JP4933660B2 - 改善されたユニット式セキュリティシール - Google Patents

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Description

[0001] 関連出願
本出願は、2007年3月12日に出願の米国特許出願第11/717,376号の一部継続出願である。前述の特許出願の開示全体が、参照によって本明細書に援用される。
[0002] 本発明は、セキュリティシールに関し、より詳細には、脆性の大きい部材と、シールの安全性を向上させる、アクセスを制限する構成とによって効率的に成形できるユニット式または一体形成のセキュリティシールに関する。
[0003] 効率的かつ経済的に製造することができ、使用が容易であるセキュリティシールに対する大きなニーズがある。中空の本体がシャックルと係合する内部の可撓性フィンガと共に単体のユニットとして形成される、成形プラスチックで形成されたシールを含む多くのシールが、現在のところ入手可能である。
[0004] 残念なことに、従来の知識によれば、このタイプのプラスチックセキュリティシールを効率的に形成するためには、ハウジングがコラプシブルコア成形(collapsible core molding)の工具部材を使用することなく1工程で成形可能にするために両端のところで開いていなければならなかった。しかし、一般に、開いたハウジングにより、シャックルを保持するロック用フィンガを係合解除するために、ハウジング内にピックまたはその他の工具を通過させ、それによりデバイスの安全機能を避けることが容易になる。
[0005] 成形プラスチックセキュリティシールの欠点を克服する様々な手法が長年にわたって示されてきた。それらは全て、欠点のないものはなかった。従来技術に示された初期の手法が図1Aに示されている。この設計では、閉じたロックハウジング2がピン4と係合する弾力性を有するロック部材3と共に形成されている。この設計は(不可能ではなくても)製造が非常に困難であり、複雑なコラプシブルコア成形システムを必要とし、そのシステムは、多くの従来のセキュリティシールに典型的である非常に小さな縮尺で実施される場合、動作が困難になり、多くの誤って成形された製品を生産しやすくなり、大幅な製造中断時間を伴うことが予測される。
[0006] 図1Bに示されるような従来技術の設計の別の例には、密封されたハウジング7が含まれ、そのハウジング7は、ロック部材のボアを塞ぐために、密封されたハウジングに装着された別個のロック部材6を備える。密封されたハウジング7は、シールを解除するためにハウジングの内部にアクセスする目的でハウジングの後方端部を切除することを困難にするためにハウジングにプレス嵌めされた任意選択の金属シリンダ5を備える。残念なことに、この設計は複雑であり、製造および組立てに費用がかかる。また、部材6をハウジング5およびレセプタクル7からこじ開けて外し、シャックルを解放し、シールが荒らされたいかなる表示もなく、後に再び組み立てることによって、その安全機能が損なわれるおそれがある。
[0007] さらに別の従来技術の手法が図1Cに示されている。この図に示されるセキュリティシールは、ボアの一方の端部が別個のカバー9によって閉鎖された開放ボアロック部材8を備える。ここでも同様に、この手法は複雑であり、作製および組立てに費用がかかり、荒らされて再び組み立てられるおそれがある。
[0008] したがって、本発明の1つの目的は、複雑なコラプシブルコア成形の要素を使用することなくユニット式デバイスとして成形できる設計を有するセキュリティシールを提供することである。
[0009] 本発明の別の目的は、作製が経済的であり、動作させるのが容易であるセキュリティシールを提供することである。
[0010] 本発明の別の目的は、安全機能を免れることが特に困難であるセキュリティシールを提供することである。
[0011] 本発明の別の目的は、デバイスを破壊することなしに、または機能が損なわれたという表示を提供することなしには、荒されることが不可能な係合を達成するセキュリティシールを提供することである。
[0012] 本発明の別の目的は、ロック機構がセキュリティシールの不正な再利用を防止するのを助けるために破られた場合に、断裂または破断する1つまたは複数の脆性の大きい部材を有するロック機構を有するセキュリティシールを提供することである。
[0013] 本発明の別の目的は、改竄を防止するためのアクセスを制限する部材を備えるセキュリティシールを提供することである。
[0014] これらの、およびその他の目的および利点は、以下に示されるような本発明によって達成できる。
[0015] 本発明は、コラプシブル成形コア部品を使用することなく1つの工程で成形できるユニット式セキュリティシールである。それは、シャックルと、シャックルを受けるためのボアまたは通路と、セキュリティシールのロック機構が破られた場合に断裂または破断する1つまたは複数の脆性の大きい部材とを備える係合ハウジングを備える。
[0016] 好ましくは、シャックルはそれに沿って間隔を置いて配置された少なくとも2つのロック部材を有する。各ロック部材は、ロック部材の外側表面からアンダーカットフロアまで延出する少なくとも1つのアンダーカットを有し、アンダーカットはシャックルの長手方向軸に沿ってアンダーカットの両端に入口および出口を有する。ロック部材は好ましくは、複数の対の正反対に位置するアンダーカットを有し、隣接するロック部材のアンダーカット開口は互いにオフセット(offset)する。
[0017] 係合ハウジングがシャックルの近位端に隣接して配置される。それは、シャックルを受ける通路またはボア、およびシャックルのロック部材が通路を通過する場合にアンダーカット内に延出するように向けられた通路内に配置された少なくとも1つのピンを有する。ロック部材が正反対に位置する複数の対のアンダーカットを有する好ましい一実施形態では、シャックルのロック部材が通路を通過する場合に対向するアンダーカットと係合するように、少なくとも2つの正反対に位置するピンが係合ハウジング内に配置される。
[0018] 本発明の1つの実施形態では、アンダーカットは、脆性の大きい部材を断裂させるために十分な力が加えられるまで係合ハウジングからシャックルが除去されることに抵抗するように、係合ハウジングのピンに係合するために入口と出口の間に配置された脆性の大きい部材を備える。好ましい一実施形態では、脆性の大きい部材はアンダーカットフロアから突出する直立壁である。別の好ましい一実施形態では、直立壁は、アンダーカットの出口に狭くなった通路を形成するために、シャックルの長手方向軸に対して約10°から20°の角度でアンダーカットの入口から傾斜する。さらに好ましくは、直立壁はシャックルの長手方向軸に対して約15°の角度でアンダーカットの入口から傾斜する。
[0019] ドーム型プラグが、係合ハウジングの通路への不正なアクセスを制限するように寸法を決められたシャックルの遠位端に配置できる。プラグは、シャックルがハウジング内の通路を通過するとき、プラグが係合ハウジングのピンを通過して移動できるように、シャックルの長手方向軸に概ね沿ってプラグを横断して延出するフロアを有する係合スロットを備える。ロック部材のアンダーカットフロア、およびプラグの係合スロットは、好ましくは、シャックルが通路を通過すると、摺動し、跳ね返り、ロックされた構成になることができるように互いに連通している。
