JP4934086B2 - 医療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、腹腔壁内側に固定される医療機器を把持する医療機器用把持器具を備えた医療装置に関する。
周知のように、医療機器である内視鏡は、撮像装置を備えており、患者の体腔内へ導入されて、撮像装置によって撮影された観察像により、体内患部の各種検査、各種処置などを行うためのものである。
このような内視鏡には、体内の管腔管路である、食道、胃、大腸、十二指腸などの消化臓器内に肛門、または口腔から導入するもの、臍部近傍から体壁を穿刺して貫通させたトラカールを介して、腹腔内へ導入するものがある。一般に内視鏡は、長尺な挿入部を有しており、この挿入部が消化器管路内、または腹腔内に挿入される。
近年において、挿入部の導入による患者への苦痛を軽減するため、例えば、特許文献1に記載のような胃腸管の内部撮影に使用する自立カプセルをGI管内に送り出すシステムが提案されている。この特許文献1のシステムには、クランプを内視鏡の前端で保持し、内視鏡内において引き込み可能な支持体を備え、自立カプセルをGI管内に送り出す装置が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、吸引ポンプの吸引力によって、内視鏡の先端位置に配設された筒状のフード部材に医療用カプセルが吸着保持することができる内視鏡装置が開示されている。
特表2001−526072号公報 特開2007−44481号公報
しかしながら、特許文献1、及び特許文献2に記載のカプセル型内視鏡装置は、胃腸等の管腔管路内では有効的な技術であって、腹腔内の内視鏡観察において、これら自立カプセル、又は医療用カプセルである、従来のカプセル型内視鏡装置に用いることが困難とされる。
すなわち、腹腔内に内視鏡を導入する従来の手技では、例えば、低侵讐のため大きく開腹することなく、観察用の内視鏡を体腔内に導くトラカールと、処置具を処置部位に導くトラカールとを患者の腹部に穿刺して、内視鏡で処置具と処置部位とを観察しながら治療処置を行う外科手術、所謂、腹腔鏡下外科手術が行われる。そのため、従来のカプセル型内視鏡装置は、腹腔鏡下外科手術に使用する前提とした構成を備えていない。
ところで、この腹腔鏡下外科手術の手技では、内視鏡で処置部位を詳細に観察できる反面、観察できる視野の範囲が比較的狭いため、通常の内視鏡の他に、腹腔内の治療部位全体を広範囲に観察できるように、広角視野範囲が設定された広角観察用のカプセル型内視鏡装置などの撮像装置を併用することが好ましいとされている。
しかし、通常の内視鏡に加え、さらに、体壁である腹壁にトラカールを穿刺して、腹腔内を広角に観察する内視鏡を用いて腹腔鏡下外科手術を行うと、患者の腹壁に複数のトラカールを穿刺しなければならない。これでは、患者に今までよりも負担をかけてしまい、低侵襲な腹腔鏡下外科手術ではなくなってしまうという問題があった。
そして、従来のカプセル型内視鏡装置は、体壁、及び体内組織に固定することを想定したものではなく、体壁、及び体内組織への固定機能を有していない。そのため、特許文献1、又は特許文献2の技術は、単に、カプセル型内視鏡装置を把持してGI管、又は体内の管路(管腔管路内)へ挿入することを前提とした技術のものである。
そこで、本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは患者への負担を増加することなく、低侵襲な外科手術が行えるこのとのできる、体内に固定設置自在な医療機器を把持して容易に体内、特に腹腔内へ導入することができる医療機器用把持器具を備えた医療装置を提供することである。
上記目的を達成すべく、本発明の一態様の医療装置は、腹腔鏡下外科手術に用いられる医療装置であって、所定の画角が設定された撮像装置と、上記撮像装置から所定の距離に離間した位置において、腹腔内に導入され、上記撮像装置の上記所定の画角よりも大きな所定の画角で撮影可能な小型撮像装置としての医療機器と、上記医療機器から延設されたワイヤと、上記撮像装置が挿通配置され、上記医療機器を把持する把持部および上記ワイヤを掛止するフック部を有する医療機器用把持器具と、を備えている。
本発明によれば、患者への負担を増加することなく、低侵襲な外科手術が行えるこのとのできる、体内に固定設置自在な医療機器を把持して容易に体内、特に腹腔内へ導入することができる医療機器用把持器具を備えた医療装置を実現することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。尚、以下の説明において、腹腔鏡下外科手術を行う医療装置を例示する。
(第1の実施の形態)
先ず、腹腔鏡下外科手術に用いられる本発明の医療装置である内視鏡システム1について、以下に説明する。