内するガイド溝の側壁であり、
    前記側壁は、前記現像カートリッジを装着時に揺動させたときの前記現像ローラの移動方向下流側に向かうほど前記感光体ドラムに近づくように傾斜していることを特徴とするプロセスカートリッジ。
JP2007018560A 2007-01-29 2007-01-29 画像形成装置、現像カートリッジ、感光体カートリッジおよびプロセスカートリッジ Active JP4935381B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007018560A JP4935381B2 (ja) 2007-01-29 2007-01-29 画像形成装置、現像カートリッジ、感光体カートリッジおよびプロセスカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007018560A JP4935381B2 (ja) 2007-01-29 2007-01-29 画像形成装置、現像カートリッジ、感光体カートリッジおよびプロセスカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008185737A JP2008185737A (ja) 2008-08-14
JP4935381B2 true JP4935381B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=39728844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007018560A Active JP4935381B2 (ja) 2007-01-29 2007-01-29 画像形成装置、現像カートリッジ、感光体カートリッジおよびプロセスカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4935381B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5093272B2 (ja) * 2010-03-18 2012-12-12 ブラザー工業株式会社 プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5987482B2 (ja) * 2012-06-05 2016-09-07 富士ゼロックス株式会社 現像装置及び画像形成装置
JP2014016492A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Brother Ind Ltd プロセスカートリッジ
JP6265748B2 (ja) * 2014-01-21 2018-01-24 キヤノン株式会社 感光体カートリッジ、現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
US9377751B2 (en) 2014-03-31 2016-06-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having developer cartridge rotatable between first and second positions
CN112255902B (zh) 2014-11-28 2023-10-27 佳能株式会社 盒和电子照相成像装置
JP6311682B2 (ja) * 2015-09-10 2018-04-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP7205346B2 (ja) * 2019-03-28 2023-01-17 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4737349B2 (ja) * 1999-02-26 2011-07-27 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2005284219A (ja) * 2004-03-04 2005-10-13 Ricoh Co Ltd プロセスカートリッジ及びこれを用いる画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008185737A (ja) 2008-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4935381B2 (ja) 画像形成装置、現像カートリッジ、感光体カートリッジおよびプロセスカートリッジ
JP4274220B2 (ja) 画像形成装置
JP2008203566A (ja) 画像形成装置、プロセスカートリッジ及び現像カートリッジ
US9342038B2 (en) Image forming apparatus with shutter for covering a switch opening
US20050276630A1 (en) Image forming apparatus and cartridge
JP4289351B2 (ja) 画像形成装置
JP6010969B2 (ja) 画像形成装置
JP4803226B2 (ja) 画像形成装置およびドラムユニット
JP2009234689A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP4591516B2 (ja) 画像形成装置
US7813677B2 (en) Process cartridge having charging device with conductive grid electrode
JP2006184530A (ja) 画像形成装置
JP2006053508A (ja) 画像形成装置及び定着ユニット
JP2008052142A (ja) 定着装置および画像形成装置
US9389579B2 (en) Image forming apparatus having a removable mounted developing cartridge
JP2008176087A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2007168405A (ja) 画像形成装置
JP6870308B2 (ja) 画像形成装置
JP5899709B2 (ja) 画像形成装置
JP2013010593A (ja) 画像形成装置
JP4325308B2 (ja) 画像形成装置
JP4770842B2 (ja) 画像形成装置
US8342523B2 (en) Image forming apparatus with indermediate gear
JP5333360B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
US8002271B2 (en) Image forming apparatus with curl correction using guide ribs

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4935381

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150