[0020] 本発明の別の実施形態では、ユニット式セキュリティシールは、遠位ロック部材の外側の輪郭を越えて突出するウイングを有する矢部材を備える。矢部材は脆性の大きいリンクによってシャックルの遠位端に接合される。ウイングは、係合ハウジングの通路に入り、それを通過するように内側に圧縮できるようにし、ハウジング通路から出現するとき全体的にそのもとの形状に戻るようにできる十分な弾力性を有する。したがってウイングは、係合ハウジングからシャックルが除去されることに抵抗するように係合ハウジングの上縁に係合する。閉じたシャックルをハウジングから押し出すことにより、脆性の大きいリンクおよび矢部材が断裂し、セキュリティシールが破られたことの表示を提供する。
[0021] 新規であると考えられる本発明の特徴は、特に添付の特許請求の範囲に明記される。本発明は、その目的および利点と共に、同様の参照番号がいくつかの図の同様の要素を同定する以下の図面と共に読めば、以下の説明を参照することによって最もよく理解することができる。
[0022]従来技術のセキュリティシールの図である。 従来技術のセキュリティシールの図である。 従来技術のセキュリティシールの図である。 [0023]本発明による細長いセキュリティシールの斜視図である。 本発明による細長いセキュリティシールの斜視図である。 [0024]図2Aおよび2Bのセキュリティシールの近位部分の立面図である。 [0025]図3の線4A−4Aに沿った、図3のセキュリティシールのシャックルを受ける係合ハウジングの拡大断面図である。 [0026]図3の線4B−4Bに沿った、図3のセキュリティシールのシャックルを受ける係合ハウジングの拡大断面図である。 [0027]3つの環状のロック要素を示す図2Aおよび2Bのセキュリティシールのシャックルの一部分の拡大立面図である。 [0028]セキュリティシールの環状のロック部材における全体的に台形のアンダーカットの図である。 セキュリティシールの環状のロック部材における全体的に台形のアンダーカットの図である。 [0029]図5の線5C〜5Cに沿った、セキュリティシールのシャックルの中央の部材の断面図である。 [0030]係合ハウジングにシャックルをロックし、引出しに抵抗するために、シャックルがそれを受けるセキュリティシールの係合ハウジング内に進むことを示す、図2Aおよび2Bのセキュリティシールの部分図である。 係合ハウジングにシャックルをロックし、引出しに抵抗するために、シャックルがそれを受けるセキュリティシールの係合ハウジング内に進むことを示す、図2Aおよび2Bのセキュリティシールの部分図である。 係合ハウジングにシャックルをロックし、引出しに抵抗するために、シャックルがそれを受けるセキュリティシールの係合ハウジング内に進むことを示す、図2Aおよび2Bのセキュリティシールの部分図である。 係合ハウジングにシャックルをロックし、引出しに抵抗するために、シャックルがそれを受けるセキュリティシールの係合ハウジング内に進むことを示す、図2Aおよび2Bのセキュリティシールの部分図である。 係合ハウジングにシャックルをロックし、引出しに抵抗するために、シャックルがそれを受けるセキュリティシールの係合ハウジング内に進むことを示す、図2Aおよび2Bのセキュリティシールの部分図である。 係合ハウジングにシャックルをロックし、引出しに抵抗するために、シャックルがそれを受けるセキュリティシールの係合ハウジング内に進むことを示す、図2Aおよび2Bのセキュリティシールの部分図である。 [0031]シャックルとシャックルを受ける係合ハウジングとの間に可撓性の細長いストラップを有する本発明の別の実施形態の斜視図である。 [0032]シールのハンドルを取り去った図7のセキュリティシールの遠位端の部分拡大立面図である。 [0033]図7のセキュリティシールのシャックルを受ける係合ハウジングの切開立面図である。 [0034]シャックルを受ける係合ハウジングを有するロック係合における図7のセキュリティシールのシャックルの立面図である。 [0035]セキュリティシールのロック機構が破られた場合に断裂する、ロック部材のアンダーカット内に配置された脆性の大きい部材を備える、本発明のセキュリティシールの別の実施形態のシャックルの遠位端の部分立面図である。 [0036]シャックルの遠位端がその長手方向軸の周りで90°回転された、図11の実施形態のシャックルの遠位端の部分斜視図である。 [0037]係合ハウジングの底部から見た図11および12によるセキュリティシールの近位部分の部分斜視図である。 [0038]シャックルをハウジングから押し出そうとして成功しなかったことを示す、デバイス(ハウジングピンなしで)の切開された係合ハウジング内に配置された、図11および12のシャックルの遠位端の部分立面図である。 [0039]係合ハウジング内の通路に入るときに圧縮し、出現するときにもとの形状に戻る、弾力性を有するウイングを備える第2の脆性の大きい部材を備える本発明のセキュリティシールの別の実施形態の遠位端の部分斜視図である。 [0040]シャックルがセキュリティシールの係合ハウジングから押し出されるときの脆性の大きい部材のせん断を示す、図11および12のセキュリティシールの遠位端の部分図である。 シャックルがセキュリティシールの係合ハウジングから押し出されるときの脆性の大きい部材のせん断を示す、図11および12のセキュリティシールの遠位端の部分図である。 シャックルがセキュリティシールの係合ハウジングから押し出されるときの脆性の大きい部材のせん断を示す、図11および12のセキュリティシールの遠位端の部分図である。 シャックルがセキュリティシールの係合ハウジングから押し出されるときの脆性の大きい部材のせん断を示す、図11および12のセキュリティシールの遠位端の部分図である。 シャックルがセキュリティシールの係合ハウジングから押し出されるときの脆性の大きい部材のせん断を示す、図11および12のセキュリティシールの遠位端の部分図である。 シャックルがセキュリティシールの係合ハウジングから押し出されるときの脆性の大きい部材のせん断を示す、図11および12のセキュリティシールの遠位端の部分図である。
[0041] 次に図2Aおよび2Bに注目すると、本発明によるユニット式セキュリティシール10が、デバイスの長手方向軸の周りに互いに対して180°回転した2つの図が示される。ユニット式セキュリティシール10は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、またはその他の適切な弾力性を有する樹脂から、1つの工程でコラプシブル成形コア部品を使用することなく成形できる。セキュリティシールは、遠位端にハンドル14、近位端にシャックルベース16を有するシャックル12を備える。ハンドル14は、好ましくは把持を容易にするためのセレーション18を有する。シャックルは任意の所望の長さであることができ、たとえば、18インチ、14インチ、10インチ、またはそれより短い長さであることができる。シャックル(ならびにデバイスの残りの部分)の材料および寸法は、シャックルが、以下に述べられるデバイスの係合ハウジングに対して湾曲させるのに十分な可撓性を有することが確実になるように選択される。
[0042] シャックルベース16は、直立する係合ハウジング24を備える近位端でセキュリティシールプラットフォーム22を担持する。プラットフォーム22は、セキュリティシールに望みに応じてラベルを貼り、かつ/または連番を振るのに適切な、平坦な「フラグ」表面26Aおよび26Bを示すために、図示された実施形態では拡大されている。