尚、図1から図22は本発明の第1実施形態に係り、図1は医療装置である内視鏡システムの構成を示す図、図2は体外装置の構成を示す断面図、図3は体外装置のフック針の作用を示す上面図、図4は腹腔内設置カメラの構成を示す断面図、図5は医療機器用把持器具の構成を示す図、図6は医療機器用把持器具の先端部分を示す部分断面図、図7は医療機器用把持器具の先端部分を示す図、図8は腹腔内設置カメラを把持した医療機器用把持器具の先端部分を示す部分断面図、図9は腹腔内設置カメラを把持した医療機器用把持器具の先端部分を示す図、図10は患者の腹壁にトラカールが穿刺された状態を示す図、図11は腹腔内設置カメラを腹腔内へ導入する手順を説明するための図、図12は図11の状態のおける医療用把持器具に挿入された内視鏡の観察画像を示す図、図13は腹腔内設置カメラのワイヤを掛止する前のフック針の先端部分と腹腔内設置カメラを把持した医療機器用把持器具の先端部分を示す図、図14はフック針を腹壁に穿刺して、腹腔内設置カメラのワイヤを掛止した状態を示し、腹腔内設置カメラを腹腔内へ導入する手順を説明するための図、図15は図14の状態における医療用把持器具に挿入された内視鏡の観察画像を示す図、図16は腹腔内設置カメラのワイヤを掛止したフック針を引き上げた状態であって、腹腔内設置カメラの把持を開放した状態の医療機器用把持器具の先端部分を示す図、図17は腹腔内設置カメラのワイヤを掛止したフック針を引き上げた状態を示し、腹腔内設置カメラを腹壁へ固定する手順を説明するための図、図18はフック針を引き上げると共に、固定ユニットをフック針に沿って下ろす状態を示し、腹腔内設置カメラを腹壁へ固定する手順を説明するための図、図19は体外装置の作用を説明するための断面図、図20は固定ユニットが腹部上に設置され、腹腔内設置カメラが腹壁へ固定された状態を示す図、図21は図20の状態における固定ユニット、及び腹腔内設置カメラの断面図、図22は腹腔内設置カメラが腹壁へ固定された状態を示す内視鏡システムの全体構成図である。
図1に示すように、本実施の形態の内視鏡システム1は、第1の撮影装置(撮像装置)である硬性鏡2と、体外装置3と、第2の撮影装置(撮像装置)である非常に小型な腹腔内設置カメラ(以下、小型撮像装置である、単にカメラと略記する)4と、第3の撮影装置(撮像装置)である軟性鏡5と、医療機器、ここではカメラ4を把持する医療機器用把持器具6と、光源装置7と、画像処理回路が内蔵された信号処理装置であるカメラコントロールユニット(以下、CCUと略記する)8と、このCCU8に通信ケーブル17によって接続され、観察画像を表示する表示装置9と、により主に構成されている。
尚、光源装置7は、硬性鏡2、及び軟性鏡5が備える照明光学系に照明光を供給する。光源装置7は、硬性鏡2と光源ケーブル12によって、また、軟性鏡5とユニバーサルケーブルである複合ケーブル20によって、着脱自在に接続される。
硬性鏡2は、硬質な挿入部10と、この挿入部10の基端に連接された操作部11と、から主に構成されている。硬性鏡2の挿入部10は、内部にイメージガイド、及びライトガイドバンドルが挿通されており、先端面にイメージガイドを介して被写体像を後述の硬性鏡用カメラへ集光する撮影光学系、及びライトガイドバンドルからの照明光を被写体へ向けて照射する照明光学系が配設されている。
硬性鏡2の操作部11には、CCD、CMOS等の固体撮像素子が配された、図示しないカメラヘッドが内蔵されている。光源装置7から光源ケーブル12を介して硬性鏡2に供給された照明光によって照明された観察部位の光学像は、挿入部10のイメージガイドを介して操作部11内のカメラヘッドによって撮像される。この硬性鏡用カメラは、撮像した光学像を撮像信号に光電変換して、その撮像信号が撮像ケーブル13を介してCCU8へ伝送される。尚、本実施の形態の硬性鏡2は、その撮影可能な画角α(図22参照)が例えば、70°〜75°となるように、撮像光学系が設定されている。
このCCU8は、伝送された画像信号を映像信号に生成して表示装置9に出力する。表示装置9は、例えば、液晶ディスプレイであって、CCU8から出力された映像信号を受けて、硬性鏡2による通常観察画像、及びカメラ4による広角観察画像を画面上にマルチ2画面表示、マルチ3画面表示、又は1画面表示を個別に切り替え表示することができる。また、CCU8は、後述する、体外装置3の固定ユニット15と電気ケーブル14により着脱自在に接続されている。
次に、体外装置3について、図2、及び図3を用いて、以下に詳しく説明する。
体外装置3は、図2、及び図3に示すように、カメラ4を体腔内で牽引して固定する固定ユニット15と、カメラ4を掛止して引き上げる穿刺針であるフック針16と、を有して構成されている。
固定ユニット15は、非磁性体から形成された筐体21内に受信機22、及びこの受信機22と電気的に接続された電気コネクタ部23が内蔵されている。この電気コネクタ部23は、CCU8に接続される電気ケーブル14に接続されている。固定ユニット15は、電気ケーブル14を介して、CCU8からの電源、及び受信機22からの信号をCCU8へ伝送する。
筐体21には、側面から横方向にスライド穴部24が形成されている。このスライド穴部24には、付勢バネ25が端面に固定された非磁性体から形成された固定部を構成するワイヤ固定レバー26が挿通配置されている。このワイヤ固定レバー26は、略直方体形状をしており、筐体21の内部方向へスライド穴部24に沿ってスライド自在に配設されている。また、ワイヤ固定レバー26は、その中途部に、付勢バネ25側に凸状の円弧面27aを備えた孔部27が形成されている。
筐体21には、上下に貫通するワイヤ挿通部28が形成されている。このワイヤ挿通部28は、筐体21の上面の開口となる上部に拡がるように円錐状のテーパ面29が形成されている。
以上のように構成された固定ユニット15には、ワイヤ固定レバー26の孔部27とワイヤ挿通部28が一致するようにワイヤ固定レバー26が筐体21内に押し込まれたスライド位置において、上下方向に貫通する孔にフック針16が挿抜自在に挿通配置される。
体外装置3のフック針16は、円筒状の穿刺針管31と、この穿刺針管31の上部に連設された針ヘッド32と、穿刺針管31内にスライド自在に挿通するフック部34が先端に形成された穿刺ロッド33と、この穿刺ロッド33の上部に連設されたフックヘッド35と、このフックヘッド35と針ヘッド32の間に介装されたバネ36と、を有して構成されている。