[0043] 係合ハウジング24は、シャックル12が図2Aおよび2Bに示すように、ロックされず、かつ曲げられていない場合にシャックル12の長手方向軸に対してほぼ垂直に延出する円錐部材28を備える。円錐部材28は、それを貫通して延出するボア30の形の中央の通路を有する。円錐部材の基部29は、図示された実施形態では、係合ハウジングの強度を向上させ、一体性を確実にするために、一連の三角形のブレース部材31へと外側にフレア形に広がる。ブレース部材は、プラットフォーム22内に形成される任意選択の円形の台座33の上に配置される。
[0044] 係合ハウジング内でシャックルの適切な不可逆的にロックを遂行するために、必要に応じてハンドル14およびシャックル12をボア30の入口35内に挿入するように使用者に指示するために、矢印34がプラットフォーム22の背面36の上に成形される。シャックルの不可逆的にロックする構成が、以下により詳細に説明される。
[0045] 図3は、正反対に位置するピン38Aおよび38Bがボア30内で確認できる、図2Aおよび2Bのセキュリティシールの近位端の一部分の拡大立面図である。ピンの長手方向軸A(図4A)は、全体的にボアの軸に平行である。(図示されるように、2つのピンが好ましいが、1つのピンを使用することができる。)図4Aおよび4Bの係合ハウジング26の断面図では、ピン38Bがボア30の壁40の上に成形され、ボア内に延出するのが確認できる。ピン38Aおよび38Bはほぼ同一であり、それぞれが全体的に平坦な角度になった側面44および46を有するテーパの付いたノーズ部分42を備える。図示された実施形態では、これらの側面は、ピンの長手方向軸Aに対して約30°の角度になっているが、それらは任意の適切な角度であることができ、好ましくはその軸に対して約25から40度の範囲の角度になっている。ピンは長さCCおよび幅DDを有する。
[0046] ピン38Aおよび38Bのそれぞれは、ピンの基部48も備える。基部はピンの基部のいずれかの縁に後方に向けられた突起56および58を生成するためにピンの外縁52および54に延出する窪み50を有する。
[0047] 図5は、図2Aおよび2Bのセキュリティシールのシャックル12の一部分の拡大立面図である。ここで確認できるように、シャックルは、一連の間隔を置いて配置された一体化した環状のロック部材62を担持する、中央の部材60を備える。図示された実施形態における中央の部材60は、対向する全体的に平坦な面63および65(図5C)を有し、係合ハウジング内のシャックルの係合に打ち勝つのに十分な力がシャックルに伝達されるおそれがある前に、中央の部材が破断することを確実にするために十分に薄くなっている。シャックルの中央の部材におけるいずれかの箇所でのそのような破断は、セキュリティシールが破られたことを知らせ、デバイスの不正な再利用を防止する。しかし、中央の部材60は、望みに応じて円形またはその他の断面形状であることができる。
[0048] 図5に示されるような(シャックルが湾曲されて係合ハウジング内にロックされる前の)真っ直ぐな構成では、線「B」によって示されるように中央の部材の中心の長手方向軸は全体的に真っ直ぐである。ロック部材はそれぞれ、長さ「AA」を有し、距離「BB」だけ中央の部材に沿って互いに長手方向に間隔を置いて配置されている。シャックルを回転させてロック部材62内の全体的に台形のアンダーカット64Aおよび64B(図5Aおよび5B)をピンに整列させるように移動させることは、以下に説明されるように、ピンの基部における突起56および58が対面する、扇形切欠き67の上方に傾斜する側71によって抵抗を受ける。
[0049] ロック部材の長さAA、ロック部材の間の間隔BB、およびピンの長さCCの特定の関係は、セキュリティシールにおいて
BB<CC
AA+BB>CC
のように維持される必要がある。こうした関係を維持することは、シャックルが係合ハウジング内の定位置にある場合に、ピンが全体的に台形のアンダーカットと係合したままになり、ピンが隣接するロック部材の間の間隔BB内で自由になる位置にシャックルが移動できないようにするのを確実にする一助となる。
[0050] ロック部材62はそれぞれ、中央の部材の平坦な面63および65から上方に径方向に延出し、各環状のロック部材の遠位縁66から近位縁68に延びる、全体的に台形のアンダーカット64Aおよび64Bを有する。全体的に台形のアンダーカットは、近位縁68と同一の広がりを有する出口開口73、および遠位縁66と同一の広がりを有する入口開口75を有する。開口73および75は実質的に平行であり、開口75は開口73よりも大きい。したがって、ピン38Aおよび38Bは、開口75を通って入り、シャックルが移動して係合部材24と係合すると、全体的に台形のアンダーカットおよび開口73を通って「狭窄部分を通過した」状態になる。出口開口73は幅EEを有する。ピン38Aおよび38Bの幅DDは、係合部材がピンから緩んで機能する可能性を最小限に抑えるために、出口開口の幅EEと実質的に等しくなっていることが好ましい。この文脈で「実質的に等しい」は、出口開口の幅は、開口の両側と係合し、かつシャックルが係合ハウジングを通って進められるのを妨げることがないようにしながら、ピンが出口開口を通過できるようにするピンの幅に対する大きさのものであることを意味する。
[0051] 全体的に台形のアンダーカット64Aおよび64Bは図5Aおよび5Bに図示される。したがって、これらの図で確認できるように、アンダーカット64Aは、曲がっていないシャックルの中央の部材60の長手方向軸Bに全体的に平行である内側の壁70A、および長手方向軸Bに対して角度を付けられた外側の傾斜壁72Aを有する。図示された実施形態では、傾斜壁の角度「C」は長手方向軸Bに対して約15°である。おおよそこの大きさの角度が最も好ましいが、好ましくは、角度は約10から20度の範囲であることができる。アンダーカット64Bは、アンダーカット64Bの内側の壁70Bが長手方向軸Bに全体的に平行であり、外側の傾斜壁72Bが内側の壁72Aの角度に全体的に一致する角度になるように、全体的にアンダーカット64Aの鏡像になっている。環状のロック部材の近位端は、それぞれ、図5に示されるように扇形切欠き67を有する。傾斜壁72Aおよび72Bは、ピンをアンダーカット領域内に案内するのを助け、ピンを全体的に台形のアンダーカットから戻すことによってシャックルを係合部材から除去するのに抵抗するために、入口開口に隣接する全体的に台形のアンダーカット内に突出する任意選択のボス78および80も備えることができる。
[0052] 全体的に台形のアンダーカットの内側の壁および傾斜壁は、そのそれぞれの高い点で、またはその付近で扇形切欠き67と交わる。したがって、以下により詳細に説明されるように、ピン38Aおよび38Bの基部における突起が扇形切欠きの底部69に当接する場合、シャックルを回転させてピンを全体的に台形のアンダーカットと整列させるように配置することが、切欠きの上方に傾斜する側面71によって抵抗を受ける。