穿刺針管31は、先端が斜めに切断された鋭利な針状に形成された、およそ、3mmの細長の金属管体である。針ヘッド32は、穿刺針管31よりも外径が大きく、先端側が円錐状に形成されて穿刺針管31と一体形成されている。この針ヘッド32は、筐体21の上部に形成されたテーパ面29に当接することで、フック針16が筐体21の下方へ抜け落ちないよう構成されている。
穿刺ロッド33は、細長な金属製の棒体であり、上部に連設されたフックヘッド35がバネ36によって、針ヘッド32から離反する方向に付勢されている。これにより、穿刺ロッド33は、先端に形成されたフック部34が穿刺針管31内に収容されている。
また、フック針16は、ユーザによって、フックヘッド35がバネ36の付勢力に抗して(図3の矢印F)、穿刺針管31へ押し込まれると、先端に形成されたフック部34が穿刺針管31の先端から突出する。
このように構成されたフック針16は、筐体21のワイヤ挿通部28、及びワイヤ固定レバー26の孔部27に挿通配置された状態において、ワイヤ固定レバー26が付勢バネ25の付勢力によって、筐体21の外側方向への押圧力により、筐体21に挿通固定される。つまり、フック針16は、穿刺針管31の外周面がワイヤ固定レバー26の孔部27の一側面に形成された円弧面27aにより、押圧されて、ワイヤ挿通部28の内面と当接することで筐体21に挿通した状態で固定される。
次に、カメラ4について、図4を用いて、以下に詳しく説明する。
カメラ4は、図4に示すように、カメラ本体41と体内壁への接触部となる腹壁固定部42が連設して主に構成されている。
カメラ本体41は、所謂、カプセル型の撮像ユニットであって、先端側(図4では下方)に略ドーム状の透明フード51と、この透明フード51が一面を気密に封止するように配設される非磁性材から形成されたカメラ筐体52と、によって外形が形成されている。
カメラ筐体52には、透明フード51側の一面に照明光の光源となる、複数、ここでは2つの照明部である白色LED53が配設され、該一面の略中央に形成されたレンズ保持孔に保持された対物レンズ群54と、この対物レンズ群54により撮影光が集光される位置に受光部が配置された、CCD、C−MOS等の固体撮像素子ユニット55と、が設けられている。
また、カメラ筐体52内には、送信機57が配設され、この送信機57、白色LED53、及び固体撮像素子ユニット55への給電を行うバッテリ56が内蔵されている。尚、本実施の形態のカメラ本体41の機能部は、その撮影可能な画角β(図22参照)が、例えば、90°以上となるように、広角な視野範囲を撮像する撮像光学系が設定されている。尚、固体撮像素子ユニット55により光電変換された画像信号は、送信機57から体外装置3の筐体21に配設された受信機22に無線伝送される。
腹壁固定部42は、例えば、シリコンゴム等の柔軟な弾性部材から形成され、カメラ筐体52の基端部に嵌着された接続部61と、この接続部61の基端側となる上端部にカメラ4側の圧力調節部となる吸盤62と、を有して構成されている。また、腹壁固定部42は、吸盤62の表面略中央にて円筒状に突起した凸部63と、この凸部63の孔部と連通するように、接続部61の中央部に貫通孔64が形成されている。
腹壁固定部42の貫通孔64には、所定の長さを有した吊り上げ用のワイヤ45が挿通し、このワイヤ45の一端部にカシメにより接続された連結部65が設けられている。連結部65は、カメラ筐体52の基端面中央に嵌合固定される。すなわち、ワイヤ45は、吸盤62の中央から延出するように設けられている。弾性部材から形成された吸盤62は、ワイヤ45を一定以上の張力で引っ張ることで、吸盤62の端部が拡張変形しながら体内壁に密着する。尚、ワイヤ45は、手術用縫合系のような糸でも良いし、金属製のより線ワイヤでも良い。
図1に戻って、軟性鏡5は、軟性の挿入部18を備えものである。この軟性鏡5の挿入部18の先端部分には、CCD、CMOS等の固体撮像素子が配された先端部18a、及び湾曲部18bが配設されている。湾曲部18bは、軟性鏡5の操作部19に回動自在に重畳配置された2枚の湾曲操作ノブ19aによって、湾曲操作される。
また、操作部19からは、撮像信号の授受、及び電力供給のための通信線、及び照明のためのライトガイドが挿通された上述したユニバーサルケーブルである複合ケーブル20が延出している。軟性鏡5は、複合ケーブル20によって、内部のライトガイドバンドルが光源装置7に接続されると共に、内部の通信線がCCU8に接続されるようになっている。
この軟性鏡5は、従来から用いられるものであるため、その他の構成についての詳しい説明を省略する。尚、本実施の形態の内視鏡システム1は、第3の撮影装置(撮像装置)に軟性鏡5を用いているが、挿入部が硬質な硬性鏡でも、勿論、構わない。
次に、本実施の形態の医療機器用把持器具6の構成について、図5〜図9を用いて、以下に詳しく説明する。
図5、及び図6に示すように、本実施の形態の医療機器用把持器具6は、上述のカメラ4を保持するための把持部71と、この把持部71が先端に配設された金属製、又は硬質な合成樹脂から形成されたアダプタ外管81と、このアダプタ外管81の内部に配設され、軟性鏡5の挿入部18が挿通配置される、金属製、又は硬質な合成樹脂から形成されたアダプタ内管77と、これら各管81,77と連通するように基端に連設された略円筒形状の操作部83と、を有して構成されている。