[0053] 次に、シャックル12が係合ハウジング24の入口35の中に「C」の方向で挿入された場合に得られる不可逆的にロックする機能を示すために図6A〜6Fに注目する。このように、シャックルの遠位端82の一部分が、第1の環状のロック部材62Aの全体的に台形のアンダーカット64Bの外側の傾斜壁72Bがピン38Aの側面46に係合して、図6Aに示される。シャックル部材の遠位端が係合ハウジングのボア30内にさらに移動されると、ピンが傾斜壁72Bに沿って乗り上がり、進む傾斜壁をピンに対して押しつけた状態で進むシャックル部材が跳ね返り、または反時計回りに回転する(図6B)。ピン38Aは、傾斜壁によって加えられた力のもとでわずかに撓むことができるが、シャックルがピンを通過して移動するともとの位置に跳ね返って戻る。シャックルが図6Cに示される位置に達するとき、ピン38のノーズ部分42は、第1の環状のロック部材62Aと、第2の環状のロック部材62Bとの間の間隔84Aに入ると、環状のロック部材62Aの全体的に台形のアンダーカット64Bから出現し始める。
[0054] 図6Eでは、シャックルの最も遠位のロックリング62Aの全体的に台形のアンダーカット64Bがピンから係脱するので、シャックル12は、環状のロックリング62Bの全体的に台形のアンダーカット64Aがピン38Aのノーズ部分42に交わる点に進められて示される。図6Eでは、シャックルが進み続けると、接触面70Bをピンに沿って移動させ、それによってシャックルは跳ね返って戻り、ピンを傾斜壁70Bに押しつけた状態で時計回りに回転する。これは、ピンの基部48が図6Fに示されるように第1のロックリングの遠位縁68を越えるまで続く。この位置では、ピン38Aまたは38Bの基部における突起56および58(図4A)が扇形切欠きの底部69に当接する。その結果、シャックルを係合ハウジング24から(それを「D」の方向に移動することによって)どのように除去しようとしても、隣接するロック部材の全体的に台形のアンダーカットのオフセットにより阻止される。さらに、ピンをロックハウジングの外に戻すために、ピックまたはその他の部材を長手方向にボア30内にどのように通過させてピンのところに送り、シャックルを回転させようとしても、反対に向けられた全体的に台形のアンダーカット64Aおよび64Bのオフセットによって阻止される。さらに、ボアの近位端または遠位端に行われる試みに関して、同じ結果が得られる。シャックルは、さらにロックハウジング内に進むと、上述のように時計回りおよび反時計回りに交互に回転する。より多くのロック部材が存在すると、ボア穴30内で、およびその近位で各連続したロック部材ごとにロック機構を無効にすることがより複雑になるので、シャックルを除去しようとすることは、より多くのロック部材がピンを越えて移動した後にさらに困難になる。シャックルの除去へのこの抵抗は、傾斜壁がピンを通過して遠位に移動することを阻むのを助けるボス78および80によって促進される。
[0055] 図7〜10は、本発明の別の実施形態を示し、セキュリティシール100には、係合ハウジング104(セキュリティシール10の構成22および24に対して上述したように構成された)と、遠位端にハンドル108を有する短くされたシャックル部分106との間に配置された全体的に平坦なストラップ102が設けられている。図示された実施形態では、シャックル部分106は、3つの環状のロック部材110、112、および114を備える。
[0056] シャックル部分106(図示の目的でシールのハンドルが取り去られている)の遠位端が図8に示されている。この図で確認できるように、シャックルは全体的に断面が円形の中央の部材116を備える。この図で明らかなように、ロック部材110、112、および114はそれぞれ異なる構成を有するが、同じ長さ「AAA」を有する。中間の環状の部材112から始まり、このロック部材は、中央の部材116の表面120から径方向上方に延出する全体的に台形のアンダーカット118を有する。この全体的に台形のアンダーカットは、環状のロック部材112の遠位面122から近位面124に延出する。近位面124は全体的に平坦であるが、近位に向けられたスパー126を備える。全体的に台形のアンダーカットは、シャックルの長手方向軸に全体的に平行な内側の壁128、および外側の傾斜壁130を備える。シャックルの軸に対する傾斜壁の角度は約15°であり、好ましくは約10から20度の範囲になる。
[0057] 最も遠位の環状のロック部材110(「入口ロック部材」)は、係合ハウジングのロックピンの上にシャックルを案内し、シャックルが完全に係合された場合に係合ハウジング104のボア160への入口を塞ぐ役割を果たす。入口ロック部材は、外側の側壁134および内側の側壁136を有する全体的に真っ直ぐなアンダーカット132を有する。全体的に真っ直ぐなアンダーカットの壁の最も近位端は、以下に説明されるようにピン162Aおよび162Bがアンダーカットに進入するのを容易にするために138および140において丸みを付けられている。また、アンダーカット132は、アンダーカットの間にはっきりとした見通し線ができるのを防止し、したがって係合ハウジングに係合されたシャックルの防護を乗り越えようと意図されたピックまたはその他の工具の進入を防止するために、アンダーカット118に対してオフセットしている。これは、たとえば環状のロック部材110内の内側の側壁136から近位に延出し、環状のロック部材112の外側の傾斜壁130と交差する、破線142によって示される。
[0058] 最後に、シャックル106は、ストラップ102に取り付けられた近位の環状のロック部材114を備える。環状のロック部材114は、遠位面144、および中央の部材116の表面120から径方向上方に延出する全体的に台形のアンダーカット146を有する。アンダーカット146は、全体的に平坦な外側の壁148、および丸みを付けられた進入点152を有する内側の壁150、および内側に傾斜した基礎壁156を備える。アンダーカット146は、その基部158において閉じられている。ロック部材110と112の間の間隔がFFFで示され、ロック部材112と114の間の間隔がBBBで示される。
[0059] 図9では、ボアまたは通路160が破線で示された係合ハウジング104が示されている。ハウジング内のピン162Aを表すために、係合ハウジングの一部分がこの図で切除されている(ピン162Bが図の明瞭さを向上させるために取り去られている)。ピン162Aは、ピン38Aおよび38Bのテーパの付いたノーズ42に全体的に一致するテーパの付いたノーズ164を備える。ピン162Aの基部166は、環状のロック部材112のスパー126に全体的に一致する後方に突出するピンのスパー168を備える。ピンは、長さCCCおよび幅DDDを有する。図1〜7の本発明の実施形態の場合と同様に、ピンの長さCCCは環状の部材112と114の間の間隔BBBよりも長くなければならず、ピンの幅DDDは、係合部材104が緩んで機能するおそれがある可能性を最小限に抑えるために全体的に台形のアンダーカット118の出口開口EEEに実質的に等しいことが好ましい。しかし、図示された実施形態では、環状の部材112と114の全体的に台形の開口のオフセット、ならびにスパー126と168の係合によって、この実施形態において重要なロック機能が得られるので、環状の部材110と112の間の間隔FFFは、環状の部材112と114の間の間隔BBBより大きいことに留意されたい。
[0060] 次に図10に注目すると、シャックル106の遠位端が係合ハウジング104内にロックされて示されている。係合ハウジング内にロックされたシャックルの一部分が、ハウジングの表面の下にあるので、この図では破線で示されている。この図から明らかなように、シャックルが最初にハウジングに挿入された場合、ピン162Aは、(ピン162Bが、シャックルの反対側にある同様のアンダーカットと整列して)真っ直ぐなアンダーカット132と整列され、アンダーカットは、シャックルが係合ハウジング内に進められると、ピンを通過して移動する。アンダーカットが環状のロック部材110と環状のロック部材112の間の間隔FFF内にピンを配置するためにピンを通過して移動されると、ピンのノーズ164がアンダーカット118の外側の傾斜壁130に接触し、ピンがアンダーカット118の近位端に到達するまでピンに沿って傾斜壁が移動されるので、シャックルが回転する。この点では、進むシャックルは、ピン162Aをアンダーカット118から出現させ、環状のロック部材112と環状のロック部材114の間の間隔BBBを通って移動する。シャックルが移動し続けることにより、シャックルが係合部材内にさらに移動したとき、傾斜した基礎壁156がピンに係合し、シャックルを反対方向に跳ね返らせまたは回転させるまで、ピンのノーズ164を近位の環状のロック部材114のアンダーカット146に進入させる。環状のロック部材112の近位端124がピンを越え、ピンの基部のスパー168も環状の部材112のスパー126を越えたとき、図示されるように、回転によってスパー126および168が相互にかみ合って、シャックルが係合ハウジング内に不可逆的にロックされる。したがって、アンダーカットを通してピンを戻すように係合ハウジングをどのように捩じろうとしても、スパー126と168の間の係合によって阻止され、係合ハウジングからシャックルを力ずくでどのように引き出そうとしても、ピンの基部166とロック部材112の近位端との間の係合によって阻止され、ピックまたは任意の工具が係合ハウジング内に入るようにどのように努力しても、入口ロック部材110、およびアンダーカット118、132、146の間のオフセット(したがって明らかな見通し線がないこと)によって防止される。
[0061] 図11および12は、図7〜10の実施形態の改良を示す、本発明のユニット式セキュリティシール200の別の実施形態の遠位端の部分立面図である。図11および12の実施形態は、以下により詳細に論じられるように、3つの環状のロック部材222、242、および266、ならびに任意選択の遠位のプラグ204を備える。セキュリティシール200は、シャックル部分の両側の平坦な面202Aおよび202B(図示されない)を有するシャックル部分201も備える。シャックル部分201は、任意選択の矩形の切込み205を有する平坦なストラップ203に接合されて、過度の力がストラップに加えられた場合に、その切込みの角とストラップの縁との間のストラップの狭くなった領域においてのストラップの破断を確実にする。切込みがない場合でも、過度の力が加えられた場合に、ストラップが破断するように(厚さ、幅、材料等の点で)設計されることが好ましい。
[0062] ストラップ203は、図11および12の縁を越えて、図1〜6の実施形態の係合ハウジング24、または図7〜10の係合ハウジング104のような係合ハウジング207を備えるセキュリティシールの近位端に延出する。その基部または後方縁にスパー262を有する正反対に配置されたピン162Aおよび162Bを備える係合ハウジング207の部分底部斜視図が図13に示される。本発明の前述の実施形態のように、セキュリティシールは図2〜3のフラグ表面26Aおよび26Bのような表面を備えるフラグも備えることができる。
[0063] セキュリティシール200は、その遠位端に、係合スロット206Aを有する任意選択の球面プラグ204を備え、この係合スロット206Aは、シャックル部分の長手方向軸と全体的に整列する球面プラグの直径を横切って延出する。プラグは図示された実施形態では球面であるが、図14に関連して以下に説明されるように、工具によってプラグをどのように捕捉しようとすることも防止するのを助ける、上面が全体的にドーム様の表面を表す限り、それはその他の形状であってもよい。実質的に同一の係合スロット206B(図示されない)が、球面プラグの反対の表面に係合スロット206Aの正反対に配置される。係合スロット206Aおよび206Bのフロア208が、全体的に平坦であり、シャックル部分201のそれぞれの平坦な面202Aおよび202Bと同一平面上にある。図示されるように、球面プラグ204がネック部材214によってシャックル部分201の遠位端に取り付けられることが好ましいが、そのようなネック部材は必ずしも含まれる必要がない。好ましい一実施形態では、ネック部材は存在し、プラグを押しのけることによってプラグを避けようとすることにより、プラグが破断し、シールに改竄の表示を与えるように脆性の大きいリンクになる。
[0064] 係合スロット206A(およびその対応する係合スロット206B)は、係合スロットへの入口216Aに任意選択の入口斜面218および219を備える。斜面218および219は、セキュリティシールの遠位端が係合ハウジング内に進められたとき係合スロット内にピン162Aおよび162Bを誘導するのを助ける。係合スロットは、側面220および221を有し、同様に、以下により詳細に説明されるようにシャックルの遠位端が係合ハウジング内のピンを越えて妨害されずに移動するのを促進するために、図示されるように、係合スロットの近位端に出口斜面223を備えることができる。
[0065] 球面プラグ204から近位に移動すると、次にシャックル部分の最も遠位のロック部材222に対面する。ロック部材222は、真っ直ぐな円筒形の外側の輪郭を有する部分226内に移行する丸くなったノーズ部分またはドーム224を有する。外側のロック部材は実質的に同じ外側の輪郭を有する。円筒形部分226(およびその他のロック部材の円筒形部分)の外側の輪郭は、好ましくは、係合ハウジングのボア209内で緊密であるが摺動可能な嵌めを達成するように寸法を決められている。第1のロック部材の表面の部分は、図示されるようにフロア229Aを有するアンダーカット228A内に形成される。本発明の好ましい一実施形態では、フロア229Aはロックハウジングピンに関する間隙を提供するためにシャックルの平坦な面202Aと同一平面になるが、以下に詳細に示されるように、次にピン162Aとバリア壁252の間の適切な係合を確実にするためにロック部材への入口245に段233を形成するために厚みを付けられる。同一のアンダーカット228Bおよび段が、アンダーカット228Aに対してほぼ正反対に位置するロック部材の下側に配置される。
[0066] ロック部材222内のアンダーカットは、シャックル部分の長手方向軸に全体的に平行な第1の全体的に平坦な壁230を有するが、アンダーカットの遠位端に丸みを付けられた角231を有することができる。平坦な壁230は、スロット206Aの対応する最も広い近位の点と整列し、その点は図示された実施形態では、傾斜220の近位端に一致することも好ましい。全体的に対向する平坦な壁230であるアンダーカット228Aの第2の壁234は、シールが閉じ、ロックされたときに、係合ハウジング内の係合ピンを越えてシャックルの遠位端の弾力性のある動きを促進する際に狭窄部として機能するために、図示されるように形状が不規則である。第2の壁234は、係合スロット206Aの壁221と整列する入口部分235を有する。壁234は、移行点236まで緩やかに内側に(平坦な壁230に向かって)テーパを付けられ、その移行点236において、シャックルが係合ハウジング内のピンを越えて移動するときに適切な間隙を確実にするために、壁234が外側に傾斜した区域238に移行する。