把持部71は、先端に弾性部材などから形成された滑り止めのための保持パット73が夫々設けられた2つの開閉ジョー72と、これら開閉ジョー72の基端部が回動枢支された一側部側に配設され、これら開閉ジョー72を開閉動作するためのリンク機構74と、2つの開閉ジョー72の基端に設けられ、開閉ジョー72が互いに離反して開状態となる方向へ付勢するトーションスプリング73aと、を有して構成されている。尚、開閉ジョー72が互いに離反して開状態となる方向へ付勢する付勢部材は、トーションスプリング73aに限定することなく、板バネなどの弾性部材でも良い。
つまり、2つの開閉ジョー72は、基端方向へ延出する夫々の両側部分が枢支体74aによりアダプタ外管81の先端部分に回動自在に配設されている。この開閉ジョー72の一側部分の基端側に配設されたリンク機構74を構成する各リンク板は、所定に重畳配置され、リベット状の軸体74b、及びワイヤ接続枢支体75によって、回動自在に接続されている。
最も基端に配設されたワイヤ接続枢支体75には、操作ワイヤ76のワイヤ素線76aの先端部分がカシメにより接続されている。つまり、この操作ワイヤ76は、内部に牽引弛緩用のワイヤ素線76aを被覆しており、アダプタ内管77に沿って操作部83まで延設されている。また、ワイヤ接続枢支体75は、アダプタ外管81に形成された長孔82によって、前後の移動が直進ガイドされている。
操作部83は、軟性鏡5の挿入部18をアダプタ内管77内に導入するための図示しない孔部が基端から形成されている。また、操作部83には、外周部から延出するグリップ84と、回動自在なトリガ85と、が配設されている。トリガ85には、操作部83内で延設し、操作ワイヤ76が接続されたワイヤ接続部85aが設けられている。また、操作部83内には、操作ワイヤ76をトリガ85のワイヤ接続部85aへ接続できるように折り返すためのプーリ83aが設けられている。
つまり、医療機器用把持器具6は、操作部83のトリガ85が引かれると、トリガ85の回動に伴ってワイヤ接続部85aが円軌道を描くように前方側へ回動移動する。そして、ワイヤ接続部85aに接続された操作ワイヤ76のワイヤ素線76aがワイヤ接続部85aに牽引される。
これにより、リンク機構74がワイヤ接続枢支体75に接続されたワイヤ素線76aに牽引されて、把持部71の開閉ジョー72がトーションスプリング73aの付勢力に抗して互いに近接する方向へ移動する。つまり、開閉ジョー72は、トリガ85が引かれると、閉じた状態となる。
また、アダプタ外管81の先端開口部には、対向する2方向の側周部から楕円状の切り欠き81aが形成されている。そして、アダプタ外管81の先端外周部に円環状のワイヤ留管86が設けられている。このワイヤ留管86は、把持部71を開閉するリンク機構74と反対側のアダプタ外管81の外周にワイヤフック部86aが位置するようにアダプタ外管81に固定される。
また、アダプタ内管77には、先端に先端開口部77aを形成すると共に、軟性鏡5の挿入部18が挿通配置されたとき、先端部18aが当接して位置決めされる内向フランジ部77bが形成されている。
尚、本実施の形態のアダプタ外管81、及びアダプタ内管77は、硬質管としたが、軟性の合成樹脂から形成された軟性チューブ体でも良い。
以上のように構成された本実施の形態の内視鏡システム1は、腹腔鏡下外科手術に用いられ、患者の体腔の1つである腹腔101内の治療に用いられる。
ここで、腹腔鏡下外科手術のため、本実施の形態の内視鏡システム1が患者の体腔である腹腔101へ設置する手順、及び作用について、図8〜図22を用いて、以下に詳しく説明する。
先ず、術者は、患者100の腹壁102の1箇所に、メスなどにより小さな切開部を処置し、図8に示すように、この切開部にトラカール111を穿刺する。
そして、術者は、図9、及び図10に示すように、医療機器用把持器具6を用いて、カメラ4を把持部71によって把持する。つまり、術者は、医療機器用把持器具6の操作部83のトリガ85を引いて、把持部71の2つの開閉ジョー72が近接する閉状態にして、カメラ本体41の胴部となるカメラ筐体52の外周部分に各保持パット73を当接させて、カメラ4を把持部71によって把持する。このとき、術者は、カメラ4のワイヤ45を医療機器用把持器具6のワイヤ留管86のワイヤフック部86aに掛止しておく。
ところで、カメラ4は、医療機器用把持器具6に挿通配置された軟性鏡5の挿入部18の先端部18aから所定の距離d1だけ離間して基端部が位置するように設けられた把持部71の2つの開閉ジョー72の各保持パット73により挟持されている。この状態において、カメラ4の腹壁固定部42は、挿入部18の先端部18aから所定の距離d2だけ離間する位置となる。つまり、把持部71の各開閉ジョー72の長手方向の長さ、及びカメラ4のサイズは、上述の所定の距離d1,d2が保てるように設定されている。これにより、カメラ4のワイヤ45が軟性鏡5の撮影領域内に入り、術者が軟性鏡5の観察画像からワイヤ45の位置を用意に認識することができる。
次に、術者は、体外装置3の固定ユニット15に設けられたワイヤ挿通部28にフック針16の穿刺針管31を挿入する。このとき、術者は、穿刺針管31が固定ユニット15を貫通するように、ワイヤ固定レバー26を筐体21内に押し込み、ワイヤ固定レバー26の孔部27に穿刺針管31が貫通するように挿入する。
術者は、固定ユニット15が十分に穿刺針管31の手元側となる針ヘッド32側に位置させて、固定ユニット15の下面から穿刺針管31を十分に突出させる(図2、及び図3参照)。この状態において、固定ユニット15は、ワイヤ固定レバー26に付勢バネ25の付勢力によって、ワイヤ固定レバー26の孔部27の一壁面である円弧面27aが穿刺針管31に当接して抑えることで、穿刺針管31から抜け落ちないようになっている。