[0067] セキュリティシールの近位端に向かって進むと、次に間隔240(図8の間隔FFFに対応する)に対面し、それに続いて中間の環状のロック部材242に対面する。中間のロック部材は、シャックル部分の長手方向軸に沿った入口245および出口247を有するアンダーカット244を備える。アンダーカットはフロア249を有する。アンダーカット244は、シャックル部分の長手方向軸に全体的に平行であり、かつアンダーカット228Aの最も広い対応する近位部分と全体的に整列する第1の平坦な壁246から延出する。さらに、第2の環状のロック部材242の遠位端は、250で示されるように丸みを付けられていることが好ましい。
[0068] 中間のアンダーカット244は、セキュリティシールの残りの部分と一体であり、その部分と同じ材料から形成された、直立する脆性の大きいバリア壁252の形の脆性の大きい部材を備える。脆性の大きいバリア壁252は、対向する側面254Aおよび254Bを有し、その上縁は、通路の縁と干渉することなく係合ハウジングを通過できるように、環状のロック部材242の外側の輪郭258に一致する形状にされる。好ましくは、側面254Bは、ピンを越えてアンダーカットの狭窄部を通すのを助けるためにわずかに湾曲される。近位に向けられたスパー260は、バリア壁252の近位端に配置されている。
[0069] 直立するバリア壁は、好ましくは、アンダーカットの出口に狭くなった通路を形成するために、シャックルの長手方向軸に対して約10°から20°の角度でアンダーカットの入口から下方に傾斜する。さらに好ましくは、バリア壁は、シャックルの長手方向軸に対して約15°の角度でアンダーカットの入口から下方に傾斜する。また、好ましくは、ピン162Aおよび162Bは、狭くなった通路の幅に実質的に等しい所定の幅のものである。
[0070] セキュリティシール200の動作においては、脆性の大きい壁252の表面254Bは、前述の実施形態におけるスパー126に対応する壁のスパー260を有する、図8に示された本発明の実施形態のアンダーカット118の外側の傾斜壁130に全体的に対応する。壁のスパー260は、ピンの基部のスパー262と相互にかみ合わせ(図13)、図7〜10のセキュリティシールの実施形態に関して前述したような係合ハウジング内のシャックルを不可逆的にロックする。しかし、ロックされた、または係合されたシャックルを係合ハウジングから除去するために、それに十分な力が加えられると、脆性の大きい壁252は、以下に図16A〜16Fに示されるように、アンダーカット244から断裂する。より好ましくない状態では、壁は少なくとも歪んで曲がり、シールの再挿入および再ロックを防止するために、十分に曲がった状態のままになる。次いで、係合ハウジングを通ってシャックル部材を戻して押すことによってセキュリティシールが再び閉じられると、脆性の大きい壁がない(または非係合状態で曲がる)のでロックしない。これにより、セキュリティシールが破られた表示が提供される。
[0071] シャックルが係合ハウジングから押し出された場合に、脆性の大きいバリア部材が望みに応じてせん断することを確実にするために、ユニット式セキュリティシールの材料は、適切な引張特性、および破断伸び特性を有することが好ましい。たとえば、少なくとも約300,000psiの曲げ弾性率、および73°において約50%から80%、好ましくは約75%の破断伸びを有する材料が現在のところ好ましい。シールを作成する際に使用できる1つの材料に、Delrin 500Tの商標でDuPont社によって販売されているポリアセタールがある。
[0072] 引き続き近位方向に進むと、次にベルト間隔264に対面し、それに続いて図8〜10の実施形態のアンダーカット118と同様のアンダーカット267を有する近位のロック部材266に対面する。好ましくは、ピン162Aおよび162Bは、所定の長さを有し、中間のロック部材と近位のロック部材の間の間隔264は、ピンの所定の長さより短くなっている。
[0073] したがって、本発明の本実施形態に関する係合プロセスは、図7〜10の実施形態に関して上述したことに全体的に類似し、脆性の大きいバリア壁252の側面254Bが、アンダーカット118の外側の傾斜壁130と同じ様式で機能し、外側の傾斜壁130に関して上でより詳細に説明したように、壁252がピンに沿って移動すると、シャックルを跳ね返らせる。
[0074] 次いで図14を参照すると、図11および図12のセキュリティシールのシャックルの遠位端が(ピン162Aおよび162Bなしで)セキュリティシールの係合ハウジング207内に配置されている立面図が示されており、ハウジング207が切り開かれて、シャックル部分の遠位端が示されている。この図で確認できるように、ドーム型のノーズ部分256が係合ハウジングのボア209への進入を阻止する。ドーム型ノーズ部分は、この図で係合ハウジングの上縁284に隣接して配置されて示されるが、ノーズ部分が上縁から間隔を置いて配置されたとしても、係合ハウジングからシャックルをどのようにして押し戻すことも防止するのを助ける。これは第1に、ドーム型ノーズ部分により、シャックルをハウジングから出すために係合ハウジングの通路のボア209内に工具を通過させることが、不可能ではないにしても、非常に困難になるからである。第2に、丸くなったノーズ部分の丸くなった露出表面により、シャックルを係合ハウジングのボアから押し戻すためにネジまわし268などの工具によって捕捉するのが非常に困難になるからである。したがって、この図では、ネジまわし264が、丸くなったノーズ部分の表面をかすめて離れ、それによってシャックルを係合ハウジングから押し戻そうとするのを防止するところが示されている。また、ノーズ部分256がなくても、ロック部材のドーム表面によって工具による捕捉が困難になるようにして、ロック部材222のドーム224がハウジングから突出するようにシールを構成することができる。
[0075] さらに、シャックルを係合ハウジングのボアから押し戻すことが可能であっても、図16A〜16Fに関して以下に説明するように、これによってセキュリティシールのロックするフィーチャが破壊される。シールされた容器またはその他の品目が改竄されていないことを示すためにセキュリティシールが使用される場合、これによって破られたシールが不正に再利用できないことが確実になる。
[0076] 図15は、図11および12に示された本発明の別のセキュリティシールの実施形態を示しており、この実施形態は、ドーム型ノーズ部分256に代わって、環状のロック部材222、242、および266の外側の輪郭268を越えて突出する弾力性を有するウイング272および274を有する矢部材270が使用されている。矢部材270は、脆性の大きいリンク276によってシャックル部分201の遠位端に接合されている。
[0077] したがって、本発明によるセキュリティシールの遠位端が係合ハウジング内の通路に押し込まれた場合に、矢部材270のウイング272および274が内側に圧縮され通路の底部から出現し、全体的にそのもとの形状に戻って、それによりウイングの下側面280および282が係合ハウジングの上縁284(図14)に係合する。シャックルを係合ハウジングから押し戻そうとした場合に、ウイングの下側面が係合ハウジングの上縁の上に引っ掛かり、脆性の大きいリンク276の破壊点に達したときに脆性の大きいリンクが破断する。次いで、シャックルが係合ハウジングに再挿入された場合に、当然ではあるが矢部材がなくなっていて、セキュリティシールが改竄されたことの視覚的な表示を提供する。