そして、術者は、図11に示すように、トラカール111を介して、医療機器用把持器具6によって把持したカメラ4を腹腔101内に挿入する。次に、術者は、体外装置3を構成する固定ユニット15に挿通保持された状態のフック針16の穿刺針管31が腹壁102の所望の位置において貫通させるように穿刺する。このとき、術者は、カメラ4、及び軟性鏡5で撮影する画像により、腹腔101内に穿刺された穿刺針管31を確認するとよい。
そして、術者は、図11に示すように、穿刺針管31から穿刺ロッド33を導出するため、フックヘッド35を、図中、矢印Fに示す方向へ押し込む。この状態から、術者は、図12に示すように、医療機器用把持器具6に挿入部18が挿通配置された軟性鏡5の撮影領域内にある、つまり、撮影された画像からカメラ4のワイヤ45を確認することができる。
次に、術者は、図13から図15に示すように、軟性鏡5による画像を見ながら、穿刺ロッド33に形成されたフック部34をカメラ4のワイヤ45に引っ掛ける。術者は、フック部34にワイヤ45が引っ掛かったら、穿刺ロッド33のフックヘッド35の押し込みを開放する。すると、穿刺ロッド33は、フック部34にワイヤ45を引っ掛けた状態のまま、穿刺針管31内へ導入される。つまり、図15に示すように、術者は、軟性鏡5の撮影画像により、つまり、軟性鏡5の観察下によって、カメラ4のワイヤ45へフック針16の穿刺ロッド33のフック部34のアプローチを容易に行うことができる。
そして、術者は、医療機器用把持器具6の把持部71により把持しているカメラ4を開放する。すなわち、術者は、カメラ4を把持するため引いている、医療機器用把持器具6の操作部83のトリガ85を開放する。すると、把持部71の2つの開閉ジョー72は、トーションスプリング73aの付勢力により互いが離反する方向へ回動して開状態となる。こうして、カメラ4は、図16に示すように、把持部71により把持されている状態が開放され、把持部71からリリースされる。
その後、術者は、図17に示すように、穿刺ロッド33のフック部34にワイヤ45を掛止した状態で、フック針16の穿刺針管31を腹腔101から体外(図中、UP方向)へ引き抜く。そして、術者は、図18に示すように、フック針16の穿刺針管31を腹腔101から引き抜くと共に、固定ユニット15を患者100の腹部方向(図中、DOWN方向)へ穿刺針管31に対して相対移動させて、固定ユニット15のワイヤ挿通部28にワイヤ45が貫挿するまで穿刺針管31を牽引する。
このとき、術者は、固定ユニット15のワイヤ固定レバー26を筐体21内側(図19の矢印P方向)へ押し込むことで、容易に固定ユニット15をフック針16の穿刺針管31に対して相対的にスライドさせることができる。そして、術者は、固定ユニット15のワイヤ挿通部28にワイヤ45が貫挿したら、ワイヤ45自体を牽引しながら(図19中、UP方向)、固定ユニット15を患者100の腹部方向(図19中、DOWN方向)へ、今度はワイヤ45に対して相対移動させる。
つまり、術者は、固定ユニット15のワイヤ固定レバー26を筐体21内側へ押し込む状態を維持することで、容易に固定ユニット15をフック針16の穿刺針管31、及びカメラ4のワイヤ45に対して相対的にスライドさせることができる。
そして、術者は、図20に示すように、固定ユニット15が患者100の腹部上に載置した状態で、固定ユニット15とカメラ4が腹壁102を挟んだ状態となるまで、カメラ4のワイヤ45を牽引する。このとき、術者は、固定ユニット15のワイヤ固定レバー26の押し込みを開放する。このとき、術者は、医療機器用把持器具6に挿通配置された軟性鏡5による撮影画像により、カメラ4の腹壁固定部42が腹壁102に吸着した状態を確認すると良い。尚、図20においては、トラカール111から医療機器用把持器具6が抜き取られた状態を示している。
すると、固定ユニット15のワイヤ固定レバー26は、図21に示すように、付勢バネ25の付勢力を受けて、図中、矢印R方向へ移動し、孔部27が筐体21のワイヤ挿通部28とずれた状態となって、これら孔部27、及びワイヤ挿通部28に挿通しているワイヤ45が挟まれた状態となり、筐体21に固定される。このとき、弾性のある吸盤62の変形により、ワイヤ固定レバー26と吸盤62の間では、ワイヤ45に常に一定以上の張力がかかっていることになる。これにより、固定ユニット15とカメラ4は、ワイヤ45にかかっている常に一定以上の張力が保たれて、腹壁102を挟んだ状態が保持されて固定される。
術者は、患者100の腹壁102のトラカール111が穿刺されている場所とは別の所望の箇所に、メスなどにより小さな切開部を処置し、この切開部にトラカール110を穿刺する。そして、術者は、トラカール110を介して、硬性鏡2の挿入部10を腹腔101内に挿入する。
こうして、図22に示すように、カメラ4が患者100の腹腔101内に、確りと安定した状態で設置され、本実施の形態の内視鏡システム1により、腹腔鏡下外科手術が行われる。尚、例えばトラカール111には、図示しない気腹チューブの一端部が取り付けられ、腹腔101内には硬性鏡2の視野を確保する目的、及び手術機器等を操作するための領域を確保する目的で気腹用気体として、予め、例えば、二酸化炭素ガスなどが注入されるものである。そして、術者は、カメラ4を腹腔101内で腹壁102に吸着させて留置する状態で、トラカール110に硬性鏡2、及びトラカール111に処置具120を挿通して、腹腔鏡下外科手術を行う。
以上に述べた各実施の形態の内視鏡システム1によれば、体腔内、ここでは腹腔101内の体内組織が広角を含む多視点で観察することができ、例えば、大きな臓器の手術、或いは大腸切除の際の切除ライン全体を容易に把握できる。また、内視鏡システム1は、拡大観察用の硬性鏡2とは別に腹腔101内に導入されるカメラ4を設置するときに、患者への負担を増加することなく、低侵襲な外科手術が行える。以上の結果、本発明の内視鏡システム1を使用することで、腹腔鏡下外科手術による処置が容易となる。
また、術者は、医療機器用把持器具6によりカメラ4を把持することで、カメラ4を腹腔101内へ容易に導入することができると共に、医療機器用把持器具6に挿通配置した軟性鏡5の撮影画像により確認しながら、カメラ4のワイヤ45をフック針16により容易に掛止することができる。
以上の説明から、本実施の形態の医療装置である内視鏡システム1は、患者への負担を増加することなく、低侵襲な外科手術が行えるこのとのできる、体内に固定設置自在な医療機器であるカメラ4を把持して容易に体内、特に、腹腔101内へ導入することができる医療機器用把持器具6を備えた構成とすることができる。
(第2の実施の形態)
次に、図23〜図26を用いて、本発明の内視鏡システム1に係る第2の実施の形態について、以下に説明する。尚、図23〜図26は、本発明の第2の実施の形態に係り、図23は医療機器用把持器具の構成を示す図、図24はワイヤ留管の回動作用を説明するための斜視図、図25はワイヤ留管の回動作用を説明するための断面図、図26は軟性鏡の撮影画像を示す図である。また、以下の説明において、上述した第1の実施の形態の内視鏡システム1と同一の構成について同じ符号を用い、それら構成の詳細な説明を省略する。
図23に示す、本実施の形態の医療機器用把持器具6は、ワイヤフック部86aを有するワイヤ留管86がアダプタ外管81に図示しないベアリング等により回動自在に固定され、アダプタ外管81の周回りに回動操作可能な構成となっている。医療機器用把持器具6の操作部83には、ワイヤ留管86を回動操作するための略円盤状の操作板66が回動自在に配設されている。
この操作板66は、回動時に操作部83内に配設される図示しないプーリが連動するようになっており、このプーリにアダプタ外管81、アダプタ内管77、及び操作部83の内部に挿通する操作ワイヤ67が折り返されて配置されている。つまり、操作ワイヤ67は、操作板66に連動するプーリの回動により、両端が前後の逆方向へ牽引弛緩される。
この操作ワイヤ67の両端には、図24に示すように、カムピン68が夫々設けられている。尚、図24では、操作ワイヤ67の一方の端部のみを示している。これらカムピン68は、ワイヤ留管86の内周面に形成されたカム溝69に係合されている。また、ワイヤ留管86には、2つのカム溝69が対向するように形成されている。
すなわち、操作板66が回動操作されると、プーリにより操作ワイヤ67の一方の端部が牽引され、操作ワイヤ67の他方の端部が弛緩される。そして、牽引されている操作ワイヤ67の端部に設けられたカムピン68が係合しているカム溝69に沿って移動しようとするため、ワイヤ留管86がアダプタ外管81の外周回りの一方向に回動する。
これにより、本実施の形態の医療機器用把持器具6は、図25に示すように、操作板66の回動操作により、操作ワイヤ67を牽引弛緩することで、カム溝69の設定範囲内において、ワイヤ留管86をアダプタ外管81の外周回りに回動操作が行える構成となっている。
そのため、術者は、ワイヤフック部86aに掛止されたカメラ4のワイヤ45をワイヤ留管86の回動操作によって、アダプタ外管81の外周回りに移動させることができる。すなわち、術者は、図26に示すように、医療機器用把持器具6に挿通配置した軟性鏡5の観察下である撮影画像を見ながら、フック針16によって、引っ掛け易い位置へカメラ4のワイヤ45を所望の位置に移動させることができる。
以上により、本実施の形態の内視鏡システム1の医療機器用把持器具6は、第1の実施の形態の効果に加え、ワイヤフック部86aを備えたワイヤ留管86を回動操作できるようにした為、カメラ4のワイヤ45の位置をフック針16によって引っ掛け易い位置にコントロールすることができる構成となっている。
(第3の実施の形態)
次に、図27〜図30を用いて、本発明の内視鏡システム1に係る第3の実施の形態について、以下に説明する。尚、図27〜図30は、本発明の第3の実施の形態に係り、図27はフックユニットが処置具チャンネル内に挿通された軟性鏡の挿入部が医療機器用把持器具に挿通配置された状態を示す図、図28は図27の医療機器用把持器具によりカメラを把持した状態を示す図、図29は図28の状態から、フック針がワイヤを引っ掛け易いようにフックユニットがカメラより前方へ押し出された状態を示す図、図30はカメラの撮影画像を示す図である。また、以下の説明においても、上述した第1の実施の形態の内視鏡システム1と同一の構成について同じ符号を用い、それら構成の詳細な説明を省略する。
図27に示すように、本実施の形態の内視鏡システム1の医療機器用把持器具6に挿通配置された軟性鏡5には、操作部19に設けられた処置具挿通口19bから図示しない処置具チャンネル内にフックユニット91が医療機器用把持器具6の把持部71まで突出するように挿入されている。
このフックユニット91は、先端にカメラ4のワイヤ45を引っ掛けるフック92aが設けられた弾発性を備えた長尺なワイヤ部92と、このワイヤ部92の基端に配設されたリング部93と、を有して構成されている。尚、フックユニット91は、内視鏡下外科手術の際、先端のフック92aが医療機器用把持器具6の把持部71に把持されたカメラ4のワイヤ45を引っ掛けた状態で、予め、術者により、準備される。