[0078] 次に図16Aに注目すると、拡大されたシャックル部分201が示され、係合ハウジングの大部分が取り去られ、ピン162Aのスパー262がハウジングの脆性の大きいバリア壁252のスパー260と相互にかみ合っている。次に、シャックルの遠位端に力が方向「F」に加えられると、脆性の大きいバリア壁252がアンダーカット228Aのフロア224Aから断裂し始め、図16Bから16Eに示されるように、脆性の大きい部材がアンダーカットのフロアから破壊されるまで続き、図16Fに示されるように離脱する。脆性の大きい部材がなくなると、セキュリティシールのロック機能が破壊されシールが改竄されたことを表示する。シールが再び取り付けられた場合、ハウジングからシャックルを除去するために方向「F」に軽い圧力を単に加えることで、破れたことが容易に再確認でき、脆性の大きいバリア壁によって供給されるロック機能がないことが確認される。
[0079] 本明細書に記載された、公報、特許出願、および特許を含む全ての参考文献は、各参考文献を本明細書に参照によって援用するために個別かつ具体的に示され、完全に明記されるのと同じ範囲に、参照によって本明細書に援用される。
[0080] 本発明を説明する文脈において、用語「a」、「an」、および「the」ならびに同様の照応(特に添付の特許請求の範囲の文脈において)の使用は、本明細書に特に示さない限り、または文脈によって明らかに否定されない限り、単数および複数の両方を含むと解釈されるべきである。本明細書の値の範囲の列挙は、本明細書に特に示さない限り、範囲内に収まるそれぞれ個別の値に対して個別に参照する簡潔な方法としての役割を果たすことを意図するだけであり、それぞれ個別の値は、あたかも本明細書に個別に列挙されているかのように本明細書に援用される。本明細書に説明された全ての方法は、本明細書に特に示さない限り、または文脈によって明らかに否定されない限り、任意の適切な順で行うことができる。本明細書に与えられる任意および全ての例、または例示の言語(たとえば「など」)の使用は、本発明をよりよく明示するためだけに意図され、特許請求の範囲に特に示さない限り、本発明の範囲の限定を提起しない。明細書内の言語は1つとして、本発明の実施に必須である、特許請求の範囲に記載されない任意の要素を示すと解釈すべきではない。
[0081] 本発明の好ましい実施形態は、本発明を実施するために発明者らに既知のベストモードを含み、本明細書に記載される。図示された実施形態は例示のためだけのものであり、本発明の範囲を限定すると解釈すべきではないことを理解されたい。

Claims (24)

  1. シャックルと、
    前記シャックルを受けるための通路を有する係合ハウジングと、
    前記シャックルに沿って配置された少なくとも遠位、中間、近位の部材であって、前記各部材の表面からアンダーカットフロアへ延出する少なくとも1つのアンダーカットを有し、前記遠位及び中間の部材の前記アンダーカットが全体的に前記シャックルの長手方向軸に沿って入口および出口を有し、前記近位の部材の前記アンダーカットが全体的に前記シャックルの長手方向軸に沿って入口を有する、遠位、中間、近位の部材と、
    前記シャックルの前記遠位及び中間の部材が前記通路を通過するときに前記アンダーカット内に延出するように向けられた前記係合ハウジングの前記通路内の少なくとも1つのピンと、を備え、
    前記中間の部材の前記アンダーカットが、脆性の大きい部材を断裂するために十分な力が加えられるまで、前記係合ハウジングから前記シャックルが除去されることに抵抗するように、前記ピンに係合するために入口と出口の間に配置された脆性の大きい部材を有する、
    ユニット式セキュリティシール。
  2. 前記脆性の大きい部材が、前記中間の部材の前記アンダーカットの前記フロアから突出する直立壁である、
    請求項1に記載のユニット式セキュリティシール。
  3. 前記直立壁が、前記アンダーカットの前記出口に狭くなった通路を形成するために、前記シャックルの前記長手方向軸に対して約10°から20°の角度で前記アンダーカットの前記入口から傾斜する、
    請求項2に記載のユニット式セキュリティシール。
  4. 前記ピンが、前記狭くなった通路の幅に等しい所定の幅を有する、
    請求項3に記載のユニット式セキュリティシール。
  5. 前記直立壁が近位縁を有し、前記ピンが後方縁を有し、
    前記脆性の大きい部材を断裂させるために十分な力が加えられるまで、前記係合ハウジングから前記シャックルが除去されることに抵抗するように、前記壁の前記近位縁が前記ピンの前記後方縁に係合する、
    請求項2に記載のユニット式セキュリティシール。
  6. 壁のスパーが前記壁の前記近位端に配置され、基部のスパーが前記ピンの前記後方縁に配置され、
    前記係合ハウジングから前記シャックルが除去されること及び前記係合ハウジングに対して前記シャックルが回転することに抵抗するように、前記壁のスパーが前記ピンの基部のスパーと相互にかみ合う、
    請求項5に記載のユニット式セキュリティシール。
  7. 前記ピンが、前記シャックルの長手方向軸に沿って所定の長さを有し、
    前記遠位、中間、近位の部材間の間隔が、前記ピンの前記所定の長さよりも短くなっている、
    請求項に記載のユニット式セキュリティシール。
  8. 前記遠位、中間、近位の部材のアンダーカットが、互いにオフセットしている、
    請求項1に記載のユニット式セキュリティシール。
  9. 前記遠位、中間、近位の各部材が、一対の全体的に正反対に位置するアンダーカットを有し、
    少なくとも一対の対向するピンが、前記係合ハウジングの前記通路内に配置されるとともに、前記正反対に位置するアンダーカットに係合するように向けられた、
    請求項1に記載のユニット式セキュリティシール。
  10. 前記シャックルが、前記中間の部材の前記アンダーカットの入口に増加する段を形成するために、少なくとも2つの対向する全体的に平坦な面を備える中央の部材を有する、
    請求項に記載のユニット式セキュリティシール。
  11. 前記シャックルを前記係合ハウジングから除去しようとする際に十分な力が加えられた場合に、前記脆性の大きい部材が断裂または歪んで曲がる、
    請求項1に記載のユニット式セキュリティシール。
  12. 少なくとも1つのラベルを貼る面または連番を振る面を備える、
    請求項1に記載のユニット式セキュリティシール。
  13. シャックルと、
    前記シャックルを受けるための通路を有する係合ハウジングと、
    前記シャックルに沿って互いに間隔を置いて配置された少なくとも遠位、中間、近位の部材であって、前記各部材の表面からアンダーカットフロアへ延出する少なくとも1つのアンダーカットを有し、前記遠位及び中間の部材の前記アンダーカットがそれぞれ、全体的に前記シャックルの長手方向軸に沿って入口および出口を有する、遠位、中間、近位の部材と、
    前記シャックルが前記通路を通過するときに、前記遠位及び中間の部材の前記アンダーカット内に延出するように向けられたノーズ部分を有する、前記係合ハウジングの通路内に配置された少なくとも1つのピンと、を備え、