以上のように構成された、本実施の形態のカメラ4を把持した医療機器用把持器具6、及びこの医療機器用把持器具6に挿通配置され、フックユニット91が処置具チャンネルに挿入された軟性鏡5は、図28に示すように、フックユニット91のフック92aがワイヤ45をカメラ4の後方位置にて、引っ掛けた状態で、トラカール111を介して腹腔101内へカメラ4を導入する操作がなされる。
そして、腹腔101内に導入後の所定の位置において、カメラ4のワイヤ45を引っ掛けた状態のフック92aがカメラ4の前方へ延出するように、術者によって、フックユニット91が押し出され、ワイヤ45がフック針16のフック部34に引っ掛けられる。このとき、術者は、図30に示すように、フック92aに引っ掛けられているワイヤ45がカメラ4の視界内に入るため、カメラ4の撮影画像を見ながら、ワイヤ45をフック針16のフック部34によって容易に引っ掛けることができる。
尚、図28に示したように、フックユニット91のフック92aがワイヤ45をカメラ4の後方位置にて、引っ掛けた状態である場合、術者は、軟性鏡5の撮影画像により、カメラ4のワイヤ45をフック針16のフック部34に引っ掛けることも勿論できる。すなわち、本実施の形態のフックユニット91を用いることで、術者は、腹腔101内の種々の状況により、選択的にカメラ4の観察下、又は軟性鏡5の観察下の2つのどちらかにより、カメラ4のワイヤ45をフック針16のフック部34に引っ掛けるようにしても良い。
(第4の実施の形態)
次に、図31〜図35を用いて、本発明の内視鏡システム1に係る第4の実施の形態について、以下に説明する。尚、図31〜図35は、本発明の第4の実施の形態に係り、図31は把持鉗子を挿通配置したワイヤ操作器具の構成を示す図、図32は図31の進退操作管、及びカメラを把持した把持鉗子がトラカール内に挿通された状態を示す図、図33は腹腔内において、カメラをトラカールから導出させ、進退操作管を把持鉗子に対して前方へスライドさせた状態を示す図、図34は変形例を示し、進退操作管、及びカメラを把持した把持鉗子が軟性鏡の処置具チャンネル内に挿通された状態を示す図、図35は腹腔内において、図34の状態から、カメラを軟性鏡から導出させた進退操作管の状態を示す図である。また、以下の説明においても、上述した第1の実施の形態の内視鏡システム1と同一の構成について同じ符号を用い、それら構成の詳細な説明を省略する。
本実施の形態の内視鏡システム1は、上述の各実施の形態にて説明した医療機器用把持器具6に代えて、図31に示す、カメラ4を把持する把持鉗子121と、カメラ4のワイヤ45を前方へ押し出す進退操作管95と、を備えた構成となっている。
把持鉗子121は、先端に処置部を構成する開閉操作自在な把持部122と、弾発性のあるコイルシース123と、把持部122を開閉操作するための操作部124と、を有して主に構成されている。尚、この把持鉗子121は、従来から用いられているものであるため、その他の詳細な構成の説明を省略する。
進退操作管95は、長尺で硬質な操作軸管97と、この操作軸管97の基端に配設された2つのリング体が設けられた指掛リング部98と、操作軸管97の先端開口部から前方へ延設され、先端にカメラ4のワイヤ45を引っ掛けるフック96aが設けられた弾発性を備えた長尺なフックユニット96と、を有して構成されている。
以上のように構成された、進退操作管95には、把持鉗子121が指掛リング部98から操作軸管97内に挿通配置される。そして、進退操作管95に挿通配置された把持鉗子121は、術者によって、図32に示すように、トラカール111を介して腹腔101内へ導入されるとき、把持部122によるカメラ4を把持する操作がなされる。このとき、フックユニット96は、内視鏡下外科手術の際、先端のフック96aが把持鉗子121の把持部122に把持されたカメラ4のワイヤ45を引っ掛けた状態で、予め、術者により、準備される。
また、カメラ4は、吸盤62の表面略中央にて円筒状に突起した凸部63(図4参照)が把持鉗子121の把持部122により把持される。この凸部63は、吸盤62表面の略中央に設けられているため、カメラ4をバランス良く把持鉗子121の把持部122により把持し易い構成となる。これにより、術者は、カメラ4を腹腔101内に導入の際に、トラカール111へ挿入し易い、つまり、トラカール111にカメラ4が引っ掛からないように容易に腹腔101へ導入することができる。
そして、術者は、腹腔101内において、トラカール111からカメラ4が導出するように、トラカール111に挿入した把持鉗子121を腹腔101側へ押し込む。次に、術者は、進退操作管95を把持鉗子121に対して、指掛リング部98に指を掛けて、前方側へスライド移動させる。すると、図33に示すように、カメラ4のワイヤ45を引っ掛けた状態のフックユニット96のフック96aがカメラ4の前方へ延出する。そして、術者は、フック96aに引っ掛けられているワイヤ45がカメラ4の視界内に入るため、カメラ4の撮影画像を見ながら、ワイヤ45をフック針16のフック部34によって容易に引っ掛けることができる。
尚、術者は、図34に示すように、進退操作管95に挿通配置された把持鉗子121の把持部122によるカメラ4を把持して、軟性鏡5の挿入部18に配設される処置具チャンネル20aを介して、カメラ4を腹腔101内へ導入しても良い。また、進退操作管95のワイヤユニット96は、図35に示すように、予め、曲がり癖(図中では、上方側)を付けておけば、術者は、軟性鏡5の撮影画像により確認しながら、カメラ4のワイヤ45をフック針16のフック部34によって容易に引っ掛けることができる構成とすることができる。