    前記中間の部材の前記アンダーカットが、前記アンダーカットの前記出口に狭くなった通路を形成するために、前記シャックルの前記長手方向軸に対して約10°から20°の角度で前記中間の部材の入口と出口の間に延出する脆性の大きい直立壁を有し、前記シャックルが前記係合ハウジング内に進められるとき、前記シャックルを前記ピンを通過して案内し、前記脆性の大きいを断裂させるために十分な力が加えられるまで前記係合ハウジングから前記シャックルが除去されることに抵抗するように、前記脆性の大きいが配置される、
    ユニット式セキュリティシール。
  14. 前記脆性の大きい直立壁が、前記アンダーカットの前記出口に狭くなった通路を形成するために、前記シャックルの前記長手方向軸に対して約15°の角度で前記アンダーカットの前記入口から傾斜する、
    請求項13に記載のユニット式セキュリティシール。
  15. 前記脆性の大きい直立壁が、壁のスパーを具備する近位端を有し、
    前記ピンが、基部のスパーを具備する後方縁を有し、
    前記係合ハウジングから前記シャックルが除去されることに抵抗するように、前記壁のスパーが前記ピンの基部のスパーと相互にかみ合う、
    請求項13に記載のユニット式セキュリティシール。
  16. 前記ピンが、前記シャックルの長手方向軸に沿って所定の長さを有し、
    前記遠位、中間、近位の部材間の間隔が、前記ピンの所定の長さよりも短くなっている、
    請求項13に記載のユニット式セキュリティシール。
  17. シャックルと、
    前記シャックルを受けるための通路を有する係合ハウジングと、
    前記シャックルに沿って間隔を置いて配置された少なくとも近位、中間、遠位の部と、
    前記シャックルの前記遠位端にあ前記係合ハウジングの通路へのアクセスを阻止するように寸法を決められたプラグと、を備え、
    前記プラグが、全体的に前記シャックルの長手方向軸に沿って前記プラグを横切って延出するフロアを有する係合スロットを有し、
    前記近位、中間、遠位の部材のそれぞれが、前記部材の外側表面においてアンダーカットフロアへと延出する少なくとも1つのアンダーカット開口を有し、前記部材の前記対応するフロアが、前記プラグの前記係合スロットと互いに連通しており、
    隣接する前記近位、中間、遠位の部材の前記アンダーカットが互いにオフセットしており、
    前記シャックルが前記通路を通過するときに、前記プラグの前記係合スロットおよび前記近位、中間、遠位の部材の前記アンダーカットに係合するように向けられた前記係合ハウジングの通路内に配置された少なくとも1つのピンを備え、
    前記中間の部材の前記アンダーカットが、脆性の大きい部材を断裂するため又は前記ピンの方に歪んで曲げるために十分な力が加えられるまで、前記係合ハウジングから前記シャックルが除去されることに抵抗するように、前記ピンに係合するための脆性の大きい部材を有する、
    ユニット式セキュリティシール。
  18. 前記プラグを前記シャックルに連結する脆性の大きいリンクを備える、
    請求項17に記載のユニット式セキュリティシール。
  19. 前記係合スロットが、前記セキュリティシールの前記遠位端が前記係合ハウジング内に進められたときに、前記係合スロット内に前記ピンを向けるのを助けるために、前記係合スロットへの前記入口に入口斜面を有する、
    請求項17に記載のユニット式セキュリティシール。
  20. 前記近位、中間、遠位の部材が、それぞれ、第1のアンダーカット開口から全体的に正反対に位置する第2のアンダーカット開口を有し、
    前記プラグが、全体的に丸くなった上面と、前記プラグの第1の係合スロットから全体的に正反対に位置する第2の係合スロットと、を有する、
    請求項17に記載のユニット式セキュリティシール。
  21. 前記アンダーカットの前記底部表面が全体的に平坦であり、
    前記中間の部材前記アンダーカットへの前記入口に増加する段がある、
    請求項17に記載のユニット式セキュリティシール。
  22. 前記プラグは、球面を有する、
    請求項17に記載のユニット式セキュリティシール。
  23. シャックルと、
    前記シャックルを受けるための円筒状通路を有する係合ハウジングと、
    前記シャックルに沿って間隔を置いて配置された少なくとも近位、中間、遠位の部材であって、前記部材が円筒状の外側輪郭を有し、前記各部材のそれぞれが、前記部材の円筒状の外側表面からアンダーカットフロアへと延出する少なくとも1つのアンダーカットを有し、前記円筒状の外側輪郭が前記係合ハウジングの前記円筒状通路内で緊密であるが摺動可能な嵌めを達成するように寸法を決められており、前記遠位及び中間の部材が全体的に前記シャックルの長手方向軸に沿って入口および出口を有する、近位、中間、遠位の部材と、
    前記遠位及び中間の部材が前記通路を通過したときに、前記アンダーカットに係合するように向けられたノーズ部分を有し、前記係合ハウジングの前記通路内に配置された少なくとも1つのピンと、
    前記中間の部材の前記アンダーカットが、前記アンダーカットの前記出口に狭くなった通路を形成するために、前記シャックルの前記長手方向軸に対して約10°から20°の角度で前記中間の部材の入口と出口の間に延出する脆性の大きい壁を有し、前記シャックルが前記係合ハウジング内に進められるとき、前記シャックルを前記ピンを通過して案内し、前記脆性の大きい壁を断裂させるため又は前記ピンの方に歪んで曲げるために十分な力が加えられるまで前記係合ハウジングから前記シャックルが除去されることに抵抗するように、前記脆性の大きい壁が配置される、
    ユニット式セキュリティシール。
  24. シャックルと、
    前記シャックルを受けるための円筒状通路を有する係合ハウジングと、
    前記シャックルに沿って間隔を置いて配置された少なくとも近位、中間、遠位の部材であって、前記部材が円筒状の外側輪郭を有し、前記各部材のそれぞれが、前記部材の円筒状の外側表面からアンダーカットフロアへと延出する少なくとも1つのアンダーカットを有し、前記円筒状の外側輪郭が前記係合ハウジングの前記円筒状通路内で緊密であるが摺動可能な嵌めを達成するように寸法を決められており、前記遠位及び中間の部材のアンダーカットが全体的に前記シャックルの長手方向軸に沿って入口および出口を有する、近位、中間、遠位の部材と、
    前記遠位及び中間の部材が前記通路を通過したときに、前記アンダーカットに係合するように向けられた前記係合ハウジングの前記通路内に配置された少なくとも1つのピンと、
    前記中間の部材の前記アンダーカットが、前記アンダーカットのフロアから突出する直立壁として形成され前記入口と出口の間に配置された、前記ピンに係合するための脆性の大きい部材を有し、前記直立壁が近位縁を有し、前記ピンが後方縁を有し、前記脆性の大きい部材を断裂させるため又は前記ピンの方に歪んで曲げるために十分な力が加えられるまで、前記係合ハウジングから前記シャックルが除去されることに抵抗するように、前記壁の前記近位縁が前記ピンの前記後方縁に係合し、
    前記壁の前記近位端に配置された壁のスパーと、前記ピンの前記後方縁に配置された基部のスパーと、を備え、前記係合ハウジングから前記シャックルが除去されること及び前記係合ハウジングに対して前記シャックルが回転することに抵抗するように、前記壁のスパーが前記基部のスパーと相互にかみ合う、
    ユニット式セキュリティシール。
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