以上に説明したように、本実施の形態の内視鏡システム1は、医療機器用把持器具6に代えて、カメラ4を把持する把持鉗子121と、カメラ4のワイヤ45を前方へ押し出す進退操作管95を備えた構成としても、上述した各実施の形態と同様な効果、特に、第3の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
以上の各実施の形態に記載した発明は、その実施の形態、及び変形例に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得るものである。
例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得るものである。
第1の実施の形態に係る医療装置である内視鏡システムの構成を示す図 同、体外装置の構成を示す断面図 同、体外装置のフック針の作用を示す上面図 同、腹腔内設置カメラの構成を示す断面図 同、医療機器用把持器具の構成を示す図 同、医療機器用把持器具の先端部分を示す部分断面図 同、医療機器用把持器具の先端部分を示す図 同、腹腔内設置カメラを把持した医療機器用把持器具の先端部分を示す部分断面図 同、腹腔内設置カメラを把持した医療機器用把持器具の先端部分を示す図 同、患者の腹壁にトラカールが穿刺された状態を示す図 同、腹腔内設置カメラを腹腔内へ導入する手順を説明するための図 同、図11の状態のおける医療用把持器具に挿入された内視鏡の観察画像を示す図 同、腹腔内設置カメラのワイヤを掛止する前のフック針の先端部分と腹腔内設置カメラを把持した医療機器用把持器具の先端部分を示す図 同、フック針を腹壁に穿刺して、腹腔内設置カメラのワイヤを掛止した状態を示し、腹腔内設置カメラを腹腔内へ導入する手順を説明するための図 同、図14の状態における医療用把持器具に挿入された内視鏡の観察画像を示す図 同、腹腔内設置カメラのワイヤを掛止したフック針を引き上げた状態であって、腹腔内設置カメラの把持を開放した状態の医療機器用把持器具の先端部分を示す図 同、腹腔内設置カメラのワイヤを掛止したフック針を引き上げた状態を示し、腹腔内設置カメラを腹壁へ固定する手順を説明するための図 同、フック針を引き上げると共に、固定ユニットをフック針に沿って下ろす状態を示し、腹腔内設置カメラを腹壁へ固定する手順を説明するための図 同、体外装置の作用を説明するための断面図 同、固定ユニットが腹部上に設置され、腹腔内設置カメラが腹壁へ固定された状態を示す図 同、図20の状態における固定ユニット、及び腹腔内設置カメラの断面図 同、腹腔内設置カメラが腹壁へ固定された状態を示す内視鏡システムの全体構成図 第2の実施の形態に係る医療機器用把持器具の構成を示す図 同、ワイヤ留管の回動作用を説明するための斜視図 同、ワイヤ留管の回動作用を説明するための断面図 同、軟性鏡の撮影画像を示す図 第3の実施の形態に係り、フックユニットが処置具チャンネル内に挿通された軟性鏡の挿入部が医療機器用把持器具に挿通配置された状態を示す図 同、図27の医療機器用把持器具によりカメラを把持した状態を示す図 同、図28の状態から、フック針がワイヤを引っ掛け易いようにフックユニットがカメラより前方へ押し出された状態を示す図 同、カメラの撮影画像を示す図 第4の実施の形態に係り、把持鉗子を挿通配置したワイヤ操作器具の構成を示す図 同、図31の進退操作管、及びカメラを把持した把持鉗子がトラカール内に挿通された状態を示す図 同、腹腔内において、カメラをトラカールから導出させ、進退操作管を把持鉗子に対して前方へスライドさせた状態を示す図、 同、変形例を示し、進退操作管、及びカメラを把持した把持鉗子が軟性鏡の処置具チャンネル内に挿通された状態を示す図、 同、腹腔内において、図34の状態から、カメラを軟性鏡から導出させさせた進退操作管の状態を示す図
符号の説明
1…内視鏡システム
2…硬性鏡
3…体外装置
4…カメラ
5…軟性鏡
6…医療機器用把持器具
15…固定ユニット
16…フック針
18…挿入部
19…操作部
45…ワイヤ
71…把持部
72…開閉ジョー
73a…トーションスプリング
73…保持パット
74…リンク機構
77…アダプタ内管
81…アダプタ外管
83…操作部
84…グリップ
85…トリガ
86a…ワイヤフック部
86…ワイヤ留管
100…患者
101…腹腔
102…腹壁
110、111…トラカール

Claims (3)

  1. 腹腔鏡下外科手術に用いられる医療装置であって、
    所定の画角が設定された撮像装置と、
    上記撮像装置から所定の距離に離間した位置において、腹腔内に導入され、上記撮像装置の上記所定の画角よりも大きな所定の画角で撮影可能な小型撮像装置としての医療機器と、
    上記医療機器から延設されたワイヤと、
    上記撮像装置が挿通配置され、上記医療機器を把持する把持部および上記ワイヤを掛止するフック部を有する医療機器用把持器具と、
    を備えたことを特徴とする医療装置。
  2. 更に、上記医療機器用把持器具は、上記フック部が長手軸回りに回動自在に配設され、該フック部を回動操作自在な操作部を有したことを特徴とする請求項に記載の医療装置。
  3. 上記医療機器用把持器具は、挿通配置された上記撮像装置が上記医療機器の上記ワイヤを撮影できるように、上記撮像装置の撮影領域内で上記把持部により上記医療機器を把持可能なことを特徴とする請求項、又は請求項に記載の医療装置。
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